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工事のおかげでデスクスペースが出現
- 2023/11/20(Mon) -
大規模工事を控えた院長室は、昨日までに書類やファイルや書籍の移動(一部廃棄)が終わっています。
今日は診療終了後に、電子カルテのサーバーを含むすべてのパソコン(すべてMac)の室外搬出を行いました。

電源とネットワークと周辺機器との接続ケーブルを外す際には、後の再接続を考慮して目印を付けておきます。

そんなことたいしたことじゃなでしょうと思ったアナタ。それはパソコンは2,3台ならそうです。
ところが院長室にはなんと、12台のMacが存在し、そのうち5台が稼働中なのです。
ネットワークは2系統。電カル専用の院内LANには、サーバーと予備サーバーの2台が常時接続中。
インターネット接続のMacは3台。そのうち1台は、銀行や国税庁やカード会社との接続専用にしています。

じゃあ、稼働していない残りのMac7台は何してるの?ってことですね。
そのうち3台は古いOSのMacで、そのOSでなければ起動しないソフトウェアのための、専用のMacです。
残りの4台は・・・すべて故障したMacです。ゴミ箱型のMac Proを含む、思い出のMacたちなのです。

すべてのMacと周辺機器を移動させると、壁際のデスク上にはゴミとホコリと広いスペースが出現しました。
開院以来16年ぶりに見る、長さ約4メートルの長大なデスクスペースです。
これまで、その大半を物置のように使ってきて、実にもったいないことをしました。
工事後は、そのデスクの全長をすべてデスクとして使うという、究極の作業空間を構築したいものです。
さてさて、工事完了後が楽しみです。

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キャンセルをキャンセルしたらキャンセル出来ない
- 2023/11/04(Sat) -
「キャンセルしますか」と問われたので「キャンセル」ボタンをクリックしたら、無限ループが始まりました。
昨夜私はあるサイトで、このループを2周回りました。たぶん疲れてますね。

「インストールしますか」→「インストール」と、「キャンセルしますか」→「キャンセル」では、大違い。

そもそも、キャンセルを確認する画面で、「キャンセル / OK」という2択が、紛らわしくて不親切なのです。
そこで「キャンセル」を選ぶと、キャンセルをキャンセルすることになり、結局キャンセルできないのです。

この場合は、「キャンセルを中止する / キャンセルを実行する」という選択肢にすべきです。

私が使っている電子カルテは、「上書きします」という確認画面で「OK」しか選べない場面があります。
最終確認を求められているのでしょうけど、OKしか選べないなら、そんな確認は無用です。
仮にその時に「あ、上書きダメ!」と気付いてもOKボタンを押すしかなく、きわめて屈辱的で不愉快です。

こういった、フォームのデザインとか言葉選びって、ほんと、設計者のセンスが出ますよね。

本当にストレスなく入力できる、利用者目線で作られたフォームにも、たまに出会います。
選択肢の配置順や何をデフォルトにしているか、ボタンの形や色彩まで、細かいところに気配りを感じます。

ですがその逆の、おバカで不親切で腹の立つフォームの多いこと多いこと。
とくに問題なのは、何十回も何百回も入力を繰り返すような、データ入力フォームの出来不出来です。
たとえば「HER-SYS」の、とくに初期バージョンがそうでしたね、だんだんと洗練されてはきましたが。
こういうフォームの設計はいちど、ゲームのデザイナーとかに監修してもらったらどうですかね。

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Apple Watchを着けているのはおもに、外出中と睡眠中です
- 2023/10/29(Sun) -
いま使っているApple Watchは、2019年の12月に購入した「Series 5」。私のWatchでは2代目です。
その翌年から世界がコロナ禍に突入。手首の消毒のため私は仕事中の装着は控えるようになり、今に至ります。
Watchを着けているのは通勤中と休診日と、それから夜間睡眠中に不整脈監視のために使っています。

そのApple Watchが、昨夜突然、画面が真っ暗になりました。何も表示されない状態になってしまいました。

職場から帰宅後、いつものように充電器に乗せると充電中のマークが出るはずなのですが、出ません。真っ暗。
トントン叩いて振動を与えても、Digital Crownを押しても、真っ暗なままです。故障?それとも、寿命か?
試しにサイドボタンを押してみると、ブルブルっと震えて、まだ生きてるぞ、と教えてくれました。

私はしかし薄情にも、Apple Watchの買い替えなどを考えて、妄想を膨らませ始めてしまいました。
明日の朝も真っ暗だったら、それはもうしかたない。明日は、新Watchの選定作業をすることにしようと。

でも夜中になってふと、Watchの蘇生について、なにも努力をしていなかったことに気づき、後悔しました。
明日の朝いちばんに、Appleのサイトで調べて、何か処置を試みてみよう。諦めるのはそれからだ。などと。

で、今朝。Appleのサポートサイトに「Apple Watch 真っ暗」と入力。似たような事例がすぐ出てきました。
そこには「画面スリープ」を解除せよとあります。まず手首を起こせと。

いやいや、そんな簡単な話じゃないのですよ。まあとりあえず、手首にはめてみますけど。
Watchを充電器か取り上げ、手首に巻こうとした瞬間、驚いたことに、画面が点灯しました。

「はい、どうも〜」という感じでいつもの画面が出て、次にパスコード入力画面に切り替わりました。
ありゃま。普通に元気じゃん、このWatch君は。いやいや。見捨てようとして、申し訳なかったね。

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機種変更前のiPhoneバックアップ
- 2023/10/19(Thu) -
「iPhone 15 Pro」の設定を済ませた話は先日書きましたが、話が前後しますが今日はその準備の話。
データ移行に備えた旧iPhoneのバックアップについて、どなたかの参考になるかと、覚え書きしておきます。

(1)旧iPhone(今回はiPhone 13 Pro)のOSを最新にしておく
何か重要なことをする前には、まずコレですね。使用中のiOS 16のうちでは最新の、16.7.1に更新しました。
先月出たばかりのiOS 17にはしませんでした。iPhone13で使う場合には、17が最善とは限らないからです。

(2)Mac(自宅のMacBook Pro)のOSを最新にしておく
バックアップの受け手も最新にするのが鉄則。現有のmacOS Big Surのうちで最新の11.7.10に更新しました。
最新は本来macOS Sonoma(14.0)ですが、そこまではしません。新しすぎて動かないソフトがあるので。

(3)MacにiPhoneのバックアップを作る
iCloudバックアップは時間がかかるし応用が利かないのでやりません。完璧なバックアップはMacに作ります。
以前はiTunesを使って作業していましたが、最近のmacOSにはそもそもiTunesというソフトが存在しません。

iPhoneは、Macとケーブルで繋ぐと外部デバイスのようにサイドバーに現れるので、それを選べばOKです。
「iPhone内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」から「今すぐバックアップ」へと進みます。
このように、MacとiPhoneは容易に自然に連携します。iPhoneユーザなら、パソコンはMac一択ですよね。

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「iPhone 15 Pro」到着
- 2023/10/14(Sat) -
「iPhone 15 Pro」が、発注からちょうど4週間でやっと届きました〜。「チタンブルー」が鮮やかです。

「軽い!」というのが第一印象。手に持つと衝撃を受けるほど軽いですね、このチタンボディーは。
でも実を言うと、ケースに入れたiPhone 13 Proと裸の15 Proを比べたので、余計にそう感じたのでした。
カタログ上は、13 Proは203g、15 Proは187g。約1割軽くなってます。いやまあ、たった1割ですけどね。

「USB-C」待ってました〜。「USB 3」対応なのでデータ転送も早い(はず)です。
「ケーブルだらけの日々は、もう終わりです」と言うAppleさん。ケーブルだらけはアンタのせいじゃないの。

「アクションボタン」という物理ボタンが付きました。とりあえず私はカメラ起動などに使いましょうかね。
Appleはボタン類の少ないデザインを好むはずですが、敢えて搭載するからにはよほど便利なのでしょう。

「iOS 17」もいいですね。これは旧iPhoneにもインストールできますが、新機種でこそ真価を発揮するはず。
ロック画面でも真っ暗にならない「常に画面オン」の設定は、私には地味に嬉しいですね。
バッテリー充電は「上限80%」を設定できるので、旅行時などを除いて日頃は、その設定でいきましょう。

とりあえず今夜はまず、旧iPhone(13 Pro)からのデータ移行(復元)作業を行いました。
Apple IDやWi-Fiなど最小限の設定をした後に、Macに接続して、データの復元を行いました。
データだけでなく、すべてのアプリとその設定も復元するので、結構時間がかかります。
たいていのアプリはそのまま立ち上がりましたが、銀行やカード系などはログイン作業をやり直しです。

この作業を夜になって始めてしまったことに、いま後悔していますが、途中でやめるわけにもいきません。
そんなわけで、新しいiPhoneを明日から使えるよう、頑張っております。いったん寝ます(つづく)。

(追記)さきほどの投稿直後に設定完了。SIMカードも入れ替えて、通話まで確認できました(やれやれ)。

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バッテリーは、なるべくフル充電しないこと
- 2023/09/27(Wed) -
iPhone 15はまだ手元に届いていませんが、私はそのバッテリー保護機能にも期待しています。

これまでのiPhoneでもMacでも、充電の最適化機能はすでに備わっています。
寝る前に充電を始めると、80%まで高速充電した時点で保留状態に入り、充電がいったんストップします。
夜中に目が覚めたときにチラッとiPhoneを見ると、たいてい充電が80%で止まっています。
そして私の起床時刻までに、ゆっくりとフル充電してくれます。日頃の私の充電状況を学習しているのです。

リチウムイオン電池はフル充電によってダメージを受けるので、充電し続けないようにするわけです。
しかし80%を超える充電がすでに、バッテリーを傷めるらしいので、できれば80%で止めておきたい。
なので私は、たまたま夜中に80%充電で待機中のiPhoneに気付いたら、いつも充電器から外しています。

そのように気をつけてきたのに、私のiPhone 13 Proのバッテリーは、最大容量83%にまで劣化しています。
これはもう交換の目安と言われる数値じゃないですか。2年ちょうどでコレって、使い方が悪いのでしょうね。

iPhone 15では、充電上限を80%に設定することができます。これなら、うっかりフル充電が防げます。

実は電気自動車(EV)の充電では、たぶんすべての車で、すでにこのような仕組みになっていると思います。
私の愛車の場合、充電の目標値を自由に設定できますが、デフォルトは80%なので、その設定のままです。
よほど遠乗りするときだけ、フル充電することになりますが、まだそんな充電をしたことがありません。

EVのバッテリーは原則として交換ができません。劣化させたら航続距離がますます短くなってしまいます。
しかもiPhoneと違って、車は5〜10年間使い続けるもの。なのでバッテリー保護は、切実な問題なのです。

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「iPhone 15 Pro」予約しました
- 2023/09/21(Thu) -
「iPhone 15」の予約受付が9/15から始まっていますが、皆様、予約はお済みでしょうか。

かつて私は毎年iPhoneを買い替えていましたが、最近はペースダウンして隔年更新となりました。
前回は2年前。なので今年は、その更新年なんですね〜。待ってました〜。

現在、iPhone 13 Proをメインで使用し、iPhone 11 Proは通話以外の用途で、使っています。
電話として使えるのは「13」だけなので、厳密な意味での「2台持ち」ではありませんね。
しかし、スマホは通話以外の機能が豊富なので、いつも2台を持ち歩いていると、いろいろ使えて便利です。

「11」の方は通話料がかかりません。カメラ、音楽、メール、メモ、メッセンジャー等に使っています。
常時「機内モード」にしているので、バッテリーはあまり減りません。メール等はWi-Fi環境でのみ使えます。

15日の朝に予約すべきところを、諸事情あって16日に発注したら、届くのは来月中旬頃になりそうです。
「15」が届いたら「13」との2台持ちとなり、「11」は書斎の所定の位置に陳列されることになります。

本来であれば、前機種を下取りに出した方が節約になるのですが、Apple信者なのでそんなことはしません。
それに、有事の際(「13」が故障した場合)に出動するための「予備役」でもあるのです。

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創作活動はどうなる
- 2023/06/26(Mon) -
生成AIの進化が速すぎてついていけませんが、もう、しょうがないですね。
文章やイラストだけでなく、声や動画も作り出してしまいます。

人の声を真似て自由にしゃべることもできるので、オレオレ詐欺などに悪用されないことを祈るばかりです。
早晩、AIの声と本人の声が聞き分け不可能なレベルになることは間違いありません。

『サザエさん』の登場人物のマスオさんの声にはいまだに慣れませんが、今後はその心配も無用ですね。
前のマスオさんの声をAIに学ばせれば、今後どんなセリフでも増岡弘氏の声で吹き替えできますから。

こうなるともはや、声優全員失業です。彼らは今後、音源提供料で稼ぐしかありません。
それどころか、俳優も失業ですね。動画だって本物そっくりになるでしょうから。

あとミュージシャンね。歌唱も楽器演奏も、AIがその音楽家に酷似のパフォーマンスを見せてくれるでしょう。
作詞作曲だってAIがやってくれるし、AIが歌ってAIが音を付けるので、もう音楽家なしで楽曲が仕上がります。

クリエイティブな作業は人間にしか出来ないと、つい数年前まで思って来ましたが、違いましたね。
人間の創作活動だって、自分の経験や見聞きしたことを元にした応用作業であり、結局、生成AIと同じです。
むしろ生成AIが「見聞きした」情報の方がはるかに大量なので、創作活動の幅も人間とは比較にならないはず。
この流れ、残念ながらもう誰にも止められません。人間にしかできない創作活動って、あるんでしょうかね。

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「Apple Vision Pro」登場
- 2023/06/06(Tue) -
Appleのカンファレンス「WWDC23」で、MR(複合現実)ヘッドセット「Vision Pro」が発表されました。
クックCEOが得意げに「One more thing...」と紹介を始めたやり方は、ジョブズから受け継いだ伝統ですね。

ずっと噂&期待されてきた製品で、今回こそ間違いないだろうと、その登場がほぼ確実視されていました。
夜更かしして今日午前2時のWWDC開幕を待っていましたが、1時にギブ。Apple信者としては情けないです。

「ウェアラブルなMacBook」と形容されています。単なるゲーム用ゴーグルではないのです。
Mac用の純正アプリがすべて搭載され、iPad、iPhone、Macですべて同期されるそうです。でしょうね。
視線や手のジェスチャーや声で操作し、手元のMac用の超大型ディスプレイとして使うこともできると。

装着者の顔が外から「見える」のも、特徴のひとつです。表情や視線がつかめるので、孤立感がないのだとか。
透けてるのではなく、利用者の表情の映像が外側のディスプレイに映るのです。「EyeSight」というそうです。

もちろん、巨大なディスプレイと空間オーディオサウンドで、映画なども楽しめることは間違いないでしょう。
生体認証は「虹彩スキャン」です。ゴーグル型機器なら楽勝でしょうね。

「Macがパーソナルコンピューティングを、iPhoneがモバイルコンピューティングを切り拓いてきたように」
とクックCEOが強調するのは、「Vision Proは空間コンピューティングを切り拓く」のだそうです。

デザインはまあ、ごっついゴーグルですけど、わりと洗練されています。とりあえず欲しいです。
ですが価格が約50万円ですからね。世の中を変えるほど売れるんでしょうかね。

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パスワードの保管法は、究極的には紙ベースなのか
- 2023/06/01(Thu) -
いろんなサイトに会員登録していると、IDとパスワードの管理が大変ですね。
20年ぐらい前まで、私はひとつのパスワードで全部使い回していましたが、そんなことしちゃダメです。
それぞれのサイト毎に複雑なパスワードを考え、しかも忘れないようにしなければなりません。面倒な話です。

全部メモアプリに記録しておいて、そのメモを厳重に管理する、っていうのが現実解かと思っています。

何かのサイトに新規登録してパスワードを作るとき、最近私はダジャレを多用しています。
そのサイトから連想したアホなギャグをローマ字表記して、文字を並び替えたり数字を入れ込んだりします。
変ちくりんでバカかと思われるようなパスワードなので、誰にも見せられません。

いまはパソコンやスマホがパスワードを自動入力してくれるので、どれだけ複雑でもかまいません。
しかしたまに、ブラウザの設定を変更したりすると、久々にパスワード入力を求められてドキドキしますね。
二段階認証にしていると、SMSで認証コードが届きますが、それはまだマシな方です。
メールでコードが届くサイトの場合、それはしばしば迷惑メールに分類されてしまったりしますから。

いつも心配している最悪な局面は、MacやiPhoneのトラブルです。
全パスワードを管理しているメモアプリが、どうしても開かないとか、メモが消えていたらどうしようかと。
それが心配で別のアプリでもパスワードを記録保存しているのですが、iPhoneがトラブったら同じこと。
結局は、もっと物理的な(原始的な)方法でもパスワードを保管しておくべき、ということなのでしょうか。

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「マイナポータル」で確認を
- 2023/05/23(Tue) -
マイナンバーカードは、「公金受取口座」についても、「紐付けミス」によるトラブルが報じられました。

先日から問題になっているマイナ保険証と同じで、紐付け作業時の人為的ミスが原因と考えられています。
人間のすることですから間違いは起きます。それを効果的にチェックする仕組みが必要です。

以前も書いたように、マイナ保険証の「紐付け遅れ」も、相変わらずひどいですね。
某共済組合のマイナ保険証が、資格取得から50日たっても紐付けられていないケースに最近遭遇しました。
もしかすると、紐付けミスではなく「紐付け忘れ」あるいは「紐付け放置」かもしれません。

そんな状況ですから、自分のことは自分で守らなければなりません。
そこで、自分のマイナカードに紐付けられた情報が正しいか、「マイナポータル」で確認してみました。

マイナカードを読み取ってログイン。え〜っと、「わたしの情報」から入ればよさそうですね。
「健康・医療」の中にありました、「健康保険証情報」。うん、私の保険証のようです。よかった。
「年金関係」には、細かい数字が出ています。その内容が正しいかどうかは、ちょっとわかりません。
そのほかにも、色んな情報が紐付けられてますね。これも膨大な手作業の成果なんでしょうけど。

なお、このマイナポータルって、うっかりするとすぐログアウトしてしまうので、イラつきます。
再ログインのたびに、マイナカードを読み取らせなければなりません。生体認証と連携できたらいいのに。

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マイナ保険証の「紐付け間違い」
- 2023/05/13(Sat) -
マイナ保険証に他人の情報が登録されていたという「紐付け間違い」事案が、波紋を広げています。
健康保険の運営者のデータ入力ミスが原因だそうですが、同様のケースが7,300件余り確認されたとのこと。

個人情報の根幹に関わるマイナンバーカードでも、事務作業のうっかりミスで、こんなことが簡単に起きます。
世の中は大騒ぎになっていますが、でも私に言わせるなら全然想定内。予想通りの出来事です。

どんな情報であれ、データ入力には手作業が介在します。所詮人間のやることですから、どこかで間違います。
もちろん、チェックシステムを改善すべきですが、どっちみち人為的ミスを完璧に防ぐのは無理でしょう。

医療機関は、マイナ保険証をオンライン資格確認システムのリーダーに通すことで、患者情報を取得します。
資格の有無のほかに保険証情報等を取得できるわけですが、それも大元の情報が正しいことが大前提です。

当院でも、紐付けの間違いではないですが、紐付けの遅れによって誤情報が表示されたことがありました。
保険証の「切り替え」後に情報が更新されるまで10日間を要した事例として、以前書いた通りです。
関連部署の事務作業が追いつかないでしょうから、リアルタイムでの情報更新など原理的に無理でしょうね。

マイナ保険証のセキュリティの強さや正確さや利便性も、運用次第で台無しになるということです。

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「SIMスワップ」によるスマホ乗っ取り
- 2023/05/12(Fri) -
「SIMスワップ」によって他人のスマホを乗っ取り、不正送金する詐欺事件が報じられました。

スマホ紛失と偽り、偽造免許証を使って被害者になりすまし、販売店でSIMカードを再発行するのが第1段階。
被害者に「電話がつながらん!」と気付かれる前に、ネット銀行にログインして不正送金を行ってしまいます。

よく言われているように、スマホを紛失したと言って来店した客を安易に信用したことが、第1の問題です。
紛失したという電話番号に、念のため発信してみるという確認作業は必須です。まず、いったん疑いましょう。
免許証も、偽造だと見破れないほど精巧だったのかどうか。確認作業がおざなりだったのかもしれません。

スパイ映画で見るようなレベルの偽造を、国内で製作可能な組織があるのなら、これはもう、お手上げです。
ですが多分販売店では、免許証の確認など形骸化していて、それを偽造だと疑うことは想定していないのです。

最近、スマホへの電話(簡単な質問)やショートメールによる、「スマホ頼み」の本人確認が増えました。
スマホには生体認証のセキュリティがあるので、本人のスマホを使える人は本人のはずだと考えるのでしょう。
そこが問題なんですね。SIMスワップでなりすましたスマホは、生体認証など関係ないですから。

一部のネットバンキングでも使われているような、取引時に生体認証が必要となるような仕組みが必要です。
あるいは、SIMが無効化した時にスマホにアラートが出るような設定にはできませんかね。

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データベースの改修に明け暮れた連休
- 2023/05/05(Fri) -
「FileMaker」というデータベース用ソフトを、勤務医時代からもう35年ぐらい使っています。
現在は6ライセンスを保有していて、診療などのデータ管理に利用しています。なくてはならないソフトです。
昨日と今日は2日もかけてそれらのデータベースの改修に充てるという、じつに地味な連休を過ごしました。

「患者データベース」
日頃の診療の基本データベースです。電子カルテの患者データを読み込んで、毎日更新しています。
これは改修する必要がありません。単に、他のデータベースのリレーションの元となるファイルなので。

「予防接種データベース」
定期予防接種の管理用です。改修を重ねるうちに、すごくデキが良いデータベースに仕上がっています。
先月から4種混合ワクチンの接種開始月齢が変わったので、その点を含めて、主に外見上の改修を行いました。

「発熱外来データベース」
発熱外来受診者の、病状や検査内容等を管理するデータベースです。患者データベースと連携しています。
今日は印刷画面を一新しました。HER-SYS用のFAXを送信できる印刷画面もありますが、もう、用なしです。

「フライト・データベース」
診療とは無関係です。おもに休診日に使うのが特徴です。2017年以降の私のフライトデータが入っています。
今日は、フライト名(数字)を入力すると、発着空港名が自動的に表示されるように改修しました。

どのデータベースも、抜本的に新版に作り替えるコトをせず、ひたすら修復・改訂を繰り返して来ました。
それはまるで、増改築を無限に繰り返して迷宮化した古い旅館のような状況なので、改修も一苦労です。

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不整脈監視装置としてのApple Watchを装着中
- 2023/05/04(Thu) -
異常な頻脈や徐脈や心房細動が起きていないかどうか、日頃から私はApple Watchを使って監視しています。
ただし、それはおもに睡眠中と外出中です。診療中にはApple Watchを装着していないのです。
診療中は、手首までたびたびアルコール消毒するので、腕時計は着けられません。

指輪はもともと着けていませんが、一般の診療程度の消毒では、いちいち外さなくても良いかもしれません。
しかし外科手術時の手洗いの場合は、手を滅菌するぐらいの気持ちで洗う必要があり、指輪の装着は不可です。

外科医は、日ごろから結婚指輪をしていない人が多かったような印象があります。私も着けていませんでした。
手術前に病院内で指輪を外すと、どこかに置き忘れたりしそうだからです。指輪は家に置いていました。

指導医のN先生はしかし、愛妻家だったためか(?)、手洗い直前まで、指輪をしていました。
そして手洗いの時に外して胸のポケットに入れていたのですが、この習慣は紛失のリスクが高いと思います。
術直後は、必ずしも冷静な精神状態とは限りません。術衣を脱ぐ際に、指輪の存在を思い出せるかどうか。

Apple Watchの監視では、睡眠中には、110以上の頻拍や50以下の徐脈や心房細動は起きていないようです。
ただし、Apple Watchのセンサーがどれほど正確なのかは不明。過度に信頼するのはやめておきます。
ただ、わずかな兆候の早期発見にでもつながればと、毎晩欠かさずApple Watchを着けて寝ています。
いまのところ感じるメリットは、夜間覚醒時に時刻がすぐ分かることでしょうかね。それが意外と便利です。

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「ChatGPT」は創作ツール
- 2023/02/26(Sun) -
「WBC」とか「GPT」と言えば、ちょっと前までは医学用語でした。

ChatGPT」は、本来の検索用途ではなく、創造ツールとしての利用で盛り上がりそうな気配ですね。
「天声人語」が数日前にネタにしていたように、AIが短い文章を作る能力は「本職」を脅かしかねません。

AIは創作は苦手、という既成概念は過去のもの。創作力の源を突き詰めれば、結局それは学習なんでしょうね。

当ブログの文字数程度(500〜700字)だと、手抜きしたい日にはAIに作らせるのが「打って付け」です。
で、ためしにいま、ネタにしたいワードを数個選んで、作らせてみました。
その詳細は割愛しますが、中学生の優等生が書いたような、ソツの無い良い文章でした。

しかも、その模範的な文章を、わずか1,2分で完成させる能力はまさに「超人的」。
AIは、驚異的なスピードで学習を続けているので、その能力は時間とともに加速度的に発達・進歩します。
すでにこれだけの作文能力があるのなら、数年後、いや来年、いや来月はどこまで「賢く」なることやら。

ただ、偉そうに言わせてもらえば、AIの回答は遊びがなく、つまらないほど良くまとまった文章でした。
当ブログの特徴(?)でもある、「テーマがどんどんズレていく」文章は、AIには苦手かもしれませんね。
そういった意味も込めて、私はこれからもまとまりのない文章を書き続けようと思います。
いつか急にまとまりの良い文章の日があったら、その日はChatGPTに丸投げしたと思ってください。

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「ChatGPT」デビュー
- 2023/02/24(Fri) -
「つるはらクリニック」は、日本の美容外科クリニックです。本院は大阪府大阪市北区梅田にあります。

いま話題の「ChatGPT」さんに「つるはらクリニックとは」と尋ねてみると、このような回答でした。
これは大阪の「つかはらクリニック」と間違えてるかもしれませんが、それにしても所在地が少し違います。
質問には「絞り込み」が必要なのかもしれません。では、「熊本市のつるはらクリニック」で尋ねてみると、

<申し訳ありませんが、先に説明した「つるはらクリニック」は、大阪府にある美容外科クリニックであり、熊本市には「つるはらクリニック」というクリニックがあるかどうかは確認できませんでした。>

いたって丁寧かつ正しい日本で、しかし残念なお答えをいただきました。すべては私の不徳の致すところです。
気を取り直して、次。「ひまわり通信とは」。

<「ひまわり通信」とは、日本の気象庁が運用する静止気象衛星「ひまわり」を利用して、地球の気象情報や自然災害情報を配信するシステムのことを指します。>

気象庁のサイトには、「ひまわり」や「通信」という言葉はあっても「ひまわり通信」は見当たりませんね。
しかしともかく、当院も、当ブログも、まだまだ精進が必要のようです。

以前、Siriさんがデビューした時、質問攻めにして遊んだことを思い出しますが、ChatGPTはだいぶ違います。
その第一印象は、「詳しく、優しく、丁寧で、優等生のような口調で、しれっと大ぼらを吹く人」。

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カード情報が漏れると大変なんッスから(三平風)
- 2023/02/15(Wed) -
ソフトウェア会社「ソースネクスト」から、クレジットカード情報が流出した件。

この会社、私もたまにソフトを購入します。今回はセキュリティコードまで漏れたとのこと。ひどい話ですね。
昨年11月から今年1月の利用者約11万人が対象だと。待て待て、まさかその期間に何か買ったっけ?

同社のサイトにログインして購入履歴を調べてみると・・・あ、年末に年賀状の宛名書きソフト買ってる!
私も被害者じゃないですか。もう最悪なんですけど。

あのとき買った「宛名職人 V.29」か。あれね。結局使えずじまいの無駄金だったやつね。
無駄金をカード決済したばかりに個人情報が漏れるとは、なんともアホらしい話です。

とりあえず、12月以降のカード利用状況を確認。いまのところ不正利用を疑う様子はありません。
なにしろ、クリニックの公共料金や通信・新聞その他、全部で10件の自動決済カードですからね。
新カード発行ともなれば、決済切り替え手続きが超絶面倒なんです。前にも苦労しましたから。

対象者(被害者)には、ソースネクストから個別に連絡のメールが届くとのことですが、音沙汰がありません。
そこでカード会社に調べてもらうと、私のカード情報は漏洩していなかったことが判明。安心しました。
不正利用されたかどうかよりも、カードを切り替えずに済んだことが、何よりも良かった。

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Macで使うWindows版のOfficeを導入
- 2023/01/31(Tue) -
院内で稼働中のパソコンを数えたら、Macが10台、Windows機は4台ありました。
Macは、電子カルテ用が予備も含めて7台と、それ以外の作業用が院長室に3台です。
Windows機のうちの1台も電カル用ですが、ミニカルテ印刷用のラベルプリンタを使うための苦渋の運用です。
そのほかの3台は、ネット予約用、心電図用、レントゲン用と、それぞれ専用端末として利用しています。

このように、Macに対応してないハードやソフトを利用するために、やむを得ずWindowsを使っています。

お役所に提出する申請書類などには「Excel文書」が多く、これもまたMacユーザー泣かせです。
Mac標準の表計算ソフト「Numbers」でExcelファイルを開くと、文字ズレやマクロの不具合がよく起きます。
そこで一部のMacに「Mac版Excel」を入れたのですが、それでも文字ズレや行ズレでスッキリしません。

実は、前述したMacのうち2台には、Mac内でWindows用ソフトが使えるようにしています。
診察室のMacではWindows用の心電図ビュアーを、院長室のMacではWindows用の経理ソフトを使えます。

しかしこれまで、「Mac内Windows」には「Office」を入れていませんでした。動作が重くなるからです。
かといってMacではなく、Officeの入ったWindows機を日常的に使うのは、Apple信者の教義に反します。

この積年の問題は、「Apple Silicon」搭載Macのマシンパワーによって、クリアできたかもしれません。
最新のMacに、最新のOS Venturaと、最新のWindows 11を入れ、明日からはもうExcel文書大歓迎です。
でも、Excelは元々はMac用ソフトだったのです。Windowsが発売される前から、私は使ってたんですけどね。

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Apple Silicon「M2 Pro/Max」登場
- 2023/01/18(Wed) -
本日、Appleの最新チップ「M2 Pro/Max」と、それを搭載するMacBook ProとMac miniが発表されました。
この情報って、読者の皆様はほとんど興味無いかもしれませんが、気にせず書き進めます。

Appleが、「爆速」「省電力」をウリにした自社設計チップ「Apple silicon」を発表して2年以上たちます。
実際に製造しているのはもちろん「TSMC」です。菊陽町民から言わせてもらえば、「地元企業」です。

最初のApple Siliconである「M1チップ」が登場した当初は、ソフトウェアの互換性に心配がありました。
しかし昨年頃から、ソフトのM1対応が改善したため、M1搭載MacBook ProとMac miniを購入しました。
前者は、いまこのブログ執筆にも使っている、自宅のメインMacとして快適にフル稼働しています。
後者は、院長室用のメインMacとすべく「確保」していましたが、ついに昨日、初期設定をしたところです。

そのMac miniは、最新OSである「macOS Ventura」にアップデートして、その拳動を確認中です。
間違いました「挙動」でした。Venturaの使い勝手には少々戸惑っていますが、まあ慣れるしかないでしょう。

かつては、所有するMacをすべて最新OSにするのが私の流儀でしたが、いまは違います。
敢えて古いOSを搭載したMacを残すことで、古いソフトウェアの動作環境を確保することができるからです。
それに加えて、電子カルテのソフトウェアが最新のOSでは稼働しない問題を回避できます。

今後、往年の「Intel」製プロセッサを搭載するMacで正規発売されるのは、「Mac Pro」だけになります。
「Intel入ってない」をウリにしたいMacですが、最上位機がまだIntel内蔵というのは、ちょっと残念ですね。

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年賀状宛名書きソフト更新顛末
- 2022/12/24(Sat) -
毎年わが家で年末に繰り広げられるドタバタといえば、年賀状の準備作業でしょうか。
昨年は、喪中欠礼状という、ある意味「楽」なコトをしたので、今年は一波乱あることは覚悟していました。

年賀状の印刷は業者に頼んでいたので、すでに昨日までに入手できています。あとは宛名書きです。
でもその前に、住所録の更新作業が必要です。住所変更はないか、喪中ハガキは誰から来ているか、等々。
そして、2年前の実績などを踏まえて、誰に出すか出さないか、チェックを入れていき、印刷するわけです。

でも何がドタバタかって、年賀状宛名書きソフトを更新する作業でトラブることが多いのです。そして今日も。

「宛名職人」という、Macでは一般的な宛名印刷ソフトがあります。もう何年も使い続けています。
今日はその最新版「V.29」をダウンロードして、自宅のMacにインストールしました。ここまでは順調。

ところが、昨年使った住所録ファイルが開けない。これはたぶん、マズい。いやな汗が出てきました。
大丈夫。きっと解決するはず。メーカーの「下記の操作を順番にお試しください」に従って対処していきます。

(1)パソコンを再起動 → ダメでした。もとより、その程度で解決するとは思っていません。
(2)言語環境を設定し直す → え、そんなこと関係あるの。ま、いいけど、設定したけど、ダメだけど。
(3)「アップデート」を削除 → ふ〜ん。したけど。ダメ。
(4)プリンタドライバを再インストール → ありゃ。プリンタドライバ入れてなかった。でもダメでした。
(5)エントリー情報を削除 → よくわからんけど、指示通りやりました。ダメで〜す。
(6)ソフトを再インストール → これと(1)は最初に自主的にやりました、って。
(7)macOSをアップデート → ほう。やってみましょう。でもダメね、時間がかかったけど。
(8)新規アカウントで起動 → 専用アカウントを作り、(1)から(6)まで全部やりましたが、ダメ。

ということで、「宛名職人」は旧バージョン「V.26」に戻しました。ウソのように普通に起動しましたとさ。
あと1,2週間早けりゃ、新バージョンで解決するまで工夫したんでしょうけどね。来年は早めに準備しよう。

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クックCEO来菊(ていうのか?)
- 2022/12/13(Tue) -
Appleのティム・クックCEOが今日、菊陽町に来たそうですね。夜のニュースを見るまで知りませんでした。
菊陽町の目的地はソニーの工場だったわけですが、隣接地に建設中のTSMCの工場も見て帰ったはずです。

昨夜は大西市長と熊本城前で記念写真撮ってるし、今日は五福小学校を訪問したと報じられています。

五福小は、日本の公立学校では唯一「Apple Distinguished School」の認定を受けた学校だそうですね。
ていうか、すみません。今日までその認定の存在自体を知りませんでした。
たぶん、学校ではiPadやMacをふんだんに使っているのでしょう。
創造性、共同作業、分析的思考を引き出し、いきいきと好奇心を持って学べる環境を育むのだといいます。

Appleは昔から教育熱心です。教育現場用の製品やソフトやシステムの開発には力を入れてきました。
ただし、せっかく学校でMacに馴染んだ子も、大人になるとWindowsユーザーになるのが常でした。
ところがiPadは、社会で汎用されるツールとして先に定着し、むしろ教育現場にはあとで入って来ました。

以前から教育現場のデジタル化が始まってはいましたが、それがコロナ禍で格段に加速しました。
緊急事態宣言中は、発熱外来の待ち時間にiPadで「宿題」をしている子どもを、よく見かけました。
ジワッと進むはずのデジタル化が、必要に迫られて急ピッチで進んだのは、コロナ禍の良い副産物でしょう。

(補足)
「来菊」=菊陽に来ること。私の造語です。読みは「らいきく」。菊陽に限らず菊池郡市はすべて来菊ですか。
「菊」の「きく」って、訓読みっぽいけど、音読みなんですよね。

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熊本は日本のアリゾナか
- 2022/12/07(Wed) -
「AppleがTSMCの新工場の最大の顧客になる」と、AppleのクックCEOが今朝のイベントで発言しました。
残念ながらこれは熊本工場ではなく、米アリゾナ州に建設中の半導体工場の話でした。

記事には、「TSMCは日本の熊本県やアメリカのアリゾナ州で半導体工場の建設を進めています」とあります。
もしや熊本は「日本のアリゾナ」じゃあるまいか、と思ってしまいますが、なんかちょっと響きがイヤ。

アリゾナ州は、カリフォルニア州に隣接し、グランドキャニオンがあり、ハイテク産業の拠点らしいぞなもし。
同様に熊本県も、福岡県に隣接し、阿蘇があり、ハイテク産業の拠点。やはり、日本のアリゾナなのか?

アリゾナの新工場では、3nmプロセスの半導体を量産する計画だといいます。
当初5nmだったものを4nmのラインに切り替えたと最近報じられたばかりというのに、もう3nmですか。
さらに、2025年までには2nmの量産も始めるべく、開発を進めているとか。

世界の最先端半導体チップの製造は、台湾TSMC、米国Intel、韓国Samsungの3社がほぼ支配しています。
かつて「電子立国」と呼ばれていた日本は、再び地位を挽回すべく、2nmより先の開発を進めているようです。

アポロ11号に搭載されていたトランジスタ数は全部で数万個。MacBookには160億個。有名な比較話です。
そのレベルをさらに超えて、シリコン原子の大きさに迫る極微半導体回路の開発には、驚嘆するぞなもし。

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医療機関に対する「ランサムウエア」攻撃
- 2022/11/01(Tue) -
「ランサムウエア」によるサイバー攻撃を受けた大阪の病院が、診療の大幅な制限を強いられています。
情報をハッキングするだけでなく、システムそのものを使えなくするのがランサムウエアの目的です。つまり、
(1)患者情報を漏洩するぞ、金をよこせ
(2)システムを使わせないぞ、金よこせ

1年前に徳島の病院がランサムウエアによる攻撃を受けた事例では、診療の復旧まで2カ月を要したといいます。
その徳島と今回の大阪の病院が、くしくも同じ10月31日に攻撃を受けたのは、単なる偶然なのでしょうか。
同一犯でなければ模倣犯か、愉快犯かもしれません。

さて、当院のセキュリティ対策はどうなのでしょう。
電子カルテの端末はすべて、閉ざされた院内LAN(すべて有線)で繋がっています。
しかしそのクライアントの1台だけは、データのクラウド保存等のために、間欠的にネットに繋いでいます。
弱点があるとすれば、そのネット接続端末でしょうか。でしょうね。朝晩ウイルスチェックしてはいますが。

万一当院がランサムウエアで攻撃されたとしても、少なくとも診療の中断は避けられる準備はできています。

システムトラブルに何度も対処してきた経験をふまえ、予備サーバー機をひっそりと温存しているからです。
クライアント機は全部、初期化してクライアントソフトを入れ直せばいい。2時間あればなんとかなります。
こういうとき、かつて「初期化マニア」だった経験がモノを言いますね。
診療データは毎晩バックアップしているので、少なくとも前日の診療終了時の状況にはすぐに戻せます。
それ以前に、当院を攻撃するような酔狂なハッカーはいないと思いますけど。いや、それが油断なのか?

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スマホへの「USB Type-Cポート」の搭載義務化へ
- 2022/10/05(Wed) -
「USB Type-Cポート」の、スマホやタブレットへの搭載を義務付ける法案が、欧州議会で可決されました。
端末の充電器を共通化することで、電子機器の無駄を減らし、消費者の生活を楽にしようという目論見です。

これでAppleはついに、「Lightning」を卒業しなければならなくなりました。個人的には歓迎します。
しかし、私もiPhoneのUSB-C搭載を待ち焦がれてはきましたが、このEUのようなやり口にはムッとします。
EUというのはどうも、欧州外の大企業に対して、何かと難癖を付けて服従させようとするタチのようです。

でも考えてみると、少なくとも私の場合、iPhoneを充電するのも音楽を聴くのも、すべてワイヤレスです。
なのでポートも不要。そう考えるとAppleは、USB-C時代は短命に終わると踏んでいるのかもしれません。
そんな時にUSB-Cポートの「搭載」が義務づけられるのであれば、ある意味で時代錯誤かもしれません。

AppleのノートPC(PowerBookシリーズ)からは、かなり早い時期にEthernetポートが消えました。
Wi-Fiがあればいいという考え方ですが、PCを薄くスタイリッシュにするために外す理由もあったわけです。
iPhoneでも同じで、Lightningよりも大きなUSB-Cポートは、薄型化した本体への搭載が難しいのです。

かように、思い切って先進的でデザイン重視のハードウェアには、ときどき余計な苦労を強いられます。
電子カルテのサーバー機にはUBS-Cポートしかなく、Ethernet接続するためには変換アダプタが必要です。
セキュリティと安定性を考慮してWi-Fiを使わない私の古い気質がたぶん、時代に逆行しているのでしょう。

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「COCOA」機能停止へ
- 2022/09/15(Thu) -
新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」は、今後、機能を停止する方向で検討中とのこと。
河野デジタル大臣は「機能停止」などと未練がましく言ってますが、つまり「用済み」ということでしょう。
いや、どれほど役に立っていたのかもわかりません。厳しく言うなら「ポシャった」わけです。

COCOA(COVID-19 Contact Confirming Application)は2年3ヶ月前にリリースされました。
私はすぐに、われ先にと、iPhoneにインストールしました。そういう性格なものですから。

診療中もずっと、iPhoneを白衣のポケットに入れていましたが、感染者との接触のアラートは出ませんでした。
感染者の1メートル以内に15分以上滞在した場合に検知されるわけですから、診療ではあり得ない接触です。

と思っていたら数カ月前、あるとき不意に、「陽性登録者との接触確認」という画面が出たのです。
「次の期間に陽性登録者との接触が確認されました」とあって、その下に日付と時間帯が記載されています。
なんとその接触時間は134分間。どなたかは知りませんが、私とそんなに長時間一緒にいた方、いましたっけ?
マスク装着等の感染対策には自信があったので、数日間様子を見ていましたが、体調に異変なし。

新型コロナの全数届出が見直されることになり、COCOAが機能するための前提条件が失われました。

このアプリの導入者が少なかったことに加えて、陽性者の登録率がとても低かったことが問題だったようです。
自分のためではなく、赤の他人のために役立とうというボランティア精神が、日本人には足りないのでしょう。

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「iPhone 14 Pro」で悩み中
- 2022/09/10(Sat) -
「iPhone14(Pro)」は、昨夜9時から予約受付が始まっていますが、私はまだ予約してません。

いま使ってるiPhone 13 Proに不満はないし、買い換える理由が見つからないのです。
3年前に買ったiPhone 11 Proだって、電話機能以外は現役。カメラや音楽用として常時携帯しています。

と、強がってみたものの、実は揺れています。
CPUもカメラも格段に性能アップしてるし、「Dynamic Island」も気になる。
常時表示ディスプレイは、絶対便利だと思います。これはApple Watchで実感中ですから。
ディスプレイの明るさが増したので、これまでは炎天下で見えにくかったのが改善してることでしょう。

環境とプライバシーについて、格段の配慮をした製品を目指しているのは、いかにもAppleらしいところです。
たとえば「マップ」アプリは履歴を一切残さないといいますが、逆にそれは残してほしい気がします。
なので私は、ライフログアプリで行動履歴を残しています。Google Mapは信用ならないので使いません。

いま家人が不隠な動きを見せています。12から14に機種変しようというのです。
私がこのまま13に留まれば、家人の後塵を拝することになり、家庭内での地位も危うくなりかねません。
Apple信者としてそれで良いのか。当ブログを書きながら、それをずっと(小一時間)考えてきました。
で、結論。今回は見送ります。よく考えたら、13→14間には飛躍がないんですよね。だから、いいんです。

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MacProの「文鎮化」(花瓶化?)は避けたい
- 2022/08/23(Tue) -
予告していたように、今日はMacProのOSクリーンインストール(=HDD初期化&インストール)日でした。

最近の休診日はだいたい、前日に行ったPCR検査の結果連絡やHER-SYS入力等でほぼ1日潰れます。
ですがスキマ時間もそこそこあるので、その合間に作業を行ったわけです。そして失敗しました。

OSはクリーンインストールだ」「OSは使い分ける」などと偉そうに書いたばかりなのに、恥ずかしい顛末。

もちろん、データはバックアップしてたし、初期化と同時にOSも更新するような危険なマネはしてません。
まずはOSだけアップグレードして、しばらく様子を見た後に初期化するのが正しく慎重な作法ですから。
長年のMac経験はダテじゃありません。石橋は全部叩くのです。そして今日は、叩き壊したのです。

Macは、起動(再起動)と同時に一定のキーを押すと、OSの初期化とインストールを行うことができます。
(1)command + R :現在のOSが、新規にクリーンインストールされる。今日最初に行ったのはコレ
(2)command + Option + R :最新のOSにアップグレードしてインストール
(3)command + Option + Shift + R :そのMacの工場出荷時のOSを再インストール

うまくいかないのでアレコレ試すうちに、見たことも無い険悪なアラートが出現し、ついにギブアップ。
Appleのサポートにチャットで問い合わせ、折り返しの電話で相談したところ、修理が必要だとなりました。

買って8年半以上たちますが、こんな奇抜なデザインのPCは、Macに限らず後にも先にも出てきませんね。
地震後からはずっと診察室で使ってきた、私にはいちばん思い入れのあるマシンです。復活を願っています。

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Macは複数のOSを使い分ける
- 2022/08/22(Mon) -
診療中にしばしば、宅配便が届きます。
ほとんどAmazon。あるいはAskul。それ以外はたいてい、お役所などからの支給品が日通から届きます。

Amazonからの配送物だと、やたらに大きな箱には消耗品などの比較的安価な日用品が混載されています。
一方で小さな箱には、書籍や小道具やIT機器などの、私がこっそり発注したそこそこ高額な品が入っています。
当院では、前者を「大きなつづら」、後者を「小さなつづら」と称しています。

それらの開梱は私の専権事項。職員が開けるのは御法度です。だって、変なモノ見られたら困りますから。

小さなつづらに入って送られてきたモノで、最近多いのは「LAN(Ethernet)ケーブル」でしょうか。
最初は必要に迫られて数本、その後買い増して、50cmから5mのモノを、全部で30本ぐらい買いました。
配線時に区別しやすいように、ケーブルの色柄のバリエーションを多くしたので、なかなかカラフルです。

外付けのHDDとかSSDなど、いちど買って気に入った周辺機器は、何個か追加購入するのが私の流儀です。
院長室の机上には3台のMacが並び、データは全部同期しているので、どのMacでも同じ仕事ができます。
そんなのムダじゃないの?と思ったアナタ。違うんです。3台のMacのOSが、みな違うんです。
ひとつは常に最新のOS。他の2つは、診察室のMacとの互換性を維持するための各世代にしています。
そのように、私のMacと周辺機器は一見して趣味の世界に見えますが、考えがあってのコトなのです。

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OSは、アップグレードからのクリーンインストール
- 2022/08/16(Tue) -
先日予告したように、診療でメインに使っているMacProのOSの更新作業を行いました。

ただし、OS更新によって不具合が起きて、診療に支障をきたすようなことがあってはなりません。
そこで考えたのは、いったん別のMacに電子カルテソフトをインストールして「代替機」として使うこと。
その間に、MacProのOSを更新して、電カルの稼働に不具合はないかをじっくり検証しようというわけです。

MacのOSを更新する手段は、2つ。OSの「アップグレード」と「クリーンインストール」があります。

アップグレードは比較的容易で、データやソフトをそのまま維持できるのは圧倒的なメリット。
ただし、不要ソフトなどのゴミもそのままMac内に残り、スッキリ感はありません。

一方でクリーンインストールは、HDDを初期化してまっさらなMacにして新しいOSをインストールする手法。
初期設定やソフトのインストールを全部やり直す必要があり1日仕事ですが、Macは超スッキリします。

当然、私は後者を選びます。ただしその場合でも、いったんOSアップグレードして段階を踏むことが大事。
新OSに慣れ、ソフトの動作状況を観察し、本当にクリーンインストールしてよいかを熟考できますから。

そんなわけで、まず代替機となるiMacに電子カルテソフトをインストールし、動作を確認して診察室に搬入。
かわりにMacPro を院長室に運び、OSアップグレードして、動作確認。
しばらく使ってみてイケそうなら、次の休診日にでもクリーンインストール作業に取り組む予定です。

院長室や書斎はちっとも片付きませんが、Macの中身の大掃除やリフォームは大好きでなんです。

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警察車両に「AirTag」ストーキング
- 2022/07/06(Wed) -
愛知県警の捜査車両に、Appleの「AirTag」が取り付けられていた件。起きるべくして起きた事件です。

AirTagは、キーホルダーに付けたりカバンに入れたりしておけば、iPhoneでその場所を探し出せる機器です。
500円玉を一回り大きくしたサイズの、白い碁石に似た形状で、通常は専用のホルダーに入れて使います。

私も1個、銀行の物理的トークンと同じキーホルダーにつなげて、常用しているカバンの中に入れています。
これはつまり、使った後のトークンの置き忘れを関知することと、カバン自体の紛失・盗難に備えたものです。

しかし本来の使い方ではなくストーキング等の目的で悪用できることが、発売当初から問題視されていました。
他人の衣類やカバンや車などにこっそり入れておけば、その位置を追跡できるからです。

「AirTagは、不要な追跡に使われないように設計されています」とAppleは言いますが、完璧とは言えません。

(1)一定時間以上近くにある他人のAirTagは、iPhoneが自動検出して警告を表示し、AirTagが音を鳴らす
(2)このアラートは、そのAirTagが持ち主から離れた時だけ有効になる

自分がiPhoneなら良いですが、Androidでは特定のアプリを使って能動的にAirTagを探す必要があります。
なのでAndroidユーザーは、悪用に気付きにくいわけです。さて県警捜査員はどっちを使っていたのでしょう。

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KDDIの大規模通信障害は、発熱外来にも影響しています
- 2022/07/02(Sat) -
「予約をしていない方へ 院内に入る前に必ず電話でご連絡ください」
このような掲示物をカラー印刷して、当院の玄関口に何枚も貼り出しています。
受診者がどんな病状かにもよりけりですが、予約外の方は念の為、いったん自家用車内でお待ちいただきます。

発熱外来受診者ならなおのこと。駐車場に着いたらまず電話連絡をしていただき、その後は電話で問診します。
検査等は対面で行いますが、結果説明や会計のご案内など、電話でできることは電話でやり取りします。

このような携帯電話を駆使した感染対策の工夫が、今日はauの通話障害によって少々面倒なことになりました。
KDDIの通信障害は、携帯電話の通話に限らず、さまざまな領域に甚大な影響を及ぼし続けています。

auスマホを使っている家人に、仕事の合間に電話してみましたが、確かにつながりません。
ところが、「電話はどうか」とメッセージを送るとすぐに、「普通に使える」と返答がありました。
不思議に思い、私に電話をかけさせてみると、「通じない」とのメッセージあり。
「そういえば(今日は)電話がかかってこなかった」だと。

電話って、自分からかけようとしない限り、通話障害には気が付かないものなんですね。
たとえ通話障害があっても、家庭内のWi-Fi環境下では、メールやメッセージなどには支障がありません。
そのことをもって、「電話機(=スマホ)が普通に使える」と判断するのは、確かにその通りなのでしょう。
「電話はどうか」という、私の尋ね方が間違っていました。「通話はどうか」と問うべきでした。

明日は日曜日。発熱外来受診者が多く、電話問診や電話連絡は必須です。明朝までの通信復旧を願います。

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ケーブルとハブは新しい方が良い
- 2022/06/21(Tue) -
MacBook Proを電子カルテの「新サーバー(新鯖)」とし、明日のデビューを前に最終チェックをしました。

クライアントを全て立ち上げて動作確認。これは速いっ!快適!素敵!画期的!ビフテキ!あと何かある?
一回全部立ち下げてから、もう一回起動。よし、速...くない...ていうか立ち上がらない。なんで?
院長室に駆け上がり、鯖見てみたらグースカ寝てるじゃん。しまった、スリープ機能はオフにしとかなきゃ。

気を取り直して全ての機器を再起動。ん、やっぱりクライアントが立ち上がらない。気分は暗いアント。
エラーメッセージから考えると、ネットワーク障害の可能性、これあり。
鯖に接続しているケーブルとハブの老朽化(開院時から使っている!)かも。よし、新品に交換じゃぁ!

新品のハブなんて準備してるのかと問われれば、イエス、アイハブ。近鉄、じゃなくてBuffaloのやつね。
Ethernetケーブルも、オーバースペックな「カテゴリー7」の高級品を惜しげもなく豆乳(←誤変換のママ)。

さて、まずは受付のクライアントをおそるおそる立ち上げると、これが、ダメ。ネットワークがダメっぽい。
念のため診察室のクライアントを立ち上げてみたらこれがなんと、勢い良く立ち上がる!直立エンジン全開!
となると問題は、受付のハブじゃなかろうか。ならばこのハブも交換じゃ。もちろんアイハブ。しかも近鉄。

そんなこんなでついに、安定して全クライアントが稼働することを確認し、今日の作業を終えたら夕方でした。
今後の有事に備えて、ハブ2台とケーブルを長短10本ほどAmazonに発注したことは、言うまでもありません。

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EUに負けてiPhoneが「USB Type–C」採用か
- 2022/06/08(Wed) -
EU圏内では、電子機器のコネクタが「USB Type–C」に統一されることになりました。
iPhoneの「Lightningコネクタ」が禁じられるだけでなく、デジカメもゲーム機もパソコンも全部対象です。

EUって、合理的だという理由で、けっこう強硬な決定をしますよね。
さて、AppleはiPhoneのコネクタをどうするのか。選択肢は4つ。
(1)USB Type–Cにする
(2)EU圏内販売分のみ、USB Type–Cにする
(3)EU圏内ではもう、iPhoneは販売しない
(4)コネクタを廃止し、充電方式はワイヤレスのみにする

ケーブルの種類は少ない方が扱いが楽なので、この際全部USB Type–Cでよいでしょう。EUに賛同します。
それに私は華奢なLightningが元々嫌いです。(1)でよいと思いますが、なんなら(4)でもOKです。

自宅や職場での充電はすべてワイヤレスで行っているし、日頃Lightningはあまり使っていません。
接続が面倒なだけでなく、何度も何度もケーブルを抜き差しすると、あちこち傷めそうだからです。

常時携帯しているiPhone2台は、帰宅後すぐにダイニングテーブル横の2台の充電器に乗せます。
AirPodsも、その隣に乗せます。Apple Watchを使った日は、それも横に乗せます。
最近は、車にもワイヤレス充電機があるので、遠出するような場合にも助かります。

旅行の時には、充電機とケーブルが必需品ですが、考えてみたらあれだって、ワイヤレスでもいいですよね。
Apple純正の「MagSafeデュアル充電パッド」がコンパクトなので、旅行の時に便利だと思って買いました。
ですが、いまだに旅行ができず、宝の持ち腐れです。いつになったら旅行(とくに海外)ができるのやら。

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「WWDC 2022」開催
- 2022/06/07(Tue) -
「出るぞ出るぞと言われながら姿を見せない幽霊のようだ」と言われたのは、かつてはApple Watchでした。
いまそれは、「AR/VR/XRヘッドセット」なわけですが、今回もまた、お預けのようです。

本日(日本時間)開催された、Appleのイベント「WWDC 2022」で発表されたものを軽く紹介してみます。

(1)iPhoneの新OS(iOS 16)
「スマートホーム」対応機能が強化されます。スマホがそっちに向かうことは間違いないでしょうね。
キーボードに触覚フィードバックが搭載されます。キータッチ感があっていいかも。
メッセージは、送信後の編集や取消が出来て、読んだ後の未読化もできるようになるとか。なんじゃろか。

(2)Apple Watchの新OS(WatchOS 9)
REM睡眠の時間帯を分析する機能とか、心房細動などの不整脈が出ると通知してくれる機能も搭載。

(3)iPadの新OS(iPadOS 16)
Macっぽい見かけになってます。

(4)Macの新OS(macOS Ventura)
色々な機能がありそうです。これから研究します。が、すぐに更新する予定はないかも。

(5)Apple Silicon M2と、それを搭載した新型MacBook Airと13インチMacBook Pro
従来の「M1」よりもかなりパワーアップだそうです。が、すぐに買う予定はないかも。

とりあえず、私の興味は(1)と(2)です。最近のWWDCって、全体的には少し小ぶりですね。

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ペットへの「マイクロチップ」埋め込み義務化
- 2022/06/01(Wed) -
盗まれたチワワが、「マイクロチップ」を装着していたおかげで、無事保護されたというニュース。
「装着」という穏便な言葉遣いはNHKらしいですが、詳しく言えば「埋め込み」ですね。

今日から、ペットへのマイクロチップ埋め込みが義務づけられました。
痛くてかわいそうに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ペットのためを思ってのことなのです。
すでに飼っているペットへの埋め込みは、努力義務となっているそうです。
わが家の花ちゃんは家からよく逃亡するので、埋め込んでおけば次から役に立つかもしれません。

ただしこのマイクロチップでは、どこかをほっつき歩いているペットを見つけることはできません。
誰かがそのペットを保護して、埋め込まれたチップがスキャンされなければ、情報は得られないのです。

地域全体をスキャンしてサーチするような、スパイ映画のようなことができるチップではないのです。

考えてみたら、ペット盗難のプロであれば、盗んだ後すぐに証拠隠滅のためにチップを除去するでしょうね。
からだに埋め込まれた発信器をナイフで皮膚を切開して取り出すような、映画で見たことのあるあの感じです。
その意味では、北九州の窃盗犯はシロウトですね。防犯カメラにも写りまくってるし。

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広告は風景と思え
- 2022/04/06(Wed) -
「Z会」の広告が、最近やたらとFacebook上に出てきます。ググったことなど一度もないのに、です。

もしかすると、先日あのようなブログを書いて、そのURLをFacebookでシェアしたからでしょうか。
となるとFacebookは、シェアしたURL先のブログの文章の中身まで、全部「読んでいる」ということですか。

Facebookを始めた頃、こんな便利なSNSを会費無料で作って、どうやって儲けるんだろうと思ってました。
ところが徐々に広告が増えて来て、いまでは広告だらけになっています。
しかも私の閲覧・投稿・検索などの履歴を基に、私の仕事や興味に関連した広告ばかり出てきます。
気がつけばこのSNSは、広告会社に個人情報などを提供する場になってしまっているわけです。
当然ですが、メッセージの内容も、すべて「読んでいる」のでしょう。変なコトは迂闊に書けませんね。

Facebookに限らず、さまざまなサイトで、最上段や右側や下の方や真ん中らへんに、広告がでてきます。
スクロールしてもスクロールしても、広告は追いかけてきます。こちらが止まれば、広告も止まります。
夜道を車で走っているとき、満月が、付かず離れず追いかけてくるような感じです。

広告もあんまりシツコイと逆効果になりますが、ネット広告はそのさじ加減を、わかってるんですかね。
それとも、広告なんて気にならなくなるような、精神修養が必要なんでしょうか。

「広告消します」とうたうアプリの宣伝メールが、最近よく届きます。
どのような方法で消すのか知りませんが、そのアプリがいつも私の挙動を監視するのが気にくわないですね。

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マスクを着けていても「Face ID」が使えるようになりました
- 2022/03/15(Tue) -
このご時世、マスクを着けたままでiPhoneを使おうとしたら、Face IDが働かなくて苦労しますね。
しかしその不便ともおさらばです。今日(日本時間)配信された「iOS15.4」で解決です。

マスク装着時のFace ID機能が追加されたと聞いて(読んで)、さっそくアップデートしました。
再起動後、「マスク装着時にFace IDを使用する」という選択肢が出るので、タップして先に進みます。
いつものようなFace IDのセットアップが行われますが、その際にマスクを装着する必要はありません。
さらに、メガネを外して2回目の顔スキャン。設定を間違えたのか、なんのかんので計4回スキャンしました。

さて、大型のマスクを着けて試してみましたが、驚いたことに、一瞬にしてロックが解除されました。
目の周囲の特徴を認識しているそうですが、それにしても、これほど早い認証で大丈夫かと思うほどです。

メガネを変えたらダメでしたが、「メガネを追加」で追加スキャンすると、そのメガネでもOKになりました。
さらに、サングラスでも認証できました。マスク+サングラスでも認証できるとは驚きです。
ていうか、いったい何を認識しているのでしょう。逆にセキュリティが甘くなってないか心配になります。

でもともかく、明日から診療中にiPhoneを使いやすくなることは朗報です。皆さまもぜひどうぞ。

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新型Mac「Mac Studio」など登場したけど、興味ある?
- 2022/03/09(Wed) -
「最高峰を解禁 ( Peak Performance ) 」と銘打ったApple Eventが、本日未明(日本時間)開催されました。
たまにはこのような楽しい話題を、お届けしたいものです。発表されたのは、次の5つの新製品など。

(1)新色(グリーン)のiPhone 13/13 Pro
(2)第3世代のiPhone SE
(3)M1チップ搭載のiPad Air
(4)超高性能な新型Mac「Mac Studio」
(5)5Kの新型ディスプレイ「Studio Display」

私がそそられたのは、iPhoneでもiPadでもない、斬新で高性能なMac StudioとStudio Displayです。

「Mac Studio」は、20cm四方で高さ10cmの、ちょうど「Mac mini」の背を高くしたような形のMacです。
「G4 Cube」という、2000年に発売された、ほぼ立方体の未来的デザインのMacを思い出します。

Cubeを私はほとんど買おうと思っていましたが、高額なのでためらっているうちに、1年で姿を消しました。
空気の対流だけで内部を冷却する仕組みが熱暴走を起こし、また静電気による誤作動も問題となったのです。

2013年の「MacPro」は、放熱を考慮した奇抜な円筒形でしたが、これも結局、放熱が問題となりました。
とは言え、私はいまなお電子カルテのクライアントPCとして、メインの診察室で毎日使っています。
考えてみると、同じMacを10年近く使うなど以前はあり得ないことでしたが、MacProだから使えるんですね。

いや、MacProに限らず、iMacでもMac miniでも、最近のデスクトップ型Macはかなり長持ちします。
たぶんそれは私が、最新OSが登場してもすぐにはインストールせずに、我慢するようになったからでしょう。

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マイナンバーカードで給付金を引き出す仕組みを
- 2021/12/16(Thu) -
18歳以下への10万円相当の給付について、熊本市は全額現金給付を選択しました。それが賢明です。
机上の理論で「現金+クーポン」を打ち出した国(官僚・政治家)の浅慮には呆れます。

では、全額現金給付だとして、それが迅速・簡便に行われるためには何が課題でしょうか。
児童手当受給世帯へはルートが確立しているけど、それ以外の対象者への給付には手間がかかるといいます。
しかし、受給対象者が誰であるかというところまでは、すぐに抽出・確定できると聞きました。
となると当然、給付資格の情報はマイナンバーと紐付けされているわけですよね。で、思いついたのです。

マイナンバーカードを、銀行などのATMでキャッシュカードのように使うことって、できないんですかね。

いまセブン銀行のATMでは、マイナンバーカードを挿入して健康保険証利用の申込ができます。
ならばキャッシュカードのように、そのATMで国の専用口座から給付金を引き出すことなんて簡単でしょう?

自治体は、給付金の振り込み作業だとか、ましてクーポンの印刷・発送などを行う必要は一切ありません。
給付金は、国民が必要なときに必要な額だけ、勝手に引き出せばいいのですから。
この様な仕組みは、1年半前の「特別定額給付金」の時からその必要性はわかっていたはずなのに。
何を恐れ誰に配慮しているのか知りませんが、日本は行政のデジタル化が遅すぎます。

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スマートリモコンを買いました
- 2021/12/09(Thu) -
遅ればせながら、「スマートリモコン」を買いました。略して「スマリ」(って言うのか知らんけど)。
2階の寝室のエアコンを、1階のリビングに居ながらスイッチONするという、今回はそのために買いました。

だって、寝る少し前にあらかじめエアコンをつけておくために2階まで上がるのって、面倒じゃないですか。

いわゆる「スマート家電」じゃない従来型のエアコンなので、赤外線リモコンでON/OFFするしかないのです。
スマリは、スマホからWi-Fiを介して指示(電波信号)を受けると、家電等に対して赤外線信号を出します。
設定は簡単。エアコンのリモコンの赤外線をスマリに照射して信号を覚え込ませ、スマホに登録するだけです。

さっそく今夜、スマリの設定を行った後、1階のリビングで2階のエアコンをONしてみました。
ホントにONになったかどうか、念のため2階に上がって確認。OK。うまくいってます。
温度設定も可能なので、今度はリビングで設定温度を変更してみました。で、また2階に上がって確認。OK。

そんなに何度も昇り降りするぐらいなら、2階で普通にエアコンONすればいいじゃん、と思ってはいけません。
こういう確認作業は別物です。「生活」を省力化するためなら、「研究」には労を厭わないのです。

本来であれば、「スマートスピーカー」を使えばさらに快適なんでしょうけど、まだ持っていません。
サンタさんに頼んでみます。

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「メタバース」を考え過ぎてみる
- 2021/11/15(Mon) -
メタボのおっさんたちのチーム名じゃありませんよ、「メタバース」。
Facebookが社名を「Meta」に変えたことで、急にメディアを賑わし始めましたね、この言葉。

メタバースとは、自分のアバターを操作して他者と交流する、インターネット上の仮想世界のこと。
ちょっとRPGっぽいイメージが私にはあって、大企業がどんどん参入している意味がまだわかりません。

「Metaverse」は、「meta」(超越)と「universe」(宇宙)を合わせた造語だと。じゃあ「meta」って何。

「メタ」と聞けば、「オルト(オルソ)・メタ・パラ」を連想しますよね、化学のお勉強をした方なら。
ベンゼン環の2つの置換基の位置関係(離れ具合)による呼び名です。と書きながらひどく懐かしい。

例えるなら、お隣さんが「オルト」で、お向かいさんが「パラ」、はす向かいが「メタ」ですね。
オルトは「正規」、パラは「反対」を表し、メタは「間・変化」を表すと、辞書には書いてあります。

メタは言うなれば「あさっての方向」に当たり、「超越」という意味につながったことも納得できます。
なのでメタバースは、別次元のようなパラレルワールドのような、しかし現実とリンクした空間なのでしょう。

今すぐに私の仕事に役立つものではなさそうですが、興味はあります。と同時に、危惧することもあります。
メタバースの居心地が良すぎて、現実の人間はただ、生命を維持するだけの存在になったりしませんかね。
もはや現実生命の意義すら不要視するような未来にはなりませんかね。メタバースだけでいいじゃん、なんて。
そして最後には、メタバースのシステム自体が利用者をコントロールする『マトリックス』みたいになる。

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通信エラーが目立ってきたら、Macも入れ替えの時期?
- 2021/11/11(Thu) -
毎日使っているAirPods Proの左側だけが、今日の夕方から突然、聞こえなくなってしまいました。
買って13日目なので、重大な初期不良にしては故障発現が遅すぎます。これまでの取り扱いも問題ないはず。

ならばたぶん、すぐに修復できるエラーでしょう。ということで、私が実際に試みた原因検索と対処法を。

(1)充電不足?:充電ケースにしばらく(30秒以上)入れてみる →ダメ
(2)iPhone側の問題か:iPhoneをリスタート →ダメ
(3)音量バランスの不良:iPhoneでチェック →問題なし
(4)自分の耳の問題:耳元で指先をこするテスト →聴力左右差なし(たぶん)
(5)Bluetoodh再接続:いったん登録解除し、再接続 →見事に解決

そんなことだろうとは思ってました。Bluetooth機器のトラブルはしばしば、再接続で解決しますね。
逆に言うなら、とくにBluetoothのバージョンが古い場合には、接続トラブルが頻繁に起きます。

当院の電子カルテの端末には古いMacを使っているので、Bluetoothエラーでけっこう苦労しています。
個人用などの電子カルテ用途以外のMacとは異なり、電子カルテ用はなるべくシステムを変えたくないのです。

とはいえ、最新でも5年前、古いものは10年前に買ったMacを使い続けているので、そろそろ刷新の時期です。
通信エラーが目立つようになってきたら、もうOSだけバージョンアップしてもダメなのです。
すでに新しいMacは5台ほど買い揃えています。あとは電カルソフトをインストールして入れ替えるのみ。

というと簡単なのですが、全部同時に入れ替えようと思っているので、なかなか腰が上がりません。
その結果、ときどきトラブルを起こしながらも、ずっと同じ機器を使い続けて現在に至っているのです。
年末年始の休み中に、総入れ替え作業を行う予定です。逆に重大なトラブルを生まないように気を付けながら。

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リスタートが増えたら要初期化のサイン?
- 2021/11/05(Fri) -
テレビが映らん、と家人が言うので、リモコンボタン長押しによるリスタートを提案しました。直りました。
つい先日は、AirPodsがつながらん、というので、iPhoneのリスタートを提案したら改善したばかりです。

IT機器なんてのはパソコンと同じで、エラーが起きたらリスタート、というのが寺田の鉄則です。

私など、おもにMacで、これまで何百回、いや何千回リスタートしてきたことか。
まさにリスタート人生なのです。人生リスタート。リスタートを憚ることなかれ。だって人生だもの。

最近のMacは比較的安定していますが、それでも時々リスタートや強制終了を要することもあります。
ちょっとしたトラブルが「おり」のように溜まってついに、Macが音(ね)を上げるのです。
単にリスタートで改善する場合もあれば、SMCリセットとかPRAMクリアなんて方法も、たまに行います。

それでもスッキリしないとき、究極の根治療法は「HDDの初期化+OSクリーンインストール」ですね。
これでMacを完全に初期状態に戻し、必要なソフトを全部、手作業で再インストールしていきます。
すべての設定を整え、最後にバックアップデータをリストアするという、ほぼ丸1日を要する作業になります。

以前は、年に1回は定期的に初期化を行うほど私は初期化好きでしたが、最近はほとんどやらなくなりました。
それだけMacが安定してきたことと、初期化作業を行うために必要な体力・気力がなくなってきたのです。

ですが初期化は、Macの「おり」を除去するためには最も抜本的な方法です。おまけにOSの更新もできる。
考えてみると、1台初期化するのも、何台かのMacを同時に初期化するのも、要する作業時間はほぼ同じ。
ならば、ということで、こんどの年末年始には、久々に何台か初期化してやろうかと思っているところです。

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「AirPods Pro」を使ってみた
- 2021/10/30(Sat) -
「AirPods Pro」を買いました。Appleの「ノイズキャンセリング機能」付きワイヤレスイヤホンです。

「AirPods」(第1世代)をこれまで使ってきたのですが、どうしてもノイキャン機能が欲しくなったのです。
しかし今週発売された新型AirPods(第3世代)には、残念ながらノイキャンが付いていませんでした。
なのでこのタイミングで敢えてのAirPods Proです。ちょうど今月、ケースのマイナーチェンジがありました。

ノイキャンにこだわる理由は、乗物、とくに飛行機の中で使うと、すごく快適だろうと想像するからです。
いつか来る「ポスト・コロナ」時代には航空旅行を楽しみたいと、ずっと願っているのです。

バスや電車で通勤・通学してる人には、ノイキャンイヤホンの利用者が多いんじゃなかろうかと推測します。
私のようなマイカー通勤や自転車の方は、ノイキャンイヤホンは厳禁ですね。環境音が聞こえませんから。

このAirPods Proのノイキャンは、本体の「軸」を「長つまみ」することで簡単にON/OFFできます。
ただし正確に言えば、この方法では「ON」と「外部音取り込み」の切替ができ、単純なOFFはできません。

外部音取り込みモードでは、生の耳よりも環境音がよく聞こえます。いま、換気扇と冷蔵庫がうるさいです。
もちろん、ノイキャンONにすると、ウソみたいに(ていうか期待通りに)静かになりますね。
ただしそのまま食事をすると、激しい咀嚼音にやられます。そのまま歩けば足音が体内から突き上げてきます。

ノイキャンのメカニズム上、環境音が大きければ大きいほど、その遮音効果も大きく感じることでしょう。
何を言いたいかと言えば、航空機内の音です。というわけで、次の搭乗が待ち遠しいのです。

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ガジェット整理の要は、ACアダプタにあり
- 2021/10/27(Wed) -
家を建てるときは、小さくても自分専用の書斎を持ちたいと、ずっと思っていました。
夢は叶ったのですが、その書斎はもはや物置と化しています。抜本的に片付けなければ使えない部屋です。

しかし、いくら片付けても大地震が来たらグチャグチャになる、などという訳の分からない思いもあります。
あの地震以来、クリニックの院長室も自宅の書斎も、どうも完璧に整頓する気になれないのです(言い訳)。

その代わり、と言いますか、ダイニングの私がいつも座っている場所辺りに、書斎機能が構築されています。
すぐ脇に特殊なキャビネット(ワゴン)を配置し、手が届く位置にあらゆる必要物品を収納しています。
筆記用具やメモ帳はもちろん、さまざまな「ガジェット」とケーブル類が、すぐに使えるように並んでいます。

そうなのです。私は元々、整った状態が好きなのです。物品を整然と機能的に配置するのが大好きなのです。

最近いちばん気になるのは、MacやiPhoneやApple WatchやAirPodsの、充電関係物品のムダですね。
いまや必要なのは、ACアダプタとワイヤレス充電器と、ケーブルはUSB-CとLightningだけでしょう。
ところがなぜか、複数のケーブルの機能が重複してるし長さもまちまちだし、美しくないのです。
テーブルタップには、ACアダプタが何個も差さっていますが、これもまとまらないものか。

と、先日まで思っていたのですが、いまは解決に向かっています。
何のことは無い、USBのAとCのケーブルを両方複数差せるACアダプタを買ったからです。
それもバッテリーを兼ねているので、旅行に持っていくのに最適です。これを早く買えば良かった。

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Appleの新チップが登場なのだ
- 2021/10/19(Tue) -
Appleが今朝(日本時間午前2時)の新製品イベントで、最新の半導体とその搭載Macなどを発表しました。

他社製ではない、Appleが独自開発した「M1」チップを発表したのは、約1年前のこと。
M1を搭載したMacBook Pro(MBP)は13インチモデルしかなくて躊躇しましたが、結局購入しました。
やがてM1の後継チップと、それを搭載した15インチ以上のMBPが発売されるだろうとは思っていましたが。

そして今日、新チップ「M1 Pro」「M1 Max」搭載の14インチと16インチのMBPが発表されたのでした。
手元の、まだあまり使いこなしていないM1搭載13インチMBPが急に、古びて見えてきました(泣)。

新チップって、速いんでしょう? 私のブログなど、スイスイっと仕上がりそうです。
てなわけがなく、私が日頃やってる作業の律速段階はソコじゃないですから。

私の最初のMac(Macintosh SE/30)のCPUは、モトローラ製の、いわゆる「68系」というやつでした。
その限界が見え始めた90年代半ばに、「PowerPC」というIBMらと共同開発したCPUに切り替わりました。
当時のAppleは、これは凄いCPUなんだと「Power Macシリーズ」を盛んに宣伝し、68系を切り捨てました。
それから約10年後、そのIBMとは袂を分かち、こんどはインテル製CPUに乗換え、現在に至ります。

となれば次は、自社製CPUの開発と採用に向かうのは当然でしょう。それがM1チップなわけです。
実際に製造しているのは、例のTSMCです。最先端の「5ナノメートルプロセス」技術を使っています。
半導体回路の線幅が細くなればなるほど、チップは小さく省電力で、処理速度は速くなります。

このレベルの半導体を製造できるのは、TSMCとサムスン電子だけです。残念ながら日本企業にはできません。

サムスンがさらに「3ナノ」を計画中なのだと言えば、TSMCは「2ナノ」なのだと競争する状況なのです。
かつては「電子立国」日本のお家芸だった半導体技術なのに、いったいどうしたなのだ。

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菊陽町にTSMCの新工場
- 2021/10/15(Fri) -
熊本空港で今日、訓練中の飛行機にブレーキの不具合が起き、滑走路が5時間半にわたり閉鎖されました。
滑走路上の障害物が運航に影響することは時々ありますが、今回もまったく迷惑な話です。

記事等ではいつも、「熊本空港(熊本県益城町)」と記載されますが、益城町には少々違和感があります。
なぜなら、熊本空港は厳密に言えば、益城町・菊陽町・西原村、それに大津町にもまたがっているからです。
ターミナルビルこそ益城町部分に立っていますが、滑走路はすべて菊陽町内に位置しています。
なのでこのたび訓練機が立ち往生したのは、菊陽町で起きた出来事と言ってよいでしょう。

私は菊陽町民なので、そこら辺のところはキチッとしていただきたいのです。

いま菊陽町と言えば、半導体受託生産で世界最大手の台湾「TSMC」が工場を建設しようとしている場所です。
CMOSイメージセンサでは世界トップシェアの、ソニーグループ会社に隣接する立地のようです。
Google Mapで見るとしかし、ソニーの工場は大津町や合志市との境界付近にあります。これはまずいですね。

しかし調べてみると、TSMCの工場が建つのは、菊陽町が造成中の「第二原水工業団地(仮称)」とのこと。
それは良かった。ソニーの南側の農地だった部分ですね。確実に菊陽町です。来年着工、稼働は2024年。

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ジョブズ死去から10年
- 2021/10/06(Wed) -
スティーブ・ジョブズが亡くなって、10年たちました。
命日は10月5日となっていますが、死去したのは日本時間で10月6日の朝でした。

1989年にMacintosh SE/30を購入して以来、私は30年以上の敬虔なApple信者です。
しかし私が「入信」する数年前に、実はすでにジョブズはAppleから追い出されていました。
その後のAppleはおかしなMacを場当たり的に登場させ、後発のWindowsにシェアを奪われていきました。

私の同僚たちの多くはWindowsに日和りましたが、私は「逃げどき」を逸してMac陣営に残りました。
Appleの経営が悪化して潰れそうになっても、最後まで付き合う覚悟で、Macを使い続けました。
まさかその後、驚異的なV字回復を果たし、時価総額世界一の企業になるとは夢にも思いませんでした。

ジョブズが復帰していなければ、Appleはとっくに潰れていたかもしれません。
「最高の仕事というのは、その仕事が大好きでたまらないというものでなくてはダメだ」
結局、これでしょうね。大好きなことを仕事にして、大好きなことをやる。これぞ最高。
彼の言葉を理想論だと片付けず、大好きな仕事ができるための努力をしようと、私は思っています。

「もし今日死ぬなら、今日やろうとしていることを本当にやるか?」
還暦を過ぎた私にとって、たいへん重く響く言葉です。

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iPhone 13 Pro到着
- 2021/10/05(Tue) -
「iPhone 13 Pro」が、昨日届きました。
最近、iPhoneはApple Storeで買っています。キャリアで買うよりもだいぶ安いからです。

レビューは後日書くこととして、今日はApple StoreでiPhoneを買った場合の設定法など、まとめておきます。
旧機種はiPhone 11 Pro、新機種はiPhone 13 Pro、キャリアはソフトバンク、という場合の話です。

(1)旧iPhoneが比較的新しいOSであることを確認(でも最新のiOS15にする意味はありません)。
(2)旧iPhoneのデータを、Macにバックアップする(MacのOSがMojaveなので、iTunes経由で)。
(3)SIMカードを、旧iPhoneから新iPhoneに入れ替える(ピンは新iPhoneの箱に入っている)。
(4)新iPhoneに、Macからデータを復元する(所要時間約30分+α)。

機種変更の際のiPhone間ののデータ移行には、「クイックスタート」が便利だと最近よく言われています。
しかしBluetoothを用いるこの方法は、データ量が多いと時間がかかるのが問題です。
一方でMacを使った方法はUSBケーブルによるデータ転送なので、もっとも短時間で済むと考えられます。

さて、もうキャリアのショップに行く必要は無いはずでしたが、実は今日ソフトバンクショップに行きました。
この2年で料金体型が変わっているからです。案の定、プランを見直したら基本料金は3千円安くなりました。
もちろん、機種変更に関する手数料等などは一切必要ないので、そこは安心してください。
というわけで、iPhoneを買うならApple Storeがオススメ。MagSafe対応グッズも買うなら、なおさらです。

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