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適度なストレス
- 2018/10/20(Sat) -
人間は生きている限り、何らかのストレスを、しかも複数のストレスを受けていると感じているはずです。
それは自分自身の内面的な部分であったり、明らかに外的なモノ、人や物事であったりします。
家族や、知人友人、同僚、近隣住民、それ以外の多くの人物からも、ストレスを受けるでしょう。
地域や国、他国、地球、宇宙の何かからも、ストレスを感じている人がいるかもしれません。

最近ある人から、「毎日ブログを続けるって、ストレスじゃないですか?」と尋ねられたので、驚きました。
いや、もちろんそれは、ストレスかもしれませんが、そう感じていない自分に驚いたのです。
いや、そうじゃなくて、たぶんストレスを感じているのでしょうけど、悪い意味のストレスじゃないのです。

肩のマッサージを受けていると、少々痛くて苦痛なんだけど気持ちいい、「イタキモ」な気分になりますね。
あれと同じです。ギリギリの痛さといいましょうか、ギリギリのストレスなのです。

高血圧の治療をしている方には、朝晩の血圧を自宅で測って、専用の手帳に記録してもらっています。
それを折れ線グラフに描いて持ってきていただければ、月に1回の診療の際に、大いに役立ちます。

もちろん、グラフ化どころか、月に1回か2回しか血圧を測らない方もいますが、まあ無理は言いません。
一方で、朝晩の血圧推移を、きちんと折れ線グラフに描いて来る方も、もちろん大勢いらっしゃいます。
なかには、1日3回以上の血圧測定を自らに課し、極めて精細なグラフに仕上げる方もいます。

いずれにせよ、血圧記録・測定にストレスを感じるのでは、高血圧治療にとっては逆効果。
どうか記録はほどほどに。大まかな経過がわかればいいので。もちろん、マニアックなグラフも歓迎しますが。

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高感度インフル検査
- 2018/10/19(Fri) -
インフルエンザがボチボチ出始めました。近隣の某中学校で流行しているとの情報もあります。
治療の前段階として、外来でインフルエンザかどうかを診断するための迅速検査法も、徐々に進化しています。

最近はとくに、発症(発熱)からの時間経過が短い方でも判定できる、高感度の検査法が広がりつつあります。
当院も遅ればせながら、高感度で判定できる新しい検査装置を購入しました。
これによって、「発熱したばかりなので明日また来てください」と言うことは、今後少なくなるはずです。
もちろん、病状や状況を考慮して、インフルエンザの可能性がある方しか、検査はしませんが。

「5秒で正確判定可能なインフルエンザ検査機器を発売」 先日、医師系サイトでこんな記事を目にしました。

大塚製薬とデンカ生研が発売した、読み取り装置「クイックナビリーダー」です。
5秒とは驚異的。これはインフルエンザ診療にパラダイムシフトを起こすのではないか、とさえ思いました。

ところが、違うのです。5分間待ってから読み取り装置に挿入したら、5秒後に表示が出るという意味でした。
装置の動作時間が5秒というだけであって、検査全体に要する時間は別です。これって誇大広告じゃないの?

新型インフル流行の頃からでしょうか、インフルエンザの検査がやや過剰で、世の中が神経質になっています。
幼稚園や学校のみならず一般企業までが、念のためのインフルエンザの検査を求めます。

これは、医療費の無駄遣いというだけにとどまりません。早すぎる検査には別の問題もあります。
陰性判定=インフルエンザではない、とのお墨付きを与えることになりかねないからです。
そのような、偽陰性問題を解消する意味でも、高感度検査装置には期待しているところです。

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開院11周年
- 2018/10/01(Mon) -
本日、つるはらクリニックは、開院11周年を迎えました。
これもひとえに、皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます(と、まずは恒例の挨拶から)。

昨年の10周年に比べると、今日は地味な記念日でしたが、やはり節目の感慨はあります。
診療上の悩みや、喜びや、苦労や、笑いや、創意工夫や、トラブルや、さまざまなことが思い出されます。

震災からはすっかり立ち直り、以前と同様の忙しさに戻ったかと思いきや、最近は少し落ち着いてきました。
夕方の診療終了時刻をある程度きちんと守るようにして以来、当然ですが受診者総数は減っています。
国が「働き方改革」を推進している昨今、当院も常識的な労働時間(=診療時間)にしなければなりません。

この1年間はとくに、多くの学会に参加しました。たぶん、勤務医時代に近い頻度で、あちこちに行きました。
ただし、それもほとんどは休診日を利用した日帰り。なので実質的な学会参加時間は長くても半日です。
学術活動というよりは、刺激を受けに行ったようなものかもしれません。いろんな意味で刺激にはなりました。

今後もときに臨時休診を作ってでも、刺激を求めて外の空気を吸いに行きますので、どうかご了承ください。

土日祝日診療は今後も続けますが、開院当初の目的は、土日に急病になった患者さんを診療することでした。
ところが最近の土日には、生活習慣病の方が目立ちます。休日に受診できるのが便利だからです。
そのようなニーズが思いのほか多くて、急病患者の診療との時間配分には、今後工夫が必要になりますね。

救急病院を受診した患者さんが、日頃の病歴を説明するために、当院の「ミニカルテ」を差し出すそうです。
これが便利らしいです。病歴が全部書いてあるから、紹介状要らず。救急担当医も驚くとか。
そのミニカルテも12年目を迎えました。このシステムのユニークさは、自分でもくろんだ以上のものでした。

何か急に目新しいことを始めるわけではありませんが、また初心にかえって、誠実な診療に臨んでまいります。
今後もこれまで同様に、温かいご支援と叱咤激励をたまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。

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サバを読む
- 2018/09/30(Sun) -
今朝はいつもよりも少し早く、台風24号の風雨が強まる前に出勤しました。
実は、電子カルテのシステムトラブルが、まだ完全には解決していないのです。

もちろん、クライアント兼用として使っていたサーバー機は、サーバー専用として独立して稼働させています。
そのため、クライアント機が一台減って5台になり、月末のレセ時期だというのに、少々困った状況です。

新しいMacを買ってサーバー専用機にするつもりでしたが、最新のOSというのは、何かとトラブるもの。
なので、いま院長室で使っているMacを、新しいサーバー(新サバ)として構築することにしました。
かわりに、院長室用には新しいMacを導入しようというハラです。

そこで今朝から、院長室のMacを電子カルテのLANにつないで、新サバの運用を試してみました。

こういう場合、Macを初期化してOSをクリーンインストールすることから始めるのが、正しいやり方です。
でも、今朝は手抜きして、サーバーのプログラムを追加インストールするだけでお茶を濁してしまいました。

このように安易に構築した、ごまかしサーバー(ごまサバ)がうまく作動するはずがありませんよね。
クライアントの挙動がどうもおかしい。一見うまういったように見えたサバが、生き腐れしていたようです。

というわけで、慌てて旧サバを蘇生して本サバとし、今日の診療を行ったのでした。
やっぱり、サバは血抜きしても手抜きせず、肝腎な部分は締めないといけませんね(しめサバ)。

(おことわり)「関サバ」をうまく挿入できませんでした。

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忘れた頃にやって来る
- 2018/09/26(Wed) -
忘れた頃にやって来るもの。それは私の場合、電子カルテのシステムトラブルですね。もう何度も書いてます。

MacやiPhoneやクラウドストレージにおける不具合なら、だいたい自分で対処できます。
Evernoteが固まっても、Facebookの挙動がおかしくても、間違えてデータを消去しても、何も慌てません。
データは二重三重に、アプリもバックアップをとっています。ウイルスチェックも繰り返しています。

しかし、電子カルテのシステムトラブルだけは、滅多に起きないのですが、起きたら肝が冷えます。
その日の診療に、重大な支障をきたす恐れがあるからであり、私一人の不便では済まないからです。

今朝7時過ぎに出勤後、電子カルテを立ち上げたところ、いままでに見たこともないアラートが出ました。
受付の端末が立ち上がりません。でも診察室は問題なし。てことは、サーバーやネットワークの問題ではない。
そうこうするうちに、診察室のMacもおかしくなった。最終的には全滅。全身から脂汗。お腹も痛くなる。

職員が出勤してきます。電子カルテのサポートセンターは9時からの営業なので、まだ電話がつながらない。
しかし9時前になると患者さんもちらほら現れる。電子カルテは使えず、診療録の記載どころか受付も不可能。

こうなったら、電子カルテのデータベースを総替えじゃあ。保存してあったバックアップで、まるっと上書き。
おそるおそる立ち上げてみると・・・なんとかなるかも。毎日バックアップしてて良かった。
9時にサポートセンターに電話したら、データベースが壊れていたようなので、私の対処法で良かったと。

どうやら、サーバー機でクライアントも兼用していたのが問題でした。過剰な負担がかかっていたようです。
Macを1台ケチったのが間違い。しょうがないので、サーバー専用機(=新しいMac)を買うことにします。
さて、どれにしようかな♪

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予約の優先順位
- 2018/09/19(Wed) -
「先行予約受付開始」なんてのがありますよね、コンサートとか、航空券とか。
特定の団体の会員が、一般向けよりも1日とか1週間ぐらい前から、予約申込みができたりするやつです。

インフルエンザワクチンの接種に、そのような優先順位を付けるわけにはいきません。みな平等が原則です。
それでも、当院おなじみの方に少しでも便宜を図るとすれば、予約開始の周知方法を工夫することでしょうか。

10月から始めるインフルエンザワクチンの接種は、じつは今日から、ネット予約の受付を始めています。

例年と同じネット予約のサイトを、今朝早く、どこにも告知・広報等せずに、ひっそりと立ち上げてみました。
接種はまだかと、当院の予約サイトをたびたびチェックしている方なら、きっと気付いてくれるはず。
当院に興味のある方だけが先行予約することができるので、「ウォッチャー特典」とでも言いましょうか。

ですが数時間様子を見ていましたが、誰一人予約を入れてきません。さすがに周知しなさすぎでしょうかね。

そこで次に、診療予約サイトのアイチケットに、インフルエンザ予約サイトへのリンクを張ってみました。
言うなれば「お得意さん特典」です。すると、わずかですが気付いてくれた方がいて、予約が入りました。

少し時間をおいて、こんどは当院のホームページのお知らせ欄にも、リンク付きで記事を出しました。
これは「ごひいき特典」というべきかもしれませんが、予約数はなかなか増えません。

本格的には明日の朝、診療予約のためにアイチケットを見た方が、予約を入れ始めるだろうと想像しています。
ならばその前にもうひとつ、「読者特典」を。というわけでこのブログを見た方は、いますぐ予約をどうぞ。

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採血の難しさ
- 2018/09/02(Sun) -
採血に失敗して、患者さんに痛くて不快な思いをさせたことが、最近ありました。
その失敗の瞬間の当方の対応にも問題があり、まことに申し訳ない出来事でした。
患者さんの言い分を聞き、謝罪し、やり直し採血にも成功し、最終的には円満解決しました。たぶん。

血管が出にくい方の採血に失敗することはしょうがないとしても、大事なのはその時の対応なんでしょうね。
好きで採血されているわけでもなく、やたら痛く、それをまた失敗されたのでは、だれでも不愉快です。

小児心臓外科の勤務医時代、手術の前に最初にする準備は、子どもにたくさんの点滴を入れることでした。
手足に点滴を2,3カ所、中心静脈にカテーテルを1,2本、さらに動脈圧監視用の管も入れる必要があります。
同時に複数の心臓外科医や麻酔科医が点滴に取りかかり、ときには小児科医にも手伝ってもらいます。

毎日毎日、赤ちゃんに点滴を何本も入れる仕事を何年も続ける中では、困難なケースに何度も出くわしました。
点滴用の特殊な留置針を、多いときは一人当たり20本も30本も使ってしまいます。
何時間トライしても点滴が入れられず、ついに手術そのものを中止・延期したことも、一度ありました。

開業して、小さな赤ちゃんに点滴を入れることは減りましたが、大きな子でも手こずる場合はあります。
また、大人の血管は赤ちゃんよりも何倍も太いはずなのに、驚くほど針が入りにくい方にも出くわします。

採血に苦労した患者さんが、「私は入りにくいからね」と笑ってくれると救われます。ありがたいことです。
そのような方にこそ、次はスパッと入れて見せたいものです。

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外来会話の骨法
- 2018/07/19(Thu) -
町田康氏が、先日の日経の文化欄に、「会話の骨法」と題した文章を書いていました。
それによると、会話には四つ(原文のまま漢数字で)の状態があるというのです。

一、主に相手が喋(しゃべ)り自分がそれを受けて相槌(あいづち)を打つ
二、主に自分が喋り相手がそれを受けて相槌を打つ
三、相手と自分が同じくらい喋って話が動いていく
四、相手も自分もほとんど喋らず話がまったく動かない

芥川賞作家に意見するのもアレですが、まだ別の状態が存在することに気づいてないか、お忘れのようです。

五、相手ばかり喋り、自分が相槌を打つスキがない
六、自分ばかり喋り、相手が相槌を打つスキを与えない
七、相手ばかり喋り、自分はただ黙りこくっている
八、自分ばかり喋り、相手はただ黙りこくっている
九、相手も自分も同じくらいに喋るが、話は噛み合わず、どんどんずれて行く

外来診療では一や三の状態が理想ですが、意外と多いのが、五のようなお喋りの好きな方ですね。
こちらも躍起になって相槌を割り込んでみるのですが、三ではなくて九の状態になりがちです。

「頭痛がね」「頭痛?」「血圧がほら」「高くて頭痛?」「それが法事の時に」「頭痛?」「足がしびれて」
てな感じだったりしますね。
どんどんずれていく会話も、私はわりと嫌いじゃない。しばらく付き合って、会話を楽しんだりしています。

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祝日診療の意義
- 2018/07/16(Mon) -
熱い3日間が終わりました。サッカーでもテニスでもなく、「土日祝」の猛暑3連勤です。
気温に比例するかのように、高熱の方がとても多かったですね。熱中症気味の方も。

休日は、その休みを堪能できれば楽しい日ですが、急病の方にとっては、やっかいなことになります。
当番医や救急病院や、当院のように休日診療を行っている医療機関を探して受診しなければなりません。

とくに祝日は、診療している医療機関が土日よりも少ないので、当院にも遠隔地から患者さんが来院されます。
今日も菊陽・大津・益城・菊池から来院されました。時には山鹿や南小国や高森の方も来られます。

私の休日は、火曜日と金曜日。あとは年末年始とお盆休み。
学会休みも時々加わりますが、年間を通してもわずかな日数。祝日の数に比べたら微々たるものです。

「代診」って方法もありますが、開業して11年弱、別の医師に当院の診療を任せたことはありません。
当院の電子カルテの操作やミニカルテの作製等を、誰か他人に教えることを考えただけで、気が重くなります。

今後は、学会休みその他が少し増えるかもしれませんが、それは私のささやかなリフレッシュでもあります。
なるべく平日に休みますので、ご了承願います。

土日は診療したとしても、祝日ぐらい休めばいいのに、というご意見もときどき頂戴します。
でも、開いてる病院が少ないからこそ私は土日診療をするわけで、祝日に休診するのは趣旨に反するのです。

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ドアノブコメント
- 2018/07/10(Tue) -
帰り際に、ドアノブに手を掛けながらやっと口にした言葉のことを、「ドアノブコメント」と言ったりします。
なかなか言い出せなかった、その人の本音が語られることがあります。

診察室で遭遇する患者さんのドアノブコメントには、3種類あります。
(1)言おうかどうしようか、迷った末のひと言(狭義のドアノブコメント)
(2)うっかり言い忘れていたこと(単に、思い出しただけ)
(3)取るに足らないこと(雑談)

もしも(1)の場合には、本音・本心を聞き逃さず、さらに掘り下げて聞いてあげることが大切です。
しかしいちばん多いのは(2)です。「あ、そうそう、湿布もお願いしますね」などと。
帰り際の世間話(3)も、患者さんとのコミュニケーションという意味では大事。でも手短に願います。

診察終了後の会計待ちの患者さんに、もう一度、声を掛けて何かアドバイスすることができればベストです。
なかなか時間がなくて難しいですが、こちらが言いそびれたことを、伝えず仕舞いにしないことは大事。

診察室での会話で伝える内容には限界があるので、開院当初から導入しているのが「ミニカルテ」です。
電子カルテの内容(問診・診察・検査・処置・処方等)に加えて、私からのコメントを記入しています。
コメントには、診断やその根拠、今後の見通しや注意点など、診察室で私が話した内容を記載しています。

それに加えて、診察室で伝えそびれたことをミニカルテに書き加えておくことも、しばしばあります。
その意味では、私のドアノブコメントのような使い方です。ちゃんと読んでいただければ良いのですが。

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医療画像管理ソフト
- 2018/07/07(Sat) -
胸部X線検査や超音波検査などの画像を、当院では「OsiriX」というMacのソフトで管理しています。
院内LANを経由して、それぞれの検査装置から「DICOM」という規格のデータがOsiriXに転送されてきます。

ご存じの方なら「ふーん」でしょうけど、知らない人が冒頭の文章をどのように黙読したか、気になります。
OsiriXは「オザイリクス」で、DICOMは「ダイコム」です。
とくに前者。私は開業前から知ってるソフトでしたが、ずっと「オシリックス」と読んでました。
「お尻」を連想するので、少々気恥ずかしい名称でした(そう思うのはたぶん、私だけでしょうけど)。

高度な画像処理が無料のソフトでできるのはすばらしいことですが、私が使っている機能はわずか。
レントゲンやエコーの画像を、診察室で患者さんに見せながら説明し、保存する、それだけ。機能の持ち腐れ。

各種の医療画像データと、その他の血液検査などのデータが全部、電子カルテに紐付けられたら理想的です。
たぶん、もうできてるとは思いますが、少なくともそれは、Windowsベースのシステムでしょう。

OsiriXといいMacといい、使いやすくてセンスの良いシステムが、どうしていまだに少数派なんでしょうね。

一般にはほとんど知られていない「OsiriX」の名前が、最近ときどきネットに出てくるので驚きます。
よく見たら「Oisix(おいしっくす)」でした。紛らわしい。

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子どもの病状と父親
- 2018/07/02(Mon) -
お子さんの受診を予約するために、父親が電話をかけてきた場合の問題点については、以前書きました。
しかしそれだけではなく、父親がひとりでお子さんを連れて来院したときにも、しばしば要領を得ません。

私「昨日まで熱は出てなかったですか?」
父「どう・・・ですかね」(私に訊かれてもねぇ)

私「夜中にも咳が出てましたか?」
父「出てなかったと思います」(たぶん、父親は爆睡してた)

私「では、風邪薬出しときます」
父「奥さんが、解熱剤をもらって来いと言ってました」(父親に主体性なし)

外国人の方で、日本語も英語もわからない方が時々、お子さんを連れて来られます。
日本語のわかる母親が書いた日本語のメモを持って、日本語のわからない父親が来るケースもあります。
病状経過はそのメモを見ればわかるのですが、それ以上の情報を得ようと質問しても、答えは得られません。
メモはまったく一方通行。診療の際はぜひ、日本語のわかる方がお子さんを連れてきてほしいものです。

実は、日本人のお父さんにも、奥さんが書いた病状メモを持って、子どもを連れてくる方がいます。
しかも、お子さんの病状の情報源はメモだけで、お父さんはただのアッシー君だったりすることがあります。
いやもちろん、そんな父親は少数派。ちゃんとしたお父さんも多いことを、誤解なきよう申し添えておきます。

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宅配便と休診日
- 2018/06/20(Wed) -
火曜と金曜の休診日には、敷地の入り口にチェーンを半分張り、車が出入りできない雰囲気にしています。
私が雑務で休日出勤していても、車はガレージ(物置のでかいやつ)の中に入れており、外からは見えません。
休診日の当院の敷地内には車も人気もなく、閑散とした雰囲気なわけです。

なので宅配便の方が休診日に配達に来ると、かつては不在連絡票を入れて立ち去ってしまいました。
私があとでドライバーに電話するとたいてい、「今日はお休みのようでしたので」という返答です。

「休診日でも院内にいることがあるので、ダメ元でチャイムを押してみてください」と私。
それ以来、休診日に荷物を受け取れる機会が増えました。再配達も減り、運送業者にも良かったでしょう。

ところが先日は、その逆のことが起きました。日曜日(←診療日)に受け取る予定の荷物が、届かない。
診療終了後に、配送業者のサイトで検索すると、あろうことか「お休みなので持ち帰りました」とある。

なに言ってんの。こっちは朝から夜までず〜っと、診療してたのに。駐車場には車が何台も停まってたのに。
すぐに配達担当ドライバーに電話すると、「日曜なのでお休みかと思っていました」だと。

荷物の宛先がクリニックなので日曜は休みだろうとタカをくくり、配達にすら来ていなかったというのです。

ドライバーの方は平謝り。私がもう帰宅すると言うと、ではご自宅の方に今日中に再配達しますとの返事。
その夜、22時頃に配達に来られました。ほかの配達で忙しくて、遅くなったそうです。
いえいえこちらこそ、申し訳なかったですね。私のわがままで、余計な残業をさせてしまいました。
宅配業界がブラックであることが問題になっていますが、私のような顧客が原因の一端なのでしょうね。反省。

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5連休に突入
- 2018/05/28(Mon) -
今日から金曜日まで、当院は5連休です。地域の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
年末年始を除いて、4日以上連続で休診するのは、開院して11年目にして2度目のことです。

前回は、2014年の4/28(月)から5/2(金)までの5連休。大型連休中であり、途中に祝日を挟みました。
今回は、5/28(月)から6/1(金)までの5連休。途中に祝日なし。全部、平日。

この連休をモチベーションとして、今年の大型連休(4/28〜5/6)は全部、診療しました。
厳密に言えば、5/4の「みどりの日」は休診しましたが、これは5/4が金曜日だったからです。
当院では祝日診療を謳っていますが、火曜・金曜の休診の方が祝日診療よりも優先なのです。
ちなみに開院当初は火曜・金曜の休診よりも祝日診療を優先させていたので、とてもつらい週がありました。

このたびの大型連休では、土日祝日が全部で7日ありましたが、当院が休診したのは5/4(金)の1日だけです。
考え方としては、次の2点。
(1)日曜祝日はなるべく休まない(地域の他の医療機関の多くが休診しているので)
(2)臨時休診するなら平日(地域の他の医療機関の多くは診療をしているので)

はい、前振りはここまで(ていうか、すでに長い)。
「アラ還」の私や、ずっと休日診療を支えてくれているスタッフが、リフレッシュするための5連休なのです。
その理屈で言えば、今後年々休診日が増えるかもしれませんが、その点もあらかじめご容赦願います。

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当院ではしか騒ぎ?
- 2018/05/24(Thu) -
本日午後、高熱でぐったりした成人が来院されました。
聴診しようと服をまくると、麻疹(はしか)かと思うような発疹が、びっしりと出ていました。

カタル症状に乏しく、熱型も典型的でなく、旅行歴もない方でした。普通に考えたら、麻疹ではありません。
しかしその強烈な発疹を見て麻疹を否定する自信がなかったので、すぐ基幹病院に行ってもらいました。

この方を自宅に帰した場合、もしも麻疹だったら熊本での麻疹流行の引き金になると考えたからです。
感染拡大を防ぐためには、「疑わしきは隔離」で臨むのが正しいはず。こういう場合は慎重第一です。

しばらくして、どうやら麻疹ではなさそうだという連絡を病院からいただき、ほっと胸をなでおろしました。
結果的に、麻疹じゃないのに麻疹を疑うという誤診ではありましたが、その逆の誤診よりはマシでしょう。

高熱患者に対する当院の通常の対処法に準じて、今日の患者さんも裏口から直接隔離室に入れました。
診察後には再び裏口から駐車場に出ていただきました。そのまま自家用車で病院に行ってもらいました。
先方の病院に着いたら駐車場の車内で待機して、病院医師の指示に従うように、念押ししておきました。

ところが、麻疹を疑う患者がいたので病院に行ってもらったと保健所に連絡したら、その返事がこうでした。
「患者さんを移動させたのは、まずかったですね」

麻疹の拡散を危惧する気持ちはわかりますが、こちらの言い分も聞かず、第一声が「まずい」とはどうなの。
まあ当院と同様に、熊本の保健所も麻疹流行は未経験。きっとピリピリしているのでしょう。

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休日当番医の診療時間
- 2018/04/30(Mon) -
本日は、久しぶりに「休日当番医」でした。
この気候の良い時期の、大型連休真っただ中というのに、高熱の方がおおぜい押し寄せてきました。

すでに終息したと思っていたインフルエンザも、なぜかこの数日は来院者が出ています。
当院近隣の某高校や中学や幼稚園・保育園では、今現在インフルエンザが流行しているとのこと。驚きます。
そのほかに今多いのは、溶連菌感染とアデノウイルス感染です。今日も多かった。

休日当番医というのは、急病患者が受診するところだと私は思っているのですが、必ずしもそうじゃない。
血圧の薬が切れた人などが、休日当番医=休日に薬を処方してくれる当番医者、という認識で来院されます。
他院を定期的に受診している方が、薬の処方だけの目的で当院に来られることがあります。
まして、そのかかりつけ医の定期処方薬を今日から変えて欲しいという方もいて、困惑してしまいます。

休日当番医の診療時間は、朝9時から夕方5時まで、ということになっていますが、そう簡単にはいきません。
私は日頃から、困っている患者さんをむげに断ることができない性格なのです。
とくに当番医のときには、自分が診療を拒めば患者さんはとても困ったことになる、と考えてしまいます。

なので今日も、予約が途切れるまで診療を受け付けたところ、診療が終わったのは21時でした。
さいわいなことに、当院のスタッフはだれひとり不平不満を言わず、夜遅くまで仕事をしてくれました。
隣の門前薬局も、完璧な仕事を最後までしてくれました。

しかし、患者のためという名目で職員たちに長時間労働や残業を強いるのは、例外的であるべきです。
休日当番医の日以外では、ある程度杓子定規に、診療を打ち切ることも必要だと、いつも思っています。
思っていますが、どうしても超過気味に診療しているのが現状。スタッフにはいつも、心から感謝しています。

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内科と外科
- 2018/03/25(Sun) -
「神経内科」という診療科の呼び方が、「脳神経内科」に変わるそうです。
「心療内科」や「精神科」と混同されるのを防ぐためなどの目的で、日本神経学会が決定したようです。
これで混同が防げるのかどうかはわかりませんが、内科と外科の対比がわかり易くはなりました。

「脳神経内科」vs.「脳神経外科」
同じ脳神経系の疾患・病態に対して、前者は内科的に、後者は外科的にアプローチする。その対比は明瞭です。

「内科」vs.「外科」
まず論ずるべきは、これ。体を内部から治す薬と、外から手を加える手術、その違いを内と外で表現したのか。
でも「心臓を手術した」という方には循環器内科でカテーテル治療を受けた方もいて、内外の境界は曖昧です。
それに、言っときますけど、外科医だって、薬を使うんですよ。

「循環器内科」vs.「心臓外科(または心臓血管外科)」
次元のずれた対比として、私も昔から気になってます。
大学などでは最近、後者を「循環器外科」という場合もあります。外科が内科サイドに歩み寄った形です。

「消化器内科」vs.「消化器外科」
いいですね、よい対比です。

「小児科」vs.「小児外科」
厳密には、前者を「小児内科」とすべきなのでしょうか。
たぶん、「小児科」は「内科」よりも幅広い分野を扱うので、あえて「小児内科」とはしないのでしょう。
でもそれを言うなら、「内科」の開業医は、皮膚科や耳鼻科や泌尿器科分野なども多少は診るんですけどね。

開業したばかりの10年前ごろは、外傷の小手術を私も結構やっていました。でも今はまったくやりません。
たま〜に縫合するだけのために、滅菌した手術器械や縫合糸や敷布を完備しておくのも、効率が悪い。
それに、そのような低頻度で手術するのでは外科的技術も低下し、患者の不利益にもつながります。
元外科医ではあっても今は内科医。中途半端なことをすべきではない、という結論に達したのです。

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臨時休診の周知法は?
- 2018/02/15(Thu) -
当院の休診日は火曜と金曜です。それ以外の曜日に臨時休診する場合は、十分に周知徹底する必要があります。
院内掲示や、予約サイトや、ホームページなどに、あらかじめ休診日の告知を行っておきます。
また臨時休診の当日には、留守電で本日休診であるアナウンスを流し、屋外には掲示を出します。

問題は、当院が土日祝日診療をしているという、特殊性です。
日頃は別のかかりつけに通院してる方が、休日の急病の際に当院を思い出して受診することが、よくあります。

もしも当院が日曜や祝日に臨時休診した場合、そのような方にあらかじめ休診を周知するすべがありません。

受診希望者がネットや電話で診療予約をしようとすれば、当院が臨時休診であることを知ることができます。
しかし、予約なしで直接来院された場合には、当院まで来て休診だと知り、ガッカリすることになります。
まことに申し訳ないことですが、これはどうにもなりません。

「日曜祝日なら、つるはらクリニックに行けばいい」と思ってくださるのは、本当にありがたいことです。
ですが当院がその日曜祝日にたまたま休診すると、期待を裏切って失望させてしまうことになるのです。

今週の日曜日に、当院まで来院して休診だと知った方から、苦情を頂戴しました。
おそらく、電話もかけず予約サイトもHPも見ないでいきなり来院するほど、切迫した病状だったのでしょう。
そのような方に、無駄足を踏ませない方法が、どうしても思いつきません。申し訳ありません。

当院を受診される方は、できるだけ予約サイトを使うか電話予約をしていただきますよう、お願いいたします。

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インフル検査希望
- 2018/01/25(Thu) -
インフルエンザの検査を希望して来院する方が、毎日何人もいます。
このような場合、実際に検査をするかどうかは医師が判断すべきです。希望により行うものではありません。
ただしその際には、医学的な観点だけでなく、さまざまな社会的事情を考慮しなければなりません。

たとえば、まだ発症したばかりの方が検査を希望する場合、私はその目的が次のどちらなのかを尋ねます。
「インフルエンザ陽性」を確認したいのか、それとも、「インフルエンザ陰性」を確認したいのか。

前者には、もしもインフルエンザであるならば一刻も早く治療を開始したい、という願いが込められています。
なので病状の重症度によっては、ダメ元で検査することがしばしばあります。早く治してあげたいからです。
状況(家族がインフルなど)等でインフルの疑いが強ければ、もはや検査すら必要ないこともあります。

問題は後者です。念のため園に検査するように言われたとか、会社から求められた方も時々います。
残念ながら、検査して陰性であっても、インフルエンザではないという証明にはなりません。
インフルエンザではないことの証明は、インフルエンザであることの証明よりもずっと困難なのです。

したがって、インフルエンザ陰性の証明を強く希望される方には、検査をお断りすることがあります。
少なくともそのような方は、発症して十分に(24時間以上)時間が経ってから、検査を受けるべきです。
偽陰性の可能性がある方に、いたずらに陰性のお墨付きを与えるわけにはいかないのです。

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学会の開催曜日
- 2018/01/23(Tue) -
開業して10年間、あまり、めったに、ほとんど学会に行ってませんでしたが、今年は頑張るつもりです。
メジャーなものだけでも、内科学会と循環器学会と小児科学会。あと外来小児科学会や小児循環器学会。
さらに昔のなじみで、外科学科や胸部外科学会や心臓血管外科学会にも顔を出したいところ。

いまあげた8つの学会総会のうち、3月から9月の、当院があまり忙しくない時期に行われるものは6つ。
それらの開催場所は、大阪、京都、福岡、横浜、そして東京が2回。
開催曜日は、金曜〜日曜の3日間が4学会で、あとの2学会は木曜〜土曜に行われるようです。

なるべく臨時休診をしないようにするのであれば、どの学会も当院休診日の金曜に参加することになります。
つまり、日帰り参加です。移動ばかりでバタバタです。正味の学会参加時間は短いかもしれません。

そうなのです。土日祝日診療をしていると、必ず週末に開催される学会なんて、まともに参加できないのです。

私が若い頃(80〜90年代前半)には、学会はたいてい平日に開催されていました。
月曜〜水曜とか水曜〜金曜などという、いまでは考えにくい日程が、当時はむしろ一般的でした。
そして学会前後の土日は、しばしば観光日(接待ゴルフなど)でした。よき時代だったのです。

でも今は、学会は土日を潰して行うのが当たり前になっています。平日は病院で働けということでしょう。

ちょうど今日から、ANAの3月25日〜10月27日搭乗分の予約受付(ANAカード会員先行)が始まりました。
まあ、学会に行けばいいってもんじゃあないですけど、学術的刺激を受けて帰って来ることはできそうです。

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朝一番の来院者
- 2018/01/22(Mon) -
当院では、朝8時からネットによる診療予約の受付を開始し、8時半から電話予約の受付を始めています。
他院ではたいてい、この受付順が逆で電話が先なのですが、それだと電話口が混乱すると私は思うのです。

完全ネット予約制が私の理想ですが、ネット予約が難しい方のことを考慮して、電話予約枠を残しています。

ネット予約システムは、患者のアクセスがたとえ0.01秒差でも、正確に順番通りに受付処理を行うでしょう。
ところが電話だと、運が悪いとなかなかつながりません。電話をかけた順番が予約順とはならないのです。

当院では2回線を使って、事務職員と私が朝の電話番をしていますが、受話器を置くとすぐ次が鳴る勢いです。
もちろん、インフルエンザが大流行しているこの時期だけの話ですけどね。

そのように電話応対でバタバタしている時に、直接来院して診察を求める方も、しばしばいらっしゃいます。
軽症の方はなるべく出直していただきますが、わざわざ来院された方をむげに断るのは難しいものです。
たいていは、その場で受付をして朝1番で診察することになります。次にもうひと方来院されたら、2番です。

しかし、ネット予約して順番を待つ高熱の乳児よりも、直接来院した予約なしの大人を優先すべきなのか。

予約制をよく理解している方は、自分の順番が来たら来院されます。なので待合室はそれほど混んでいません。
そこへ予約せずに直接来院した方には、待合室がガラガラなのに待たされることが理解できないようです。

誰が良い悪いという問題ではありません。すべての方への理想的な対応というものが、存在しないのです。

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貴重なアンケート
- 2017/12/28(Thu) -
当院ホームページのお問い合わせフォームから、問い合わせではなく、ご意見を頂戴することがあります。
私の配慮不足や当院の不備な点などを指摘して、叱咤激励してくれるものです。ありがたいことです。

インフルエンザワクチンの予約で利用しているサイトは、毎年この時期にアンケート調査を行ってくれます。
前にも書いたように、このアンケート調査結果はいつも、とても参考になります。

今シーズンのネット予約者のうち84人の方々から、ネット予約や当院についてのご意見をいただきました。
接遇や待ち時間やシステムなどへの苦情もあり、それらのすべてが、反省材料となります。
当院への褒め言葉も一定数あり、たいへん嬉しくありがたい気持ちになります。

通常の診療については、とくにアンケート調査しているわけではありませんが、本来は必要かもしれません。
ただそれが、利用者にとってわずらわしかったり押しつけがましいだろうとも思い、実践できていません。

買い物をすると、あとで接遇について調査するメールが届く店があります。
Appleに電話で質問等をした後にも、担当者の対応はいかがでしたかと、お尋ねのメールが来ます。
おもに大企業で、このような職員の接遇をきちんと把握・評価する態度が見られます。

一方で医療機関では、もちろん接遇も大事ですが、しかしそればかり気にして調査する態度はなじみません。
それよりも、受診後の患者さんに連絡をとるとすれば、まず、病状経過を気にかけて尋ねるべきでしょう。
来年は、そのような意味でのフォローアップに、これまで以上に力を入れようと思いました。

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診療を断る当番医
- 2017/12/23(Sat) -
インフルエンザが流行期に入りました。今日はもう、インフルエンザ患者が何十人も来院するほどでした。
このような休日に、高熱を出したような人が受診する医療機関の選択肢は、3つあります。
(1)休日当番医
(2)救急病院
(3)日曜・祝日診療を標榜している当院のような酔狂な医療機関

休日当番医というのは、医師会が割り当てた医療機関で、9時から17時までの休日診療を請け負っています。
17時を過ぎると、当番医に診療を断られて当院に流れてくる方が出てくるのは、毎度のことです。
まあ、うちも標榜診療時間は17時までなんですけどね。

今日は16時半ごろ、当番医に断られたのでそちらで診てもらえませんか、という相談電話がありました。
当番医に16時10分に電話したら、17時まで予約が埋まっているので診られません、と言われたとのこと。
当院もその時点ですでに19時半過ぎまでの予約が埋まっていたのですが、その方の診療を受け入れました。
なぜなら、うちが断ったら、その患者さんは救急病院に行き、さらに長時間待たされる運命だからです。

当番医にもよりけりでしょうけど、17時ちょうどに診療を終了するなど、あまりにも杓子定規です。
せめて、17時までに医療機関に到着した方までは、キッチリ診療すべきでしょう。

たしかに、委託を受けた「当番医」としての業務時間は、9時から17時かもしれません。
しかし、17時を過ぎても「医師」です。求められた診療を断るのは、それこそ応召義務違反じゃないですか。
まして、17時には診療を終了できるように、16時台から予約を断るのは、当番医としても問題があります。

そういう当院も最近は、夜遅くまでエンドレスで診療するようなことは、やめています。
それでも今日は、定刻より3時間オーバーの20時までは診療しました。それだけの「求め」があったからです。
だからいま、だいぶヘトヘトですが、先ほどの患者さんから感謝されたことで、報われた気がしています。

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Google先生のご紹介
- 2017/12/22(Fri) -
飲食店だけじゃなく、医療機関にも、口(くち)コミサイトがたくさんあります。
その内容に一喜一憂していたのは、開業当初だけ。2,3年後にはほとんど見なくなりました。
これはもちろん、当院へのご意見を無視したいわけではありません。むしろ拝聴したいぐらいです。

問題は、口コミの数が少なすぎることだと、前にも書きました。
多くのサイトは、ただ作っただけで、待てど暮らせど口コミが増えません。
口コミが少なすぎ古すぎだと、誰も見なくなります。一度は見ても、リピートする気にはなりませんね。

ところが、検索サイトは別。つまりGoogle。
「つるはらクリニック」でググると、左側に検索結果が出るのとは別に、右にちょっとした記事が出ます。
そこには地図と、外観写真と、簡単な紹介と、星の数と、いくつかの口コミなどが掲載されています。
当院を検索するだけで、自動的にこれらの情報が得られるようになっていますが、問題があります。

現在の星の数が3.2と厳しい評価なのは、むしろ謙虚に受け止めたい。それが問題なのではありません。
それよりも、Googleが当院をひと言紹介するフレーズが、「日本熊本の泌尿器科」なのです。泌尿器科?
どうりで、最近当院を泌尿器科だと思って来院する方が、多いはずです。これホント。
ある人にうちは泌尿器科じゃないと言ったら、ネットにそう書いてあったと。ググってみたら、前述の通り。

Googleに対しては、記事の修正を要請しました。すると、「編集内容の審査を開始しました」と返信あり。
ところがそれからが、なしのつぶて。Google先生、仕事遅い。いまだに当院は「日本熊本の泌尿器科」です。

それどころか、いつの間にか当院の外観写真が、ご近所の民家の写真に差し替えられてるじゃないですか。
ぱっと見に当院は、昭和の時代の診療所兼自宅という雰囲気です。駐車可能台数は2台。どーゆーこと?
私がGoogle先生に意見したからなのか、ひどい仕打ちです。もうホント、アテにならないことこの上ない。

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大掃除と断捨離
- 2017/12/12(Tue) -
年末恒例のクリニックの大掃除は、開院10周年の節目の大掃除でもありました。
通常の、(1)スタッフ(休日出勤)による大掃除と、(2)業者による床のワックスがけに加えて、
今日は、(3)業者による屋外タイル洗浄および高所窓洗浄と、(4)樹木の剪定も同時開催です。

寒すぎてワックスが乾きにくかった昨年の経験を踏まえて、今日は早朝からガンガン暖房を入れておきました。
おかげで7時過ぎに私が出勤した時には、外気温は3度なのに室温28度。たしかにワックスの乾きは良かった。
スタッフも慣れたもので作業にムダがなく、闖入者もなく、午後2時ごろまでには終わってしまいました。

古い書類や雑誌類や小物も、あまり思い切ったことはできませんでしたが、多少は断捨離しました。

ただし最近、手抜きしてることがあります。それはパソコンの大掃除、つまり初期化作業です。
HDDを初期化して、OSをクリーンインストールして、ソフトも入れて、データを戻してたら日が暮れます。
それを何台もやったら、1日じゃ終わりません。ていうか面倒くさい。なに、今頃気付いたのかって?

そうそう、最近取り組んでいるのは、気が付くと20枚以上にも増えていた、クレジットカードの断捨離です。
よく使うカードだけに絞り込もうという、まあ、ごく当たり前の作業ですが、そこそこ苦労します。

カードの現物があれば、解約は簡単。問題は、カードを紛失し、しかもその存在すら忘れているケースです。
今回は銀行口座を解析して、埋もれているカードを発掘しました。あとは電話作戦で退会手続きをしました。

厳選したカードは、できるだけApple Payに登録して、なるべく持ち歩くカードを減らす方向です。
この分野は技術革新が速いので、数年後には、プラスチックのカードなんて使わなくなるかもしれませんね。

ちょっとした買い物ぐらいなら、財布は持たずにiPhoneだけ持って出ることも、最近は多くなりました。
もちろん、iPhoneのケースのポケットに、カード1枚と運転免許証を入れてるんですけどね。

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座面が揺れるイス
- 2017/11/23(Thu) -
毎日「イス」に何時間座っているんだろうと、ふと思いました。
圧倒的に長時間座ってるのが診察室、次がダイニング、書斎、院長室、リビング、車、トイレ、風呂・・・

開業したときにこだわったのは、診察室のイスです。「デュオレスト」という、独特の形のイスを選びました。
背もたれが割れていて、腰背部をマッサージする効果のある優れものでしたが、何年も使ううちに壊れました。

院長室のイスは、開業した頃にテレビドラマで出てきたイス(重役室にあった)に一目惚れして買ったもの。
真っ白でゴージャスに見えますが、合皮なので意外と安い。いまも使ってますが、まったく古びていません。

自宅の書斎には、「エルゴヒューマン」の黒いオフィスチェアを、数年前に買いました。座り心地は普通です。
ダイニングのイスは、デザイン優先で「ヒュルスタ」を選んだのですが、長く座ってるとひどく疲れます。

診察室のイスを買い替えたのは数年前。「ヒューマンスケール」という、白くて上品なオフィスチェアです。
短時間なら問題無いのですが、何時間も座ってるとお尻の皮がヒリヒリしてきます。メッシュの欠点です。

「イング( ing )」という新しい発想のイスを、今月コクヨが発売したので、衝動買いしました。
座面が前後左右にグラインドする、ちょうどロデオのような乗り心地、じゃなくて座り心地です。面白い。
座っているだけで僧帽筋や脊柱起立筋が活動するので、4時間座れば1.5km歩行のカロリーを消費するとか。
診察の合間には、大きく体を揺らしながら座っています。まったく落ち着かないのに、なじむイスです。

1日の1/4〜1/3の時間を過ごすベッドは大切だと言いますが、診察室のイスに私は1日の半分も座っています。
そう考えるとイス選びは大事です。3台(脚)目でやっと、満足できるイスに出会ったような気がしてます。

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開院10周年
- 2017/10/01(Sun) -
本日、つるはらクリニックは、開院10周年を迎えました。
これもひとえに、皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます(毎年同じこと言ってます)。

10月1日の開院記念日はいつも、インフルエンザワクチンの接種開始日と重なります。
これを利用して10年前には、開院したばかりの当院の知名度を上げるために、格安料金で接種しました。
このもくろみは当たったかもしれませんが、しかしそれは後の、インフルエンザ地獄の始まりでした。

初年度の成功体験に味を占めて、2年目(2008年)は悪のりしてしまいました。
過去8カ月間の来院患者宛に暑中見舞いを発送し、それをインフルエンザ予防接種500円割引券としたのです。
暑中見舞い持参者の接種料金は1,500円。そうでなければ2,000円。

窓口は混乱しました。「自分の所には、あのハガキは来てないが、どうしてだ」というクレーム多数。
「最近の受診者宛に発送したのです」と説明すると、「病気をしなかった自分が悪いのか」と。ごもっとも。

「1枚のハガキで家族全員に有効」としていたら、「家族が別々の日に接種したい」という人が続出。
後日また使える様にハンコを押して再利用を許可したり、「家族」の解釈でもめたり・・・

3年目(2009年)は、「新型」と「季節性」インフルエンザの、ワクチン2本立てになりました。
新型は公定価格なので異常に高い。そこで被接種者の負担軽減のために、季節性の方は格安に設定しました。
しかし国の政策がチグハグで、ワクチンの接種が新型インフルエンザ流行に間に合わず、大混乱した年でした。

翌年(2010年)は、「新型」と「季節性」の混合ワクチンとなり、しかも公定価格での接種。
もう、何も考えず、国が決めた料金設定で予約をとって接種する。これはホントに、精神的に楽な年でした。

その後も紆余曲折ありましたが、いまは標準的な料金設定としています。
作業を楽にするために、ネット予約とそれ以外で500円ほどの料金差をつけて、ネット予約を誘導しています。

インフルエンザワクチン接種では、医療機関はほとんど儲かりません。そのことを最後に、強調しておきます。

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開院当初を振り返る
- 2017/09/29(Fri) -
10月1日に、つるはらクリニックは開院10周年を迎えます。
その記念祝賀会を、本日、当院スタッフを中心とした身内で行いました。

節目の年なので、開業前後から現在に至るまでの写真や資料を整理して、一冊のアルバムにまとめました。
その、アルバム作成作業を通じて振り返ってみると、10年間は苦労と喜びの繰り返しだと感じました。

熊本市民病院を退職するにあたっては、病院、大学、家族、実家、そして友達への相談や説得が必要でした。
大学の先輩が開業するときの姿を過去に何度も見てきましたが、やっと、先輩たちの気持ちがわかりました。
小児心臓外科医としての仕事には、誇りも責任も愛着もありましたが、信頼できる後輩にバトンを渡しました。

土日祝日は診療日とし、金曜休診・火曜半ドン(午後休診)という、かなり意欲的な診療体制で始めました。
最初の1週間の来院患者数は、月曜16、火曜3、水曜7、木曜12、土曜8、日曜11人でした。
私とスタッフが、診療と電子カルテに慣れるにはちょうど良い(?)患者数だったかもしれません。

当初は、金曜が祝日なら診療を行いましたが、いまは祝日でも休診しています。火曜も休診にしました。
アドレナリンが激しく出ていた開院当初は平気でしたが、だんだんと、疲れが出てくるものです。
それに、スタッフの休日・休息を確保しなければなりません。土日診療には、労務上の苦労も大きいものです。

開院前の研修の中で、職員が短期的・中長期的な目標を言い合いました。私の5年後の目標が、笑えます。
「医療以外の地域貢献、健康・体重維持、託児室・シャワー室・調理室をつくる、スタッフに1カ月の休暇を」

ブログが地域貢献に該当するかどうかは、わかりません。体重はまずまず。長期休暇は、すみません。

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予約制の苦労
- 2017/09/10(Sun) -
久々の「休日当番医」でした。さわやかな良い天気で行楽日和なのか、あまり忙しくない日でした。

当院の診療は日頃、ネットや電話による予約制ですが、当番医の日だけは、来院順の診療受付にしています。
なぜなら、この日は当院を初めて受診される方が多く、予約方法のことをご存じないからです。
したがって、当院をかかりつけにしている方にとっては、今日だけは予約が出来なくなる不便な日なのです。

日頃は予約制だと書きましたが、それは「順番予約制」であって「時間予約制」ではありません。
なので電話予約のときなどは、こんな具合になります。

患「診察の予約をしたいのですが」
私「いまだと20番になります」
患「20番というと、何時になりますか」
私「目安としてはだいたい11時ごろですが、診療の状況によっては、時間がずれる場合もあります」

ところが、急患が割り込んだり病状の重い方の診察が続くと、予約していた方の順番がどんどん遅くなります。
「11時と聞いてたのに、どうして1時間も待たされるのか」と苦情が出ます。

いつも予約時間の目安には幅をもたせて言うのですが、なかなか真意が伝わりません。
「目安としてはだいたい11時ごろですが・・・」と言われたら、ちょうど11時だと思うものなんですね。

しかし「順番は20番ですが、何時になるかは申し上げられません」などと突っぱねるのは不親切だし、
あるいは「目安は11時ですが、12時過ぎるかもしれません」などと幅広く伝えても混乱させるだけでしょう。

いつもそんな苦労をしているものだから、当番医の日の「来院順番制」は、ホントに気が楽です。

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仮眠時間も労働時間
- 2017/07/16(Sun) -
世間では3連休だというウワサです。こんな時には恨み節っぽく、土日祝日診療の話題を書くのが恒例です。
そうは言ってもこの季節、夏風邪は多いですが冬期よりは急病人も少なく、明るいうちに診療を終えています。
帰宅するときにはまだ日差しが強いので、自転車通勤するだけで日焼けしそうです。

私はこんな毎日を、贅沢だと感じています。ほぼ自分の決めた時間に、仕事を終えることができるからです。
もちろん所定の時間よりは多少超過勤務しますが、そんなことなど勤務医に比べたら屁みたいなものです。

以前、「勤務医の宿直には残業手当を払え」という最高裁決定が画期的だと書いてからもう、4年たちました。
なのにいまだに多くの病院や企業が、当直・宿直勤務に対して残業と同等の手当は支給していないようです。

私の勤務医時代はもちろん、長い間病院に泊まり込んでも、微々たる「当直手当」しか支給されませんでした。
いや、支給されればまだマシで、某大学病院では、そもそも残業手当自体がありませんでした。

しかし今後は、そのような前近代的な事業所の雇用主にとっては、厳しい時代になるでしょう。

少し前に、流通大手イオンのグループ企業の社員の訴えが認められ、千葉地裁は残業代の賠償を命じました。
「仮眠時間も労働からの解放が保障されているとは言えず労働時間にあたる」と裁判長。進歩的な解釈です。
残業代のほぼ全額である約100万円に、慰謝料の一部を合わせた180万円の賠償が命じられました。

私も市民病院時代には、術後管理のために病院に泊まり込んでも、実労部分にしか手当が出ませんでした。
実労と実労の合間の休憩室での待機や、まして宿直室での仮眠時間は、残業手当の対象外でした。
いま、その時間を残業時間とカウントできるのであれば、月に50時間として7年間で4200時間になります。
こりゃ賠償金は1千万円は超えますね・・・などと空想し、無意味にほくそ笑んでみたりしますが、時効か?

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フリクションで軋轢
- 2017/07/10(Mon) -
子どもの予防接種の予診票を書くのが、けっこう面倒だという話を、先日書きました。
そこで来院後の手間を省くために、あらかじめ予診票を持ち帰っておき、自宅で書いて持って来る方もいます。
その場合は、来院したらすぐに、検温・診察、という流れになり、接種前の待ち時間が短縮できるのです。

ところが、自宅で予診票を書いて来るような準備の良い方に限って、「フリクション」で書いてきたりします。
例の、パイロットの消せるボールペンです。このペンで書かれた予診票は、残念ながら書き直しとなります。
せっかく書いてきたのに、どうにかなりませんか、みたいなことになり、親御さんとは多少の軋轢が生じます。
フリクションだけに。

改ざんを防ぐため、公文書にフリクションを使うことはできません。でも予診票はどうなんでしょう。
被接種者も医者も保健所も、予診票を改ざんする理由が見当たりません。
しいて言うなら、保健所が予診票を集計処理する際に、問題があるかもしれません。
スキャナを通して機械処理するときに、スキャナの内部が高温になっていたら、字が消えてしまうからです。

そこで実験です。フリクションで文字を書いた紙を、院内のコピー複合機に通してみました。その結果、
(1)通常のコピー → 変化なし
(2)通常のスキャン → 変化なし
(3)コピー用紙として使用 → 文字消失(すっかり消失)

コピー元の用紙に熱は加わりませんが、コピー用紙は加熱されるようです。トナー定着のためでしょう。
その紙を冷凍庫に入れたら、瞬時に文字がよみがえりました。その予想できた結果にも、あらためて驚きます。

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なるべく定刻診療
- 2017/06/24(Sat) -
厚生労働省は来月から、午後8時に庁舎を一斉消灯・施錠する取り組みを始めるそうです。
強制労働省」と揶揄されるほど、中央官庁でも断トツの残業時間で知られる厚労省が、まさかの荒行。

ただし、午後8時消灯を毎日実施できるはずはなく、月1回ですらなく、年に1回以上行う計画だと。はあ?

残業を減らして職場環境を改善したいのは、当院でも同じです。
そのために「どうやったら定刻に診療が終了できるんでしょうね」と書いたのは、ちょうど2カ月前のこと。

そこで連休中から、診療をできるだけ定刻の30分過ぎまでには終わるように、調整してみました。
具体的には、予約人数から診療終了時刻を予測して、あらかじめ、予約の受付を早めに終了したわけです。

定刻よりも前に予約受付を終了する。この当たり前のようなことを、じつは初めて私は実践しました。
それ以前は、診療がすべて終了した時点で予約受付も終了する、というスタイルだったのです。
なにしろ、夜遅くなっても診療の予約は断らない、というのが当院開院当初からの原則(ウリ)でしたから。

医者が院内にいるのに受付をお断りするなんてことは、厳密には医師の「応召義務」違反です。
しかし今後は、それもやむを得ません。応召義務よりも、過重労働の回避の方が、いまは重要なのです。
本心ではまだ心苦しいのですが、どうかご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

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個人番号を勝手に通知
- 2017/05/19(Fri) -
「給与所得等に係る特別徴収税額の決定・変更通知書」というのが、毎年この時期に届きます。
従業員への給料から住民税を天引きする事業者(特別徴収義務者)宛の、天引き予定額の一覧票です。

今年の通知書を見て驚いたのは、その中に従業員全員の「個人番号(マイナンバー)」が記載されていること。

私は、最近新たに雇用した職員以外の個人番号は、これまでにまだ収集していませんでした。
何らかの手続きのためにそれが絶対に必要となるまでは、そんな扱いの難しい番号は知りたくなかったのです。
ところが今回の通知書によって、全職員の個人番号を一方的に知らされてしまいました。
そしていったん知ってしまうと、その個人番号を厳重に管理する義務が生じます。まったく余計な仕事です。

総務省は昨年11月に、次年度からの通知書には個人番号を記載するようにと、各自治体に通知していました。
それに従った自治体が、個人番号を記載した通知書を、事業所に送ってきたわけです。
しかもその個人番号は「地方税に関する事務以外の事務に利用することはできません」という制限付きです。

申し訳ないですが、「地方税に関する事務」とやらにおいて、私がこの番号を利用する機会はありません。
私の仕事は、従業員の給与から住民税を天引きして納付することであって、個人番号はまったく不要なのです。

それなのに個人番号を送りつけてきて、しかも他の事には使うなと。お役所のやってる意味がわかりません。

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名札を作る
- 2017/05/09(Tue) -
最近のドラマを見る限りでは、刑事が提示する警察手帳は、縦型の見開きタイプですね。
上に顔写真や所属・階級なんかが記載されていて、下には「バッジ」が付いてる、米国風のヤツです。

昔のドラマで警察手帳といえば、黒い手帳の表紙に「警察手帳」と記されたものでした。
その中身を開くシーンを見た覚えがありません。たぶん、内部に顔写真など無かったでしょう。
しかし、手帳の表面を見ただけで犯人は観念し(または逃げ出し)、市民は萎縮するのでした(ドラマでは)。

でもあんなただの黒い手帳なんて、ニセモノが簡単に作れるのに、と子どもの頃は思っていました。

一般企業でも、最近は顔写真付きのIDカードのような名札を、首からぶら下げている方が多いですね。
名札をぶら下げたまま、街中でランチする人もいるし、名札を付けたまま当院を受診される方もいます。
そのことで、どのような不都合が生じ、どのように悪用され、どんな犯罪に巻き込まれるかはわかりません。
少なくとも、自分のフルネームや職場や役職名を職場外でも晒し続けることに、メリットはないでしょう。

一方で、自分の職場内では、自分がその職場の従業員であることを、つねに掲示し続ける意味はあります。
当院でもスタッフは全員、顔写真と名前と職種が記載された名札を付けています。

今日は、当院の新しい職員の名札を作りました。うちの職員の名札のカードは、ずっと私の手作りです。
写真を撮って、名札用のカードのレイアウトに印刷して、カットして、専用のホルダーに入れたら完成です。

その作業をするためのカッティングマットを、今日は新調しました。
これまではA4サイズのマットで我慢してきましたが、今日は思い切ってA2サイズを購入。二階級特進です。
カッティング用の定規も、これまでの35センチから、今日は思い切って、50センチに飛躍しました。

いずれも、名札作成のためにはオーバースペックですが、新しい文具の購入は、いつも楽しいものです。

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医療用ペンライト
- 2017/05/06(Sat) -
診察道具シリーズ、第2弾。先日は聴診器だったので、今日はペンライトです。

内科・小児科系の外来診療では、おもに口腔内を、たまに瞳孔を診るときにペンライトを使います。
以前は、すべての診察室や処置室等に、それぞれペンライトを配置していたのですが、やめました。
900円ぐらいの安いペンライトを多数購入したら、すぐに全部故障したからです。安物買いの銭失いです。
廉価品はスイッチ部分の耐久性が劣りますね。それに懲りて今は、ちゃんとしたモノを使っています。

それがウェルチ・アレンという医療機器メーカーの、医療用ペンライト(医療用照明器)です。
最初からコレを買っときゃ、いままでの無駄な買い物をせずに済んだのに、と思うのは毎度のこと。
このメーカーの耳鏡も、毎日使っています。勤務医時代には、手術用ヘッドライトでもお世話になりました。

ウェルチのペンライトは、作りがしっかりして質感が高く、光の色調も広がりも良いですね。スイッチも頑丈。
ただし専用のハロゲンランプが高額です。長く使えばしょうがないのでしょうけど、ランプがよく切れます。
あんまりたびたび切れるので私の方もキレて、とうとうLEDの替電球を買いました。これがまたやけに高い。
でも思い切ってLEDの替え球を買ったら、こんどは現在使用中のハロゲンランプが、なかなか切れません。

驚いたことにこのペンライトは、医療機器納入業者から買わなくても、Amazonでも売っています。
Amazonのサイト内の「検査・医療器具ストア」の商品って、思いのほか充実してますね。
「医療従事者のみ購入可能な医療機器が含まれています」という警告を見ても、たじろぐことはありません。
「あなたは、医療関係従事者ですか?」という質問が出たら、「はい」をクリックすれば買えるのです。
こういう確認方法って、どれだけ意味があるんでしょうね。

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聴診の工夫
- 2017/05/02(Tue) -
友達がFacebookで「激安聴診器」の話を投稿していたので、少しに気になって書いています。
一流品のコピー品とのこと。本物の10分の1以下の価格ですね。たぶん中国製か。
聴診器で事故や障害が起きるとも思えないので、ちゃんと聴けりゃいいんでしょうけどね。耐久性は大丈夫か。

学生時代からこれまでに、私も多数の聴診器を使ってきました。その遍歴については、前にも書きました。
いま、メインの診察室(第2診察室)では「リットマン カーディオロジーIII」という聴診器を使っています。
「カーディオロジー(心臓病学)」という名前が付けられているように、循環器用ということになっています。

それ以外の診察室や処置室にもそれぞれ聴診器を置いて、いちいち持ち歩かなくてもいいよういにしています。
これらの部屋ではおもに呼吸器等の急性病変を診るので、聴診器は一般的な「リットマン クラシック」です。

冒頭に紹介した記事の中に、冬場には聴診器を手で温めてから患者さんに使え、という話がありました。
これを読んで私は、かつて聴診器をホットプレートで温めていたことを思い出しました。
もちろん今は、そんなヘンテコリンなことはしていません。

どの季節でも、聴診の直前には自分の手のひらで聴診器を温めます。人肌になじんでから、聴診を開始します。
しかも最初は胸ではなく、上腹部正中に聴診器を当てます。この場所の皮膚感覚は、比較的鈍感だからです。
これで、聴診器の冷たさを身構えていた患者さんが、そうでもないことを感知し、緊張感も和らぐのです。

子ども相手でも、同じようによく温めてから使いますが、聴診器を当てられたら大泣きする子がいます。
母親はたいてい「あー、ちゅめたかった(冷たかった)ねー」と言って、子どもをあやしたりします。
「いや、そのはずはありません。聴診器はちゃんと温めてましたから」なんて言い訳は、もちろんしません。
聴診時に子どもを泣かせないことが、医者の腕の見せ所だからです。私もまだ工夫が足りないのでしょう。

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大型飛び石連休
- 2017/04/26(Wed) -
大型連休に突入しました。
お前そりゃ気が早いだろう、とおっしゃる方もいるでしょうが、当院は、明日4月27日(木)から連休なのです。

種を明かせば、明日(木)と明後日(金)を2連休し、その次の土日は診療します。
その次の週は、5月1日(月)と2日(火)を2連休し、3日(水)と4日(木)は診療します。

連休期間中でも、土日祝日はなるべく診療し(火金は休診)、そのかわり平日に臨時休診する計画です。

その結果、明日から5月7日(日)までは、2休→2診→2休→2診→1休→2診、という飛び石連休になりました。
暦通りに休む一般企業ならこの期間は、2勤→2休→2勤→5休、と終盤に5連休が控えているところです。

当院では最大で2連休しかありませんが、ちょっと働いたらまた休み、という飛び石気分は十分堪能できます。
「休前日」を何度も味わうことができるのが、飛び石連休の良いところです。

また、当院の職員は、年次有給休暇を適宜取ることによって、飛び石をつなげれば、長期連休になります。

今のような、土日祝日診療、火金休診、というパターンは、今後しばらく続ける予定です。
将来、体力的な理由等から、休診をもう少し増やそうという気分になったら、さてどの日を休みましょうかね。

(案1)火・水・金を休診:現行の休診日に、水曜休診を加える形。移行は容易。
(案2)月・水・金を休診:飛び石連休を堪能するためには、最適なパターン。
(案3)火・水・木を休診:毎週必ず3連休。これも捨てがたいか。

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定刻での業務終了
- 2017/04/24(Mon) -
ヤマト運輸が今日から、ドライバーへの直通電話と再配達受付時間の締め切りを、19時までに短縮しました。
長時間労働やサービス残業の慢性化が問題になっていたからです。そもそも仕事量が多すぎるのです。

似たような状況は、他の企業や、官公庁や、医療機関にもあるはずです。
当院でも、平日19時、土日祝日は17時までの診療時間が、いつも大幅に延長する問題が続いています。

なぜそうなるかと言えば、診療を求められたら、原則として断らない方針でやって来たからです。
かつてはそのようなやり方で、夜10時11時まででも診療を行っていましたが、さすがにそれは問題です。

この件は前にも書いた通り、徐々に改善してきたつもりですが、まだまだ時間外診療が続いていいます。
ヤマト運輸の件で、世の中が労働時間に厳しくなってきたこの機会に、当院でもさらに見直しを検討しました。

(1)診療を、なるべく定刻通りに終わらせる。
(2)そのために、予約受付段階でやんわりとお断りする。

多くの医療機関では、昔からすでにやっていることかもしれませんが、当院ではまだ不慣れです。
いまだに診療時間の最後の方のやりくりが下手なのか、どうしても30分以上は延長してしまいます。
どうやったら定刻に診療が終了できるんでしょうね。

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震災と温度差
- 2017/04/16(Sun) -
熊本地震の本震が起きたのは、1年前。4月16日の未明でした。
前震の夜から大量に放出されていた私のアドレナリンも、本震ですっかり枯れ果て、力が抜けてしまいました。
私や家族や自宅に致命的な被害がなかったことで、ひと安心したのかもしれません。

真夜中に、Facebookでクリニック職員の安否を確認。けが人はなさそうでしたが、皆さん大混乱です。
夜が明けてわが家の被害確認もそこそこに、むしろいつもよりも早いぐらいの時間帯に、私は出勤しました。
ともかく朝いちばんに、クリニックの状況を確認しようと思ったからです。

最初に建物の外観をざっと見た後、院内に入って真っ先に確認したのは、薬品保冷庫です。
さいわい停電はしておらず、保冷庫の庫内温度も正常でしたが、夜間に停電していた可能性はあります。
自宅では、本震の直後に数分間停電しました。それぐらいの時間なら、庫内温度は上がっていないはず。
もしも真夏で、停電時間も長かったら、生ワクチンはダメになっていたことでしょう。

次は、電話回線やインターネットや院内LANの接続確認です。
アナログ回線とは異なり、光電話はこういうときに弱いのですが、さいわい電話もネットもLANもOKでした。
しかし、電子カルテのサーバー機が破損していたほか、クライアント機もほとんどが床に落下していました。
そのいきさつは1年前に書きましたが、なんとか工夫して、サーバー機を交換することができました。

機器の再設定やソフトの再インストールなどは、電子カルテの業者と電話でやりとりしながら行いました。
でも電話口の向こう(=東京)では、こんな日にも平然と通常業務をしていることが、私には妙な感覚でした。
そりゃそうでしょうけどね。東日本大震災とは違って、熊本地震は東京には何の影響もなかったわけですから。
所詮、東京から見たら遠い九州の出来事なんだなあと、その温度差を思うとちょっと寂しくもありました。

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当番医と休日加算
- 2017/01/15(Sun) -
ちょうど、熊本がインフルエンザ流行期に入ろうとしている今日、当院は休日当番医でした。
先週までは、胃腸炎や溶連菌感染の方が多かったのですが、今日からインフルエンザが逆転。大逆転です。

さて、当院が当番医のときと、他の医療機関が当番医のときとでは、違いがあります。ズバリ、医療費です。

当院では、日ごろ日曜祝日診療を行っている関係上、通常は「休日加算」を算定できない規定なのです。
好きで休日診療をしてるのなら、休日加算は取れませんよ、というのがお役所の言い分。
一方で、他院がお役目として例外的に休日診療をする休日当番医の場合には、休日加算が算定できます。

当院で加算が算定できないと言うことは、医療費が減るということであり、患者の窓口負担も安くなります。
決して当院が値引きしているわけではなく、国の規定でそうなっているのです。

例外的に、6歳未満の小児に関しては、当院でも休日加算が算定できます。これは小児医療に対する配慮です。
どっちみち6歳未満では、自治体からの医療費助成があるので、患者負担には何も影響しませんけどね。

さて、診療報酬には、さらに細かい規定があります。
それによると、当院が休日加算を算定できないのは、当院が日曜日の診療時間として標榜している時間帯です。
具体的には、午前9時から午後5時まで。この時間帯だけ、当院は他の当番医よりも医療費が安くなります。

逆に言うなら、午前9時前や午後5時以降に来院された患者さんは、他院と同じ医療費となります。
今朝も8時台に来院された方が何人もいましたが、その方々はみな、医療費が割高になってしまいました。
なんかケチな話ですが、厚労省の規定ではそうなりますので、ご了承ください。

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保険証は毎回確認します
- 2017/01/04(Wed) -
医療費の大半を、患者の代わりに支払ってくれる割引証をご存じでしょうか。「保険証」です。
「患者の窓口負担は7割引にしてください。残りは保険者が払います」と保証してくれるのが保険証なのです。

その保険者(会社や自治体)が支払う医療費の財源は、患者(被保険者)が毎月払ってる健康保険料などです。
会社を退職したら、その会社はもう、医療費を払ってくれません。割引証(保険証)は使えなくなります。

ところが、さまざまな理由から、退職した会社の古い保険証を提示する方が、しばしばいます。
外見上は、その保険証は適正なものなので、それが提示されれば、通常通りの保険診療を行うことになります。
そして翌月、その保険者に対して、診療報酬を請求します。すると当然、保険者はそれを却下します。
これを「返戻(へんれい)」といい、レセプトが当院に突き返されます。「保険証が無効です」と。

窓口で、一見問題のない保険証の提示を受けても、毎月数件、このようなことが起きます。

このようなトラブルは、診療の都度、毎回保険証を確認しても、完全に防ぐことはできないでしょう。
なぜなら、会社の退職などによる資格喪失から、保険証の返還までの間に、タイムラグがあるからです。

そのようなタイムラグを解消できると期待されているのが、マイナンバーカードによる保険診療です。
厚労省は、マイナンバーカードを保険証として利用することを、来年にも実現しようと目論んでいます。

マイナンバーカードのセキュリティや、読み取り装置の設備投資など、問題はたくさんあります。
ですが、効力の切れた保険証提示に悩まされている今、マイナンバー利用は、救世主になるかもしれません。

それまでは、当院では保険証の毎回確認を徹底して参りますので、ご面倒でしょうが、ご協力をお願いします。

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アンケート調査
- 2016/12/09(Fri) -
日頃から、様々なアンケート調査の郵便物やFAXやメールが届きます。
アンケートなので回答する義務はありませんが、その調査の趣旨に賛同できれば、多少面倒でも協力します。
しかし、業者にとっては有益でも、私には何のメリットもない作業には、時間を費やしたくはありません。

そこは考えたもので、医療・製薬系業者の場合には、アンケートに答えると図書券を送り返してきたりします。
もちろん、郵便物なら返信用封筒も入っています。
結局は、コスパですね。時間と労力が報われると思えば、アンケートに答えることになります。

さて先日は、九州厚生局熊本事務所から、「アンケート」と称する郵便物が届きました。
「平成28年熊本地震に伴う診療報酬等の特例措置による対応状況について」というのが、調査内容です。
まったく簡単なアンケートでした。当院の場合、「質問1」で「イ」を選んだら、それで終了です。

ところが、返信用封筒が入っていません。「提出先」として、厚生局の事務所の所在地が書いてあるだけです。
つまり、回答者が自腹でその宛先まで返送するように、という意思表示です。アンケートなのに。
回答用紙には、医療機関名などを記入しなければならないというところが、ミソです。

アンケートとは名ばかりで、記名式の調査書類なわけですが、なにしろ厚生局なので、従うほかありません。
でも、回答内容があまりに簡単なので、電話で済ませられるかも、と期待して、厚生局に電話してみました。

私「当院の場合、質問1でアンケートは終了なのですが、用紙を返送する必要がありますか」
厚「返送してください」
私「はい」

というわけで、いま郵送作業を進めている私です。郵送料に加えて、電話代まで使ってしまいました。

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ホームページの提案
- 2016/11/20(Sun) -
ホームページを変えませんか、スマホ専用ページを作りましょう、などとさまざまな業者から提案があります。
FAXや郵便物やメールが届いたり、電話攻勢にも遭います。

数日前に届いたメールには、こうありました。
「御社サイトを拝見させていただき、集客にお役に立てるのではないかと思いご連絡させていただきました」
こういうのが実に多いのですが、まず、「御社」とか「集客」とかいう文言がすでに、ダメでしょう。

サイトを「拝見」したと言っていますが、実際には見てない証拠です。うちは会社ではありません。医院です。
「御社」ではなく「貴院」だし、「集客」などという言葉もイヤらしい。せめて使うなら「集患」でしょう。

当院のサイトをよく見た上で、問題点を細かく指摘してくれるのなら、少し話を聞いてみようかと思うのに。
最低限のチェックもせずに、機械的にダイレクトメールを送信してくるのでは、話になりません。
送られてきたメールを読んでみても、一般企業向けの集客の一般論しか書かれていません。

ホームページは大事です。重要な情報提供の場だし、いまの時代、クリニックの顔です。
だから、感じが良くて、診療内容や雰囲気や、院長の考え方がよく分かるサイトを作りたいものです。

とは言いながら、そのホームページからスピンオフした「院長ブログ」ばかり更新しているのが、いまの私。
クリニックとは必ずしも関係のない、私の個人的な趣味・趣向の情報を、おもに提供しております。

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サーバーダウンの教訓
- 2016/11/19(Sat) -
「システムトラブルは、忘れた頃にやってくる」
電子カルテのサーバーの不具合はこれまでに何度も起きましたが、毎回、何か新しい問題に突き当たります。

過去最大級のトラブルは、2年近く前のサーバーダウン。このときは、データまで失われたのが痛かった。
翌日の休診日に、早朝から夜遅くまでかけてようやく修復できました。体重が、2日で1キロ減りました。

熊本地震のときには、サーバー機が床に転落。これぞまさしくサーバーダウン、なんて言ってはおれません。
Macは壊れましたがデータは取り出せたので、奇跡的に本震の当日から、診療を行うことができました。

さて一昨日は、診療終了直後にサーバーがフリーズ。その後、立ち上がらなくなりました。
予備サーバーに切り替えても、ダメ。どうやらソフトが壊れたようです。新規インストールして無事解決。
と、思ってたのに、今朝の診療開始直後にいきなりトラブル。大慌てでサーバー機を再び交換。やれやれ。

一昨日のトラブルの原因は、Macの内蔵ストレージの空き容量不足によるソフトの破損だったようです。
今朝のトラブルは、予備サーバーのOSが新しすぎて、電子カルテと合わなかった可能性が考えられます。

ラッキーだったのは、一昨日のトラブルが診療終了直後に、今朝は診療開始直後に起きたこと。
バックアップデータからの作業をすることで、データを失わずに、復旧作業を行うことができました。
電子カルテは、データが命。毎日のバックアップしといて良かった。
とは言え、教訓は残りました。
(1)ストレージの容量をケチらない。おまけに、よけいなファイルをため込まない
(2)最新OSにやたら手を出さない。いちばん大事なMacは、2年落ちぐらいのOSで
(3)バックアップは頻回に。どのタイミングでトラブるかわかりません

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電話予約と男と女
- 2016/11/06(Sun) -
当院の診療予約の電話受付は、朝8時半開始です。受付スタッフと私の2人で、電話番をしています。
電話応対をしていると、社会の縮図を見るような思いがします。たとえば、電話の主と実際の患者との関係。

(1)患者=子ども、電話=母親
いちばん多いパターンです。お子さんの病状をよく把握しており、経過の説明も的確です。

(2)患者=子ども、電話=父親
ダメダメなパターンです。たいして病状が重くなくても、なぜか慌てています。
「お名前をお願いします」と尋ねると、「私ですか?子どもですか?」と応えます。

(3)患者=電話=成人女性
とくに問題を感じません。スムーズです。

(4)患者=夫、電話=妻
「熱はありますか」と訊くと、少し間を置いて、「熱は無いです」と応えます。何を尋ねても、即答なし。
待たされている間、電話口の向こうでの、やや険悪なやりとりが丸聞こえです。自分で電話すればいいのに。

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職員のマスク着用
- 2016/10/30(Sun) -
当院のスタッフは数年前から、原則として、診療中には常時マスクを着用してきました。
自分が感染を予防するためと、他人に何らかの病原体を感染させないためです。

しかし、普通のマスクで風邪(ウイルス感染など)がどの程度予防できるのか、議論の余地はあります。
同様に、自分の風邪の拡散をマスクでどのぐらい防げるのか、明確な根拠はありません。

でも病原体の予防はできなくても、マスクで吸気の湿度を高めることは、感染予防効果があるかもしれません。
感染予防に気をつけているんだな、という印象を、周囲に与える効果もあるかもしれません。

しかしその逆に、接客・サービス業という観点からは、表情が見えにくいというのが最大の問題です。
さらに最近、ある聴覚障害の方から、口元が見えないと言葉が聞き取りにくい、という指摘を受けました。
これには、いままで気がつきませんでした。おっしゃる通りです。

そこで先日から、たとえば生活習慣病の方などは、原則としてマスクなしで診察することにしました。
もちろん、患者さんが風邪のときや、インフルエンザの流行期や、私自身が風邪気味のときなどは例外です。

マスクを外すことで、私のひげ面をお見せすることになったのは、やむを得ない副産物でした。
「先生、痩せましたね」などという反応が、相次いでいます。ひげは、顔が細く見える効果があるのですね。

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電話が先かネットが先か
- 2016/10/22(Sat) -
診療の予約受付開始時間を今月から変更したことは、前にも書いたとおりです。
ネット予約は8時開始のまま、電話と窓口は8時半に遅らせて、約3週間ほど様子を見てきたところです。

じつは他院では圧倒的に、当院とは逆の優先順位にしているところが多いのです。
近隣小児科医院を5軒ほど調べてみると、みな窓口受付を先に開始して、ネット予約は少し遅らせています。
ネットでの受付時刻を、窓口受付よりも30分遅らせているところが2軒、25分が2軒、15分が1軒でした。

つまりこれらの医院は、朝いちばんに窓口に来た患者さんをまず、最優先で診察しようという考え方です。

その意図はわかります。しかしそれは、朝いちの来院者が必ず重症であるという仮定に基づくものです。
私の経験上、病状をひどく心配している方が、早朝から窓口を訪れますが、たいていは比較的軽症です。

あまり窓口を優先すると、診療は結局、窓口に来た順になり、予約システムが意味をなさなくなります。
予約制のメリットは、予約時間にちょうど間に合うように自宅を出れば良いことにあると、私は思います。
窓口で記名して順番を取り、あとはずっと待合室で待つ、という昭和なやり方は、なるべく避けたいのです。

そこで思い切って当院では、他院とは逆に、ネット優先にしました。ネット予約を誘導するためです。
8時半までには、午前中の予約枠は埋まります。しかし、電話や窓口予約用の枠は、いつくかとってあります。
8時半になって、電話が鳴り始めたら、その枠を使って予約を入れていきます。

ネット予約では、ある程度病状が重い人が早めの順番をとっていると推測しますが、詳細は不明です。
一方で電話・窓口予約の場合は、病状をお尋ねした上で、重症度を判断して予約枠を割り振ることができます。

ネットと電話・窓口の予約可能枠数は、20対10程度に設定し、曜日によってその比率を調整しています。
院内で長くお待たせしないのが予約制の利点なので、このような予約法をとっていることをご了承ください。

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敷地内禁煙
- 2016/10/03(Mon) -
「敷地内禁煙」が守られていないため、江津市の病院が「禁煙外来」の診療報酬を返還することになりました。
医療機関は、一定の条件を満たしていなければ「ニコチン依存症管理料」を算定できないキマリなのです。

いわゆる「禁煙外来」を行うための「施設基準」とよばれるもので、次の6つの規定があります。
(1)禁煙治療を行っている旨を保険医療機関内の見やすい場所に掲示していること
(2)禁煙治療の経験を有する医師が1名以上勤務していること(当該医師の診療科は問わない)
(3)禁煙治療に係る専任の看護師又は准看護師を1名以上配置していること
(4)禁煙治療を行うための呼気一酸化炭素濃度測定器を備えていること
(5)保険医療機関の敷地内が禁煙であること
(6)管理料を算定した患者のうち喫煙を止めたものの割合等を、厚生局に報告していること

今回問題となったのは(5)です。病院職員が、敷地内で常習的に喫煙していたとのこと。弁解の余地ナシ。
しかも、告発を受けて調査に出向いた厚生局の職員の目の前で吸っていたのでは、アウトでしょう。

例外的に、建物の一部分を用いて開設されている医療機関は、その部分だけ禁煙なら良いことになっています。
商業ビルやマンションにテナントとして入っているクリニックにまで、敷地内禁煙は求めないわけです。
そのような場合は当然、同じ建物内の別のテナントや共有部分では、いくらでも喫煙ができることになります。

でもそれだったら、病院だって、きちんとした喫煙室を作ればいいってことになりませんかね。
大病院のような大きな組織になると、敷地内禁煙はなかなか徹底しにくく、隠れて吸う人も出てくるのです。
むしろ喫煙室を作った方が、それ以外の場所での禁煙を徹底できるような気もします。

当院はもちろん、すべての基準を満たして禁煙外来を行っています。「敷地内禁煙」と明確に掲示しています。
ただ、朝の清掃でしばしば、駐車場のスミなどで吸い殻を見つけます。吸う人は、どうしたって吸うのです。

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朝の受付時間
- 2016/10/02(Sun) -
当院の診療は、「ネット」「電話」「窓口」の3つの予約方法があります。このことは先日も書きました。
それらの受付時刻は、これまでは朝8時開始としていました。ネットでも電話でも窓口でも、朝8時からです。

冬場などはとくに、朝8時ジャストから、ネット予約(アイチケット)がドンドン入って来ます。
電話も8時からかかってきますが、回線が限られるので、通話中でつながらないことが多いでしょう。
予約なしで直接窓口に来られる方には、ネットと電話の予約の合間に、割り込む形で予約を入れていきます。

このようにして8時10分ぐらいまでには、午前中の予約枠のほとんどが埋まりますが、診療は9時からです。
予約から診療までの待ち時間が、長いのです。じゃあ、診療開始を早めるのか?
患者さんの病状等によっては、8時半ごろから診療を始めることもありますが、それは例外的なケース。
看護・事務スタッフも揃ってないし、院内はまだ掃除中だし、隣の薬局も開いてないし・・・

で、思ったのです。診療予約の受付を朝8時から始めても8時半からでも、結果は同じではないかと。
そこで今月から(昨日から)、受付時刻を改定しました。
電話と窓口は、朝8時半からにしました。ただし混雑緩和のため、ネット予約の時刻だけ8時のままです。
さらに、ネットで予約枠が全部埋まってしまうことのないように、いくつか空き枠を作っておきます。

お急ぎの方でも、8時半から電話予約すれば、これまでと同程度には、予約が取れるように工夫しています。
電話予約に対応するための空き枠を、どのぐらい準備しておけばよいのか。しばらくは試行錯誤です。
受診されるみなさまには、ご不便・ご迷惑をおかけするかもしれませんが、どうかご了承ください。

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開院9周年
- 2016/10/01(Sat) -
本日、つるはらクリニックは、開院9周年を迎えました。
これもひとえに、皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます。
(↑鋭くない人でも、1年前のブログの「8」を「9」に変えただけじゃん、と気付くことでしょう)

9年間と言えば長いですが、振り返って思い出されるのは、この半年のこと。熊本地震後の苦労ばかりです。

今日来院された患者さんにもまだ、親戚宅へ避難中の方が何人もいました。
自宅の雨漏りがひどくて天井がカビだらけで、ずっと咳が止まらない、というお子さんも受診されました。

高血圧の方々のうち約半数は、自宅の血圧計が故障したせいで、いまだに日頃の血圧が測れない状況です。
体重計が壊れたので体重もわからん、という方もいます。

隣のサンピアンは、先月から1階の食品館がオープンし、昨日からはATMも使えるようになりました。
2階と3階の復旧は年末までかかるとのことですが、気長に待つしかありません。

益城町を、数日前に訪れてみました。
驚いたことに、5月に行ったときの光景と比べて、あまり大きな変化はないように見えました。
もちろん、着々と復旧・復興は進んでいるのでしょうが、倒壊したままの住宅がまだ、無数にありました。

熊本の地で開業した者の責任として、可能な限り被災者に優しい診療を心がけようと、決意を新たにしました。

土日祝日は、益城町や阿蘇方面など近隣一円からの受診者も多く、時間通りに診療が終わることはまれです。
平日には、共働きやひとり親家庭の子どもさんが、とくに午後6時を過ぎてから混み合ってきます。

所定の診療時間を過ぎても、患者さんが途切れるまで、夜まで診療する。この姿勢は続けたいと思います。

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