引っかけアンケート
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- 2023/11/18(Sat) -
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熊本市から、「高齢者施設等への診療態勢拡充」についてのアンケートが、先日FAXで届きました。
問は全部で5つ。そのうち4つは、可か不可か該当する方にチェックを付けるもので、次のような選択肢でした。 [ ] ○(可) [ ] ×(不可) 引っかけ問題ですか。私はうっかり、 [ ] ○(可)の回答欄に○をつけちゃいましたよ。 正解はチェックマークです。ていうか、この選択肢に○とか×の表記は要りますか。ややこしいだけでしょ。 大学入試センター試験等でも、選択肢の作り方に違和感のあるものが多いですね。 単に正誤を問うだけのなのに、正誤の組み合わせから選ばせることで、受験生にムダな思考をさせています。 アンケートでも入試でも、聞きたいコトをストレートに問えばよいのであって、選択肢で悩ませないでほしい。 こんなとき私は、サンドウィッチマンの『街頭アンケート』というコントを思い出します。こんな感じです。 「血液型は何型ですか。次のうちから選んでください。A:A型 B:O型 C:B型 D:AB型」 「ややこしーわ。BだB!」 「BのO型ですか?」 「そうじゃねーよ!CのB型だよ」 「CのB型って(笑う)」 「そうやって答えんだろ、これ。なぁ。そうやって答えんでしょ、これ」 この人たちのコント、好きです。 |
「ポイ活」の目的は何?
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- 2023/11/09(Thu) -
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「au PAY」で架空の取り引きを繰り返し、巨額のポイントをだまし取った会社役員らが逮捕された件。
通常は、ポイント付与率よりもカード会社へ払う手数料率の方が高く、このような不正案件は成り立ちません。 しかし、ポイント付与率が手数料よりも高かった、国の「ポイント還元制度」が行われていた時期は例外です。 この時期に、上手くやりくりしてポイントを荒稼ぎしようと、多くの人が考えたと思います。 いま私は、ANAの特典(無料)航空券を得るための「マイル」の原資となるポイントを、日々集めています。 通販などで、クレジットカードを使って商品を購入すると、一定のポイントがつきます。 通常はそのポイント還元率が0.5%とか1%程度ですが、サイトによっては5%とか30%のこともあります。 そんな高い還元率の商品は売値が高く設定されており、実質的にポイントを購入する仕組みになっています。 たとえば、1万円高い商品を買えば1万ポイント多く付くなら、1万円で1万ポイント購入した勘定になります。 もちろん、得られた1万ポイントで1万円分の買い物をしたのでは意味がありません。 しかし、それが1万マイルに替えられるなら、買えば数万円以上の価値の航空券に化けることになります。 そう考えると、特典航空券に替えてこそ、ポイ活のうま味が最大限に生かされるのだと思うのです。 なので逆に、特典航空券に替えないポイ活って、私には意味が分かりません。 |
キャッシュレス決済は何使ってますか?
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- 2023/11/05(Sun) -
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「キャッシュレス」決済が本格的に広まってきたのは、消費税増税前ごろからでしょうか。
増税後の消費の冷え込みを防ぐために国が始めた、例の「ポイント還元制度」がきっかけだったと記憶します。 そのポイント還元がキャッシュレス決済限定だったため、「○○ペイ」の乱立につながりました。 コロナ禍では「非接触」のニーズが劇的に増えることになり、キャッシュレス決済が大きく躍進しました。 そのコロナ禍の直前に、偶然にも多彩なキャッシュレス決済環境が出来上がっていたのは、皮肉な話です。 コロナ禍の「功罪」を挙げるなら、リモートワークやキャッシュレス決済の普及は確実に「功」ですね。 「QRコード」を使う決済方法がたくさんありますが、私はあまり使いません。なんとなく面倒なので。 以前は「クレカ」決済を常としてきましたが、最近は「VISAタッチ」(Apple Pay)をよく使っています。 単純にクレカよりも便利だからです。iPhoneのロック状態から、いきなり起動することができるのもいい。 「タッチ」と言いながら、ほぼ「非接触」ですからね。でもレシートは手渡しで受け取るのですけどね。 衛生には以前よりも気をつけるようになりましたが、もはや接触感染でビクビクする時代は終わったようです。 以前はどのビルでも、エレベーターには行き先階のボタンを押すための綿棒とかが設置してありました。 最初、そのような光景を中国武漢とかからのニュース映像で見たとき、バカじゃないの、と内心思いました。 ですがいつのまにか日本でも違和感のない標準仕様となり、今思えば異常に神経質な時期があったものです。 |
カスタマーサービスからの電話
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- 2023/10/31(Tue) -
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「電力のカスタマーサービスです」という女性からの電話がありました。
「九州電力のカスタマーサービス」というニュアンスを出したい雰囲気が漂い、臭います。 電「このたび、電気料金が値上げされますが・・・」 私「あ〜、それでしょ。最近聞きました」 「そうなんです。それで・・・」 「その前に、そちらは九電の方ですか」 「カスタマーサービスです」 「九電の?」 「株式会社カスタマーサービスです」 「会社名が『カスタマーサービス』ですか」 「はい。このたびの値上げ・・・」 「値上げされるのは、九電ですか?」 「はい。このたび・・・」 「よかった〜。ウチは九電じゃ無いんです。安心しました。教えてくれてありがとうございます」(ガチャ) 誤解を招きかねない、いや誤解を招こうとする意図が見え見えの電話は、最初からもうダメですね。 |
支援や給付は、受け取りやすい方法でお願いします
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- 2023/10/25(Wed) -
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減税1人4万円ですか。全体で5兆円規模とはいえ、首相が声高にアピールする施策にしては芸が無いですね。
このさい減税とか金のバラマキなんて、キッパリやめてしまいましょうよ。 5兆円余っているのなら、どこかに狙いを定めてドーンと投入した方が、よっぽど効果的で有意義ですよ。 たとえばそれは、少子化対策です。結婚・妊娠・出産・育児を支援する予算を、大幅に増やしてみませんか。 そう言えば、「熊本県医療機関等物価高騰支援金」の申請締切が今月末に迫っています。 「物価高騰による経費上昇分を利用者に転嫁できない保険医療機関等」を対象に、国の交付金を活用するもの。 無床診療所は7万円もらえますが、ずっと申請せずに放っていたら、県から「督促状」が届きました。 「申請がお済みでない施設は、期限までに申請をお願いします!」だと。まあ親切なことです。 「支援してやるから早く申請してくれ」という、「申請主義」に縛られたお役所の悲痛な叫びにも聞こえます。 あのね、支援金を拒む理由なんてないんだから、勝手に振り込んでくれませんか。お互い通信費がムダですよ。 今年の2月にも同じような支援金があったから(あの時は10万円)、振込口座等の情報はわかってるでしょ。 とは言え、月末に電話でもかかってグチグチ言われたら面倒なので、昨日、申請書をメールしました。 この手の支援金は、プッシュ型給付でチャッチャと済ませてくれませんかね。 |
iPhoneは首に優しくない
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- 2023/10/15(Sun) -
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昨日も書いたように、iPhone 15 Proはチタンボディなので、旧モデルよりも少しだけ、軽くなりました。
ところで、皆様は日頃スマホをどのうように持ち歩いているでしょうか。 手に持って歩くのは、歩きスマホの原因にもなるし置き忘れのリスクもあるので、私はあまりやりません。 ポケットに入れると、とくにお尻のポケットでスマホを曲げてしまった経験があるので、私は避けています。 胸ポケットに入れることもありますが、前傾姿勢でスマホを落とす危険があり、これも避けた方が良いです。 私は普段、スマホは通勤バッグかショルダーバッグに入れています。これだとその重さは気になりません。 でも旅行の時は手ぶらで歩き回りたいので、スマホはボディーバッグに入れることが多くなりました。 いま、リュックを背負うのが気に入ってるのですが、それだと簡単にスマホを取り出しにくい欠点があります。 そこで最近の旅行の時には、スマホを「スマホストラップ」に入れて、首からぶら下げました。 これはひどく便利です。便利ですが、iPhoneはけっこう首に来ます。 スマホストラップには、スマホとクレカとパスポートと搭乗券と現地通貨を入れる程度ですが、それでも重い。 長時間歩くときは、ストラップのDカンを、リュックのショルダーハーネスのどこかに引っかけたりします。 いま、iPhone 15 Proをぶら下げてみると、たしかに13 Proの時より軽くなった、ような気のせいがします。 ていうか、まだ重い。いくらチタンを使っても焼け石に水ですね。結局、バッテリーが重いのでしょう。 パソコンでもEVでも同じですが、もっと飛躍的にエネルギー密度の高いバッテリーって、できませんかね。 |
「入手困難品」の入手でトラブル
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- 2023/09/19(Tue) -
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ある「入手困難品」が出品されたことをAmazonからのメールで知り、あわててポチったのが5日前のこと。
3日前の帰宅後に「配達完了」メールに気付きました。診療中にクリニックに商品が届いていたようです。 でも私は受け取った覚えがないので、念のため翌朝出勤してすぐに、院内を探しましたが、ない。 Amazonのサイトを再確認。やはり熊本市の当院に、3日前の16時10分に配達完了と記載されています。 念のため、配送業者の日本郵便のサイトでトラッキングしてみると、同時刻に配達完了と記載されています。 ただし、配達局が「東京都葛飾局」となってる! 葛飾局って・・・どゆこと? 単なる誤配ではなく、詐欺とか転売とかの、やや危ないニオイがしてきました。すぐにAmazonに電話です。 こういうトラブル時のAmazonのカスタマーセンターって、ウソのように迅速に反応してくれますね。 問合せフォームに電話番号を入力し終わるか終わらないかのタイミングで、もう私のスマホが鳴り始めます。 発信元は北海道でした。電話に出ると、機械音声ではなく生身の女性の声。ただし日本語がたどたどしい。 たどたどしいけど一生懸命な対応だったので、こちらも穏やかな気分になりました。 さてその後、出品者から、手違いでしたとの連絡がありましたが、何をどう間違えたらこうなるの。 そして今日、その商品が兵庫県内から個人名で届きました。どうにも解せません。でも商品は本物のようです。 紆余曲折ありましたが、その少々キモい「ミャクミャク」のぬいぐるみが、皆様を院内でお待ちしております。 |
ベトナムのマスク人口
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- 2023/09/14(Thu) -
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ホーチミンシティーからシンガポールを経由して、今朝、無事帰国しました。
このコロナ禍の真っただ中に「海外旅行」とはどういう了見か、と思われる方もいらっしゃると思います。 もちろんそれは私自身のいちばんの懸案でした。なので人混みなど、状況に応じてマスクを装着しました。 一人旅なので基本的には「無言」ですが、ホテルなど誰かと会話をするようなときはマスク着用です。 空港や観光地を見た限りですが、ベトナムやシンガポールでも、マスクをしている方がそこそこいますね。 コロナの影響か、街中で大声で会話しているような人はあまり見かけませんでした。 例外は中国の方。どこで見かけても、うるさい、じゃなくて、活気がありますね。電話相手にでも大声です。 喧嘩してるのかと思ったら、途中で笑ったりするので、たぶん楽しい会話なのでしょう。 かと思えば、フェイスシールドして歩いている中国人を見かけました。そういう振れ幅の大きさも中国ですね。 そう言えば、ホーチミンで見かけた、ある集団のマスク装着率はほぼ100%でした。 と書くと謎めいていますが、種明かしするとバイクに乗っている人たちです。もちろん排気ガス対策ですね。 とても大きくて厚くてカラフルな、たぶん布マスクです。感染対策を兼ねているつもりはあまり無いでしょう。 でも、単にマスク人口という意味では、ベトナムはダントツですね。バイク人口が驚くほど多いので。 |
リュックを買う
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- 2023/09/04(Mon) -
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医者になって4年目頃、医者っぽい質感のカバンがほしくて買ったのは、ヌメ革の「ダレスバッグ」でした。
アメリカの国務長官だったダレス氏が持っていたことから、その名が付いたと言われます。 医者が往診時に持ち歩くバッグとしても知られているので、「ドクターズバッグ」とも呼ばれます。 細かなポケットなどはほとんどなく、ガバッとあけると中が底まで丸見えになります。 私はヌメ革が大好きで、革の主張が強いダレスバッグ以外に、当時は買いたいカバンがありませんでした。 日頃の通勤でも学会出張でも、いつもそのカバンを持ち歩いていたので、だんだんフニャフニャになりました。 さすがに数年後に買い替え、さらに数年後にまた買い替え、3代のダレスバッグを20年以上使い続けました。 しかし突然、ダレスバッグを卒業する日が来ました。ナイロン製のビジネスバッグに出会ったのです。 どこにでもあるそのバッグの良さは、機能性と耐久性です。ポケットがやたらに多く、ひどく頑丈であること。 以来、デザイン的には可も無く不可も無い黒いビジネスバッグを、通勤で使い続けています。いま3代目です。 一方でレジャー用は、かつてはショルダーバッグ、最近ではボディーバッグをよく使うようになりました。 最小限の持ち物(財布とスマホとカギと消毒用品など)を入れて、両手をフリーにできるところが良いのです。 快適性を求めたバッグと言えるかもしれませんが、それほどの収納力が必要ない場面での使用に限られます。 そしてこのたび、快適性と機能性と耐久性に、収納力とデザイン性も兼ね備えたバッグを買いました。 いまさらですが「リュック」です。「バックパック」です。まあなにしろ、種類がとても多いのに驚きます。 本来ならヌメ革にしたいところですが、軽量・大容量のものを求めるなら、断然ナイロン製ですね。 アッチにもコッチにもポケットがあって、色んな機能が付いていて、まるで秘密基地みたいで楽しいです。 |
炎天下の「飾り馬」
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- 2023/09/03(Sun) -
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「藤崎八幡宮の秋季例大祭」が近づいてきました。
と書きましたが、私はもともと熊本の人間ではないし、この祭のことを実はよく知りません。 その「随兵行列」が今月17日に行われるそうで、ある参加団体の「飾り馬」が、近所で披露されていました。 近所というのが、当院のお隣の「ゆめタウンサンピアン」の駐車場なんですけどね。もう大盛り上がりです。 一方でこちらはと言うと、今日もこの暑い中、発熱外来の真っ最中でした。 マスク+ガウン+手袋+フェイスシールド+キャップのフル装備で、炎天下の駐車場に行ったり来たり。 そこへお隣から、ラッパや鉦の音が大音響が響き渡ってきます。それが熱くて暑い。 よく見ると、馬が駐車場内を練り歩いて(練り歩かされて)います。何往復も、何往復も。 黒っぽい体に直射日光を受けて、なんとも暑苦しそう。熱中症が心配になります。 この祭に限りませんが、動物を登場させる行事って、しばしば動物虐待の議論が出ますよね。 少なくともこの猛暑の炎天下でのデモンストレーションは、もっと短時間でもよかったと思います。 なお、本日の発熱外来では、コロナ検査20人中の陽性12人( 陽性率60% )でした。インフルエンザ陽性は2人。 ある学校では、コロナだけでなくインフルも同時流行していると聞きました。驚くほかありません。 |
泰然自若たれ
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- 2023/08/31(Thu) -
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旧友たち数人と、久しぶりに会食しました。
雰囲気の良いレストランなのですが、案内された席がいけません。出入り口に近いので落ち着かないのです。 こういうとき、すぐ別の席に替えてもらおうという意見と、別にこのままでいいよという意見が出ます。 前者の場合、うまくいけば快適な席に案内され、その後の会食も一層楽しいものになることでしょう。 しかし下手をすると、クレーマーと思われ、席は変わってもサービスが低下するなどのリスクがあります。 あるいは、席を替えてもらえず、しかも気まずい雰囲気だけが残るという最悪な結果になる可能性もあります。 それらのリスクをすべて回避できるのが後者です。余計な軋轢を望まない、平和で穏便な考え方です。 そして私は、以前は後者のタイプだったのですが、年齢と共に面の皮が厚くなってきたのか、いまは前者です。 で、店員に苦情を言って店の奥のエリアに移ることが出来たのですが、これが壁際のカウンター席なんですね。 クレームつけたことへの店からの嫌がらせでしょうか。皆が横に並んで座ったのでは盛り上がりませんよ。 ここでピンときました。これはアレだな、この妙ちきりんな展開は夢でしょう。するとほどなく覚醒。ほらね。 他人の夢の話ほどつまらないものはないでしょうけど、私はこの夢から教訓を得ました。 つまり、些細なことでクレームをつけたら、結局自分が損をするということ。常にどっしり構えましょう。 |
マイナポイント申込期限は来月末
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- 2023/08/23(Wed) -
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「マイナ保険証は窓口2割に」
初再診料の窓口負担に大幅な差をつければいいと、日経の編集委員がオカシな「方策」をぶち上げてますね。 「マイナ保険証では3割から2割に下げ、現行保険証で受診した患者は4割に上げるアイデアはどうだろう」と。 どうだろうもこうだろうも、2割と4割じゃ2倍の差ですよ。そんな事したら窓口が混乱するばかり。愚策です。 よくある紐付けミスや紐付け遅れが原因でマイナ保険証が無効の場合、4割負担なんて請求できますか? そもそも、義務ではないマイナカードの取得の有無で、医療費の負担に2倍の大差を付けること自体問題です。 そういう風に、金銭的な損得でカード普及を誘導しようという発想が、メディアにも蔓延してるんですかね。 まず、マイナポイントという餌でマイナカードを一気に普及させようとした政策が、混乱の根本的な原因です。 そういう政府のやり方が気に入らないので、私は2年前にカードを作りましたが、ポイントは申請してません。 金品ほしさにカードを作ったと思われるのは不本意なのです。ここは清貧を貫きますよ。私は強情なのです。 でも結局は自分が損をするんですけどね。バカですかね。 ・・・という私でしたが、少々考えを改めて、本日こっそり、マイナポイント取得の手続きをしました。 だって、2万円でしょ。もらえるんなら、もらっておきましょうよ。申込期限は来月末ですよ。 |
台風への備え
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- 2023/08/08(Tue) -
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台風の接近に備えて、今日は自宅の庭の片付けなどをしました。
芝生(人工芝)の上の落ち葉を掃き集めていると、セミ(成虫)が何匹か転がっているのを見つけました。 何年も地中で過ごし、6月から7月ごろ羽化してパートナーを見つけ、ついに子孫を残したセミなのでしょう。 すでに樹木には卵がたくさん産み付けられているはずですが、それが孵化するのは来年の初夏なんですよね。 驚かないでください。クリスマスの時に飾ったイルミネーションツリーも、今日やっと片付けましたので。 昨年12月に庭に設置した、無数のLEDライトがついたブランチツリーです。 2月ごろまでは、庭で毎晩チカチカ点滅していましたが、さすがにその後は「消灯」していました。 その消灯したツリーが、夏になってもまだ庭のテラス脇に立っていたのですが、ついに撤去したのです。 炎天下での作業で汗だくになり、また腰痛も少々ぶり返したので、午後には整骨院のお世話になりました。 台風6号はそのコースがどんどん西にそれてきて、熊本への影響は当初の予想より少ないかもしれません。 ですが逆に、台風が一層接近する地域もあるわけで、喜んでばかりいるような文章は控えるべきでしょう。 とくに今回は沖縄の被害が深刻でした。停電ひとつとっても、こんな暑い時期には地獄ですね。 そんな報道を見ながら、水と非常食の準備が、わが家にまったくできていないことにも気付かされました。 こういうときオール電化はリスキーですね。カセットコンロのガスボンベの準備だけは確認しておきました。 そういえば、車の充電ができていません。もしもの時にいちばん後悔しそうです。さっそく今から充電します。 |
「ノーマスク」が格好いいわけじゃない
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- 2023/07/25(Tue) -
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休診日の今日、近所のショッピングセンターに出かけました。
店内をざっと見て、マスク装着率は5〜6割といったところでした。 日本人は、和を以て貴しとなす国民性なので、出しゃばらず協調性のある穏便な態度を重んじます。 同調圧力が強く、例えばコロナ禍でのマスク装着率は高く、しかしマスク不要となれば一斉に外したがります。 個人の突出した考えはしばしば身勝手とか自己中だと嫌われ、出る杭は打たれます。 ただマスクについては、このところ少し装着率が増えているような印象です。 世の流れに乗ってマスク外してみたけど、やっぱりまだ着けておこう、という「揺れ戻し」なのでしょうか。 5類化後の定点あたり新型コロナ報告数の増加ぶりは、先日も書いたように西日本、とくに九州で目立ちます。 熊本県では、2.06→2.30→2.41→3.54→5.43→6.38→8.75→9.58→11.99→15.93、急に増えています。 当院で診断した毎週の感染者数も、5→7→9→13→15→27→29→31→30→36→46という推移でした。 この2週間の増え方は、かなりヤバいです。 学級閉鎖や休校から明けたと思ったら、また流行している学校もあります。 学校内での流行が各家庭に広がって兄弟が感染し、学級閉鎖明けにまた学校で拡散するのかもしれません。 人が集まる場所では、他人がどうであれ、マスクを着けたい方は躊躇せず着けておきましょう。 |
無数の不要メールを削除する日々
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- 2023/07/24(Mon) -
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「ホームページを作り替えませんか」みたいな事を言ってくるスパムメールがよく届きます。
見ず知らずの業者から指摘を受けるまでもなく、つまらないホームページですみませんね。 そのようなメールの冒頭はたいてい、「貴社のホームページを拝見しましたが、」等の記載で始まります。 申し訳ないですが、当院は会社ではありません。結社でも神社でもありません。医療機関、診療所です。 「貴社」とか「御社」と書いてあったら、残念ながらそれは当院のページを「拝見」してない証拠です。 冒頭からそんなウソをつくメールなど読む気もしないところですが、後学のため(?)読み進んだりします。 医療機関宛は「貴社」が「貴院」に置換されるようなシステムに改修しなきゃダメですよ、スパム業者の方。 日本語そのものは、フィッシング業者よりはマシなので、もうひと頑張りですね。 「フィッシング詐欺にご注意ください」というメールが、銀行やカード会社(とおぼしき業者)から届きます。 そのメール自体がフィッシングじゃない保証はあるんかい、というツッコミを入れることになります。 Amazonで何か発注中にもかかわらず、Amazonアカウントが停止された旨の連絡メールが来たりします。 ヤマト運輸からの謎の緊急連絡が入ったり、利用したこともない海外の運送業者からの不在通知も来ます。 大量のスパムとフィッシングと商業メールの中に、役所などからの大事なメールが紛れ込んで届きます。 かと思うと、迷惑メールフォルダの中にも重要なメールが潜んでいたりするので、油断なりません。 毎日時間を費やして削除しなければならない不要メールが、どんどん増えています。なんとかなりませんかね。 |
画期的な書斎片付け法
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- 2023/07/18(Tue) -
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書斎の片付けをしました。これについては私はもう、書斎片付け歴10年を超えるベテランですからね。
ま、いつまでたっても片付かないという言い方もできます。「禁煙歴10回」などとうそぶく人と同様です。 これまでの私の片付けパターンは、 1.完成図をイメージする(ワクワクする) 2.新たに必要な収納家具・小物・工具等を買う(すぐに欲しいので、通販ではなく実店舗で購入する) 3.それらを組み立て等して、書斎内に配置する 4.とりあえず満足 だいたいこの段階で止まります。なので毎度、片付け=モノが増える、ということになります。 何も断捨離せずに部屋を整頓しようという難事業ですから、物品を増やせばますます困難になることは自明。 ところがこのたび、書斎のモノを別の部屋に移動させてしまえば良いことに気付きました。 他の部屋を犠牲にして書斎を片付けるとは、これまた画期的なアイデアを着想したものです。 今回は、寝室に収納家具を設置して、書斎の不要物じゃなくて使用頻度の低いモノを、移すことにしました。 イメージが湧いてきたので、さっそく近所の家具店に向かいました。この店に来るのは10年ぶりぐらいです。 他の客にならって、入口のアルコールで手指消毒。速乾性に乏しい液体でしたが、気にしないでおきます。 店内をグルグルまわって、サイズが適合する組み立て式の棚を見つけて購入しました。 驚いたのはレジです。セルフレジ。進歩してますね。これもコロナ禍の良い意味での副産物でしょうか。 店員さんがつきっきりで操作法を教えてくれます。その店員さんがレジ打った方が、数倍早いとは思いますが。 |
最後の友達
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- 2023/07/14(Fri) -
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高校1年の時、同級生でもないのに親友になったT君のことを、昨日のブログを書きながら思い出しました。
私の家の近所に引っ越して来たのか、ある時から急に、下校時によく出会うようになったのです。 近所といっても、それほど近いわけではなく、どこかの交差点でいつも別れていました。 シャイで無口な彼は、いつも私の話の聞き役でした。どんな話題にも、目を輝かせて食い付いてくれました。 そしていつも名残惜しそうに、その交差点で別れていたのでした。 そんな彼に、ある日から突然、会えなくなりました。1カ月も2カ月も、彼の姿を見かけなくなりました。 と思っていたら、ある日また、何事も無かったように彼が現れ、一緒に下校する日々が再開したのでした。 それ以来、不思議なことに、彼は1,2カ月姿を消したり、また現れたりと、出没を繰り返すようになりました。 そして、再会するたびに彼の顔がまん丸になっていくことに、鈍感な私もようやく気付きました。 でも彼はいつもにこやかで言葉遣いが優しくて、いつまでも聞き役で自分の話をしませんでした。 ある時彼は、私の家を見たいと変なコトを言いだしました。もう、暗くなった時間帯のことです。 見るだけでいいというので、まっすぐな農道を一緒に自転車で走って、私の家に向かいました。 例の、数秒間目をつぶって走るチャレンジも、ワアワア言いながら一緒に楽しみました。 彼の人生で、そんな無謀で危険で無意味なことをしたことが無かったのか、すごく興奮しているようでした。 私が畑に落ちた話をすると、彼はいきなり自転車を止め、畑に入り、その土の上に寝そべりました。 私も付き合って、彼の横に転がり込みました。バカですね。家に帰ったら親に大目玉を食らうというのに。 その日以来、彼は姿を見せなくなりました。 そして少しして、彼が病気で亡くなったと知りました。もう何年も闘病していことを、あとで聞きました。 死期が迫っていた彼が、最後の友達に私を選んでくれたのかと思うと、もう涙が止まりませんでした。 彼がいつ亡くなったのか、正確には知りません。もしかすると、畑で寝転んだ晩よりも前かもしれません。 |
用水路転落は避けたい
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- 2023/07/13(Thu) -
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子どもって、妙なチャレンジしたりしますよね。
NHKの『クローズアップ現代』で「用水路転落」を取り上げていたのを見て、高校時代を思い出しました。 駅から自宅まで自転車で帰るルートの最後の1キロは、まっすぐで暗く寂しい農道でした。 外灯はなく、夜は車もめったに通らないので、私はいつも道の真ん中を走っていました。 あるとき、ほんの2,3秒間だけ、自転車をこぎながら目を閉じてみました。スリリングでした。 次にもう少し、あと1秒ほど長い間、目を閉じたまま走ってみました。超スリリングでした。 それ以来、夜にその農道を走って帰宅する際の、新たな楽しみができました。 当然、だんだんと目を閉じる時間が長くなります。これはチャレンジです。チキンレースです。 農道の左側は用水路、右側は畑でした。用水路はコンクリート製で深く、柵も蓋もありません。 ある晩のこと。5秒か8秒か、目を閉じて走っていたたら突然、前輪がガクッと路肩から落ちるのを感じました。 しまった!と思う間もなく、次の瞬間、私は真っ逆さまに、漆黒の奈落の底に落ちていきました。 落ちたのは、畑でした。閉眼運転中は無意識に、用水路を避けて右に向かっていたんですね。 よく耕されて柔らかい畑のうねに受け止められて、制服は泥だらけになりましたがケガはありませんでした。 |
エアコンをつけましょう
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- 2023/07/12(Wed) -
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朝からキツいが熱中症やろか?、という80代の方が来院されました。
聞けば部屋にエアコンが無いから、窓全開で扇風機つけて寝てるといいます。まるで昭和の風景です。 エアコンをつけましょうよ。ただしこの方の場合、スイッチではなく、設置するという意味ですけど。 家庭環境や間取りや経済的理由や主義のために、寝る部屋にエアコンが無い方は少なくありません。 なのにテレビでは、エアコンは寝入りばなだけじゃなく朝までつけましょう、などと軽々しく啓蒙しています。 諸事情のために扇風機で寝ている人をどうするのか、その対策に行政は力を入れているのでしょうか。 私が子どもの頃(昭和40年代)は、先ほどの80代の方のような夜の過ごし方(寝方)が普通でした。 窓全開(網戸)、扇風機(タイマー)、蚊取り線香(またはベープ)、手元にうちわ、それが昭和の夜でした。 日本気象協会によると、昭和元年から令和元年までの94年間で、日本の平均気温は1.4度上昇したといいます。 科学的には大きな上昇幅なのかもしれませんけど、え、たった1.4度ですか、と思ってしまいます。 熱帯夜の日数も増えているそうですが、昔もそれなりに熱帯夜はあったでしょうし、寝苦しい夜でした。 エアコンの無かった時代と、エアコン必須の現在。いったい何が違うのでしょう。温度だけでしょうか。 |
税金はなるべくカード納付で
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- 2023/05/26(Fri) -
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当院は3月決算の医療法人なので、確定申告にかかる税金の納付期限が今月末です。
これに加えて今月は、固定資産税(第1期)と自動車税も納付しなければなりません。 今日はこれらの税金を、可能なものはすべて、クレジットカード納付しました。 まず国税。「法人税」「地方法人税」「消費税・地方消費税」の3つ。 これらは、「国税クレジットカードお支払いサイト」に納付情報を入力して、それぞれ納付しました。 利用者情報や課税期間は3つとも同じなのに、税金毎に最初からすべて入力しなければならないのが面倒です。 今日はついでに、今月分の「源泉所得税」も納付しました。 これはまず「e-Tax」に納税情報を入力すると、それがお支払いサイトに飛ぶという、2段構えになります。 次いで地方税。「固定資産税」と「自動車税」。 これらは今年4月から、「地方税お支払サイト(eL TAX)」からの納付になったようです。 納付書の「地方税統一QRコード」をスマホで読み取るか、納付書番号(eL番号)をパソコンで入力するか。 私は後者を選択。番号のケタ数が多くて手入力が面倒ですが、意外なメリットがあることがわかりました。 固定資産税の第1期から第4期を一括納付する際には、eL番号入力方式がとても簡単なんですね。 なのでクリニックも自宅も、実家の固定資産税まで、すべてサクッと一括納付してしまいました。ホント簡単。 自動車税でも同じ。2台分の自動車税を簡単に一括納付出来ました。 カード納付は1%弱の手数料がかかりますが、カードのポイントで十分元がとれます。ていうか少し黒字です。 そのわずかな利ざやのために、今日もちまちまとカード納付したわけです。労力的には赤字かもしれません。 |
「廊下は走りません」
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- 2023/05/16(Tue) -
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大型連休が終わり、毎年5月中下旬は学校健診の時期です。
休診日を利用して、学校医をしている近隣の小学校と、嘱託医をしている近隣の保育園の内科健診を行います。 連休前まではインフルエンザの学級閉鎖もありましたが、今はすっかりなりを潜めています。コロナもしかり。 児童も園児もなにしろ元気なので、健診後はいつも、おおいに元気をもらって帰ることになります。 診察前に「よろしくお願いします」、診察後には「ありがとうございました」と挨拶する子がいます。 ほぼ全員が挨拶してくれるクラスと、ほぼ挨拶無しのクラスがあるので、担任の先生の指導の違いでしょうね。 たとえ担任に命じられた画一的な挨拶であっても、気持ちの良いものです。お返しの挨拶をしたくなりますね。 このような習慣がやがて身につくと、抵抗なく自発的に自然と挨拶が出来る子に育つのでしょう。 保健室の外の廊下に座って待っている子どもたちは、最初は静かでも、だんだんと騒々しくなってきます。 私が小学生の頃は、学校医の先生の怒鳴り声が聞こえる場面ですが、さすがに私はそんなことはしません。 そのかわり担任の先生が、「おしゃべりをしませんっ!」と、それはそれは恐ろしい大声を発します。 こういう時の先生って、どうして命令形じゃなくて否定形で命じるんですかね。 |
明日から当院は連休です(ただし2連休)
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- 2023/05/03(Wed) -
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今回の大型連休では、火曜・金曜の定期休診日(曜日)以外に、明日は臨時休診をさせていただきます。
明後日とあわせて、当院ではこの大型連休中で唯一の連休(2連休)となります。 これはひとつには、スタッフの労働環境に配慮したものです。いわゆる「働き方改革」です。近年の流れです。 実は、5月3日・4日頃に私に何か予定が入ることも想定していました。が、結果的に予定は入りませんでした。 そこで急遽、明日は阿蘇ドライブをすることにしました。私には定番の、いわば「安近短」レジャーです。 阿蘇は、隣県からも観光客が押し寄せる観光地ですから、地元民としては「早朝作戦」をとることになります。 夜明け前に家を出て、大観峰に到達。日の出を拝んでから、ゆっくりと帰宅する、なんていいですよね。 EVで致命的なのは、ガス欠ならぬ「電欠」です。単に走らないだけでなく、バッテリーをひどく損傷します。 かと言って、フル充電もやはりバッテリーを傷めます。なので昨日は、80%まで充電しておきました。 バッテリー保護のためには、パソコンやスマホと同じで、30〜80%の充電量を維持するのが良いのです。 と、そこまでは良かったのですが、結局、明日の早朝ドライブは取りやめです。その理由は、 (1)明日の天気は曇り:日の出が拝めない(早朝に大観峰まで行く意味ない) (2)今日は雨が降った:路面の状態が悪い(走行安全性が心配) (3)日の出時刻は5時25分:自宅を4時半に出なきゃなりません(無理) |
4月16日は「熊本地震の日」
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- 2023/04/16(Sun) -
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熊本市の防災基本条例によると、4月16日は「熊本地震の日」だそうです。
「災害の教訓等を次の世代に伝承するとともに、防災への関心及び理解を深めることを目的」としたものとか。 その条例が施行されたのが昨年なので、地震からずいぶんと「間」が空いたものですが、ま、いいでしょう。 7年前の今日、当ブログの冒頭で次のように書きました。 ––– 「余震は、本震よりも規模が小さいのですね」と、昨日のニュース番組で、アナウンサーが尋ねたところ、 「もっと大きな地震が起きて、そっちの方が本震、前のが前震、ということもあり得ます」と某専門家が回答。 イヤなこと言うなぁ、と思ってたら、本当に、その通りになってしまいました。 本日未明の大地震は、熊本地域の全住民に、計り知れない恐怖をもたらしました。しかも余震が続きます。 ––– 「前震」後も繰り返す余震に怯えながらも、いつかは収束するはずだと、当時の私たちは期待していました。 しかし「本震」の瞬間、その期待は打ち砕かれ、何かとてつもないコトが起き始めた恐怖を感じました。 気象庁や学者が「今回が本震だ」と説明しても、「それもまだ前震じゃないのか」と疑心暗鬼になりました。 日常を襲った前震もさることながら、避難と復旧の真っただ中を襲った本震には、一時は絶望すら感じました。 しかしそれでも前に向かうしかないと思い直し、余震もおさまり、平静を取り戻すことができたのでした。 規模だけでなく圧倒的な恐怖をもたらした意味で、本震の起きた4月16日こそ「熊本地震の日」なのでしょう。 |
熊本地震から7年
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- 2023/04/14(Fri) -
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熊本地震から7年。
今朝、近所でサイレンが鳴り始めたのに合わせて、亡くなられた方々へ黙祷を捧げました。 記憶に深く刻まれた出来事でしたが、その後のコロナ禍によって、私の記憶の優先順位が少々ぼやけています。 医療従事者だからかもしれませんが、ひと言で言うなら、私の「喉元を過ぎた」ということなのでしょうね。 常に地震を「想定」して備える必要があることは、私だけでなくすべての日本人が肝に銘じているはずです。 ですが振り返ってみると、一度は備蓄を誓った水も非常食も、自宅にはいま何もないことに気付きました。 地震があと5,6年遅く起きていたら、コロナ禍とのダブルパンチの大災難に遭うところでした。 もしそうなら、避難所ではクラスターが相次ぎ、発熱外来の運営もままならなかったかもしれません。 明日地震が起きる可能性まで想定して準備できているのかと自問すれば、恥ずかしながら「否」です。 大地震が起きるたびにいつも、「まさかいま起きるとは思わなかった」と思ってしまうのでしょう。 最近買った電気自動車 (EV) は、そのバッテリーから自宅に電気を融通できるシステムにはなっていません。 もしも将来EVを買うなら非常用電源として使えるようにしようと、熊本地震の時には考えたんですけどね。 地震に対応した仕組みにしたことと言えば、自宅の洋酒を並べた棚に、念入りにチェーンを張ったぐらいです。 その棚を見るたびに、あの時の「熱さ」を忘れまいと反芻するのですが、そう思うだけなんですよね。 |
コストコ通い
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- 2023/04/11(Tue) -
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「コストコ熊本御船倉庫店」に行きました。
オープンしたのは2年前。「3密」を避けるために行くのを我慢していたら、気が付けば2年経っていました。 もはや「3密回避」という言葉自体、あまり耳にしなくなりましたね。 実は、初めて行ったのは先週です。売り場の全体像がつかめず、パンだけ買って帰るという顛末でした。 今日は「経験者」と共に再チャレンジ。こんどは予定外にアレコレを買って買いすぎてしまいました。 ご存じのように、食品も日用品もすべてが「ビッグサイズ」。通販よりも安い商品も目立ちます。 割安だから買っとこう、この機会に買っとこう、せっかくだから買っとこう、そんな気持ちで買うんですね。 BBQ関連では、なんと言ってもビッグサイズの肉が豊富でしたが、冷凍肉が少なく、多くは冷蔵肉でした。 冷蔵肉の賞味期限を考えると、BBQ当日の朝か前夜に、買いに来るのがベストかもしれません。 私が愛用している「キングスフォード」の「チャコールブリケット(豆炭)」が、ドッサリとありました。 ただ残念なことに、BBQ関連グッズの品揃えがほとんどなく、その方面は明らかに手を抜いているようです。 というわけでコストコは、備品よりも消耗品を買いに行くところだという認識を新たにしたところです。 なのでこんどはBBQグッズの調達のために、コストコから帰ってからハンズマンに行く羽目になりました。 ハンズマンは、備品や小物の品揃えが豊富で繊細でしたが、肝心のキングスフォードがありません。 考えてみると、ハンズマンとコストコって、品揃えが意外とかぶってませんね。 なので当初計画(?)の通り、菊陽にコストコが出来てたら良かったのにと、今更のように思います。 |
坂本龍一さん亡くなる
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- 2023/04/03(Mon) -
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坂本龍一さんが亡くなりました。
最初に知ったのはYMOのメンバーとしてでした。79年のコンサートで、その姿を見ることができました。 当時は、テクノポップやフュージョンのミュージシャンとして、ややコミカルな人物かと思っていました。 でも聞いていくうちに、ジャズもできるしクラシックもすごい。とても多才な人だとわかってきました。 それどころか、その後の活動の広さと深さと創造性には、常に感服してしまうものがありました。 映画音楽もそうですが、私は坂本氏の学術的・教育的活動もまた素晴らしい功績のひとつだと思っています。 だいぶ前にNHKで、『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』という、いま思えば奇跡のような番組が放送されました。 さまざまなジャンルの音楽を、歴史的・学術的に掘り下げるのが趣旨でしたが、その教育的手法が面白かった。 とくに坂本氏がバッハ音楽、とりわけ対位法を徹底的に分析する映像は、バッハ好きの私には刺さりました。 いやバッハに限らず、古典派や現代音楽や、もちろんジャズへの造詣もハンパなく深く、教育熱心なんですね。 ミュージシャンというくくりには収まらない、芸術家でもあり教育者でもあり、創造者かもしれません。 年齢を重ねてきたからこそできる、ある種の破壊をも、今後の楽しみにされていたようでもありました。 ご冥福をお祈りします。 |
少年の「迷惑行為」の原因は大人
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- 2023/02/25(Sat) -
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回転寿司店などでの「迷惑行為」の動画がネットに投稿され、拡散し、社会問題になっています。
営業妨害だけでなく、利用客にも健康被害をもたらしかねませんが、それがこの行為の目的ではないでしょう。 単にインパクトのある動画を撮影・発信して知名度を上げるのが目的なので、余計にタチが悪いのです。 わが家の近所の店でも、「回っている寿司にアルコールスプレー噴射」という愚行が行われたようです。 やったのは某中学校の誰それだ、という「未確認情報」がすでに飛び交っています。 誰かがこの少年に「お灸を据える」必要はあるでしょうけど、ネットで晒す必要まではありません。 もっとずっと罪が重いのは、自他共に「迷惑系You Tuber」と認める、一部の馬鹿な大人たちです。 昭和の時代にも、店への営業妨害目的ではなく、単に「ノリ」で迷惑ないたずらをする若者はいました。 でもそれは、その場の仲間内で盛り上がるための「バカ」であり、撮影もなければ拡散もありませんでした。 ところが今は、「武勇伝」を世間にアピールするのが目的で、バカな行為を撮影・拡散にするようなりました。 たとえ「炎上」しても、それは知名度を上げることにつながり、つまりアピールとしては「成功」なのです。 少年たちには、迷惑行為が犯罪であること、ヘタをすると一生台無しになることを、教えなければなりません。 そしてその少年たちに悪影響を及ぼす大人の迷惑系犯罪者たちを、まずは厳しく処罰しなければなりません。 |
パニクっている人が、冷静になれるワケないでしょう
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- 2023/02/20(Mon) -
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高齢者が運転を誤り、パニックになって何度も何度も衝突を繰り返す事故の映像が報じられました。
「まずエンジンを切ることです」とコメンテーターらは口を揃えて言いますが、それができりゃ苦労しません。 追突したので「こりゃいかん」と後退し、後ろにぶつかれば「下がり過ぎた」と慌てて前進しただけなのです。 次の衝突を避けるために必死に運転操作を続けるものの、「止まる」ということには思い至らないのですね。 実は私も今朝、似たようなことを経験してゾッとしました。車の運転ではありませんので、ご安心を。 院長室のメインのMacを起動、ログインしたところ、あれ、Dropboxが起動してない。これじゃ仕事ができん! 原因究明よりも今は仕事が大事。とりあえずアプリを見つけて起動し、ID・パスワードを入力してログイン。 よく見ると、Evernoteも起動してないじゃん。どうなってんの。これもID・パスワードを入力してログイン。 すると、そこへ追い打ちをかけるように、Apple IDを入力せよとのアラートまで出現。これもパスワード入力。 しまった、と気付いたのはその時です。もしやウイルス感染じゃなかろうか。となると一大事じゃないですか! DropboxもEvernoteも、あろうことかApple IDまで、全部パスワード入力してしまっては後の祭りです。 最悪の場合、すべてのアカウントを停止しなければなりません。これはとても面倒なことになりましたよ。 とりあえずまず、Wi-Fiをオフにしてウイルススキャン・・・なぬ、ウイルスソフトも起動してない! もはやこれまで。ただちにMacを初期化して、OSを再インストールするしかないのか・・・ と、ここで気付いたのです。ログインするアカウントを間違えたことに。 通常の管理者アカウントではなく、なぜか電子カルテの予備サーバーアカウントでログインしてたんですね。 それじゃあ、電カルソフト以外は、何も立ち上がるはずがないでしょう。 そんなミスに気付かずに、何度も何度もID・パスワードを入力し続けたのは、パニクってたゆえのこと。 その場のやりくりにばかり気を取られてしまい、最初の誤りに気付くのが遅れてしまったという顛末でした。 どこかで立ち止まり、頭を冷やさなければなりません。Macを初期化しなくて良かった。 |
常に、伝わるように話せているか
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- 2023/02/08(Wed) -
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自分のことは棚に上げて書きますが、話し上手な方と話し下手な方って、話し始めから違いますよね。
いまから自分が何を話すのか、それを明らかにしないまま喋り出す人がいます。聞いててイライラします。 「それって何の事ですか?」と尋ねれば済むことですが、放送やClubhouse等の場合にはそれが出来ません。 「え〜っと、先週のことですけど、あ、先々週だっけ、いや、たぶん先週なんですけど、あれ、どうだっけ?」 こんな風に始められると、いつでもいいから早よ本題言えや、とツッコみたくなりますが、伝えられません。 「昨日のアレですけど、やっぱ問題でしょう、考えれば考えるほどね〜。いや〜、そう思いませんか?」 思いませんね〜。そもそも話が見えませんから。昨日の何よ。問題なのはアンタの喋りでしょうよ。 それに比べたら、診察中も含めて対面での会話って、多少の困難はあったとしても、たいてい話は通じます。 では、リモートでの会議とかは、どうなんでしょう。慣れた方にとっては対面と同じなんですかね。 私はほとんどリモートの経験がないし、なにしろシャイなので、ホントに、会話の輪に入れるのか不安です。 指名でもしてもらわなければ聞き専で終わりそう。その意味では、司会者とか進行係の存在って重要ですよね。 |
「10分・20分構想」
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- 2023/02/03(Fri) -
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中国のものと思われる「偵察気球?」が、米モンタナ州上空で風に抱かれるように飛んでいるとかいないとか。
モンタナ州って、熊本県の姉妹都市なんですね。どういう経緯なんでしょう。山(モンタナ)が多いから? 日本の国土とほぼ同じ面積なのに人口は日本の100分の1以下ですから、そうとうアレですね。 ところで、熊本市の「10分・20分構想」っていうのを、遅ればせながら私は今日の報道で知りました。 10分働いたら20分休憩しなさい、という意味ではないですね。 熊本市中心部から高速道路のICまでを10分、熊本空港までを20分で結ぶ「熊本県新広域道路交通計画」です。 そのICが熊本ICなのか益城ICなのかは未定ですが、TSMCとの距離を考えると熊本ICになるかもしれません。 となると、当院の近隣で大規模な工事が行われることになり、しばらくは周辺の道路が大渋滞しそうです。 でも整備が完了すれば、当院は市内中心部まで10分、空港まで10分という絶好のポジションになりますね。 菊陽町のわが家は、職場まで10分、空港まで20分(〜30分)の好立地にあります。 人口増加率でいうと、菊陽町は近隣の大津町や合志市とともに、以前から全国上位自治体の常連です。 そこへTSMCの進出ですから、人口はさらに増え、数年内には「市」へ昇格する可能性がありますね。 そのときの市名はもちろん「TSM市」でしょう。悪くない。 |
水道管が凍結
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- 2023/01/25(Wed) -
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なにしろ寒い。熊本でも積雪数ミリ。ま、北陸などの豪雪地帯に比べれば屁みたいなモノでしょうけど。
手違いでヒートテック「超極暖」の洗濯が間に合わず、家人の言うがままに今日の私は「極暖」2枚重ねです。 おかげでひどく着膨れして、袖をまくると腕が締め付けられてうっ血します。そんな感じの1日でした。 今朝7時過ぎに出勤して、クリニックの外回りの水道蛇口をチェックしてみると、2カ所とも凍結していました。 まず、蛇口の回すやつ、あれなんて言うの、ハンドルですか、ほう、あれが回りません。 で、ぬるま湯(熱湯はダメらしいので)をかけたところ、ハンドルは回るようになったけど、水が出ません。 蛇口につながる水道管は、特殊な構造物(断熱材入り?)で包まれているので、何も処置していませんでした。 しかし零下の外気温に晒され続ければ、断熱材もろとも冷えてしまうわけで、中の管まで冷えるのでしょう。 やはり、水を「鉛筆の芯」ぐらいの太さで流し続けておくべきでした。 昼頃やっと、一方の蛇口からは水が出るようになりました。さらに夕方には、もう一方も「開通」しました。 いずれも最初はチョロチョロ、やがて勢いよく出始めました。内部で凍っていたものが全部溶けた感じです。 このたびの寒気を、私は甘く見てました。過去15年間凍らなかったことは、なんの保証にもなりません。 屋外の吹きさらしに位置する蛇口ですから、布か何かで包んだところで結局は、外気温までは冷えるのです。 自ら発熱するような布でもあれば良いのですが・・・あ、もしや、ヒートテック? |
クレカの過払い金返還請求の罠
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- 2023/01/17(Tue) -
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飛行機好き(ANA推し)のパラダイス山元氏がやってる「Clubhouse」を、いつも聞いています。
もう丸2年近く毎朝6時から、どれほど疲れて眠い日でも「生放送」するなんて、驚異的過ぎて呆れます。 先日、「今日は過払い金の返還手続きに行きます」と山元氏が言うものだから、聞き耳を立ててみました。 クレジットカードをもっているだけで何十万円か返ってくるらしく、法律事務所が強く勧めてくるとか。 とってもオトクな話なので、誰かご一緒しませんか、という山元氏からのお誘いです。 そんなうまい話ってあるんかな、後日談をぜひ聞きたいな、と思ってたら、コトは急展開を見せました。 Clubhouseのリスナーから、「過払い金の返還請求したら、そのクレカが使えなくなりますよ」との情報! ヘタをしたら、請求したクレカだけでなく、クレカ業界全体のブラックリストに載る可能性すらあると。 その貴重な情報のおかげで、山元氏は返還請求をドタキャンすることにしたそうで、間に合って良かったです。 いやホント、日頃使っているクレジットカードが止められたら、どれほど不便なことになることでしょうね。 以前、カードが不正使用されて使えなくなった時、新規カードへの切替え作業で膨大な労力を費やしました。 まして、所有するすべてのカードが使えない状況になってしまったら、もうほとんど生活が成り立ちませんよ。 簡単な手続きでお金が返ってきますよ、という法律事務所。それって、ホントに顧客のために言ってる? |
高橋幸宏さん死去
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- 2023/01/15(Sun) -
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高橋幸宏さんが亡くなりました。脳腫瘍で闘病後の誤嚥性肺炎だったようです。まだ70歳でした。
「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」の黄金期は、私の学生時代とそのまま重なります。 大学に入学した1979年の春は、すでにYMOの大ブームが巻き起こっていました。 YMOのコンサートを、運良くホールの最前列の中央で見ることができた話は、以前にも書きました。 演奏中に高橋氏の手からすっぽ抜けて飛んできたドラムスティックを、私は奇跡的にゲットしたのでした。 YMOも好きですが、私は渡辺香津美の『KYLYN』などで聴く彼のドラムが、いちばん彼っぽくて好きです。 同じアルバムで、村上(ポンタ)秀一と高橋ユキヒロのドラムスを聞き比べると、まったく別物なんですね。 村上氏のドラムは、適度にジャズ的で、うねりがあって、しかも上手い。ノリやすい。 一方で高橋氏のは、なんでしょう、やたらパンパン乾いていて、歯切れ良く硬質です。「テクノ」なんですね。 いまMacにヘッドホンを繋いで、高橋氏の代表作『RYDEEN』を皮切りにYMOの曲を次々に聴いています。 もしかすると、YMOをヘッドホンで大音響で聴いたのは数十年ぶりかも。この歳の耳には堪えますね。 そうこうするうちに、いま『増殖』にたどり着いて爆笑中。なんて言うか、良いモノもある、悪いモノもある。 そんなYMOの「レコード」を学生時代には5(万)枚ぐらい持っていたわけですよ。いまどこにあるのやら。 |
年賀状はまだしばらく続けます
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- 2023/01/01(Sun) -
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あけまして おめでとうございます
パンデミック真っただ中ですが、社会活動や市民生活の方が先にコロナ禍を抜けようとしています。 おせち料理(簡易版)をいただきながら、今朝は昨年よりも、なぜか穏やかな気持ちになりました。 昼頃、年賀状が届きました。ずっと会えてない友達や、ご無沙汰している方に思いを馳せる、貴重な瞬間です。 ありゃ、この人に出したっけ。焦って確認してみると、そういう方々にはほぼ例外なく出していました。 これまでずっと、私が出してない方からの賀状が届いた時は慌てて返信し、以後毎年出すようにしてきました。 相手からは届かなくても、とくに目上の方の場合、何年かの間は私から一方的に賀状を送り続けています。 どうかすると、2,3年ぶりにまた互いの交信が再開することだってあるのです。 とは言え、いわゆる「年賀状じまい」をされる方に対しては、しつこく賀状を出すわけにはいきません。 あるいは「年賀状離れ」を実践する若い方々に対しても、こちらから一方的に賀状を出す気が失せてきます。 日頃から交流がある相手なら、年賀状なんて互いに面倒ですから、やめても良いかもしれません。 しかし、年賀状だけの間柄の方には、それが唯一の「音信」の手段です。賀状のやりとりはやめられません。 私が出さないことがキッカケで、そのかすかな交流関係が途絶えてしまうのが、恐怖なのです。 |
私の頭部に生えている「毛」たち
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- 2022/12/17(Sat) -
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【髭(くちひげ)】
もう20年近く、生やし続けています。今は白い毛が6割。開業した15年前頃は、黒だけだったんですけどね。 【鬚(あごひげ)】 開業前にいったん剃ったのですが、やがて復活。ただし今は、髭とともにずっとマスクに隠れてます。 【髯(ほおひげ)】 これも数年前に復活。マスクからはみ出しています。髭・髭・髭の手入れはいつも休診日(火・金)の朝です。 【睫毛(まつげ)】 しばしば抜けて目の中に入り込み、チカチカ痛むので困ります。もともと少ない睫毛がますます減っています。 【眉毛(まゆげ)】 トシをとると、ペンギン(または村山さん)のようにすごく長いヤツが生えてるくるのは、どうしてですかね。 【耳毛(みみげ)】 これもまた、よく伸びますね。時々専用のカッターで切りますけど、しばらく忘れてるとかなり長くなります。 【鼻毛(はなげ)】 そんなに悪い空気は吸ってないのに、勢いよく生えてきます。余計なお世話です。幸い、マスクに隠れてます。 【頭髪(とうはつ)】 昨日も美容室でカット(だけ)するという不法行為を犯してしまいました。でも、おかげでスッキリです。 |
卵は物価の優等生
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- 2022/12/08(Thu) -
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「物価の優等生」と言われる卵の値段がどんどん上がっていると、今日も激しく報じられていました。
飼料価格の高騰や、鳥インフルエンザの影響によるものです。 私はしかし、メディアが、NHKですら、「優等生」という言葉を連呼していることが不思議でなりません。 「優等生」を辞書で引くと、「成績・品行とも特にすぐれている学生や生徒」とあります。 でも「成績」や「品行」によって生徒を「優等」だと短絡的に評価するのは、「昭和の発想」じゃないですか。 いまは「みんな違って みんないい」(金子みすゞ)の時代です。ともかく、人に優劣を付けないことです。 世の中の物価が全般的に上がっても、卵は値段はずっと上がらず、これが人々にとっては高評価でした。 そのことを擬人的に、卵には「優れた品行」が備わっているとして、優等生だと認定したのでしょう。 私はしかし、何十年たっても値上がりしないモノって、どこか構造的におかしいと思います。 生産の効率化によって値段を維持してきた生産業者にとっては、地獄のようなデフレだったのかもしれません。 それを優等生だとはやし立てて無理をさせて来たのは、一種の「いじめ」じゃなかろうかとさえ思えます。 などと書きながら、ところで「物価の劣等生」って何だろう、と考え始めて答えが出ません。 |
左右対称神経症
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- 2022/12/01(Thu) -
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子どもの頃から私は、歩く時に足底にかかる圧力の感覚において、左右対称にこだわる性質がありました。
たとえば、奇数段の階段を上り終わった時、あと一段足りないアンバランスな感覚にどうしても耐えられず、その違和感を打ち消すために昇り終えた足とは反対の足ですぐに地面を強く踏みしめ、ようやく心の平静を取り戻していました。 このことをずっと誰にも言えずに大人になり、やがて一種の強迫性障害であると知りましたが、それほどの実害を伴っているわけでもなく誰かに迷惑をかけるわけでもなく、しかもある日、同じ症状を持つ同僚に出会ってからは不思議と左右対称がそれほど気にならなくなりました。 最近ではあのベッカムも偶数神経症だとカミングアウトしたものだから、自分と良く似た性質の有名人もいるんだと(風貌も身体能力もまったく違うけど)、むしろ稀少個性をもっていることを誇れるぐらいの気持ちになっています。 理科室の人体模型を見たときに思ったのは、肺は左右対称なのに心臓はなぜ胸の真ん中じゃなくて左側に偏ってるんだろう、という素朴な疑問です。先生に尋ねても解決せず、しばらく心の片隅に引きずっていました。 なので、胎児の内臓が最初は左右対称に形成され始め、そのカタチや位置がどんどん変わり、やがて非対称の完成形に向かうことを人体発生学で学んだときは衝撃的でした。もともと左右対称のものが、非対称になって落ち着くこともあるのだと。 のちに小児心臓外科医を志すことになったのも、先天性心臓病の発生学と病態生理に魅せられたからかもしれません。 景色や建物やすべての事物が、左右対称だとすごく落ち着きます。だから縦書きした時の私の名前「由一」は好きなのですが、名字までもが左右対称の「高木由一」には完敗です。「三谷幸喜」にだって負けています。 でもそんな左右対称のこだわりがあるにもかかわらず、記念写真を撮ると最近は、まっすぐ立っていたつもりなのにたいてい左肩が下がっています。これを私は「右肩上がり」と前向きに受け止めているのですが、骨盤や背骨や内臓から臍に至るまで、あちこちが曲がり歪んでいるのでしょうね。 医学部に入学した私に、最初に近づいて親切にしてくれた先輩たちはみな、某教会には気をつけろと教えてくれました。そのやや左寄りの方々の影響もあって、大学時代は自治会活動にも足を突っ込みました。 ところが社会人になると色々あるもので、徐々に右傾化した時期もあります。以来私は、右に行ったり左に来たり、センターラインをまたいでいまもウネウネ歩み続けています。左右対称神経症は、治り切れていないようです。 ※熊本市医師会の会誌「森都医報」11月号に投稿した拙文が掲載されたので、転載しました。 |
「NHK世論調査」と名乗る不審な電話
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- 2022/11/18(Fri) -
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「NHK世論調査」と名乗る電話が、先日私の携帯にかかってきたのですが、反射的に切ってしまいました。
詐欺電話を疑ったからです。本物の世論調査だったかもしれませんが、君子危うきに近寄らずです。 NHKの世論調査を装った不審な電話が最近増えていると、最近NHKが言ってます。 年金の受給状況や預金残高などを聞き出そうとするのだそうです。 でもそれを聞いて、なんだかおかしくなりました。 だって世論調査は、支持政党や内閣支持の有無など、その人の思想信条を答えさせるものだからです。 ある意味で年金よりも重要な個人情報を電話1本で聞き出すことに、不安なく応じる人がいるんでしょうか。 私などは天の邪鬼ですから、支持政党を訪ねられたら「NHK党ですけど何か」と答えてしまうでしょうね。 どうせなら、世論調査に答えたら受信料を1年間免除、みたいなインセンティブがあればいいと思います。 ていうかNHKの世論調査って、それが詐欺電話ではないことを、どのようにわからせてくれるんでしょうね。 次に電話がかかってきたら、最後まで調査に付き合ってみることにしましょう。 |
庭のイルミネーション再開へ
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- 2022/11/16(Wed) -
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白衣のポケットに入れているスマホが振動したと思った時の2回に1回は、おなかが鳴った振動です。私の場合。
そんな感じで、朝から空腹なのを夜まで我慢する1日1食の生活も長くなりました。 先日の『ブラタモリ』の番組中に、女性アナウンサーのおなかが鳴りました。音がしっかりと聞こえています。 そのまま放送されたのは少しかわいそうでしたが、「おなら」じゃなくて「おなか」だから、まだいいです。 わが家の愛犬・花ちゃんは、寝ている時によく、音も無く臭いおならをします。 あ、くさっ、こら、と叱ると、血走った薄目を開けて、なん?って顔をして、また寝入ります。 最近ガレージを改築したので、庭の形がいびつになり、半島のように細長く張り出した部分ができました。 そこからは道路や中学校がよく見えるので、番犬・花ちゃんにとっては絶好の監視スポットになりました。 私も実は、そんな隅っこが好きです。秘密基地を作りたくなります。本当に作ろうかとさえ思っています。 しかし今はその半島の岬に、クリスマス用のイルミネーションツリーを立てようかと計画中です。 新築のときから、ときどき庭のイルミネーションに凝る年があるのですが、なかなか長続きしません。 苦労して生垣の中に設置したLEDライトは、剪定の邪魔になりました。今回の改築の際に廃棄しました。 テラスの屋根からずらっと吊したドロップライトは、派手すぎて嫌がられたので結局処分しました。 なので今回はシンプルに、スッキリしたブランチツリーのイルミネーションを1点だけ設置しようと思います。 これから年々増やしていくのもまた、楽しいでしょうから。 |
駆け込みふるさと納税の注意点
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- 2022/11/04(Fri) -
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もう11月になったというのに、今年はまだ、まったく「ふるさと納税」をしていなかったことに気付きました。
あちこちの納税サイトがキャンペーンを打ち出し、この時期にあわてて寄付をさせようと躍起になっています。 この数年の私の納税パターンを見ると、年ごとに、特定のサイトに偏って利用してきています。 ある年は「ふるさとチョイス」、またある年は「ふるなび」、あるいは「さとふる」、楽天の年もありました。 まあ、どこを使っても大差無いのですが、年ごとに1つのサイトにまとめた方が、集計がしやすいのです。 昨年は、ANAのふるさと納税サイトを利用しました。経営危機にあったANAを応援する意味もありました。 そして今年も引き続き応援すべく、きょうはANAのサイトから何カ所かの自治体に寄付をしました。 肉と魚の美味い枕崎とか志布志とかの鹿児島県内が、最近の私のふるさとです。宮崎県内の果物もいいですね。 本州や北海道よりも九州を盛り上げたいので、肉も魚も果物も、基本的には九州産を発注しています。 以前は好んでいた黒毛和牛の脂が、この数年急に食べれなくなったので、佐賀県内への寄付は激減しました。 そういえば今夜、サクサクとふるさと納税をしていたら、途中でカードが利用できなくなってしまいました。 サイトの問題だろうかと思い、とりあえずMacを再起動していたら突然、クレジットカード会社から電話あり。 「お客様ご本人のご利用でしょうか?」「ええ、そうなんですが、途中で使えなくなって困ってます」 「ご利用パターンが不正利用のパターンに似ておりましたので、自動ストップをかけさせていただきました」 カード利用を繰り返し、徐々に金額が増え、しかもキリの良い金額だったのが「不正っぽかった」ようです。 連続してカードを利用する時には、最初にまず最高額のモノを買うのが吉。 |
自宅ガレージの建築が佳境
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- 2022/10/24(Mon) -
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自宅のガレージを「改築」しています。いつか所有するであろう電気自動車(BEV)にも対応した設計です。
まずは、生垣やブロック塀を撤去して、それから、先週いっぱいで基礎工事が終わりました。 「このガレージ、狭いんじゃないの?」と感じたのは、その時点です。 「車、入るの?」「駐車するときに、支柱にぶつけない?」と心配になるぐらいに狭く感じました。 ところが今日、ガレージの骨格が建ち上がると、こんどはいきなり広く感じてきました。 「このガレージ、デカすぎないか?」「近所迷惑じゃないの?」と思うほど、巨大に見えてきたのです。 このような一種の錯覚は、一般の住宅建築の現場でも、よく感じることです。現にわが家がそうでしたから。 建物って、基礎工事の時点では間取りがとても小さく見えるようで、「基礎マジック」と言うそうです。 ところが外壁が出来上がると、こんどは豪邸にみえてくるから不思議です。 その後、内装がすべて完成した頃には、おおむね当初計画した通りの広さ(狭さ)に感じることになります。 たかがガレージと言うことなかれ。その実用面だけでなく、家の外観をも大きく左右する存在なのですから。 理想的には、家を設計する時点で最初から考慮すべきものですが、なかなか思い至らない部分なんですよね。 |
迷信をわざわざ軽んじる必要はない
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- 2022/10/23(Sun) -
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休診日に院内で雑用をしていた時、突然訪ねてきたのは、高校から大学時代の友人の鹿嶋君でした。
長年勤めてきた会社を退職するにあたって、熊本の事業所に来たついでに、立ち寄ってくれたのでした。 彼は、焼き鳥屋で飲み食いしている最中でも、常に、その時点での会計金額を把握してるような人物でした。 「ズリ4、キモ4、ハツ6、つくね4、ビール4杯、白波4合やけん、いま3,820円」などと言ってのけます。 私にも似たような計算性癖がありますが、酩酊すると計算力が失われるため、彼のようなマネはできません。 彼は、新しいサンダルを買ったら、その裏を黒の油性マジックで塗りつぶすような人物でした。 夜に新しい靴をおろすのは縁起が悪いので靴底に墨を塗るとよい、という迷信を応用したものでしょう。 「ヌサもとりあえずビール」と言ってたのも彼です。 たしか、大学入試か何かの大事な局面では、「方違え」を行っていたはずです。そんな古風な人間なのです。 私もいまだに、夜に爪を切ることができません。理論的には、風呂上がりに切りたいところですが、無理です。 いつも職場で爪を切ります。手をよく洗って、濡らして、爪をふやかしてから切るのが流儀です。 切った後は、専用のヤスリで研いで先端をなめらかにして、最後にもういちど手を洗います。 勤務医時代には、ほぼ毎朝、手術室で爪を切ってヤスリをかけていました。 もちろん第一には清潔のためですが、ゆっくり爪を切って丁寧に磨く作業って、精神が落ち着くんですよね。 |
健康保険証は「マイナ保険証」へ
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- 2022/10/13(Thu) -
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健康保険証が廃止され、マイナンバーカードを用いた「マイナ保険証」に切り替えられることになりました。
かつてこのカードは、決して他人に番号を見せてはならぬと、厳しい管理を求められてきました。 ところがここに来てお役所は、マイナンバーカードは「持ち歩いても大丈夫!」と力説し始めています。 いまさら「マイナンバーを見られても悪用できない仕組みなのじゃ!」とは、いかにもご都合主義ですね。 医療機関はマイナ保険証専用のカードリーダーを設置しなければならず、その期限が来年3月に迫っています。 初期費用にはある程度の補助が出ますが、通信業者に払い続けるランニングコストは医療機関の負担です。 このシステムの普及率はまだ3割程度と言われています。かく言う当院も、やっとリーダーを発注した段階。 マイナ保険証は、患者さんが自分で受付のリーダーにカードを置き、顔認証か暗証番号で本人確認をします。 この仕組みだと、発熱外来での使用は不可能です。駐車場や隔離室での本人確認操作ができないからです。 駐車場や隔離室でマイナンバーカードをあずかり、さらに暗証番号まで尋ねることなどできません。 発熱外来でのマイナ保険証の運用はどうなるんだろうかと、私のいちばんの心配事はそれです。 |
自宅庭の工事開始
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- 2022/10/07(Fri) -
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自宅の庭とガレージの改築工事が始まりました。
生垣をフェンスに変え、屋根付きカーポートをシャッター付きのガレージに変えることにしました。 プリペットの生垣は、生き生きとした緑が鮮やかで、近所迷惑なぐらいに伸びが早いのが特徴でした。 ところが、激しく伸びる割には、そこそこにスキマがあって、愛犬花ちゃんの逃亡を許していました。 また、その根本付近の枝のトゲの飛び出しがひどく、花ちゃんが何度か目を傷つけることもありました。 今後、庭で孫が遊ぶ機会が増えることを考えると、生垣は危険物なのです。 計画しているフェンスは、角度付きの格子によって、屋敷外からはリビングの方向が見えない仕様です。 そのかわり、逆方向は丸見えです。理論上は完璧な目隠しになると思っていますが、少々実験的ではあります。 なお今日の作業で、生垣がすべて撤去されました。今後しばらくは、わが家は丸見え状態です。 車庫には電気自動車(EV)用の充電器を取り付けます。将来を見据えた先進的なガレージなのです。 自宅用の普通充電器には8kWと3kWがありますが、可能な限り高出力な充電器を取り付けるべきでしょう。 こういうときに都会のマンション住まいの方は、充電で苦労すると聞きます。田舎の一軒家で良かった。 街中のあちこちに急速充電器が整備されていて、50kWや90kWから150kWへと移行しつつあります。 とは言え欧米諸国に比べると、日本の「充電インフラ」は遅れています。 カタログ上は満充電で500kmほど走れるEVでも、実際のドライブでは300kmと考えた方が安全です。 途中での充電が保証されなければ、片道150kmのドライブしかできないということです。 いまEVを買うのは、若干見切り発車的な冒険ともいえるのです。でも、未来の先取り感はありますよね。 |
何度も「再上陸」した台風14号
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- 2022/09/20(Tue) -
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台風14号は、ひさびさに風雨が強く、昨日の午前中を休診にしたのは正解でした。
山口県岩国市の錦帯橋は、橋脚を補強する杭の一部が流失したようです。橋が全部流れなくて良かった。 気象庁のサイトでよく見ると、台風の中心が通過した「県(本土)」は、次の様でした。 (海)→鹿児島→熊本→(海)→熊本→(海)→福岡→佐賀→福岡→(海)→山口→島根→(海)→島根→(海)→石川→(海)→新潟→山形→宮城→岩手→(海) 海から九州や本州に「上陸」した回数は、厳密には7回。よって6回ほど「再上陸」したことになります。 大きな流れで言えば、九州を縦断し、中国地方から日本海に抜け、東北に再上陸・横断した格好です。 島根から新潟まで日本海を進む途中で、出雲半島と能登半島に引っかかったので「再上陸」回数が増えました。 これは熊本県でも同じで、八代海に抜けた台風が有明海に向かう途中で、宇土半島に再上陸しました。 気象庁は以前から、海上の台風が半島を横切った場合には、上陸ではなく「通過」と言ってきたはずです。 でも今回ニュースでは、出雲半島と能登半島については「上陸」と表現していました。宇土半島は知りません。 いずれにせよ、台風の中心って、その1点に勢力が集中しているのではないし、一種の「概念」ですよね。 今回のように台風が本土沿岸付近を進むとき、中心が本土に上陸したかどうかなんて、あまり意味ないかも。 |
台風14号、ただいま接近中
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- 2022/09/18(Sun) -
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台風14号は、午後7時ごろ鹿児島市に上陸して北上を続け、いま(午後11時現在)まさに、熊本に接近中です。
夜遅くになってひどい暴風になってきました。夕方はまだ、犬の散歩ができる程度の風だったんですけどね。 この連休は発熱外来で大忙しかと覚悟していましたが、台風接近を考慮して、今日は午後休診としました。 受診希望の電話を多数いただいただきましたが、そのほとんどをお断りすることになってしまいました。 その発熱外来真っ最中の、ちょうど、風雨が強まり始めた午前11時頃の話です。 PCR検査用の唾液採取のプラスチック容器を回収するために、私は駐車場に出て患者さんの車に向かいました。 スタッフが屋外でフェイスシールドを飛ばされたと聞いていたので、私はゴーグル着用に切り替えました。 傘の柄は短く強く持ち、先端を風上に向け、ゆっくり歩いていたことは言うまでもありません。 突然、強風が吹いたのです。傘は一瞬にして裏返り、ビニールが半分剥がれ、骨が4本むき出しになりました。 うわっと慌てて傘に気をとられたら、こんどは唾液の入った容器を駐車場の路面に落としてしまいました。 風雨の中、裏返って骨が突き出た貧相な傘を左手で差したまま、しゃがんで容器を拾います。 すると、私の手が届くか届かないかのタイミングでまた強風が吹き、容器はコロコロ転がっていくんですよね。 |
一周忌&初盆
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- 2022/08/13(Sat) -
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父の命日である今日、一周忌と初盆の法要を営みました。
コロナ禍がしつこく続くので、県外の親族には参列を控えてもらい、地元の身内だけの集まりとなりました。 今日のような日には、母と晩年の父の思い出話が出ますが、たいていは2年前の楽しかった天草旅行の話です。 それは入退院を繰り返していた時期の、まるで梅雨の晴れ間のような、奇跡的な「Go To トラベル」でした。 実は最初は、両親の実家のある地域を巡る旅を計画していました。山口県東部の大島町と岩国市です。 それはしかし、親戚の健康上の理由等で中止することになり、それならばと選んだのが天草なのです。 熊本はいいですね、天草と阿蘇がある。 でもそれなのに、天草に行ったのはこの20年間で3回か4回だけ。実にもったいない話です。 阿蘇はドライブやサイクリングを時々していましたが、それも地震以降はパッタリです。 北部復旧ルートや、新しい阿蘇大橋は一応渡りました。でもあくまでお試し程度。本格ドライブはまだです。 仕事柄、旅行はおろか外出や外食にも慎重になっています。このトンネル、早く抜け出したいですね。 |
イルカショー終了へ
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- 2022/06/24(Fri) -
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「しながわ水族館」が、5年後のリニューアルに伴って人気のイルカショーを終了すると報じられました。
施設の老朽化や競合施設の台頭のほか、動物保護の観点もあるようです。時代の流れでしょうか。 残酷だとされる「追い込み漁」によるイルカの捕獲が国際的に問題視されている中で、ショーですからね。 イルカショーは、福岡の「マリンワールド」や高松の「屋島水族館(当時)」などで私は見たことがあります。 よく訓練されているなぁという印象を持ちましたが、動物虐待の発想はその時にはまったくありませんでした。 このような知能の高い動物を、残酷な方法で捕獲・展示し、しかも訓練することは、今後困難になるでしょう。 もっと知能の低いチンアナゴなら、どのような方法で捕獲して見せ物にしても、問題はないのでしょうけどね。 ちなみに動物園については、「新明解国語辞典」の記載が有名です。手元の第3版と第4版を見比べてみると、 【動物園】(第3版)鳥獣・魚類などを(自然に近い状態で)飼い、観覧者に見せる公園風の施設。 【動物園】(第4版)生態を公衆に見せ、かたわらに保護を加えるためと称し、捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀無くし、飼い殺しにする、人間中心の施設。 何があったんでしょう、新明解。それにしても「人間中心」とは痛いですね。 |
わが家にも「銃」を導入
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- 2022/05/28(Sat) -
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児童19人を含む21人が銃撃されて死亡する事件が、米国テキサス州の小学校で起きました。
米国人の世論は、以前から同じですが、2つです。 「銃規制を強化し、子どもたちを守るべきだ」か、「アメリカ人には銃を持つ権利がある。銃規制は無意味」。 テキサス州で開かれた「全米ライフル協会」の年次総会での、トランプ前大統領の発言は後者でした。 「訓練を受けた教師に銃の携帯を許可するときが来た」 規則によって抑止するか、武力によって抑止するか。さまざまな局面で議論される、永遠のテーマです。 日本人は、法律と警察によって命を守られていると信じているので、個人が武装する必要性を感じません。 一方米国では、国民が銃器で自分を守る文化があり、それゆえ安易に使用してしまうリスクも出てきます。 簡単に手に入る武器があれば、つい使ってしまうヤカラが現れます。それが米国の現状なのでしょう。 さて、まったく別の銃器の話で恐縮ですが、本日「マッサージガン」なるものを買いました。 家人に背中や腰を「打撃」してもらいましたが、効果があるのか気持ちよいだけなのか、まだわかりません。 難点は、皮膚が痒くなることです。私は耐えられますが、ガンを持つ家人が、手を痒がってねを上げます。 |
「オンキヨー」が経営破綻
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- 2022/05/14(Sat) -
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音響(オーディオ)機器メーカーの「オンキヨー」が、経営破綻しました。
7年前に「オンキヨー&パイオニア株式会社」発足の件を書きましたが、あれからも色々あったようですね。 この会社の沿革(とくに今世紀の)や経営状況や資本関係はじつにめまぐるしく推移し、複雑です。 その概略を本稿に書くことはほぼ不可能(スペース的にも、私の能力的にも)、なので割愛します。 1970年代から80年代初頭、私の中学〜大学生時代前半はちょうど、オーディオ全盛期でした。 いまなら「AV機器」と言うところを、当時はビジュアルのないオーディオのみの、言うなれば「A機器」です。 それらの機器を、役割ごとに組み合わせる「システムコンポ」が大流行だったのです。 以前、その当時のことを次のように書きました。 「私の場合、アンプは山水、チューナーはトリオ、カセットデッキはナカミチにしたかったけど結局アイワ。 プレーヤーはテクニクス、オープンリールデッキはTEACとAKAIのものを購入。 そして、音質を左右する音の出口として、私がこだわったのがスピーカー。選んだのはパイオニアでした。」 あれ、オンキヨーが出てきませんね。そう。私がオンキヨーファンになったのは、社会人になってからでした。 近年、リビングの主役はテレビです。音響機器はもはや、テレビの音を出す装置+αに成り下がっています。 そんな状況に納得できない私は、リビングは諦めて、書斎をオーディオルームにしました。 と書いてはみたものの、いま書斎でクラシックやジャズをじっくり聴くような機会は減りました。 CDに触れることがほぼなく、iPhoneかMacでストリーミング音源を、イヤホンかヘッドホンで聴いてる有様。 これじゃあオンキヨーの出番もなくなりますよね。 |