お役所と新型インフル
- 2009/11/13(Fri) -
本日入荷した新型インフルエンザ用ワクチンを手にして、私はとまどっています。
なぜなら、1mlのバイアル(薬瓶)が請求人数分だけ届くと思っていたら、県の配分によって、私の元には10mlの大きなバイアルで供給されたからです。

このバイアル、開封後は24時間以内に使うキマリです。使い切れなければ残薬は廃棄しなければなりません。
10mlといえば、大人なら20人、6歳未満のこどもなら約50人に接種できる量です。
同じ日に予約者を呼び集めて効率良く接種して薬を残さず使い切らなければ、残薬を廃棄することになります。ワクチン供給量は予約患者数ギリギリなので、廃棄すればその分だけ、接種可能な人数が減ります。

完璧な効率で無駄なく全予約者に接種するのは困難です。であれば、ワクチンを廃棄せずに有効利用する方法はあるのでしょうか。
その疑問を「お役所」にぶつけてみました。

市(保健所)では解決しなかったので、県(健康危機管理課096-333-2240)に問い合わせました。
私「うまく使い切れなかったワクチン残薬を、優先接種対象者でない人に接種できますか?」
県「子供など他の優先接種対象者へは前倒し流用可能ですが、優先でない者には接種できません。」
私「24時間でどうしても使い切れず、捨てるしかない状況なら、健常者に流用して接種できませんか?」
県「できません。捨てて下さい。国の取り決めです。」

ラチがあかないので、国(厚労省03-3501-9031)に問い合わせました。電話がつながるまでかなり苦労しました。
私「どうしても余ってしまって捨ててしまうほどなら、健常者に接種できますか?」
国「できません。捨てて下さい。」
私「健常者に接種して国全体の感染者を減らせるなら、優先接種対象者にも有益ではないですか?」
国「ご意見は上層部に伝えます。」

ワクチンの製造効率を上げて接種人数を増やすためには10mlバイアル量産もやむを得なかったと長妻厚労相は11/6の予算委員会で言っていますが、前述の役所の対応では、本末転倒と言わざるを得ません。

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