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ブルーシートで囲う
- 2019/10/16(Wed) -
台風災害で屋根をブルーシートで覆った家々のニュース映像を見ると、熊本地震を思い出して胸が痛みます。
あの地震の直後に降った大雨で天井が落ちて、それが原因で住めなくなってしまったという人がいました。

屋根を覆う以外に、災害や事故現場で犠牲者の姿を隠すために、ブルーシートはよく使われます。
警察や消防関係者らが数名がかりで、四方をブルーシートで囲いながら移動するあのシーンです。

犠牲者の姿を公に晒さないように、とりわけ、撮影をされないようにするためでしょう。
撮影された映像が何度も何度も報道番組で使われでもしたら、犠牲者の遺族もやりきれませんからね。

法律的にはどうなんでしょう。事故・事件の犠牲者の撮影や放送を禁止する規定はあるのでしょうか。
それが明文化されていないのであれば、これはモラルの問題ということになります。
おそらく、かつてマスコミの犠牲者撮影が問題となり、シートで隠すようになった経緯があるのでしょう。
ケータイが普及して、一般人もカメラを持ち歩くので油断なりませんが、元々の原因は報道機関にあるはず。

電車の人身事故現場で、シートの中を映そうとした一般人のことが、最近問題になりました。
しかしこのことをメディアがモラルの問題だと偉そうに論じることには、違和感があります。
もしも事件・事故現場で、犠牲者をシートで隠さなかったら、メディアは撮影を自粛するでしょうか。

仮にメディアが自主規制したとしても、一般人が撮影してすぐネットに上げるでしょうけどね。嫌な時代です。
そういえば私が機上で行った心肺蘇生シーン。誰かが撮影していましたが、アレどうなったんでしょうかね。

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ダムの緊急放流
- 2019/10/12(Sat) -
台風19号のニュースを見ながらこれを書いていますが、あちこちで河川が氾濫し始めていますね。
そこへ追い打ちを掛けるように、各地のダムの「緊急放流」が次々に始まっています。

これは、河川の氾濫を防ぐために放流量を調節するというダムの基本的な機能が、破綻した状態です。

昨年の西日本豪雨では、愛媛県のダムの緊急放流によって下流が氾濫し、8人の住民が犠牲になりました。
緊急放流という、いかにも人為的な操作によって流域の人命を失ってしまったのは、なんとも辛いことです。

しかしそのように思えてしまうのは、「緊急放流」という名称が悪いのです。
緊急放流と聞くと、もう限界なので一気に放流しちゃいますからね、という意味のように誤解されかねません。

そうではなく、これ以上新たに水を貯めるはのはムリです、というダムのキャパオーバー宣言にすぎません。
水が一杯に溜まって、ついにダムの縁から水が溢れ出した状態と考えても、意味はほぼ同じでしょう。

なので「緊急放流」される水量は、降雨によって流れ込む水量そのものであり、それは自然が決めることです。

ならば、素人考えかもしれませんが、事前に多めに放流して貯水量を減らしておけなかったのでしょうか。
なにしろ、太平洋のはるか南方に台風が発生したのはだいぶ前のことですから。
いやそれだけでなく、台風シーズンのダムはいつも空っぽにしておく、なんてのはダメなんですかね。

昨年の愛媛県のダムでは、豪雨に備えて4日前から事前放流を行っていたそうですが、結果的に不十分でした。
放流しすぎてダムが空っぽになったら、雨が降らなかったときに何かと問題が起きるからでしょうか。

治水の難しさはわかりますが、水不足よりも洪水の方が問題だと思うのですが。

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巨大台風への準備
- 2019/10/11(Fri) -
台風19号が接近しています。大きな被害が予想されるため、今日のニュースはほぼ台風一色です。
たぶん明日こそ台風ネタになると思いますが、今日も書いておきます。

この台風は勢力が強いだけでなく、先月の15号と同じ進路をたどりつつあるところが何よりも問題です。
前回の被害から復旧しきれていない家屋などが、また暴風雨に晒されようとしています。辛いです。

地震とは異なってわずかに幸いともいえるのは、台風は、それが近づく日時がわかっていることです。
15号の時は「想定外」の面もありましたが、それを経験した今回、台風被害はある意味「想定内」です。
もちろん、想定できたからといって、暴風雨や高潮などによる被害自体は防ぎようがないかもしれません。
しかし、停電・断水等に備える時間や、逃げる暇だってあります。

各種交通機関は、これまでの経験を踏まえて早めに欠航・運休等を決めています。これは英断ですね。
商業施設の営業停止やスポーツイベントの中止なども、早々と決定しています。残念ですが正しい判断です。
利用者に不便を強いることになるので、台風被害が小さかった場合には不満を訴える人も出てくるでしょうね。
すでに一部の人が、航空便の欠航の判断が早すぎて困ると、ネットに書き込んでいるのを目にしました。

しかし、防災においては、警戒しすぎたことをあとで責めるのは間違っています。
準備や想定が甘くて甚大な被害が出るよりは、警戒しすぎて空振りに終わることの方が、よっぽどマシです。
でも後になって、そこまでやる必要があったのか、的な報道をするメディアがあるんですよね、きっと。

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経産省アプリ使えねぇ
- 2019/10/02(Wed) -
待ちに待った(?)「キャッシュレス・ポイント還元事業」が始まりましたが、全国的にバタバタしてますね。
消費税増税に加えて、軽減税率の導入とポイント還元が同時に始まったせいで、混乱に拍車を掛けています。

ポイント還元による「焼け太り」を楽しみにしてきた私ですが、いま素直には盛り上がれません。なぜなら、

(1)「ポイント還元」とは名ばかりで、多くの決済手段で実質的には「現金値引き」になっている

どっちでも良いじゃん、むしろ値引きの方がスッキリしてるし、とお考えの方も多いでしょう。
しかし、私のようにポイントをあれこれ活用したい人間には、ポイントと値引きでは雲泥の差なのです。
もともと「ポイント還元」と銘打った制度なのだから、ポイント還元を貫いてほしかった。

(2)対象店舗がわかりにくいし、決済手段でも混乱がある

近隣の対象店舗がすぐわかるように、経産省がアプリを作ってますが、これがまあ、使えませんねぇ。
私はあまり汚い言葉を使いたくはないのですが、ネット上の表現をそのままご紹介しますと、「クソ」です。

立ち上げると目立つ場所に検索ボタンがありますが、押しても何も起きません。つまり未完成なのです。
表示される内容に誤りが多いことも、全国的に問題になっています。
日頃よくカード払いで利用する近隣の某店舗は、このアプリでは「d払い」のみ使えると記載されていました。
それは困ると店に尋ねたら、店主も首をかしげている始末。決済手段の誤表示って、致命的ミスじゃないの。

ネット通販では、ポイント還元商品かどうかが一目でわかるようになっていますが、還元方法がまちまちです。
いずれにしても、半年以上前から期待してきたポイント還元制度は、私には期待外れに終わりそうです。

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厚労省の緊急提言
- 2019/09/07(Sat) -
「働き方改革」を主導し、ブラック企業に目を光らせるべき厚労省が、いちばんブラックだという笑えない話。
その厚労省の若手チームによる「緊急提言」が、話題になっています。

中央省庁の中でも、厚労省はそのトップクラスの忙しさだということは、以前からよく知られています。
よくいう「強制労働省」なんて揶揄の仕方以外に、今回の提言では「拘牢省」という言葉を目にしました。

その提言内容をまとめると次の4つのようですが、これは厚労省に限らず普遍的な問題です。

(1)人員不足(業務量が多い)
(2)生産性が悪い(ムダが多い)
(3)不公平な評価(モチベーションが下がる)
(4)劣悪な職場環境

勤務医の長時間労働の問題を私は何度も書いてきましたが、そんなこと厚労省は百も承知なのです。
しかし、年間1,860時間の残業を許容する程度の改革しかできないのは、自分自身が超ブラックだからです。

それでは彼らはどのような改革を提言しているのか。その「具体的提言内容」を見て、少々驚きました。
生産性の向上、人事制度の改善、オフィス環境の改善については、実に細かく具体的に書かれています。
しかし、正当な残業代が支払われるべきだとは書かれていますが、残業したくないという文言がないのです。

結局彼らは、やりがいがあって、合理的で、正当に評価されるのであれば、長時間の残業もいとわないのです。
その考え方、理解できなくはない。しかし、その理屈を勤務医や一般国民に適用しないでいただきたい。

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こじれる日韓問題
- 2019/08/31(Sat) -
日韓関係がこじれています。個人的影響としては、来年あたりに計画していた韓国旅行の中止ですかね。

昨年末、乗り継ぎで仁川(インチョン)空港に短時間滞在しましたが、広くて開放的で快適な空港でした。
ラウンジの料理もまずまず。意外と欧米人が目立ちます。
グラスをセットすると底からビールが湧き上がってくるビアサーバー。面白いけど清潔面がどうなのかは疑問。

何が快適かというと、あちらこちらの日本語表示が、日本人旅行者にとってわかりやすかったこと。
まあ日本の空港や駅などでも、ハングル表示が当たり前になりましたから、それと同じことなんでしょうけど。

島国のわが国からすると、韓国が隣国というイメージはどうしても希薄です。
領土は接していないが排他的経済水域は接している、と言うのであれば、中国もロシアも台湾も隣国です。
なんなら北朝鮮もフィリピンも米国も。

日韓問題の歴史的経緯や課題と対策を、いまここで私が述べるつもりはありませんし、その能力もありません。
しかし、とくに最近の日本政府の態度や意思表示には、疑問を感じます。

「徴用工問題」に対して報復するために輸出管理を強化する、と言い出したのが発端でした。
反対意見もあるでしょうけど、この措置で溜飲を下げた日本人も少なからずいたはず。
徴用工で輸出規制って、率直に言ってスジ違いなんだけど、なにしろ報復なのでスジもへったくれもない。

ところが政府は一転、世間体(国際世論)を気にして(?)、「安全保障上の理由」なのだと言い始めます。
報復?、違うよ、みたいにとぼける官房長官がウソっぽいのはお約束。
ポロッと出た本音を建前論で取り繕うという見え透いた論法には、日本中どころか世界中が気づいています。

「日韓基本条約問題」が解決する兆しがまったく見えません。私の韓国旅行も、しばらくお預けですな。

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あおり運転、録画済
- 2019/08/26(Mon) -
帰宅途中に、あおり運転を目撃しました。今日の夕方のこと。その顛末はこうです。

私の前を走る車(ドイツ車)の前に、左の路地から別の車(国産車)が、やや無理目に合流してきました。
危険というほどのタイミングではないのですが、ドイツ車は急減速を余儀なくされ、多分ムカついたはずです。

案の定、ドイツ車は国産車の後ろにピッタリとくっつけ、不満をアピールします。まあ、そうなりますかね。
国産車はしかし、鈍感なのか反発なのか、まったく加速せず、ドイツ車のあおりを無視する格好です。

少々きな臭い雰囲気になったので、私は少し減速して、それらの車から目一杯車間距離をとります。
ドイツ車はパッシングしたようで、国産車の後部に光が反射したのが見えました。
両者の間隔は2メートル以内でしょうか。かなり危険な雰囲気です。私はさらに、減速して様子をみます。

ここに至ってもなお、国産車は加速せず、むしろノロノロ走っているように見えます。
それどころかいきなり急停止して、ドイツ車が追突してくるのを狙ってるんじゃないかとさえ思えてきます。

万一事故が起きた時にどちらに責任があるのか、私のドラレコの映像がたぶん、その証拠となるのでしょう。
なんなら報道番組で使ってもらっても結構です。

私自身、他の車に割り込まれるのが嫌いなので、自分でも無理な割り込みをしないように注意しています。
後続車に迷惑なので、右折専用レーンでないところでは、なるべく右折しないようにしています。

あおられたくなければ、そのキッカケになりそうな運転をしないことです。
冒頭のドイツ車も褒められた行為ではないですが、私はむしろ国産車の運転手の方に猛省を促したい。

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あおり運転犯人逮捕
- 2019/08/18(Sun) -
例の常磐自動車道の、あおり運転&暴行の容疑者が、やっと逮捕されました。まずは良かった。
さすがに日本の警察は、よく見つけましたね。そこはアッパレです。
ただ、その容疑者確保場面にメディアが密着して撮り続けた報道映像を見て、ガッカリしました。

全国指名手配され、ついに確保される段になってあわてて自首しようとする往生際の悪さに、ではありません。
警察官たちが容疑者をさっさと逮捕したいところを、ずっと撮影して邪魔しているメディアに対してです。

あの傍若無人な容疑者は、なんなら少々手荒な手法で逮捕しても、日本中のほぼ全員が許しますよ。たぶん。
それができなかったのは、ずっと撮影されていたからでしょう。そこんとこカメラマンは忖度しなきゃ。
最終的に警察車両に乗せられた容疑者が、車の中でどのように扱われたか、そこはもう私は気にしません。

今回の事件の詳細はまだわかりませんが、あおり運転にはしばしば、ちょっとしたキッカケがありますよね。
進路を邪魔されたとか、クラクションを鳴らされたとか、何かにブチ切れて、あおり運転が始まります。

あらかじめお断りしておきますが、いかなる理由があっても、あおり運転は許される行為ではありません。
しかし、少なくとも私は、運転中に他の車にイラつくことが日常的によくあります。
ひどく危険なタイミングで割り込まれたら、場合によっては、クラクションを鳴らすことも希にあります。

でもそんなことが、逆に割り込んだ車の運転手を逆ギレさせたりする可能性を考えるべきでしょう。
どちらが悪いかという問題ではなく、キレやすいドライバーをキレさせないように注意するしかありません。
誰がキレやすいかがわからないので、日頃からつねに、他の運転手を刺激しないように心がけるのみですね。

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グループ分け問題
- 2019/08/03(Sat) -
経産省は、輸出管理上の国別カテゴリーの名称を見直すようです。
「ホワイト国」を「グループA」に、「非ホワイト国」を、「グルーブB, C, D」に再分類するとのこと。

惜しい!。隣国の批判をかわそうという意図が少しでもあるのなら、もう一工夫して欲しかった。
たとえば「ホワイト国」を「グループB」にして、韓国は「グループA」、その他は「グループC」にする。

その定義は、もちろん、こうです。
グループAは、輸出管理上の優遇措置はないが、日本にとってもっとも重要な貿易相手国。
グループBは、輸出管理上の優遇措置はあるが、ただそれだけの一般的な国。
グループCは、それ以外の国。

ま、そんな子ども騙しが通用するとも思えませんが、今回の名称変更は少なくとも、効果的ではないですね。

ANAでは昨年10月から、搭乗の優先順位を「グループ」で表示するようになっています。
グループ番号は保安検査証に印字され、それを見た乗客は、自分が上客かどうかをあらためて知るのです。
詳細は省きますが、あのグループ順の搭乗こそ、ドヤ顔と羨望とムカツク気持ちが入り交じる瞬間ですよね。

でも、搭乗順がどうであれ、座席は完全に決定しています。自由席はありません。
であるならば、後方の座席の乗客から順に乗せるのが、間違いなくいちばん効率がいいのですけどね。
荷物を物入れに上げる間、他の乗客の流れを止めて待たせる問題は、その方法でしか解決できません。

現状では、自分の座席の真上の物入れに確実に荷物を入れるためには、なるべく早く搭乗する必要があります。
なじみの客(出張族のオジサンたち)には、労をねぎらって早く乗れる優先順位があてがわれているわけです。
このグループ分けは決して、その人の人間性・人格・功績等を評価したものではないのです。

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かんぽ生命のノルマ
- 2019/07/31(Wed) -
「かんぽ生命」の不適切販売に関して、日本郵政は過去5年分の全契約3千万件を調査すると発表しました。
当然それぐらいやってもらわなければなりませんが、恐ろしく手間ひまと費用がかかりそうですね。

日本郵政は今年度の営業目標を廃止するとのことですが、民間企業がそんなことして大丈夫なんでしょうか。

ノルマというとどうもネガティブなイメージですが、どんな業種にだって良い意味で数値目標はあるはず。
それを達成できなかった労働者が、いったいどのような目に遭うか、問題はその内容でしょう。

目標達成者にだけ報奨金を出す場合であっても、相対的には、非達成者が冷遇される制度とも言えます。
結局、仕事をしている人たちはみな、多かれ少なかれ、実質的なノルマに縛られているのです。
もしも、ノルマなし、成績は報酬や評価には一切結びつかないとなったら、逆にやる気出ないでしょう。

国営の「日本郵政公社」が、民間企業「日本郵政株式会社」として民営化したのは、2007年10月1日でした。
くしくもこの日は、公務員(熊本市職員)だった私が民間の診療所を開業した日です。

市民病院時代も今も、いつも自分に課した目標や課題があります。それは良い意味でのノルマです。
郵政だって民営化前の時代からノルマはあったでしょうけど、きっと民営化後には過酷になったのでしょう。

かんぽ生命の契約者に不利益が生じたのは10万件以上とか。今後のお詫びなり返金なりの作業も膨大ですね。
営業職員には、顧客にお詫びに回るノルマが課されたりして。

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不毛な「開票速報」番組
- 2019/07/21(Sun) -
不毛な番組なのにいつも見てしまうのが、「開票速報」です。今夜も途中まで(眠くなるまで)見ました。

開票結果はやがて出ます。翌朝テレビかネットで結果を確認すれば、それで十分なはずです。
大事なのは、選挙結果を踏まえて、日本の政治経済や社会外交問題などの方向性を議論することだからです。

それなのに、誰それが当確だの獲得議席がどうのと、途中経過をいちいち報じる意味なんてあるんでしょうか。

これがスポーツなら、翌朝その試合の結果だけを知ればよい、というものではありません。
白熱するゲーム、選手のプレー、そして勝敗の行方を、手に汗握って見守り応援するのが楽しいからです。

一方で開票速報においては、候補者はもう戦ってはいません。戦っているのは選管の職員です。
国民と候補者は、投票の集計作業を見守り、勝敗が決するのを待つのみです。

そもそも、開票結果を深夜に「速報」されても、翌朝報じられても、国民生活にほとんど差はないですね。
むしろ、途中経過をいちいち報じない方が、国民の寝不足を防ぐ意味では、国民のためになります。

将来、完全ネット投票となった場合には、午後8時の投票終了時刻=全候補者の当落確定時刻、となります。
8時からの選挙番組では、当選者や与野党の獲得議席数を元にした、有意義な議論が行われるはずです。
それこそが「開票速報」のあるべき姿でしょう。早くそうなってほしいものです。

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ハンセン病差別への謝罪
- 2019/07/13(Sat) -
ハンセン病の元患者らに対する国の賠償責任を認めた熊本地裁の判決を受けて、政府は控訴を見送りました。

安倍首相は謝罪しましたが、しかしその謝り方に問題があり、かえってメディアからの批判を浴びています。

「今回の判決では、いくつかの重大な法律上の問題点がありますが、・・・」という前提がダメなのです。
「判決には不服があるが患者救済を第一に考えた」と謝罪されても、誠実な気持ちを感じません。

国にも言い分はあるのでしょうけど、少なくとも謝罪をする場においては、言い訳などすべきではありません。

控訴しないという温情を見せて、選挙に有利に持っていこうとしたのであれば、残念ながら逆効果です。
そのずるいやり口は、国民にとっくに見透かされています。
選挙を考えるのならなおさら、「判決への不服」など口にせず、真摯な態度で謝罪だけすれば完璧だったのに。

良くも悪くも、いまの安倍政権は圧倒的に強い力を持っています。そして強ければこそ、優しくなれるはず。
過去の自民党政治や官僚を少々批判しても、安倍首相の立場が危うくなることはないでしょう。
選挙結果がどうなるかわかりませんが、今後の安倍首相には、歴史に残る善政を敷いていただきたい。

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印刷ミス
- 2019/07/04(Thu) -
参議院選挙の期日前投票に関連して事務的ミスが判明し、熊本市の選挙管理委員会が謝罪しました。
投票宣誓書の住所欄に「中央区」と表記されたハガキを、「北区」の有権者11万人余りに郵送したとのこと。

このようなミスが起きたとき、そのチェック体制の不備が問題になります。今回の件では、
(1)印刷会社でミスが起きた
(2)市の担当者(1人)がそれに気づかず、上司も見落とした

ニュースでは、印刷会社が「北区」と「中央区」の表記を取り違えたと言ってますが、あり得るのでしょうか。
私の最初の疑問は、選管は印刷会社に、ハガキをどのように発注したのかということです。
「北区」や「中央区」など、それぞれ別々の原稿を用意して、それぞれ印刷枚数を指定したのでしょうか。
それとも、原稿は1つだけ用意して、「区名」の部分だけ変えて指定枚数だけ印刷するように発注したのか。

詳細不明なので憶測ですが、印刷ミスを誘発しかねない発注の仕方じゃなかったのかと、思えてなりません。

市の担当者は、まさかと思うようなミスを見逃したわけですが、案外起こり得ることだと思います。
誤字脱字の発見に集中していると、堂々と「中央区」と書かれている間違いには気づかない可能性があります。

「上司も見落とした」とされていますが、上司のチェックなど形ばかり。ダブルチェックにはなりません。

今回は文字数の少ないハガキ文書だったので、ダブルチェックなど不要だとタカをくくったのでしょうか。
しかし、担当者が2人いたとしても、並行して2人で手分けしたのであればダブルチェックにはなりません。

そもそも、ダブルチェックによるミス検出率に、相乗効果はありません。せいぜい相加効果です。
いやそれどころろか私は、ダブルチェックほど有害無益なものはないと、日頃から思っています。
相手のチェックに依存してしまい、互いに責任感と緊張感を失うからです。

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「無給医」問題
- 2019/06/29(Sat) -
大学病院で診療をしながら給与が支払われない「無給医」について、国が今回初めて、その存在を認めました。

オカシな話ですね。無給医なんて、はるか昔から「存在」してましたけど。
その存在を認めたくなかった文科省がやむなく調査したら、やっぱり存在していたという、とぼけた顛末です。

全国108の国公私立大学付属病院をすべて調べたところ、無給医が2,191人いたとのこと。
これには驚きました。たぶん、日本中の医師が驚いていると思います。こんなに少ないのかよと。
実際に今回の調査でも、無給には合理的理由があるので無給医とは認められない医師が3,594名いました。
調査中とされた1,304人も併せると、約7千人の無給医またはその疑いのある医師が存在するようです。

なぜこんなことがまかり通っているのか。医局制度が問題だと言う人もいますが、それは一面にすぎません。
マンパワーは欲しいけど人件費に割く予算がないという、大学病院の台所事情もあるでしょう。
無給でも診療経験を積みたい医師が多いのも好都合。一定の経験が無ければ専門医の資格も取れませんから。

しかし私に言わせれば話はもっと単純です。文科省の理屈では、診療は労働とみなされていないのです。

以前も書いたように、少なくとも私が勤めていた大学病院では、残業手当が1円も出ませんでした。
大学病院の医師の仕事は教育であって、診療はその実習教材管理のような位置づけなのです、文科省的には。
だから、教育に携わっていない医師が診療に従事しても、そりゃ当然、給料は払えないでしょうね。

ところが今回の調査を経て、このご時世やっぱり無給医はマズイでしょう、という流れになりそうです。
つまり、診療に対しては対価を払うべき、ということになったわけで、これは大きなパラダイムシフトです。

次には、大学病院の勤務医には正当な残業手当を支払うべきだ、という話がきっと出てきます。
彼らの残業は、月100時間200時間はザラです。これはもう、膨大な額になります。
無給医の労務問題をキッカケにして、もしかしてパンドラの箱が開いてしまったかもしれませんね。

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運転と意識消失
- 2019/06/27(Thu) -
泉佐野市で今日、バスが乗用車と衝突する事故がありました。運転手の意識障害が原因の可能性があります。
不幸中の幸いは、死者が出なかったことと、運転手が意識を失ったのを目撃者した乗客がいたことでしょう。

その乗客がいなければ、運転手の居眠りや脇見や運転操作ミスや故意までをも考慮せねばなりませんでした。
事故現場は関空連絡橋に近く、G20のため来日した海外要人を狙ったテロの可能性も排除できません。
しかし、運転手が交差点で意識を失っていたとすれば、その原因は急病ということになります。

持病の報告はなく、先月の健診でも問題は無かったそうですが、それでも病気の可能性は全く否定できません。
どのような病気にも、初発というタイミングが存在します。
初めての重症不整脈や心筋梗塞、あるいは大動脈解離や脳血管障害の可能性だってあるわけです。

精密な健康診断によって、それらの疾患を起こしうるヒントが得られていた可能性はあるかもしれません。
しかし可能性を言い始めたらキリがありません。一定年齢以上で、前述した疾患のリスクの無い方は少数です。
わずかでもリスクがあれば念のため運転禁止という規定にしたら、世の中にドライバーはいなくなります。

まったく予測していなかった意識消失や急死を、身近な方や担当患者さんで経験したことが何度もあります。
そんな意識消失で自損事故を起こしたり風呂で溺れてしまった人からも、直接話を聞いたことがあります。

健康管理や健康診断はとても大事ですが、万能ではないと言うことです。
持病はないと思われていた人の急病であれ、高齢者の運転ミスであれ、その結果起きてしまう事故は同じです。

ならば世の中が進むべき方向は、ドライバーが意識を失っても事故が起きないシステムを作ることでしょう。
メーカー各社が開発中の自動運転車に期待するのは、便利よりもまず、絶対的な安全ですね。

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カーボンニュートラル
- 2019/06/24(Mon) -
時節柄、ビールの話題が多くなってしまいますが、今日はまず、「コロナビール」のパッケージの話から。
缶の上部と底に溝が切ってあって、ねじって接合できるようにしてあるとか。
これによって、缶を縦に数個繋げて長い棒状にして、包装なしで持ち歩くことができるとのこと。考えたね。

一番下の缶の底にキャスター付きのキャップでもはめたら、ゴロゴロ引きずることもできそう。
ただしその場合、あとですぐ開けたらビールが吹き出す可能性あり。しばらく冷蔵安置が必要ですね。

最近とくに問題視されているプラスチックゴミ。これを減らすのが、コロナビールの缶接合作戦の目的です。
商品デザインの工夫によって包装を減らすとは、すばらしいアイデア。今後どんどん広がると良いですね。

お茶のペットボトルだって、両サイドに縦溝を付けて、上からスライドして繋げる手があるかもしれません。

セブンイレブンが、おにぎりのプラスチック包装をバイオマスプラスチック素材に切り替える方針とのこと。
少し前には、レジ袋を廃止すると報じられたばかり。プラスチックの使用はどんどん減らされるようです。

世の中の流れは、「石油由来」の素材を減らして「植物由来」の素材に切り替える方向に向かっています。

でもね。私がいつも引っかかるのは、石油だって植物由来じゃないのかってこと。
厳密には、植物か動物かはわかりませんが、いずれにしても生物が海底に堆積したものが原油の元のはず。
石油由来はダメで植物由来はヨシ、とする理屈が私にはどうしても理解できません。

バイオマスプラスチックは「カーボンニュートラル」だから地球環境に優しいのだ、と言われます。
その分解時に排出される二酸化炭素は元々大気中にあったもので、再度植物に取り込まれるからだそうです。

しかし私に言わせれば五十歩百歩。原油の炭素だって、太古の昔には大気中にあった二酸化炭素のはず。
カーボンニュートラルかどうかは、二酸化炭素の吸収速度の違いしかありません。
どうして人間って、自分のスケールでしか物事を判断しないのでしょうね。
地球のスケールで考えたら、石油もバイオマスも紙も、全部ニュートラルだと思うんですけどね。

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着陸機の前を横断
- 2019/06/17(Mon) -
羽田空港で、着陸機が近づく滑走路上を別の航空機が横切ったという、重大インシデントが報じられました。

これを聞いてすぐに、直進していた自動車と対向車線の右折車が接触した、大津市の事故を思い出しました。
自動車の「右直事故」の多くは、右折車の運転者の判断ミスが主な原因ですが、航空機の場合はどうでしょう。

航空機はすべて、離着陸はもちろん地上の移動も、管制官からの指示に基づいて行っています。
着陸態勢のスカイマーク機にも、先に着陸していたANA機にも、同じ管制官から指示が出ていたようです。
つまり、前者にはA滑走路への着陸を許可し、後者にはそのA滑走路を横切ってヨシと言ってたわけですか。

件のANA機はバンクーバー発のNH116便。東側のC滑走路に北向きに着陸(RWY34R)したようです。
でもって、北側の誘導路を国際線ターミナルに向かって移動すれば、どうしたってA滑走路を横切りますね。

このとき、両機の距離は8km、スカイマーク機から滑走路まで5kmだったといいます。
ANA機がサクッと横断すれば問題の無い距離だと判断して、管制官は横断を許可したのかもしれません。
しかし、そこ数分の事ですから、ANA機は誘導路上で待機させるという安全策をとってもらいたかった。

今から着陸しようと滑走路に近づいてよく見たら、向こうの方で別の飛行機が前を横断してるわけでしょう?
あの飛行機が滞りなく横断するならたぶん大丈夫だろう、なんて思いながら着陸するのはイヤですよね。

自動車の場合でも同じです。対向車線の右折車の挙動には、十分すぎるぐらいに注意が必要です。
こっちが直進するよりも先に右折してしまおうなんて、思ってないだろうな、おいアンタ、ぜったい動くなよ。
そんな風ににらみを利かせつつ、右折車が完全に停止しているかどうか目視しながら、身構えて走りますよね。

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間抜けな計算間違い
- 2019/06/11(Tue) -
金融庁の報告書問題と比較すると、防衛省の「イージス・アショア」問題はなんとも低次元ですね。

地形を調べるのに「グーグルアース」を使ったのもどうかとは思いますが、縮尺に気づかないとは呆れます。
垂直方向と水平方向の縮尺を変えて表示する断面図など、世の中に珍しくもないでしょうに。

その図を定規で実測して「三角関数を使って」仰角を算出し、しかも分度器でも確認したという間抜けぶり。
間違っている原図を元に、別の2種類の方法で確認したところで、ダブルチェックにはなりませんから。
むしろ誤った結論に、根拠の無い確証を得ただけです。さぞかし自信満々の「仰角」だったことでしょう。

常識のない担当者が、やっつけ仕事で作った報告書なのか。それともひどく眠くて、頭が回ってなかったのか。
まさかとは思いますが、その担当者って、あの居眠り職員じゃないですよね。

このオソマツな計算間違い問題は、居眠りオプションが付いたためにワイドショーが食いつきまくっています。

ただ、あの居眠り職員を、メディアはあそこまで晒し者にしなくてもいいんじゃないの。
もうすでに、動画も静止画も無限に複製されて世界中に拡散してしまっていますから、手遅れですけどね。

地元説明会で、怒った住民が怒鳴ったところまでは、状況を考えれば理解できます。
しかしその居眠りシーンを、まるで面白おかしく何度も何度も放送するのはいかがなものか。

岩屋防衛省は、「誠に緊張感を欠いた不適切な行為であったと思います」と詫びました。
ですけどね、よく国会中継で見かける議員の居眠りとは異なり、官僚の居眠りには私は少し同情的です。
官僚だって、いやむしろ官僚の方が眠いのです。あなたたち政治家の国会準備のために、寝不足なのです。

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年金では足りません
- 2019/06/10(Mon) -
当院の職員の給与は、私が毎月計算して、銀行のビジネスバンキングで振り込んでいます。手作業です。
まず、基本給等に加えて、残業時間は分単位で表計算ソフトに入力して手当を計算し、総支給額を算出します。
さらに専用ソフトを使い、社会保険料や住民税と所得税等を差し引いて、差引支給額を決めます。

残念なことに、たくさん支給したつもりの給与が、あれこれ「控除」された挙げ句ずいぶんと目減りします。

そのさまざまな控除の中でも、どうしてここまで巨額なのかと思えるのが、厚生年金保険料です。
これは私自身がサラリーマンであった頃から、給与明細を見るたびに思ってきたことです。

ついでに言うなら事業主は、従業員から天引きした社会保険料の合計の、倍額を納付しなければなりません。

さて、いまホットな話題は、金融庁の「夫婦で95歳まで生きるには貯蓄が2千万円必要」という報告でしょう。
公的年金だけでは老後の生活はまかなえませんよと、年金の破綻をも示唆する、ある意味バカ正直な試算です。

これに対して批判が集中すると、首相も財務相も、この報告が「不適切」だと切り捨ててしまいました。
たぶん、このような重要なことを不用意に国民に知らせたことが不適切だったという意味でしょう。

もちろんそんなことは、国民もだいぶ前から薄々気がついているわけで、金融庁の報告にもさほど驚きません。
ただ、あからさまに、年金じゃ足りませんからね、と言われるとムカツクのです。
毎月バカみたいにたくさん保険料を支払っているのが、アホ臭くなるのです。

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人口減少と失言
- 2019/06/07(Fri) -
厚労省が発表した人口動態統計によれば、昨年の出生数は過去最低、死亡数は戦後最多を更新したようですね。
出生数と死亡数の二つは切り離して考える必要はありますが、いずれにしても、人口減少まっしぐらです。

死亡数が増えるのはまあ、しかたない。これは高齢化の「結果」ですから。
やはり問題は出生数。ひと頃よりも少し増えていた合計特殊出生率が、この3年は連続で低下しています。
これだけ少子化が問題になっているというのに、どうしてまた出生数が減り続けてしまうのでしょう。

おりしも、桜田義孝・前五輪相の「子どもを最低3人産むように」という発言がまた、問題となっています。
出生数を増やすためとはいえ、あまりに直接的で気配りのない「解決策」を提示すれば、叩かれるのです。

たしかに、子どもを産むことは強制されるものではないし、それに、出産・育児や職場復帰はたいへんです。
さらに個人的理由や多様な価値観を尊重する意味では、出産するかどうか自体が個人の自由です。

しかし、人口減少を食い止めるためには、合計特殊出生率を2.07以上に上げなければなりません。
産まない事情のある方には強制できないので、産むつもりの人にたくさん産んでもらうしかありません。
それによって目標の出生率に達するためには、1人の女性が1人か2人産んだのではまったく足りません。

桜田氏の舌足らずな発言は、「産むからには3人お願いしますよ」という意味だったと私は解釈します。

一番大事なのは、3人以上でも産み育てやすい社会を作ることです。
その上で、どんな言葉で「3人以上産みましょう」と国民に訴えるか。そこが政治家の腕の見せ所でしょう。
政治家らの失言をメディアが鬼の首を取ったように叩くという悪循環からは、そろそろ抜け出すときです。

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重大インシデント
- 2019/06/05(Wed) -
「全日空機が1万メートルを急降下 重大インシデント」
米国から成田に向かっていたANA機(171便)のトラブルが、このような見出しで報じられました。

これだけ聞くと、エンジントラブルかなにかで1万メートルも急降下したのかと、ドキドキしてしまいます。
きりもみ回転しながら急降下、あわや墜落か、機内大パニック、けが人多数、なんて事態まで想像します。

ですが実際にはそうではなく、与圧システムが故障したので緊急で降下しましたよと、それだけの話です。
重大インシデントは空調の故障であって、降下は被害を最小限にするための回避操作にすぎません。

ただし高度1万3千メートルで与圧システムが故障したら、気圧低下のために乗客乗員の身に危険が及びます。
気圧に比例して酸素分圧も下がるからです。一定以下の低酸素になれば、人は意識を失います。

さいわい今回のANA機では、機内の急減圧はなかったため、酸素マスクは使わなくて済んだようです。
降下による気圧の復帰も早かったのでしょう。それも機長の迅速な判断と的確な操縦操作あってのこと。
だからこそ冒頭のような見出しは、本質を見誤ったものです。いや、故意かもしれませんね、あの表現は。

誤解を招く覚悟でキャッチーな見出しを盛るメディアのあざとさは、今に始まった事ではありません。
それがバラエティー番組ならまだしも、報道番組やニュース記事なら、節度をもって正確に報じてもらいたい。
NHKの見出し「全日空機 飛行中に客室内の気圧下がるトラブル」はその点、正確。インパクトに欠けるけど。

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泉佐野最終キャンペーン
- 2019/05/25(Sat) -
泉佐野市のふるさと納税サイトで、「泉佐野史上、最大で最後の大キャンペーン!」なるものが始まりました。

佐野史郎を思い出しながら詳細を読んでみると、これがひどい。
なんと「返礼率50%+Amazonギフト券20%」という、合計70%のあり得ない返礼率をぶちかましています。

前回の60%が「最後っ屁」だと思ってたのに、もっとヒドイのをひり出して来たって感じですね。
ただ、前回は「あっぱれ」と思ったのですが、今回はちょっと印象が違います。なんか、やな感じ。

泉佐野市を含む4つの自治体が、6月1日から、ふるさと納税の制度から除外されることが決まっています。
6月からは総務省に従うと言ってるのになぜ新制度の対象から外されたのかと、泉佐野市は息巻いています。
その理屈はわからないでもないですが、自分が蒔いた種でしょう。あなたは総務省に喧嘩を売ったのですよ。

泉佐野市は、この非常識とも思える「最終キャンペーン」の趣旨を2つ挙げています。
(1)住民税控除対象とならない除外期間に逸失するであろう寄附額の補填
(2)これまで泉佐野市のふるさと納税事業に参加してくれていた地元民間事業者の救済・雇用の維持

こんなこと言うから、やな感じがするのです。私は賛同できません。
さんざん荒稼ぎしてきたというのに、逸失益の補填を求め、市民ではなく返礼品調達業者を心配してやるとは。

こうなったら、泉佐野市への抗議の意味を込めて、泉佐野市から70%の返礼品をむしり取ってやるのみです。
さて、今度は肉にしますか。さっそく、ポチッと。

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運転と高齢者
- 2019/05/20(Mon) -
池袋の母子死亡交通事故の加害者の「元院長」が、入院していた病院から退院する姿が報じられました。
上級国民だから逮捕されないのか、などと批判されていた方ですが、私としてはすっかりトーンダウンです。
元院長のあのひどくおぼつかない足取りを見たら、もう逮捕しなくていいです、って言いたくなりました。

ただし、あの状態でよく運転できていたものだ、運転が許されていたものだと、そっちの方ですよね、問題は。

ご本人は「ブレーキが利かなかった」と言ってますが、適切なペダル操作ができていたのかは、ちょっと疑問。
あの歩きぶりを見てしまうと、どうしても疑いの目になってしまいます。さて、真実はいかに。

自動車には人間の何百倍もの力があり、それを我々はわずかな右足の力で軽々とコントロールしています。
ブレーキもハンドルも、もはや運転者の脚力や腕力とはほぼ無関係に、容易に制御することができます。

運転操作に必要な筋力はどんどん小さくなり、その反対に車のパワーはどんどん大きくなります。
そのギャップ、すなわち人の力の増幅度が大きくなればなるほど、わずかなミスが大きな影響をもたらします。

筋力と反射神経と判断力が低下しても、今の車は易々と運転できてしまい、ある意味、凶器となり得ます。
今回の事故はその典型的な事例であり、大きな問題提起となりました。免許の自主返納も増えているとのこと。

たしかに高齢者の運転を制限することも大事ですが、急病や不可抗力による運転操作ミスだって起きるはず。
これからの時代、車自体の安全機構を充実・高度化する方向こそが、本筋でしょう。
自動運転車が普及する時代には、今回のような悲劇は起きなくなるのだろうと期待します。

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バス暴走事故
- 2019/04/22(Mon) -
神戸市で昨日、市営バスが歩行者を次々にはね、多数の死傷者が出ました。
バスが信号を無視して横断歩道に突入したという、これまでに聞いたことも無いような惨事です。

ドライブレコーダーの記録によると、バスはバス停を出て赤信号で止まらず横断歩道に進入したようです。
現場に目立ったブレーキ痕がないので、人をはねながら、しかしブレーキを踏まなかった可能性があります。

もしかすると、運転手がインスリン注射を行っていた糖尿病患者であったことが、問題になるかもしれません。
事故の直前に低血糖による意識障害を起こしていなかったのか、その疑問はどうしても残ります。

「ブレーキを踏みながら発進の作業をしていたが、急発進してしまった」と、運転手は供述しています。
これがドラレコ映像と矛盾するのかどうか、よくわかりませんが、疑問はあります。

運転手の言う通りであれば、ブレーキペダルに乗せていた足が浮いて、バスが動き出したのかもしれません。
バスって、バカでかいシフトノブのイメージがありますが、最近はオートマなんですね。知らなかった。
巨大なディーゼル車ですから、クリーピングで動き出しただけでも、かなりの運動エネルギーがあるでしょう。

ちょっとしたミスで重大な結果をもたらすことを考慮すると、バスのオートマって、考えものですね。

「急発進してしまった」というのであれば、足がアクセルペダルに触れてしまったのかもしれません。
事故の直前、停車中のバスに乗り込んできた観光客に地図を見せていたという、ドラレコ映像もあるようです。
親切な行為があだとなり、足がブレーキペダルから離れたのだとしたら、あまりにも悲しい出来事です。

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喫煙ルーム問題
- 2019/04/21(Sun) -
来月、定例の会合で福岡に行くので、新幹線のネット予約をしました。
最近は、飛行機に乗ることは多いのですが、新幹線はかなり久しぶりです。
で、JR九州のサイトを見ていて驚いたのですが、新幹線の車内にはいまだに「喫煙ルーム」があるんですね。
列車のような閉鎖空間で、あえて喫煙者に便宜を図るというのは、いまどきどうなんでしょう。

喫煙ルームの排気システムや周辺環境などについては検証が必要です。来月レポートします(たぶん)。

飛行機なんて、とっくに全面禁煙になっています。その意味では、新幹線よりもずっと進んでいますね。
愛煙家の方々におかれましては、空の旅はさぞかし辛いことでしょう。

熊本空港に行くといつも、制限エリアにある細長い喫煙ルームにずらっと並んだ背広の方々を目にします。
搭乗のギリギリ直前までニコチンを補給しておこうという、往生際の悪い方々です。

そんな人たちが、タバコの火を消した数分後には搭乗するとなれば、心配なのは三次喫煙です。
毛髪や衣類に付着したニコチンその他の化学物質が機内で再放散し、乗客が受動喫煙してしまうからです。
飛行機には、子どもが乗っているかもしれないし、呼吸器疾患の方がいるかもしれません。

隣の席から強いヤニの臭いがした経験があります。その時私は他にもいろんな有害物質を吸い込んだはずです。

機内での三次喫煙を少しでも減らすために、保安検査後の制限エリア内を全面禁煙としてはどうでしょう。
さらに、金属探知機のゲートの手前に、エアシャワーのゲートも設置すれば効果的ですね。
最近ときどき見かける、円筒型のボディースキャナーに全方位エアシャワーを組み込めば最強です。

胸ポケットのタバコそのものも臭うので、なんなら機内持ち込み制限品に指定していただいても結構です。

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高齢者事故とEDR
- 2019/04/20(Sat) -
後方確認不十分のまま車をバックしていたら、衝突しそうになって急ブレーキを踏んだのに車が止まらない。
そんな夢を私は時々見ます。もう何度も見ました。
満身の力を込めてブレーキペダルを踏み込むのですが、グニュっとした感触がするばかりで力が伝わりません。
そこで目覚めます。体には力が入ったままです。

高齢者が運転していた車(プリウス)がまた、悲惨な事故を起こしました。運転ミスの可能性があります。
こういう場合に役立つのが「イベント・データ・レコーダー(EDR)」のようです。
EDRとは、エアバッグが作動するような事故の場合に、車両データが自動的に記録・保存される装置です。
車の速度・アクセルの位置・ブレーキペダル踏み込みの有無等は、エアバッグ作動の数秒前から記録されます。

この装置が信頼できるとすれば、運転手のミスの有無は確実にわかります。
そして、過去の多くの高齢者による事故はほぼ、運転手の操作ミスによって起きたことが立証されています。
今回の運転者が「アクセルが戻らなくなった」と言ってることの真偽は、やがてわかるでしょう。

ただ、もしも車の誤作動でアクセルが戻らなくなった場合に、EDRはそれをどう認識するのでしょうか。
アクセルペダルの位置記録だけで、車の不具合なのか運転者が踏んでいたのかを区別できるのでしょうか。
そのような一抹の不安(疑問)はありますが、まあ今回は、総合的に見て運転者のミスっぽいですね。

「ワシゃまだ運転できる!」的な高齢者が、自分でもわかっていながら運転を続けるケースはよくあります。
人に意見されればされるほど、意固地になって運転してしまうのです。
ならば法的に諦めてもらうためにも、毎年実技試験を課すなどの免許制度面の抜本的対策が必要でしょう。

今回のプリウスにはEDRなんていう装置はあったかもしれませんが、自動ブレーキはなかったのでしょうか。
アクセル踏みっぱなしで一般道を爆走するような異常運転を、そのEDRは黙って記録していたのでしょうか。
最新鋭のハイテク自動車なのに、安全設計がチグハグな気がします。

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人口減少加速中
- 2019/04/12(Fri) -
日本の人口は、8年連続で減っているそうですね。たぶん来年には、9年連続だということになるでしょう。
総務省が昨日発表した人口推計によると、統計を取り始めた1950年以来、最大の人口減少率だといいます。

単に人口が減っているだけでなく、どんどん加速度的に減っているというのが、じつにショッキングです。

生産年齢人口は総人口の59.7%、15歳未満の子どもの人口は12.2%と、いずれも過去最低でした。
つまり、今後しばらくは出生数が減って人口が増えないことが、統計学的に予測されるということです。
一度人口減少が始まった国が再び人口を回復させるためには、100年かかると聞いたことがあります。

政府は、その無策を隠そうとして統計をよく捏造・改変しますが、人口についてはごまかしようがありません。
しかしもう、過去のあやまちは責めません(責めるかも)、一刻も早く、有効な少子化対策を打ちましょう。

私の持論はもちろん、出生率の改善あるのみ。出生数をV字回復させなければ、日本の未来はありません。

また別の観点から、今日のニュースでは「関係人口」を増やそう、という話が出ていました。
これは、人口減少地域にとっては重要かもしれませんが、日本全体の人口を増やす効果はありません。
ただ、東京一極集中を減らすことは、住みやすさや子育てのしやすさにつながるかもしれません。

首都機能移転は、ずいぶん前から話には出ているのに、具体化の動きが見えません。
最近私が訪れたマレーシアでは、今世紀に入ってから、首相府や連邦政府機関のほとんどを移転させました。

日本の場合、首相官邸と中央省庁が別の場所に移転するなんてことは、首相と官僚自身が猛反対するでしょう。
重要機関は集中させた方が効率が良いと考えている限り、日本では首都機能の移転などあり得ない話です。

出産や育児のために労働力を一時奪われることを非効率だと思うような社会では、子どもは産みにくいのです。
数十年先を見越して今なにを優先すべきか判断するバランス能力が、日本人には欠けているのかもしれません。

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新元号は「令和」
- 2019/04/01(Mon) -
新元号が「令和」に決まりました。
最初は違和感がありました。「レイワ」が聞き慣れないし、「令」の字がトガってるし、また「和」だし。
でも、何度も見聞きするうちになじむものですね。ジワッとしっくり来ました。こりゃレイワ(ええわ)。

「昭和」と共通する「和」をまた使うなんて完全に予想外。官邸サイドは、してやったり、でしょうね。
発表した菅官房長官が、晴れがましさの余りニヤけそうになるのを、必死でこらえているように見えました。
そりゃそうでしょう。何十年かに一度の歴史的瞬間の、一番良い場所で顔を出せる(=残せる)わけですから。

出典は万葉集ですか。
「万葉仮名」って、漢字の音だけを使った「当て字」のはずだけど、その漢字を出典にするって、どうなの?
と最初に思ったのですが、それはまったくの思い違い。私の勉強不足でした。
たしかに万葉集の「歌」の多くは万葉仮名ですが、「序」(序文)は漢文なんですね。知りませんでした。

「初春令月、気淑風和」(初春の佳い月で、気は良く風は穏やかである)って、なんか、いい感じです。
改元そのものを、この春の季節に持ってきたのも正解でしょう。

その格調高い序文に次ぐ「梅花の歌三十二首」の15番目に、大宰府の医者が詠んだ歌を見つけました。

「烏梅能波奈 佐企弖知理奈婆 佐久良婆那 都伎弖佐久倍久 奈利尓弖阿良受也」
(ウメノハナ サキテチリナバ サクラバナ ツギテサクベク ナリニテアラズヤ)
(梅の花が 咲いて散ったら 桜の花が 続いて咲きそうに なっているではないか)

じつに庶民的で、ほぼほぼ当たり前のことしか言ってないシンプルな歌には、ホッとします。

出典を和書に求めたとしても、元号の完成形は今後も、結局は漢字2文字の漢文調に縛られるのでしょうか。
これがいつか、和語(やまとことば)を元号にする時が来たら面白いですけどね。「なごみ元年」みたいに。

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1,860時間の衝撃
- 2019/03/29(Fri) -
医師は特例として、年1,900〜2,000時間の残業が認められる方向だと以前書きましたが、結論が出ました。
厚生労働省の有識者会議は、一部の医師には年間1,860時間まで認めるとする報告書を取りまとめました。 

年に1,860時間というのは、月に155時間。過労死水準である残業時間80時間の約2倍。異常な数値です。
それがわかっていながら、病院経営者は勤務医を1,860時間まで残業させてもかまわない、という話です。

この決定には、いろんな意味があります。
(1)とくに忙しい勤務医は、すでに極端な残業をしているので、せめて過労死レベルの2倍程度には抑えたい
(2)そんな残業時間を認めざるを得ないほど、現場では医師の残業が必要であることを厚労省が認めた

でもね、例えば航空機のパイロットで考えてみましょうよ。
フライトスケージュールをこなすために、過労死レベルの2倍残業してるパイロットの飛行機に、乗ります?
パイロットがそのぐらい働かないとスケジュールが回らないからと国交省が容認しても、賛同できます?

もしも年1,000時間以上の残業をしていた医師が死亡したとき、過労死と認められるのでしょうか。
一般の職種では過労死水準だが、医師なので過労死ではない、なんて理屈が通るのでしょうか。

長時間残業をしている医師の献身的な仕事ぶりは賞賛に値しますが、何かあったときの補償は大事です。
今回の決定が医師の長時間労働にお墨付きを与え、万一のときに補償を受けにくくなるとすれば、最悪です。

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理性は感情に勝てるか
- 2019/02/27(Wed) -
米朝首脳会談がベトナムのハノイで始まり、トランプ大統領と金正恩委員長が握手をする姿が報じられました。
その米朝両国と密接な関係のある我が国と韓国はしかし、握手もできないぐらいに関係が悪化しています。

日本人はできるだけ冷静に対応しようとするのですが、反日感情をあらわにする韓国人を抑えられません。
いくら歴史的経緯を理屈で説明しても、「被害者」を登場させて感情に訴える手法にには太刀打ちできません。

そんな日韓関係とよく似た「敵対関係」が、日本の国内にも存在します。HPVワクチンを巡る対立です。

「賛成派は『理性』に訴え、反対派は『感情』に訴える」と最近ある人が書いていましたが、まさにそれです。

いくら科学的事実を列挙しても、「被害者」を登場させて感情に訴える手法には太刀打ちできません。
さらに、メディアが被害者側に肩入れして「被害者感情」を煽り、お役所がそれを消極的に支持しています。
その結果、医学的説明や諸外国からの批判が、日本国内では世間に認められにくい雰囲気になっています。

対策を強化しなければ、世界では今後50年間で4400万人以上が子宮頸がんになるとの推計結果が出ました。
ワクチンの接種と検診の実施率を上げれば、今世紀中にほとんどの国で、この病気は絶滅できるといいます。

しかし、先進諸国が「子宮頸がん絶滅作戦」を遂行する中で、日本は独自の理由で作戦を中断したままです。
このままでは何年後か何十年後かに、ワクチン接種を中断したことを日本人は大いに悔いることになります。
一刻も早く、積極的勧奨接種を再開してもらいたい。そろそろお役所も、真面目に仕事してほしいものです。

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自動削除の油断
- 2019/02/25(Mon) -
飲食店やコンビニの従業員が投稿した、不適切で破廉恥な動画が、大問題になっています。
仲間内ではバカ受けして「ヒーロー」だったかもしれませんが、表沙汰になった途端に奈落の底です。
こうなることがわかってりゃやらなかったのでしょうけど、後の祭りです。社会的に裁かれるしかありません。

自動的に消えるInstagramの「ストーリーズ」が、不本意な動画拡散の原因だったとも言われています。
油断してましたね。消えるよりも前に誰かが保存してネットに拡散させたら、もう2度と消せないのです。
悪質で反社会性の高い動画であればあるほど余計に複製されて、加速度的に拡散してしまいます。
もはやどのような力を持ってしても削除できず、ネットの海原で永遠に漂い続けることでしょう。

このような悲劇を防ぐためには、最初からそんな動画を作らないことです。
そしてこれは動画に限らず、写真でも文章でも同じこと。何らかの「表現」は必ず、責任を伴うわけです。

かくいう私は、InstagramもTwitterもやってません。やってるのはFacebookだけです。
しかしFacebookでは、当ブログへのリンクを張るか、限られたグループ内で投稿をするぐらいのものです。
もちろんそのグループ内投稿だって、公序良俗に反したり、誰かを攻撃したりするものでもありません。
Facebookは完全に実名投稿ですから、そもそもあまり恥ずかしい記事は書けないのです。

もともと私は、匿名での言論活動が嫌いです。あとで正体がバレて恥ずかしい思いをするのがイヤだからです。
最初から実名で、ネットで世界中に拡散しても構わないぐらいの気持ちで書いています。
ただ、その気持ちとは裏腹に、読者はあまり多くないようです。誰かが拡散してくれてもいいんですけど。

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術後せん妄による冤罪
- 2019/02/21(Thu) -
患者にわいせつ行為をしたとして逮捕・起訴されていた外科医に、東京地裁は昨日、無罪を言い渡しました。
その理由は2つ。
(1)被害を訴えていた女性は麻酔覚醒時のせん妄の状態にあり、証言の信用性に疑問がある
(2)科捜研のDNA鑑定とアミラーゼ鑑定の信用性に疑問がある

女性が何を述べようと、科捜研の鑑定がどうであれ、真実を知っているのは男性外科医ただ1人です。
検察や弁護側や、裁判官も鑑定人もメディアも私も、実際のところ真実は知りません。

ですが、報道された情報から考察した私の個人的意見を言わせていただくなら、やはり冤罪だと思います。
少なくとも、さまざまな疑問点が出てきた状況では、「疑わしきは被告人の利益に」であるべきです。

今回の一件でタチの悪いことは、女性が幻覚を元に証言していた可能性があるということでしょう。
女性は自分の「記憶」を頼りに、迫真性のある出来事を具体的に述べるので、どうしても説得力があります。
さらに、科捜研の鑑定によって、その女性の証言が「立証」されたのでした。

ところがその科捜研の鑑定には、大事な証拠を破棄するなどの不自然な点や疑問点が見つかりました。
それに対して弁護側鑑定人らが呈した疑問に、裁判所が珍しく(?)耳を貸した形です。

幻覚を元に証言されることの恐ろしさに加えて、捜査機関が証拠をねじ曲げる怖さも感じる事件でした。
男性医師に落ち度があったとすれば、せん妄状態の患者を、1人で診察したという点につきます。

女性は判決に対して憤っているとのこと。彼女にとって男性医師のわいせつ行為は「事実」だからでしょう。
せん妄対策は医師のためだけでなく、患者にとっても重要なことです。

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熊本は医師多数県
- 2019/02/18(Mon) -
医師不足の原因として、地域による偏在と診療科による偏在が、以前から問題視されています。
後者の方が重大だと私は思いますが、厚労省はとりあえず、前者についての対策を打ち出そうとしています。

「人口10万人対医師数では、医師の偏在の状況を十分に反映した指標となっていない」というのが前提です。
厚労省は、医療需要・将来人口・地理・患者の流出入・医師の年齢性別などを踏まえた指標を算出しました。
そしてその指標を元にして、「医師少数県」16県と「医師多数都府県」16都府県が指定されました。

「医師少数県」は、最も少ないのが岩手、その次に少ないのが新潟だそうです。
以下、青森、福島、埼玉、茨城、秋田、山形、静岡、長野、千葉、岐阜、群馬、三重、山口、宮崎。

「医師多数都府県」は、最も多のが東京、その次に多いのが京都。
以下、福岡、沖縄、岡山、大阪、石川、徳島、長崎、和歌山、鳥取、高知、佐賀、熊本、香川、滋賀。

わが熊本県は、医師多数県に含まれていますが、それも含めて、少数県と多数県の顔ぶれは微妙ですね。

東京周辺の埼玉・茨城・千葉は医師少数県です。
高齢化率の高い地域や患者流入の多い地域では医療需要が高く、医師不足と評価される傾向があるとのこと。
医師の高齢化率が高くても、医師供給が少ないとみなされると厚労省は考察しています。

それじゃあ、医師多数県の熊本は、若者が多いか患者が流出してるのでしょうか。どうもピンときません。
どっちにしても、厚労省がこねくり回した統計の数値を鵜呑みにする国民など、いま誰もいませんけどね。

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マイナンバー保険証
- 2019/02/16(Sat) -
政府は「マイナンバーカード」普及のテコ入れに、健康保険証として利用する政策を(急に)進めるようです。
カードの交付実績はたったの12%ですか。でしょうね。こういうのが好きな私ですら、作ってませんから。

早急にまず、国会議員と官僚の方々のカード所有率を調査していただきたいものです。サンプル調査不可です。
自民党の先生方はもちろん、所有率100%なんでしょうよね。

健康保険とは、被保険者 (患者) の医療費の一部を、企業や自治体などの団体 (保険者) が負担する仕組みです。
そして健康保険証は、その患者の医療費の一部を、その保険者が負担することを証明する、会員カードです。

「私の医療費は、コレコレの団体が7割ほど後払いしますから、今日私は3割分だけしか払いませんよ」
そのように明言しなくても、提示するだけで全国の医療機関の窓口で割引してもらえる、特別な会員証です。

医療機関はその会員証を信じて値引きするのですが、ときどき、無効な保険証をもってくる人がいます。
会社を退職したのに元の保険証を使う人などです。見かけ上は有効期限内の保険証なので、区別がつきません。
こういうのを「資格喪失後受診」といい、医療機関と保険者の間で無用のトラブルが発生する要因となります。

マイナンバーカードが保険証になれば、このような問題は解決するのかもしれません。
もちろん、会社の雇用情報や退職情報がリアルタイムでマイナンバーに紐つけられることが前提です。

そもそも、顔写真のない保険証を信用して本人確認もせずに診療を行う現状にも、問題があります。
その意味では、マイナンバー保険証には期待できますが、読み取り端末などの設備投資には不安があります。
医療機関には一定の助成が出るのか、あるいは「マイナンバーカード読取体制等加算」などが新設されるのか。

様々な種類がある保険証をマイナンバーカードで統一すれば、医療事務の仕事は少し楽になります。
ただ、医療機関や保険者にとってはメリットがあっても、被保険者(患者)にメリットがあるのでしょうか。
いまの保険証が使える限り、保険証としても使えるマイナンバーカードを作る必要性は感じませんよね。

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「がっかり」発言
- 2019/02/13(Wed) -
白血病と診断された池江璃花子選手についての、桜田義孝・五輪相の失言が、激しく叩かれています。
「がっかりしている」「盛り上がりが下火になる」との発言を批判され、桜田氏は今日、謝罪撤回しました。

ただ、問題の桜田発言全体を聞いてみると、報じられているほどの悪質さがない点に気づきました。
メディアや野党が非難している発言は、一部のみを切り取った感が否めません。
桜田氏が何のメモも資料も見ないで、自分の言葉で語っていた昨日の発言を、テープ起こししてみました。

(以下、桜田発言)
まあ正直なところびっくりしましたよね、聞いて。えー、本当に。まあ病気のことなんで、まあ早く治療に専念していただいて、一日も早く元気な姿に戻ってもらいたいというのが、私の率直な気持ちですね。

そう、金メダル候補ですからね。日本が本当に、期待している選手ですからね、本当にがっかりしております。で、やはり早く治療に専念して頑張っていただきたい。また、元気な姿を見たいですよ。

いやあ、日本が誇るべきスポーツの選手だと思いますよね。やっぱり本当にわわわれが誇りとするものなので。やっぱり最近水泳が非常に盛り上がってる時でもありますし、まあオリンピック担当大臣としてはオリンピックで水泳の部分がね、非常にこう期待してる部分があるんですよね。1人こうリードする選手がいると、みんなその人につられて全体が盛り上がりますからね。そういった盛り上がりがね、若干下火にならないかなと思って、ちょっとそれを心配してますよね。

ですからまあ我々も一生懸命頑張っていろいろな環境整備もやりますけども、とにかく治療に専念して元気な姿を見せていただいて、またスポーツ界の花形として頑張っていただきたいというのが私の考えですね。

とにかく治療を最優先にして元気な姿を見たい、また頑張っている姿を我々期待しています、ということです。
(以上、桜田発言)

そう悪い文脈じゃないんですけど、配慮を欠く表現はあります。こういうのを「失言」っていうのでしょうね。
やたらに頑張れ頑張れと連呼するのも、無神経な気がします。全体に、しゃべりすぎですね。

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森羅万象担当大臣
- 2019/02/07(Thu) -
「森羅万象担当大臣」といえば、安倍首相のこと。年末なら、流行語大賞に滑り込めたネーミングですね。
毎月勤労統計不正問題で、特別監察委員会の報告書を読んでない安倍首相の、次のような答弁が話題です。

「総理なので森羅万象すべて担当している」「さまざまな報告書すべて精読する時間はとてもない」

森羅万象を担当しているので忙しくて、細部にまでは目が行かないという、やや矛盾した趣旨の発言でした。
宇宙に存在する細部まで全てを含めて森羅万象というはずなのに、やや手抜きの担当大臣のようです。

まあ、比喩的に用いた言い訳言葉なので、どうでもいいと言えばどうでもいい話ではあります。
総理大臣は仕事の範囲が広すぎて、細かいことをいちいち聞かれても答えられんわい、ということでしょう。

安倍首相だけでなく、歴代の首相が何人も、自分が森羅万象を担当している旨を公言しているようですね。
日本の総理大臣というのは皆さん、そのような自覚をお持ちだったのでしょう。

ところで「森羅万象」と聞くと私は、学会発表用のスライド作りで苦労した90年代後半を思い出します。
原稿を撮影したフィルムを写真店に出す時間がない時、病院内の設備を使って自分で現像していました。
その際に、いつも使っていたのが「コニカクローム・森羅(しんら)」という、リバーサルフィルムでした。
「森羅現像」が「森羅万象」に似てるなあ、と思いながら、夜中に1人で現像していたのを思い出します。

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子どもを産まなかった問題
- 2019/02/06(Wed) -
「子どもを産まなかった方が問題だ」と言った麻生財務相が、また叩かれています。
「年寄りが悪いという変な野郎がいっぱいいるけど、間違っていますよ」という前段に続く発言でした。

以前にも書いた、次のような某校長の問題発言を思い出しました。
「女性にとって最も大切なことは、子どもを2人以上産むこと」

麻生氏も某校長も、その舌足らずで配慮に欠ける表現はたしかに問題ですが、趣旨は正しいと私は思います。

高齢化問題とは、若い人たちの数が減ったために、相対的に高齢者の割合が増えた結果にすぎません。
何年も前から予測できたことなのに、子どもを増やすための手を打たなかった少子化問題の方こそ重要です。

これを、「日本人が子どもを産まなかったのが問題だ」というのが、麻生氏の真意だと私は思います。
ただ残念なことに、何を言っても悪い方に解釈されてしまうのは、麻生氏の不徳の致すところでしょう。

「子どもを産まなかった」のは個人の問題ではありません。価値観は多様であり、尊重されるべきです。
日本全体として、子どもが増えていないことの責任は、国(政治家や官僚)にあります。

国は早急に、明日にでも、日本の子どもを増やすための政策を打ち出さなければなりません。
たとえば、日本の女性の命や子宮を毎年失なわせている病気があります。子宮頸がんです。
その予防ワクチンの積極的勧奨接種を、明日にでも再開しませんか。国が決断すれば、すぐにできることです。

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放射能汚染警報の吹鳴
- 2019/01/31(Thu) -
東海村の核燃料サイクル工学研究所で、放射性物質が漏れる事故が起きました。
「東海村で放射性物質漏れ 作業員9人中、4人影響なし」
こんな見出しの報道に対して、「5人被爆となぜ書かない」などの批判を目にします。

たぶん「4人影響なし」は、メディア独自の表現ではなく、日本原子力研究開発機構によるものでしょう。

「プルトニウム燃料第二開発室α線用空気モニタ警報の吹鳴について」
というタイトルのプレスリリースが、同機構から出ました。「吹鳴」という言葉が、いかにもお役所っぽい。

よく読むと、警報が鳴る(吹鳴する)よりも前に、汚染検査によって汚染が検出されていたようです。
なのに「汚染検出について」とはせずに、「警報の吹鳴について」という間接的なタイトルにしたのはなぜか。

同機構は続報として、「9人の皮膚汚染及び内部被曝なし」と言ってますが、安心して良いのでしょうか。

福島の事故の時、東電も政府も、あの緊急事態を一部隠蔽もしくは矮小化したコメントを繰り返していました。
最近で言うなら、例の厚労省の毎月勤労統計調査問題と、その後の第三者委員会の顛末も同様です。

あとでバレるかもしれないことでも、とりあえず隠す。追求されたら、小出しに白状する。
日本の政府や官僚や大企業には、隠蔽体質が染みついているようです。

国民に真実を知らせて混乱を招くよりは、何も知らせない方がマシとでも考えているのでしょうか。
責任回避というよりも、本気で罪悪感が無いのかもしれません。

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リレーアタック対策
- 2019/01/28(Mon) -
自動車のスマートキーの仕組みを悪用した、「リレーアタック」という手口の盗難事件が報じられてますね。

車から出ている微弱電波を増幅して中継し、自宅内のスマートキーから解錠信号を出させるようです。
あるいは、スマートキーからの微弱電波を増幅して車に届ける手法だと解説しているサイトもあります。

いずれにせよ、車から離れた場所にあるキーからの信号が利用されて、車が盗まれるわけです。
それは自宅だけでなく、スタバや銀行やクリニックの駐車場でも、同じことでしょう。

リレーアタックを防ぐためとして、昨日のNHKニュースが提案していた方法はしかし、私には非現実的です。
スマートキーを電波を遮断するポーチに入れるか、金属の缶に入れるか、アルミホイルで包め、だと。

通販サイトを見ると、いろんなデザインの専用ポーチが販売されていますが、私は買おうとは思いません。
だって、いちいちポーチに入れるのって面倒でしょう。まして金属缶やアルミホイルなど論外。

私が車で通勤するときには、スマートキーをいつも同じカバンの同じ場所の奥深くに格納しています。
実はこのカバンには、自宅とクリニックのカギが、伸縮するワイヤーで固定されています。
つまり、車のキーと自宅やクリニックのカギはいつも同じカバンの中にあり、切り離せないのです。

これは私が車で職場に着いた時に、「あ、カギ持ってくるの忘れた!」と慌てる事態を避けるための工夫です。
もちろん、過去に何度もカギを忘れて痛い目に遭ったあげくの、カギ忘れ防止策の最終形です。

通勤カバンは、車のキーと自宅と職場のカギの定位置であり、キーをカバンから出したくはありません。
なので、キーをカバンに入れたまま、自宅では電波を遮断することができないのかと、いま思案中なのです。
書斎に電磁シールド用のケージを置き、カバンはいつもその中に置く方法などを、真面目に検討しています。

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統計不信
- 2019/01/26(Sat) -
厚労省の毎月勤労統計のみならず、他省庁の基幹統計でも、その4割で誤りが見つかったとのこと。
このような重要な統計は政策を左右する情報なのに、それを官僚が都合良く操作したのではどうしようもない。

マスコミはこの件を厳しく非難していますが、でも私に言わせれば、同じ穴のムジナです。
たとえば報道番組でよく使われる「街の人に聞いた結果」には、結論を誘導するインチキが目立つからです。

勤労統計が3分の1の抽出で行われたのが問題なら、少人数の意見を国民世論のように報じるのはどうなのか。
少なくともテロップで、「個人の意見です」ぐらいは表示しておくべきでしょう。
街角アンケートの集計程度では、国民全体の意見を推計する結論は出せないと言いたいのです。

それとは反対に、たった1つのケースでありながら医学的にはとても有意義な報道を、最近目にしました。
インフルエンザに罹った子どもの「異常行動」についてNHKが大きく取り上げていた、ある家族の事例です。

その母親がジェスチャー付きで、時系列を明確にして、7歳の子どもの病状経過について語るには、
(1)発熱後に、天井に向かって叫び続け、壁に向かって走り出した
(2)病院を受診して、インフルエンザと診断された
(3)抗インフルエンザ薬の処方を受けて下熱し、異常行動は消えた

ここで重要なのは、異常行動が治療よりも前であったということです。この前後関係はきわめて重要です。
少なくともこのケースでは、異常行動と抗インフルエンザ薬とは無関係であることが証明できるからです。

過去の多くの事例で「熱→薬→異常行動」の順番だったために、薬が濡れ衣を着せらてきた経緯があります。
このたびNHKがわかり易い反例を報じたことは、メディアが真実を認めつつあることの証かもしれません。

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乗務前24時間禁酒
- 2019/01/19(Sat) -
ANAもJALも、申し合わせたように機長や乗務員の飲酒問題が巻き起こっています。
たぶん、いまに始まったことではなく、諸事情から飲酒の事実が表に出やすくなっただけだと思います。

ANAは機長を厳しく処分したのみならず、「乗務前24時間禁酒」を決めました。なかなか厳しい規定です。
当面の間の暫定措置のようですが、今後また違反者が出たりすれば、この規定は際限なく続くかもしれません。

しかし、パイロットにだけ厳しくして、他の乗り物の運転士なら緩くてもいい、という理屈はありません。
列車やバスだって、多数の死傷者を出した大事故が、過去に起きています。
タクシーが事故を起こした場合にも、被害者の人数は少ないとしても、悲劇は起き得ます。

予測される被害の大小によって、操縦・運転に従事する者の飲酒規定を変えるのは、合理的ではありません。

でもそうならば、列車やバスの運転士もタクシーの運転手も、仕事前24時間は禁酒すべきなのでしょうか。
そんな規則になったら、飲酒は事実上不可能になってしまいます。つまり24時間は、やりすぎってことです。

外科医も人の命を預かる仕事をしていますが、手術の24時間前から禁酒といわれると、かなり閉口します。
ほぼ毎日、または2日に1回程度手術をしている外科医は、飲酒できるのが週末だけになります。
いや、緊急手術の可能性まで考慮したら、ずっと飲めませんね。これはストレスであり人権侵害です。

今回のANAの「乗務前24時間禁酒」措置は、国交省へのアピールもあるのでしょうけど、過剰反応ですね。
それがパイロットたちのストレスを高めて操縦に悪影響を及ぼさないか、むしろそっちが心配になります。

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むせて交通事故
- 2019/01/16(Wed) -
高齢者ドライバーによる交通事故が、また起きました。79歳の男性が歩道に突っ込んで、5人はねた事故です。

これまでに問題視されてきた高齢者ドライバーの事故は、おもに高齢者の「認知機能」の低下が原因でした。
道交法が約2年前に改正され、75歳以上の高齢者には「認知機能検査」が義務づけられました。
「認知症のおそれあり」と判定され、医師が認知症と診断した場合、免許は取り消されます。
「認知機能低下のおそれあり」という判定の場合には、「高齢者講習」が義務づけられています。

認知機能は正常でそれなりの状況判断はできたとしても、からだがついていかないケースも多いでしょう。
アクセルとブレーキを踏み間違えることなど、「反射神経」や「運動機能」の低下による事故も多いはずです。

しかし今回の事故は、認知機能でもなければ運動機能でもない、いうなれば「嚥下機能」の低下が原因でした。
運転中にペットボトルのお茶を飲んだらむせて、その反動でアクセルを踏み込んでしまったらしいからです。

実は私も、ときどきむせます。食事中に激しくむせ返して、しばらく呼吸困難になったりします。
某中華料理店内でむせて、顔を真っ赤にして麻婆豆腐を吐き散らし、恥をかいたこともあります。
なので今回の男性には同情します。私だって、同じ状況だったらまともな運転はできないでしょう。

そのように考えると、揺れる車内で運転しながらお茶を飲むこと自体が、危険な行為と言えます。
私も以前は、高速道路運転中に缶コーヒーを飲んだことがありますが、これはいけませんね。やめましょう。
ただ私の場合、なんの脈絡もなく唾液でむせることがあるので、これをどうしたものかと。

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残業2,000時間OK
- 2019/01/11(Fri) -
「勤労統計」問題に揺れる厚労省で今日、「第16回 医師の働き方改革に関する検討会」が開催されました。
この検討会は、先月には3回も行われ、そろそろとりまとめようという急ピッチな動きが見られます。

やはり「地域医療確保暫定特例水準」として、年1,900〜2,000時間の時間外労働を認める方向のようです。
医師の労働時間を規制すると地域の医療に影響するので、特例で長時間労働を認めようという考え方です。

2,000時間というのは、「過労死ライン」とされる月80時間(年960時間)の2倍を超える残業時間ですよ。
こういったことは多少は報じられていますが、不思議なことに、社会問題としては大きくならないですね。

他の業種では、いくらクライアントに求められても、今後は長時間労働が厳しく規制されることになります。
お役所等でも、いくら市民がサービスを求めても、長時間労働はきちんと規制されることでしょう。
しかし勤務医は、患者が医療を求める限り長時間労働をしなさい、ということなのです。

少し忙しい労働者の残業は規制しても、すごく忙しい労働者の残業は規制できない、ということですか。

「連続勤務上限28時間」と「インターバル9時間」を守っても、年間2,300時間は残業できるとする厚労省。
これは、医師が常に連続28時間働き、その9時間後に出勤して、また28時間働くとした場合の想定値です。
それと比べれば、2,000時間などは「さらに時間が短縮された働き方」だと厚労省はバカなことを言うのです。

さらに問題は、その大甘の残業規制すら遵守せず、サービス残業が横行する懸念です。

私が大学病院に勤務していた頃も、たぶん年に2,000時間以上残業していましたが、その記録はありません。
記録がないどころか、残業手当は1円も出ませんでした。
大学病院においては、時間外労働という概念が、少なくとも当時(90年代まで)は、皆無だったのです。
教育機関というのが建前なので、医療行為で残業しても、労働とはみなされないからです。

表向きの2,000時間という数値にも呆れますが、その規制の枠外の医者もたくさんいるということです。

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Appleショック
- 2019/01/04(Fri) -
東京株式市場では、大発会日の株価は上昇することが多いそうですが、今日は記録的な下落となりました。
「Appleショック」によって、昨日のニューヨーク株式市場でダウ工業株平均が大幅に下落した影響です。

Appleは、中国でのiPhoneの販売減速を理由に、業績を大幅に下方修正しました。
それもこれも、米中の貿易摩擦(というか覇権争い)が原因。トランプも習近平も、いいかげんにしなさいよ。

Apple製品なんて、ほとんどは中国で製造(組み立て)しています。米中はお互いに依存しあってるのです。
しかも米中の関係が悪化すれば両国が損をするだけじゃなく、日本にもとばっちりが来るのです。

そのような業績悪化を懸念して株価が下がったAppleは、ついに株価総額の首位を奪われてしまいました。
かわってトップに躍り出たのはMicrosoftです。Windowsよりも、クラウドサービスが好調のようです。

Microsoftなんていうのは、Apple信者的に言えば、MacのOSを盗んでWindowsを作って成功した会社です。
そのMicrosoftに破れて破産寸前のAppleが、見事に復活してついに宿敵を抜き返した歴史があるのです。
でもMicrosoftは意外と堅実に仕事していたようで、このたびまたAppleを抜いたというわけです。

そういえば今日、安倍首相は、新元号は4月1日に発表すると表明しましたが、あれもどうかと思います。
私はたまたま自民党保守派と同じ意見なのですが、新元号の発表は、遅ければ遅いほど良いと思っています。

「国民生活への影響は最小限に抑える」と首相は言いますが、直接的にはWindows問題じゃないですか。
官公庁などのシステム改修において、Windowsの更新期限が4月1日だからだと報じられているからです。

でも5月改元はずっと前から決まってること。Windows問題の回避策は考案できなかったのでしょうか。
シェアに物言わせて、結果的に新元号の発表時期にまで干渉した形のWindowsには、どうも納得いきません。

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最後の天皇誕生日
- 2018/12/23(Sun) -
いまの天皇陛下の誕生日を「天皇誕生日」として祝う日は、今日が最後となりました。
日曜日と重なったため、翌日のクリスマスイブが振替休日になるという、ちょっとしたプレゼント付きです。
皇太子の誕生日は2月なので、来年は天皇誕生日の存在しない1年となりますが、それはまあ、いいでしょう。

どっちみち来年は祝日・国民の休日だらけ。春の大型連休は、史上最長の10連休になることが決定してます。

その10連休の間、暦通りに「全休」する会社・事業所もあれば、10日間休み無しの職場もあることでしょう。
大型小売店や交通機関が大型連休中に休業するはずもなく、従業員は休暇を取りにくい10日間になります。
このような場合、連休中に働きづめだった従業員には個別に、別の期間に大型の代休を与えるべきでしょう。

さて医療機関の場合です。
病棟はもともと年中無休ですが、外来は通常、暦通りに診療しています。ではまさか、10連休するのか?
おそらくそれぞれの病院経営者の判断で、連休中に何日かは外来を開けるだろうと推測します。
医者というのは基本的に、患者を見捨てられない性分なのです。

それにしても政府って、10連休で世の中が大混乱するかもしれないって、想像できなかったのでしょうか。

ちなみに当院は、10連休のうち3日間だけ、休診させていただく予定です。あとの7日はみっちり診療します。
そのかわり4月前半に3日ほど、臨時休診日をいただきます。火曜・金曜とつなげて5連休にする予定です。
私自身にとっても、めったにない長期連休になります。あ、いや、この年末年始の6連休は別として。

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ポイント還元の裏技
- 2018/12/19(Wed) -
消費税増税がらみで、いまいちばんホットな話題は、ポイント還元制度で想定される不正の問題でしょう。
中小の小売店でのキャッシュレス決済で、国から5%分のポイントが還元される仕組みを悪用したものです。

報道では、「悪徳商店主A」「悪徳商店主B」などが、互いに転売を繰り返す例で説明されています。
100万円の壺を互いに売り続けると、取引のたびに5万円のポイントが還元されて際限なく儲かる、とのこと。

不謹慎かもしれませんが、制度の抜け穴が発覚して行政がオタオタしているところが、なんとも痛快ですね。
ポイント還元用に想定している費用2,798億円が、不正の横行で1兆円にも膨らむ可能性があるとのこと。
違法かどうかの判定も難しい案件だし、ポイント還元の制度設計自体がダメダメなんですよ、きっと。

対応策をきかれた麻生財務相は、「最初から言われている話」と平静を装い、「経産省に聞け」と責任転嫁。
一方の世耕経産相も、「抜け道や悪用を考える人は必ずいるもの」と、これまた他人事のように受け流す始末。

どうやら、2人には有効な対応策はなさそうです。もういっそのこと、ポイント還元やめたらどうですか?

カード会社に支払う手数料を考慮すれば、悪徳業者の儲けは5%ではなく、せいぜい2,3%程度でしょう。
結局のところ、この裏技が横行していちばん儲かるのは、手数料がガンガン入るカード会社かもしれません。

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ガス爆発事件
- 2018/12/18(Tue) -
札幌市のガス爆発事故は、除菌消臭用のスプレー缶によるものでした。その120本という本数にも驚きます。

廃棄するスプレー缶の中身を空にするためにガスを排出していた行為に、悪気はありません。
(追記:その後、すべて未使用缶だったと報じられました。どうやら別の問題がありそうです)
いずれにせよ、ガス抜き作業を室内で行うことが危険であることを知らなかったか、甘く見ていたようです。
不動産会社の店舗改装前の準備のつもりが、改装どころか破壊焼失することになってしまいました。
多くの人がケガをしたようですが、死者が出なかったことは不幸中の幸いです。

私なら、ガス抜きは屋外でするでしょうけど、偉そうなことは言えません。
缶に関連したことで言うなら、つい7,8年前には、けっこう危険なことをやってたからです。
それはBBQの準備で炭の火をおこすために、カセットコンロを使っていたことです。
網の上に炭をのせてコンロで焼くと、すぐに着火するので便利でした。しかしこれは、とても危険な行為です。
熱量の大きな炭が、コンロのカセットボンベを加熱するからです。一歩間違えたら缶が爆発するところでした。
そのことをネット記事で知り、すぐに止めました。これはホントに、絶対やってはいけません。
現在は、「煙突効果」を応用した火おこし器を使っています。安全で簡単で、しかもけっこう早いですね。

小学生の頃、近所の空き地でときどき友達とたき火をしていました。今の時代ならあり得ないことですけど。
どこからか拾ってきた、たき火用に側孔があけられた一斗缶に、燃えやすい物を入れて火を付けます。
いちばん問題なのは、火力が強くなった頃合いを見て、火の中にキンチョールとかの缶を投げ入れたことです。
遠巻きにしばらく見ていると、突然、缶が大音響とともに破裂し、火を噴きながら空中へ飛び上がります。
これもホントに、絶対やってはいけません。もう、50年ぐらい前の話なので、どうかお許しを。

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エスカレーター問題
- 2018/12/17(Mon) -
「エスカレーターは立ち止まって乗りましょう」という、JR東日本の啓蒙活動が報じられています。
転倒・転落事故などを防ぐためだけでなく、障害者や高齢者への配慮もあるようです。

熊本では、少なくともサンピアン等では、エスカレーターを歩いている人など見たことがありません。
私も歩きません。そこまで急いでないし、せっかく楽できるのに、わざわざ歩いて登ろうとは思いません。

ところがたまに上京したり上阪(て言うのか?)した時には、どういうわけか人が変わるんですよね、私も。
エスカレーターはドンドン歩いて登るし、空港の動く歩道はサッサカ歩きます。
前に立ち止まってる人がいると、後ろからあおり、幅寄せし、通路を空けてもらったりさえします。

自然とそのような行為に出る私の心理は、都会になじみたい=田舎者と思われたくない、なのでしょうかね。
何かに間に合わないから本気で急いでいるのではなく、時間を無駄にしたくない人間を装っているわけです。

地方と比べると都会では、人の歩くスピードが違いますね。街中でも駅でも、とにかく速い速い。まるで競歩。
そのノリでエスカーレーターに乗れば、そりゃあじっとしてないでしょう。スタスタ歩いて登るでしょう。
だから「エスカレーターでは歩くな」と言われても、都会人はじっとしていられるのでしょうかね。

今回のエスカレーター問題を突き詰めると、停止列と歩行列が隣り合っているのが原因です。
人が2列で乗れる幅だから問題が起きるのなら、1列でしか乗れない細いエスカレーターにしたらどうですか。
それを2列並べて、一方は立ち止まり用、一方は歩き専用にするわけです。乗り間違い厳禁です。

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ソフトバンクの通信障害
- 2018/12/07(Fri) -
日本の株式史上最大の上場案件ともいわれる「ソフトバンク株」。株をやらない私でも、興味だけはあります。
その新規上場を目前にして、これまた過去最大級の通信障害をやらかしてしまいましたね。

幸か不幸か、障害は私の診療中に起き、なおかつ回復したので、私には何の不便もありませんでした。
しかし、こんなヘマをやらかすようだと心配です。初代iPhoneからずっとソフトバンク一筋なんですけどね。

ただ、今回の通信障害の原因が報じられるにつれて、どうやら原因は他社にあることがわかってきました。
その意味では、ソフトバンクは被害者ですが、しかし利用者にとっては加害者でもある。難しい立場ですね。

スウェーデンの「エリクソン」製の通信ソフトウェアに問題があったと、報じられています。
世界11カ国の携帯電話事業者のサービスが一斉ににダウンしたといいますから、まるで同時多発テロです。
一定時刻になると障害が出るようなバグがあったのではないかということは、容易に推測できます。

そう思っていたら今日の昼頃、「ソフトウェア証明書の有効期限切れ」が原因だという報道が出てきました。
何か知らんけど、有効期限の設定間違いか、たぶん初歩的なプログラムミスなんでしょう(素人の意見です)。

電話だけでなく、ネットやデータ通信や決済もできなくなると、もう石器時代に逆戻りした気分ですね。

ニュースでは、待ち合わせで困っている利用者の姿に、笑っちゃいけませんが現代らしい問題を感じました。
「渋谷で会おう」ぐらいの、アバウトな約束しかしてないんですね。なのでスマホが使えないと絶望的。

昭和の時代、屋外では互いの交信手段がないので、待ち合わせ場所と時刻は細かく指定しておいたものです。
また、急用で会えなくなっても簡単には連絡ができず、相手が待ちぼうけになるのはよくあることでした。

いま、便利な携帯端末を誰もが常に持ち歩くようになり、待ち合わせで苦労することがありません。
今回突然通信手段を奪われて初めて、若い人たちにも、昭和の時代の苦労が少しはわかったかもしれません。

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イヤホン付けて自転車
- 2018/11/29(Thu) -
イヤホンを付けて自転車に乗った男性が「ひき逃げ」容疑で逮捕された事件は、私には少しショックでした。
なぜなら、今年の10月ごろまで私は、「 AirPods 」(耳うどん)を装着して自転車通勤していたからです。
周囲の音が聞こえるようにボリュームは小さくしていましたが、やはりいけませんね。もうしません。

男性は自転車で路地から飛び出して自動車と接触し、その自動車が急ハンドルを切って女性をはねたようです。
女性をはねたのは自動車ですが、その原因を作った自転車の男性がイヤホンしていて多分、不注意運転ですね。
しかも男性は医師。事故自体も問題ですが、救護もせずに現場から逃げたので大問題になってしまいました。

男性を擁護する気はサラサラありませんが、イヤホン装着が事故原因だったのかどうかは、別問題に思えます。

音楽に熱中していたとか、周囲の音が聞こえなかった可能性を言うのなら、自動車だって似たり寄ったりです。
なにしろ車は自転車よりもはるかに周囲の音が聞こえないし、音楽やラジオを聞きがら運転するのも当たり前。
スマホ片手の運転は言語道断ですが、たとえ電話がハンズフリーでも、運転への集中力を確実にそぐでしょう。
車内の会話で盛り上がっても運転に影響するでしょうから、1人で運転する自転車の方がよっぽどマシです。

だから思うのです。問題の本質がちょっとズレてないかと。
今回事故を起こした男性は、イヤホンよりもまず、一旦停止と左右確認義務違反の方が本質的な問題でしょう。
もしもイヤホンを付けてなかったら、ちゃんと一旦停止したのでしょうか。私にはそうとは思えません。
まして、救護義務違反はまったく別次元の犯罪です。

とは言え、イヤホンを付けたまま自転車に乗るのは、安全運転意識の欠如をアピールするようなもの。
たとえ安全運転をしている自信があったとしても、常識としてイヤホンは避けなければなりませんね。

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