みんなで「MacBook Pro M1」レビュー
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- 2021/02/16(Tue) -
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買うか、すぐ買うかで悩んでいた「M1チップ搭載 MacBook Pro」を、やっぱり買ってしまいました。
「M1チップ」と言っても、漫才機能に特化したCPUじゃないですからね。って、どんなCPUやねん。 Appleが新開発した集積回路「Apple Silicon」のことです。実際の製造を請け負ってるのは台湾TSMC。 Intelと決別してApple自身がCPUを作ると昨年発表したとき、驚きと同時に懐疑的な意見も出ていました。 ところがすぐにM1搭載機が実際に発売され、その「爆速」ぶりに業界は2度驚いたというわけです。 もう何年もかけて、秘密裏に開発・準備してたってことですよね、そのそぶりも見せずに(M1 知らんぷり)。 本当は、15インチMacBook Proの登場まで我慢するつもりでしたが、待ちきれずに13インチを買いました。 いつものようにMacの出荷元は上海。なので開封の儀は、念のためアルコール綿で拭きながら行いました。 さて、M1 Macの優れたところは山ほどありますが、ここは敢えて、ツッコミどころについて書いておきます。 まず、ソフトウェアの対応が途上です。実際に困るのは一部のソフトだけですが、たとえばATOKがそれ。 この点は時間の問題なので、待てば済む話でしょうけど、しばらくは快適性が損なわれます。 最新Macなのにデザインに変化がなさ過ぎる、という「苦情」も出ています。洗練の余地がないということか。 ヘッドフォンジャックの他には、ケーブルを差し込む穴(「USB 4」ポート)がたった2個だけという潔さ。 以前の機種よりも一層、シンプルさを追求しています。M1なのにツッコミどころが最小限なのです。 |
「Clubhouse」始めたのに、ちっともハマらない
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- 2021/02/13(Sat) -
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音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」は、私も数日前から始めたのですが、ほぼ使いこなしていません。
ラジオのように聞き流すだけでも面白いと評判ですが、その面白い「ルーム」がなかなか見つからないのです。 有名人とか芸能人とかのしゃべりを聞いたりもしましたが、ガヤガヤしてるだけで、なんかつまんない。 自分と同じ趣味の人たちが深い話をしてたりすると、これは当たりです。ずっと聞き耳を立ててしまいます。 でもやがて、雑談の質が落ちて、どうでもいいダラダラモードになってきたら、そっと退室です。 放送ではなく、個人間のお喋りというテイなので、どうしても言葉遣いが乱暴になりがちなのもイヤですね。 Clubhouseの運営会社が、ルーム内の全ての会話を録音・保存していることが、いま問題になっています。 規約には書かれているとはいえ、なんか恐ろしい。自由にしゃべらせておいて全部録音するなんて。 利用者が録音するのは禁止されていますが、技術的には簡単なこと。そのうち流出騒ぎも出てくるでしょう。 文字ベースのSNS等では、保存や拡散をされるリスクがあるので、誰もがそれなりに注意して書いています。 しかし喋る内容なんて、ノリや弾みで失言や暴言も飛び出すわけで、それを録音されるのは厳しい話。 あとになって取り消したり弁解しても、問題発言の部分だけが切り取られて拡散しちゃうんでしょうね。 Clubhouseって、これからトラブルが噴出してきそうな気がします。 |
「必要悪」Windowsパソコンを購入
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- 2021/02/09(Tue) -
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「 Office付きの」Windowsパソコンを買いました。たぶん、人生初のことです。
職場も自宅もMacばかり。何台か「業務用」のWindows機もあるのですが、Officeが入っていませんでした。 表計算は、通常はMacのNumbersか、どうしてもExcelが必要な場合はMac版Excelを使っていました。 ところが、厚労省の申請書に使うWindows版のExcel文書が、そのいずれのソフトでもうまく開けないのです。 枠がズレたり参照や関数やマクロが機能しなかったりして、申請書がまともに仕上がりません。 いや、Mac版Excelの方はうまくいってたかもしれませんが、本当に正しく仕上がったかどうかが心配です。 そんなわけで、今後もお役所の「Excel申請書」は続くのだろうと、ついに諦めての、今回のPC購入です。 富士通の、やたら軽くて異常に赤いノートPCが届きました。さっそく今日は、セッティングです。 電源を入れたら音声ガイダンスが流れ、それに従ってWi-Fiにつなぎ、設定を進めていきました。 途中で不明点があり、やおら「スタートガイド」を開くと、セットアップ中はネットに接続するな、とある。 いやいや、今頃それを言われてもね。「コルタナ」さんの言う通りに作業したら、この始末ですよ。 で、スタートガイドを無視して強行すると、結果的には初期設定はすぐに完了できました。良かった。 さて、厚労省の申請書をExcelで開いてみると、これが実に正しく開けるんですね(当たり前だけど)。 そのWindows版申請書にサクッと入力して、出てきた数字だけをMac版の申請書に転記すれば完成です。 これはいい。Windowsで作業してMacで仕上げる。ていうかMacユーザーって、こんなに苦労してるんです。 |
データのクラウド保存は万全ではありません
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- 2021/02/08(Mon) -
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久々に、データを「紛失」してしまった話。
新型コロナの診療やワクチンがらみで、国や県や市や医師会などから、毎日のように文書が届きます。 ほとんどがFAXかメールです。すべてPDF化します。封書で来た書類なら、スキャンしてPDF化です。 そのPDFファイルを私は、以下の3つの形態で同時保存しています。 (1)Evernoteに格納、(2)パソコン内にフォルダ分けして保管、(3)印刷して紙ベースでもファイル 結局、印刷もするんですよね。決定通知書等の原本も含め、紙ベースのファイリングはまだ、必須なのです。 Evernoteは、検索性と閲覧性と柔軟性にすぐれているので、文書は基本的に全部、ココに入れます。 しかし、Evernoteに不具合が起きた場合を考慮して、PDFファイル自体もパソコンに保管しておきたいもの。 計4台のMacがDropboxで同期しているので、PDFファイルも4カ所で同時保存されることになります。 さらに各Macは、それぞれが外付HDDにTime Machineで自動バックアップされるという、念の入れようです。 このような、二重三重四重のバックアップ体制をとっていたはずなのに、魔が差すってことがあるんです。 とある、よく使うファイルを、ためしにMacの「iCloud Drive」だけで運用していたんです。ほんのためしに。 問題はそれが、ローカル(Mac)にはデータを保存せず、クラウドにのみファイルが存在する仕組みだってこと。 そのファイルをうっかり削除・上書きしてしまい、標準的な方法ではどうしても復元できなくなりました。 これがローカルにも保存されていれば、データの復元なんて、なんとでもできたんですけどね。 クラウドを唯一の保管場所にするストレージシステムは、人間の「うっかり」に対する配慮を欠いてます。 そんなわけで今後も、EvernoteとDropboxとTime Machineと紙ファイルの併用体制は続くのです。 |
「PPAP」全面廃止へ
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- 2021/01/23(Sat) -
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周回遅れのネタですが、何周回っても話題になってるようなので、今日は「PPAP」の話。
あっちのPPAPじゃなくて、「ファイル共有のための誤ったメールの送り方」の方です。すなわち、 Passwordつきzip暗号化ファイルを送ります Passwordを送ります Aん号化(暗号化) Protocol これをPPAPと命名した人(大泰司章氏)サイコー。とくに好きなのが「Aん号化」のとこね。 暗号化されたzipファイルにマルウェアが仕込まれていてもわからない、という問題もあるといいます。 また、zipとパスワードを別々に送ったって、両方のメールを盗み見されたらダメじゃん、て話にもなります。 最近は、別便で送るべきパスワードを初回のメールに「混載」するという、手抜き事例にもよく遭遇します。 オンラインストレージを使ったファイル共有は、PPAPよりはセキュリティに優れた方法のように見えます。 私が所属する大学医局からも時々、部外秘の連絡ファイル共有を知らせるメールが送られて来ます。 最初のメールでURLへのリンク情報が届き、次に閲覧用パスワードが送られて来るという、安心の二段構え。 その両方が揃わないと共有ファイルが見られないので、一方のメールだけ盗み見られても大丈夫、って理屈。 結局これも、PPAPと同じ構造ですよね。パスワードを一斉送信するってとこが、絶対オカシイと思います。 問題点には薄々気付きながらも、こんな幼稚な手法をやめられないのは、日本人だけだとも言われます。 |
やっぱり、スマートスピーカーって、便利ですか?
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- 2020/12/05(Sat) -
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Appleの「HomePod」は、まだ買っていません。Apple信者なのに、買うべきかどうかまだ悩み中なのです。
同じスマートスピーカーだと、AmazonやGoogleの製品は、ずいぶん利用者も多いみたいですね。 HomePodの中に居るのは「Siriさん」です。iPhoneやMacの中にも居ますから、おなじみと言えばおなじみ。 ただ最近、私はSiriさんとはあまり親しくしていません。たまに会話しますが、ほとんどは不本意なものです。 家で使ってるMacBook Proのキーボード最上段に、「Touch Bar」という細長いディスプレイがあります。 この部分はタッチパネルとして利用する場所ですが、デフォルトではその右端が「Siri」の起動ボタンです。 その右隣に、よく使うTouch IDのボタンがあり、ふと指が触れてSiriさんが不意に立ち上がることがあります。 Siriさんは地獄耳なので、私が黙っていても、リビングのテレビの音声を聞いて何か応答しようとします。 しかし聞き取りが不完全なものだから、訳の分からないとぼけた質問を繰り出してきます(Siri滅裂)。 「何も言ってないけど何?」と私が返しても、「意味がわかりません」とまったく自己中心的です(Siri私欲)。 Touch Barが汚れて誤作動するのかと、ときどきSiriさんのボタンを拭いてるんですけどね(Siriぬぐい)。 しばしば、Siriさんとはまともな会話が成立せず、退場していただくことになります(Siri切れとんぼ)。 そんな感じで私とSiriさんとは微妙な間柄なので、わざわざ高額なHomePodを買う気になれないのです。 でも「HomePod mini」はちょっと欲しいかも。やっぱ、デザインがいい。 |
「5G」対応の「iPhone 12」発表
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- 2020/10/14(Wed) -
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本日未明、「iPhone 12」が発表されました。12 / 12mini / 12 Pro / 12 Pro Max の4種類とは予想外。
ようやく「5G」対応となりました。これで各メーカーの5G対応スマホが出そろった形です。 ただし、半年前から国内大手キャリアの5Gサービスが始まってはいますが、インフラはまだ整備途上です。 東京都内ですら、いまだに5Gの電波はなかなかつかまらないと聞きます。いわんや地方都市をや。 熊本ではしばらく、5Gの恩恵は得られないかもしれません。てことで、今回の買いはナシですかね。 5Gの特徴は、「高速・大容量」「低遅延」「多数接続」の3つだといわれます。 例えば2時間の映画のダウンロードが、4Gで5分かかるところを5Gだと3秒だというのには、そそられます。 だけど、それほど高速ならダウンロード自体が不要ですよね。映画はストリーミングに向かうだけでしょう。 映画や画像や音楽に限らず、すべてのデータを、自分のPCやスマホ内に保存する必要がなくなりますね。 私も最近ようやく、音楽をストリーミングで聴くことに慣れました。映画も同様です。 しかしプライベートな写真を、すべてクラウドに保管して端末で閲覧する方式には、まだ抵抗があります。 まして、個人的データや仕事上のファイルは、ローカルに保存してクラウドに同期するのが落ち着きます。 でも端末の記憶装置へのアクセスと、クラウドへのアクセス時間に差がなくなったら、どうなるんでしょうね。 手元に何も「保管」せず、データは完全にクラウドに置くという状態に、いつかは慣れてしまうのでしょうか。 と、スマホとは無関係のことまで考え過ぎた末の結論が出ました。「iPhone 12」はパスすることにします。 ていうか、マスク装着下でもロック解除できる「指紋認証」が復活しなかったのが、私には痛かったのです。 |
Apple Watchが血中酸素飽和度(Sp)モニター機能を搭載
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- 2020/09/16(Wed) -
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恒例のAppleイベントが、私が天草でグースカ寝てる間に(今日午前2時から)開催されました。
この中で、次期Apple WatchとiPadが発表されました。次期iPhoneの発表は、来月になるようです。 今回とくに私が注目するのは、「Apple Watch Series 6」の、血中酸素飽和度モニター機能です。 血液の酸素飽和度(Sp)は、呼吸・循環機能によって常に、正常範囲に保たれています。 Apple WatchにSpモニター機能が搭載されれば、これは医療面で大きな意義があると考えられます。 コロナ肺炎や、喘息や、心不全や、睡眠時無呼吸症候群に伴う低酸素状態を、自宅で発見し得るからです。 また、在宅酸素療法(HOT)中の方が、持続Spモニターとして使うことができるかもしれません。 これに先だって今月、Apple Watchが家庭用心電・心拍モニタとしての医療機器承認・認証を取得しました。 心電図機能は「Apple Watch Series 4」のときから搭載されていたのですが、日本では使えませんでした。 不整脈がわかるということは、心房細動などの重要不整脈をリアルタイムで警告してくれるということです。 Apple Watchのデータをそのまま診療に使うわけにはいかなくても、医療機関の受診や検査の動機になります。 重症(ときに致命的)不整脈の早期関知・早期治療のためには、たいへん有効です。 私も自分の不整脈監視のためにもApple Watchを利用したいところですが、いまはちょっと無理。 コロナの感染予防を考慮して手首の消毒をしやすくするために、この数か月、腕時計を使ってないのです。 せっかくApple Watchが健康器具として進化しているのに、コロナ禍ではなかなかその機能を生かせません。 |
コロナ禍で顔認証が苦戦してますが、次期iPhoneはどうなる?
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- 2020/09/11(Fri) -
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秋のApple Eventが来週開催されます。日本時間では9月16日(水)の午前2時から。
このため、当日は休診することにしました。なわけじゃないけど、たまたまこの日は臨時休診する予定です。 次期iPhone(仮称「iPhone 12」)が、この日に発表されるのか、されないのか。どうでもいいですか? 価格やデザインやスペックについても興味ナシという方も多いでしょうけど、かまわず書き進みます。 5G対応は間違いないでしょう。プロセッサも高速。サイズはiPhone 11と同じでも、カラバリは増えるはず。 なんてことよりも、私がいちばん知りたいのは、指紋認証「Touch ID」が付くのかってこと。 最近のiPhone(私のiPhone 11 Proも)の顔認証「Face ID」は、マスクしてると全然ダメですからね。 すぐにパスコード入力に切り替わるようにはなりましたが、それも面倒。こんな時は、指紋認証がいいですね。 さすがのAppleも、世界中で一斉に顔認証が困難になるなんて事態は、予測もしなかったことでしょう。 今後のウィズコロナの時代を見据えれば、現状の顔認証は厳しいですね。ていうか、多分しばらく使えねぇ。 やはり指紋認証の復活が必須と思われます。かといって顔認証をやめるわけじゃなく、両方装備すればいい。 もちろん指紋認証は、ディスプレイ埋め込み型でお願いします。すでに一部Androidで実現できてますから。 でも、指紋にしても顔にしても何にしても、基本は画像処理ですから3Dプリントなんかで偽造できますよね。 もっと別次元の、人体から出る脳波とか電磁波とかオーラとか霊気とかを使う認証法はないのでしょうか。 すでに欧州等で一部行われているように、人体にマイクロチップを埋め込むのがホントは確実かもしれません。 |
Windowsユーザーじゃなきゃ申請できないシステムって、どうなの
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- 2020/08/25(Tue) -
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「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金給付事業」への申請が、ようやく熊本県でも始まりました。
申請は、毎月15日から月末が締切。県の準備が間に合わず、制度開始よりも1カ月遅れです。 さて、医療機関が行う申請方法(手段)は4つ。 (1)オンライン請求システム (2)WEB申請受付システム ←(1)が未導入の場合 (3)電子媒体(CD-R等) ←(2)が利用できない場合 (4)紙媒体 ←(3)も困難な場合 当院は(1)未導入なので、(2)のシステムが立ち上がるのを待っていたことは、前にも書きました。 ところがその、申請方法の詳細を熊本県のサイトで見て驚きました。申請様式がExcelファイルなのです。 ダウンロードしたExcelファイルに必要事項を記入した後、それを提出する手段が(1)〜(3)の違いです。 Excelは、特定のバージョン以上のWindows版が必要とされ、Mac版Excelでは提出できません。 つまりMacユーザーには、(1)〜(3)の方法による申請は不可能なのです。できるのは(4)の紙媒体だけ。 そこで紙媒体による提出をしようと、その申請様式をダウンロードしようと思ったら、これもExcelファイル! 紙で提出するためのダウンロード元ファイルが、どうしてpdfじゃなくてExcelファイルなんですか。 これじゃあMacユーザーは、(1)〜(4)全部ダメじゃないですか。 もうこの「Excel文書問題」は何度も書いてきましたけど、また書きますよ。 公的な申請書を、Excelファイル(しかもWindows版)で作るのは、いいかげんやめていただきたい。 もっとシンプルで動作環境を問わない、WEBフォーム入力形式にはできないんですかね。 世の中にはMacユーザーも、そこそこいるんです。 てことで、県の担当部署に連絡して、紙媒体提出用の様式を送ってもらうことにしました。 |
良くも悪しくも、どこにでも出没するGoogle先生
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- 2020/06/28(Sun) -
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日経のコラムに、ある地名の言い間違いを講義中に学生に注意されたと、某大学教授が書いていました。
学生らは講義中でも自在にググっているので、誤りあらば即座に指摘されてしまうのだとか。イヤな時代です。 スマホに目が向くような講義をする方が悪いのか、大学の先生よりGoogle先生の方が頼りになるのか。 ネット検索の世界でGoogleがここまでダントツになるまでには、もちろん紆余曲折はありました。 私は学生時代から約40年ほどパソコンを使っていますが、Googleの隆盛なんてこの十年かそこらのことです。 それにしても世界の人々は、自分の個人情報を犠牲にしてでも、何かを調べ続けたいようです。 好奇心なのか、強迫観念なのか、それとも自然な行動なのか。つねに検索し、閲覧し、また検索。森田健作。 かく言う私も、テレビから耳慣れない言葉が聞こえたら、番組そのものよりもその言葉を追求したくなります。 知りたいと思った事柄は、いま知りたい。その場でその時に決着をつけ、ひととおり満足したいのです。 テレビ番組の内容をそのまま漫然と受け入れるのではなく、興味ある情報は自分で能動的に探りたいのです。 スマホの時代になってGoogle先生は、ありとあらゆる場所に出没します。 疑問点は、いつでもその場で解決できます。運転中はだめだけど、停車中なら調べることも可能です。 本人の名誉のために、誰の話かは書きませんが、自家用車の運転時のGoogle先生活用例をひとつ(実話)。 駐車場から発進する際、左右のペダルのどっちがアクセルでどっちがブレーキか、急に自信がなくなったと。 でもGoogle先生に尋ねて、事なきを得たとのことです。めでたしめでたし。ていうか、それもどうなの。 |
Macに自社開発CPUが搭載され、OSが11になるという、大ニュース
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- 2020/06/24(Wed) -
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まず驚くべきニュースは、Macの新しいOSが「バージョン11」になるってことですよね。あれ、興味無い?
Windowsでも最近は7だの8だの10だのと、OSのバージョンはおおむね連番ですが、Macもほぼ同様です。 ただし2001年に「OS 9」の次に登場したのは「OS 10」ではなく、「OS X」と表記する革新的なOSでした。 以後19年間、10.0から10.15までマイナーチェンジしながら全16代、OS Xの年月が続いてきました。 ところが今回は、小数点以下の変化ではありません。「10.16」ではなく「11.0」になるのです。 19年ぶりのメジャーチェンジですから、19年前と同程度かそれ以上の、画期的変革が起きるはず。 Appleは「macOS史上最大のリリース」と宣伝しています。リリースは秋。アップデート料金は無料。 コードネームは「macOS Big Sur」。MacのOSには、このような名前が付いています。 10.0の「Cheetah」から10.8の「Mountain Lion」までは、ネコ科の動物名でした。 10.9からは、ネコ科シリーズが突然終わって地名シリーズになりました。 今回の「Big Sur」は、カリフォルニアの景勝地の名前だそうで、11.0になっても地名シリーズが続きます。 それではいったい、どのような変革が起きるのか。いまIT記事をあれこれ読みあさって研究中です。 と書いてきましたが、もうひとつ大きなニュースがあります。Macが独自開発チップを搭載することです。 つまり「脱Intel」です。今後のMacは「Intel入ってない」になるわけです。これはもう、一大事です。 このようなOSやCPUの変化は、iPhoneやiPadとMacの垣根がなくなる方向へ、急加速しつつある証でしょう。 |
「接触追跡アプリ」は、みんなでインストールしてこそ意味があります
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- 2020/05/21(Thu) -
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iPhoneの最新OS「iOS 13.5」では、マスク着用のままでロック解除できるようになりました!
というニュースを目にして、もしや、マスクを透視して顔認証できるのかっ!と思ったら、違いました。 マスクの装着をiPhoneが検知して、すぐパスコード入力を求めるような仕組みになっただけでした。 今回のOS更新で、「新型コロナウイルス感染症の接触追跡アプリに対応するAPI」が導入されました。 「API」というのは、アプリを開発するためのインフラのようなものですね。 これはAppleとGoogleが先月発表した新技術で、多くの国が採用の意向を示していると報じられました。 コロナ追跡アプリに関しては、1カ国に1つのみ、公衆衛生当局が開発・運営することが想定されています。 日本でも、このAPIを使って開発されたアプリの運営が民間から厚労省に移り、近日公開されるとのこと。 Bluetooth機器同士が近付くと互いに通信する機能を利用して、その接触歴をスマホ内に記録するものです。 感染者がそれをアプリに登録すると、その接触者に通知が送られ、PCR検査を促すというわけです。 誰とどこで接触したかは分からないまま、感染者と濃厚接触の可能性があることだけが伝わる仕組みです。 近年とくにプライバシーを重んじているAppleと、その反対の傾向があるGoogleとの共同開発というのがミソ。 プライバシー保護が最優先の設計思想のため、追跡効率が必ずしも高くないという欠点があります。 とくに、自分の行動範囲内の多くの人がインストールしていなければ、あまり役に立たないアプリです。 ならばともかく、すぐにでもアプリを導入できる態勢にしようと、今日はiPhoneのiOSを13.5に更新しました。 設定を見ると「COVID-19接触のログ記録」という項目ができています。あとは厚労省のアプリ待ちですね。 ところで、アプリで濃厚接触の可能性の通知を受け取ったら、最優先でPCR検査を受けられるんでしょうかね。 まさか、いったん医療機関で診察を受けてください、なんてことにはならないですよね。そこんとこヨロシク。 |
MacBook Pro の甘酢漬け サバ味噌風味
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- 2020/03/07(Sat) -
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サバ缶をレンジでチンしたら破裂したという、ありがちな話ですが、コロナに飽きたのでこんなネタでも。
MacBook Proのキーボードが「南蛮」の攻撃に遭って故障した件は、昨日書いた通り。 カメラのキタムラでは対応できずAppleに送って修理すると言うので、Macは自宅に持ち帰りました。 自分で「ピックアップ&デリバリー修理」をAppleに依頼した方が早いことを、経験上知っているからです。 Appleのサポートに連絡して、状況を説明し、宅配業者(ヤマト)が回収に来る日時を指定すればOK。 梱包材の準備など一切不要。ヤマトが専用の輸送箱を持って来るので、その中にMacを単体で入れるだけです。 昨日の18〜21時がその回収指定時刻だったので、その前に入浴を済ませ、食事をしながら待っていました。 昨夜のメインはハンバーグカレーでした。でもその前に、サブメインの「サバ缶」を、家人が運んできました。 実は、先日サバ缶をチンしたら破裂して電子レンジ庫内が大変なことになったことを、あとで聞きました。 その経験があるので、今回は注意してチンしたそうで、無事破裂しなかったようです。庫内では。 ところが、ダイニングテーブルまで運んできた時点で、まるで時限爆弾のように破裂する惨劇が起きたのです。 ダイニングテーブルどころか、周辺の家具や床や壁など、ありとあらゆる場所へ、サバ味噌が飛び散りました。 なかでも被害が大きかったのが、修理に出そうとテーブルに置いて準備していたMacBook Proなのでした。 すっかりサバ味噌まみれになったそのMacを、ティッシュで拭き上げましたが、なかなかニオイがとれません。 とその時、間の悪いことに、ヤマトの人がMacを回収するために来たのです。どうしてこのタイミング? やむを得ず、ひどくサバ味噌臭いMacを手渡しました。ヤマトの人は、構わず手早く梱包してしまいました。 さて、今日か明日か、Appleの修理担当者が梱包を開けた瞬間の顔が、見てみたい。 |
カメラはもうスマホ?
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- 2020/01/03(Fri) -
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「タピオカカメラ」などと揶揄され、気持ち悪がられているのがiPhone11Proの背面カメラです。
その3つ並んだレンズは、タピオカよりも「蓮の実」という形容の方が、私にはしっくりきます。 エイリアンか何かに見つめられているような「3眼」には、ちょっとゾクッとする気がしないでもありません。 おかげで「集合体恐怖症」を発症したなどと訴えるネット民もいます。もちろん好意的な誇張表現です。 同じ3眼でも、SamsungやSONYやHUAWEIは直列配置なので、気持ち悪さはゼロなんですけどね。 ジョブズなら採用しなかったデザインだ、という意見もありますが、ともかく敢えて三角配置なのです。 超広角レンズは、他社スマホではすでに採用済ではありますが、やっとiPhoneにも来ましたね。 スペック的には業界最広角の13mm相当。ただし、歪み補正のために実際の画角は少し狭くなっているとか。 昨年まで、正月の集合写真の撮影ではいつもデジタル一眼レフの「ニコンD3100」を使っていました。 いちおう言っておきますが「ミラーレス」じゃないですからね。「ミラーショック」が心地よい一眼レフです。 ただ、NIKKOR 18-55mmレンズでは画角がギリギリで、リビングでの撮影ではいつも苦労してきました。 ところがiPhone11Proの超広角13mmレンズは、ハンパない威力を発揮しました。目の前が全部写せます。 記念写真だけでなく、部屋の中の皆をずっと写し続ける「タイムラプス」も面白いですね。 長時間撮影しても30秒以内にまとめてくれるし、撮影範囲をあとでトリミングできる機能も嬉しい。 そんな楽しい機能に加えて保存・編集のしやすさを考慮すると、もうニコンの出番は無いかもしれません。 |
過充電防止策
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- 2019/12/15(Sun) -
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iPhoneのバッテリー保護のために、最新の iOS には「最適化されたバッテリー充電」機能が備わっています。
フル充電の状態が続くと劣化する「リチウムイオン電池」の、欠点を補うための仕組みです。 昔使っていた「ニッケル水素電池」は、なるべく使い切ってからフル充電することが推奨されていました。 ところがリチウムイオン電池では、フル充電を避けてこまめに「継ぎ足し充電」するのが正解なのです。 しかし、寝る前に充電を開始すれば、夜中のうちにフル充電になってしまいます。どうすりゃいいの。 と思ってきましたが、「iOS 13」に追加された新機能によって、充電が「最適化」されるようになりました。 「最適化されたバッテリー充電」機能の概略は、 (1)ユーザーがiPhoneを使い始める直前までは、80%以上の充電をしない(=充電を保留する) (2)ユーザーがiPhoneを使い始める直前になって、100%になるまで充電する (3)ユーザーが毎日何時頃にiPhoneを使い始めるか(=何時頃に起床するか)は、iPhoneが学習する 買ったばかりのiPhone 11 Proを、昨夜初めて充電しながら寝たら、今朝起床時の充電状態は94%でした。 当然ですが、まだ学習が足りないようです。 精度の高い「最適化」充電のためには、毎朝同じ時刻に起床しなければなりません。 仕事の日なら良いのですが、休日に寝坊すると、その分、フル充電の状態が長く続くことになります。 この事態を避けるためには、なるべく朝寝坊をせず、毎日規則正しい生活を送る必要があります。 幸か不幸か、最近は寝坊できない(=早朝から目が覚める)体になってしまいました。年齢のせいでしょうね。 |
iPhone 11 Pro購入
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- 2019/12/14(Sat) -
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「iPhone 11 Pro」を、遅ればせながら購入しました。もちろん新色「ミッドナイトグリーン」です。
この機種についての詳細は、少し使い込んでから書くとして、今日は機種変更に際しての覚え書きを。 じつはApple StoreでiPhoneを購入したのは、もしかすると今回が初めてかもしれません。 これまでは、電器店に並ぶか、ソフトバンクの店舗かオンラインショップで買ってきました。 いわゆる「2年しばり」を無視して、毎年機種変更してきたので、ショップでの手続きが必要だったからです。 ところが最近この2年しばりが廃止されたので、もはやソフトバンクショップに行く必要がなくなりました。 ならばApple Storeで買ってしまえと、Appleのサイトでポチッとしたら、それが昨夜届いたのです。 で、機種変更(iPhone X → iPhone 11 Pro)に際しての手続きです。次のようにすれば、完璧です。 (1)よく使うMacのiTumesをアップデートして最新版にしておく(以下の操作では、このMacを使う) (2)旧iPhoneを最新OSにアップデートしておく (3)旧iPhoneをMacにバックアップする (4)SIMカードを、iPhone X → iPhone 11 Proに入れ替える (5)新iPhoneに、Macからデータを復元する この手順で良かったのに、今夜はうかつにもソフトバンクショップに行ってしまい、時間をムダにしました。 ついでに料金プランの見直しもしておこうかと、欲を出したのが間違いでした。 ショップの方が親切に、iPhoneの復元作業までしてくれたのですが、これがまったく中途半端なのでした。 店舗でも可能なiCloudを使った復元では、完全には元通りに戻らないことに気づくべきでした。 結局、帰宅後にMacで復元作業をやり直す羽目になりました。もちろん完全に元のiPhone環境に戻りました。 自分でやり遂げる自信のある作業を、あえて他人に任せても、なにも良いことはないのです。 |
新型Mac Pro登場
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- 2019/12/11(Wed) -
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新しいApple Watchを買いました。ずっと初代モデルを使ってきたのですが、さすがに買い換えの時期です。
一般的な腕時計なら、大事に扱えば10年や20年は使えますが、スマートウォッチだと寿命はせいぜい数年。 故障するのではなく、連携するスマホやアプリとの関係で、旧機種は使いづらくなってしまうのです。 これはパソコンでも同じ。ソフトウェアの最新バージョンを使うためには、どうしても新しいOSが必要です。 そして最新のOSをサクサク動かすためには、新型のMacに買い替える必要があるのです。 さらに新しいMacを買えば、他の多くのソフトも更新する必要が出てきて、そっちもバージョンアップです。 こうして、ハードもソフトもすべてが最新の環境となった時点でようやく、いっとき満足感に浸れるのです。 それから比べるとApple Watchは、私にしてはずいぶん長持ちしたものです。 そうそう。長持ちと言えば、診察時にメインで使っている電子カルテ用のMac Proは、もう6年間使ってます。 このMac Proは、とてもパソコンには見えない黒いゴミ箱のような形状が、発売当時話題となりました。 かなり高額なMacでしたが、その破格のスペックと異様なデザインに心を奪われて、即買いしたものです。 しかしMacの旗艦モデルとはいえども、6年も経つうちにそのスペックはすっかり陳腐になってしまいました。 とくにプロユースとしては、新型Mac Proの登場がずっと待ち望まれてきました。 そのMac Proの新型がついに、本日発売となりました。本体約60万円という価格にまず、度肝を抜かれます。 同時発売のモニタもまた、50万円オーバー。あれこれカスタマイズすると、トータルで約580万円(税別)! 誰が何の用途で使うのか知りませんが、電子カルテ用としてオーバースペックであることは確かです。 |
サイト更新後のバグ
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- 2019/12/10(Tue) -
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「Apple 川崎」が、今週土曜日にオープンします。Apple Storeとしては、国内10店舗目です。
大阪・京都・名古屋・福岡に各1店舗、東京都内に5店舗あり、今回は川崎。首都圏に店舗が集中してますね。 その川崎の開店と関係あるのか無いのかわかりませんが、Apple Online Storeのサイトに変化がありました。 昨日から、サイト自体にはサインインできるのに、注文履歴のページにサインインできなくなっているのです。 すぐにメールで問い合わせたら、サポートに電話をくれとの返信あり。 なぜ電話なのかと思いましたが、今日Apple Online Storeに電話したら理由がわかりました。 サインインできないという私の現象を、再現して見せてくれというのです。その方法は「遠隔操作」です。 遠隔操作と言えば、ホームページ業者やネット予約サイトの業者のサポートで、経験したことがあります。 しかしそれらの業者に比べても、Appleの場合はあまりにも簡単でした。 私がApple IDを教えるとすぐに、私のMacの画面上に遠隔操作承諾の可否を問うボタンが現れました。 それをクリックしたらもう、担当者が私のMac画面を見ている状態になりました。簡単すぎて怖いぐらい。 注文履歴にサインインできない現象は、これまでにAppleも把握しておらず、私の報告は初耳だったようです。 そのApple側でも、一定のOSで同様の現象を再現できたので、今後改善作業に入るとの連絡がきました。 サイトリニューアル後に最初にバグを発見・報告でき、Apple信者としてはまあ、満足しているところです。 |
HDDのデータ流出問題
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- 2019/12/07(Sat) -
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神奈川県の行政データが入ったハードディスクドライブ(HDD)の転売事件は、なかなか興味深いですね。
事件発覚の発端は、ネットオークションでそのHDDを購入した方が、データ流出に気づいたことでした。 ・購入したHDD内に削除されていないファイルがあったので、データを読み出してみた ・詳細に確認するため、データ復元ソフトを購入して復元してみた ・さらに確認するため、同じ出品者の他のHDDも落札して入手した ・合計9個のHDDでファイルを復元して、情報流出を確認した ・朝日新聞に連絡した この方の好奇心と正義感の成せるわざなんでしょうけど、その徹底した調査には恐れ入ります。 おかげで、廃棄したはずのHDDから重要な情報が流出していたことが明らかになりました。 しかもそれが、HDD廃棄業者の内部犯行だったという点は、あまりに重大です。 今回は、HDDを転売して儲けようというのが動機であって、情報流出が目的ではなかったようです。 しかし、情報売買のためにHDDが転売されてもおかしくないことが今回露呈したわけで、重大問題です。 官公庁や企業がどれほどセキュリティ対策をしても、内部犯行を防ぐのはなかなか難しいものです。 数年前に起きたベネッセの情報漏洩事件は、まさにそのセキュリティ担当者の犯行でした。 今後は、情報担当者を厳しく管理する態勢が必要で、その管理者もまた誰かが見張っておかねばなりません。 そもそも、神奈川県がHDDをリース業者に返還する前に行ったHDDの初期化作業が、まったく不十分でした。 当院ですら、かつてリースPCを返還した際には、時間のかかる「7回消去法」を実施したというのに。 より確実な情報消去を求めるなら、業者に引き渡す前に、HDDを物理的に破壊しておくべきでしょうね。 ドリルで穴を開け、塩水に一晩浸してから、ハンマーでたたき壊すとか、なんか手があるでしょうに。 |
銀行からのメール?
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- 2019/12/06(Fri) -
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金融機関やカード会社等から、「偽メールにご注意ください」という主旨のメールが、最近よく届きます。
もう何度も書いてきたように、私はそのようなメールを信じないことにしています。 発信者のアドレスなど、いくらでも偽造できます。なのでアドレスが正しくても、まったく油断できません。 メール内に何らかのリンクがあったら、いよいよ怪しいと思うべきでしょう。絶対クリックしてはなりません。 先ほど届いた「某地場銀行からのメール」らしきメールにも、いかにも怪しげなリンクが張られていました。 そのリンクの下にはご丁寧に「メールの発信元、内容は確かかどうか確認する」ようにと、書かれています。 万一、このメールが本当にその銀行からのメールであるのなら、担当者の発想の貧困さに呆れます。 不正メールへの注意喚起を謳いながら、そのメール自体が怪しげであることに、なぜ気づかないのでしょう。 重要な情報なら、銀行のサイトから顧客にアクセスさせるべきであり、メール内のリンクなど論外です。 顧客個人宛の連絡事項でも、ネットバンキングにログインした上で読むようにと、手順だけを示すべきです。 もちろん本来であれば、メール内のリンクから直接目的のサイトへ飛ぶのが、いちばん簡単なんですけどね。 その便利なツールを、安全のためにあえて避けなければならないなんて、本末転倒もいいところ。 デジタルな詐欺の手口はどんどん巧妙になっています。もうホントに困った世の中になりました。 世の中のIT化によって、人々の日常生活が便利になると同時に、詐欺をするのにも便利になったわけです。 |
キーをパチパチ叩く
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- 2019/11/18(Mon) -
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Appleが発売した新型MacBook Pro16インチモデルは、やはりキーボードが刷新されました。
現行機種が装備している「バタフライキーボード」が、概して「不評」なのです。私は意外と好きですけどね。 「パチパチという音がうるさい」「ゴミが詰まって故障しやすい」、というのが一般的な悪評価。 けれど私は、その「パチパチ」「カチカチ」した硬質な感じが、けっこう気に入ってます。うるさいけど。 「ゴミは適宜掃除すればいい」というのが、私の考え方。 で、最初はキーボード用のUSB掃除機を買ったのですが、これがぜんぜん、ダメ。吸引力ほぼほぼゼロ。 なので今は、マキタのコードレス掃除機を使っています。家庭用の一般的な掃除機なので、メッチャ強力です。 マキタの掃除機は、ダイニングの私の定位置の右脇の、ワインセラーの横にいつも立っています。 気が向いたらすぐに、ダイニングのイスにすわったまま、サクッとキーボードを掃除することができます。 難点は、掃除機の音がうるさいこと。ソファで寝ていた愛犬・花ちゃんが、すくっと起きて猛然と吠えます。 動物が吠える声の周波数に近いのでしょうか、よほどその音がカンに障るようで、敵意むき出しです。 ちなみに私のMacBookは、静かな場所で使っていると思いのほかパチパチと甲高い音が響きます。 航空機内等でもパチパチやってるので、少々ヒンシュクを買っているかもしれません。 |
Facebookまだ利用中
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- 2019/11/14(Thu) -
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Facebookは、実在しない人物や組織を装った偽アカウントを、今年7~9月だけで17億件削除したとのこと。
1〜3月にも22億件の削除をしたそうなので、このペースだと年間に100億アカウント近いじゃないですか。 え〜っと、世界の人口って何人でしたっけ? 一定のアルゴリズムによる自動削除なんでしょうけど、それにしても莫大な数ですね。 偽アカウントのうち99.7%は、利用者からの報告がある前に削除したといいます。 ということは、0.3%は利用者からの報告を基に、人力で削除したということなのでしょうか。 17億の0.3%って、いくらですか。ケタ数が大きすぎて即座に暗算できませんが、500万ぐらい? この500万アカウントについては、手作業で削除したというのでしょうか。それもまた果てしない作業ですが。 そもそもFacebookの全アカウントのうち、正しいユーザーって、いったい何人ぐらいいるんでしょうね。 もやはネットは、デマ情報や詐欺サイト、フェイクニュースにフィッシングメールであふれかえっています。 だます側はどんどん巧妙になるので、Facebookがどのように工夫したところで、後手後手に回るのでしょう。 その偽アカウントにだまされる以前に、Facebookは広告がやたら多くなって邪魔なんですよね。 おまけに、人数が増えて巨大になったグループは、だんだん「荒れて」くるし。 真摯な討論は嫌いじゃないですが、誹謗中傷や揚げ足取りの会話の応酬を見てると、逃げ出したくなります。 とは言え、Facebookは言論活動の有用なインフラですから、上手に利用すればいいのでしょう。 そんなわけで当ブログは、Facebookでリンクをシェアする形でも、細々と発信しているわけです。 |
メール内のリンク
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- 2019/10/31(Thu) -
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「厚生労働省 健康局 結核感染症課 新型インフルエンザ対策推進室」なる発信元から、メールが届きました。
「改めてログインIDをお知らせします」 「パスワードをご失念の場合は、システムより再設定をお願い致します」 そのように書かれたメール内のURLへのリンクを、躊躇なくクリックしても良いものでしょうか。 さらにリンク先のページでログインIDとパスワードを入力しても、危険は無いのでしょうか。 私は原則として、メール内のリンクはクリックせず、オリジナルのサイトからアクセスするようにしています。 例えばカード会社からは、「カードご利用金額をお知らせします」と、リンクへのクリックを求めてきます。 でも絶対クリックなどしません。利用金額を知りたければ、必ずカード会社のサイトからログインしますので。 いつぞやは、銀行から届いたメールが絶対怪しいと思い、その銀行に電話して確認したことがあります。 銀行は銀行で、あとで折り返しますと言って電話を切りました。向こうも私を怪しんだのかもしれません。 「フィッシングメールにご注意ください」と書かれたメール自体が、フィッシングでない保証はありません。 注意喚起が強調してあるメールがかえって、うさん臭く見えてきます。 インターネットやメールは、世の中を格段に便利にしてきたのは事実です。 しかし昨今のフィッシングメールの氾濫によって、何でも疑ってかからねばならず、便利さも台無しです。 |
Googleの「超計算」
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- 2019/10/24(Thu) -
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「ソフトバンクG、強気の投資岐路」
ソフトバンクホークスが日本1になった翌朝のトップ見出しがこれ。明らかに狙ってますね、日経は。 日経はしばしば、世間が注目する話題をあえて外して経済記事をトップにすることがあり、驚かされます。 しかしそれでも日経が面白いのは、良い意味で、「とばし記事」が多いからです。 前にも書いたように、悪く言えばガセ、しかし実態は時にインサイダー情報ギリギリなのかもしれません。 Googleの「量子コンピュータ」関連報道も、とくに日経が精力的に報じています。 冒頭のソフトバンクGの記事のすぐ下に「グーグル、量子コンピューターの『超計算』成功発表」とあります。 最先端のスパコンが約1万年かかる計算問題を、量子コンピューターは3分20秒で解いたといいます。 1万年もかければ、コンピュータどころか、人類が進化してしまいますが、まあそれはヨシとしましょう。 Googleの発表には異論も出ていて、IBMは同じ計算問題を従来のスパコンで2日半で解いたと言ってます。 だいたいどんな問題なのか、知るよしもありません。聞いても意味がわからないでしょうけど。 量子コンピューターの特徴については、日経を含めてたいていの報道記事が、次のように「解説」しています。 「『0であり、かつ1でもある』という特殊な状態を利用して大量の情報を一度に処理できる」 こういった記述には、読者に理解させようという気力を感じません。たぶん書いた本人もわかってないのです。 少なくとも私は、量子コンピュータについての解説記事を読んでも読んでも、ちっとも理解できません。 でも、世界中の情報を握るGoogleが、「超計算」能力を身につけることの恐ろしさは、容易に想像できます。 |
ハワイアンな広告
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- 2019/10/19(Sat) -
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ハワイアン航空の、福岡–ホノルル直行便が来月就航するというテレビCMを、最近ときどき目にします。
ネット広告では以前から、おもにFaceookの画面で、この広告をたびたび見てきました。 いつもは一瞥をくれるぐらいで済ませていたのですが、今日はつい、クリックしてみました。 ふんふん。とハワイアン航空のサイトをしばらく眺め、その場はそれで終了。 ところがです。その直後から異変が起きました。 新聞社のサイトを見ても、ヤフーで天気予報を見ても、どこを見ても出てくるんですね、ハワイアンが。 ネット広告システムのすごさを感じるというよりも、気味が悪い。 診察室で患者さんに、ある医療系記事を見せようとしたら、そのMacの画面にもハワイアン。しかも楽しげ。 こんなタイミングでその広告出す? TPOっちゅうものを考えてくださいよ。 似たような経験は、これまでに何度も経験してきました。 大事な場面で菅乃屋の馬刺し広告が出てきたり、ウェーバーのBBQコンロが出てきたりしました。 これを見られたら、「あ、この人はこんなことに興味があるのか」と、趣味嗜好がすぐバレてしまいます。 無料検索というネットツールには、個人情報の提供だけでなく、それを開示させられるリスクもあるんですね。 これからはもう人前では、うかつにブラウザを開けなくなってしまいました。 まあそれ以前に、あとで見られて恥ずかしい事柄では検索しないことですね。 |
Facebookの情報管理
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- 2019/09/28(Sat) -
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個人情報の保護規制を強化する動きが世界で相次いでいると報じられてはいますが、事は簡単ではありません。
フェイクニュースや誤った情報発信を厳しく規制することは、逆に表現の自由を侵しかねないからです FacebookのザッカーバーグCEOが企業経営の軌道を修正するという、インタビュー記事が出ていました。 彼は一見まっとうなことを言っていますが、しかし私には余計に疑問が深まりました。 「不適切なコンテンツは通報を待って対処するのではなく、危険な情報を発見するAIを作り迅速に取り除く」 ネット社会の風紀委員長になろうというのでしょうか。要は、検閲であり情報操作そのものです。 これを人間が行うのではなく、AIが「機械的に」処理するのだから問題ないとでも言うのでしょうか。 検閲条件などは自由に設定できるし、問題コンテンツの情報をFacebookが丸ごと収集するのも不気味です。 スマートスピーカーが「聞き耳」を立てている問題と同様の、個人情報への侵害が危ぶまれる案件です。 Facebookに限らず、Googleやその他の情報企業も、すでに同様の情報操作を行っているはずです。 ただ、いくら検閲を厳しくしても、その裏をかいて情報が漏れることは間違いありません。 厳しい通信規制のある独裁国家でも、闇の周波数のラジオ放送が流れたりするわけです。 情報発信手段や技術は、加速度的に進歩しています。拡散する情報量は爆発的に増えていくことでしょう。 未来社会ではもう、情報管理や規制など不可能なんじゃないでしょうかね。 Facebookのやろうとしていることは、訴訟対策にしか見えません。その実体は情報収集の強化です。 |
動画と静止画
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- 2019/09/24(Tue) -
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自宅にある、いまはもう使っていないデジカメとビデオカメラを数えたら、それぞれ5台ずつありました。
それに加えて、使っていない古いiPhoneを10台所蔵しているなど、とても人には言えません(書いたけど)。 子どもが生まれてからしばらくの間は、やたらと写真やビデオを撮影しまくる時期でした。 その後は撮影頻度が低迷しましたが、最近また孫が生まれたりなんだりで、撮影熱がぶり返しています。 写真は、銀塩からコンデジを経て、今は専らiPhoneで撮影していますが、たまにデジタル一眼も使います。 動画は、VHS-Cから8mm、さらにminiDVからAVCHDを経て、いまはもうiPhoneオンリーですね。 運動会などでは本格的な三脚を使ってビデオ撮影をしていましたが、悩ましいのは写真との同時撮影でした。 動画は絶対撮りたいけど、要所要所ではスチル写真も残したい。でも両方同時撮影はなかなか難しいのです。 ビデオ画像から静止画を切り取ろうという発想になるわけですが、20年前にはなかなか大変な作業でした。 大学で学会発表用ビデオの編集で使っていた、Macの「Final Cut Pro」というソフトを、自腹で買いました。 たしか当時、12万円ぐらいしたと思います。それほどまでに、子どものビデオと写真は大事だったのです。 ただし、ビデオから切り取った静止画の画質はかなり悪く、苦労して編集してもガッカリするばかりでした。 さて、スマホの時代に突入です。カメラの性能や写真・動画の画質は年々めざましく良くなっています。 それでも当初は、スナップはiPhone、行楽ではデジカメ、記念写真は一眼という使い分けをしていました。 ところがこの数年、たいていの撮影はiPhoneで済ませています。当然動画もiPhoneで事足りてます。 動画でざっと流し撮りして、冗長な部分をカット(トリミング)するのが実に簡単。 静止画も自在に切り出せるので、決定的瞬間をモノにできます。しかも綺麗。もう昔の苦労がバカみたいです。 で、新発売のiPhone11( Pro )って、カメラがスゴいらしいですね。こりゃやっぱり、買いかな。 |
こじれる米中問題
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- 2019/09/01(Sun) -
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トランプ米政権が本日、強化した対中制裁関税を発動しました。
Apple製品も、その多くが15%の追加関税の対象になるようです。iPhoneは対象外にしても、厳しい話です。 さらに12月には、iPhoneを含むほぼ全ての中国製品が対象となるので、Appleには大打撃になるでしょう。 Appleは増税分を小売価格に転嫁しない方針なので、その分が減益となり、経営悪化が懸念されています。 日本で買えるApple製品は、たいてい中国からの直輸入なので、現時点では米国の事情とは無関係です。 ですが、中国経済やAppleの経営が悪化すれば、巡り巡って日本経済に影響することは必定です。 それはともかくAppleです。来週(日本時間で9月11日午前2時)、新製品発表イベントが開催されます。 新型iPhoneとAppleWatchの発表はほぼ、確実視されています。たぶん9月下旬には発売されるでしょう。 私にしては珍しく2年近く同じiPhoneを使っているので、そろそろ買い替え時。なので来週は要注目です。 AppleWatchも、初代をずっと使い続けており、さすがに買い替えたいタイミング。これも期待しています。 MacとかiPadの新製品については今回はパスかもしれませんが、まずは発表内容を吟味してから。 飛ぶ鳥を落とす勢いだったAppleにも、陰りがささやかれて久しく、トランプ時代になってさらに苦境です。 私のお布施が足りないことも否定はしません。 来週は何か、世界をあっと言わせる新製品(新機軸・新発明)を発表して欲しいものです。 |
HomePod発売
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- 2019/08/23(Fri) -
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Appleの「HomePod」が、ようやく日本でも、本日発売となりました。
スマートスピーカーとしては、他社から完全に出遅れた製品と言わざるを得ません。 機能・性能におけるアドバンテージも、残念ながらそれほどありません。 しいて言うなら、デザインはさすがApple製だけあって個性的。洗練されているという言い方も可能です。 繊維工場とかにありそうな物体、あるいはミルクロード沿線に並んでいるような、そんな形状ですね。 IT系サイトなどの記事には、「音の良さが桁違い!」なんて評価もあります。 たしかに以前から、HpmePodはスピーカーとしての性能の高さが話題ですが、それが最大のウリでもねぇ。 HomePodが発表されたとき、日本で発売されたらすぐ買おうと思いましたが、今はそれほどでもありません。 しばらく発売を待たされるうちに、それほど必要でもなさそうなことが、わかってきたからです。 ところで、そのHomePod発売のニュースを、さきほどリビングで家人と話していたときのことです。 「HomePodは、 “Hey Siri” と話しかけたら立ち上がる」と私が言った途端に、驚くべき事が起きました。 自宅でいつも使っている「MacBook Pro」の中に居たSiriさんが、いきなり起動したのです。 私の「Hey Siri」という言葉を聞き逃さず、「はい、ご用件はなんでしょう!」反応したのです。 このMacBook Proは購入して数年経ちますが、中にSiriさんが居たなんて、今の今まで知りませんでした。 でもSiriさんにしてみれば、数年間いちどもお呼びがかからないまま、ずっとその時を待ってたんですね。 それがいきなり呼び出されたというのに平然と立ち上がり、淡々と「ご用件は何でしょう」と反応したのです。 その我慢強さと従順で冷静な仕事ぶりには、頭が下がります。 この数年間、Siriさんはずっと、ひたすら聞き耳を立ててたんですね。なんていいうか、少し不気味です。 |
時計の電池切れ
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- 2019/08/11(Sun) -
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AppleWatchのバッテリーの消耗が、突然、激しくなりました。
以前なら、朝の出勤前から夜の帰宅後まで、少なくとも連続15時間程度は、難なく使うことができました。 帰宅後、まず書斎の定位置にカバンを置き、次にWatchをはずして充電器にセットするのが私のルーチン。 毎日そのパターンを守る限り、バッテリーの消耗で困ることはありませんでした。 ただし、ごくまれに外飲みしたりすると、たいてい深夜には電池切れの憂き目に遭います。 旅行等で充電ケーブルを忘れた場合、もはや時計としては使い物にならない太いブレスレットと化します。 電池の消耗が急激に進み始めたのは、2日前の大阪からの帰路のこと。まだ夕方なのに残量がなくなりました。 さらに、帰宅後キッチリ充電したはずなのに、昨日も夕方には電池切れ。充電ミス? 今日はなんと昼に電池切れという事態に至ってついに、悟りました。バッテリーの劣化じゃなかろうか、と。 調べてみると、AppleWatchのバッテリーの耐用年数は2,3年。それを過ぎたら交換修理が必要とか。 私のWatchはすでに、購入から4年以上たっています。そりゃ劣化もするでしょう。やはり交換すべきか。 ところがその修理費用が、高いのです。その2倍も出せば、最新のAppleWatchが買えるじゃないですか。 なんなら、下取りプログラムなんてのもある。どれどれ、私のWatchは・・・なんと1600円! いや待てよ。watchOSを最新にすればバッテリー駆動時間が延びると、Appleのサイトに書いてある(喜)。 さっそくアップデートを試みるとしかし、パスコードの設定段階でフリーズ。何度やってもフリーズ(怒)。 まさかAppleWatchの故障?、あさってから旅行に出かけようという時に、最悪なタイミングじゃん(哀)。 試行錯誤の末、パスコードを設定しなければうまくいくことを発見。アップデートは無事、完了できました。 おや、バッテリーの消耗も心なしか緩やかになってる!もちろんパスコードは、その後改めて設定済です。 てなわけで、OSの更新で私のWatchは少し延命したわけですが、でも、そろそろ買い替え時かな♪(楽)。 |
便利な定型返信機能
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- 2019/07/25(Thu) -
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iPhoneに着信したメッセージは、Apple Watchにも同時に届くので、すぐに確認することができます。
Apple Watchでは、メッセージをすぐ読むことができるだけでなく、定型文の返信もできます。 と書くと便利そうですが、私は今日まで、Apple Watchで返信したことがありませんでした。 が、図らずも今日、庭木の剪定業者の方とメッセージをやりとりした際に、その返信機能を使ったようです。 私「剪定の日取りは、どのようになりそうでしょうか?」 業「8月1日で調整中です」 私「また今度にしますか?」(1) 業「今度とは、秋か冬という事ですか?」 私「すみません。先ほどの送信は誤りです。8/1でお願いします」 業「承知しました」 私「いえいえ」(2) 驚いてはいけません。このうち(1)と(2)は、私には身に覚えのない送信です。 うっかりApple Watchの返信用定型文に指が触れてしまい、不本意なメッセージを送ってしまったようです。 iPhoneとは異なり、Apple Watchでは画面が小さくてチマチマしてるので、よく押し間違いが起きます。 読んだメッセージを確認した後に画面をスクロールしたつもりが、定型文に触れてしまったのでしょう。 せっかくの便利機能が、紙一重で余計なトラブルを招きかねないと思うと、今日は冷や汗が出ました。 定型文にはほかにも、「いいえ、結構です」なんてのもありました。その文に触れなくて良かった。 |
Amazonのお節介
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- 2019/07/14(Sun) -
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Amazonから、たびたびオススメメールが来ますが、その文言が最近ちょっと不快ですね。
(1)「お客様が最近チェックされた商品からおすすめ商品をピックアップ」 ←あっそう。 (2)「当社は、お客様がこれについて知りたいだろうと思いました」 ←なにそれ。 AmazonやGoogleやFacebookは、こちらの閲覧履歴等を収集分析して、広告を繰り出してきます。 なかでもGoogleとFacebookは、メールやメッセージの中身まで読んでいることを認めています。 このような個人情報の収集は、それがAI等による機械的な処理である限りにおいて許容されているはず。 ところが前述した(2)のような文言には、人間による、しかも上からな介入を感じてしまいます。 もはや、Amazonという人格にすべてをのぞき見られている気がして、気持ち悪いですね。 そういえばAmazonは数年前に、「予測出荷」システムを特許出願してましたけど、どうなったんでしょうね。 予測出荷とは、利用者の購買傾向とタイミングを予測して、商品の発注を待たずに出荷することです。 もしも予測がうまくいけば、発注の直後(場合によっては数分後!)にはもう、商品が届くというわけです。 しかし多くの場合、頼んでもいないのに、しかもそこそこ興味のある商品が届くということになるでしょう。 これを押し売りとみるか、ナイスタイミングと喜ぶか、気持ち悪いと感じるか。まさに驚くべきお節介ですね。 |
2段階認証は必須です
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- 2019/07/06(Sat) -
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世文平の不正利用問題では、運営会社のセキュリティー対策への認識の甘さが露呈しています。
(「セブンペイ」と入力するつもりが、いきなりの誤変換が面白すぎて、そのままです) 従来のクーポン配信アプリを流用して構築した手抜きシステムが、脆弱性の最大の要因とされています。 「2段階認証」もなければ、パスワード再設定の仕組みもオソマツすぎて、これじゃ乗っ取られ放題でしょう。 それに加えて運営会社の幹部(社長)は、呆れるほどのド素人。記者会見で醜態を晒してしまいましたね。 「どうして2段階認証を採用しなかったのか」と問われ、「2段階認証?」何それ?みたいな間抜け面(失礼)。 業界大手が満を持して導入した新規決済システムのズッコケは、その社長が恥をかいただけでは済みません。 いまからシステムを改修して、はたして消費税増税のタイミングに間に合うのでしょうか。 消費税増税に伴うポイント還元の事業者から外される可能性も出ています。事態はきわめて深刻です。 2段階認証が定着してきたのは、ほんのこの数年のことでしょうか。もうすっかり慣れましたね。 Apple IDでもFacebookでも、その手続きを面倒に思うよりは、私はむしろ頼もしくさえ感じます。 実際の認証方式はさまざまですが、スマホにショートメッセージで認証コードが届くパターンが多いですね。 いつもはID・パスワードでログインできていたサイトが、抜き打ち的に、2段階認証を求めてきたりもします。 そんな日に限って、職場にiPhoneを忘れて帰宅してるんですよね(マーフィーの法則)。 当ブログの運営サイト「FC2ブログ」も、どういうタイミングか時々不意に、2段階認証を求めてきます。 認証コードは一般のメールで送られてくるのですが、なぜかこのメールはしばしば迷惑メールに分類されます。 待てど暮らせど認証コードが届かないと思っていたら、いつのまにか迷惑メールフォルダに入ってたりします。 ブログ投稿の締切時刻が切迫しているときに限って、ログインで手こずり、嫌な汗をかく羽目になるのです。 なので今では、原稿を書くよりも前に、まず、あらかじめログインを済ませています。これも生活の知恵です。 |
アイブはん退社
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- 2019/06/30(Sun) -
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最高デザイン責任者 (CDO) のJonathan Ive(ジョナサン・アイブ)が、Appleを退社することになりました。
Apple製品が、とくにそのデザインで評価されているのだとしたら、それはほぼ完全に、アイブ氏の功績です。 ジョブズの次のCEOにはアイブがいいと、かつて期待していたApple信者も多かったと思います。私もです。 もちろん彼は、ただ好きなモノを作りたいだけであって、巨大企業を経営していく人間じゃなかったのです。 そこはジョブズも見抜いていて、経営はクックに、デザインはアイブに、それぞれ任せたわけですよね。 最近はあまり彼の活躍を目にしなかったので、病気かと思ってましたが、そうじゃない。独立ですね。 今後Appleが世に出そうとしている新製品の方向性とアイブの志向が、合わなかったのでしょうか。 アイブ退職の一報によって、Appleの株価は1%ほど急落、株価総額にして約1兆円ほど下がったとのこと。 まあ、象徴的に言うなら、アイブの価値は1兆円ということでしょう。実際にはもっと高いと思いますが。 iPhoneなどのデバイスが飽和状態になり、Appleは軸足をサービスに移しつつあります。 なので、プロダクトデザインの天才の出番もなくなってきたのかもしれません。 次にアイブはApple Carでもデザインするのかと思っていましたが、望み薄となりました。 そもそもAppleは自動運転車そのものを作る気があるのか、ソフトウェアだけ作るのか。それも不明だし。 かつて、Appleの新製品が発売されるたびに、その詳細を語るアイブの動画がネットで公開されていました。 しかも、その動画は誰かが作った大阪弁の吹替版でいつも見ていたので、アイブが関西人に思えてなりません。 人なつっこい顔の、丸っこい体型のアイブはん。Appleから独立後の活躍が、楽しみです。 |
Appleの個人情報保護
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- 2019/06/23(Sun) -
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音楽や映画の配信サービスは、すっかり普及してきました。もう便利というよりも、生活必需品ですね。
音楽は、聞きたい曲をほぼ何でも検索して聴くことができます。もちろん無料。 こうなるともう、CD買う理由が見当たりません。たまに買うけど、これは物欲による例外です。 映画も、かつてはWOWOWなどの放送を次々に録画してHDDに保存していましたが、もうやってません。 録画すること自体がアホらしい。Netflixやらなんやらで、最新作以外はたいてい観ることができます。 よほど観たい最新作だけ、映画館に足を運んで観ますけどね。たまに買うBlu-rayは、もちろん物欲です。 先日Appleは、次期動画配信サービス「Apple TV」などを発表しました。 これに限らずAppleのサブスクリプションサービスでは、広告を一切表示しないのが特徴のようです。 広告で儲ける気がないので、利用者の視聴情報を収集する必要もありません。そこがまたウリなのです。 このAppleの個人情報保護は、GoogleやFacebookやAmazonには考えられない態度でしょう。 プライバシー軽視と思われては困るので、最近GoogleのCEOは次のようにAppleを批判しています。 「Appleの取り組みは素晴らしいが、それはあなたがApple製品を手頃だと受け入れられる場合だ」 つまり、製品やサービスの価格を抑えるためには個人情報を収集することも必要だ、というわけです。 個人情報を広告に生かすことで利用者には安価なサービスを提供できる、という理屈自体はわからんでもない。 利用者のプライバシーと利便性や経済性は、完全には共存し得ないものなのでしょうか。 Appleは理想を追い求め、Gooleらは現実的な商売をしている。その結果が、現状なんでしょうね。 どうも最近、そんなかたくななAppleの商売が上手くいってない気がして、心配にもなります。 |
Facebookの仮想通貨
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- 2019/06/20(Thu) -
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Facebookが、独自の仮想通貨(暗号資産)「Libra」を発表しました。来年にはサービスを始めるとのこと。
MasterCardやVISAなどの企業がその発行組織に名を連ねているので、準備はかなり進んでいるようです。 27億人というFacebook利用者を背景に、地球規模の低コスト決済インフラを作ろうというもくろみです。 それって多分、Amazonがいちばんやりたがってることだと思いますが、Facebookが先んじちゃいました。 Appleも先日Apple Cardを発表しましたが、これも決済インフラへの切り込みを狙ったモノです。 考えてみるとMasterCardって、シレっとApple CardとLibraの両方に加担しようという魂胆なんですね。 「Libra」はたしかに未来的ですが、Facebookがやるっていうのが、どうしてもうさん臭い。 「利用者の同意なしに、決済情報をネット広告ビジネスに役立てることはしない」 Facebookはそう言ってるようですが、とりわけ個人情報管理について、この企業はまったく信用できません。 仮想通貨を規制する法整備が追いついてない観点からも、米下院はさっそくLibraの開発停止を求めました。 Facebookってどうやって儲けるのだろうと、かつては思ってましたが、いまや世界有数のボロ儲け企業です。 利用者がほとんど意図せず提供してくれる個人情報が、広告ビジネスの重要な材料になっているわけです。 そんなFacebookが、決済情報をビジネスに生かさないはずがないでしょう。 利用者の同意なしには利用しないって言ってるんですから、つまり、同意を得て利用するってことですよね。 その同意の得方が、たぶん巧妙なのです。だいたい予想は付きます。 |
Apple製「おろし金」
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- 2019/06/04(Tue) -
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Macの旗艦モデルである「MacPro」は、長らく新型機の発売がなく、Macファンはヤキモキしてきました。
iMacやMacBookはたびたび新型が発売されているのに、最上位のMacProだけが、沈黙を守ってきました。 しかしついに今日(日本時間)行われたAppleの発表会「WWDC 2019」で、新型MacProが登場しました。 次期モデルのスペックはもちろんですが、デザインはどうなるのか、私はそれがずっと気になっていました。 が、蓋を開けてみると、どうやら現行モデルのあの奇抜な「花瓶デザイン」はやめてしまうようですね。 ご存じない方のために説明すれば、現MacProは、直径17cm、高さ25cmの、真っ黒な円筒形なのです。 5年半前に発表された時には、まるで花瓶だゴミ箱だ弁当箱だと、良い意味で揶揄されていました。 もちろん私はすぐに予約・購入し、しばらく院長室で、今は診察室でメインのPCとして毎日使っています。 デザインがあまりにも奇抜ですが、それも考えがあっての「機能美」ということで、私は満足しています。 Appleが考えた究極のカタチなんだろうと、これ以上工夫の余地はないのだろうと、ずっと思って来ました。 しかし、冷静に考えてみれば、円筒形の筐体って部品の配置スペースとしては不利ですよね、多分。 対流を利用した放熱メカニズムも、ホントのところどうなのか。デザインに凝りすぎた気がしないでもない。 案の定、次期MacProは現行モデルとは似ても似つかない箱形です。昔風の「ポリタンク型」と言ってもいい。 ただし、まるで大型の「おろし金」かと思うようなデコボコがビッシリ。実に斬新です。 しかも、同時に発表された「32インチ、Retina 6Kディスプレイ」も、これまた「おろし金」デザイン。 はやりですか。これからは、おろし金がトレンドですか。花瓶デザインとはまた別の意味で、奇抜です。 MacProのCPUは「最大28コアのIntel Xeon」だと言われても、もはや私の用途には完全に無関係のレベル。 この秋発売。5,999ドルから。どっちみち、購入するつもりはありませんけどね。 ただ、6Kディスプレイには、少々興味あるのですが、4,999ドルですか。これも厳しい。 今回のApple製「おろし金」、どちらも手が出ません・・・ |
書類整理の最終形?
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- 2019/05/21(Tue) -
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まだ最終形ではないと思いますが、医者になって34年経過した私の書類整理法について、振り返ってみます。
若手医師であった80年台。パソコンはあったけど、ネットのない時代。 文書や文献はコピーして保存しており、それを必要時にいかに容易に見つけられるかが重要でした。 医学論文は著者名順にファイルに入れて管理していました。なかなか使い易い整理法だったと思っています。 文具にも試行錯誤をしましたが、「ファイルボックス+ハンギングフォルダ」の組み合わせが良かったですね。 プラスチックの箱に、二つ折りのフォルダを引っかけるように吊して並べ、その中に書類を入れる方式です。 今世紀に入り、世の中には文書整理の武器が出そろってきました。 「インターネット」と「ドキュメントスキャナ」と「PDFファイル」と「Evernote」です。 自由にネット検索ができるようになると、いちいち文献のコピーを手元に置く必要がなくなりました。 文書はスキャンしてEvernoteのようなソフトで管理すれば、文書の中身まで検索できるようになりました。 いまでは、職場や自宅のあちこちにスキャナを配置し、文書は何でもとりあえずその場でスキャンしています。 ドキュメントスキャナはさらに進化し、文書の内容を読み取って勝手にファイル名を付けてくれたりします。 システムトラブル等にも対応できるよう、スキャンしたファイルはEvernoteとDropboxで二重に管理します。 ペーパーレス化をめざしてはいますが、スキャンしてた文書の原本を、必ず捨てるとは限りません。 重要な文書や記念の品は、手元に残しておきたいからです。その考えが片付けの敵なのですが、しょうがない。 で、その重要書類や記念品等をどうやって保管するのかで、実は今なお試行錯誤が続いているのです。 分類作業はなるべく避けて、しかし容易に検索・閲覧ができるためには、どうすべきなのか。 実は昨日までは、クリアファイルを使っていたのですが、今日からハンギングフォルダに切り替えました。 奇しくも前世紀の管理法に戻ってしまいましたが、でもこのアナログな手法が、けっこう使いやすいのです。 |
安全ではありません
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- 2019/05/18(Sat) -
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「安全ではありません」
当ブログをご覧の方、アドレスバーに上のような表示が出ていますか。ブラウザによっては出てると思います。 これを見て、あわててページを閉じた方がいるかもしれません。 従来型の、いわゆる「非暗号ページ」をブラウザで開くと、そのような警告が出るようになり始めています。 このブログだけでなく、当院のホームページにも、「安全ではありません」と表示されています。 ためしに熊本市医師会のWebサイトを見ましたが、そこにも「安全ではありません」と出ていました。 なあんだと思いつつ熊本市のホームページを見たら、これまた「安全ではありません」ですからね。 面白いことに、熊本県のサイトは安全ではないのに、「熊本県庁」でググると安全なサイトにたどり着きます。 企業や組織のWebサイトの「暗号化(HTTPS化)」は、まだ過渡期のようです。 最近、ホームページサービス業者から、当院のWebサイトのHTTPS化を勧める電話がよくかかります。 もう少し様子をみますと、私はいつも返答するのですが、適当な時期には決断すべきなんでしょうね。 費用がそこそこかかるものだから、少しためらっているのです。基本的にケチなので。 でもあからさまに「安全ではありません」と表示されるのは、やはり不本意ですね。 表現を少々和らげていただくわけにはいきませんかね、「安全ではないかもしれません」ぐらいに。 だって、HTTPS化しても「絶対安全」とは言えないわけで、ハッカーの手にかかれば大差ないでしょう。 ていうか、そもそも当ブログをハッキングする酔狂なハッカーって、いるんですか? もしいるのなら、お願いです。誤字脱字を見つけたら、早めに勝手に改ざん(校正)しといてくれますか。 |
クアルコムと和解
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- 2019/04/19(Fri) -
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Appleと、米半導体大手クアルコムとの知的財産紛争は、結局、全面和解という形で決着しました。
次世代規格「5G」に対応する半導体を他社からどうしても調達出来なかったAppleが、譲歩したわけです。 Appleの頼みの綱のインテルは、開発が難航して「インテル遅れてる」状態でしたが、ついに撤退しました。 あのインテルですら、5G向け半導体の開発はできなかったということです。 そう考えると、すでに製造しているファーウェイの技術力はたいしたものです。 ただ、米政府がファーウェイを排斥しようとしているとき、同社製品をiPhoneに組み込むのは無理でしょう。 Appleはついに、通信半導体最大手のクアルコムに頭を下げるしかありませんでした。 それほどまでに、5G規格での出遅れを避けたかったということでしょう。すでに出遅れてはいますが。 このような基幹部品を、米国と中国が競って開発してるわけですが、日本はどうしちゃったんでしょうね。 かつては絶対的に強かった日本の電気・電子製品が、現代の最新IT機器の重要開発局面では蚊帳の外です。 たとえばスマホでは、日本は部品メーカーに成り下がっており、最終製品の世界シェアはごくわずかです。 でも考えてみれば、スマホなんて世界中に普及し始めてまだ、たったの十年ちょっと。 先行したiPhoneすら、シェアではとっくにサムスンに抜かれ、いまファーウェイにも抜かれつつあります。 とすれば逆に、いまから日本メーカーが新機軸を打ち出して世界シェアを奪取する余地はいくらでもあります。 日本メーカーには、5Gの次の「6G」で世界を制するぐらいの気持ちで、底力を出してもらいたい。 もちろんAppleも、です。 |
アマゾンでAmazon
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- 2019/04/06(Sat) -
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Amazonのジェフ・ベゾスCEOの離婚慰謝料は4兆円ですか。もう驚きを通り越してますから驚きません。
なんて話はどーでもいいのですが、今朝、Amazonを名乗る誰かから、次のようなメールが来てました。 (以下引用) Amazonお客様 残念ながら、あなたのアカウントAmazonを更新できませんでした。 これは、カードが期限切れになったか。請求先住所が変更されたなど、さまざまな理由で発生する可能性があります。 アカウント情報の一部が誤っている故に、お客様のアカウントを維持するためAmazon情報を確認する必要ェあります。今アカウントを確認できます。 (引用ここまで) アカウントに問題があるから確認しろという連絡です。そこには怪しげなボタンが配置してあります。 それクリックしたら、Amazonっぽいサイトに誘導されて、IDとパスワードを入れろって展開になりますね。 まあそれにしても、「てにをは」は変だし、「、」と「。」が違ってたり、意味不明な「ェ」が出てきたり。 ニセAmazon詐欺集団の方におかれましては、ちゃんと日本語の監修を受けた方がいいと思いますよ。 ベゾス氏は、通信衛星を3000発以上打ち上げて、全地球上を網羅する通信インフラを作ろうとしています。 そういう、バカみたいなことをしようとする人が時々いるから、何事も飛躍するのでしょうね。 ていうか、同様の計画を進めている企業は他にいくつもあって、実現するのは時間の問題のようです。 地下鉄の中でも飛行機に乗っていても、ネットにつながるのが当然と思える時代になりました。 これがやがて、たとえばアマゾンのジャングルからでも、Amazonで買い物をできるようになるのでしょう。 とりあえず私としては、どこに旅行してもネットにつながってブログを投稿できれば、助かります。 |
AirPowerが消えた
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- 2019/03/30(Sat) -
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「iPhone X」と同時に1年半前に発表され、期待された商品が、ワイヤレス充電マット「AirPower」でした。
楕円形のマットに、iPhoneとAppleWatchとAirPodsを全部乗せて、同時に充電できるというスグレモノ。 マットの隅の方に乗せても充電できる仕組みがスゴいのだと、Appleは当時宣伝していました。 ところが、なかなか発売されません。でも私としては、待たされるとますます欲しくなるもの。 しょうがないので、他社製の安価なiPhone充電マットを買って、AirPowerの発売を気長に待っていました。 がしかし、待てど暮らせど発売されません。と思ってたら、今日になって発売中止が報じられてしまいました。 結局、マットの隅の方に乗せても充電できる技術は、すごく難しかったようですね。やれやれ。 もはや販売中止の報に接しても、ほとんど悲しい気持ちにはなりません。 ですが、あれだけ派手にぶち上げていた頃のAppleには、「勝算」ってなかったのでしょうか。 ほぼほぼコンセプトの状態で近日発売を謳っていたとしたら、その見切り発車ぶりには少々ガッカリします。 こうなると、先日大々的に発表した「Apple Card」も、ホントに大丈夫なのかと心配になります。 続報によると、チタン製のイカした物理カードは、発行手数料無料、紛失時の再発行も無料といいます。 いやあ、かなりのコストだと思いますけどね。タダならとりあえず作ろうみたいなヤカラも出てきそうです。 ま、それも狙いのうちかもしれません。まずはカードを作らせて、一気に普及を目指そうという作戦か。 いま思えば充電マットなんて、Apple製品が世の中を変える、ってほど画期的なモノじゃないですよね。 |
Apple Card登場
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- 2019/03/26(Tue) -
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Appleのスペシャルイベントが、本日未明(日本時間)に行われ、いくつかのサービスが発表されました。
(1)AppleNews+:雑誌購読サービス。iPhoneやiPadで多くの雑誌が読み放題。でも最初は欧米だけ・・・ (2)Apple Card:Apple純正のクレジットカード。年会費無料。日本でいつから使えるのかは、不明ですが。 (3)Apple Arcade:ゲーム購買サービス。すみません、私はちょっと興味なし。 (4)AppleTV channelsとAppleTV+:動画配信。Netflixみたいなやつですかね。コレ絶対やると思ってた。 最初に取り上げたいのは(2)ですね。決済はMasterCard。Apple Payでも使えるし物理カードもある。 そのカードを見て驚きます。カード番号も有効期限もセキュリティーコードも刻印されてないからです。 そんなモノいらねえ、ってわけです。なので超シンプルなデザインでオシャレ。しかもチタン製。欲しいです。 しかもApple PayでApple Cardを使うと、全商品で2%、Apple直販だと3%のキャッシュバックがあるとか。 でも最大の驚きは、いつどこでいくら払ったかなどカードの利用内容について、Appleは把握しないってこと。 購買情報や利用履歴はiPhone内部にのみ保存され、Appleはそのデータを収集する気がまったくないのです。 「GAFA」のうちGoogleやFacebookやAmazonなら、こんなにオイシイ情報を活用しないはずがありません。 彼らには情報こそが武器。その情報を統合して精度の高い広告に生かし、莫大な広告収入を得ているからです。 FacebookやAmazonを利用したり、ただブラウザを開いただけで現れるしつこい広告がまさに、それですね。 Googleの売上の8割以上、Facebookでは9割以上が広告収入であり、Amazonも広告収入を伸ばしています。 ところがAppleは、人々の生活を快適でオシャレにはするけどデータは集めない、という頑固な態度なのです。 嫌いじゃないけど、その愚直さが収益力を落とし、売上げがますます低迷するのではないかと心配になります。 |
知らぬ間に全裸
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- 2019/03/18(Mon) -
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他人(ひと)に見られたら(知られたら)困るものにも、いろいろあります。
絶対に隠しておきたいプライベートな情報もあれば、ただ恥ずかしいとか照れくさい程度のものもある。 家族だけの秘密もあれば、家族にだけは知られたくない事だってあるでしょう。 Amazonで何を買ったか、何を物色したかなんてのも、できれば全てを大っぴらにはしたくない情報です。 ところがそのAmazon自身は、私の購入歴や閲覧歴をすべて知っています。完璧に知り尽くしています。 そのおかげでAmazonから、オススメ商品の押し売りメール等がたびたび届きます。 しかも押し売りなんだけど、気持ち悪いぐらいに私の好みに合った商品だったりします。 そんな個人情報を利用したサービスが許されるのは、それを人ではなくコンピュータが実行しているからです。 他人に私の趣味嗜好を詮索されるのはイヤですが、AIが機械的に行うのであれば許容してしまうのです。 でもそれでいいのでしょうかね。 AIが得た個人情報は、他のシステムと統合されたり第三者に提供されたりして、どんどん拡散していきます。 それなのになぜ、我々は他人に個人情報を知られるのはイヤでも、AIに知られることは気にしないのか。 AIに「人格」がないからでしょうか。AIはひとの秘密を知って笑ったりしないからでしょうか。 いや、AIって人間じゃないけれど、知的能力という面では人間と同等以上。現代人はAIを信用しすぎです。 Facebookに投稿し、Googleで検索し、Amazonで買い物をしている私の情報は、もう向こうに筒抜けです。 個人の位置情報やメッセージやメールの内容までもがすべて掌握されていることは、周知の事実です。 向こうの世界ではすでに、私は丸裸にされているのでしょうね。私だけじゃない、みんなスッポンポンですよ。 |
Facebookの不具合
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- 2019/03/14(Thu) -
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朝起きてトイレに行き、顔を洗ってヒゲ剃って、野菜ジュース飲んだら、その次にするのがパソコンです。
メールチェックして、ブラウザ開けて、真っ先に見るのがFacebookです。これがだいたい、6時15分。 そのあとで、コーヒーを飲みながら、おもに新聞系のサイトを見て回る、というのが私のルーチン。 ところが今朝は、Facebookでつまづきました。ブラウザ上にFacebookの画面が出ないのです。 真っ先に疑うのは自宅のネット環境(Wi-Fi)のトラブルですが、他のサイトは問題なく見られる様子。 次に考えるのは、ブラウザの問題。そこでキャッシュをクリアし、Safariを再起動してみる。でもダメ。 じゃあMacのシステムエラーか。Macそのものを再起動してみますが、やはりFacebookだけが開きません。 ならばFacebookに再ログインしてみたいところですが、そもそもログアウトすらできません。 ここまで来れば、Facebookのトラブルは私のMacだけの問題ではないのかも、と思うのが自然です。 ところがこの時点では、ネット上をいくら見て回ってもFacebookのトラブルの話題はどこにも出てきません。 これはもしや、ウイルス感染か、ハッキングか、乗っ取りか、などと不安をかかえて出勤したのでした。 クリニックに着いたらまず、建物周囲の清掃をして、それから着替えて、診察室のMacを立ち上げます。 すると、診察室のMacでもやはり、Facebookが立ち上がりません。予想していたこととはいえ驚きます。 ここに来てようやく、Facebookのトラブルは私だけの問題ではなことを確信しました。 皆様ご存じのように、今朝、世界中でFacebookに大規模な不具合が起きました。 ハッキングが原因ではないと信じたいですが、そりゃわかりません。個人情報がとても心配になります。 おかしな投稿はしてないつもりですが、メッセンジャーによる個人間の通信内容が漏洩するのは困ります。 今現在、Facebookは何事も無かったように平穏です。いまのうちにできることは・・・パスワードの変更! |
Googleの隠しマイク
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- 2019/03/06(Wed) -
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Google系のホームセキュリティシステム端末「Nest Guard」に、こっそりとマイクが内蔵されていた件。
ユーザーには知らされていなかった隠しマイクの存在が、「ホームセキュリティ」上の大問題になっています。 まず、家庭内の会話や音声が、そのマイクによって「盗み聞き」されていたのではないかという疑惑です。 Googleは、仕様の記載漏れだと言いますが、仮にそうだとしたら、あまりに重大なミスでしょう。 デフォルトではマイクはオフになっているとGoogleは釈明しますが、そういう問題ではありません。 ハッカーがマイクをオンにして盗聴する危険もあるし、ともかく、隠しマイクがあること自体が問題なのです。 賃貸住宅で例えるなら、入居者には知らせずに、天井にカメラを仕込んでいるようなものです。 大丈夫です、カメラのスイッチはオフにしてますから、と言われても納得できないのは当然のこと。 今回のことでGoogleが非難されるのは、かまいません。お灸をすえてやりましょう。Appleの商売敵だし。 しかしよく考えてみると、盗聴するためには隠しマイクが必ずしも必要ではないことを思い出しました。 その機器にスピーカーが付いてさえいれば、それをマイクとして利用することが原理的には可能だからです。 現に、PCやスマホに接続したイヤホンから盗聴するマルウェアが現れたことを、以前書きました。 つまり、たとえ盗聴するためだとしても、Googleはマイクを内蔵しておく必要はなかったのです。 なので逆に考えれば、Googleに悪気がなかったことの現れだと言えるかもしれません。 あらゆるモノがネットにつながるIoTの時代、盗聴や盗撮を完全に防ぐことは諦めるしかないのでしょうか。 |
システム更新でトラブル
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- 2019/02/15(Fri) -
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東海道新幹線の券売機トラブルが、今朝から続いており、現時点ではまだ完全には復旧していません。
「新幹線自由席の往復券を買おうとすると券売機が作動しなくなる」というのがその「主症状」のようです。 JR各社の券売機が1つの管理システムにつながっているため、トラブルの規模が全国に広がりました。 原因は、ダイヤ改正に向けた更新プログラムのバグです。システムの更新はつねに、リスクをはらんでいます。 病院関連で記憶に新しいもので言うなら、昨年7月に起きた倉敷中央病院のシステム障害でしょうか。 電子カルテなどが朝から使えなくなり、その日は外来診療も救急患者受入も取りやめとなりました。 原因は、前夜からのネットワーク更新作業でした。暫定的に旧システムに戻すことで、翌日は復旧しました。 MacのOSは、ほぼ毎年新バージョンが登場していますが、すぐに更新するのを控えるのが鉄則です。 メジャーバージョンアップから少し経過して、バグが修復されたバージョンが出るまで待つべきです。 わが家のリビングのテレビが数年前のある日、まったく映らなくなったことは以前書きました。 原因は自動アップデートされたファームウェアのバグ。全国一斉に、同型機で同じトラブルが起きたようです。 電子カルテも、診療報酬改定時などの大きなプログラム更新の直後には、しばしばトラブルが起きます。 メーカーは十分チェックしたのでしょうけど、多くのユーザーが利用してやっと発見できるバグもあるのです。 その診療報酬改定で昨年新設された「妊婦加算」は、今年から凍結されています。文字通りフリーズです。 「妊娠の継続や胎児に配慮」するのが目的の妊婦加算でしたが、妊婦本人にとっては負担増でしたからね。 この妊婦加算のドタバタも、制度設計に考えが足りなかったという意味では、システム障害の一種でしょう。 |
緊急暫定ブログ
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- 2019/02/08(Fri) -
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当ブログは、ご存じの様に2012年の4月以来、毎日連続投稿中ですが、いつも中断の危機におびえています。
奇しくもちょうど1年前と同じトラブルが本日発生し、現在もなお、非常に不安定な状態になっています。 ブログ管理サイトへのログインで、「セキュリティ低下」アラートが出たところから、それは始まりました。 日頃はブログ投稿に使っていないMacでログインしたのが、「二段階認証」を求められた原因か? そこで「認証用コード」が送られてくるのを待つわけですが、待てど暮らせど届きません。 他のMacでログインしても同じ。これはマズい。サポート宛にメールするも、なかなか返信が来ない。 パスワードが間違っている可能性を考えて(←実は間違ってました!)、パスワード再発行ボタンをクリック。 ところがその受信用アドレスを入力すると、登録メールとは一致しません、とのアラートが出る。 パスワードは、昨年のトラブルの際に変更したことを忘れていました。 じゃあ、日頃はどうしてログインできていたのかと言えば、Macのパスワード自動入力設定のおかげです。 いちど入力したIDとパスワード等は、同じApple IDのMacでは全部、自動入力される便利な機能です。 今日はたまたま、「慎重に手入力」したものだから、間違って古いパスワードを入力してしまったのです。 さらに先日、登録アドレスを変更した際にも、間違って入力していたことが発覚しました。 たまたま登録画面をクリップ保存していたのですが、その画像を見ると、アドレスのスペルを間違ってる! 慌ててメールアドレスの変更手続きを行い、やっと二段階認証が完了し、管理サイトにログインできました。 でもなんか、自信が無いのです。このままログアウトしたが最後、また認証トラブルが勃発するんじゃないか。 というわけで、このログインのまま、いったんブログを投稿しておきます。 こんなに早い時間帯の投稿には、ワケがあるのです。まあ中途半端な投稿は、いつものことですが。 (追記)その後ログアウトし、再ログインする際にもトラブル発生。不安定な状態のまま、現在に至ります。 |
成熟した後は衰える?
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- 2019/01/30(Wed) -
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iPhoneが中国で売れなくなり、Appleの売り上げが落ち込んでいます。
売れ行き不振の原因は米中の貿易摩擦だと前に書きましたが、それ以前に、スマホ自体が売れないようです。 「かつてと比べて顧客が古いiPhoneを長く保有し買い替えなくなった」と、クックCEOも認めています。 iPhoneの顧客の買い換えサイクルが長くなったというのなら、それはまさに私にも当てはまります。 毎年新しいiPhoneを買い続けてきた私ですら、しかもApple信者でありながら、昨年は買いませんでした。 2年前のiPhone Xは、全面有機ELスクリーンと顔認証 (Face ID)が初めて搭載されたので買いました。 しかし昨年の「iPhone XS」や「iPhone XS Max」は、画期的な新製品とは言いがたいものでした。 いや、画期的ではなくても毎年買い換えてきた私ですが、そろそろ冷静に、吟味して買いたくなったのです。 私ですらこれですから、一般の方が買い換えるサイクルは、もっと長くなる可能性があります。 これはスマホが世の中に一通り供給され、一定の地位を得て成熟期に入ったからであり、仕方のないことです。 では、スマホの次には何がスマホのように普及するのでしょう。 世界中の人々が購入し、短いサイクルで買い換える商品って、今後現れるのでしょうか。想像がつきません。 ウォッチもスピーカーも車も、買い換え需要を生み続ける商品になるとは思えません。 スマホだって、それが単なる携帯電話なら、本来はたびたび買い換えるモノではなかったはず。 世の中のIT化を推進するためのキー・デバイスとして機能したからこそ、これほど普及したわけでしょう。 はたして、次なるキー・デバイスは何になるのでしょう。そして誰が発明するのか。 科学技術は加速度的に進歩しています。次の10年で、その画期的なモノが誕生することを期待しています。 |