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保健所の立入検査
- 2019/06/18(Tue) -
本日、当院は、熊本市保健所による立入検査を受けました。
あ、いや、どうぞご心配なく。当院で何か事故や不祥事が起きたのではなく、あくまで定期検査ですから。

あらかじめ先週までに「自主点検票」の提出が求められており、それに基づいた現場チェックが行われました。
そのチェック内容は、

・診療所の間取り、医療機器(とくにX線装置)、検体検査や廃棄物の委託内容、従業員名簿、診療内容
・毒劇物・診療録・感染性廃棄物の管理や放射線管理
・個人情報保護方針等を明記した院内掲示物
・医療安全・院内感染対策・医薬品安全管理・医療機器安全管理についての、指針策定と研修の実施

ほぼ完璧な検査結果でしたが、改善すべき点を3つ、指摘されました。

(1)受付に、診療時間と院長名を掲示してください
「自動ドアの部分には掲示してるのですが」「あー、ちょっと遠いですね」 明日にでも、掲示しま〜す。

(2)向精神薬は、カギのかかる場所に保管してください
「手提げ金庫みたいなのでいいですか」「はい」 金庫ごと持ち去られることは、想定しないということで。

(3)レントゲン室の棚には、X線検査に必要のない毛布やタオルを置かないでください
「わかりました。どこか別の場所に持って行きます」 ちょうど良い保管場所だったんですけどね。

この3点については、後日証拠写真を提示していただきますとのこと。さすがお役所。キッチリしてます。

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手足口病と登園許可
- 2019/06/02(Sun) -
「夏のノド風邪」と題してちょうど2年前にも書きましたが、今年もこの時期、同じ状況が起きています。
いずれもノドに病変が見られる、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」「溶連菌感染」の流行です。

手足口病について、今日覚えて帰っていただきたいことは2つ。
(1)原因となるウイルスは何種類もある→何度でも罹る
(2)発疹が消えても感染力はしばらく続く→キリがないので元気なら登園OK

この病気は、下熱して食欲が戻れば登園が許容されていますが、その場合でも発疹は気になります。
手足に水疱がビッシリできているお子さんが登園するのは、さすがに勇気が要りますね。少し待ちましょう。

頼まれれば登園許可証を書きますが、「まだ感染力はありますけどね」というニュアンスは伝えます。
なのでその登園許可証に「感染の恐れが無くなったので」という文言が印刷されているのは困ります。

登園許可とはいったい、園のためなのか、本人のためなのか。
前者は園内への感染拡大を恐れたものであり、後者は患児の体力を配慮したものです。
たとえば風邪は、まだ鼻水が垂れていても本人が元気なら登園でき、登園許可証など不要です。

手足口病も登園許可証を必要としないとする考え方が一般的ですが、まだ許可証を求めてくる園もあります。
「感染力はありますが登園を許可できる体調です」と書くのが正しいでしょうけど、そこまでは書きません。
園の立場もあるでしょうから、そこは阿吽の呼吸です。

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郵便物チェキラ
- 2019/06/01(Sat) -
休診日明けの今日は、クリニックのポストに郵便物などがぎっしりと詰まっていました。
かさばるのは新聞や雑誌です。とくに雑誌が何冊も届くと、重くてしょうがない。
当院の開業当初の郵便受は、キャパオーバーの日々に耐えきれず破損してしまいました。
その後、大型の郵便受に変えたので、いまは5連休の新聞と郵便物だってへっちゃらです。10連休はわからん。

さて今朝最初に開封したのは、某病院からの診療情報提供書。こちらから紹介した患者さんの経過報告でした。
ただの「ご報告書」では点数(診療報酬)はとれませんが、「診療情報提供書」にすればとれます。
もちろん、それなりの内容(診療情報)があるからこそなわけで、形だけではNGです。

熊日広告社からは、毎度おなじみの、「禁煙外来啓発企画」と銘打った新聞記事への協賛広告の依頼です。
この企画ではかつて一度だけ広告を出しましたが、その後はやめてます。広告料のコスパが少しアレなので。
禁煙啓発の重要性はわかっています。なので当院では、おもに院内掲示物等で啓発させていただいてます。

製薬会社から、インフルエンザワクチンの「接種上の注意改訂のお知らせ」が何通が来ていました。
改訂項目は、「重大な副反応」として「急性汎発性発疹性膿疱症」が追記された点です。
だからといって、接種の可否にはあまり影響しませんけどね。接種後の留意点(観察項目)が増えた形です。

大きな緑色の封筒が届いていました。熊本労働局から毎年来る、「労働保険料」を申告するための書類です。
この封筒は下端から開封せよとの注意書きがありますが、それに気づくのはたいてい上端から開封した後です。
おそらく、上から開けると中身の書類を傷つけるおそれがあるため、念のため下から開けろというわけです。
でもそれなら、最初から書類を上下さかさまに封入しておけば良いだけの話じゃないですか。
もっと国民目線で柔軟な仕事しなきゃダメでしょう。労働局にこそ、働き方改革が必要なようです。

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現実的な順番予約制
- 2019/05/19(Sun) -
「そちらは完全予約制なのでしょうか」と尋ねられることが時々ありますが、「完全」ではありません。
「原則として予約制ですが、病状に応じて順番が前後することもあります」というのがいつものお答え。

当院の場合、「時間予約制」ではなく「順番予約制」なので、診察時間(時刻)を保証することはできません。

でも、「午後の22番と言われたが、いったい何時頃になるのか?」という患者さんの疑問はよくわかります。
本来は、予約サイトで進捗状況を見ながら、自分の3番ぐらい前までに来院していただくのがベストです。
しかしスマホをお持ちでない方などはその方法が使えず、待ち時間が読みにくくて不便ですよね。

そこで当院としては、「22番なら、だいたい16時ごろになります」とお教えしています、親切のために。
私の診察時間は通常、1人平均5〜6分、1時間に10人程度なので、待ち時間はある程度予測できるわけです。

しかし現実には、ひとり当たりの診察時間がどのくらいになるのかはケースバイケースです。
重症患者や処置の必要な方が飛び込んでくると、以降の診察時間がすべて大きくずれることになります。
救急病院へ紹介するともなると、病院への連絡や診療情報提供書の準備のために、さらに時間がかかります。

その結果、診察の時間が当初の予測よりも1時間以上遅くなることさえ、しばしばあります。
「16時ごろになる」と伝えた方の順番が17時になれば、時刻を教えた親切がアダになります。

本来、地域医療に厳格な予約制はなじみません。一応予約制としているのは、あくまで便宜上のこと。
「最大多数の最大幸福」を意図した現実的でフレキシブルな運用に、ご理解をいただければさいわいです。

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令和最初の日
- 2019/05/01(Wed) -
皆様、令和あけましておめでとうございます。
0時のカウントダウンはされたでしょうか。私は平成の疲れが溜まっていたのか、夜9時過ぎには寝てました。
今朝はいつも通り6時に起床(=令和初起床)しました。なので9時間近い睡眠時間でした(令和初長寝)。

まず、リビングのソファでぼんやりしていた花ちゃんに、令和初ヨシヨシです。
続いて、令和初排尿・令和初洗顔・令和初ひげ剃り・令和初オロナイン軟膏塗布と進みます。
何をやってもたいてい「令和初」が付くので、以下省略させていただきます(令和初省略)。

出勤してさっそく電子カルテを立ち上げましたが、とくに不審な点なし。日付は「令和」になってます。OK。
ただ、ウインドウの並び方や広げ幅など、設定のいくつかが初期化されていましたが、まあいいでしょう。

と思っていたら、実際の診療を開始すると問題発覚。日付関係のトラブルです。バグです。
保険証の有効期限が、電カル上では「平成」から「令和」に自動変換されていないのです。
平成のままにしておくとエラーが出ます。平成32年などが存在しないことは、電カルもご存じのようです。
でも自動的に令和には置き換えてくれない。そこが不親切。いちいち手入力で修正しなければなりません。

受診者全員に必ず修正作業が必要なので、受付は忙殺されて不満爆発です。令和初爆発です。
もしやと思いながら、電カルメーカーのサポートセンターに電話してみましたが、ダメでした。
留守電曰く、電話サポート受付は平日の9時からだそうです。あのね、こんな大事なタイミングで休む?
というわけで、令和の大爆発は5月6日まで続きそうです(泣)。

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平成最後の日
- 2019/04/30(Tue) -
昭和最後の日のことは、いまでも覚えています。冬でもあり、暗く悲しい、でも厳粛な一日でした。
平成最後の日がこういう形になったことは、案外良かったかもしれません。厳粛だけど暗くない。春だし。

元号が変わるので、日本中のSEたちがきっと、さまざまなシステムの改修作業に追われていることでしょう。
当院のSE(診療所営繕係)たる私も、今日は電子カルテのアップデート作業を行いました。

たまたま今日が休診日だったので、日中にゆっくりと作業することが出来ました。
もっとも、多くの医療機関では、10連休の前にこの作業を終えたのかもしれませんけどね。

でも、1週間以上前にCD-ROMで送られてきた電カル新システムは、その後バグが見つかりました。
バグを改修した最新版は、電カルメーカーのDropboxからダウンロードするようにと、FAXが届きました。

どのようなシステムでも、更新版の初期バージョンというのは得てして、どこかにバグが見つかるもの。
なので今回私は、4月30日まで待つことにしたのです。そしたら案の定です。遅く作業して良かった。

とは言え、本当に更新システムが大丈夫かどうかは、明日、「令和」が始まるまではわかりません。
もしも明日の診療中に面倒なシステムトラブルが起きたら、果たして「へいせい」でいられるかどうか。

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平成最後の当番医
- 2019/04/29(Mon) -
平成最後の昭和の日の今日は、当院としては平成最後の休日当番医でした。

今日は多少天気が悪かったとはいえ、この春の気候のよい時期に、高熱を出して来院する方の多いこと。
B型インフルエンザが出ているのにも驚きますが、圧倒的に大流行していると思えるのは溶連菌感染です。
しかもどういうわけか、今日は大人の溶連菌感染者がとても多かった。菌の性質が変わってるのでしょうか。

ところで当院では、休日当番医の時でも、6歳以上の休日加算を算定しないのが通常です。
その理由については、以前書いたことがあるので今日は割愛させていただきます。

しかし今日は、例外的に、休日加算を算定しました。
本来この大型連休はある程度休診にする計画だったのを、熊本市の要請を受けて診療を行っているからです。
つまり今日は、日頃から行っている休日診療の対象外の臨時休診日に、あえて診療を行ったという形です。

まあ考えてみれば、屁理屈みたいなものですが、そもそも厚労省の規定自体が不合理なのです。
好きで日祝診療している医療機関には、休日加算は認めない、という厚労省の考え方が問題でしょう。

10連休はまだ序盤。今のうちに医者にかかっとけ的な受診もあるのか、今日は来院者の多い日でした。
明日火曜日は休診日。うっかりしてましたが、平成最後の診療が今日終わりました。令和もよろしく。

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怒濤の10連休に突入
- 2019/04/26(Fri) -
厳密には「10連休」は明日からですが、「10連休イブ」の今夜から、すでに盛り上がってるところでしょう。
10日間全休の人もいる中で、何日かは働く人もいれば、10日間全部仕事だぁという人もいるでしょうね。

いかに土日祝日診療を謳っている当院とはいえ、この連休は特別。何日かは休もうと当初は考えていました。
「働き方改革」の趣旨を考慮すれば、日祝診療にこだわっている場合ではないとも思えたのです。

ところが、10連休のさまざまな弊害が社会問題となってきました。とくに地域医療体制の停滞は一大事です。
国は、自らが10連休を作った事は棚に上げて、医療界には、連休中にはあまり休むなと言い始めました。
熊本市からの要請を受けて熊本市医師会は、連休中の休日当番医を募り始めました。これは異例のことです。

こうなると、日頃から休日診療に力を入れている当院がまず、当番医に手を挙げなければならないでしょう。
というわけで熟慮の末に、4月29日の当番医を引き受け、その他の祝日もできるだけ診療することにしました。

結局は、日頃と同様に火曜と金曜を休診し、あと例外的に5/5(日)を休診することにしました。
残りの7日間は、すべて診療することに決めました。

そのかわり、労務的観点等を考慮して、4月上旬に臨時休診日を設けたことは、先日書いた通りです。
おかげで私も、すでにリフレッシュさせていただいたので、明日からの診療は気力・体力充実して臨めます。

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春の臨時休診に突入
- 2019/04/08(Mon) -
「10連休」の期間中、当院は7日間ほど診療を行う予定であることは、前にも書いた通りです。
その代わりと言っちゃナンですが、今日から5日間、当院は休診させていただきます。

当初は、連休が終わった後で臨時休診しようかとも考えていましたが、結局、休診日を先にしました。
美味しいモノは後で食べる性格の私からすれば、日頃の流儀とは逆パターンです。

来たるべき10連休中の頑張り(?)に備えての、「充電期間」と考えていただければ幸いです。
あらかじめリフレッシュしておくという意味では、「放電期間」と考えても良いかもしれません。

で、お前はこの連休で何しとるのか、というご質問もあるでしょう。
はい、旅に出ています。Mac持って。どこへ行くにもMac持って行きます。コレ(ブログ)書くために。
どこに行ってるかは書きません。数日間、サクッと行方をくらましてます。ある意味「逐電期間」です。

と書いてみましたが、明日からのブログネタで困るので白状しますと、クアラルンプールに向かっています。
年末年始にも行った所です。どんだけクアラルンプール好きなんや、という指摘は甘んじて受けましょう。

前回は仁川(インチョン)経由でしたが、今回は東京(羽田–成田)経由です。
九州に住んでると、東京経由で南方に行くっていうのが、とてもムダに感じますね。なんとかなりませんかね。

来年には熊本空港も民営化されるんだし、東南アジアへの国際線定期便を、もう少し増やしましょうよ。
いまの仁川(インチョン)と大邱(テグ)と高雄(カオション)だけでは、ちょっと寂しいです。

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社会保険の調査
- 2019/04/05(Fri) -
「健康保険及び厚生年金保険被保険者の資格・報酬等の調査実施について」という通知が届きました。
3月中旬ごろ受け取ったこの通知の、4月4日(木)14時に来てください、という無理目な要求に驚きました。
すぐに電話して、翌日の5日(金)が休診日なので、その日に変更してもらいました。つまり今日です。

熊本東年金事務所に着くと、担当者が現れました。優しそうな、ごく普通の女性事務員、って感じの方。
しかし、強い権限を持つお役人の、礼儀正しい温和な態度に油断してはならぬことは、後になってわかります。

私が持参した以下の書類を、担当者がひとつずつチェックしていく流れでした。

(1)事業所の概況・未加入者の就労状況表:未加入者全員の労働時間をチェックして「OKですね」と終了。
(2)法人番号指定通知書のコピー:指定番号を別の資料と照合。「はい」で終わり。
(3)就業規則:数十ページありますが、「ふんふん」と全ページをめくり終わって終了。
(4)労働者名簿:年金事務所の資料と一人ずつ照合。見てるのは名前と生年月日ぐらい?のハイスピード。
(5)給与の源泉徴収税領収証書:カード納付なので領収書の代わりとなる資料を提出。「はい」で即終了。
(6)社会保険関係綴:11年分を全部持参したので、少し驚かれました。2年分でいいですよ、と笑って終了。

さて、あっという間に終了するんじゃないの、楽勝じゃん、と思ってたら、最後の資料で問題が発覚しました。

(7)賃金台帳
担当の方は、過去2年分の月々の支給額を細かくチェックし、電卓を叩き、別の資料と照合したりしてます。
そして「被保険者報酬月額変更届の提出が必要ですね」と。つまり、追加の保険料を払えというわけです。

一部の職員で昇給後にたまたま残業も多かったためか、従前の「標準報酬月額」と2等級の差が出たようです。
こういうところは、労務を社労士に委託していないと、どうしても漏れやすい部分かもしれません。

年金事務所からの帰り道に、建設中の熊本市民病院を見ました。なんか作りがデカイ。立派な病院ですね。
しかし、実力のある中堅・若手医師が十分に揃うのか、それがいちばん心配。建物よりも中身ですから。

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診療時間変更(第2報)
- 2019/03/31(Sun) -
明日は新元号の話題でもち吉じゃなくて持ちきりになるでしょうから、今日のうちに再度、告知しておきます。

当院は、4月1日から、診療時間が変わります。
平日(月・水・木)の診療を午後6時までに短縮し、土・日・祝日の診療時間を午後6時まで延長します。
つまりどの曜日も、診療終了時刻は午後6時になります。診療開始時刻は変わりません。朝9時からです。

休診日はこれまでと同様に、火曜日と金曜日です。それが祝日であっても、火・金の場合は休診します。

平日の診療時間を1時間ほど短縮することで、夕方遅くしか来院できない方には、ご不便をおかけします。
休日は診療時間を1時間ほど延長することで、できるだけ多くの方を休日診療できるように考えています。

もともと土日祝日は午後5時を超えて診療することが多かったので、実情に合わせて6時まで延長した形です。
一方で、職員の所定労働時間を週40時間におさえるためにも、平日の診療時間を短縮させていただきます。

「働き方改革」が叫ばれる昨今、時間外労働(残業)は、可能な限り減らす必要があります。
勤務医の残業は年間1,860時間までOKなどという厚労省の決定が、いかにバカげたものかと思うばかりです。

基本的には、働きたい人はいくら働いてもいいと私は思います。仕事が好きで楽しいなら、なおさらです。
街で飲んだり自宅でテレビを見たりする暇があったらガンガン仕事したい、なんて人もいるでしょう。
どっちみち1日は24時間ですから、どのような時間配分で過ごすかは、本来個人の自由です。
ただそれを、他人から強制されたくないだけの話。働き方改革というより、生き方改革の問題でしょうね。

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定年の無い仕事
- 2019/03/17(Sun) -
「殷墟」から「甲骨文字」が出土した話が、今朝の新聞のコラムに書いてありました。
そう聞くとすぐに、「隠居」から「恍惚」の流れを連想してしまう私です。

まだまだ働きますよ。働きますけども、じつは隠居生活には興味があります。むしろワクワクしています。
例のちりめん問屋の御隠居のように、全国を漫遊し、興味が湧けばちょっかいを出し、満足して高笑いをする。
その一方で悪党を成敗するなどの社会的貢献もできるのであれば、隠居生活としては理想的でしょうね。

一方で恍惚と聞けば当然、「恍惚の人」(有吉佐和子著)を思い出します。
小説で描かれたのは「痴呆老人」でした(今風に「認知症老人」と言ったのでは、あと一歩ピンときません)。
その小説の影響で、恍惚と痴呆が同義語のように以前の私は理解していましたが、もちろん違います。
本来「恍惚」は悪い意味ではなく、極度に感情が高揚して意識レベルが下がった状態のことだと思うので。

一般的な勤め人には「定年退職」というものがあります。しかし私のような自営業には定年がありません。
それじゃあ自分で定年を決めればいいじゃないかと言うでしょうけど、それが難しい。
医者に限らず人間には、働く体力と機会があるうちは働きたいという本能があるからです。
たとえ会社を定年退職した人でも、そのあと何かの仕事に就きたいと思う方は多いはずです。

当院に定期的に訪れる成人の患者さんの年齢層は、若い方から後期高齢者まで連続して分布しています。
定年退職した後、再就職した方もいれば、楽隠居を堪能している人もいます。
再就職して数年働いた後、完全にリタイアして、精力的に海外旅行を楽しみ始めた方もいます。

私の場合、「生涯現役」とまでは言いませんが、ある年齢でスパッと現役引退するなんて無理です。
年齢とともに徐々に仕事量を減らしていく、「ソフトランディング」を選択することになるのでしょうね。
隠居生活もたぶん、中途半端になりそうです。

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誤変換カルテ
- 2019/03/11(Mon) -
電子カルテの本文の中に「誤変換」があるのに気づき、慌てて修正することがよくあります。
パソコンの変換ミスなのですが、手書きのカルテでもあり得ない話ではありません(脳内誤変換)。

当院の電子カルテはそのまま「ミニカルテ」の本文となるので、記載内容がかなり多く、文章は長くなります。
そのぶん、誤変換のリスクが増えますが、患者さんに渡す文章なので誤変換のままでは困ります。

「高熱が出たら早めに来院してください」→「高熱が出たら早めにラインしてください」
よくある誤変換です。その場ですぐ気づきますが、ひとりでウケます。残念ながら私はラインしてません。

「痒みにも効くようにしています」→「痒みにも菊陽にしています」
自分の住所をパソコンで入力した後などに、このような変換になることがあります。吹きます。

「次の接種は4週間後です」→「(次のスライドをお願いします)の接種は4週間後です」
最近ではあまり見かけませんが、以前はたびたびこうなっていました。これは私の単語登録の問題です。

現在私が使っているかな漢字変換システムは「ATOK」です。
使っているMacによってATOKのバージョンは異なりますが、ユーザー辞書はすべて同期させています。

私が所有してきたMacは、80年台の終わり頃からずっと、辞書の中身が脈々と受け継がれてきています。
医学用語はもちろんのこと、さまざまな専門用語を合併して、数万語を擁するユーザー辞書になっています。
私個人の住所録に登録している氏名も一括登録したので、知人友人親戚のフルネームはすぐに出てきます。

おかげで仕事中に突拍子もない変換候補が現れることがあり、それが誤変換の原因にもなるのでしょうね。
オカシな誤変換に気づかず、そのまま確定させてミニカルテに印刷してしまうと、恥ずかしいことになります。

患者さんが来院した際、ミニカルテの過去の恥ずかしい誤変換をこっそり「改ざん」することもよくあります。
電子カルテの本文は書き換えませんが(真正性確保の原則)、ミニカルテですから、どうかお許しを。

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診療時間を変更します
- 2019/02/17(Sun) -
つるはらクリニックは4月から、診療時間を変更します。この場を借りて告知(第一弾)させていただきます。

まず、現時点での診療時間は、以下の通りです(ただし、冬場は休憩時間を適宜短縮しています)。
【月・水・木】 午前9時〜12時、午後3時〜7時、(予防接種は午後2時〜3時)
【土・日・祝】 午前9時〜12時、午後3時〜5時、(予防接種は午後2時〜3時)

これを以下のように変更します。
【月・水・木・土・日・祝】 午前9時〜12時、午後2時〜6時、(予防接種は午後1時〜2時)

平日の診療はこれまでよりも1時間早く終わり、土日祝日の診療は1時間遅く終わることになります。
休診日が火曜日と金曜日であることは、変わりません。これまで通りです。

患者さんのメリットは、土日祝日の診療が長くなることですが、平日の診療が早く終わるのはデメリットです。
両者をプラマイゼロだとは言えませんが、実態に即した診療時間の変更とご理解いただければ幸いです。

日曜祝日の診療終了時刻がいつも超過気味なので、最初から長めの診療時間にしてしまおうというわけです。
しかし昨今の「働き方改革」の趣旨を重視すれば、労働時間(または拘束時間)の総計は増やせません。
そのため、平日の休憩時間を短縮して、そのぶん診療終了時間を1時間早めさせていただくことにしました。

平日は夕方6時台にも診療しているから助かる、という方が何人もいることは承知しています。
しかし日曜祝日に夕方まで診療を行っていることもまた、多くの患者さんに喜ばれています。

今回は、開院当初半ドンだった火曜日を休診日にした2010年1月以来の、診療時間の変更です。
平日の夕方に来院されることが多かった方々には、来院の際に個別にご説明しているところです。
皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

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当番医と当院の関係
- 2019/01/22(Tue) -
日祝診療をしている当院と同様に、休日当番医でももちろん、インフルエンザ患者の診療で大忙しのようです。
医師向けのサイトに最近、多数の患者さんの診療を断らざるを得ない当番医の現状が、投稿されていました。

年間を通して当院には、当番医に断られたのでそちらを受診したい、と訴える方がたびたび来院されます。
時間外診療はあまり増やしたくはないのですが、当番医に断られたという患者さんはなるべく受け入れます。
医療機関2カ所に断られたのでは、あまりにも申し訳なく思うからです。

でも念のため申し上げておくと、当番医も当院も、標榜している診療終了時刻は同じ、午後5時です。

当院は開院当初の数年間、求められれば夜遅くまで際限なく診療を行ってきた経緯があります。
ある程度時間外を制限している今でも、当番医を断られた方にとっては、当院が頼みの綱なのかもしれません。
ただ、当番医に断られて当院に流れてくる患者さんが次々に現れることを、私は想定していませんでした。

では、当番医は早々と受付を打ち切ってけしからん、と言えるのかといえば、そうでもなさそうです。
この時期は多くの当番医が、定刻を大幅にオーバーして診療しているとの話を聞いたからです。
いくら何でも限界があるので、それぞれの先生の判断で、診療予約の打ち切りを決断されているのでしょう。

なんにせよ、この時期のインフル受診は過剰です。とくに早期検査や念のための検査が多すぎます。
この件はとても重要な問題なので、後日あらためて考察してみたいと思います。

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定時に終われない
- 2019/01/17(Thu) -
当ブログで何度も紹介してきたように、当院の診療は、ネットと電話で予約を受け付けています。

朝8時からネット予約(アイチケット)受付を開始し、電話予約の受付は8時半から始めています。
電話は2回線しかありません。なので、つながるタイミングには運不運があり、ご迷惑をおかけしています。
ネット予約なら、操作完了順に確実に受付されるので公平ですが、ネット操作が苦手な人には不利です。

8時過ぎにはネット予約枠がすべて埋まりますが、8時半からの電話予約用の枠は別にとっておきます。
ネットと電話の予約枠数の比率は、季節や曜日等によって、ある程度設定を調整しています。
通常は、そのようにネットと電話の対応だけを考えておけば、大まかに予約はさばけるのです。

ところがこの時期、予約なしで来院される方が多く、予約枠にはある程度余裕が必要になります。
予約の無い方の診療時間を確保するために、あらかじめネットや電話の予約枠に隙間を空けておくわけです。
これを「空番(からばん)」とよんでいます。

インフルエンザの流行期には、予約なしの方の来院がとくに増え、少々空番を増やしても間に合いません。
今日も空番を多数準備して、定時(午後7時)診療終了を目指したのですが、そんなに上手くはいきません。
予約の無い方でもむげには断れない私の性格上、この時期の診療終了時間は結局、大幅に遅れてしまうのです。
このインフルエンザ繁忙期に、どうやったら定時に終われるんでしょう。私にはいまだに、難題です。

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予約なし受診の問題
- 2019/01/14(Mon) -
当院の診察は原則として予約制です。ネットと電話と窓口で、順番予約を受け付けています。
ただし医療の性質上、順番を絶対厳守することはできません。急性期医療に、完全予約制はなじまないのです。
重症の方は予約なしでも、なるべく優先して診察するようにしています。

もっとも、この時期は多くの方が「重症」です。たいていは高熱が出ています。

しかし高熱でも、当院かかりつけの方の多くは、ネットや電話で予約をした上で順番を待って来院されます。
一方で、日ごろあまり来院されない方や当院がまったく初診の方は、しばしば予約なしで突然現れます。
とくに日曜や祝日は、予約なしの方が朝いちばんから、列をなして窓口に詰めかけて来られます。今朝もそう。

予約なしで窓口に来た高熱の人を、あまり長時間待たせることはできません。早めに診察することになります。
しかしそうするとその分、予約して順番を待っている方の診療が、さらに遅れてしまいます。

窓口に来た38度の大人の方を優先したために、予約済の40度の幼児の順番が遅れることもあるのです。

予約しなくても窓口に直行すればすぐ診てもらえる、という気持ちで安易に大勢の方が来られるのは困ります。
そのようなことを認めていたら、みんな予約せずに直接来院するようになります。予約制度が崩壊します。

かといって、予約なしですでに来院された方に「予約がない方は診察できません」とも言えません。
窓口でのトラブルは避けつつ、予約済の方が不利にならないようにもしたい。これはなかなか難しいものです。

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診療予約制限への苦情
- 2019/01/09(Wed) -
「19時まで診療するはずなのに、予約が一杯だからといって受付を1時間も前に打ち切るとは何事か」
最近、そのような趣旨の苦情を頂戴しました。
当院の対応のまずさが第一の原因であり、まことに申し訳ないことだと思います。
しかし、予約の受付はどこかで区切らなければなりません。そのことを納得してもらうのは難しいものです。

1人の患者さんの診察等に、私は5〜7分の時間を要しています。実際の診療内容からそのように計算できます。
短めに5分としても、1時間に12人しか診察できません。
平日の診療時間は19時までなので、15時から始まる午後の診療予約受け入れ数は、48名がメドになります。
実際には重症患者が何人か割り込むので計算通りにはいかず、例えば今日の診療を終えたのは20時でした。

実は開院当初の数年間は、診察の予約を何時になっても制限無く受け付ける「青天井」で臨みました。
私が院内に居る以上は診療を拒まない、いわゆる「応召義務」を愚直に遵守したものです。
そのため冬場には、21時を過ぎるどころか23時近くまで診療することもしばしばでした。
標榜診療時間が17時までの土日祝日でも、診察終了が22時台になることは珍しくありませんでした。

しかしさすがに、それを何年も続けるのは厳しくなってきました。ひとつは私の体力的な問題です。
さらに「働き方改革」が叫ばれる昨今、職員に毎日長時間の残業を強いるわけにはいかなくなりました。

そこで最近、午後の予約人数が一定数を超えた時点で、予約受付を原則としてお断りすることにしたのです。
この時期、14時過ぎには夜まで予約が埋まることも多く、受付を早々と打ち切るのは断腸の思いです。
しかしよほど重症の方を除いて、自宅で様子を見ていただくようにお願いしています。

当院はまだ、予約受付をお断りすることに慣れていないので、説明の仕方が下手なのかもしれません。
以前は時間制限無く受付していたので、当院が予約受付を断るはずがないと思われている可能性もあります。
患者さんにとって不便・不都合な方向への診療体制の変化は、なかなか受け入れられないのかもしれません。

標榜している時間(平日19時まで、土日祝17時まで)は目一杯診療しますので、どうかご了承願います。

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年末年始の休日加算
- 2018/12/29(Sat) -
年末年始に外来診療を行う医療機関は、休日在宅医と同等の扱いとして、医師会等が把握して公表します。
この期間(12/29〜1/3)に診療を行えばもちろん、休日加算を算定できることになっています。

当院では、土日祝日診療を標榜している関係で、日ごろは日祝に診療をしても休日加算が算定できません。
唯一、例外的に休日加算を算定できるのは、この年末年始の期間に診療を行った場合です。それが今日でした。

じつは数年前から、年末年始の休診日として、当院では12/29から1/3までをいつも6連休してきました。
ところが今回そのように休診すると、その6連休の前後が金曜日なので、結果的に8連休になってしまいます。
それではまずかろうということで、今年は12/29を診療日とし、微力ながら地域医療に貢献したつもりです。

さて、問題は来年の春です。医療に空白期間が生じるリスクも考慮せず、10連休が作られてしまいました。
熊本市医師会では、この期間中に診療を行う休日在宅医を募っています。
もちろん、私も応じるつもりです。もともと祝日診療してますから、特段の苦労はありません。
ただ、どの祝日に診療したとしても、当院では休日加算が算定できません。そのことはもう、諦めています。

ですけどね。日祝診療を続けるって、日頃からそれなりに苦労はあるのですよ。
好きで日祝診療してるのだから休日加算は認めない、という厚労省の考え方って、優しくないですよね。

そもそも休日加算って、患者には受診抑制効果、医療機関には日祝診療へのモチベーションが狙いのはず。
ならば、たまに休日診療するよりも、いつも日祝診療する医療機関の方こそ、むしろ優遇されるべきでしょう。

今日みたいにめずらしく休日加算が算定できてみると、ついつい愚痴を言いたくもなります。

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エアコン夜通し稼働中
- 2018/12/15(Sat) -
本格的に寒いですねぇ。おまけに財布の中身も寒いけりゃ、繰り出すオヤジギャグも寒い(元から)。
2日前にはなんとなく6時半に出勤して、暗がりの中を庭掃除などしてみましたが、寒いばっかりでした。
今日はいつも通り7時出勤。外は寒いですが、院内はほどよく暖かい。すでにエアコンが効いているからです。

これだけ寒いと、出勤してからエアコンを入れたのでは、始業時に間に合わないのです。
以前は、朝5時頃にエアコンがスタートするようにタイマーを入れていましたが、いくつか問題がありました。

(1)タイマーに作動時刻の指定ができず、「○時間後にON」という時間設定をいつも前夜に行うのが面倒
(2)早朝にエアコンが作動した瞬間、SECOMのセンサーが作動してしまうことが、たびたびあった

このうち(2)は、エアコンがフルパワーで稼働し始めたときの、空気の動きが問題でした。
クリスマスの飾り付けとかモビールとか観葉植物の葉が揺れると、防犯用のセンサーが反応してしまうのです。
SECOMの人には、何度も未明に駆けつけて、エアコンのスイッチを切っていただくことになりました。

そのような経験をふまえ、もうタイマーは使ってません。エアコンは一晩中つけっぱなしだからです。
もちろんすべてのエアコンではなく、院内を効率よく暖めるために、3カ所だけ稼働させることにしたのです。
設定温度を下げ、風量を弱くして、夜通しエアコンを稼働させておけば、空気の動きも安定するはず。
その証拠に、いまの方法でSECOMの警備員が来たことがありません。センサーは誤作動していないのです。

心配なのは電気代ですが、エアコンは低出力で安定して運転させると、電力消費は少ないって言いますよね。
その理論を信じて、夜通しエアコンを稼働させている今月の、さて電気代はどうなることやら。

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ファイルメーカー
- 2018/12/08(Sat) -
Macのソフトの中で私がいちばん長く使っているのは、データベースソフトの「FileMaker」でしょう。
NECの9800シリーズから足を洗って、AppleのMacintoshに手を染めた89年頃から、ずっと使っています。

Macに標準でバンドルされていた「MacWright」「MacDraw」「MacPaint」も、最初はよく使いました。
しかしそれらはやがて、別のソフトに置き換えられていきました。
「Excel」も当初から使っていたソフトですが、いまはApple純正の表計算ソフトを使っています。
ちなみにExcelは、最初はMac専用のソフトでした。そのことをここであらためて、強調しておきます。

89年頃のFileMakerは「FileMaker II」というバージョンで、販売元はAppleの子会社「Claris」でした。
今と比べれば格段に処理能力が低かった当時のMacで、私のFileMakerの主な用途は住所録と文献整理でした。
やがてFileMaker IIは「FileMaker Pro」と名を変え、Clarisは「FileMaker社」となり、現在に至ります。

パソコンソフトにおいては、たとえ周囲の者が違法コピー版を使っていても、私は正規品にこだわりました。
遵法精神というよりも、所有欲あるいは物欲なんでしょうね。iPhoneをたびたび買うのも、同じ考え方です。

もちろん、FileMakerのすべてのバージョンを毎年買い替えているわけじゃありません。
MacのOSとの互換性等で支障が出てきた時点で、一斉にバージョンアップする、というやり方です。
一斉に、というのは、私が所有する複数のMacにインストールしているソフトを全部更新、という意味です。
ただしFileMakerの場合は、4台です。それ以外の電子カルテ用のMacでは、FileMakerは使ってないので。

更新時の最大の問題は、ファイルの互換性です。メジャーバージョンアップすると、互換性がなくなるのです。
ファイルはすべて、「ファイル変換」作業をした結果、新バージョンでのみ使える状態になります。
そのようなファイル変換時の大問題は、ファイル間のリレーションの維持です。

FileMakerは、「リレーショナルデータベース」といわれる、複数のファイルを連動できるソフトウェアです。
たとえば、患者データベースと、予防接種、生活習慣病、禁煙外来などのファイルが複雑にリンクしています。

このリンクを壊さないようなファイル変換はとても面倒で、今回の変換作業は約2年前から続けてきました。
ようやく昨日になって目処が付き、ホッとしていまブログに書いてますが、私の気持ち、伝わりませんよね。

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適度なストレス
- 2018/10/20(Sat) -
人間は生きている限り、何らかのストレスを、しかも複数のストレスを受けていると感じているはずです。
それは自分自身の内面的な部分であったり、明らかに外的なモノ、人や物事であったりします。
家族や、知人友人、同僚、近隣住民、それ以外の多くの人物からも、ストレスを受けるでしょう。
地域や国、他国、地球、宇宙の何かからも、ストレスを感じている人がいるかもしれません。

最近ある人から、「毎日ブログを続けるって、ストレスじゃないですか?」と尋ねられたので、驚きました。
いや、もちろんそれは、ストレスかもしれませんが、そう感じていない自分に驚いたのです。
いや、そうじゃなくて、たぶんストレスを感じているのでしょうけど、悪い意味のストレスじゃないのです。

肩のマッサージを受けていると、少々痛くて苦痛なんだけど気持ちいい、「イタキモ」な気分になりますね。
あれと同じです。ギリギリの痛さといいましょうか、ギリギリのストレスなのです。

高血圧の治療をしている方には、朝晩の血圧を自宅で測って、専用の手帳に記録してもらっています。
それを折れ線グラフに描いて持ってきていただければ、月に1回の診療の際に、大いに役立ちます。

もちろん、グラフ化どころか、月に1回か2回しか血圧を測らない方もいますが、まあ無理は言いません。
一方で、朝晩の血圧推移を、きちんと折れ線グラフに描いて来る方も、もちろん大勢いらっしゃいます。
なかには、1日3回以上の血圧測定を自らに課し、極めて精細なグラフに仕上げる方もいます。

いずれにせよ、血圧記録・測定にストレスを感じるのでは、高血圧治療にとっては逆効果。
どうか記録はほどほどに。大まかな経過がわかればいいので。もちろん、マニアックなグラフも歓迎しますが。

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高感度インフル検査
- 2018/10/19(Fri) -
インフルエンザがボチボチ出始めました。近隣の某中学校で流行しているとの情報もあります。
治療の前段階として、外来でインフルエンザかどうかを診断するための迅速検査法も、徐々に進化しています。

最近はとくに、発症(発熱)からの時間経過が短い方でも判定できる、高感度の検査法が広がりつつあります。
当院も遅ればせながら、高感度で判定できる新しい検査装置を購入しました。
これによって、「発熱したばかりなので明日また来てください」と言うことは、今後少なくなるはずです。
もちろん、病状や状況を考慮して、インフルエンザの可能性がある方しか、検査はしませんが。

「5秒で正確判定可能なインフルエンザ検査機器を発売」 先日、医師系サイトでこんな記事を目にしました。

大塚製薬とデンカ生研が発売した、読み取り装置「クイックナビリーダー」です。
5秒とは驚異的。これはインフルエンザ診療にパラダイムシフトを起こすのではないか、とさえ思いました。

ところが、違うのです。5分間待ってから読み取り装置に挿入したら、5秒後に表示が出るという意味でした。
装置の動作時間が5秒というだけであって、検査全体に要する時間は別です。これって誇大広告じゃないの?

新型インフル流行の頃からでしょうか、インフルエンザの検査がやや過剰で、世の中が神経質になっています。
幼稚園や学校のみならず一般企業までが、念のためのインフルエンザの検査を求めます。

これは、医療費の無駄遣いというだけにとどまりません。早すぎる検査には別の問題もあります。
陰性判定=インフルエンザではない、とのお墨付きを与えることになりかねないからです。
そのような、偽陰性問題を解消する意味でも、高感度検査装置には期待しているところです。

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開院11周年
- 2018/10/01(Mon) -
本日、つるはらクリニックは、開院11周年を迎えました。
これもひとえに、皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます(と、まずは恒例の挨拶から)。

昨年の10周年に比べると、今日は地味な記念日でしたが、やはり節目の感慨はあります。
診療上の悩みや、喜びや、苦労や、笑いや、創意工夫や、トラブルや、さまざまなことが思い出されます。

震災からはすっかり立ち直り、以前と同様の忙しさに戻ったかと思いきや、最近は少し落ち着いてきました。
夕方の診療終了時刻をある程度きちんと守るようにして以来、当然ですが受診者総数は減っています。
国が「働き方改革」を推進している昨今、当院も常識的な労働時間(=診療時間)にしなければなりません。

この1年間はとくに、多くの学会に参加しました。たぶん、勤務医時代に近い頻度で、あちこちに行きました。
ただし、それもほとんどは休診日を利用した日帰り。なので実質的な学会参加時間は長くても半日です。
学術活動というよりは、刺激を受けに行ったようなものかもしれません。いろんな意味で刺激にはなりました。

今後もときに臨時休診を作ってでも、刺激を求めて外の空気を吸いに行きますので、どうかご了承ください。

土日祝日診療は今後も続けますが、開院当初の目的は、土日に急病になった患者さんを診療することでした。
ところが最近の土日には、生活習慣病の方が目立ちます。休日に受診できるのが便利だからです。
そのようなニーズが思いのほか多くて、急病患者の診療との時間配分には、今後工夫が必要になりますね。

救急病院を受診した患者さんが、日頃の病歴を説明するために、当院の「ミニカルテ」を差し出すそうです。
これが便利らしいです。病歴が全部書いてあるから、紹介状要らず。救急担当医も驚くとか。
そのミニカルテも12年目を迎えました。このシステムのユニークさは、自分でもくろんだ以上のものでした。

何か急に目新しいことを始めるわけではありませんが、また初心にかえって、誠実な診療に臨んでまいります。
今後もこれまで同様に、温かいご支援と叱咤激励をたまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。

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サバを読む
- 2018/09/30(Sun) -
今朝はいつもよりも少し早く、台風24号の風雨が強まる前に出勤しました。
実は、電子カルテのシステムトラブルが、まだ完全には解決していないのです。

もちろん、クライアント兼用として使っていたサーバー機は、サーバー専用として独立して稼働させています。
そのため、クライアント機が一台減って5台になり、月末のレセ時期だというのに、少々困った状況です。

新しいMacを買ってサーバー専用機にするつもりでしたが、最新のOSというのは、何かとトラブるもの。
なので、いま院長室で使っているMacを、新しいサーバー(新サバ)として構築することにしました。
かわりに、院長室用には新しいMacを導入しようというハラです。

そこで今朝から、院長室のMacを電子カルテのLANにつないで、新サバの運用を試してみました。

こういう場合、Macを初期化してOSをクリーンインストールすることから始めるのが、正しいやり方です。
でも、今朝は手抜きして、サーバーのプログラムを追加インストールするだけでお茶を濁してしまいました。

このように安易に構築した、ごまかしサーバー(ごまサバ)がうまく作動するはずがありませんよね。
クライアントの挙動がどうもおかしい。一見うまういったように見えたサバが、生き腐れしていたようです。

というわけで、慌てて旧サバを蘇生して本サバとし、今日の診療を行ったのでした。
やっぱり、サバは血抜きしても手抜きせず、肝腎な部分は締めないといけませんね(しめサバ)。

(おことわり)「関サバ」をうまく挿入できませんでした。

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忘れた頃にやって来る
- 2018/09/26(Wed) -
忘れた頃にやって来るもの。それは私の場合、電子カルテのシステムトラブルですね。もう何度も書いてます。

MacやiPhoneやクラウドストレージにおける不具合なら、だいたい自分で対処できます。
Evernoteが固まっても、Facebookの挙動がおかしくても、間違えてデータを消去しても、何も慌てません。
データは二重三重に、アプリもバックアップをとっています。ウイルスチェックも繰り返しています。

しかし、電子カルテのシステムトラブルだけは、滅多に起きないのですが、起きたら肝が冷えます。
その日の診療に、重大な支障をきたす恐れがあるからであり、私一人の不便では済まないからです。

今朝7時過ぎに出勤後、電子カルテを立ち上げたところ、いままでに見たこともないアラートが出ました。
受付の端末が立ち上がりません。でも診察室は問題なし。てことは、サーバーやネットワークの問題ではない。
そうこうするうちに、診察室のMacもおかしくなった。最終的には全滅。全身から脂汗。お腹も痛くなる。

職員が出勤してきます。電子カルテのサポートセンターは9時からの営業なので、まだ電話がつながらない。
しかし9時前になると患者さんもちらほら現れる。電子カルテは使えず、診療録の記載どころか受付も不可能。

こうなったら、電子カルテのデータベースを総替えじゃあ。保存してあったバックアップで、まるっと上書き。
おそるおそる立ち上げてみると・・・なんとかなるかも。毎日バックアップしてて良かった。
9時にサポートセンターに電話したら、データベースが壊れていたようなので、私の対処法で良かったと。

どうやら、サーバー機でクライアントも兼用していたのが問題でした。過剰な負担がかかっていたようです。
Macを1台ケチったのが間違い。しょうがないので、サーバー専用機(=新しいMac)を買うことにします。
さて、どれにしようかな♪

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予約の優先順位
- 2018/09/19(Wed) -
「先行予約受付開始」なんてのがありますよね、コンサートとか、航空券とか。
特定の団体の会員が、一般向けよりも1日とか1週間ぐらい前から、予約申込みができたりするやつです。

インフルエンザワクチンの接種に、そのような優先順位を付けるわけにはいきません。みな平等が原則です。
それでも、当院おなじみの方に少しでも便宜を図るとすれば、予約開始の周知方法を工夫することでしょうか。

10月から始めるインフルエンザワクチンの接種は、じつは今日から、ネット予約の受付を始めています。

例年と同じネット予約のサイトを、今朝早く、どこにも告知・広報等せずに、ひっそりと立ち上げてみました。
接種はまだかと、当院の予約サイトをたびたびチェックしている方なら、きっと気付いてくれるはず。
当院に興味のある方だけが先行予約することができるので、「ウォッチャー特典」とでも言いましょうか。

ですが数時間様子を見ていましたが、誰一人予約を入れてきません。さすがに周知しなさすぎでしょうかね。

そこで次に、診療予約サイトのアイチケットに、インフルエンザ予約サイトへのリンクを張ってみました。
言うなれば「お得意さん特典」です。すると、わずかですが気付いてくれた方がいて、予約が入りました。

少し時間をおいて、こんどは当院のホームページのお知らせ欄にも、リンク付きで記事を出しました。
これは「ごひいき特典」というべきかもしれませんが、予約数はなかなか増えません。

本格的には明日の朝、診療予約のためにアイチケットを見た方が、予約を入れ始めるだろうと想像しています。
ならばその前にもうひとつ、「読者特典」を。というわけでこのブログを見た方は、いますぐ予約をどうぞ。

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採血の難しさ
- 2018/09/02(Sun) -
採血に失敗して、患者さんに痛くて不快な思いをさせたことが、最近ありました。
その失敗の瞬間の当方の対応にも問題があり、まことに申し訳ない出来事でした。
患者さんの言い分を聞き、謝罪し、やり直し採血にも成功し、最終的には円満解決しました。たぶん。

血管が出にくい方の採血に失敗することはしょうがないとしても、大事なのはその時の対応なんでしょうね。
好きで採血されているわけでもなく、やたら痛く、それをまた失敗されたのでは、だれでも不愉快です。

小児心臓外科の勤務医時代、手術の前に最初にする準備は、子どもにたくさんの点滴を入れることでした。
手足に点滴を2,3カ所、中心静脈にカテーテルを1,2本、さらに動脈圧監視用の管も入れる必要があります。
同時に複数の心臓外科医や麻酔科医が点滴に取りかかり、ときには小児科医にも手伝ってもらいます。

毎日毎日、赤ちゃんに点滴を何本も入れる仕事を何年も続ける中では、困難なケースに何度も出くわしました。
点滴用の特殊な留置針を、多いときは一人当たり20本も30本も使ってしまいます。
何時間トライしても点滴が入れられず、ついに手術そのものを中止・延期したことも、一度ありました。

開業して、小さな赤ちゃんに点滴を入れることは減りましたが、大きな子でも手こずる場合はあります。
また、大人の血管は赤ちゃんよりも何倍も太いはずなのに、驚くほど針が入りにくい方にも出くわします。

採血に苦労した患者さんが、「私は入りにくいからね」と笑ってくれると救われます。ありがたいことです。
そのような方にこそ、次はスパッと入れて見せたいものです。

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外来会話の骨法
- 2018/07/19(Thu) -
町田康氏が、先日の日経の文化欄に、「会話の骨法」と題した文章を書いていました。
それによると、会話には四つ(原文のまま漢数字で)の状態があるというのです。

一、主に相手が喋(しゃべ)り自分がそれを受けて相槌(あいづち)を打つ
二、主に自分が喋り相手がそれを受けて相槌を打つ
三、相手と自分が同じくらい喋って話が動いていく
四、相手も自分もほとんど喋らず話がまったく動かない

芥川賞作家に意見するのもアレですが、まだ別の状態が存在することに気づいてないか、お忘れのようです。

五、相手ばかり喋り、自分が相槌を打つスキがない
六、自分ばかり喋り、相手が相槌を打つスキを与えない
七、相手ばかり喋り、自分はただ黙りこくっている
八、自分ばかり喋り、相手はただ黙りこくっている
九、相手も自分も同じくらいに喋るが、話は噛み合わず、どんどんずれて行く

外来診療では一や三の状態が理想ですが、意外と多いのが、五のようなお喋りの好きな方ですね。
こちらも躍起になって相槌を割り込んでみるのですが、三ではなくて九の状態になりがちです。

「頭痛がね」「頭痛?」「血圧がほら」「高くて頭痛?」「それが法事の時に」「頭痛?」「足がしびれて」
てな感じだったりしますね。
どんどんずれていく会話も、私はわりと嫌いじゃない。しばらく付き合って、会話を楽しんだりしています。

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祝日診療の意義
- 2018/07/16(Mon) -
熱い3日間が終わりました。サッカーでもテニスでもなく、「土日祝」の猛暑3連勤です。
気温に比例するかのように、高熱の方がとても多かったですね。熱中症気味の方も。

休日は、その休みを堪能できれば楽しい日ですが、急病の方にとっては、やっかいなことになります。
当番医や救急病院や、当院のように休日診療を行っている医療機関を探して受診しなければなりません。

とくに祝日は、診療している医療機関が土日よりも少ないので、当院にも遠隔地から患者さんが来院されます。
今日も菊陽・大津・益城・菊池から来院されました。時には山鹿や南小国や高森の方も来られます。

私の休日は、火曜日と金曜日。あとは年末年始とお盆休み。
学会休みも時々加わりますが、年間を通してもわずかな日数。祝日の数に比べたら微々たるものです。

「代診」って方法もありますが、開業して11年弱、別の医師に当院の診療を任せたことはありません。
当院の電子カルテの操作やミニカルテの作製等を、誰か他人に教えることを考えただけで、気が重くなります。

今後は、学会休みその他が少し増えるかもしれませんが、それは私のささやかなリフレッシュでもあります。
なるべく平日に休みますので、ご了承願います。

土日は診療したとしても、祝日ぐらい休めばいいのに、というご意見もときどき頂戴します。
でも、開いてる病院が少ないからこそ私は土日診療をするわけで、祝日に休診するのは趣旨に反するのです。

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ドアノブコメント
- 2018/07/10(Tue) -
帰り際に、ドアノブに手を掛けながらやっと口にした言葉のことを、「ドアノブコメント」と言ったりします。
なかなか言い出せなかった、その人の本音が語られることがあります。

診察室で遭遇する患者さんのドアノブコメントには、3種類あります。
(1)言おうかどうしようか、迷った末のひと言(狭義のドアノブコメント)
(2)うっかり言い忘れていたこと(単に、思い出しただけ)
(3)取るに足らないこと(雑談)

もしも(1)の場合には、本音・本心を聞き逃さず、さらに掘り下げて聞いてあげることが大切です。
しかしいちばん多いのは(2)です。「あ、そうそう、湿布もお願いしますね」などと。
帰り際の世間話(3)も、患者さんとのコミュニケーションという意味では大事。でも手短に願います。

診察終了後の会計待ちの患者さんに、もう一度、声を掛けて何かアドバイスすることができればベストです。
なかなか時間がなくて難しいですが、こちらが言いそびれたことを、伝えず仕舞いにしないことは大事。

診察室での会話で伝える内容には限界があるので、開院当初から導入しているのが「ミニカルテ」です。
電子カルテの内容(問診・診察・検査・処置・処方等)に加えて、私からのコメントを記入しています。
コメントには、診断やその根拠、今後の見通しや注意点など、診察室で私が話した内容を記載しています。

それに加えて、診察室で伝えそびれたことをミニカルテに書き加えておくことも、しばしばあります。
その意味では、私のドアノブコメントのような使い方です。ちゃんと読んでいただければ良いのですが。

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医療画像管理ソフト
- 2018/07/07(Sat) -
胸部X線検査や超音波検査などの画像を、当院では「OsiriX」というMacのソフトで管理しています。
院内LANを経由して、それぞれの検査装置から「DICOM」という規格のデータがOsiriXに転送されてきます。

ご存じの方なら「ふーん」でしょうけど、知らない人が冒頭の文章をどのように黙読したか、気になります。
OsiriXは「オザイリクス」で、DICOMは「ダイコム」です。
とくに前者。私は開業前から知ってるソフトでしたが、ずっと「オシリックス」と読んでました。
「お尻」を連想するので、少々気恥ずかしい名称でした(そう思うのはたぶん、私だけでしょうけど)。

高度な画像処理が無料のソフトでできるのはすばらしいことですが、私が使っている機能はわずか。
レントゲンやエコーの画像を、診察室で患者さんに見せながら説明し、保存する、それだけ。機能の持ち腐れ。

各種の医療画像データと、その他の血液検査などのデータが全部、電子カルテに紐付けられたら理想的です。
たぶん、もうできてるとは思いますが、少なくともそれは、Windowsベースのシステムでしょう。

OsiriXといいMacといい、使いやすくてセンスの良いシステムが、どうしていまだに少数派なんでしょうね。

一般にはほとんど知られていない「OsiriX」の名前が、最近ときどきネットに出てくるので驚きます。
よく見たら「Oisix(おいしっくす)」でした。紛らわしい。

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子どもの病状と父親
- 2018/07/02(Mon) -
お子さんの受診を予約するために、父親が電話をかけてきた場合の問題点については、以前書きました。
しかしそれだけではなく、父親がひとりでお子さんを連れて来院したときにも、しばしば要領を得ません。

私「昨日まで熱は出てなかったですか?」
父「どう・・・ですかね」(私に訊かれてもねぇ)

私「夜中にも咳が出てましたか?」
父「出てなかったと思います」(たぶん、父親は爆睡してた)

私「では、風邪薬出しときます」
父「奥さんが、解熱剤をもらって来いと言ってました」(父親に主体性なし)

外国人の方で、日本語も英語もわからない方が時々、お子さんを連れて来られます。
日本語のわかる母親が書いた日本語のメモを持って、日本語のわからない父親が来るケースもあります。
病状経過はそのメモを見ればわかるのですが、それ以上の情報を得ようと質問しても、答えは得られません。
メモはまったく一方通行。診療の際はぜひ、日本語のわかる方がお子さんを連れてきてほしいものです。

実は、日本人のお父さんにも、奥さんが書いた病状メモを持って、子どもを連れてくる方がいます。
しかも、お子さんの病状の情報源はメモだけで、お父さんはただのアッシー君だったりすることがあります。
いやもちろん、そんな父親は少数派。ちゃんとしたお父さんも多いことを、誤解なきよう申し添えておきます。

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宅配便と休診日
- 2018/06/20(Wed) -
火曜と金曜の休診日には、敷地の入り口にチェーンを半分張り、車が出入りできない雰囲気にしています。
私が雑務で休日出勤していても、車はガレージ(物置のでかいやつ)の中に入れており、外からは見えません。
休診日の当院の敷地内には車も人気もなく、閑散とした雰囲気なわけです。

なので宅配便の方が休診日に配達に来ると、かつては不在連絡票を入れて立ち去ってしまいました。
私があとでドライバーに電話するとたいてい、「今日はお休みのようでしたので」という返答です。

「休診日でも院内にいることがあるので、ダメ元でチャイムを押してみてください」と私。
それ以来、休診日に荷物を受け取れる機会が増えました。再配達も減り、運送業者にも良かったでしょう。

ところが先日は、その逆のことが起きました。日曜日(←診療日)に受け取る予定の荷物が、届かない。
診療終了後に、配送業者のサイトで検索すると、あろうことか「お休みなので持ち帰りました」とある。

なに言ってんの。こっちは朝から夜までず〜っと、診療してたのに。駐車場には車が何台も停まってたのに。
すぐに配達担当ドライバーに電話すると、「日曜なのでお休みかと思っていました」だと。

荷物の宛先がクリニックなので日曜は休みだろうとタカをくくり、配達にすら来ていなかったというのです。

ドライバーの方は平謝り。私がもう帰宅すると言うと、ではご自宅の方に今日中に再配達しますとの返事。
その夜、22時頃に配達に来られました。ほかの配達で忙しくて、遅くなったそうです。
いえいえこちらこそ、申し訳なかったですね。私のわがままで、余計な残業をさせてしまいました。
宅配業界がブラックであることが問題になっていますが、私のような顧客が原因の一端なのでしょうね。反省。

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5連休に突入
- 2018/05/28(Mon) -
今日から金曜日まで、当院は5連休です。地域の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
年末年始を除いて、4日以上連続で休診するのは、開院して11年目にして2度目のことです。

前回は、2014年の4/28(月)から5/2(金)までの5連休。大型連休中であり、途中に祝日を挟みました。
今回は、5/28(月)から6/1(金)までの5連休。途中に祝日なし。全部、平日。

この連休をモチベーションとして、今年の大型連休(4/28〜5/6)は全部、診療しました。
厳密に言えば、5/4の「みどりの日」は休診しましたが、これは5/4が金曜日だったからです。
当院では祝日診療を謳っていますが、火曜・金曜の休診の方が祝日診療よりも優先なのです。
ちなみに開院当初は火曜・金曜の休診よりも祝日診療を優先させていたので、とてもつらい週がありました。

このたびの大型連休では、土日祝日が全部で7日ありましたが、当院が休診したのは5/4(金)の1日だけです。
考え方としては、次の2点。
(1)日曜祝日はなるべく休まない(地域の他の医療機関の多くが休診しているので)
(2)臨時休診するなら平日(地域の他の医療機関の多くは診療をしているので)

はい、前振りはここまで(ていうか、すでに長い)。
「アラ還」の私や、ずっと休日診療を支えてくれているスタッフが、リフレッシュするための5連休なのです。
その理屈で言えば、今後年々休診日が増えるかもしれませんが、その点もあらかじめご容赦願います。

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当院ではしか騒ぎ?
- 2018/05/24(Thu) -
本日午後、高熱でぐったりした成人が来院されました。
聴診しようと服をまくると、麻疹(はしか)かと思うような発疹が、びっしりと出ていました。

カタル症状に乏しく、熱型も典型的でなく、旅行歴もない方でした。普通に考えたら、麻疹ではありません。
しかしその強烈な発疹を見て麻疹を否定する自信がなかったので、すぐ基幹病院に行ってもらいました。

この方を自宅に帰した場合、もしも麻疹だったら熊本での麻疹流行の引き金になると考えたからです。
感染拡大を防ぐためには、「疑わしきは隔離」で臨むのが正しいはず。こういう場合は慎重第一です。

しばらくして、どうやら麻疹ではなさそうだという連絡を病院からいただき、ほっと胸をなでおろしました。
結果的に、麻疹じゃないのに麻疹を疑うという誤診ではありましたが、その逆の誤診よりはマシでしょう。

高熱患者に対する当院の通常の対処法に準じて、今日の患者さんも裏口から直接隔離室に入れました。
診察後には再び裏口から駐車場に出ていただきました。そのまま自家用車で病院に行ってもらいました。
先方の病院に着いたら駐車場の車内で待機して、病院医師の指示に従うように、念押ししておきました。

ところが、麻疹を疑う患者がいたので病院に行ってもらったと保健所に連絡したら、その返事がこうでした。
「患者さんを移動させたのは、まずかったですね」

麻疹の拡散を危惧する気持ちはわかりますが、こちらの言い分も聞かず、第一声が「まずい」とはどうなの。
まあ当院と同様に、熊本の保健所も麻疹流行は未経験。きっとピリピリしているのでしょう。

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休日当番医の診療時間
- 2018/04/30(Mon) -
本日は、久しぶりに「休日当番医」でした。
この気候の良い時期の、大型連休真っただ中というのに、高熱の方がおおぜい押し寄せてきました。

すでに終息したと思っていたインフルエンザも、なぜかこの数日は来院者が出ています。
当院近隣の某高校や中学や幼稚園・保育園では、今現在インフルエンザが流行しているとのこと。驚きます。
そのほかに今多いのは、溶連菌感染とアデノウイルス感染です。今日も多かった。

休日当番医というのは、急病患者が受診するところだと私は思っているのですが、必ずしもそうじゃない。
血圧の薬が切れた人などが、休日当番医=休日に薬を処方してくれる当番医者、という認識で来院されます。
他院を定期的に受診している方が、薬の処方だけの目的で当院に来られることがあります。
まして、そのかかりつけ医の定期処方薬を今日から変えて欲しいという方もいて、困惑してしまいます。

休日当番医の診療時間は、朝9時から夕方5時まで、ということになっていますが、そう簡単にはいきません。
私は日頃から、困っている患者さんをむげに断ることができない性格なのです。
とくに当番医のときには、自分が診療を拒めば患者さんはとても困ったことになる、と考えてしまいます。

なので今日も、予約が途切れるまで診療を受け付けたところ、診療が終わったのは21時でした。
さいわいなことに、当院のスタッフはだれひとり不平不満を言わず、夜遅くまで仕事をしてくれました。
隣の門前薬局も、完璧な仕事を最後までしてくれました。

しかし、患者のためという名目で職員たちに長時間労働や残業を強いるのは、例外的であるべきです。
休日当番医の日以外では、ある程度杓子定規に、診療を打ち切ることも必要だと、いつも思っています。
思っていますが、どうしても超過気味に診療しているのが現状。スタッフにはいつも、心から感謝しています。

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内科と外科
- 2018/03/25(Sun) -
「神経内科」という診療科の呼び方が、「脳神経内科」に変わるそうです。
「心療内科」や「精神科」と混同されるのを防ぐためなどの目的で、日本神経学会が決定したようです。
これで混同が防げるのかどうかはわかりませんが、内科と外科の対比がわかり易くはなりました。

「脳神経内科」vs.「脳神経外科」
同じ脳神経系の疾患・病態に対して、前者は内科的に、後者は外科的にアプローチする。その対比は明瞭です。

「内科」vs.「外科」
まず論ずるべきは、これ。体を内部から治す薬と、外から手を加える手術、その違いを内と外で表現したのか。
でも「心臓を手術した」という方には循環器内科でカテーテル治療を受けた方もいて、内外の境界は曖昧です。
それに、言っときますけど、外科医だって、薬を使うんですよ。

「循環器内科」vs.「心臓外科(または心臓血管外科)」
次元のずれた対比として、私も昔から気になってます。
大学などでは最近、後者を「循環器外科」という場合もあります。外科が内科サイドに歩み寄った形です。

「消化器内科」vs.「消化器外科」
いいですね、よい対比です。

「小児科」vs.「小児外科」
厳密には、前者を「小児内科」とすべきなのでしょうか。
たぶん、「小児科」は「内科」よりも幅広い分野を扱うので、あえて「小児内科」とはしないのでしょう。
でもそれを言うなら、「内科」の開業医は、皮膚科や耳鼻科や泌尿器科分野なども多少は診るんですけどね。

開業したばかりの10年前ごろは、外傷の小手術を私も結構やっていました。でも今はまったくやりません。
たま〜に縫合するだけのために、滅菌した手術器械や縫合糸や敷布を完備しておくのも、効率が悪い。
それに、そのような低頻度で手術するのでは外科的技術も低下し、患者の不利益にもつながります。
元外科医ではあっても今は内科医。中途半端なことをすべきではない、という結論に達したのです。

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臨時休診の周知法は?
- 2018/02/15(Thu) -
当院の休診日は火曜と金曜です。それ以外の曜日に臨時休診する場合は、十分に周知徹底する必要があります。
院内掲示や、予約サイトや、ホームページなどに、あらかじめ休診日の告知を行っておきます。
また臨時休診の当日には、留守電で本日休診であるアナウンスを流し、屋外には掲示を出します。

問題は、当院が土日祝日診療をしているという、特殊性です。
日頃は別のかかりつけに通院してる方が、休日の急病の際に当院を思い出して受診することが、よくあります。

もしも当院が日曜や祝日に臨時休診した場合、そのような方にあらかじめ休診を周知するすべがありません。

受診希望者がネットや電話で診療予約をしようとすれば、当院が臨時休診であることを知ることができます。
しかし、予約なしで直接来院された場合には、当院まで来て休診だと知り、ガッカリすることになります。
まことに申し訳ないことですが、これはどうにもなりません。

「日曜祝日なら、つるはらクリニックに行けばいい」と思ってくださるのは、本当にありがたいことです。
ですが当院がその日曜祝日にたまたま休診すると、期待を裏切って失望させてしまうことになるのです。

今週の日曜日に、当院まで来院して休診だと知った方から、苦情を頂戴しました。
おそらく、電話もかけず予約サイトもHPも見ないでいきなり来院するほど、切迫した病状だったのでしょう。
そのような方に、無駄足を踏ませない方法が、どうしても思いつきません。申し訳ありません。

当院を受診される方は、できるだけ予約サイトを使うか電話予約をしていただきますよう、お願いいたします。

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インフル検査希望
- 2018/01/25(Thu) -
インフルエンザの検査を希望して来院する方が、毎日何人もいます。
このような場合、実際に検査をするかどうかは医師が判断すべきです。希望により行うものではありません。
ただしその際には、医学的な観点だけでなく、さまざまな社会的事情を考慮しなければなりません。

たとえば、まだ発症したばかりの方が検査を希望する場合、私はその目的が次のどちらなのかを尋ねます。
「インフルエンザ陽性」を確認したいのか、それとも、「インフルエンザ陰性」を確認したいのか。

前者には、もしもインフルエンザであるならば一刻も早く治療を開始したい、という願いが込められています。
なので病状の重症度によっては、ダメ元で検査することがしばしばあります。早く治してあげたいからです。
状況(家族がインフルなど)等でインフルの疑いが強ければ、もはや検査すら必要ないこともあります。

問題は後者です。念のため園に検査するように言われたとか、会社から求められた方も時々います。
残念ながら、検査して陰性であっても、インフルエンザではないという証明にはなりません。
インフルエンザではないことの証明は、インフルエンザであることの証明よりもずっと困難なのです。

したがって、インフルエンザ陰性の証明を強く希望される方には、検査をお断りすることがあります。
少なくともそのような方は、発症して十分に(24時間以上)時間が経ってから、検査を受けるべきです。
偽陰性の可能性がある方に、いたずらに陰性のお墨付きを与えるわけにはいかないのです。

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学会の開催曜日
- 2018/01/23(Tue) -
開業して10年間、あまり、めったに、ほとんど学会に行ってませんでしたが、今年は頑張るつもりです。
メジャーなものだけでも、内科学会と循環器学会と小児科学会。あと外来小児科学会や小児循環器学会。
さらに昔のなじみで、外科学科や胸部外科学会や心臓血管外科学会にも顔を出したいところ。

いまあげた8つの学会総会のうち、3月から9月の、当院があまり忙しくない時期に行われるものは6つ。
それらの開催場所は、大阪、京都、福岡、横浜、そして東京が2回。
開催曜日は、金曜〜日曜の3日間が4学会で、あとの2学会は木曜〜土曜に行われるようです。

なるべく臨時休診をしないようにするのであれば、どの学会も当院休診日の金曜に参加することになります。
つまり、日帰り参加です。移動ばかりでバタバタです。正味の学会参加時間は短いかもしれません。

そうなのです。土日祝日診療をしていると、必ず週末に開催される学会なんて、まともに参加できないのです。

私が若い頃(80〜90年代前半)には、学会はたいてい平日に開催されていました。
月曜〜水曜とか水曜〜金曜などという、いまでは考えにくい日程が、当時はむしろ一般的でした。
そして学会前後の土日は、しばしば観光日(接待ゴルフなど)でした。よき時代だったのです。

でも今は、学会は土日を潰して行うのが当たり前になっています。平日は病院で働けということでしょう。

ちょうど今日から、ANAの3月25日〜10月27日搭乗分の予約受付(ANAカード会員先行)が始まりました。
まあ、学会に行けばいいってもんじゃあないですけど、学術的刺激を受けて帰って来ることはできそうです。

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朝一番の来院者
- 2018/01/22(Mon) -
当院では、朝8時からネットによる診療予約の受付を開始し、8時半から電話予約の受付を始めています。
他院ではたいてい、この受付順が逆で電話が先なのですが、それだと電話口が混乱すると私は思うのです。

完全ネット予約制が私の理想ですが、ネット予約が難しい方のことを考慮して、電話予約枠を残しています。

ネット予約システムは、患者のアクセスがたとえ0.01秒差でも、正確に順番通りに受付処理を行うでしょう。
ところが電話だと、運が悪いとなかなかつながりません。電話をかけた順番が予約順とはならないのです。

当院では2回線を使って、事務職員と私が朝の電話番をしていますが、受話器を置くとすぐ次が鳴る勢いです。
もちろん、インフルエンザが大流行しているこの時期だけの話ですけどね。

そのように電話応対でバタバタしている時に、直接来院して診察を求める方も、しばしばいらっしゃいます。
軽症の方はなるべく出直していただきますが、わざわざ来院された方をむげに断るのは難しいものです。
たいていは、その場で受付をして朝1番で診察することになります。次にもうひと方来院されたら、2番です。

しかし、ネット予約して順番を待つ高熱の乳児よりも、直接来院した予約なしの大人を優先すべきなのか。

予約制をよく理解している方は、自分の順番が来たら来院されます。なので待合室はそれほど混んでいません。
そこへ予約せずに直接来院した方には、待合室がガラガラなのに待たされることが理解できないようです。

誰が良い悪いという問題ではありません。すべての方への理想的な対応というものが、存在しないのです。

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貴重なアンケート
- 2017/12/28(Thu) -
当院ホームページのお問い合わせフォームから、問い合わせではなく、ご意見を頂戴することがあります。
私の配慮不足や当院の不備な点などを指摘して、叱咤激励してくれるものです。ありがたいことです。

インフルエンザワクチンの予約で利用しているサイトは、毎年この時期にアンケート調査を行ってくれます。
前にも書いたように、このアンケート調査結果はいつも、とても参考になります。

今シーズンのネット予約者のうち84人の方々から、ネット予約や当院についてのご意見をいただきました。
接遇や待ち時間やシステムなどへの苦情もあり、それらのすべてが、反省材料となります。
当院への褒め言葉も一定数あり、たいへん嬉しくありがたい気持ちになります。

通常の診療については、とくにアンケート調査しているわけではありませんが、本来は必要かもしれません。
ただそれが、利用者にとってわずらわしかったり押しつけがましいだろうとも思い、実践できていません。

買い物をすると、あとで接遇について調査するメールが届く店があります。
Appleに電話で質問等をした後にも、担当者の対応はいかがでしたかと、お尋ねのメールが来ます。
おもに大企業で、このような職員の接遇をきちんと把握・評価する態度が見られます。

一方で医療機関では、もちろん接遇も大事ですが、しかしそればかり気にして調査する態度はなじみません。
それよりも、受診後の患者さんに連絡をとるとすれば、まず、病状経過を気にかけて尋ねるべきでしょう。
来年は、そのような意味でのフォローアップに、これまで以上に力を入れようと思いました。

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診療を断る当番医
- 2017/12/23(Sat) -
インフルエンザが流行期に入りました。今日はもう、インフルエンザ患者が何十人も来院するほどでした。
このような休日に、高熱を出したような人が受診する医療機関の選択肢は、3つあります。
(1)休日当番医
(2)救急病院
(3)日曜・祝日診療を標榜している当院のような酔狂な医療機関

休日当番医というのは、医師会が割り当てた医療機関で、9時から17時までの休日診療を請け負っています。
17時を過ぎると、当番医に診療を断られて当院に流れてくる方が出てくるのは、毎度のことです。
まあ、うちも標榜診療時間は17時までなんですけどね。

今日は16時半ごろ、当番医に断られたのでそちらで診てもらえませんか、という相談電話がありました。
当番医に16時10分に電話したら、17時まで予約が埋まっているので診られません、と言われたとのこと。
当院もその時点ですでに19時半過ぎまでの予約が埋まっていたのですが、その方の診療を受け入れました。
なぜなら、うちが断ったら、その患者さんは救急病院に行き、さらに長時間待たされる運命だからです。

当番医にもよりけりでしょうけど、17時ちょうどに診療を終了するなど、あまりにも杓子定規です。
せめて、17時までに医療機関に到着した方までは、キッチリ診療すべきでしょう。

たしかに、委託を受けた「当番医」としての業務時間は、9時から17時かもしれません。
しかし、17時を過ぎても「医師」です。求められた診療を断るのは、それこそ応召義務違反じゃないですか。
まして、17時には診療を終了できるように、16時台から予約を断るのは、当番医としても問題があります。

そういう当院も最近は、夜遅くまでエンドレスで診療するようなことは、やめています。
それでも今日は、定刻より3時間オーバーの20時までは診療しました。それだけの「求め」があったからです。
だからいま、だいぶヘトヘトですが、先ほどの患者さんから感謝されたことで、報われた気がしています。

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Google先生のご紹介
- 2017/12/22(Fri) -
飲食店だけじゃなく、医療機関にも、口(くち)コミサイトがたくさんあります。
その内容に一喜一憂していたのは、開業当初だけ。2,3年後にはほとんど見なくなりました。
これはもちろん、当院へのご意見を無視したいわけではありません。むしろ拝聴したいぐらいです。

問題は、口コミの数が少なすぎることだと、前にも書きました。
多くのサイトは、ただ作っただけで、待てど暮らせど口コミが増えません。
口コミが少なすぎ古すぎだと、誰も見なくなります。一度は見ても、リピートする気にはなりませんね。

ところが、検索サイトは別。つまりGoogle。
「つるはらクリニック」でググると、左側に検索結果が出るのとは別に、右にちょっとした記事が出ます。
そこには地図と、外観写真と、簡単な紹介と、星の数と、いくつかの口コミなどが掲載されています。
当院を検索するだけで、自動的にこれらの情報が得られるようになっていますが、問題があります。

現在の星の数が3.2と厳しい評価なのは、むしろ謙虚に受け止めたい。それが問題なのではありません。
それよりも、Googleが当院をひと言紹介するフレーズが、「日本熊本の泌尿器科」なのです。泌尿器科?
どうりで、最近当院を泌尿器科だと思って来院する方が、多いはずです。これホント。
ある人にうちは泌尿器科じゃないと言ったら、ネットにそう書いてあったと。ググってみたら、前述の通り。

Googleに対しては、記事の修正を要請しました。すると、「編集内容の審査を開始しました」と返信あり。
ところがそれからが、なしのつぶて。Google先生、仕事遅い。いまだに当院は「日本熊本の泌尿器科」です。

それどころか、いつの間にか当院の外観写真が、ご近所の民家の写真に差し替えられてるじゃないですか。
ぱっと見に当院は、昭和の時代の診療所兼自宅という雰囲気です。駐車可能台数は2台。どーゆーこと?
私がGoogle先生に意見したからなのか、ひどい仕打ちです。もうホント、アテにならないことこの上ない。

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大掃除と断捨離
- 2017/12/12(Tue) -
年末恒例のクリニックの大掃除は、開院10周年の節目の大掃除でもありました。
通常の、(1)スタッフ(休日出勤)による大掃除と、(2)業者による床のワックスがけに加えて、
今日は、(3)業者による屋外タイル洗浄および高所窓洗浄と、(4)樹木の剪定も同時開催です。

寒すぎてワックスが乾きにくかった昨年の経験を踏まえて、今日は早朝からガンガン暖房を入れておきました。
おかげで7時過ぎに私が出勤した時には、外気温は3度なのに室温28度。たしかにワックスの乾きは良かった。
スタッフも慣れたもので作業にムダがなく、闖入者もなく、午後2時ごろまでには終わってしまいました。

古い書類や雑誌類や小物も、あまり思い切ったことはできませんでしたが、多少は断捨離しました。

ただし最近、手抜きしてることがあります。それはパソコンの大掃除、つまり初期化作業です。
HDDを初期化して、OSをクリーンインストールして、ソフトも入れて、データを戻してたら日が暮れます。
それを何台もやったら、1日じゃ終わりません。ていうか面倒くさい。なに、今頃気付いたのかって?

そうそう、最近取り組んでいるのは、気が付くと20枚以上にも増えていた、クレジットカードの断捨離です。
よく使うカードだけに絞り込もうという、まあ、ごく当たり前の作業ですが、そこそこ苦労します。

カードの現物があれば、解約は簡単。問題は、カードを紛失し、しかもその存在すら忘れているケースです。
今回は銀行口座を解析して、埋もれているカードを発掘しました。あとは電話作戦で退会手続きをしました。

厳選したカードは、できるだけApple Payに登録して、なるべく持ち歩くカードを減らす方向です。
この分野は技術革新が速いので、数年後には、プラスチックのカードなんて使わなくなるかもしれませんね。

ちょっとした買い物ぐらいなら、財布は持たずにiPhoneだけ持って出ることも、最近は多くなりました。
もちろん、iPhoneのケースのポケットに、カード1枚と運転免許証を入れてるんですけどね。

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座面が揺れるイス
- 2017/11/23(Thu) -
毎日「イス」に何時間座っているんだろうと、ふと思いました。
圧倒的に長時間座ってるのが診察室、次がダイニング、書斎、院長室、リビング、車、トイレ、風呂・・・

開業したときにこだわったのは、診察室のイスです。「デュオレスト」という、独特の形のイスを選びました。
背もたれが割れていて、腰背部をマッサージする効果のある優れものでしたが、何年も使ううちに壊れました。

院長室のイスは、開業した頃にテレビドラマで出てきたイス(重役室にあった)に一目惚れして買ったもの。
真っ白でゴージャスに見えますが、合皮なので意外と安い。いまも使ってますが、まったく古びていません。

自宅の書斎には、「エルゴヒューマン」の黒いオフィスチェアを、数年前に買いました。座り心地は普通です。
ダイニングのイスは、デザイン優先で「ヒュルスタ」を選んだのですが、長く座ってるとひどく疲れます。

診察室のイスを買い替えたのは数年前。「ヒューマンスケール」という、白くて上品なオフィスチェアです。
短時間なら問題無いのですが、何時間も座ってるとお尻の皮がヒリヒリしてきます。メッシュの欠点です。

「イング( ing )」という新しい発想のイスを、今月コクヨが発売したので、衝動買いしました。
座面が前後左右にグラインドする、ちょうどロデオのような乗り心地、じゃなくて座り心地です。面白い。
座っているだけで僧帽筋や脊柱起立筋が活動するので、4時間座れば1.5km歩行のカロリーを消費するとか。
診察の合間には、大きく体を揺らしながら座っています。まったく落ち着かないのに、なじむイスです。

1日の1/4〜1/3の時間を過ごすベッドは大切だと言いますが、診察室のイスに私は1日の半分も座っています。
そう考えるとイス選びは大事です。3台(脚)目でやっと、満足できるイスに出会ったような気がしてます。

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開院10周年
- 2017/10/01(Sun) -
本日、つるはらクリニックは、開院10周年を迎えました。
これもひとえに、皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます(毎年同じこと言ってます)。

10月1日の開院記念日はいつも、インフルエンザワクチンの接種開始日と重なります。
これを利用して10年前には、開院したばかりの当院の知名度を上げるために、格安料金で接種しました。
このもくろみは当たったかもしれませんが、しかしそれは後の、インフルエンザ地獄の始まりでした。

初年度の成功体験に味を占めて、2年目(2008年)は悪のりしてしまいました。
過去8カ月間の来院患者宛に暑中見舞いを発送し、それをインフルエンザ予防接種500円割引券としたのです。
暑中見舞い持参者の接種料金は1,500円。そうでなければ2,000円。

窓口は混乱しました。「自分の所には、あのハガキは来てないが、どうしてだ」というクレーム多数。
「最近の受診者宛に発送したのです」と説明すると、「病気をしなかった自分が悪いのか」と。ごもっとも。

「1枚のハガキで家族全員に有効」としていたら、「家族が別々の日に接種したい」という人が続出。
後日また使える様にハンコを押して再利用を許可したり、「家族」の解釈でもめたり・・・

3年目(2009年)は、「新型」と「季節性」インフルエンザの、ワクチン2本立てになりました。
新型は公定価格なので異常に高い。そこで被接種者の負担軽減のために、季節性の方は格安に設定しました。
しかし国の政策がチグハグで、ワクチンの接種が新型インフルエンザ流行に間に合わず、大混乱した年でした。

翌年(2010年)は、「新型」と「季節性」の混合ワクチンとなり、しかも公定価格での接種。
もう、何も考えず、国が決めた料金設定で予約をとって接種する。これはホントに、精神的に楽な年でした。

その後も紆余曲折ありましたが、いまは標準的な料金設定としています。
作業を楽にするために、ネット予約とそれ以外で500円ほどの料金差をつけて、ネット予約を誘導しています。

インフルエンザワクチン接種では、医療機関はほとんど儲かりません。そのことを最後に、強調しておきます。

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開院当初を振り返る
- 2017/09/29(Fri) -
10月1日に、つるはらクリニックは開院10周年を迎えます。
その記念祝賀会を、本日、当院スタッフを中心とした身内で行いました。

節目の年なので、開業前後から現在に至るまでの写真や資料を整理して、一冊のアルバムにまとめました。
その、アルバム作成作業を通じて振り返ってみると、10年間は苦労と喜びの繰り返しだと感じました。

熊本市民病院を退職するにあたっては、病院、大学、家族、実家、そして友達への相談や説得が必要でした。
大学の先輩が開業するときの姿を過去に何度も見てきましたが、やっと、先輩たちの気持ちがわかりました。
小児心臓外科医としての仕事には、誇りも責任も愛着もありましたが、信頼できる後輩にバトンを渡しました。

土日祝日は診療日とし、金曜休診・火曜半ドン(午後休診)という、かなり意欲的な診療体制で始めました。
最初の1週間の来院患者数は、月曜16、火曜3、水曜7、木曜12、土曜8、日曜11人でした。
私とスタッフが、診療と電子カルテに慣れるにはちょうど良い(?)患者数だったかもしれません。

当初は、金曜が祝日なら診療を行いましたが、いまは祝日でも休診しています。火曜も休診にしました。
アドレナリンが激しく出ていた開院当初は平気でしたが、だんだんと、疲れが出てくるものです。
それに、スタッフの休日・休息を確保しなければなりません。土日診療には、労務上の苦労も大きいものです。

開院前の研修の中で、職員が短期的・中長期的な目標を言い合いました。私の5年後の目標が、笑えます。
「医療以外の地域貢献、健康・体重維持、託児室・シャワー室・調理室をつくる、スタッフに1カ月の休暇を」

ブログが地域貢献に該当するかどうかは、わかりません。体重はまずまず。長期休暇は、すみません。

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予約制の苦労
- 2017/09/10(Sun) -
久々の「休日当番医」でした。さわやかな良い天気で行楽日和なのか、あまり忙しくない日でした。

当院の診療は日頃、ネットや電話による予約制ですが、当番医の日だけは、来院順の診療受付にしています。
なぜなら、この日は当院を初めて受診される方が多く、予約方法のことをご存じないからです。
したがって、当院をかかりつけにしている方にとっては、今日だけは予約が出来なくなる不便な日なのです。

日頃は予約制だと書きましたが、それは「順番予約制」であって「時間予約制」ではありません。
なので電話予約のときなどは、こんな具合になります。

患「診察の予約をしたいのですが」
私「いまだと20番になります」
患「20番というと、何時になりますか」
私「目安としてはだいたい11時ごろですが、診療の状況によっては、時間がずれる場合もあります」

ところが、急患が割り込んだり病状の重い方の診察が続くと、予約していた方の順番がどんどん遅くなります。
「11時と聞いてたのに、どうして1時間も待たされるのか」と苦情が出ます。

いつも予約時間の目安には幅をもたせて言うのですが、なかなか真意が伝わりません。
「目安としてはだいたい11時ごろですが・・・」と言われたら、ちょうど11時だと思うものなんですね。

しかし「順番は20番ですが、何時になるかは申し上げられません」などと突っぱねるのは不親切だし、
あるいは「目安は11時ですが、12時過ぎるかもしれません」などと幅広く伝えても混乱させるだけでしょう。

いつもそんな苦労をしているものだから、当番医の日の「来院順番制」は、ホントに気が楽です。

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