揺れる飛行機と遅刻客
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- 2023/06/02(Fri) -
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台風や大雨の影響で、今日は空の便のみならず、東海道新幹線も全線で運転を見合わせる事態です。
そんな日なのに敢えて、今日は「所用で」某所に行くために空の便を利用しましたが、なにしろ揺れました。 とくに帰りの大阪–熊本便は、揺れる旨の注意喚起が、搭乗前から何度もアナウンスされていました。 今朝の往路でも結構揺れましたが、復路の揺れはハンパなかったですね。 離陸してしばらくして、機内サービスが始まったかと思ったら、揺れ始めたのでサービスは即中止されました。 以後、着陸まで揺れっぱなしでシートベルトサインもほぼつきっぱなし。 ガタガタ揺れるだけでなく、左右にゆさゆさ、ときには傾いたかと思えば、突然ストンと落ちたりします。 機内サービスは私の列まで配られた時点で打ち切られ、私より後ろは何もナシです。 その私も、コップを口まで運ぶのにも困難を極め、まるでドリフのギャグのような具合でした。 ところで今朝の熊本空港では、早朝便の乗客の呼び出しアナウンスが引っ切りなしでしたね。ANAもJALも。 出発10分前になっても搭乗ゲートに現れない方々のフルネームが、鳴り響いていました。 どんな理由があったのか知りませんが、遅刻は大迷惑ですから、早めにゲートに来てくれませんかね。 時々、定刻になっても飛行機のドアが閉まらず、しばら〜くして乗ってくる客がいますが、その手でしょうね。 申し訳なさそうに乗ってくるのならまだしも、よかった〜間に合った〜みたいなノリの客にはムカつきます。 いちど、遅刻客が結局現れず、その客の預入れ手荷物をおろすためにずいぶん出発が遅れたことがありました。 もしかするとその方、遅れて機内に乗り込む勇気がなかったのでしょうか。 |
離陸超過と着陸超過
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- 2023/05/22(Mon) -
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ニュースで見ると、どこの空港も混雑して賑やかですね。またマスクを着けている人はかなり減っています。
先週私が見た限りでも、熊本や羽田では5〜7割、那覇2〜3割、石垣・宮古1割、て感じのマスク着用率でした。 つまり、楽しんでいる人ほどマスクは着けない気にしないという、ごく当たり前の成り行きのようです。 航空旅行のデータベースを充実させるのが、マイブームです。で、それを見ていて気付いたこと、その1。 それぞれの空港ごとに、出発(離陸)回数と到着(着陸)回数って、基本的には同数のはずですよね、 たとえば熊本空港から出発したら、どこに飛んでどう過ごすにせよ、最終的には熊本空港に到着するのが普通。 あるいは羽田など他の空港に到着した場合も、結局そこから飛び立ちますから、やはり離着陸回数は同じ。 なのですが、4つの空港で例外がありました。言うなれば、「離陸超過」と「着陸超過」です。 ひとつは、国際線で出国した空港と入国した空港が異なり、しかも成田–羽田間で地上を移動した場合。 4年前のハワイ行きでは、熊本→羽田→関空→ホノルル→成田(空港間移動)羽田→熊本、と変則的でした。 その結果、成田は通算の着陸回数が離陸回数よりも1回多く、羽田は離陸が着陸よりも1回多くなりました。 あるいは、まず高速バスで福岡空港に行き、あちこち飛んで最後は熊本空港に戻ってきたこともありました。 その結果、福岡空港では離陸が着陸よりも1回多く、熊本では逆に着陸が1回多い状況となり、現在に至ります。 こういう離陸と着陸の回数が違う状況って、じつは我慢なりません。なにしろ私は「左右対称神経症」なので。 これを一発解消する方法はあります。熊本→羽田(空港間移動)成田→福岡、と飛んでバスで帰熊すること。 と考えたのですが、地上移動が2カ所含まれるのが私には面倒で、なかなかやる気になりません。 |
特別塗装機
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- 2023/05/19(Fri) -
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羽田空港はひどく混雑していましたが、今日はANAの「グリーンジェット」に搭乗できて、私は大満足です。
グリーンジェットは、持続可能な社会の実現を目指し立ち上げた、ANAのプロジェクトのよる特別塗装機です。 国内線定期便では初めて代替航空燃料「SAF(Sustainable Aviation Fuel」を10%相当使用しているとか。 ANAの本来は青を基調とする塗装が、緑です。緑の葉っぱも生えています。 初号機は国際線専用ですが、今日私が乗った2号機(B787–8、JA874A)は、国際線仕様の国内線機材です。 外装には、「サメ肌効果」によるCO2削減効果のある「リブレット技術」のフィルムを貼り付けています。 座席のヘッドレストカバーには、「ヴィーガンレザー(植物由来成分の人工皮革)」を使っているそうです。 いずれも、なんのことやらよくわかりません。 ANAの特別塗装機といえば、去年登場した「鬼滅の刃 じぇっと」でしょう。「じぇっと」はひらがなです。 「–壱–」「–弐–」「–参–」の3機が、順次登場して、あちこちを飛んでいます。 3機いるので、時々見かけます(昨日も見ました)が、まだ一度も搭乗したことがありません。 「STAR WARS プロジェクト」の一環で運航を開始した「C–3PO ANA JET」なら、一度乗りました。 全身が真っ黄色なので、通称「たくわん」です。上空を飛んでいてもすぐ分かります。 これらの特別塗装機は、通常は運航便が固定されておらず、狙って乗れるものではありません。運次第です。 「鬼滅」はひと頃は運航便が固定されていましたが、いまは原則不定です。今朝は熊本に来たようですけどね。 と思っていたら、テレビアニメ放送開始記念とかで、一部スケジュールが固定されてるじゃないですか。 例えばある日は「–弐–」が、羽田→那覇→羽田→広島→羽田→函館→羽田、と飛ぶことが決まっています。 6便制覇するマニアも、きっといるだろうなぁ。 |
アイランドホッピング
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- 2023/05/18(Thu) -
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「アイランドホッピング」とは、島から島へ、ピョンピョン跳び(飛び)渡る旅のことです。
以前私は、福岡–対馬–長崎を、行って戻ったことがありますが、今日は先島諸島でこれをやってみました。 おりしも今日は、沖縄・奄美地方が梅雨入りしました。これは例年よりもだいぶ遅い梅雨入りです。 気象庁がそれを発表した午前11時ごろ、私は雨降る熊本空港を沖縄に向かって飛び立ったのでした。 飛行機はだいぶ揺れましたが、驚いたことに沖縄は晴れていました。 那覇空港は大混雑です。一般人も多いのに、修学旅行の生徒たちがあちこちで列をなして床に座っています。 私は例によって、短い乗り継ぎ時間で旅程を組んでいるので、通路の人垣はなかなかの障害になります。 また保安検査場が混雑しているとの情報があり、今日はなるべく制限エリアから出ないことにしました。 ピョ〜ンと石垣島まで飛びながら空から眺めると、沖縄とはまた段違いに海と島が綺麗ですね。 ですがなにしろ私はホッパーですから、その乗って来た飛行機で那覇に跳び帰ります。座席も同じ。 クルーも同じなので、搭乗時にCAさんから「お帰りなさいませ」と言われてしまいますが慣れっこです。 降機時に「ありがとうございました」と挨拶があるところを、今日は「お疲れ様です」とねぎらわれました。 そんな辱めを受けつつ、また那覇空港の混雑を尻目に、足早に、次の宮古島へ跳んだのでした。 石垣も宮古も、降機後に他の乗客と一緒に歩いていたら、制限区域から出てしまいます。注意が必要です。 係員を見つけたらすぐに乗継を伝え、裏道を案内してもらいましょう。熊本も裏道があるといいのにね。 |
夜明けの阿蘇
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- 2023/05/09(Tue) -
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久しぶりに今朝、阿蘇大観峰までドライブをしました(1人で)。
阿蘇に用があって行く時は、よく「北側復旧ルート」を通りますが、今日は「ミルクロード」を走りました。 ドライブが目的なら、やっぱりミルクロード。草原の中を適度な勾配でカーブを走るのが、じつに気持ちいい。 大観峰の日の出時刻は5時21分。暗いうちに自宅を出て5時23分に到着。ちょうど太陽が顔を出していました。 駐車場にはすでに数台の車が停まっていて、皆さん写真撮影中でした。本格的に、三脚とカメラの方もいます。 私はiPhoneで、すべての風景にいちいち愛車を写し込んで撮影しました。なにしろ目的はドライブですから。 それに風景だけなら、ネットにいくらでも良い写真ありますからね。 東の空には薄い雲が棚引いていて、直視可能な程度の明るさの橙色の太陽を拝むことができました。 6時にはすっかり晴れました。背中を朝の強い日差しに押されるように感じながら、快走して帰って来ました。 途中、建設中のTSMCの巨大な工場が、日光を反射して銀色に輝いているのが印象的でした。 なお、消費電力は、往路15.5kWh、復路4.0kWh。下りは回生ブレーキを多用するので電気食いませんね。 |
充電小唄
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- 2023/05/02(Tue) -
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連休中に車で遠出する予定はありませんが、今日はいつもの(近隣の)自動車販売店で愛車に充電しました。
このような、街中で一般的な40kWの急速充電器だと、規定時間の1回30分で20kWh分充電できます。 30分でいったん充電が止まります。ケーブルを外して、充電を待っている次の車に順番を譲るのがマナーです。 ただ今日は、私の充電完了を待ってる車がいなかったので、「おかわり」して1時間(40kWh)充電しました。 都会では、どこの急速充電器も混み合っているので、おかわりはトラブルの元です。慎まなければなりません。 これまでの積算「電費」をみてみると、kWhあたり平均3.4km走っていて、EVにしてはやや悪い数字でした。 自宅の充電器(8kW)で夜間に充電すると、電気料金11.89円/kWhなので、100kmあたり350円の計算です。 100kmあたり350円と言えばしかし、ガソリン車だと40km/Lを超える驚異的な低燃費に相当します。 おまけに、EVを新車購入するとたいてい、街中の急速充電器が1年間無料で使い放題となります。 なので自宅に充電器があっても、節約のために、なるべく急速充電器を利用するようにしているのです。 ガソリン車で考えたら、これはすごいサービスだと思います。1年間、燃料代が無料になるわけですから。 なお、急速充電器で充電中の30分なり1時間が、とてもヒマです。そこがガソリン給油との大きな違いですね。 その時間に私は本を読むことにしています。今日は町田康の『人間小唄』を選びましたが、選択ミスでした。 いや単に、1時間で読み切れる本ではなかったという意味です。 |
フライト記録
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- 2023/04/24(Mon) -
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航空旅行ファンと自認するからには、自分が搭乗したフライトデータをきちんと記録しなければなりません。
ところがその保存方法で、実はまだ試行錯誤中なのです。 航空券の予約段階から、日時や便名や座席や支払い等のデータを記録しているのは、Macの表計算ソフトです。 搭乗時には、気付いたことや感想や機長の名前などを、iPhoneの「メモ」アプリに書き込んでいます。 空港や機窓からの写真はiPhone13 Proで、タイムラプス動画はiPhone11 Proで撮っています。 実際の出発/到着時刻や搭乗機材のデータや航空経路などは、あとで調べてMacのデータベースに記録します。 このように、様々なデータが複数のデバイスに別々に保存されていることが、実はずっと気になっていました。 そこで最近、ていうか今月から、データベースを効率的にリアルタイムで編集・構築するやり方に変えました。 まず、搭乗前までに「メモ」アプリの「フライト記録」フォルダ内に、日付と便名のメモを作っておきます。 撮った写真や書いた文章もすべて、機内にいるうちにiPhone上で編集して、「メモ」の中に格納していきます。 フライトの細かいデータ(機材の登録番号等)も、できる限り搭乗中に調べて記入します。 Flightradarの飛行経路画面は、いったんスクリーンショットを撮った後に、メモにコピーします。 あとは帰宅後に、または空港ラウンジで、メモの内容をすべてMacのデータベースに移植すれば完成です。 さて、このように構築したフライトデータベースが、いったい何の役に立つのか、ってのは言いっこ無しです。 |
機内は忙しい
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- 2023/04/22(Sat) -
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飛行機に搭乗するや否や、すぐに窓から外の風景の写真を撮り始める、飛行機初心者みたいな人がいますね。
離陸前のタキシングの段階から動画撮影に入り、離陸して上空に達するまで、ずっと撮り続けていたりします。 上空でも、何が珍しいのか、機窓の風景を何枚も何枚も撮影して、ずっと忙しそうにしている人がいます。 すべて、私のことです。 数年前に、那覇空港で離陸前後の機窓の風景をタイムラプスで撮影したら、とてもよい動画が撮れました。 初めてのタイムラプスでしたが、いまだに、これを超える出来の動画が撮れません。ビギナーズラックです。 でも、もっと良い動画を撮ろうと、飛行機に乗るたびに、雨天と夜以外はタイムラプスしているのです。 離陸後しばらくは、その動画の編集作業に追われます。傾きを補正し、適宜トリミングして仕上げます。 なんならMacBookを立ち上げ、さらに精密な修正作業など追加したりします。 機窓には常に目を配り、形の良い雲でも現れたものなら、慌てて写します。真夏の入道雲が私の大好物です。 雲が途切れたと見れば、こんどは陸地や島の写真を撮り、それもまた編集したりと、休む暇がありません。 機内では、機長の次に忙しくしているのが私です。窓側席に乗ると、どうしてもこうなります。 眼下をウネウネと流れている川を撮影し、何川だろうかとFlightradarとGoogle Mapを駆使して調べます。 なるほど最上川か。写真を選んで加工作業。そうこうするうちに次の川。これは阿賀野川。作業は続きます。 |
「快適な空だけの旅」
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- 2023/04/21(Fri) -
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所用を終えて、さらに諸事情も考慮しつつ、札幌から那覇経由で熊本に戻ってきました。
航空旅行ファンは、時間の許す限り空港または機内に居たいので、このような経由便を選ぶことになるのです。 ANAの機内誌「翼の王国」が、同社創立70周年を機に、昨年10月にリニューアルしました。 その中に、パラダイス山元氏の『快適な空だけの旅』というエッセイが連載されています。 テーマは「飛行機に乗ること」の楽しみで、色んなエピソードを交えて面白く語られています。たとえば、 ・とくに用事が無くても、一日中延々と飛行機に乗る。 ・誕生日には、ただひらすら離陸着陸を繰り返す旅に出て、浮遊感・高揚感を味わう。 ・空港に着いてから、行き先を決める旅もあり。あえて悪天候の目的地を選んだりする。 ・純粋に飛行機に乗りたいとき、羽田–新千歳を1日で3往復したりする。 「ただ飛行機に乗って、何が楽しいのですか?」という質問を受けることがあります。 ではお尋ねします。「ドライブが趣味の人って、何が楽しいのでしょう?」 ドライブで楽しいのは、第1に運転と移動そのものです。観光や買い物をしたとしても、それはオマケです。 飛行機を操縦しなくても、客席で感じる加速減速や揺れや振動や轟音は、パイロットとまったく同じでしょう。 チェックインから保安検査、搭乗手続きや特殊な機内環境など、独特の非日常的体験をすることにもなります。 航空旅行は、航空機の「後部座席」に乗ってフライトを楽しむ趣味として、認知されてもいいと思うのですが。 |
北海道だけ寒い日
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- 2023/04/20(Thu) -
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所用により、札幌に来ています。こちらの気温はいま9度です。寒いです。今朝は4度だったそうです。
しかし北海道を除くと、今日は日本中が暑かったみたいですね。 事情により、熊本から沖縄→羽田を経由して札幌入りしたので、寒暖差に翻弄されています。自業自得です。 問題は服装です。夏用のシャツとジャケット(麻)を羽織って来たのは、正解のような、失敗のような。 さて、食レポです。 ラーメン。日頃九州では「とんこつ」が標準なので、たまに食べる北海道の味噌ラーメンは新鮮ですね。 海鮮丼。間違いなく美味い。ただし、時間が無いので空港内の店で済ませました。でも美味い。 ビール。熊本で飲むときでも、業務用の生ビールは「サッポロ」がいちばん旨い気がします。缶ビールは別。 今朝の熊本空港は人出が少なく、保安検査は行列ゼロでした。 制限区域内の(フードコート風の)店舗も、利用している人はほとんどいませんでした。 先月顔なじみになった店員さんも、実は本店からの応援だったらしく、今日はもういませんでした。 今後、旧国際線ターミナルのところに新たにビルができて、そこに制限区域外の飲食店ができるようです。 それまでは暫定的に、制限区域に到着客が入れるようにすれば、もう少し賑やかになると思うんですけどね。 |
特典航空券の楽しみ
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- 2023/04/19(Wed) -
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航空会社の「マイル」と引き換えに入手できる航空券を「特典航空券」といいます。
座席数は限られますが、早めに予約すれば、好きな路線のチケットが「無料で」手に入ります。 ただし、国際線の燃油サーチャージは別料金。いまはそれが、かなり高くなっています。 国際線の方がマイルの「うま味」が大きいのですが、今日は国内線の話。ご存じの方も多いとは思いますが。 熊本から羽田までのANAの特典航空券に必要なのは、時季によって異なりますが、今は片道6000マイルです。 時々セールをやってて、たとえば昨日までの1週間は3000マイルでした。往復でも6000マイルです。 マイルは、1マイル1〜1.7円に換算した買い物も出来ますが、特典航空券に換えた方が圧倒的にオトクです。 面白いことに、ユナイテッド航空のマイルをANAの特典航空券に換えると、工夫によってはもっと楽しめます。 熊本–羽田は5500マイル必要ですが、たとえば伊丹を経由する乗継便でも、全行程5500マイルでOKなのです。 乗り継ぎ時間がちょうど良い便を選ぶと、大阪でお好み焼き食べてから東京に行く、なんてこともできます。 もちろん復路は名古屋経由にして、セントレアの「まるや本店」でひつまぶしを食べて帰ることも可能。 この「乗継技」を使うと、熊本から沖縄に行くのに羽田を経由することもできます。トータル5500マイルで。 あるいは、熊本から札幌まで、伊丹と羽田を経由して8800マイルという、乗継三昧の旅も選べます。 飛行時間も乗継の手間もかかりますが、むしろそれが楽しいという(私のような)方ならうってつけでしょう。 |
今年度の初フライト
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- 2023/04/07(Fri) -
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飛行機好き「元少年」なので、今日もまた熊本空港を訪問、そして今年度の「初フライト」を楽しみました。
新ターミナルは先日見た通りですが、早朝に来たので開店していない店舗もあって少し残念な雰囲気でした。 しかし空港自体はとても混雑して賑わっていました。朝の7時前だとというのに、保安検査場は大行列でした。 家族連れがとても多く、昼休み最後の行楽を楽しむ人たちのようでした。 前にも書いたように、4月から保安検査や搭乗時にクレカが使えなくなったのは、やはり現実なんですね。 今日の私はしかし、ANAが推奨する通りにスマホの「QRコード」を使ったかと言えば、そうではありません。 チェックインカウンターで紙の搭乗券を発行してもらい、それを使って各ゲートの認証を行ったのでした。 以前から、保存用に紙搭乗券をもらうのが私の流儀でしたが、今回からそれを実際に使うことにしたのです。 保安検査場には特段の変化はなく、入口の機械から出る黄色い紙はまだ、廃止されていませんでした。 金属探知機を通る際にスマホを持つわけにはいかないので、黄色い紙は今後も必要なのかもしれません。 搭乗ゲートのピンクの紙も、まだあっちから出てきます。これはもう廃止してもいいんじゃないですかね。 今日は手荷物の預け入れはありませんでしたが、チェックインカウンターには立ち寄りました。 前述したように、航空旅行の記念として紙の搭乗券を保存するためですが、省資源に反するのは問題ですね。 そもそも考えてみると私は、書類やパンフなどは可能な限り、スキャンしてデジタル化して保管するタチです。 あえて紙の搭乗券を集めて保存するって、デジタル保存の原則にも反する行為でした。そろそろやめよかな。 |
クレカ搭乗不可の悲劇
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- 2023/04/05(Wed) -
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ANAのシステム障害は収まりましたが、詳細な原因が不明とすれば、今後の再発も心配です。
ところで昨日は、「私は特殊な場合を除いて、クレカ1枚で、どこでも通過してきた」と書きました。 すると早速、「特殊な場合」とは何だ、というご質問がありました。 それって、説明してもいいですが、かなり特殊な場合なので、誰の参考にもなりませんが、よろしいですか。 たとえば、日帰りで熊本から札幌に行く急用が出来たと、そう考えてみてください。 早朝にバスで福岡空港に行くとか、前夜のうちに羽田まで行っておくとか、そういう工夫は除外して考えます。 となると、熊本を早朝に出発する、熊本→羽田→札幌→羽田→熊本、という航空券を予約するのが普通ですね。 そんな日帰り強行軍を「普通」と言えるのか、というご指摘は受け付けません。 当然、羽田での乗り継ぎ時間は短いので、乗継専用エレベーターを使って、到着階から出発階に移動します。 その乗継口で搭乗券等のチェックを受けるわけですが、前述した旅程の場合だとクレカが使えません。 そのため現場で足止めを食らい、係員に手数をかけさせてようやく通過できた経験が、じつは2度あります。 同一日に、同じ空港で、複数回の乗継を行うと、クレカではどの回の乗り継ぎかわからないのが原因とか。 なのでその場合は、搭乗券など、次に搭乗する便のQRコードが必要になるのだといいます。 クレカだってそれまでの搭乗情報がわかるはずなので、この理由には少々納得しかねますが、しょうがない。 というわけで最近は、熊本→羽田→札幌→伊丹→熊本、のように、同じ経由地を通らないようにしています。 逆に言うと、一筆書き経路で乗る場合は、最初から最後までクレカ1枚でいけるんです。これはスマート。 と思ってたのに、今月からクレカ搭乗が全面的にできなくなったので、ひどくガッカリしているのです。 |
ANAのシステム刷新と大規模障害
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- 2023/04/04(Tue) -
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ANAのシステム障害によって、昨日は55便が欠航し、今日までに2万人以上に影響が及んだようです。
春休み時期だっただけに、ビジネス客だけでなく家族連れも予定が狂ってしまい、大迷惑な話です。 おりしもANAは、4月から国内線の旅客システムを大幅に刷新したばかりでした。 「ANA Smart Travel」とか「手のひらANAはじまる」と謳って、さかんにCMしているアレですね。 そのシステム改変が今回のトラブルの原因かと邪推する人もいますが、どうやら無関係とのこと。 しかし関連性はなくても、新しいシステムによって私は不便になったので、今日は苦言を呈しておきます。 新システムの要点は、「オンラインチェックイン」を原則とし、認証を「QRコード」へ統一したことです。 ANAの狙いは、自動チェックイン機を全廃し、認証システム等も簡素化して、コストダウンを図ること。 利用客は空港に行く前に、自宅で(空港でもいいけど)スマホでチェックインを済ませておく必要があります。 保安検査と搭乗口での認証ではQRコードしか使えず、FeliCa搭載の「ICカード」は使用不可となりました。 私は特殊な場合を除いて、ANAカード(クレカ)1枚で、どこでも通過してきたのですが、それができません。 QRコードを表示させるのには、スマホか紙の搭乗券を使います。もちろんApple WatchでもOKです。 保安検査では、使ったスマホを手に持ったままでは金属探知機を通れません。トレーに乗せる必要があります。 搭乗口でも、あらかじめスマホでQRコード画面(ウォレット)をいちいち表示させなければなりません。 そんな手間がすべて不要なのが、クレカだったんですけどね。4月からはその利便性と快適性を失いました。 ANAは、今回とても便利になった風に宣伝していますが、快適になったのは利用客ではなく会社側なのです。 |
新ターミナルオープンに合わせて計器着陸装置の更新工事
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- 2023/03/31(Fri) -
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熊本空港(阿蘇くまもと空港)において、昨年12月から行われていた計器着陸装置の更新工事が完了しました。
もともとは4月までかかる予定だったところを、3月24日に完了したと、国土交通省航空局が告知しています。 前倒しできたのは良いことですが、どうせならあと2,3日、早めに完了してほしかった。 というのも、熊本空港の新ターミナルがオープンしたのが3月23日だったからです。 この日は天候の問題もあったかもしれませんが、熊本空港への着陸には天候調査がかかる便がありました。 私が搭乗していた便も、普通なら着陸できそうなのに、福岡空港へ降りるかもしれないとのアナウンス。 さいわい、機長の頑張りで、無事熊本に降りてくれましたが、福岡だったら面倒なことになっていました。 蓋を開けてみると、この記念すべき日は、遅延や欠航が相次ぎ、熊本発着の航空便はかなり乱れました。 熊本空港は着陸が難しいらしく、最高レベル(CAT IIIB)の計器着陸装置(ILS)が装置されている空港です。 そのILSの更新工事期間中は、通常レベルの(低レベルの)計器着陸装置で代替して運用されていたそうです。 そのため、国交省によれば「通常時に比べて、着陸できる条件がやや厳しくなっております」とのこと。 なるほど。だから少々の風雨でもいちいち天候調査がかかったり遅延したわけですか(素人の憶測です)。 新ターミナルオープンの翌日に工事が完了とは間が悪い。頑張ったけどギリギリ間に合わなかったんですかね。 そもそも、こんなタイミングで更新工事などしなけりゃいいのに。 |
カッター持ち込んだら、隠しとけ
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- 2023/03/28(Tue) -
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那覇空港で先日、保安検査通過後の制限区域内にあるANAのラウンジで、カッターナイフが見つかった事件。
検査済の乗客全員をいったんエリア外に出し、全員の保安検査をやり直すというオオゴトになりました。 おかげで搭乗手続きが大幅に遅れ、各社の便に欠航や遅延が生じるという、大迷惑な話です。 ちょうど1年前にも、同じ那覇空港の同じANAラウンジでカッターが見つかったというのに、またですか。 そのカッターの持ち主に言いたい。うっかり制限区域に持ち込んでしまったのなら、最後まで隠して持っとけ。 搭乗時や飛行中や降機後に検査はありません。カッターの存在など忘れて、堂々としていればいいだけの話。 ラウンジで気付いて怖くなったとしても、それをカバンから出さなければ、もう何も恐れる必要はないのです。 まかり間違っても、機内でそのカッターをカバンから出して確認などしてはなりません。 乗客に見られて通報されたら、その時点でCAさんは「保安要員」としての職務を全うすることになります。 身柄を拘束され、警察に引き渡され、ハイジャック騒ぎを起こした間抜けとして、全国に顔が知れ渡ります。 それにしても、どうして他の乗客全員の保安検査をやり直す必要があるのでしょう。目的がわかりません。 いやそれ以前に、カッターが保安検査をすり抜けた点こそが、保安上はいちばんの大問題です。 検査機器の性能試験と、保安検査員の訓練こそ、やり直す必要がありそうです。 |
熊本空港・新ターミナル続報
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- 2023/03/24(Fri) -
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熊本空港の、新旅客ターミナルのオープン2日目。今日も訪問してみました。好きですね、私も。
昨日は、落ち着かない空港だと書きましたが、逆に「適度に」落ち着ける設計にしているのかもしれません。 飲食店の配置や通路が曲線的でわかりにくく、慣れないとついつい「回遊」してしまいます。狙いでしょうね。 主要空港の中では新千歳も搭乗ゲート近くに飲食店がありますが、その店舗の密集具合では熊本の方が上です。 客席がオープンなので、搭乗口前の待合イスとほぼ連続していて、搭乗ギリギリまで飲食することができます。 昨日は、これじゃフードコートだと酷評しましたが、むしろフードコートだからこその一体感があります。 今日は、すべての店舗のすべての座席が埋まるほどの賑わいでした。もっと広くても良かったと思えるぐらい。 航空会社固有のラウンジがなくなった分、1つ大きめの共通ラウンジが出来て、これもまた賑わっていました。 こういう場所は、できればひっそりとしてた方がいいんですけどね。食べ物が何も無いのが悲しいです。 熊本空港への到着客目線で見ると、到着フロアの廊下が意外に長いくせに、動く歩道が無いのが辛いですね。 さらに、制限エリア内に乗継用通路がないのも問題。いったん出て、また保安検査を通らなければなりません。 熊本で乗り継ぐ客などいないだろうという判断かもしれませんが、少なくとも私はよく、熊本で乗り継ぎます。 いまどきの保安検査は、ジャケットを脱いでベルトも腕時計も全部外す必要があり、そこそこ厄介です。 しかし熊本空港のは最新式なので、検査の流れはとても速いですね。もたもたしないように、注意しましょう。 霧や風雨で天候調査がかかることが多いのも熊本空港の特徴。記念すべき昨日も、欠航や遅延が目立ちました。 今日の定期便にも機材繰りや乗員繰りによる遅延がありました。こればっかりはどうしようもないですね。 |
熊本空港・新ターミナルオープン
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- 2023/03/23(Thu) -
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熊本空港の新旅客ターミナルビルが、本日オープンしました。
国内線と国際線のターミナル機能の一体化と、飲食店や土産店のエリア拡大がウリだそうです。 今朝6時15分から式典があり、空港会社の社長や蒲島知事やくまモンがテープカットなどしたそうですね。 さすがに時間帯が早すぎて私は参加できませんでしたが、それでも朝8時半には空港に駆けつけました。 9時からは「ANA Team HND Orchestra」の演奏会が開催されたようで、私はそのリハーサルを見ました。 「鬼滅の刃 じぇっと–弐–」(JA608A、通称「鬼滅ジェット」)も来ていたので、写真撮影だけしました。 ターミナルは、木質を基調とした柔らかい印象で、空間が広くて遠くまでスッキリ見渡せる感じです。 現時点で残念なことは、飲食店のほとんどが、保安検査を通った後の制限エリア内にあることでしょう。 これを「滞在型ゲートラウンジ」と言えば聞こえは良いですが、地域住民に恩恵はほとんどありません。 今回から、到着フロアが出発フロアと分離されたので、到着客がこの飲食店街を利用することもできません。 では、到着客と出発客が混在する伊丹や那覇はどうかというと、制限エリア内の飲食店が充実してませんね。 熊本空港で両者が混在できるままであれば、画期的なゲートラウンジ機能を持つことになったんですけどね。 いや、それ以前に、その飲食店街自体がチンケでした。ひとことで言うなら「フードコート」。 私のすぐそばで、某生放送番組の出演者が「めっちゃ美味し〜い」と叫んでました。美味いのかもしれません。 ですが、搭乗ゲートと飲食店との距離が近すぎて、便利かもしれないけど落ち着かない、そんな空港です。 |
自宅では停電騒ぎ
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- 2023/03/20(Mon) -
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「ブレーカー話(ブレー講)」第2弾。自宅でEVを充電したら、たびたびブレーカーが落ちたの巻。
自宅で充電できるのがEVの利点のひとつですが、普通に使ってみたらブレーカー落ちまくりの停電しまくり。 テレビや暖房器具を複数使っている時は厳しいですね。ましてクッキングヒーターまで使ったら、即アウト。 タイマーで深夜に充電するようにして解決したのですが、停電を心配しながらの充電はなかなかストレスです。 8kWの充電器なので、200Vで40Aの電気が流れる計算。自宅の契約アンペア50Aでは余裕が無いわけです。 となると抜本的な解決策は電気の契約アンペアを増やすことですが、電気料金が上がるのがイヤですね。 街中にある40kWの「急速充電器」を1年間だけ使い放題になる特典が、たいていのEVの新車に付いています。 私も近所の急速充電器を2回ほど利用しましたが、わざわざ充電するために出かけるのが意外と面倒です。 でも考えてみたら、1年間無料でガソリン入れ放題だとしたら、ドンドン走ってバンバン給油しますよね。 無料なのに充電が億劫なのは、充電場所が少ないことに加えて、充電に時間がかかるからです。 最近90kWとか100kWの「超急速充電器」も現れ、1度使いました。確かに速い。でも数があまりにも少ない。 東京などの大都市では、あちこちで「充電渋滞」ができるといいます。日本はインフラ整備が遅れています。 インフラが未熟なのでEVが普及しにくいし、EVが少ないからインフラ事業の元が取れず整備が進まない。 政府は2030年までに、急速充電スタンドをガソリンスタンド並に増やすと言ってますが、どうなることやら。 どうせやるなら、5分で満タンになるぐらいの超々急速充電網を整備してもらえませんかね。しかも早急に。 |
車のお祓いで阿蘇神社へ
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- 2023/03/07(Tue) -
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新車のお祓いに行きました。
今日は大安でした。納車日が仏滅だったことは気にしていませんが、いちおうこれで、チャラです。 日頃から阿蘇方面へドライブすることが多いので、お祓いは「阿蘇神社」にお願いしました。 所定の場所(南鳥居前)に車を停めて社務所で受付を済ませると、目に付いたのは再建中の「楼門」です。 熊本地震からの復旧工事が続けられていますが、ちょうど一昨日から、現場が一般公開されていたようです。 お祓いの前に、おそれ多くも神職自らに、素屋根内を案内・説明していただきました。 楼門の迫力と緻密な構造には、打たれます。残念ながら、上部からの見学の受付時間は終わっていました。 ご祈祷は、再建(ていうか新築)された、明るく広く、木の香りがして音がよく響く「拝殿」で行われました。 それからみんなで車まで移動して、ドアとトランクを全開にしてお祓いです。お守りやお餅などのオマケ付き。 カーナビの設定を間違えたせいか、帰路はだいぶ遠回りして、黒川温泉を経由するルートで帰熊しました。 北外輪山は「野焼き」したばかりの「黒阿蘇」状態でしたが、天気が良くて寒々しさは感じませんでした。 次は新緑の季節にまた阿蘇を走りたいですね。というわけで、安全運転でいきましょう。 |
「クーペ」推し(続編)
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- 2023/03/04(Sat) -
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「クーペ」に乗るのは3台目だと一昨日書いたばかりですが、よく思い出してみると違うかもしれません。
幼少期まで遡ると、私が最初に乗った実家の車はたぶん、「マツダ R360 クーペ」なのでした。 1960年代前半のことなので記憶は曖昧です。いまネットで検索すると、なんともちっちゃな車ですね。 その次の車は「マツダ キャロル 360」。4ドアになりましたが、家族4人で乗るとぎゅうぎゅう詰めでした。 これらはいずれも、歴史的価値の高い「名車」です。 以後、「ミニカ」「ファミリア」「ギャラン」と経験したところで、私は親元を離れることになります。 学生時代に私の足となったのは、もちろん自転車です。今風に言えばチャリです。奮発して「10段変速」です。 同じ下宿の奥野君と自転車店に行き、色違い(緑と青)の同じ自転車を買いました。 ある時タナボタなバイト代が入ると、速攻で原付を買いました。今風に言えば原チャリです。 当時の原付は「ノーヘル」で運転できたので、それこそ自転車感覚で乗り回っていました。 ヘルメットが義務化された頃には、すでに私は原付を卒業して「四つ車」の世界に足を踏み入れていました。 かつて多くの男子がそうであったように、走る楽しみの大事な要素のひとつが、スピード感なんですよね。 それを自動二輪に求めようとした時期もありましたが、なんとなく免許取得の機会を失いました。 いま、知人が二輪で爽快なツーリングしている話を聞くと、頑張って免許取っとけばよかったと思います。 なのでせめて四輪では、少しでも二輪の感覚に近い、キビキビ走るクーペに乗りたいのです。 |
「くしゃみ」で事故を起こす悲劇
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- 2023/03/03(Fri) -
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「現場手前でくしゃみをして一瞬、気が遠くなり、そのあとどのように事故になったのか分からない」
大阪で乗用車を逆走させ、歩道を歩いていた女性2人を死亡させる事故を起こした、71歳の男性の供述です。 逆走から衝突まで減速やハンドル操作の形跡がなかったことから、この男性の意識障害が疑われています。 抗てんかん薬など、何か重要な薬の飲み忘れや管理不良でもあるのなら、加害者の責任は重大です。 脳血管障害や心筋梗塞であっても、それなりのリスクを抱えた方の運転なら、一定の責任が問われるでしょう。 しかし、このような症状は今回が初めてであるなら、もはや加害者にも被害者にも悲劇というほかありません。 くしゃみによって、胸腔内圧が一時的に高くなったり、迷走神経反射が起きた可能性などが指摘されています。 この男性の既往歴や現病歴や当日の体調からは予測もつかない出来事だとしたら、もう避けようがありません。 自動車メーカーは、ドライバーの体調急変を察知して車を停止させるシステムを構築しつつあります。 それは今後に期待するとして、現時点ですでに多くの車に搭載されているのは、衝突回避システムでしょう。 原因が何であれ、今回の車のような「逆走」は、正面衝突の危険がある重大事態です。 できれば、対向車線への逆向き侵入を察知して、緊急停車させるようなシステムが必要です。 さらに、車が車道から外れるときのスピードが速すぎれば、これを急減速させる仕組みがあるといいですね。 一方で歩行者は、建物から一歩外に出たら、あるいは歩道上でも、車の挙動には注意を払う必要があります。 車は「走る凶器」だという認識を、あらためて思い知る事故でもありました。 |
走るなら、やっぱり「クーペ」車
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- 2023/03/02(Thu) -
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学生時代から今の車まで、私の愛車は7台。
(1)セダン(とりあえず車が欲しかった:中古車) (2)クーペ(走りたくなる年頃だったのです) (3)セダン(子どもが生まれたので落ち着いた車に) (4)セダン(子どもが増えたのでやや大型化) (5)クーペ(走りたくなっちゃいました) (6)セダン(年齢等を考えて落ち着いた走りに回帰) (7)クーペ(やっぱ、走りたい) このように、クーペとセダンを、おおむね代わる代わる乗って来たました。 一般には、車高が高い車の方が視野も広く、確実に運転しやすいですね。SUVやミニバンがまさにそれです。 その反対に車高の低いクーペは、視点が低いために体感速度が速く、重心が低いために走行安定性に優れます。 セダンは両者の中間。居住性と走行の安定性や快適性のバランスのとれた、標準的ポジションと言えます。 今回私はクーペを選びました。視力や体力や認知機能が衰える前に、もう一度乗っておきたいと思ったのです。 多人数の移動や物の運搬には不向きですが、趣味としてのドライブには最もふさわしい車種です。 クーペは視界がやや悪いですが、それを補うためのセンサーやモニターや安全装置が完備されています。 時代を先取りしてBEVを選んだのは、BEVでもスポーティーな走りができるようになったからです。 なお、この次の車は、視力や体力や認知機能が衰える頃に買うので、もはや自動運転車の一択でしょう。 |
EV購入しました
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- 2023/02/28(Tue) -
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電気自動車(EV)を買いました。バッテリーEV(BEV)です。時代を先取りしようと思いましたので。
しかもクーペタイプ。ただし4ドアです。趣味と実用を兼ね備えた、熟慮を重ねた上での選択です。 この車を「仮予約」したのは、実は1年3カ月前のこと。 半導体不足で生産が完全に止まっていたため、いつ納車になるかまったく見当も付かない中での予約でした。 待てど暮らせど音沙汰がなく、昨年末にようやく生産再開の連絡が入ったときには値段が上がっていました。 自動車産業というのは実に裾野が広く、コロナやウクライナや円安の影響がとても大きいんですね。 そんな紆余曲折を経て、ついに今日が納車日でした。仏滅でしたが関係ありません。天気が良くて幸いでした。 7年間の苦楽を共にした先代の愛車を駆ってディーラーに赴き、帰りはピカピカの新車で自宅まで凱旋です。 先々代のときも思いましたが、愛車との別れの辛さは無情にも、新車を目にした瞬間に吹き飛ぶものなのです。 何から書こうかと思うぐらい書きたいことがありますが、まずは、EV特有の動力性能でしょうね、やっぱり。 EVと言えば低速からの太いトルクがウリですが、ハイブリッドとの違いはそのトルクがずっと続くことです。 停止状態から最大トルクが出るので、黙って急発進すると同乗者がムチ打ちします。注意が必要です。 なんにせよ、安全運転です。慣れない車なのでいくぶん緊張しつつ、春のドライブを楽しもうと思っています。 |
航空便の均一料金セール
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- 2023/02/27(Mon) -
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ANAが、全ての国内線路線で運賃が平日7000円、土日1万円均一となるセールを、明日から行います。
創立70周年を記念して昨年も同様のセールをしました。今回は第2弾です。 JALも似たようなセールをぶつけてきました。6600円均一で搭乗は6月末まで。発売は3/9からです。 ANAのセール期間は明日から2日間。対象となる搭乗期間は4/4〜5/31。ただし大型連休中は対象外です。 当然ですが販売座席数が限られます。路線や日によっては、すぐに売り切れるかもしれませんね。 路線を問わず7000円均一なので、もともと高額の長距離路線ほど割安となり、人気が集中することでしょう。 航空旅行ファンの中には、目的地は二の次で、「コスパ優先」で搭乗便を決める不思議な連中がいます。 ANAの機内誌『翼の王国2月号』にパラダイス山元氏が、「当日即決搭乗のすすめ」という文章を書いてます。 そこにも書かれているような、行き当たりばったりの飛び方をする人を「浮遊層」と呼ぶそうです。 行き先をルーレットで決めるようなゲーム感覚の旅行が実際に成立するのは、飛ぶこと自体が目的だからです。 あるいはもう少し広げて、空港が目的地と言ってもよいでしょう。 近頃の空港は、巨大な複合レジャー施設のようになっており、空港の外に出なくても長時間楽しめます。 熊本空港も、新ターミナルのオープンまであと24日となりました。これはホントに待ち遠しいですね。 私の旅程は未定ですが、とりあえず、このあと0時から、ANAのサイトにアクセスしてみる予定です。 コロナ禍も先が見えた(ような気がする)し、今回は「脳内旅行」では終わらないかもしれませんよ。 |
福岡空港は「門限」が厳しく、熊本は緩い
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- 2023/02/21(Tue) -
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羽田発福岡行きJAL331便が一昨日、福岡空港の「門限」を守れず、関空経由で羽田まで引き返した件。
だいぶ前にもJAL335便が、福岡の門限を守れそうになくて離陸を諦め、ついに欠航したことがありましたね。 あのときは「オーバーブッキング」が原因の遅れだったので、JALの運営ミスが問題視されました。 しかし天候不良が原因であれば、福岡空港への事前申請によって、門限過ぎの着陸が認められています。 なので一昨日も、事前申請を認められた他の4機は、22時を過ぎても福岡空港に着陸できたようです。 当該の331便は、天候不良で遅れたうえに福岡空港上空の混雑によっての遅延も重なった、不運なケース。 そのように報じられ、空港の運営があまりにも杓子定規じゃないか、という批判も出ています。 しかし実際には、JALに責任のある貨物搭載遅延もあり、門限厳守が絶対条件と確認の上で離陸したようです。 飛行中から雲行きが怪しくなり、先に羽田を発ったJAL機を追い越したりしましたが、間に合いませんでした。 Flightradar24で確認してみると、門限直前までは、通常の航路で福岡に向かってまっすぐ飛行しています。 それが突如、21時59分に宗像沖でグルッと一周旋回して壱岐方向に向かっています。着陸、諦めたんですね。 それから糸島上空で一気に高度と速度をあげ、羽田までの燃料が足りないのでまず、関空に向かいました。 最終的に羽田に着いたのは午前2時50分といいますから、乗客の皆様には疲労困憊&大迷惑な話です。 佐賀空港とか北九州空港に降りれなかったのか、という意見も出ていますが、諸事情で無理だったのでしょう。 今回の機材がA350-900という新型の大型機で、乗客が335人も乗っていたことも一因かもしれません。 そもそも佐賀空港はJALが就航していないし、北九州空港も小型機メインでキャパの小さな空港ですから。 大阪伊丹空港も門限が厳しい(21時)ことで知られますが、近隣に24時間運用の関空があるのが強みですね。 わが熊本空港にも21時半という門限がありますが、定期便の遅延の場合は離着陸OKのようです。よかった。 |
航空旅行はまず、空港旅行から
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- 2023/02/02(Thu) -
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航空大手の業績が発表されました。
2022年4月〜12月は、ANAホールディングスが626億円、JALグループも163億円の黒字でした。 国内外のビジネス需要やレジャー需要、国際線の接続需要も拡大してきたようです。 私も春ぐらいには大空に飛び立とうかと、念のため、予約だけは入れています。 直前に解約してもキャンセル料の安い「スーパーバリュートランジット」か「株主優待割引」での購入です。 「バリュートランジット」というのは、たとえば「熊本–札幌」を羽田や伊丹経由で飛ぶ「乗継運賃」です。 先週から制度が変わり、予約期間が大幅に拡大され、乗継設定便も増えました。たいへん便利でオトクです。 乗継空港で1,2時間ゆっくり過ごすのも良いですが、40分程度のタイトな乗継を「楽しむ」こともできます。 ANAの国内線乗継必要時間は、羽田35分、那覇30分、伊丹・関空25分、それ以外20分と決められています。 遅延で乗り継げなくなる可能性があり、翌日が仕事の場合は振替便でも当日中に帰熊できるプランが必要です。 乗継便が同一機材で運航されていれば、少々遅延しても、原理的には乗り遅れる心配がありません。 たとえば、乗継設定時間が35分か40分のANA Wingsの運航路線なら、同一機材はほぼ確実です(例外あり)。 私の場合、航空旅行の目的地はほぼ飛行機と空港なので、乗継に伴う特別な手続きや動線がけっこう好きです。 熊本空港新ターミナルのオープンも迫ってきました。一刻も早くコロナとインフルが収束することを願います。 |
爆破予告で緊急着陸
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- 2023/01/07(Sat) -
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成田から福岡に向かうジェットスター機が爆破予告を受け、セントレアに緊急着陸する事件が今朝起きました。
セントレアに緊急着陸なら私も経験がありますが、あれは急病人の救命のため。今回は犯罪に伴うものです。 爆破予告という脅迫行為は、それ自体は簡単でも、結果として極めて大きな迷惑(被害)をもたらします。 到底イタズラでは済まされません。犯人は厳罰に処され、莫大な賠償金が請求されるべきです。 乗員乗客を人質にとったのだから、一種のハイジャックと考えても良いいでしょう。ならば重罪ですね。 本物のハイジャックじゃないので死傷者は出ないはずですが、機体からの脱出時に負傷した人が5人いました。 乗客の誰かがショックで心臓発作を起こした、とは報じられていませんが、そのリスクもあったはずです。 空港で厳密な保安検査が行われているのは、機内での犯罪、とりわけハイジャックを防止するためです。 しかし考えてみると、今回のように実行犯が必ずしも搭乗していなくても、航空会社を脅せてしまいます。 であるなら、空港でのセキュリティチェックをどれほど強化しても、ハイジャックは防げないことになります。 本来はそういった脅迫を寄せ付けないために、乗客だけでなく貨物のチェックも完璧にしているはずです。 しかし貨物室に爆弾がある可能性を完全に否定できなければ、結局は、安全第一ということになるんですね。 今回の犯行の目的は不明ですが、電話一本で実行可能な犯罪としてはあまりにも重大。厳罰は必須です。 |
初日の出フライトと富士山
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- 2023/01/02(Mon) -
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初日の出。皆様は見ることができたでしょうか。わが家から見た朝日は残念ながら、雲に覆われていました。
阿蘇・大観峰からは、美しいご来光を拝むことができたようで、さぞかし荘厳な気持ちになったことでしょう。 航空会社各社は、毎年「初日の出フライト」を企画しています。 絶対に雲に邪魔されないので、いつも人気のようです。見た人の「報告」を今年もネットで読みました。 ANAの場合、羽田・成田・関空の3空港からそれぞれ1便が、富士山周囲を遊覧飛行しました。 羽田発着便は、朝5時半に離陸して富士山の南側を半円状に飛び、長野県南部上空の「観賞ポイント」到達。 機内の左右両方の乗客が窓から鑑賞できるように、そのポイントではぐるっと小さく旋回飛行したようです。 きっとその位置からは、富士山から登る神々しい日の出を、南アルプス超えに観賞できたことでしょう。 でもこういう遊覧飛行って、窓側か、せめて窓から2つ目の席でないと、ぜんぜんつまらないですよね。 当然ですが座席によって料金は大きく異なり、2万6千円〜8万2千円。 ボーイング787-8の3-3-3の横並び9席の、真ん中の3席が最安席なんですが、かなり微妙な鑑賞でしょうね。 いずれにしても贅沢な催しです。そして日本人は、初日の出を見るならどうしても富士山なんですね。 ところで、日頃から飛行機を予約するときって、富士山が見える側の席を選びたいですね、少なくとも私は。 なので羽田に向かうときは左側です。伊豆半島の先っぽ上空を飛ぶので、富士の全景を遠くから眺められます。 難しいのは羽田からの復路便。たいていは富士山のわずかに北側を飛ぶので、左側席だと間近に拝めます。 たまに、富士山のほぼ真上を飛ぶことがあって、眼下に巨大な火口を見ることができるので感動的です。 でも富士山の真上の、しかもわずかに南側を飛ぶことがなぜか多くて、この場合には右側席が正解なんですね。 |
ドローンの迷惑飛行には厳罰を
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- 2022/12/05(Mon) -
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ドローンの「有人地帯の目視外飛行」(レベル4)を認める改正航空法が、本日施行されました。
飛行ごとに国からの許可が必要ですが、住宅地などの上空でもドローンを自動運転で飛ばせるようになります。 十数年前にスマホが登場して一気に発展したように、ドローンも今後爆発的に普及が進むのでしょうか。 一方で、ドローンを使った犯罪やドローンに関連した事故や迷惑行為も、今後爆発的に増えそうです。 事故には至りませんでしたが、昨夜は那覇空港の近くでドローンの飛行が目撃される騒ぎがありました。 安全確認のため、同空港の離着陸が1時間半ほど見合わせられました。航空機利用者には大迷惑な話です。 幸い時間帯が夜遅かったので、影響を受けたのは、ANA4便とJAL1便など計7便だけで済んだようです。 目的地を変更した6機のうち、福岡から那覇に向かっていたANA1217便は、米軍嘉手納基地に着陸しました。 私も急病者の発生のためのダイバート経験はありますが、米軍基地に着陸するなんて普通あり得ないでしょう。 レアな体験ではありますが、実際には少々悲惨な出来事だったようです。むしろ、涙無しには語れません。 この便は、福岡空港を20時15分に出発して、那覇空港に21時55分に到着する予定でした。 ところがドローン騒ぎで那覇空港に着陸できず、沖縄南方の海上を細長くグルグル回って解決を待ちます。 最初は左回りに半回転、すぐに8の字に回って向きを変え、右回りに6回転、ついに諦めて嘉手納に向かいます。 機長からは「燃料が持たない」というアナウンスがあったようで、機内は静かな緊迫ムードだったはずです。 大変だったのはそのあと。嘉手納に22時42分に着陸した後、窓のシェードを下げさせられて機内待機。 降機なんてできるはずもなく、給油にも手間取り、那覇にむかって出発できたのはなんと午前4時28分。 乗客・乗員の皆様、お疲れさんでした。せっかくですから、乗り合わせた方はぜひネタにしてください。 |
新空港オープンまで、あと110日
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- 2022/12/03(Sat) -
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街中も観光地も、日本中のあちこちが賑わっています。今朝の羽田空港は6時頃から大混雑だったそうです。
ANAが11/29から12/1までの3日間、国内線全区間7,000円(搭乗日は1/5〜2/28)セールをしていました。 実際には、これに別の経費が加わるので、空港ごとに異なりますが7千数百円になっていました。 対応する座席数はあまり多く無いので、特定の路線や日付によってはすぐに売り切れたようです。 元々の運賃設定が高額な、概ね長距離の路線ほど、人気が集中したのは当然のことでしょう。 私も、熊本-羽田-石垣-羽田-熊本、という楽しげな予約を入れてみましたが、決済しなかったので流れました。 もちろんこれはコロナ禍ではおなじみの、旅程を具体的に計画して楽しむ「脳内旅行」です。 コロナ第8波を考えると1月・2月の旅行は抵抗がありますね。でも3月には「実践」できるかもしれません。 3月23日には、熊本空港の新旅客ターミナルビルが供用開始となります。これは行かなければなりません。 「新空港オープンまで、あと110日」と、今日の阿蘇くまもと空港のサイトには表示されています。 でも残念ながらその日は木曜日。なので翌日の休診日(金曜日)に、空港を「堪能」してみたいと思います。 なんならその日に飛ぼうかと、ANAのサイトで3月24日の便を見て驚きました。 マニアックな話で恐縮ですが、熊本-羽田間に「ボーイング787−8(通称78M)」が2往復も飛んでるんです。 これは中距離国際線仕様の機材で、現在国内線・国際線兼用として、主に幹線を飛んでいるヤツです。 熊本に来ることは希でしたが、どうやら来年3月17日からは、羽田との間を毎日2往復飛ぶようです。 このタイミング。どう考えても熊本空港新ターミナルへのご祝儀でしょう。コレは乗らなくては。 というわけで、朝から空港内を探索し、78Mで東京往復、帰熊後に空港で食事、という計画です(脳内)。 |
交通事故は、他人を巻き込むのが最悪
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- 2022/11/06(Sun) -
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車のアクセルとブレーキを踏み間違えて起きる事故が、あとを絶ちません。
少し前、フェンスを次々となぎ倒しつつ、それでも進み続ける車の事故を目の当たりにしたことがあります。 タイヤは激しく空転し、大きな音が鳴り響き、煙がモウモウと立ちのぼり、異様な臭気が立ちこめました。 駆け寄って運転席のドアを開けてみると、運転していた方はまだ、アクセルペダルを踏み続けていました。 運転中に急病を発症して意識を失った人が、交通事故を起こすケースもあります。 つい最近、そのような車の同乗者だった方から、恐怖の一部始終を聞きました。 暴走する車を助手席の人間がどのようにして安全に止められるのか、それが可能な装置が欲しいと思いました。 どのようなパターンの事故でも、何の落ち度もない歩行者や対向車が巻き込まれるのが最悪です。 その歩行者や対向車からすれば避けがたい災難ですが、諦めるのではなく、なんとか防御する必要があります。 運転の際には、前の車や歩行者や信号や標識だけでなく、対向車の挙動にまで気を配らなければなりません。 私は常にその意識をもって対向車の運転者を一瞥するのですが、携帯を見ている人をいまだによく見かけます。 ドラレコに証拠が写っているので、警察に通報してやろうかと思ったりもしますが、面倒なのでしてません。 スマホ利用で事故ったときには、「免停+1年以下の懲役又は30万円以下の罰金」という罰則が与えられます。 ですが事故らなければ、スマホ使用だけだと「3点+6カ月以下の懲役又は10万円以下の罰金」と軽いのです。 この罰則は、運転中にスマホを見たくも触れたくもなくなるぐらいに、もっと徹底的に重くしてほしいですね。 |
「運転免許更新」か「運転免許証更新」か
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- 2022/10/11(Tue) -
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「運転免許証の更新」という言い方が普通かもしれませんが、果たして更新するのは「免許」か「免許証」か。
更新するのは免許であって、その証(あかし)たる免許証じゃないんじゃないかと、私は思ってきました。 しかしこのたび熊本県公安委員会から届いたハガキには、「運転免許証更新のお知らせ」とありました。 う〜ん、たしかに、「運転免許証」は新しいものに切り替えられるので、「証」の更新にも一理ある。 最近は、ていうかだいぶ前から、更新期限は誕生日の1カ月後までです。 私の誕生日の1カ月後から逆算して、免許証を更新しにいくヒマがある最後の休診日が、じつは今日でした。 なので午前中のデスクワーク等を終えたら、すぐに美容室に向かいました。免許証の写真うつりのためです。 そして満足のいくヘアスタイルにしてもらった後に、そのまま運転免許センターに向かいました。 最大の難所はもちろん、免許証用の写真撮影です。毎回必ず不本意な写真になってしまいますから。 「マスクを外してください」「イスにすわって頭を後ろに付けてください」「赤い光を見つめてください」 立て続けにこの3つの指令を受け、なすがままに従っていたのでは、確実に、間抜けな顔になります。 なので今日の私は、体位、表情、覚悟が決まるまで、正面を向かない作戦で臨みました。 これは名案だと思ったのです。完璧に準備してから顔を上げ、ベストタイミングで撮影が行われましたから。 なのに、受け取った新しい免許証には、いつもと同じような中途半端な顔が写っていたのはなぜでしょう。 |
機窓の景色は、いつも素晴らしい
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- 2022/09/19(Mon) -
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東京や大阪方面から熊本に飛んで来た飛行機は、たいてい阿蘇の北側を西に進み、いったん有明海に出ます。
金峰山を回り込んで左回りにUターンして東に向きを変え、アクアドーム上空からまっすぐ空港に向かいます。 天気が良い昼間なら、西向きに飛んでいるときに、左側の窓(A席)から熊本空港の全体像がよく見えます。 面白いと思うのは、熊本空港って、まるで盛り土したように、そこだけが台地になってるんですよね。 その細長い「高遊原(たかゆうばる)台地」の上には、空港のほかにゴルフ場と自衛隊も乗っかかっています。 わざわざ空港の真横を西進し、いったん海まで行ってから戻るのは、時間と燃料のムダにも思えます。 おそらく、計器着陸装置(ILS)が西からの着陸(R07:東70度向き)用だからでしょう(個人の推測です)。 熊本空港は霧が多いこともあり、日本でも数少ない、最高レベル(CAT IIIB)のILSで運用されています。 そのILSの電波に乗るためには、ある程度の距離が必要なので、いったん空港からかなり離れるのでしょう。 航跡はしばしばアクアドームから空港まで正確な一直線であり、「自動着陸」かもしれません(個人の空想)。 ときに、風向きの関係か東側からの着陸(R25)に遭遇します。かなりレアなことで、景色がまるで違います。 しかしその場合でも、飛行機はいちど海に出てUターンし、戻ってきて空港を再び通過して、Uターンします。 これは、東から直接R25に向かうと、阿蘇山に接近しすぎるからだと考えられます(受け売りです)。 この、2度目のUターン前にはかなりの低空をしばらく飛ぶので、左側の窓からは自宅周辺がよく見えます。 チャンスがあればすぐ撮影できるように、離着陸時の私はいつも、iPhoneを構えっぱなしの大忙しです。 |
「水際対策」の緩和は、とりあえず日本人に朗報
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- 2022/09/07(Wed) -
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「水際対策」が、今日から緩和されました。
入国者数の上限が1日5万人に引き上げられ、入国時の陰性証明書もワクチン3回接種済を条件に免除されます。 外国人は、個人旅行はまだ認められずビザ取得も必要なので、日本への旅行者の増加は限定的かもしれません。 しかし、日本人の海外旅行や出張は、確実に活発化するでしょうね。むしろそちらの効果が大きいと思います。 昨日までは、外国を出国する前72時間以内に採取した検体による「陰性証明書」が必要でした。 その費用や手間以上に、万一陽性が出た場合には「帰国できなくなってしまうリスク」がありました。 これが出張であれば、帰国が大幅に遅れて出社できなくなっても、勤務先の理解は得られるかもしれません。 しかし旅行だと、各方面に多大なる迷惑をかけることになります。それが怖くてうかつに旅行できないのです。 とは言え、すでに果敢に海外旅行に出かけている方は多く、ネットでは楽しげな「旅行記」を目にします。 あるいは、帰国前にPCR陽性となった方の「悲報」も目にします。それも読む分には面白いのですが。 それが今日から、ほぼ自由自在に海外旅行に行けます。これは今年最大級の「朗報」と言えるでしょう。 ただし、私などは責任感が強いのではなく単に臆病なので、今はまだ海外に出かける勇気はありません。 コロナ禍の前年(2019年)に、4回も海外旅行(東南アジア3回、ハワイ1回)をしたのが嘘のようです。 そのかわり来年は「リベンジ」です。どこに行ってやろうかと、今のうちからウズウズしています。 |
誕生日にちなんだ「917便」で飛んでみる(案)
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- 2022/06/27(Mon) -
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コロナ禍が明けたら、「リベンジ旅行」に行くしかありません。
ちょうど私の誕生日(9月17日)ごろには、そうなっているはず。 思い起こせば、2018年も2019年も、誕生日には「バースデーフライト」をしたものです。 今年は3年ぶりなので、普通のバースデーフライトにはしたくない。何か、特別の趣向を凝らしたい。 で、思い付いたんですが、私の誕生日にちなんで「917便」に搭乗する、ってのはかいかがか。 早速、「ANA917便」を検索しましたが、残念。存在しません。 次に、「JAL917便」を調べると、ありました。羽田-那覇便ですね。打って付けじゃないですか。 羽田13:35発–那覇16:15着。では、その前後をつないでいきましょうか。これは私の好きなANAで。 熊本から羽田まで行く便はいくつか選べますが、熊本10:45–羽田12:25、あたりが良いでしょう。 問題は、那覇から熊本まで帰る方法です。那覇–熊本の直行便は15:20発なので、今回は使えません。 ANAで羽田経由だと、16:40の便に乗らなければなりませんが、那覇空港でJAL-ANA乗り継ぎ25分は厳しい。 那覇空港の場合、乗り継ぎ自体は同じフロアで簡単なのですが、規定されている乗り継ぎ時間は30分です。 そこを、アクロバティックに乗り継ぐのも航空旅行の醍醐味ではあります。でも乗り遅れるとややこしい。 ここは安全を考慮して、帰りは伊丹経由にしました。ということで、9/17の旅程(脳内旅行案)は次の通り。 熊本10:45–羽田12:25、羽田13:35–那覇16:15、那覇17:00–伊丹18:55、伊丹19:40–熊本20:50。 さて次は、シンガポール航空の「SQ917便」(マニラ–シンガポール)で妄想してみましょう。 |
「熊本-那覇便」もほぼ通常化
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- 2022/06/09(Thu) -
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ANAが、羽田空港を発着する国内線は、7〜8月の2か月間は減便を行わず通常運航に戻すと発表しました。
通常運航は2年4か月ぶり。7月からは臨時便も飛ばして、コロナ禍前を上回る運航便数になるそうですね。 私の好きな「熊本-那覇便」は元々1日に1便しか飛ばないので、これが欠航すれば「運休路線」となります。 2020年は、4月20日から8月まで欠航。お盆に少し飛び、9〜11月はほとんど欠航、年末から少し飛びました。 2021年は、1月6日から4月まで欠航、あとは連休中やお盆前後、9月と11月と年末に飛んだ程度でした。 今年は、1月に11日ほど運航した後、4月まで大幅減便したものの、5月は25日ほど飛ぶという復調ぶりです。 昼前後に飛ぶ熊本-那覇便(NH1867)と午後に飛ぶ那覇-熊本便(NH1868)の欠航はほぼ、同期しています。 ところが、今年2月に限っては、熊本-那覇便は2/11だけ飛び、熊本-那覇便は2/13だけの運航でした。 つまり2月の熊本-沖縄往復の旅行は、2/11出発の2泊3日限定だったということになりますね。なりませんか。 今月の運航状況を見ると、なぜか6/2と6/9の木曜だけ欠航しています。来週6/16(木)も欠航の予定です。 木曜日の需要が少ないと見込んでいるのか、週に1回だけ欠航する意味が分かりません。 那覇空港は軍民共用なので、自衛隊機のスクランブル発進をしばしば見かけます。私の好きな瞬間です。 コロナ禍前年の2019年には、国内線ターミナルと国際線ターミナルがつながり、空港の楽しみも増えました。 また翌年3月には、念願の第2滑走路の供用が始まりました。が、この頃からコロナ禍が始まったわけです。 感染者数が突出して多い地域なので、ついつい慎重になってしまいますが、夏には沖縄、行きたいですね。 |
半導体不足のおかげで、納車時期がまったく見えません
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- 2022/06/05(Sun) -
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白状しますと、某メーカーのバッテリー電気自動車(BEV)を、すでに予約しています。
比較的最近登場した車で、フル充電で約500km走るというので、そろそろ買ってもよいかと考えました。 自宅に充電設備が必要なので、外構業者と相談して、工事の計画も具体化しつつあるところです。 と、明るい話を書きましたが、実は今日になってディーラーから連絡が入りました。まだ、納期は未定だと。 そもそも、その車種の生産自体が現在ストップしていて、いつ始まるかもわからないと。その原因は、 (1)半導体不足:5Gやスマホで需要増だったところへ、新型コロナで各地の生産が打撃を受けた (2)ウクライナ問題:ウクライナやロシアが、実はさまざまな原材料を自動車産業に供給している (3)上海ロックダウン:部品等の製造・流通が止まった 半導体業界からすると、自動車産業など需要的には上顧客ではなく、供給が後回しにされてきたようです。 こうなりゃ熊本のTSMCでは、世界中の自動車用半導体を作りまくってほしいですね。 で、私の車の話に戻りますが、年内の納車は絶望的で、来年も確約はできないという厳しい雰囲気です。 生産予定車のモデルイヤーが変わると、さまざまなオプションに変更が出てきます。たぶん価格も。 すでに今日は、フロントグリルの色の変更を告げられました。ま、そこはむしろ、悪くない変更でしたが。 あまり延期されると、だんだんと購入意欲が削がれるのが、自分的には心配です。 なので心変わりを防ぐために(?)、ダイキャスト製ミニカー(1/18)を買って、毎日愛でているのです。 |
「ゲームチェンジャー」たるBEV、続々登場
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- 2022/05/21(Sat) -
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トヨタが、LEXUSブランド初のバッテリーEV(BEV)専用モデル「RZ」の詳細を発表しました。
先行する欧州車に比べるとあと一歩ですが、「1番バッター」として登場しただけのインパクトはあります。 ハンドルがいいですね。戦闘機の操縦桿を思わせるような異形。「ステアバイワイヤ」ってヤツですね。 グルッと回す必要がなく、少し傾けただけで電気信号によって車輪の向きが変わる、未来的な仕組みです。 F1マシンのステアリングも似ていますが、あれは小さな操作で大きな操舵角が得られるだけの従来型機構。 前にも書いたように、車輪を電気的に操舵するのであれば、ハンドルの形状なんてどうでもいいわけです。 それこそ、ジョイスティックでも、矢印キーでも、音声による命令でもかまわないはず。 で、レスポンスの良いダイレクトなハンドリングを追求すると、戦闘機スタイルということなんでしょうかね。 一方で昨日は、日産が軽自動車のBEV「サクラ」を発表しました。レクサス「RZ」とは真逆の方向性です。 キビキビ走るクリーンで静かでコンパクトな街乗り車というカテゴリーは、BEVの得意分野かもしれません。 いくらクリーンと言っても、その電気はどこでどうやって発電したのかと言う人がいますが、それはそれ。 街中に排気ガスをまき散らさないだけでも、十分に有意義です。発電のことは別に考えましょう。 先日の試乗後から、BEVが自動車の主役に置き換わる「ゲームチェンジャー」だと、私は確信しています。 あとは「いつ買うか」です。真っ先に手を出すか、少しだけ様子を見るか、機が熟すのを待つか。 デジタル機器(得にApple製品)だと私は「イノベーター」ですが、BEVは「アーリーアダプター」かな。 |
カッターナイフなんて持ち歩かないこと
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- 2022/04/26(Tue) -
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昨夕、那覇空港の制限区域内のラウンジでカッターナイフが見つかり、保安検査が1時間半停止した件。
どうやら、「カッターナイフを荷物に入れたことに気が付かないまま検査場を通過した」男性がいたようです。 そして、「持ち込んだことに気が付き、ラウンジのカウンターの上に置いた」と説明しているそうです。 何よりもまず、飛行機に乗るときのカバンに、最初からカッターなんて入れとくなよって話です。 それに加えて、カッターナイフ入りの荷物が保安検査を通過できたことは、大問題でしょう。 また最終的には、カッターナイフの持ち込みに気付いた時点で彼がとった行動が、間違いです。 制限区域内に存在してはならない「刃物」ですから、たとえ悪気はなくても、うかつに放置してはなりません。 保安検査場の出口に戻り、カバンの中にカッターが入っていたと申告すれば、単なる検査漏れで済んだ話です。 あるいは、カバンの中にカッターを入れたまま、知らんぷりして目的地まで飛んでもよかったのです。 彼の中途半端な行動によって、保安検査の手続きが1時間半にわたって停止し、出発便が大幅に遅れました。 17時50分発の福岡行きは定刻で出発しましたが、17時55分発の名古屋行きは20時27分に出発したようです。 約3年前に大阪伊丹空港で刃物を持った客が保安検査を通過し、多くの便が遅延・欠航する騒ぎがありました。 これは、金属探知機でみつかった刃物を係員が客に返却してしまうという、人的ミスの方が問題でした。 そう考えると今回も、X線検査で見えるはずのカッターを見落としてしまったという、一種の人為ミスです。 そこそこ手間のかかる保安検査なのだから、やるからにはキチッとやってもらわないと困ります。 |
とりあえず、充電インフラの猛整備を
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- 2022/04/20(Wed) -
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トヨタが今日、「レクサス」ブランドで初のBEV(バッテリー電気自動車)「RZ」を発表しました。
SUVタイプなので、私の好きなシルエットではありませんが、それでもフロントマスクはまずまずです。 当面、欧州や中国での販売が先行するのは、日本の「充電インフラ」の整備が遅れているためかもしれません。 でもそんなことを理由にできますかね。インフラ整備なんて、トヨタがその気になればあっという間ですよ。 2035年にレクサスの新車をすべてBEVにするといいますから、トヨタの「本気度」に期待します。 私などは最近、コロナ禍で楽しみが少ないこともあって、次に買うべきBEVの研究ばかりしています。 現時点では、あらゆる面で欧州のBEV勢に軍配が上がりますが、2,3年後なら国産車も追いつくことでしょう。 前にも書いたように、私の車遍歴では概ね、「クーペ」と「セダン」を交互に選んできました。 今は落ち着いたドライブに適した「セダン期」ですが、次はキビキビと走る「クーペ期」に戻りたい気分です。 昨年、あるBEVを試乗した際、ディーラーに納期を尋ねたら、2年待ちだと言われて驚きました。 コロナ禍が引き起こした半導体不足が原因ですが、いまはさらにウクライナ問題が追い打ちをかけています。 車が思うように作れないなら、今のうちに充電インフラを整備しまくったらどうかと思ったりします。 最新の「超急速充電器」を、全国にコンビニの数ぐらい(あるいはもっと)設置するなんてどうですか。 日本人って、いったん動き出したら速い(良い意味でも悪い意味でも?)国民でしょ? |
避難民の同乗、たったの20人ってどうなの
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- 2022/04/04(Mon) -
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「九州奪還!」と聞こえたので、テレビのテロップをよく見たら、「キーウ州奪還」でした。
今日はそんな感じで始めております。 「政府専用機で帰国する際、日本への避難を希望する人を乗せる」と表明した、ポーランド訪問中の林外相。 数百人の避難民を、飛行機一杯ギチギチに乗せて帰って来るのかと思ったら、20人程度ですか。何それ。 政府専用機の構造上、乗せられる人数は限られるのかもしれませんが、20人ではいかにも形ばかり。 座席が足りないと言うのなら、通路にマットでも敷いて、みなで座ればいいじゃないですか。 運航安全上の観点から、乗客はシートベルト付きシートに着席シナケレバナラナイ、なんて言わせませんよ。 私など、着席してないどころか、着陸の瞬間には通路にひざまずいていたという経験がありますからね。 避難民はしかも、林外相が乗る機体ではなく、予備機(副務機)に乗ると言います。 政府専用機は、不測の事態に備えて、原則として予備機が共に飛んでいることはよく知られています。 しかしそれならば、2機を最大限に使って、全部で1,000人ぐらい乗せられないものですか。 いや、20名程度しか、日本への避難を希望していないという話もあります。 日本が元々、避難民を受け入れたがらない(受入のハードルが高い)国だと、知られているのかもしれません。 |
電動航空機
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- 2022/04/03(Sun) -
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次に買うなら「BEV(バッテリー電気自動車)」だと、これまでに何度か書いてきました。
環境問題を意識しているのではなく、とくに例の試乗以来、その優れた「走行性能」に惹かれるのです。 低速から強烈なトルクで一気に発進する「加速感」は、例えるなら航空機の離陸時にも似ています。 で、思ったのです。「電気飛行機」って、あるんだろうかと。 あるんです!(川平慈英の声で)。 最近発売された、月刊『航空情報』(5月号)の特集が「電動航空機」だったので、即買いしました。 電動航空機って、研究開発が行われているだけでなく、すでに実用化されているんですね。電々知らなかった。 世界初の「完全電動飛行機」は、2年前に型式証明を取得した、スロベニアのメーカーの2人乗り小型機です。 一方で中大型機ではバッテリーの重さがネックになるので、開発が進むのはハイブリッドエンジンのようです。 これらの進化の過程は自動車と同じですが、航空機ではとくに重量が問題なので、開発はずっと困難でしょう。 でも、技術開発っていうのは、いつかひょんな所で、誰かが革新的・画期的な発見・発明をするものです。 バッテリーの出力密度(重量当たり出力)が飛躍的に高まれば、航空機は一気に電動化するかもしれません。 あのジェットエンジンの音が消えて、飛行機が静かな乗物になったとしたら、航空旅行自体が一変しそうです。 聞こえてくるのは風切り音だけでしょうか。きっとグライダーみたいな感じでしょうね。乗ったこと無いけど。 |
「北回り」にしても「南回り」にしても、いったいいつ乗れるのか
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- 2022/03/08(Tue) -
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ANAが、「第3ブランド」として、中距離国際線の航空会社「Air Japan」を立ち上げました。
フルサービスのANAと、LCCのピーチの中間に位置し、両者の「良いとこ取り」を目指すといいます。 中途半端と言われることのないよう、お願いします。 もともと「エアージャパン」はANAブランドでの運航も行っているので、今後は2ブランドかけもちです。 そんなことする余裕あるのか。それこそ、虻蜂取らずにならないかと心配になります。 ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、航空各社はロシア領空を避けるルートに切り替えています。 日欧間路線では、JALは「北回り」、ANAは「南回り」の、いずれも遠回りを余儀なくされました。 JALの北回りは往年のルートですが、昔のようにアンカレッジには寄らず、グリーンランドの真上を飛びます。 逆にこんなルートは今しか飛べないかもしれないと、一部航空ファンがいま、かなり熱くなっています。 ANAの南回りはトルコ経由です。ANAはイスタンブール線を持ち、トルコ上空の飛行許可を得ています。 一方でJALはトルコは未就航なので、領空飛行許可を得るのが面倒だといいます。 いずれにしても飛行時間はかなり長くなってしまいますが、航空旅行が好きな方には苦痛ではないでしょう。 グリーンランド上空とか、トルコ・中央アジア上空など、ロシア上空よりもずっと面白そうじゃないですか。 と言っても、いったいいつになったら国際線に乗れるのでしょう。しばらく実現しそうな気がしませんね。 |
電気自動車の回生ブレーキ
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- 2022/03/04(Fri) -
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愛車の点検でディーラーに行ったついでに、EVを試乗させてもらいました。メーカーの最新モデルです。
前回の試乗(他社)でBEVのトルクフルな加速性能は経験済みだったので、さほど感動はありませんでした。 しかしその「回生ブレーキ」の利き具合には驚きました。ていうか、まったく好きになれませんでした。 それは日産リーフなどの「e-Pedal」と同様の、「ワンペダル」操作が可能な仕様の車でした。 アクセルから不用意に足を離すと、強烈な回生ブレーキがかかり、そのままだと車が停止します。 要領が分かれば、アクセルワークだけで加速も減速も自由自在、となるわけですが、どうにも慣れません。 たとえば私は、次の交差点の信号が赤なら、アクセルから足を離してしばらく「空走」するのが好きです。 そのまま走って、交差点に到達する頃にちょうど信号が青に変わらないかなと「空想」したりするのです。 いまの愛車はエンジンブレーキが極端に弱いので、ほとんどニュートラルに近いぐらいに空走します。 かつてマニュアル車に乗っていた頃には、交差点前では実際にギアをニュートラルに入れて走っていました。 そんな私の「空走趣味」を、回生ブレーキが邪魔するのです。それどころか、ワンペダルでは空走は不可能。 その点、前回試乗したBEVは、エンジンブレーキ的な意味での回生ブレーキは、ほとんど利きませんでした。 なので減速するときは、ブレーキペダルを踏むわけですが、実はこれが、回生協調ブレーキなんですね。 ブレーキペダルを踏んだ時に作動するのは回生ブレーキで、油圧ブレーキは通常は作動しないのだそうです。 私には、こっちの方が合ってます。減速したければブレーキペダルを踏む。その癖を失わない方がいい。 ワンペダルに慣れてしまうと、急ブレーキが必要な緊急時のペダル操作を誤りそうな気がしてなりません。 |
「新千歳難民」のために「混雑欠航」
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- 2022/02/24(Thu) -
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北海道では、大雪の影響でJRが止まり、昨夜は新千歳空港に大勢の人が取り残されてしまいました。
空港内に人々が滞留し、一部雑魚寝しているニュース映像を見て、数年前の「成田難民」を思い出しました。 あの時は、空港そのものは通常通り機能しているのに、台風の影響で成田周辺の陸路が塞がれていたのでした。 空港から誰も出られない状況では、同時に、空港に行きたくても行けなくなります。 その日私は、羽田から9時間かけてもついに成田にたどり着けず、成田発の国際線に乗り継げませんでした。 今回、新千歳空港の除雪は完了したものの、JRの線路や高速道路の除雪がなかなか進まなかったようです。 陸の孤島と化した空港には、多くの受験生を含む7千人が取り残され、空港内に留まることになりました。 この新千歳難民の拡大を防ぐため、国交省航空局は航空会社に、新千歳行き航空便の出発停止を要請しました。 それに基づきANAは、昨夜の羽田–新千歳便を4便欠航しました。いわゆる「混雑欠航」です。 しかし同時に、新千歳から羽田への上り便は飛ばして、新千歳難民の解消にも貢献したとのこと。 では、下り便は欠航して上り便だけ運航するための「機材繰り」はどうしたのか、って話ですよね。 実は、欠航したはずの下り便は、乗客を乗せない回送で4便飛ばしたらしいですね、機材繰りのために。 今回実施された「一方向ピストン輸送」は、空港難民を救済するためにはとても有効だと思います。 成田難民のときにもその発想で、成田–羽田間の「シャトル運航」をしてくれたら良かったんですけどね。 |
環境はもちろん、楽しいことが何より大事
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- 2021/12/15(Wed) -
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トヨタの昨日の発表の衝撃が尾を引いてます。どうして今、いきなりEVに舵を切った(ように見える)のか。
「カーボンニュートラル」を掲げてはいますが、それはあくまで、企業としての姿勢(方便)にすぎません。 もしそれが唯一の目的なら、街乗りに便利な、静かでキビキビ動く小型EVの開発に重点を置くはず。 空気も汚さないし騒音も出ない。街中なら充電スポットも作りやすい。絵に描いたような未来の車社会です。 ところがトヨタは、高級車セグメントへの導入を先行させ、まずレクサスを完全EV化すると発表したのです。 「今までのトヨタのEVには興味がなかった。そして、これから作るEVには興味がある」と豊田社長。 豊田社長といえば、レクサスのテストドライバーの頂点である「マスタードライバー」です。 EVの「レクサスRZ」を彼が運転する動画を見ていたら、謎が解けました。この人は運転が大好きなんですよ。 アクセルを踏み込んで、子どもみたいに「何コレ、別世界。ホーッ!」なんて叫んで大喜びしてるんですから。 つまりEVの、スポーツカーとしての高い性能と楽しさを再認識したのです。彼は次のように言っています。 「環境にもいいよ、だけど楽しいんだよ、乗ってよ!という車を是非、『Z』というブランドでやってほしい」 「排ガスゼロ」の意味とは言え、「Zというブランド」なんて口走っちゃって、日産が怒りませんかね。 |
トヨタがついに、電気自動車へシフト?
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- 2021/12/14(Tue) -
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トヨタが今日、BEV(バッテリー電気自動車=狭義のEV)を大々的に発表しました。これには驚きました。
BEVへの移行が欧州メーカーより遅れていたのは、ハイブリッド車(HV)の成功体験のためだと言われます。 「BEVのみならず、HV、プラグインハイブリッド(PHV)、FCV、水素エンジンなど、“全本位”で臨む」 そう言い続けてきた豊田社長の言葉がこれまでは、未練がましく聞こえていました。 しかし何のことはない。BEVの開発はしっかりと進めてきてたんですね。そして絶好のタイミングで売り出す。 豊田社長も本心では、HVやPHVが過渡期の車だとわかってはいたんですよね。 2030年までにBEVを30車種展開し、レクサスブランドでは2035年にはBEV100%を目指すといいます。 これだって欧州などのメーカーの二番煎じではありますが、最後に勝てばいいということでしょう。 今後は電動化に対して8兆円投資し、そのうち半分の4兆円をBEVに投資するといいます。 少し出遅れたものの、こうなりゃ圧倒的な資金と開発力で世界の潮流に追いつき追い越すつもりなのでしょう。 ただ、今日発表された車のデザインが、あと一歩パッとしませんね。 ステレオタイプの未来形とでも言うのか、「未来感」を出そうとする余りにワンパターンなのです。 例外的に、スポーツタイプのコンセプトカーは、まずまずの出来。しかも0−100km2秒台前半を目指すとか。 まあ、豊田社長ならそこまでやるでしょうね、意地で。出遅れたけど挽回力は凄いのです。 |
最愛の車に乗り換える時が来たかも
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- 2021/11/22(Mon) -
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高齢者ドライバーが起こした悲惨な事故のニュースを見て、憤るだけでよいのかと、自問自答しています。
体力も反射神経も認知機能も、どんどん衰えていくのは自分も同じ。他人事ではないのです。 そうなったら早々に免許を返納すべきだ、と言って済む問題ではありません。 そんな思いで、「安全運転寿命を延ばすレッスン」(松田秀士著)を読みました。 著者は私よりも6歳年上の、プロレーシングドライバー兼カージャーナリスト兼浄土真宗本願寺派の僧侶です。 書いてあることは、概ね当たり前の内容なのですが、なるほどと思ったフレーズを挙げると、 「速さではなく上手さを競う楽しさ」→正確な運転に徹する 「自分自身の運転を俯瞰して見る」→運転の善悪を素直に見つめ直す 視力や体力の鍛錬法や、予知運転や最新技術についても詳しく書かれていますが、私が惹かれたのは、 「どうせなら人生最後の愛車ともっと『仲良く』付き合ってみよう」という提案です。 50歳の時に私は、それまでのセダンからクーペに乗り換えました。 60歳になるまで乗ろうという思いで、ナンバーを「50-60」にしました。 ですが諸事情あって55歳の時にまた、セダンに戻りました。いま乗ってる愛車です。不満はありません。 不満はないのですが、その落ち着いた車のままで良いのだろうかと、最近思い始めたのです。 運転能力(体力も反射神経も認知機能も)のあるうちに、「乗りたい車」「最愛の車」に乗りたいと。 というわけで、またクーペ熱が再燃してきたのです。しかもどうせなら電気自動車(EV)ですよね。 |
人々が動き始めました
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- 2021/11/20(Sat) -
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世の中、あちこちが混み合ってきているようですね。国内移動も活発化しています。
私などはすぐ、空の便はどんな具合だろうと、思ってしまいます。空(から)の便(べん)じゃないです。 Facebookなどで見てみると、今日の羽田空港も激混みのようですね。朝の6時ごろから、随所に長蛇の列。 保安検査場通過は出発時刻の20分前まで、というのが通常の規定ですが、今日は40分前との案内だったよう。 ご存じのように羽田の第2ターミナル(国内線)には、A〜Dの4つの保安検査場があります。 そのほかに、PREMIUM CHECK-INが2カ所、SUITE CHECK-INが1カ所あります。 最上級ステータス専用のSUITE CHECK-INが、皮肉にもいまいちばん混み合っているようですね。笑えます。 これら7カ所の検査場のうちA・B検査場にだけ、最先端の「スマートレーン」が導入されています。 スマートレーンでは、手荷物のカバンから、パソコンやペットボトルなどを取り出す必要がありません。 特大のトレイに、カバンと上着を全部いっぺんに乗せればOK。なので行列が最も短い検査場です。 昨日今日は、遅延やオーバーブッキングもひどかったようですね。とくに羽田–伊丹便は、軒並みオーバー。 最終的には満席にはならないだろうと予約を詰め込んだら、キャンセルが少なくてオーバーになるわけです。 利用客がコロナ禍前の混み具合に戻るペースが、航空会社の予想を上回っていたということでしょうか。 オーバーブッキングが出た時は、搭乗口の前に「ご搭乗便変更のご協力について」という掲示が出ます。 その下の方に、後続便などへの振替に協力すれば1万円か7500マイルあげるよ、的なことが書いてあります。 なかには、この協力金(マイル)目当てに、オーバーブッキングしそうな便を予約する強者もいるとか。 |