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今日は例外的な「祝日なのに休診日」なのでした
- 2021/02/23(Tue) -
休診日なのに今日はネット予約の休止設定を忘れていて、受診予約を入れた方にはご迷惑をおかけしました。

当院は土曜・日曜・祝日診療を謳っており、定期休診日は火曜と金曜です。
では、火曜・金曜が祝日の場合はどうするのかというと、開院当初は診療していました。祝日診療優先でした。
当時は火曜半ドン・金曜休診だったのですが、その金曜が祝日なら診療したので、その週は週休0日でした。
しかし、たびたび週休0日になるような制度では、さすがに労務上も私の体力的にも厳しい。

ということである年、火曜の半ドンを全休(全ドン)に変え、火・金が祝日なら休診することに決めました。
これによって祝日に関係なく、火・金は必ず休診日、日・月・水・木・土は必ず診療日、となりました。

でも今なお、火曜・金曜日が祝日の時、当院を頼って予約を入れようとする方はいらっしゃいます。
わざわざ来院して、当院が休診であることに気付く方もおられるようです。ほんとに申し訳ありません。

今日はその「祝日なのに休診日」だったのに、私の設定ミスで、予約サイトが立ち上がっていたのです。

朝気付いて慌てて予約サイトを休診日モードに切り替えたのですが、すでに2名の予約が入っていました。
このお二人はおそらく、予約後に当院まで来院され、「あれ、休診じゃん」と帰宅されたのでしょう。
「ネット予約ができたのに休診って、どういうことよ」と思われたことでしょう。申し訳ありませんでした。
一方の方には電話連絡してお詫びしましたが、もうひと方への連絡ができませんでした。

今後このようなことでご迷惑をおかけすることのないよう、十分注意して確認を怠らないように致します。

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発熱外来においても、備えあれば憂いなし
- 2021/01/29(Fri) -
「今日はどうしましたか」と尋ねると、「おなかが痛いですね」と、外国の方がよく言います。

どうしてでしょう。日本人が「おなかが痛いです」と言うところを、外国人は「おなかが痛いですね」と言う。
ある程度日本語のできる外国人にとって、「おなかが痛いです」と言い切るのは抵抗があるのかもしれません。

自分の訴えをわかってほしいという気持ちを、文末の「ですね」に感じます。

終助詞の「ね」には、同意要求のほかに、依頼・勧誘、情報提供、感動など、さまざまな意味があるようです。
外国の方は、言葉が伝わりにくい可能性を考えて、一生懸命伝えようと「ね」を付けるのかもしれません。

発熱外来では、電話で問診したり、対面でもマスクにフェイスシールドなので、聞きづらいことでしょう。
互いになるべく真正面に相対しないよう、顔の向きをずらしてしゃべる上に、私の滑舌も悪いですからね。
そんなわけで患者さんとの会話では、しばしば声が大きくなりがちなのが気になります。

コロナの抗原検査において、患者自身による鼻腔ぬぐい液の採取は「エアロゾル発生手技」ではありません。
ところが、鼻をモゾモゾするとクシャミが出ることがあり、その場合はエアロゾルが発生してしまいます。
なので私は常に、マスク、フェイスシールド、ガウン、手袋を装備して、不意のクシャミに備えています。

外国人の方や、少し耳の遠い高齢者、声が嗄れている方などには、かなり接近して会話する必要があります。
油断してクシャミを浴びないよう、その前兆察知と俊敏な横飛びには、最近だいぶ慣れてきたところです。

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大流行のままではワクチンの接種は難しい
- 2021/01/26(Tue) -
新型コロナワクチンの接種準備として、先週3つの調査が行われ、回答しました。

(1)医療従事者等への優先接種対象者の調査(県・薬務衛生課)
(2)医療従事者等への接種施設申出調査(県・同)
(3)一般向けのワクチン接種に関する調査(市・感染症対策課)

医療従事者向けの接種は、誰が誰にどのように接種するのか、県が取り仕切っています。
このうち(2)は、「あなたは接種を実施してくれますか、接種を受けるだけですか」みたいな調査です。

おそらく4月以降になりそうな、高齢者やその他の一般の方への接種は、市町村が体制整備を行っています。
ファイザー製ワクチンの接種を多数行う施設(「基本型接種施設」)には、超低温冷凍庫の設置が必要です。
一方で当院は、解凍後のワクチンを分担して接種する「サテライト型接種施設」として申請をしました。

副反応対策と同時に3密対策も必要で、問診・接種・観察のために広いスペースを確保しなければなりません。
一般診療と並行して行うわけにはいかず、まして、発熱外来の時間帯とは十分な分離が必要です。

もしも高齢者や一般向けの接種を行う時期に、発熱外来も大忙しという状況だと、接種の進捗も危ぶまれます。
たとえ一時的にでも、流行が収束して発熱外来が不要になったところで、接種に集中したいものです。
もちろん、流行が続いていても、なんとか工夫して接種は進めていくしかありませんけどね。

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着信用iPhone活躍中
- 2021/01/24(Sun) -
日曜日に発熱外来をしてると、とにかく、電話回線がパンクします。

・「発熱患者相談センターで聞いたのですが」という問い合わせや受診予約電話が多数
・「では少し病状をお聞きします」と、ついでに電話問診も進めておきたい
・「あらかじめ保険証の番号をお尋ねしておきます」等の確認も、診療時間短縮のためには必須
・「いま駐車場に着いたのですが」という受診者からの連絡が断続的に入ってきます
・「それでは裏口から入って来てください」と呼び込み、あるいは「車でお待ちください」と指示を出す
・「唾液が取れました」という連絡が入り、あるいは「唾液は取れましたか」と問い合わせてみる
・「会計に向かいます」と金額を伝えておつりの打合せをする

2回線しかない固定電話は、時間帯によってはほとんど塞がっています。
そこで今回、ついに連絡(おもに着信)専用iPhoneの購入と相成りました。赤いiPhone SEです。
Apple StoreでSIMフリー版を買って、キャリアはY!mobileにしました。今後ますます活躍しそうです。

話変わって、夜になって保健所に電話したような場合、しばしば折り返しが携帯電話の番号から入って来ます。
保健所所有の携帯なのか、もしや職員の私物を使ってるんじゃなかろうかと、少し心配になります。

最近になってようやく、保健所からPCR陽性者への連絡は、夜9時過ぎたら翌日に回すことにしたようですね。
たしかに、夜中に疫学調査を行うのも、どうかと思ってましたからね。する側もされる側も。

そのかわり、PCR陽性と診断されても約半日は、保健所から何の連絡もない宙ぶらりんの状態になります。
入院調整中の感染者の容体急変が問題になっていますが、入院調整にたどり着いてない感染者もいるのです。

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「風邪を引きました」と来院された方へ
- 2021/01/22(Fri) -
風邪かどうかはワシが決めるっ!、なんてことは言いません。そうですか、風邪を引かれたんですね。
今朝から熱が出て、咳も出始めたと。ええ、昨日は寒かったですからね。そりゃ風邪も引くでしょう。

なるほど、コロナ対策は万全なんですね。それは大事です。私もたぶん、その症状なら風邪だと思いますよ。
ただ、老婆心ながら申し上げますが、風邪もウイルス感染症だということを、思い出してください。

風邪のウイルスは、家の中で湧いてきたわけじゃありません。あなたが外出した時にどこかで感染したのです。
誰かが出した飛沫をあなたが吸い込んで、その飛沫の中のウイルスに感染してしまったのです。

それがたまたま新型コロナではなく風邪のウイルスだったと、そういうことですよね。
でもそのマスク、新型コロナウイルスの侵入は防ぐけど風邪のウイルスは通す、ってわけじゃないですからね。

あなたの風邪症状の原因が、新型コロナウイルス感染ではないのだとしたら、それはラッキーだっただけです。
コロナ対策が万全で完璧なら、あなたは風邪を引くはずがありません。
それなのに風邪を引いたのは、感染対策が十分ではなかったことの証です。どこかに問題があったのでしょう。

そんなわけですから、風邪の方はコロナの可能性もあると考えて診療しておりますので、ご了承ください。

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転んでも綿棒を手から離しませんでした
- 2020/12/27(Sun) -
全国で新型コロナウイルス感染の検査数が増え、それと同時に感染者確認数も増えています。

検査数が増えたから感染者数も増えたのだ、という人が時々いますが、とんでもない誤解です。
いたずらに検査数を増やすと病棟がひっ迫して医療崩壊につながる、などというのは現状を見誤った詭弁です。

たとえば東京では明らかに「陽性率」が高くなっています。検査数以上に感染者が増えているということです。
このようなフェーズでは、検査数を増やさないと感染拡大の実態が把握できなくなってしまいます。

そんな社会の要請に応えるべく、当院でも毎日一定の時間帯を「発熱外来」としています。その流れは、
(1)電話受付からの電話問診
(2)対面診察からの鼻腔ぬぐい液による抗原検査およびPCR検査用の唾液採取
(3)抗原検査陰性なら(場合によっては陽性でも)PCR検査(外部委託)
(4)必要ならその他の検査や処方
(5)PCR検査結果が出たら本人に連絡(陽性ならHER-SYS入力および保健所に連絡)

このうち重要なのは(2)における感染防御策であり、また鼻腔ぬぐい液の採取の出来不出来です。

今日も、検体を採取した綿棒を手に、幾度となく廊下を足早に歩いたのですが、・・・油断したんですね。
廊下のコーナーを軽快なステップでターンしたそのシングルオイラーで、豪快に滑って転んでしまいました。

右手に綿棒を持っていたので、左向きに床に倒れて左半身を床に打ち据え、さらに尻餅をついてしまいました。
しかし右手だけは、最後の瞬間まで高く掲げ続け、コロンデモ メンボウ ヲ テカラ ハナシマセンデシタ。

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24時間稼働・夜間検体回収可能なPCR検査センター求む
- 2020/12/20(Sun) -
平日はともかく日曜日は、「発熱患者専用ダイヤル」から紹介されて当院を受診する方が多いですね。
鼻腔ぬぐい液を使った新型コロナの抗原検査は、インフルエンザの検査と同時に、当院内で実施できます。
一方でPCR検査は、院内で唾液を採取し、それを外部の検査センターに委託して検査する流れです。

PCR検査の結果が判明するまでに要する時間は、検体を採取する時刻と曜日によって異なります。
(1)平日朝検体採取→午前中検体提出→その日の夕方結果判明(FAXで連絡あり)→私が患者さんに電話連絡
(2)平日昼検体採取→午後に検体提出→翌日の昼に結果判明(FAX)→患者さんに電話連絡
(3)平日夕方検体採取→翌朝検体提出→夕方結果判明(FAX)→患者さんに電話連絡

当院の委託先では日曜日に検体を回収してくれないので、今日採取した検体は明日の朝提出となります。

実は、少々めんどうなのは休診日(当院では火曜と金曜)の前日(つまり月曜と木曜)の検査です。
おわかりでしょうか。私は休診日に3回ほど出勤しなければならないのです。

朝:前日夕方以降に採取した検体を、検査センターに提出する
昼:前日午後に提出した検体の検査結果がFAXで届くので、それを確認して患者さんに電話する
夕:朝提出した検体の検査結果がFAXで届くので、それを確認して患者さんに電話する

いや、こんなことはたいして苦にはなりません。こんな大変な時期に私の休日なんて無くても良いのです。
ただ、夜間に検体を提出できれば、検体採取から検査結果連絡までの流れがとても早くなるんですけどね。
理想的には、24時間稼働で夜間検体回収可能なPCR検査センターです。誰か熊本に作ってくれませんか。

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「発熱外来」と「一般外来」、いまのところ両立してますが
- 2020/12/15(Tue) -
当院の診療は、なかなか「完全予約制」とはいきません。実態は「変形予約制+α」です。つまり、
(1)血液検査などが予定されている生活習慣病の方や予防接種の子どもなどは、前もって日時を決めておく
(2)その他の診療は、当日の朝からネット・電話・窓口で予約を受け付け、原則としてその順に診察する
(3)急病の方などの飛び入りもある

それらとは別枠でいま、毎日「発熱外来」の時間帯を設定し、いわゆる「発熱者」の診療を行っています。

発熱外来と一般外来とは、きちんと時間的・空間的に分離して、感染拡大を防ぐ必要があります。
しかし、発熱外来の時間帯に、喘息や腹痛や胸痛などを訴えて来院する急病の方も、いらっしゃいます。
そのような方はしばしば病状が切迫しており、「発熱者」よりもむしろ優先して診療を行う必要があります。
その結果、「発熱者」の方には、駐車場の自家用車内で、しばらくお待ちいただくことになります。

医師一人の診療所で、発熱外来と一般外来を両立させることは、このような運営上の苦労があります。
いまはまだ、それほど来院者は多くないですが、今後熊本でも「発熱者」が増えそうな雲行きです。
多くの医療機関が、発熱外来にますます多くのエネルギーを費やすことになるでしょう。
一般の、コロナ以外のすべての病気の診療に割くエネルギーが、その分、どんどん削られるということです。
外来レベルでの「医療崩壊」は、そんな風にジワジワとやって来るのかもしれません。

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「発熱外来」稼働1カ月
- 2020/11/30(Mon) -
「診療・検査医療機関」に指定されて当院が「発熱外来」を稼働して、気が付けば1カ月たちました。
他の患者さんとは「時間的空間的分離」を行って診療を行うために、それなりに苦労・工夫をしています。

日々の発熱外来診療の内容は、厚労省に報告をしなければなりません。そのためのシステムが「G-MIS」です。
G-MISとは、「新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム」の英語の頭文字です。
( Gathering Medical Information System on COVID-19 )
ただし「情報支援システム」よりは「情報回収システム」とした方が、実態にも即してますけどね。

実際の運用はWebフォームへの入力だけなので、その点は簡単です。しかもMacでも使えるのが良いですね。
そのフォームに、IDとパスワードを入力してログインし、二つの「シート」に入力することになります。
(1)日次調査シート:毎日の発熱外来開設時間、発熱患者人数や検査人数等を、毎日13時までに報告する
(2)週次調査シート:毎週の医療資材の在庫量・備蓄見通し、購入見込量などを、毎週水曜日までに報告する

などと書きましたが、実はまだ、このシートに入力したこともなければ、厚労省に報告したこともありません。
発熱外来を開設して以来、私はG-MISへの報告を怠ったまま、すでに丸1カ月を経過してしまっているのです。

なぜそんなことになったのかと言えば、当院のIDも初期パスワードも、いまだに発行されていないからです。

さすがにどうかと思い、本日、県の担当部署に尋ねてみたら、厚労省の作業が遅れているようです、との返答。
なので毎日のデータは、各自がエクセルか何かに記録しておくようにとのことでした。

厚労省も忙しいのです。全国の医療機関の発熱外来の診療詳細などに、今はかまっている暇はないのでしょう。
しかしこれが「発熱外来診療体制確保補助金」につながるわけですから、あとでチェックが行われるはずです。
とはいえ、毎日の診療データの検証はほとんど不可能に近く、実質的にはノーチェックになるかもしれません。
各医療機関が、真面目に診療して、正確に記録して、正直に報告する、という点につきるんでしょうね。

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まっくらな駐車場でさむい
- 2020/11/29(Sun) -
つい2週間ほど前にも恐れていた通り、本格的に寒くなりました。今年は久々に、例年並みに寒いといいます。
発熱患者の問診や検査等のために駐車場に行き来するのが寒いし、しかも夕方になると真っ暗ですね。
そうは言っても、発熱した患者本人の方がよっぽど辛いわけですから、私などは我慢するのみです。

半袖の白衣の上に長袖ガウンを羽織ってはいますが、それはあくまで防護具であって防寒具としては非力です。
フェイスシールドにしても、飛沫は防げますが、冷気が顔を刺します。手袋もしかり。防寒にはなりません。

「発熱者専用ダイヤル」から教えられて当院に電話してくる方が、だいぶ増えてきました。
「新型コロナ相談センター」に相談した方もいますが、いまは「専用ダイヤル」が主な窓口になっています。

発熱外来では、毎日いろんな問題に直面します。たとえば今日は、大半の方が一人で来院されました。
一人だと、会計だとか薬局でも本人と対応せねばならず、感染防御を考慮するととても手間がかかります。
徒歩や自転車で来院する方もいて、待機場所の確保で苦労しますが、なんとか工夫するしかありません。

発熱外来に来たけども、やっぱりコロナの検査は受けたくないと躊躇する方も、時々いらっしゃいます。
多くの方が、陰性なら知りたいけど陽性なら知りたくないという、矛盾に満ちた心境で来院されています。

単に体調が悪いだけでなく、とにかく不安なのだろうと思います。
診療所の発熱外来で「陰性証明」は出せませんが、患者さんの支えになるべく、日々の診療を行っています。
もしも今後、感染大爆発の時が来たら、自分や職員が果たしてどこまで頑張れるのか、予測がつきません。
いわゆるアクセルとブレーキは、そろそろ急ブレーキを踏む時期じゃなかろうかと思えてなりません。

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診察中の世間話の中にも、いろいろヒントがあります
- 2020/11/23(Mon) -
生活習慣病のご高齢の患者さんは、男性はしばしば寡黙ですが、女性はおおむねおしゃべり好きです。
いや、必ずしもそうではないのですが、そのような方が目立つので、記憶に残るのです。

診察室から出る間際の「ドアノブコメント」が、その前の診察時間よりも(多分)長い方もいらっしゃいます。
もう、ドアノブを取り外して自動ドアにしようかと思うぐらいです。ウソですよ。

処方内容については、ざっくりと把握している方もいれば、すごく厳密に管理している患者さんもいます。
どちらのタイプの方が治療しやすいかは、一概に言えません。

高血圧治療薬を、ブロプレス(8mg錠)からアジルバ(20mg錠)に切り替えた方のケース。
翌月聞いてみたら、20mgでは強すぎると思い、自己判断で半錠の10mg分だけ飲んでいたそうです。
成分が異なる薬物なのでミリ数自体は比較できませんよ、と説明したのですが、私自身にも疑問は残りました。
薬剤名にミリ数を明記することが、かえって誤解を招かないだろうかと。

でもそれでヒントを得て今では、薬を増強する際には、ミリ数の小さな薬に変更する小技を、時々利用します。
もちろん、きちんと説明した上での処方変更ですが、数値から来る威圧感を軽減する効果はあると思います。

配合錠に切り替えることで、薬を減らしたように見せることもありますが、もちろんダマシじゃないですよ。
飲みやすさと、ある種のストレス軽減を狙ったものです。

しかし、良い面ばかりでもありません。まず配合錠は原理上、用量が微調整しにくいのが難点。
覚える薬の名前が増えるのもイヤだし、ジェネリックが使いにくくなれば患者さんには不評です。

日常診療において処方薬は、気持ちよく(したがって確実に)飲んでもらえてなんぼ、ですから。

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発熱外来はしばしば、部屋が足りずに駐車場外来なので寒いです
- 2020/11/14(Sat) -
いまさら言うのもナンですけど、私は「発熱外来」という呼称が嫌いです。
なぜなら、発熱の原因や病原体もハッキリしないうちから、発熱者をみな一緒くたにはできないからです。

インフルエンザの流行期でも、インフル疑いの段階の人と確定患者とは、明確に区別しなければなりません。
インフルだと確定するまでは、インフルではない別の疾患(風邪など)の可能性も考慮すべきだからです。

コロナの疑いの方も、コロナかもしれないし別の感染症かもしれません。
たとえコロナが確定した患者でも、インフル等の感染症を併発していないか、そこまで考える必要があります。

つまり、すべての発熱者は、それぞれが異なる病原体を持つ患者だと、理論上はそう考えるべきなのです。

となると、医療機関では隔離室がいくらあっても足りません。動線を分けるための、空間も足りません。
なので、問診や簡単な診察から検査、さらに会計まで、しばしば屋外の駐車場で行っているのが現状です。
ですが、駐車場と院内とを防護具を着けて行き来する私の経路・動線には、どうしても不安があります。

理想を言うなら、駐車場から直接出入りできる診察室がいくつも並んだような構造の診療所が欲しいですね。
テントやプレハブで作った2部屋程度じゃなくて、7,8部屋がずらっと並ぶと、感染症対策としては完璧です。
各部屋の裏側にはバックヤードが隣接していて、医師やスタッフはそちら側を行き来できます。あ、コレいい。

そんな妄想をしながら、今日も屋外に出たり入ったりです。いまはまだ良いですが、真冬はどうなりますやら。

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大事なことはまず国に訊け
- 2020/11/12(Thu) -
新型コロナウイルスの新規感染者が、ついに過去最多数を更新しました。医療体制のひっ迫が懸念されます。

東京で、昨日317人の感染者が出たことに対して知事は、次のように言い放っていました。
「東京都民ではなく、検体だけが都内に持ち込まれた陽性者が22人いるので、実質は300人を切る数字だ」
じゃあ、今日の393人はどうなの。

昨日も書いたばかりですが、何でも矮小化しようというその姿勢が、政治家の信頼感を失わせるのです。
まあそれにしても、「第3波」に突入したことはもう、認めましょうよ。
「いや、第3波とは言えません。第4波かもしれないので」などと西村大臣は言うのでしょうか。

当院もいわゆる「発熱外来」を稼働させていますが、幸いにして、まだ来院者はボチボチです。
それでもとくに日曜日には、相談センターからの紹介を受けて当院に来院する方がいます。

この「診療・検査医療機関」制度では、専用の診察室を確保した時間に応じて、体制確保経費が補助されます。
ところがその、「体制確保時間」の設定法にはアバウトな雰囲気があって、分かり難いのです。

私はどうも頭が固いところがあるので、時間設定をハッキリさせるべく、一昨日お役所に電話してみました。
以前別件で、保健所や県庁ではラチがあかなかった経験があったので、今回は最初から厚労省にかけました。

厚労省のコールセンターの担当者はとても親切で、意外なほどに医療機関に対して好意的でした。
その回答を踏まえて県に確認してみると、それで良いですと。さらに念のため保健所に電話しても同じ。
さすが、国の回答を最初に得ておいた効果は絶大でした。こんどから、この順番で行こう。

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学校検診でときどき校舎に入るのも楽しくて懐かしい
- 2020/10/28(Wed) -
私が「学校医」の任を仰せつかっている「託麻北小学校」で、本日「就学前検診」が行われました。
来年度の入学予定者86名のうち、欠席2名を除く84人が、保護者に連れられて学校にやって来ました。
例年は、在校生(5年生)が手伝ってくれるそうですが、今年はコロナを考慮して保護者が付き添いです。
ほとんどのお子さんが近隣に住む年長児のため顔見知りで、楽しげに話しかけてくる子も何人かいました。

託麻北小の児童数は531人。1年生も6年生も88人なので、近年の児童の増減はあまりないようです。
校舎は古く、増築して複雑な構造です。こういった狭い土地にある古い小学校は、どうしてもこうなります。
照明は少なく薄暗いですね。廊下やあちこちに、児童向けの注意書き(標語風)が掲げてあって懐かしい。

託麻北小の校区は、白川の南側に沿った、東西にけっこう長いエリアです。運動公園も含まれます。
東バイパスが校区を分断し、九州自動車道の熊本IC辺りがまた、通学には障害となってますね、きっと。
白川の河岸段丘も神園あたりの丘陵地のアップダウンもキツイと思いますが、みんな歩いてるんでしょうか。

私の小学生時代(昭和40年代)は、山口県の防府市の広大な平野部の小学校だったので、通学は楽でした。
ただし、石ころを蹴りながら帰ったりするので、なかなか時間はかかります。
その石ころが水田に落ちてしまったら、諦めるのではなく、水田に入って石を探します。
そうすると、たいてい無数のカブトエビを見つけるので、興味はそっちに移ります。
低学年の頃には、通学路の近くに塩田(三田尻塩田)があって、その湿地の中に入り込むのも好きでした。
用水路の中をずっと歩いて帰宅しようと試みたこともありました。服が濡れても汚れても、お構いなしです。

いまの小学生はどうなのでしょう。用水路や水田に入ったら、まず怒られるでしょうね。ていうか危ないし。

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コロナ禍の開院13周年
- 2020/10/01(Thu) -
本日、つるはらクリニックは、開院13周年を迎えました。
これもひとえに、地域の皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます。
・・・そのセリフ、毎年聞くぞ、と言わないでください。言うなれば枕詞ですから。

いま世の中は、未曾有の危機に見舞われています。そして当院も、そのコロナ禍の渦中にあります。
そんな、闇の中を手探りで進むような日々を共にしている当院の職員には、つねに感謝の気持ちで一杯です。

地域の皆様には、少なくとも当院でコロナに感染することだけは無いように、細心の注意は払っております。
それと同時に私自身は、コロナ診療においてはできる限りの地域貢献をしようと思っています。

互いの接触を減らした診察の流れには、受診者のご不満もあろうかと思いますが、ご了承願います。
発熱者だけでなく予防接種を受ける場合でも、自家用車内で待機する時間が長く、ご不便をおかけしています。

何から何までが誰にとっても初体験であり試行錯誤の毎日ですが、結局、臨機応変で行くしかないですね。
明日はもっと、スマートにやろうと思うばかり。なんにせよ、立ち止まらずに先手必勝で進んで参ります。
14年目のつるはらクリニックも、どうぞよろしくお願いいたします。

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当院のマネーロンダリング(たぶん合法的)
- 2020/09/01(Tue) -
防護具を装着して診療を行い、手洗いをしても、どうしても消毒しにくいのが受け取った現金(紙幣)でした。
少し前までは、アルコールを吹き付けるなどしてきましたが、でも最近は紫外線殺菌装置を使っています。

特種な医療機器ではなく、スマホの消毒用に売られているものを流用しただけです。
スマホを入れる部分がちょうど紙幣の大きさと同じなのがgood。紙幣は1枚ずつ殺菌。1回8分。

気がかりなのは、紫外線がちゃんと出ているのかどうかです。なにしろ中○製なので。
使用中にフタを開けても確認ができません。たぶん、フタを開けると電源が切れる仕組みなのでしょう。
ジワッと開けても、パッと開けても、ランプは消えています。それまで点灯していたかどうかわかりません。

そんなアホな確認作業を繰り返していたら、アニメで似たような場面があったことを思い出しました。
前にも書いたことのある、『トムとジェリー』の「真ん中の話」の中の、『こんなお家は』という話です。
冷蔵庫内の照明が、ドアを閉めたときにちゃんと消えているか、確認しようと何度もドアを開けてしまいます。
その悩みを解決するために未来の冷蔵庫では、庫内照明消灯確認用の、のぞき窓が付いているというわけです。

残念ながら殺菌装置に窓をつけたら、紫外線が漏れるので好ましくありません。
そこで考えました。iPhoneを録画状態にして装置に入れたら、紫外線が「録画」できるんじゃなかろうかと。

やってみました。前面カメラで録画状態にして、紫外線殺菌装置に入れて、蓋を閉めて、殺菌スイッチオン。
数秒後にフタを開け、iPhoneを取り出して録画終了。
さて確認。たしかに、スイッチオンのタイミングで、青い光(たぶん紫外線)に包まれたのが確認できました。

ついでにこの方法で、冷蔵庫のドアを閉じたら庫内の照明が消灯することも、さきほど確認しました。

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隔離診察室が足りないし、屋外での診察もまた大変です
- 2020/08/26(Wed) -
「コロナじゃないですよね?」
毎日何度も、風邪症状や夏バテや熱中症の患者さんから、このように尋ねられます。

「たぶん違うと思いますが、でも絶対に違うとは言えません。念のため少し慎重に経過をみましょうね」
病状や状況から、新型コロナウイルス感染の可能性が低いと思った場合は、このように答えています。
しかしたとえ可能性は低いと思っても、このような病状の患者さんはすべて、当院の隔離室で診察しています。

さらに、少しでもコロナが疑わしいと思ったら、私もスタッフも完全防護した上で、駐車場で診察しています。
ほとんどの方は自家用車で来院されるので、患者さんは車内で待ってもらい、そのまま窓越しに診察します。
なかには自転車やバイクや徒歩で来る人もいて、屋外での診療はなかなかやりにくくなります。

炎天下で、マスク・キャップ・フェイスシールド・ガウン・手袋の装備で診察するのは、ほぼ猛暑地獄です。
また、にわか雨でも降ったものなら、屋外での診察は中断することになります。降り続けたらどうしよう。

やがて冬になれば、これまた屋外での診察は厳しいでしょうね。
この手の呼吸器感染症は真冬に大流行する可能性が高く、屋外での診察は極寒地獄になりそうです。

インフルや水痘患者などの隔離を考慮して設計したクリニックですが、このコロナ禍では部屋が足りません。
屋根付きのドライブスルー診察室があるといいですね。今後開業予定の先生には、ぜひオススメします。

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熱中症も夏風邪も胃腸炎も、コロナのせいで診療がやりにくい
- 2020/08/20(Thu) -
毎日の感染者数や重症者数が注目されている新型コロナですが、最も重要な数値は死亡者数かもしれません。
日本ではこれまでに、約1,100人が、新型コロナウイルス感染で亡くなっています。
しかしいま、コロナの10倍のペースで死者が出ている病気が注目されています。熱中症です。

東京都内だけでも、今月に入って131人が熱中症で死亡しているそうですが、ほとんどが高齢者とのこと。
多くが屋内、しかも夜間に亡くなっていて、エアコンの不使用が目立つようです。

先日も、夏バテ気味の高齢者が来院されましたが、もったいないので夜中はエアコンは使っていないとのこと。
昭和の気質の方はどうしても、エアコンのつけっぱなしには抵抗があるようです。

診療の合間に屋外にちょっと出てみたら、照りつける日差しとアスファルトからの熱気ででクラクラしました。
隣のサンピアン前の歩道を見るとしかし、マスクを着けて歩いている方がいます。
マスク着用が定着しすぎて、こまめに外すという発想が失われているのかもしれません。

連日猛暑日の熊本で、コロナ感染者も毎日出ているなか、夏風邪も多い上に熱中症も増えてきました。

今日は当院にも3人ほど、熱中症と思われる方が倦怠感を訴えて来院し、そのうち2人に点滴を行いました。
熱や咳の患者さんなら防護しながら短時間で診療できますが、点滴するとなると接触時間は長くなります。

骨折患者がコロナだったという事例もありますから、誰に対してもコロナの疑いを持たなければなりません。
今後、熱中症のようで実はコロナというケースが増えてくることでしょう。外来では難しい判断が迫られます。

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保守点検料をケチったら、修理費が高い
- 2020/08/06(Thu) -
夏休みに入ったので、小中学生が心臓超音波(心エコー)検査を受けるために、三々五々やって来ます。
学校検診で心雑音を指摘された子どもたちの、精密検査の一環です。

開院以来使ってきた東芝メディカル(現キヤノンメディカル)製の超音波検査装置は、一昨年買い換えました。
ノートPC型のGE製の装置です。TVドラマでキムタクが使っているのを見て、決めたのです。いけませんか?

ところがこの装置、最近調子が悪かったのです。
記録ボタンを押すたびに画面が数秒間止まるので、検査もいちいち中断してしまいます。とてもストレス。
我慢してだましだまし使ってきましたが、もう耐えきれず、メーカーに修理を依頼しました。

するとどうやら、私が最近エコー装置をLANに接続するのを止めていたことが原因だと判明しました。
よく見ると、LAN経由でサーバーPCに送られるはずのスプールファイルが、記憶装置を占拠していました。
行き場を失った何百ものDICOM規格の画像や動画が、HDDの中に澱(おり)のように溜まっていたのです。

そういえば、行き場を失ったパケットがネットワーク上に溢れて障害が発生、なんてIT記事をよく目にします。
パケットがグルグル堂々巡りをしてトラブルを起こすなど、まるで心房細動のリエントリー回路のようです。

エコー装置も所詮、Windowsの上で動いています。少し知識があれば、自力で解決できたかもしれません。
そう思うと、とくに部品を交換するわけでもなかったのに、結構な修理費になったことが悔やまれます。
無料修理保証期間を、少し過ぎていただけで有償修理になったことも、釈然としない理由のひとつ。
滅多なことでは故障することも無かろうと思い、高額な保守点検契約を結んでなかったことが災いしました。
などと、スケールのちっちぇえ話を書いてますけど、コロナ禍のさなかでの修理費は痛いのです。

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第2波が到来し、マスクや消毒薬の供給がまた厳しくなってきました
- 2020/07/27(Mon) -
国民がそうだと思ってるのに政府はまだ認めないコロナ第2波が、ついに熊本にも襲来してきました。
マスクや消毒薬も、また不足するのでしょうか。念のため発注しようとしたら、すでに売り切れています。

院内在庫を確認するとマスクは十分ありましたが、手袋が不足気味で、アルコール消毒薬の在庫も頼りない。
そのアルコール消毒薬は、濃度80%前後のもの以外に、何かの足しにと購入した59%のものがありました。
そうそう、例の「優先供給スキーム」で届いた高濃度(95%)アルコールの一斗缶も保管しています。

コロナウイルスに有効なアルコール濃度が80%前後であることは、すでに良く知られていることです。
低濃度では殺菌力が弱く、高濃度過ぎたら殺菌する前に揮発してしまいます。
そこで今日は、一斗缶の95%と低濃度の59%を混ぜて77%のアルコール消毒薬を作製しました。その手順は、

(1)4Lの59%アルコールを、同じ形の容器に半分ほど入れて、2Lずつに分割する。
(2)一斗缶の95%アルコールを、それらの容器に注ぎ込んで、それぞれ合計4Lにする。

簡単な作業ですがしかし、一斗缶を開栓する段階で、少々手こずりました。
古い記憶に基づいて、金属の蓋の真ん中を押せばペコッと開くだろうと、安易に思っていたのです。
ところが、手が痛くなるほど強く押しても、びくともしません。私の筋力または根気がないのか。

白い封印のようなモノが邪魔をしているようにも見えます。そこでネット検索。ありました。
白いのはプロテクターらしい。それを引っ張り剥がすと、いとも簡単に蓋が押せるようになりました。
これって常識なのかもしれませんが、でも私のような素人のために、一斗缶に説明書を貼っといてほしかった。

国の「優先供給スキーム」は、なかなか不親切で大雑把です。少しでも早い供給のためなので我慢しますけど。

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コロナ対応慰労金はありがたいですが、それほど急ぎませんので
- 2020/07/21(Tue) -
「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金」なるものが、医療従事者に給付されることになっています。
感染の危険が高く心身に負担がかかる中、強い使命感を持って業務に従事していることに対するものです。

コロナ患者の入院診療を行っているわけでもない当院が慰労金対象とは、少々申し訳ない気持ちになります。
とは言え、毎日のように熱や咳の患者が来院する中で、職員は大きなプレッシャーを感じているはずです。

昨日改定された、厚労省の申請マニュアル(Ver 1.2)を参照して、今日は慰労金申請準備に臨みました。
他の給付金や助成金と同様に、コロナ関連の申請書は、時期が遅くなればなるほど簡便になっていきます。
ただ、今月申請しても給付は来月末、来月申請したら給付は9月末になるらしいので、早めの申請が肝要です。

厚労省のマニュアルによると、当院の場合「WEB申請受付システムによる提出」をするのが簡単なようです。
そのためには、各都道府県の国民健康保険団体連合会(国保連)のマニュアルを確認せよと、書いてあります。

そこで熊本県国保連のサイトを訪れたのですが、そのようなマニュアルも、申請用ページも見つかりません。
しょうがなく国保連に電話したら、慰労金の件は県で行っているので、県の健康福祉政策課に電話せよ、と。

で(ヒマだったので)健康福祉政策課に電話。するとこんどは、その件は医業政策課が担当しています、と。
なかなかのタライ回しですが、そんなことではくじけません。

でも、医業政策課の回答には腰砕けになりました。
本事業は、熊本県ではまだ準備中であり、申請は8月からになります、と。てことは、給付は早くても9月末か。
お役所もやることが多くて大変でしょうけど、いま仕事が多いのは幸せなことだと思ってください。

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コロナ時代の休日当番医の傾向と対策
- 2020/07/05(Sun) -
休日当番医には、新型コロナの疑いがある患者が集まってるんだろうな、と一般の方は思うのでしょうか。
医師会の調査結果によると、この2,3カ月間の休日当番医の受診者数はとても少ないようです。

今日は当院がその当番医でしたが、コロナ前とは比較にならないほどの、圧倒的に少ない来院者数でした。
日頃の受診者数も同じ事ですが、「コロナ控え」とも言うべき受診抑制がまだ、続いているのでしょう。
(1)うかつに医療機関を受診してコロナをうつされてはかなわない、という心配
(2)軽い風邪程度で医療機関を煩わせるのは控えよう、という医療従事者への思いやり

いずれも間違ってはいない考え方だと思いますが、少し意見させていただければ、こうです。
(1)現状では、感染対策を講じた熊本の医療機関を受診してコロナがうつる心配は、ほとんどありません
(2)重い症状なのに無理して受診を控えるのは、オススメできません

今日は特別に、クリニック玄関外のポーチ(屋根あり)部分にテーブルを出して、臨時の受付を開設しました。
さらに私は、マスク+キャップ+フェイスシールド+ガウン、というフル装備で診療に臨みました。
最初は3MのN95マスクを装着してみたのですが、苦しくて耐えきれず、サージカルマスクに切り替えました。
ガウンやキャップは、コロナが疑われる人を診察したらその都度取り替える予定でした。
しかし実際にガウンを取り替えたのは、汗をかいて臭くなった時でした。コロナっぽい人は来ませんでした。

あとフェイスシールドは、保護フィルムの剥がし忘れに気を付けましょう。ウラオモテ両面ありますからね。
先日、某学校検診の際に、用意してあったフェイスシールドのフィルムに気づいたのは検診の途中でした。

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品不足だからといって、粗悪品をポチったら結局後悔しますよ
- 2020/05/11(Mon) -
アベノマスク」は元々不評で、供給業者選定にも裏がありそうだし、おまけに不良品が続出しています。
マスクの品不足はもうじき解消されるとも噂される中で、アベノマスクはもう、お払い箱かもしれませんね。
ニュース映像等を見ても、安倍首相だけがかたくなにアベノマスクを着けてるのが、なんとも痛ましい。

マスク販売のFAXが、近頃よく届きます。だいたい1枚50〜60円程度ですが、30円程度のものもあります。
一般の通販でも、同程度の価格帯で販売されていますが、さいわい当院では、まだマスクの在庫はあります。
フェイスシールドやゴーグルやガウンも、ある程度は入手できました。手指消毒液もまずまず足りています。

最近は体温計まで品不足気味のようですが、当院ではメーカー品の在庫を十分な数確保していたので大丈夫。

体温計のトップシェアは「オムロン」製だそうですが、当院ではおもに吸入器でお世話になっている会社です。
そのオムロンの創業者一族の元社長が、先日新型コロナで亡くなったのは、まったく皮肉な出来事ですね。

体温計メーカーとして発足し、社名もドイツ語の体温計に由来するメーカーといえば「テルモ」です。
市民病院時代には、テルモと共同で小型人工心肺装置を開発しました。話題のECMOでもトップシェアです。

ところで、額にかざすとピッと検温できる「非接触式体温計」だけが、なかなか手に入りませんでした。
感染を疑う方との接触をできるだけ控えるために、あればとっても便利な機器ですからね。
医療機器卸のルートではすぐに入手できそうにないため、ついに禁断のAmazonで発注してみたのでした。
製品の信頼性はともかく、いちばん納期の早い製品をポチったら、なんとその4日後に届きました。

これが見た目はシンプルでオシャレ。自分を測ると36.4度。スタッフで試してもみな36.2〜36.4度。あれ?
普通の体温計で39.5度のお子さんも、非接触で測ってみると36度台。これってとんだ粗悪品じゃないですか。
変なモノつかまされてしまった。そういや、Amazonの商品説明画面からすでに、おかしかったもん。要返品。

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不要不急の受診が減ったようで、連休中の来院者は少なめです
- 2020/05/03(Sun) -
不要不急の外出が控えられているため、街中や交通機関や観光地などが閑散としているのは、わかります。
ですが当院のような一般の医療機関でも、じつは受診者がかなり減っています。その来院者を大別すると、

(1)生活習慣病やその他の慢性疾患の方
(2)風邪や胃腸炎や蕁麻疹などの急性疾患の方
(3)新型コロナを心配して来院する方

このうち(2)の中にコロナが含まれる可能性が否定できない一方で、(3)はたいていコロナではありません。
さらに最近の傾向として、(2)の方は受診を自粛し、(3)も多くはない。つまり全体として少ないのです。

不要不急の受診が抑制されているという意味では、正しい受診傾向と言えるでしょう。

開院当初から当院が日曜祝日診療を続けているのは、医療の手薄な曜日をカバーしようという目的です。
なのでこの大型連休も、定期休診日である火曜と金曜以外の祝日はすべて、診療する予定でした。
ところがフタを開けてみたら、この連休中はみなさん “Stay Home” のようですね。

というわけで方針変更です。まことに急な話ですが、明日5月4日の月曜日は、臨時休診することに決めました。
前日になって急に休診を決めるのは初めてですが、実害の少ない判断かと思いますので、ご了承願います。
とは言え私も、休診したところでどこかに出かけるワケでもありませんが、片付けなどをすることにします。

やがて熊本でも本格的にコロナが流行する日が来たら、その時こそ当院を含めた開業医の出番かもしれません。

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自院をクラスターにせず、自分は濃厚接触者にならないこと
- 2020/04/04(Sat) -
東京都で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は118人。今日はついに大台に乗ってしまいました。
でも安倍首相はまだ「緊急事態宣言」を出しません。
これでもまだ「ギリギリ持ちこたえている」範囲なのでしょうか。なんとか「瀬戸際」だというのでしょうか。

「必要なら躊躇なく決断する」なんて言葉は何度も聞きましたが、躊躇しまくってるようにしか見えません。
もちろん、諸事情を考慮すれば重い決断でしょうけど、でもコレって、遅れて出したんじゃダメなんです。

とくに今日の118人で問題なのは、感染経路不明の方が81人もいるということです。
既知のクラスター等の中で感染者が増えたのではなく、未知の感染源があちこちにあることが大問題です。

そういえば、「3密」のかわりに「集近閉(シューキンペイ)」などという言葉がネットに登場してますね。
不謹慎と言うことなかれ。こんな暗い時期だからこそ、みんな面白いことを考えたいのです。

微熱や咳が長引く人が、今日も何人か来院されましたが、新型コロナを疑うケースではありませんでした。
しかし今後は、疑わしい症状の方がやって来はじめることでしょう。そのための、当院の準備として、

(1)生活習慣病などの方以外は、駐車場の自家用車内で、診察の直前まで待っていただく
(2)問診は、なるべく携帯電話で行う
(3)患者は常に院内には1人だけ入れ、その動線を限定し、診察室は1カ所に固定する
(4)診察時の防護具は、最低でもマスクとゴーグル、場合によりさらに強化する
(5)1人診察が終わるたびに、診察室の換気・洗浄を一定時間行う

ガウンやフェイスシールドのほかに、N95マスクをやっと入手できたので、一通りの防護具は揃いました。
仰々しいフル装備ですが、これも当院が感染を広げないことと、自分が濃厚接触者にならないためなのです。
一般の開業医としても、やれるだけのことはやるしかありません。

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発熱者は、いちどに一人ずつしか院内に入れない方式で診療中
- 2020/03/18(Wed) -
新型コロナウイルスに限らず、感染症の診療においては、院内感染を防ぐことが重要です。
診察室の消毒・換気・清掃や診察時の防護・手指消毒に加え、患者の隔離やその動線にはとても気を遣います。

待合室は使わず、駐車場の自家用車の中で待っていただき、時間が来たら裏口から入ってもらいます。
その際、廊下等で他の患者とすれ違わないように十分気をつけて、隔離室等へご案内します。

例年、インフルエンザの季節だと患者数が多いため、動線の確保にはアクロバティックな工夫を要します。
インフル疑い患者とインフル確定患者を、ニアミスさせるわけにはいきません。それは水痘などでも同じ。

新型コロナ診療では一段と厳しい隔離を行う必要があると考え、いまも患者動線にはとくに配慮しています。

発熱者等は、一度に1家族だけ院内に入れて診察し、終わったら駐車場の自家用車に戻っていただきます。
それから隔離室の窓を開けて換気、各部の消毒等を行い、一定時間経過後に、次の患者の院内誘導を行います。

診察室や廊下はおろか、トイレでも絶対にニアミスさせないようにするための、当院の最大限の工夫です。

幸か不幸か今は風邪や発熱の来院者が激減しているので、このように一人ずつゆっくり診療できています。
しかし今後、新型コロナ疑い患者が増えて来たら、こんなに時間のかかる診療は難しくなるかもしれません。
流行蔓延期の診療スタイルがどうなるのか想像もできませんが、その都度知恵を絞るしかないのでしょうね。

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感染したら行動範囲を晒されます。日頃の行いに気をつけましょう
- 2020/03/08(Sun) -
新型コロナウイルス感染では、ライブハウスなどが「クラスター」となって、感染者が広がっています。

クラスターの構成者を探し、さらに各人の濃厚接触者をだどると、芋づる式に感染者が見つかっていきます。
それに伴って、行動範囲や交友関係などの個人情報が次々に晒されてしまうのは、まことに不運なことです。

私もいつ感染して報じられても良いように、しばらくは品行方正にしておく必要があると思っています。

いやそんなことよりも、当院のような診療所の職員から感染者が出た場合が心配です。
一人が感染したら、他の職員もみな、濃厚接触者と考えられてしまいます。
患者に対してはそれなりの感染防御をしていても、職員同士はおおむね「濃厚接触」に近い関係だからです。
唯一私は職員とマスクを外して会話や食事をしたりしないので、当院では私だけが孤立した存在といえます。
万一の時は、私ひとりで診療を行う覚悟が必要ですが、大丈夫。熊本地震の時にいちど、経験があります。

もっと重大な問題は、新型コロナの感染者が、発症初期の軽い風邪症状のときに当院を受診する可能性です。
「風邪ですね。経過をみましょう。風邪薬を出しときますね」てな具合になるのが普通ですね、当初は。
ところがその後、病状が悪化し、何日後かにどこかの病院でPCR検査して、感染が判明したりします。
メディアはきっと、「最初のクリニックで相談センターに連絡できなかったのか」などと書き立てるのです。
いや、メディアだけじゃない、某市長もそんなこと言って、医療従事者を怒らせましたからね。

わずかでも可能性があるケースをいちいち相談センターに連絡したりすれば、センターはパンクしますよ。
センターに相談すべきかどうか、それを判断してトリアージするのが、現場の医師の裁量であり手腕なのです。
ただ、そのような毎日の診療なので、いつか一般開業医も感染するんだろうなと、覚悟はしています。

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冬の当番医
- 2019/11/17(Sun) -
春の10連休のとき以来、約半年ぶりの休日当番医でした。
インフルエンザシーズンに当番医になると、予想していたこととはいえ、高熱の方がドッと押し寄せます。
ただし今日の場合、インフルエンザ以外の、アデノウイルスや溶連菌感染や胃腸炎も目立ちました。

来月あたり、本格的なインフルエンザ流行期に入れば、これがインフルエンザ一色になるんでしょうね。

そうなのです。インフルエンザの大流行時期には例年なぜか、他の疾患が減ります。
まるでインフルエンザウイルスが、他の感染症の病原体を駆逐したように見えます。

おそらく、インフルエンザがうつるのを恐れて、軽微な疾患で医療機関を受診する人が減るのでしょう。

なるべく受診したくないので薬だけもらえないかという、初診の方の困った電話相談もときどき受けます。
さすがに初診の方に無診療処方は無理です。再診の場合でも、そのような処方はきわめて限定的です。

当院では、インフルエンザの疑いのある患者さんは、一般の方とは別の部屋で診察しています。
診察の直前までは駐車場の自家用車の中で待っていただき、時間が来たら裏口から診察室へご案内します。
廊下でも一般の患者さんとはすれ違わないように、職員が患者さんの動線を厳密にコントロールしています。

これはインフルエンザに限りません。水痘やおたふくかぜや溶連菌感染など、他の感染症でも同様です。
そのようにして、来院者が院内で感染することのないよう、最大限に配慮しているのです。どうかご安心を。

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予約のない来院者
- 2019/10/15(Tue) -
寒くなってくると、インフルエンザや風邪などの感染症が流行して、熱の高い方が朝から大勢来院されます。
当院の診療は予約制なので、診察は原則としてネットや電話で受け付けた予約の順番です。

ただし、病状の重い方は、予約の有無やその順番にかかわらず、早めに診察するように配慮しています。

しかし、すべての患者さんを重症順に診療していたら、軽症の方はいつまでたっても順番が回ってきません。
なので、病状と待ち時間の両方を勘案して、診察順を決めなければなりません。

高熱が出たと、予約なしで朝いちばんに来院してすぐに診察を希望する方が、この時期には結構多いです。
一方で、そこそこ病状の重いお子さんでも、ネット予約を入れた方は予約時間まで待ってから来院されます。

予約なしで直接来た方は、比較的軽症でも、あまりお待たせせずに診察せざるを得ません。
しかしそのような予約外の方を多く受け入れると、その分、予約患者の診察がどんどん遅れてしまいます。
真面目に予約した方が損をしないように配慮したいのですが、なかなか思った通りにはいきません。

「予約の無い方は一切受け付けません」などという強硬な対応ができるはずもありません。
しいて言うなら「予約の無い軽症の方は受け付けません」でしょうけど、それも判断が難しいし角が立ちます。

結局、現実には、予約外で軽症の方はそこそこお待たせしてから診察する、というスタンスで対応しています。
「予約が無い場合はお待ちいただきますよ」ということを、わかっていただくための、苦しい運用です。

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先入観は最大の敵
- 2019/10/05(Sat) -
医療現場では、しばしばヒヤリハットが起きますが、当院も例外ではありません。

過去に(7,8年以上前に)とくに問題になったのは、予防接種のワクチンを取り違えそうになったことです。
どのような作業においても、つねにダブルチェックを行っていますが、それでも漏れが起きます。

ダブルチェックには、自分以外の目があることで油断してしまうという問題点があるのです。

いろいろ試行錯誤の末、被接種者の腕にシールを貼るということで、ワクチンの接種ミスはなくなりました。
しかし時々、そのシールがお子さんのシャツに貼り付いたりして、紛失することがあります。
ごく希(?)には、ウッカリ私がシールを貼り忘れることもあります。

スタッフは一生懸命シールを探します。見つからないけど、まあいいや、では決して済まさないルールです。
その作業を安易にスルーすると、いつかきっと、接種ミスにつながるかもしれないと思うからです。
皆でさんざん探しても、どうしても見つからない時、ついに諦めて、私がシールを再発行します。

ここまで皆の目が注がれる事態に至っては、さすがに接種ミスなど起こりようもないからです。

ヒヤリハットを防ぐために、私が重要と思うのは次の2つです。
1.確認作業には先入観を持たず、手順通りに行うこと。例外は認めない。
2.日頃から、ウッカリとか、ボンヤリとか、ノンビリした行為を慎むこと(←私)。

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開院12周年
- 2019/10/01(Tue) -
本日、つるはらクリニックは、開院12周年を迎えました。
これもひとえに、地域の皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます。
また、当院の現職員やかつて共に働いたスタッフの方々には、言葉にならないほどの感謝の気持ちで一杯です。

何年も前から、あるいは開院当初から、ずっと当院に通院しておられる方も、たくさんいらっしゃいます。
かつて小学生だった子が、いまでは母親となってお子さんを連れてきたりします。

「ミニカルテ」と「土日祝日診療」は、まだまだ堅持します。
医療ニーズの多い土日祝日は、半年前から診療終了時刻を1時間延ばして夕方6時までとしました。
その一方で、平日の診療終了時刻を夜7時から6時に変更したことは、開院後最大の苦渋の決断でした。

夕方6時台といえば、共働きの方や一人親の方が、お子さんを連れて来院されるゴールデンタイムでした。
だいぶ無理をして、5時台に当院に駆け込まれる方は今も多いですが、間に合わない方も多いはずです。
そのような方々には、まことに申し訳なく思っています。

12年前に開業したときの私は、土日も夜もへっちゃら、という勤務医時代から続くノリでした。
その後数年間は、冬場には夜10時台まで診療することは当たり前で、11時を過ぎたこともありました。
診て欲しいと言われたら、絶対に断らないスタンスだったのです。スタッフはよくついてきてくれました。

いまはもう、そんなことはしていません。それは職員だけでなく、私自身の「働き方改革」でもあります。
土日祝日に診療するかわりに、平日に休診をさせていただくことが時々ありますが、これも働き方改革です。

ほぼ定刻で診療を終わらせることには、今なお多少の後ろめたさを感じますが、自分が揺れてはいけませんね。
今後もずっと診療を続けるためには、長距離ランナーのようなペース配分も必要なのだと思っています。

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74円のウヤムヤ
- 2019/08/28(Wed) -
「74円問題」の後日談です。復習がてら前回の記事を先に読んでいただけると、助かります。

予防接種関連で、役所が私に74円ほど支払いたいので口座番号を教えてくれと、返信用封筒が届いた話です。
昨日、合志市役所に電話で掛け合ってみました。

私「74円払うために事務手続きに費用がかかるようなので、もう74円を受け取る権利を放棄したいのですが」
役「ご配慮恐れ入ります」
私「私に届いた返信用封筒に貼られた82円切手をもって、実質的に支払いが終了したようなものですからね」

この私の、しごく合理的な申出に対する役所の反応はしかし、予想外でした。

役「それでは、お申し出の内容を一筆書いていただいて、お送りした返信用封筒で送り返していただけますか」

いやいや、その82円切手を使わせちゃダメでしょ。

私「切手を使うのであれば74円の支払いも求めることになります。でも、そんなムダをなくしたいのですよ」

たぶん役所としては、決めたとおりにきちんと支払ったという、その形や実績が重要なんですね。
74円を支払うためなら事務経費がいくらかかってもかまわないと、そういうスタンスなのです。

私の必死の説得が功を奏したのか、役所も矛を収めました。結局74円の支払いはウヤムヤのまま放置です。

さて、元々この支払い騒ぎは、九州経済産業局消費税転嫁対策室が合志市を指導したことがキッカケでした。
もしかすると経産局がまた、合志市に新たな指導をしてくるかもしれません。
74円を支払うべきところを82円切手で払ったとするなら、8円払いすぎなので返金を請求せよ、と。

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9月に5連休
- 2019/08/27(Tue) -
来月、9/9(月)〜 9/13(金)の5日間、当院は休診する予定です。5連休です。
ご記憶の方もいらっしゃるかもしれませんが、4月にも当院は臨時休診(5連休)をしています。

かかりつけの皆様方にはご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけるよう、これらの休診理由など書きます。

開院以来、他院が休診している時には当院がなるべく診療すべく、原則として土日祝日診療を続けています。
とくに祝日は、当番医と救急病院しか開いてないので、当院の存在価値は高いと考えています。

当院は、救急病院を受診する軽症の患者さんを減らすための、防波堤のような存在だと思うのです。
しかしたまに、その防波堤を乗り越えるほどの大波(重症患者)が来た際には、日赤等へ紹介するわけです。

そのようなスタンスで突き進んできた当院ですが、昨今の働き方改革には、従わないわけにはいきません。
ストレスの溜まらない職場にしようということです。それは同時に、私自身の働き方改革でもあります。
そこで私は最近、祝日に診療した分だけ別の平日に休みをとろう、という考えに至りました。

たとえば9月と10月の祝日(すべて月曜日に3回)の診療を行う代わりに、9月の平日を3日ほど休む。
その3日の臨時休診に、定期休診日の火・金をつなげて、9月に5連休を作ることにした次第です。

8月はお盆休に5連休しましたが、9月の5連休はおおむね、お盆休みの4週間後に当たります。
4週間毎に来院されている生活習慣病の方のことを考慮すると、このようなタイミングは休診しやすいのです。
また10月からは、風邪やインフルエンザで受診者が増えるので臨時休診しづらく、今回の休みとなりました。

来年も、おそらく何回か連休をとることになると思いますが、そこも併せてご理解をいただければ幸いです。

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夏は夏風邪
- 2019/07/28(Sun) -
冬に風邪を引いても「冬風邪を引いた」なんて言いません。冬に風邪を引くのは普通すぎるからですかね。
「夏風邪」という言い方をするのは、「夏なのに風邪を引いた」みたいなニュアンスがあるからなのでしょう。

とはいえ毎年この時期、ヘルパンギーナでも手足口病でもプール熱でもない、ただの風邪が意外に多いです。

典型的には、いきなり39度台の高熱が出て、上気道炎症状に乏しく比較的元気がある。ノドは少し赤いか。
半日以上高熱が続いている場合などには血液検査をしますが、たいていそれほど特徴的な所見はありません。

そのような子の何人かに1人はしかし、翌日にも高熱が続いてぐったりするか、何らかの症状が出てきます。
血液検査で異常値が出たり、呼吸音が悪いこともあり、ときには日赤などへ紹介する場合もあります。

高熱が出たからといって、ひどく心配する必要はないけれど、まったく心配しないわけにもいかないのです。

そしてそのようなお子さんの重症度を鑑別するのが、私どものような一般開業医の役目だと思っています。
とくに日曜祝日の診療は、救急病院に行くべき患者さんを正確に厳選するのが我々の仕事です。

ただ実際には、病院を紹介したお子さんがそれほど重症でなかったことが、あとでわかったりもします。
まあ、大事をとって病院に行ってもらうことは、ある種の危機管理のひとつですから、皆様ご容赦願います。
紹介が遅れて後悔するよりは、よっぽどマシだと思うのです

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保健所の立入検査
- 2019/06/18(Tue) -
本日、当院は、熊本市保健所による立入検査を受けました。
あ、いや、どうぞご心配なく。当院で何か事故や不祥事が起きたのではなく、あくまで定期検査ですから。

あらかじめ先週までに「自主点検票」の提出が求められており、それに基づいた現場チェックが行われました。
そのチェック内容は、

・診療所の間取り、医療機器(とくにX線装置)、検体検査や廃棄物の委託内容、従業員名簿、診療内容
・毒劇物・診療録・感染性廃棄物の管理や放射線管理
・個人情報保護方針等を明記した院内掲示物
・医療安全・院内感染対策・医薬品安全管理・医療機器安全管理についての、指針策定と研修の実施

ほぼ完璧な検査結果でしたが、改善すべき点を3つ、指摘されました。

(1)受付に、診療時間と院長名を掲示してください
「自動ドアの部分には掲示してるのですが」「あー、ちょっと遠いですね」 明日にでも、掲示しま〜す。

(2)向精神薬は、カギのかかる場所に保管してください
「手提げ金庫みたいなのでいいですか」「はい」 金庫ごと持ち去られることは、想定しないということで。

(3)レントゲン室の棚には、X線検査に必要のない毛布やタオルを置かないでください
「わかりました。どこか別の場所に持って行きます」 ちょうど良い保管場所だったんですけどね。

この3点については、後日証拠写真を提示していただきますとのこと。さすがお役所。キッチリしてます。

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手足口病と登園許可
- 2019/06/02(Sun) -
「夏のノド風邪」と題してちょうど2年前にも書きましたが、今年もこの時期、同じ状況が起きています。
いずれもノドに病変が見られる、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」「溶連菌感染」の流行です。

手足口病について、今日覚えて帰っていただきたいことは2つ。
(1)原因となるウイルスは何種類もある→何度でも罹る
(2)発疹が消えても感染力はしばらく続く→キリがないので元気なら登園OK

この病気は、下熱して食欲が戻れば登園が許容されていますが、その場合でも発疹は気になります。
手足に水疱がビッシリできているお子さんが登園するのは、さすがに勇気が要りますね。少し待ちましょう。

頼まれれば登園許可証を書きますが、「まだ感染力はありますけどね」というニュアンスは伝えます。
なのでその登園許可証に「感染の恐れが無くなったので」という文言が印刷されているのは困ります。

登園許可とはいったい、園のためなのか、本人のためなのか。
前者は園内への感染拡大を恐れたものであり、後者は患児の体力を配慮したものです。
たとえば風邪は、まだ鼻水が垂れていても本人が元気なら登園でき、登園許可証など不要です。

手足口病も登園許可証を必要としないとする考え方が一般的ですが、まだ許可証を求めてくる園もあります。
「感染力はありますが登園を許可できる体調です」と書くのが正しいでしょうけど、そこまでは書きません。
園の立場もあるでしょうから、そこは阿吽の呼吸です。

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郵便物チェキラ
- 2019/06/01(Sat) -
休診日明けの今日は、クリニックのポストに郵便物などがぎっしりと詰まっていました。
かさばるのは新聞や雑誌です。とくに雑誌が何冊も届くと、重くてしょうがない。
当院の開業当初の郵便受は、キャパオーバーの日々に耐えきれず破損してしまいました。
その後、大型の郵便受に変えたので、いまは5連休の新聞と郵便物だってへっちゃらです。10連休はわからん。

さて今朝最初に開封したのは、某病院からの診療情報提供書。こちらから紹介した患者さんの経過報告でした。
ただの「ご報告書」では点数(診療報酬)はとれませんが、「診療情報提供書」にすればとれます。
もちろん、それなりの内容(診療情報)があるからこそなわけで、形だけではNGです。

熊日広告社からは、毎度おなじみの、「禁煙外来啓発企画」と銘打った新聞記事への協賛広告の依頼です。
この企画ではかつて一度だけ広告を出しましたが、その後はやめてます。広告料のコスパが少しアレなので。
禁煙啓発の重要性はわかっています。なので当院では、おもに院内掲示物等で啓発させていただいてます。

製薬会社から、インフルエンザワクチンの「接種上の注意改訂のお知らせ」が何通が来ていました。
改訂項目は、「重大な副反応」として「急性汎発性発疹性膿疱症」が追記された点です。
だからといって、接種の可否にはあまり影響しませんけどね。接種後の留意点(観察項目)が増えた形です。

大きな緑色の封筒が届いていました。熊本労働局から毎年来る、「労働保険料」を申告するための書類です。
この封筒は下端から開封せよとの注意書きがありますが、それに気づくのはたいてい上端から開封した後です。
おそらく、上から開けると中身の書類を傷つけるおそれがあるため、念のため下から開けろというわけです。
でもそれなら、最初から書類を上下さかさまに封入しておけば良いだけの話じゃないですか。
もっと国民目線で柔軟な仕事しなきゃダメでしょう。労働局にこそ、働き方改革が必要なようです。

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現実的な順番予約制
- 2019/05/19(Sun) -
「そちらは完全予約制なのでしょうか」と尋ねられることが時々ありますが、「完全」ではありません。
「原則として予約制ですが、病状に応じて順番が前後することもあります」というのがいつものお答え。

当院の場合、「時間予約制」ではなく「順番予約制」なので、診察時間(時刻)を保証することはできません。

でも、「午後の22番と言われたが、いったい何時頃になるのか?」という患者さんの疑問はよくわかります。
本来は、予約サイトで進捗状況を見ながら、自分の3番ぐらい前までに来院していただくのがベストです。
しかしスマホをお持ちでない方などはその方法が使えず、待ち時間が読みにくくて不便ですよね。

そこで当院としては、「22番なら、だいたい16時ごろになります」とお教えしています、親切のために。
私の診察時間は通常、1人平均5〜6分、1時間に10人程度なので、待ち時間はある程度予測できるわけです。

しかし現実には、ひとり当たりの診察時間がどのくらいになるのかはケースバイケースです。
重症患者や処置の必要な方が飛び込んでくると、以降の診察時間がすべて大きくずれることになります。
救急病院へ紹介するともなると、病院への連絡や診療情報提供書の準備のために、さらに時間がかかります。

その結果、診察の時間が当初の予測よりも1時間以上遅くなることさえ、しばしばあります。
「16時ごろになる」と伝えた方の順番が17時になれば、時刻を教えた親切がアダになります。

本来、地域医療に厳格な予約制はなじみません。一応予約制としているのは、あくまで便宜上のこと。
「最大多数の最大幸福」を意図した現実的でフレキシブルな運用に、ご理解をいただければさいわいです。

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令和最初の日
- 2019/05/01(Wed) -
皆様、令和あけましておめでとうございます。
0時のカウントダウンはされたでしょうか。私は平成の疲れが溜まっていたのか、夜9時過ぎには寝てました。
今朝はいつも通り6時に起床(=令和初起床)しました。なので9時間近い睡眠時間でした(令和初長寝)。

まず、リビングのソファでぼんやりしていた花ちゃんに、令和初ヨシヨシです。
続いて、令和初排尿・令和初洗顔・令和初ひげ剃り・令和初オロナイン軟膏塗布と進みます。
何をやってもたいてい「令和初」が付くので、以下省略させていただきます(令和初省略)。

出勤してさっそく電子カルテを立ち上げましたが、とくに不審な点なし。日付は「令和」になってます。OK。
ただ、ウインドウの並び方や広げ幅など、設定のいくつかが初期化されていましたが、まあいいでしょう。

と思っていたら、実際の診療を開始すると問題発覚。日付関係のトラブルです。バグです。
保険証の有効期限が、電カル上では「平成」から「令和」に自動変換されていないのです。
平成のままにしておくとエラーが出ます。平成32年などが存在しないことは、電カルもご存じのようです。
でも自動的に令和には置き換えてくれない。そこが不親切。いちいち手入力で修正しなければなりません。

受診者全員に必ず修正作業が必要なので、受付は忙殺されて不満爆発です。令和初爆発です。
もしやと思いながら、電カルメーカーのサポートセンターに電話してみましたが、ダメでした。
留守電曰く、電話サポート受付は平日の9時からだそうです。あのね、こんな大事なタイミングで休む?
というわけで、令和の大爆発は5月6日まで続きそうです(泣)。

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平成最後の日
- 2019/04/30(Tue) -
昭和最後の日のことは、いまでも覚えています。冬でもあり、暗く悲しい、でも厳粛な一日でした。
平成最後の日がこういう形になったことは、案外良かったかもしれません。厳粛だけど暗くない。春だし。

元号が変わるので、日本中のSEたちがきっと、さまざまなシステムの改修作業に追われていることでしょう。
当院のSE(診療所営繕係)たる私も、今日は電子カルテのアップデート作業を行いました。

たまたま今日が休診日だったので、日中にゆっくりと作業することが出来ました。
もっとも、多くの医療機関では、10連休の前にこの作業を終えたのかもしれませんけどね。

でも、1週間以上前にCD-ROMで送られてきた電カル新システムは、その後バグが見つかりました。
バグを改修した最新版は、電カルメーカーのDropboxからダウンロードするようにと、FAXが届きました。

どのようなシステムでも、更新版の初期バージョンというのは得てして、どこかにバグが見つかるもの。
なので今回私は、4月30日まで待つことにしたのです。そしたら案の定です。遅く作業して良かった。

とは言え、本当に更新システムが大丈夫かどうかは、明日、「令和」が始まるまではわかりません。
もしも明日の診療中に面倒なシステムトラブルが起きたら、果たして「へいせい」でいられるかどうか。

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平成最後の当番医
- 2019/04/29(Mon) -
平成最後の昭和の日の今日は、当院としては平成最後の休日当番医でした。

今日は多少天気が悪かったとはいえ、この春の気候のよい時期に、高熱を出して来院する方の多いこと。
B型インフルエンザが出ているのにも驚きますが、圧倒的に大流行していると思えるのは溶連菌感染です。
しかもどういうわけか、今日は大人の溶連菌感染者がとても多かった。菌の性質が変わってるのでしょうか。

ところで当院では、休日当番医の時でも、6歳以上の休日加算を算定しないのが通常です。
その理由については、以前書いたことがあるので今日は割愛させていただきます。

しかし今日は、例外的に、休日加算を算定しました。
本来この大型連休はある程度休診にする計画だったのを、熊本市の要請を受けて診療を行っているからです。
つまり今日は、日頃から行っている休日診療の対象外の臨時休診日に、あえて診療を行ったという形です。

まあ考えてみれば、屁理屈みたいなものですが、そもそも厚労省の規定自体が不合理なのです。
好きで日祝診療している医療機関には、休日加算は認めない、という厚労省の考え方が問題でしょう。

10連休はまだ序盤。今のうちに医者にかかっとけ的な受診もあるのか、今日は来院者の多い日でした。
明日火曜日は休診日。うっかりしてましたが、平成最後の診療が今日終わりました。令和もよろしく。

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怒濤の10連休に突入
- 2019/04/26(Fri) -
厳密には「10連休」は明日からですが、「10連休イブ」の今夜から、すでに盛り上がってるところでしょう。
10日間全休の人もいる中で、何日かは働く人もいれば、10日間全部仕事だぁという人もいるでしょうね。

いかに土日祝日診療を謳っている当院とはいえ、この連休は特別。何日かは休もうと当初は考えていました。
「働き方改革」の趣旨を考慮すれば、日祝診療にこだわっている場合ではないとも思えたのです。

ところが、10連休のさまざまな弊害が社会問題となってきました。とくに地域医療体制の停滞は一大事です。
国は、自らが10連休を作った事は棚に上げて、医療界には、連休中にはあまり休むなと言い始めました。
熊本市からの要請を受けて熊本市医師会は、連休中の休日当番医を募り始めました。これは異例のことです。

こうなると、日頃から休日診療に力を入れている当院がまず、当番医に手を挙げなければならないでしょう。
というわけで熟慮の末に、4月29日の当番医を引き受け、その他の祝日もできるだけ診療することにしました。

結局は、日頃と同様に火曜と金曜を休診し、あと例外的に5/5(日)を休診することにしました。
残りの7日間は、すべて診療することに決めました。

そのかわり、労務的観点等を考慮して、4月上旬に臨時休診日を設けたことは、先日書いた通りです。
おかげで私も、すでにリフレッシュさせていただいたので、明日からの診療は気力・体力充実して臨めます。

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春の臨時休診に突入
- 2019/04/08(Mon) -
「10連休」の期間中、当院は7日間ほど診療を行う予定であることは、前にも書いた通りです。
その代わりと言っちゃナンですが、今日から5日間、当院は休診させていただきます。

当初は、連休が終わった後で臨時休診しようかとも考えていましたが、結局、休診日を先にしました。
美味しいモノは後で食べる性格の私からすれば、日頃の流儀とは逆パターンです。

来たるべき10連休中の頑張り(?)に備えての、「充電期間」と考えていただければ幸いです。
あらかじめリフレッシュしておくという意味では、「放電期間」と考えても良いかもしれません。

で、お前はこの連休で何しとるのか、というご質問もあるでしょう。
はい、旅に出ています。Mac持って。どこへ行くにもMac持って行きます。コレ(ブログ)書くために。
どこに行ってるかは書きません。数日間、サクッと行方をくらましてます。ある意味「逐電期間」です。

と書いてみましたが、明日からのブログネタで困るので白状しますと、クアラルンプールに向かっています。
年末年始にも行った所です。どんだけクアラルンプール好きなんや、という指摘は甘んじて受けましょう。

前回は仁川(インチョン)経由でしたが、今回は東京(羽田–成田)経由です。
九州に住んでると、東京経由で南方に行くっていうのが、とてもムダに感じますね。なんとかなりませんかね。

来年には熊本空港も民営化されるんだし、東南アジアへの国際線定期便を、もう少し増やしましょうよ。
いまの仁川(インチョン)と大邱(テグ)と高雄(カオション)だけでは、ちょっと寂しいです。

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社会保険の調査
- 2019/04/05(Fri) -
「健康保険及び厚生年金保険被保険者の資格・報酬等の調査実施について」という通知が届きました。
3月中旬ごろ受け取ったこの通知の、4月4日(木)14時に来てください、という無理目な要求に驚きました。
すぐに電話して、翌日の5日(金)が休診日なので、その日に変更してもらいました。つまり今日です。

熊本東年金事務所に着くと、担当者が現れました。優しそうな、ごく普通の女性事務員、って感じの方。
しかし、強い権限を持つお役人の、礼儀正しい温和な態度に油断してはならぬことは、後になってわかります。

私が持参した以下の書類を、担当者がひとつずつチェックしていく流れでした。

(1)事業所の概況・未加入者の就労状況表:未加入者全員の労働時間をチェックして「OKですね」と終了。
(2)法人番号指定通知書のコピー:指定番号を別の資料と照合。「はい」で終わり。
(3)就業規則:数十ページありますが、「ふんふん」と全ページをめくり終わって終了。
(4)労働者名簿:年金事務所の資料と一人ずつ照合。見てるのは名前と生年月日ぐらい?のハイスピード。
(5)給与の源泉徴収税領収証書:カード納付なので領収書の代わりとなる資料を提出。「はい」で即終了。
(6)社会保険関係綴:11年分を全部持参したので、少し驚かれました。2年分でいいですよ、と笑って終了。

さて、あっという間に終了するんじゃないの、楽勝じゃん、と思ってたら、最後の資料で問題が発覚しました。

(7)賃金台帳
担当の方は、過去2年分の月々の支給額を細かくチェックし、電卓を叩き、別の資料と照合したりしてます。
そして「被保険者報酬月額変更届の提出が必要ですね」と。つまり、追加の保険料を払えというわけです。

一部の職員で昇給後にたまたま残業も多かったためか、従前の「標準報酬月額」と2等級の差が出たようです。
こういうところは、労務を社労士に委託していないと、どうしても漏れやすい部分かもしれません。

年金事務所からの帰り道に、建設中の熊本市民病院を見ました。なんか作りがデカイ。立派な病院ですね。
しかし、実力のある中堅・若手医師が十分に揃うのか、それがいちばん心配。建物よりも中身ですから。

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診療時間変更(第2報)
- 2019/03/31(Sun) -
明日は新元号の話題でもち吉じゃなくて持ちきりになるでしょうから、今日のうちに再度、告知しておきます。

当院は、4月1日から、診療時間が変わります。
平日(月・水・木)の診療を午後6時までに短縮し、土・日・祝日の診療時間を午後6時まで延長します。
つまりどの曜日も、診療終了時刻は午後6時になります。診療開始時刻は変わりません。朝9時からです。

休診日はこれまでと同様に、火曜日と金曜日です。それが祝日であっても、火・金の場合は休診します。

平日の診療時間を1時間ほど短縮することで、夕方遅くしか来院できない方には、ご不便をおかけします。
休日は診療時間を1時間ほど延長することで、できるだけ多くの方を休日診療できるように考えています。

もともと土日祝日は午後5時を超えて診療することが多かったので、実情に合わせて6時まで延長した形です。
一方で、職員の所定労働時間を週40時間におさえるためにも、平日の診療時間を短縮させていただきます。

「働き方改革」が叫ばれる昨今、時間外労働(残業)は、可能な限り減らす必要があります。
勤務医の残業は年間1,860時間までOKなどという厚労省の決定が、いかにバカげたものかと思うばかりです。

基本的には、働きたい人はいくら働いてもいいと私は思います。仕事が好きで楽しいなら、なおさらです。
街で飲んだり自宅でテレビを見たりする暇があったらガンガン仕事したい、なんて人もいるでしょう。
どっちみち1日は24時間ですから、どのような時間配分で過ごすかは、本来個人の自由です。
ただそれを、他人から強制されたくないだけの話。働き方改革というより、生き方改革の問題でしょうね。

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定年の無い仕事
- 2019/03/17(Sun) -
「殷墟」から「甲骨文字」が出土した話が、今朝の新聞のコラムに書いてありました。
そう聞くとすぐに、「隠居」から「恍惚」の流れを連想してしまう私です。

まだまだ働きますよ。働きますけども、じつは隠居生活には興味があります。むしろワクワクしています。
例のちりめん問屋の御隠居のように、全国を漫遊し、興味が湧けばちょっかいを出し、満足して高笑いをする。
その一方で悪党を成敗するなどの社会的貢献もできるのであれば、隠居生活としては理想的でしょうね。

一方で恍惚と聞けば当然、「恍惚の人」(有吉佐和子著)を思い出します。
小説で描かれたのは「痴呆老人」でした(今風に「認知症老人」と言ったのでは、あと一歩ピンときません)。
その小説の影響で、恍惚と痴呆が同義語のように以前の私は理解していましたが、もちろん違います。
本来「恍惚」は悪い意味ではなく、極度に感情が高揚して意識レベルが下がった状態のことだと思うので。

一般的な勤め人には「定年退職」というものがあります。しかし私のような自営業には定年がありません。
それじゃあ自分で定年を決めればいいじゃないかと言うでしょうけど、それが難しい。
医者に限らず人間には、働く体力と機会があるうちは働きたいという本能があるからです。
たとえ会社を定年退職した人でも、そのあと何かの仕事に就きたいと思う方は多いはずです。

当院に定期的に訪れる成人の患者さんの年齢層は、若い方から後期高齢者まで連続して分布しています。
定年退職した後、再就職した方もいれば、楽隠居を堪能している人もいます。
再就職して数年働いた後、完全にリタイアして、精力的に海外旅行を楽しみ始めた方もいます。

私の場合、「生涯現役」とまでは言いませんが、ある年齢でスパッと現役引退するなんて無理です。
年齢とともに徐々に仕事量を減らしていく、「ソフトランディング」を選択することになるのでしょうね。
隠居生活もたぶん、中途半端になりそうです。

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誤変換カルテ
- 2019/03/11(Mon) -
電子カルテの本文の中に「誤変換」があるのに気づき、慌てて修正することがよくあります。
パソコンの変換ミスなのですが、手書きのカルテでもあり得ない話ではありません(脳内誤変換)。

当院の電子カルテはそのまま「ミニカルテ」の本文となるので、記載内容がかなり多く、文章は長くなります。
そのぶん、誤変換のリスクが増えますが、患者さんに渡す文章なので誤変換のままでは困ります。

「高熱が出たら早めに来院してください」→「高熱が出たら早めにラインしてください」
よくある誤変換です。その場ですぐ気づきますが、ひとりでウケます。残念ながら私はラインしてません。

「痒みにも効くようにしています」→「痒みにも菊陽にしています」
自分の住所をパソコンで入力した後などに、このような変換になることがあります。吹きます。

「次の接種は4週間後です」→「(次のスライドをお願いします)の接種は4週間後です」
最近ではあまり見かけませんが、以前はたびたびこうなっていました。これは私の単語登録の問題です。

現在私が使っているかな漢字変換システムは「ATOK」です。
使っているMacによってATOKのバージョンは異なりますが、ユーザー辞書はすべて同期させています。

私が所有してきたMacは、80年台の終わり頃からずっと、辞書の中身が脈々と受け継がれてきています。
医学用語はもちろんのこと、さまざまな専門用語を合併して、数万語を擁するユーザー辞書になっています。
私個人の住所録に登録している氏名も一括登録したので、知人友人親戚のフルネームはすぐに出てきます。

おかげで仕事中に突拍子もない変換候補が現れることがあり、それが誤変換の原因にもなるのでしょうね。
オカシな誤変換に気づかず、そのまま確定させてミニカルテに印刷してしまうと、恥ずかしいことになります。

患者さんが来院した際、ミニカルテの過去の恥ずかしい誤変換をこっそり「改ざん」することもよくあります。
電子カルテの本文は書き換えませんが(真正性確保の原則)、ミニカルテですから、どうかお許しを。

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診療時間を変更します
- 2019/02/17(Sun) -
つるはらクリニックは4月から、診療時間を変更します。この場を借りて告知(第一弾)させていただきます。

まず、現時点での診療時間は、以下の通りです(ただし、冬場は休憩時間を適宜短縮しています)。
【月・水・木】 午前9時〜12時、午後3時〜7時、(予防接種は午後2時〜3時)
【土・日・祝】 午前9時〜12時、午後3時〜5時、(予防接種は午後2時〜3時)

これを以下のように変更します。
【月・水・木・土・日・祝】 午前9時〜12時、午後2時〜6時、(予防接種は午後1時〜2時)

平日の診療はこれまでよりも1時間早く終わり、土日祝日の診療は1時間遅く終わることになります。
休診日が火曜日と金曜日であることは、変わりません。これまで通りです。

患者さんのメリットは、土日祝日の診療が長くなることですが、平日の診療が早く終わるのはデメリットです。
両者をプラマイゼロだとは言えませんが、実態に即した診療時間の変更とご理解いただければ幸いです。

日曜祝日の診療終了時刻がいつも超過気味なので、最初から長めの診療時間にしてしまおうというわけです。
しかし昨今の「働き方改革」の趣旨を重視すれば、労働時間(または拘束時間)の総計は増やせません。
そのため、平日の休憩時間を短縮して、そのぶん診療終了時間を1時間早めさせていただくことにしました。

平日は夕方6時台にも診療しているから助かる、という方が何人もいることは承知しています。
しかし日曜祝日に夕方まで診療を行っていることもまた、多くの患者さんに喜ばれています。

今回は、開院当初半ドンだった火曜日を休診日にした2010年1月以来の、診療時間の変更です。
平日の夕方に来院されることが多かった方々には、来院の際に個別にご説明しているところです。
皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

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当番医と当院の関係
- 2019/01/22(Tue) -
日祝診療をしている当院と同様に、休日当番医でももちろん、インフルエンザ患者の診療で大忙しのようです。
医師向けのサイトに最近、多数の患者さんの診療を断らざるを得ない当番医の現状が、投稿されていました。

年間を通して当院には、当番医に断られたのでそちらを受診したい、と訴える方がたびたび来院されます。
時間外診療はあまり増やしたくはないのですが、当番医に断られたという患者さんはなるべく受け入れます。
医療機関2カ所に断られたのでは、あまりにも申し訳なく思うからです。

でも念のため申し上げておくと、当番医も当院も、標榜している診療終了時刻は同じ、午後5時です。

当院は開院当初の数年間、求められれば夜遅くまで際限なく診療を行ってきた経緯があります。
ある程度時間外を制限している今でも、当番医を断られた方にとっては、当院が頼みの綱なのかもしれません。
ただ、当番医に断られて当院に流れてくる患者さんが次々に現れることを、私は想定していませんでした。

では、当番医は早々と受付を打ち切ってけしからん、と言えるのかといえば、そうでもなさそうです。
この時期は多くの当番医が、定刻を大幅にオーバーして診療しているとの話を聞いたからです。
いくら何でも限界があるので、それぞれの先生の判断で、診療予約の打ち切りを決断されているのでしょう。

なんにせよ、この時期のインフル受診は過剰です。とくに早期検査や念のための検査が多すぎます。
この件はとても重要な問題なので、後日あらためて考察してみたいと思います。

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定時に終われない
- 2019/01/17(Thu) -
当ブログで何度も紹介してきたように、当院の診療は、ネットと電話で予約を受け付けています。

朝8時からネット予約(アイチケット)受付を開始し、電話予約の受付は8時半から始めています。
電話は2回線しかありません。なので、つながるタイミングには運不運があり、ご迷惑をおかけしています。
ネット予約なら、操作完了順に確実に受付されるので公平ですが、ネット操作が苦手な人には不利です。

8時過ぎにはネット予約枠がすべて埋まりますが、8時半からの電話予約用の枠は別にとっておきます。
ネットと電話の予約枠数の比率は、季節や曜日等によって、ある程度設定を調整しています。
通常は、そのようにネットと電話の対応だけを考えておけば、大まかに予約はさばけるのです。

ところがこの時期、予約なしで来院される方が多く、予約枠にはある程度余裕が必要になります。
予約の無い方の診療時間を確保するために、あらかじめネットや電話の予約枠に隙間を空けておくわけです。
これを「空番(からばん)」とよんでいます。

インフルエンザの流行期には、予約なしの方の来院がとくに増え、少々空番を増やしても間に合いません。
今日も空番を多数準備して、定時(午後7時)診療終了を目指したのですが、そんなに上手くはいきません。
予約の無い方でもむげには断れない私の性格上、この時期の診療終了時間は結局、大幅に遅れてしまうのです。
このインフルエンザ繁忙期に、どうやったら定時に終われるんでしょう。私にはいまだに、難題です。

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