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不適切テロップ問題
- 2011/08/30(Tue) -
「セシウムさん」テロップで非難を浴びた東海テレビが、今朝、検証番組を放送したようです。
ネットでも公開されていたので見ることができました(たっぷり1時間)。
番組では、3つの観点から検証を行っていましたが・・・

(1)なぜ不適切なテロップが作られたのか?
テロップ作成者(制作会社の50台男性:懲戒解雇)の、「ダミーであって、本番にそのまま使うはずはないので、思いつきで作った」という、悪びれる様子もない態度にはあきれました。
彼は証言の中で一度も自分の「罪」を認めず、「岩手の農家に対する悪意はなかった」と見当違いの発言ばかり。問題にすべきなのは、彼の心の闇かもしれません。

(2)なぜ不適切なテロップが放送されたのか?
今回のテロップには、最終的に番組のプレゼント当選者の名前が表示される予定だったので、当選者が決まるまではテロップの修正が行われないまま、番組が進行していたとのこと。
生放送番組では、VTRを流している間に、次のコーナーの打ち合わせやリハーサルなどを行うそうです。今回そのリハ中に、若手スタッフが装置のスイッチを押し間違えてしまい、不適切テロップが放送されてしまいました。
直接的原因は彼女の単純ミスですが、彼女は責められないと思います。周囲のいい大人たちが、彼女をチェックもサポートもしてやれなかったことの方が問題です。今後彼女の精神的ケアが必要になるかもしれません。

(3)なぜ23秒間も放送されたのか?
生放送中のVTR放送時間というのは、スタッフにとっては休憩時間のような、緊張感から解放される時間でもあるとのこと。チェック体制の不備も問題のようです。

検証番組は、放送局の人員不足やタイトなスケジュールも要因のひとつと分析していました。
しかしそれは(2)と(3)に関してです。
私に言わせれば、(1)の原因である、テロップ作成者の良識のなさが、すべてだと思います。

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トイレ関係の話
- 2011/08/29(Mon) -
先日テレビで、ウド鈴木が、トイレが詰まったエピソードを話していました。
どうでもいい話でしたが、大笑いしてしまいました。
たまたま録画していたので、その翌日もう一度見て、またまた大笑い。

ところがその翌朝、我が家のトイレが詰まってしまったのです。原因は私。
家人からは、「あんな番組を何度も見るからだ」と責められる始末。
もちろん、スッポン作業によって見事に解決です。


便通関係で私が好きな小話をひとつ。
別役実の本からの引用です。記憶が曖昧なのでエッセンスだけ書くと、こんな感じ。

「便秘なんですが、どうしたらよいでしょうか」
「つまらない本を読みなさい」
「読み過ぎて、下痢になったのですが」
「くだらない本を読みなさい」

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ジョブズ退任とApple信者
- 2011/08/26(Fri) -
スティーブ・ジョブズがAppleのCEOを退任することになりました。残念です。
カリスマ経営者が第一線を去り、Appleの独創性が失われるのではないか、心配です。

Apple信者にとってジョブズは教祖ですが、私が入信した1989年には、ジョブズはすでにAppleを追い出されていました。奔放すぎたのか先進的過ぎたのか、創業者ではあっても、経営者としては不適格との烙印を押されたようです。

1990年代はMacの暗黒期でした。信者という観点からは「苦行」の時期でした。
最初に買ったMac(SE/30)を超える魅力的なMacには出会いませんでした。そのかわり、へんてこりんな新製品が色々出てきました。
たとえば、パイオニアのMac互換機。Apple以外の会社が作った、音がやたらに良いMacでした。
あるいは、バンダイと共同開発したマルチメディア機ピピン・アットマーク。見事にこけました。
さらには、デザインのMacらしさが無くなってしまったパフォーマシリーズ。買いましたけど。

では、その頃ジョブズは何をしていたのか。
新会社NeXTを立ち上げて、画期的OSを開発しました。これが後のMacOSXの元になります。
ルーカスフィルムを買収して、CGアニメーション制作会社ピクサーを作りました。大成功です。

経営が悪化し、身売り寸前になっていたAppleを、どうせならソニーが買収してくれないかと思っていたころ、ついに教祖が復帰しました。
ジョブズは、iMacでAppleを復活させ、OSXを発売してMacの先進性を決定づけ、iPodからiPhone、iPadに至る快進撃を牽引し続けたことは、信者でなくてもご存じの通りです。

いま、スマホとクラウドがIT業界の関心事ですが、ジョブズならその次を考え始める頃でしょう。
はたして10年後にAppleが今の地位にあるかどうか、信者の不安は尽きません。

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想定外
- 2011/08/25(Thu) -
東京電力は、3年前に福島第一原発に10~15mの津波を試算していたことが判明しました。
ではこれまで東電の言ってきた「想定外」とは何だったのでしょうか。
どうやら「想定外」には2通りの意味があるようです。

ひとつは、「科学的想定外」
誠実に科学的に検討しても「想定することが常識的でない」もの。
たとえば、マグニチュード10の地震とか、高さ100メートルの津波とか。

もうひとつは、「人為的想定外」
「知識不足で想定できなかった」= 無能
「たかをくくって想定しなかった」= 怠慢
「何らかの意図があって低く想定した」= 欺瞞
東電のいう「想定外」は、こちらのようです。

今回の大地震では、それまでの計算法(気象庁マグニチュード)ではM8.4だったところが、突然に世界標準の計算法(モーメントマグニチュード)に切り替わり、最終的にM9.0になりました。
当時は、だんだんと数値が増えることに違和感を感じるよりも、むしろM9.0と聞いて、さもありなんと、震災の巨大さを再認識したものでした。
巨大地震に対しては、今回の計算法の選択は科学的に正しいとも言われています。
しかしこれが、地震を「想定外」の規模に格上げするための誰かの悪知恵なら、国民を欺く行いではないか、という見方もあります。

マグニチュードでいうなら、1960年のチリ地震がM9.5であったことはよく知られた事実です。
1100年前の貞観地震の際に巨大津波が起きたことも、電力会社は以前から把握していました。
そして現に、東電は10mを超える津波を試算していました。
ところが実際に原発は、これらよりもずっと小さな地震や津波を「想定」して、建設・運営されています。
『無能』や『怠慢』だけでは説明がつきません。

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再生可能エネルギー
- 2011/08/22(Mon) -
菅首相退陣の最終条件と言えば「再生可能エネルギー特別措置法案」
私がこの法案にこだわる理由は、過去のブログにも述べてきた通りです。
さて、その関連のニュース報道を見ていて、以前から気になっていることがあります。

「再生可能エネルギー」と「再生エネルギー」という言葉が混在しているのです。

「再生可能エネルギー Recyclable energy」とは、太陽光のように、元々のエネルギー量が莫大なので、人間がいくら使っても元の量に戻る(再生可能)エネルギーのことです。
一方で「再生エネルギー Recycled energy」とは、再生されたエネルギーという意味で、「再生紙」などと同じ表現です。

両者はまったく意味が異なるのに、これらを混同して表記しているメディアが意外と多いことに驚きます。
たとえば熊日新聞は、引用文の中には「再生可能エネルギー」も出てきますが、本文ではもっぱら「再生エネルギー」。

熊日新聞社編集局政経部に電話で問い合わせると、
「長いので省略しているのです」との言い訳。
たった2文字を省略? たとえそうだとしても「可能」を省くと意味が変わるのでは? と尋ねると、
「共同通信社から配信された記事を使っておりますので、熊日の判断で用語を変えるわけにはいかないのです」と。

そこで共同通信社編集局にメールで問い合わせみましたが、返答なし。
ところがその数日後、私のメールには何の返信も無いまま、熊日紙面上の表記が「再生可能エネルギー」に変わっていました。
こういう対応って、イヤですね。

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Facebook始めました
- 2011/08/19(Fri) -
ホームページとブログを運営しているので、正直、Facebookに手を出すかどうかで、半年悩んできました。
そしていま、半年出遅れたと後悔しています。

3日前の夜中に、いきなり思い立って始めたFacebookですが、そうとう奥が深いので、かなりのめり込みそうな予感がしています。
実名登録による、成熟したコミュニティーが保証されているのがいいですね。
現時点ではまだ、たいした評価もできませんが、使いようによっては、自分の交際範囲を飛躍的に広げうる、すごいシステムのようです。

ウェブサイトのアクセス数では、すでにGoogleを凌駕しているFacebookですが、動きの速いこの世界は、盛者必衰。もしかすると、Facebookの旬もあと2,3年かもしれません。
私としては、次世代のシステムが登場するまでの間、Facebookを使い倒すのみです。

ちなみに私のFacebookはこちら

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生命の起源
- 2011/08/16(Tue) -
南極に落ちた隕石から、アデニンとグアニンが見つかったそうです。最近NASAが発表しました。驚きです。
これらの物質は、生物の遺伝情報を担うDNAの、重要な構成要素だからです。
DNAは、生命が次の世代へと受け継がれるために必須の、生命の根幹物質です。

これまで私は、地球上における生命の起源は、火山活動などの地球の営みのなかで、何億年にも及ぶ化学反応の偶然によって生み出されたと、そのように理解していました。
生命とは、わずかな確率と長い年月が生み出した、偶然の産物であると。

ところが、地球外から降ってきた隕石に、DNAの構成要素が含まれていたというのです。
つまり、地球上の生命は、地球が一から生み出したのではなく、地球外から、まるで種を蒔くように与えられたということです。
ショックです。出生のヒミツを教えられたような気持ちです(大げさ)。
地球は「育ての親」に過ぎず、われわれの「生みの親」は異星(人)であったわけです。
星空を見上げると、なぜか懐かしいのは、その郷愁なのでしょうか。

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ネット検索と個人情報
- 2011/08/13(Sat) -
ネット検索は、現代人の生活には必須のツールになっています。私もよくググります。
なにしろ無料なので、ふと思いついたキーワードを片っ端から調べて、「意外に役立つ知識」や「どうでもいい情報」を得ることができます。

Googleなどの検索業者は、広告収入のほかに、膨大な検索項目の情報が入手できるという、大きなメリットがあります。
「いまどのような言葉で検索が行われているか」という、時代の「旬」の情報は、利用価値絶大です。

時々Amazonから、「このようなものに興味はありませんか」と、押し売りメールが来ます。
Amazonは、私の購入履歴はおろか検索履歴までも把握しており、私の好みや興味を容易に推測できるので、新製品や定番商品で合致する分野のものを紹介してくれるわけです。
まったく余計なお世話と言いたいのですが、紹介してくる商品が、いちいち私の好みです。
ですが、私の趣味・嗜好を見透かされているようで、ちょっと不愉快です。

そんなわけで、変なものを検索するときには、ログインしないようにしています。

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化学語呂合わせ
- 2011/08/11(Thu) -
レアアースで思い出しましたが、かつて覚えた化学分野の語呂合わせは、実生活には役に立たないけれども、なかなか味がありました。

まず元素名の覚え方。人によって多少言い回しが異なるようですが、私の場合
「水兵リーベ僕の船、ソー曲がるシップスクラーク・・・」
(H, He, Li, Be, B, C, N, O, F, Ne, Na, Mg, Al, Si, P, S, Cl, Ar, K,・・・)
戦前からある覚え方なのでしょうか、いきなりドイツ語が登場します。
「リーベ」=「愛する」という意味の動詞です。
でも、主語が「水兵」という3人称なら「リーベ」ではなくて「リープト」か、複数でも「リーベン」のはずだけど。もしかして「わたくし水兵は」という1人称なのか。
この疑問、30年以上未解決のまま現在に至っています(誰か教えてください)。

イオン化傾向の語呂合わせも、結構メジャーですね。
「貸そうかな、まああてにすな、ひどすぎる借金」
(K>Ca>Na>Mg>Al>Zn>Fe>Ni>Sn>Pb>H>Cu>Hg>Ag>Pt>Au)
今でも、「ひどすぎる!」と口走ると、つい「借金」と付け加えたくなるのは私だけ?

炎色反応の覚え方も似ています。
「リアカー無きK村、どうせ借るとするも、くれない馬力」
(Li赤, Na黄, K紫, Cu青, Ca橙, Sr紅, Ba緑)
どこですか、K村。そうとう貧乏。

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レアアース
- 2011/08/09(Tue) -
レアアースは、そのほとんどを産出している中国が、言ってみれば世界のITの切り札を握っているわけで、ゆゆしき状況にあります。
そのレアアースを含む泥が、太平洋の海底に大量に堆積していることを、日本の研究チームが最近発見しました。
海底の埋蔵量は、陸上の800倍以上と推測され、例えばタヒチ沖の泥をちょっと(2キロ四方)採取すれば、日本の消費量の1年分以上が得られるそうです。
もうこれで、中国に気を遣う必要もなくなります。

ところでレアアースというのは、ネオジムなど17の元素の総称です。
そのうち15は、ランタンという元素を筆頭としたグループ元素で、「ランタノイド」といいます。
元素周期表では、下の方の欄外に、ドサッとまとめて記載してあります。
高校時代に元素名の暗記に挑戦したことがありますが、「ランタノイド」はチャレンジャー泣かせでした。
なじみのない名前の元素ばかり。まさかその数十年後に、これだけ脚光を浴びることになるとは、思いもしませんでした。

ちなみに「ランタン」と聞いて
照明器具が思い浮かぶ人は「アウトドア派」
元素周期表を思い出す人は「インドア派(オタク)」

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ペーパーレス化
- 2011/08/07(Sun) -
IT化が進む現代でも、印刷物はなかなか減りません。
電子カルテで診療すれば、ほとんどペーパーレスかと思いきや、問診票や指示書、処方箋、領収証に紹介状、役所に出す書類など、どうしても紙に印刷しなければならないものが多いです。

ひところ、経費節減のために、いわゆる裏紙を使っていました。使用済みの紙の再利用です。
ところが、コピー機が詰まりやすくなったり、大事な書類を裏紙に印刷してしまって二度手間になったりと、無駄が多い印象を持ちました。
そもそも、紙代は500枚で200円台、1枚50銭程度とかなり安い。
ところが印刷代(トナー代)は1枚3円から5円かかります。
紙を節約しても、印刷ミスが増えたのでは、本末転倒だと言うことがわかり、いま当院では裏紙使用は禁止しています。

私がペーパーレス化を達成できたと思える分野は、FAXの送受信です。
受信したFAXは、液晶画面で確認して、必要なものだけ、パソコンに転送して保存することにしました。保存はしても印刷はしません。
FAX送信も、紙を介さずにパソコンから直接行うシステムにしました。

ただ、FAXそのものが、すでに時代遅れだとは思いますが。

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企業合併
- 2011/08/05(Fri) -
日立と三菱重工の経営統合のニュースが飛び込んできました。

企業の合併とか統合とか聞くと、両企業の主導権争いや役員の派閥争い、官僚の介在と政治家の暗躍、ライバル企業やマスコミまで巻き込んだ、水面下でのドロドロとしたものを想像してしまいます。
以前にみたNHKドラマ「銀行」の影響でしょうか。

合併話は、事前に情報が漏れるとうまくいかないらしいです。
日立・三菱重工も、キリン・サントリーの二の舞にならないか、心配しています(ウソ)。

それはさておき、今後実現するとおもしろい企業合併を予測してみました。

PanasonicとSonyが合併して「Panasony」。かなりインパクトがあるブランドです。
JALとANAで「JANAL」。独禁法の関係で合併は無理でしょう。
毎日新聞と朝日新聞が統合して「毎朝新聞」。実在していないのに、すでになじみがあります。
ドン・キホーテとびっくりドンキーが合併して「びっくりドンキホーテ」。びっくりです。

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生物兵器
- 2011/08/03(Wed) -
きな臭いタイトルですが、心なごむ園芸ネタです。

映画「宇宙戦争」で凶悪なエイリアンを撃退したのは、地球上の微生物でした。
映画「アイ・ロボット」で最強のコンピュータを破壊したのは、コンピュータウイルスでした。

外からの力には無敵でも、内からの攻撃には無力だったということでしょう。

害虫駆除にもこの「生物兵器」の手法を使う薬があることを、最近知りました。
一般の農薬(化学薬品)のような危険性がないことがウリです。

例えば「バイオリサ・カミキリ・スリム」とか「ゴッツA」は、カビ胞子によって害虫をカビ殺しする薬だそうです。
前者は、その名前からもカミキリムシに効くことがわかります。
後者は、その名前からも関西人がネーミングしたものと思われます。

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ハウスとハイム
- 2011/08/01(Mon) -
積水ハウスの家に、いま私は住んでいますが、その前の家はセキスイハイムでした。
ハイムからハウスに引っ越す前に、この両社について調べてみたので、研究発表します。

かつて日本には、日本窒素肥料株式会社(日窒)という、その名の通り窒素肥料などを製造する会社がありました。約100年前に水俣で設立された、チッソの前身です。

戦前の日窒は世界有数の化学会社でしたが、戦後に解体されました。
この日窒を母体として、戦後発展してきた会社が、チッソや積水化学や旭化成、信越化学などです。
しかし各社のホームページ(HP)上で公開されている「沿革」を見ても、お互いの関係については、まったく触れられていません。

積水化学のHPによると、会社は戦後いきなり設立されています。戦前から脈々と流れる化学の血筋について触れないのは、もったいない話です。
その積水化学の住宅部門が、私が生まれたのと同じ昭和35年に分社化され、設立されたのが積水ハウス。
一方で積水化学本体に、その後再びできた住宅部門のブランドがセキスイハイム。
元々は兄弟のような会社ですが、いまは名称が紛らわしいライバル会社です。

旭化成は、戦前に日窒から分家した会社ですが、HP上では出自について触れていません。途中で社名が一時「日窒化学工業」になったことは隠せないのでサラッと記載。
信越化学も戦前に日窒が関わって作った会社ですが、そのいきさつには触れていません。

これらの会社はみな、チッソとのつながりを語りたがらないようです。

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