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犬の散歩
- 2012/08/31(Fri) -
家人に任せっきりにしている犬の散歩ですが、今日は久しぶりに私が担当しました。
以前はもっとやってました。2年前のブログにも書いているので間違いありません。

かつて散歩は、私にとっても、そこそこの運動になっていました。
しつけが悪いのか、体力があり余っているのか、散歩の主導権を握るのは愛犬アンナでした。
綱がビーンッと張り、飼い主が犬に引っ張られて歩くという、あまり格好良くない散歩スタイルです。
しょうがなくこちらが歩きを速めれば、アンナはますます走り出す始末。

そんなアンナも、寄る年波には勝てません。
今日の散歩では、最初こそ元気よく駆けだしたものの、ほんの50mも進まないうちにスピードダウン。
それから先は、まるでしつけの良い犬のように、私の横を私と同じ速さで歩きます。

中間地点の公園に到着。
以前はここで、ひとしきり走り回って運動していましたが、今日は二人とも休憩を選びました。
夕暮れの中、しばらくたそがれた後、帰路につきます。
十分休憩したはずですが、アンナはハァハァ言いながら歩いています。
この季節の夕方はまだ、路面が少し熱いのかもしれません。
明日は朝も散歩してみましょう(私が早起きできた場合)。

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ハイビジョン
- 2012/08/30(Thu) -
テレビの売れ行きが減速していると聞いていたのに、超大型液晶テレビの話題は、盛り上がってきました。
ここでいう「超大型」とは、80型とか100型とかの話。

いまのハイビジョンテレビの解像度は、およそ横2000 x 縦1000の200万画素です。
1000を1K(キロ)と置き換えて、「2K1K」とか、単に「2K」とか言うと「通」っぽく聞こえます。
32インチでも55インチでも、みんな「2K1K」、200万画素です。
だから大型になればなるほど、ひとつの画素の大きさが大きくなります。目が粗くなるわけです。
現に我が家の、奮発して買った大型テレビも、近づいて見るとガッカリするほどギザギザな画像です。

大画面になればなるほど画質が悪い、というパラドックスの解決策は3つ。
(1)離れて見る
(2)買わない
(3)解像度を上げる(←)今日はこの話

ソニーが84型の「4K」テレビを年内に発売すると、昨日発表しました。「4K2K」のことです。
画素数800万。従来の4倍のきめ細やかさなので、近づいて見てもきれいでしょうね。
これならリビングが狭くても、テレビだけは大型を買うことができます。

4Kの超大型テレビでは韓国勢が先行しています。でも心配ご無用。日本にはもっとすごいのがあります。
NHKの「8K」です。「8K4K」の3200万画素。名付けて「スーバーハイビジョン」。
このたびNHK方式が、8Kの国際規格に認定されました。

4Kもこれからだというのに8Kとは気が早い、と思ってはいけません。
NHKがハイビジョン開発を始めたのは1964年だそうです。
このぐらい先走らなければ、世界標準を勝ち取れないのでしょう。

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猿マネ禁止
- 2012/08/29(Wed) -
Apple勝訴を評決したカリフォルニアの陪審団が求めたのは「イノベーションの保護」だと言われています。
「猿マネはダメ」ということです。
マネかどうかの判定もさることながら、今日は「マネが本当に悪いのか」について考えてみました。

サムスンは「独占を許すのは消費者にとって損失」と言っています。
「マネして何が悪い」「マネをするのは消費者のため」と言わんばかりです。
たしかに、サムスンのスマホはすでにiPhoneをしのぐシェアを誇り、世界の人々を便利にしています。
サムスンがiPhoneをマネしなければ、世界のスマホ人口は、これほど増えなかったかもしれません。
でもそれは、数年程度のスパンでみた「小さな話」です。

AppleがiPhoneを「発明」しなければ、世の中の進歩は10年単位で、遅れた可能性があります。
iPhoneなしで、サムスンが今のスマホを独自に一から開発できたとは、誰も思わないでしょう。
たしかにサムスンの技術力は、世界のトップクラスでしょう。
なにしろApple自身が、主要部品をサムスンに依存してますから。
しかし「マネ+技術」で勝負している限り、10年後の世界を変えるような発明をすることは困難でしょう。

猿マネ禁止の目的は、単なる企業保護ではなく、世の中の革新的進歩を促すためだと思います。
サムスンは四の五の言わずに、Appleと世界をあっと言わせるモノをつくることに、全力をあげるべきです。

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シール印刷
- 2012/08/28(Tue) -
当院では「ミニカルテ」と名付けている診療手帳を、全ての患者さんにお渡ししています。
その内容や目的については、以前詳しく書いたことがあるので、今日は別の話。

ミニカルテは、調剤薬局で使われている「お薬手帳」と同じ、A6サイズの手帳です。
毎回の診療内容などの詳細を、シールに印刷して貼っていきます。

プリンタは、ブラザー工業のラベルプリンター「ピータッチQL-1050TypeA」を選びました。
10cm幅のシールが印刷できるので、A6サイズにはぴったりだからです。
他社製品も考えたのですが、パソコンとの連携や消耗品のコストなどの理由で、ブラザーに決めました。

残念ながら、Macに対応していないので、受付のWindows機に接続して使っています。

ラベル印刷といえば、キングジムの「テプラ」が有名ですが、これも元々はブラザーが開発したものでした。
ブラザーも後に、自社でピータッチを海外向けに発売しましたが、国内販売はずいぶん後のこと。
キングジムはブラザーに、毎年6億円支払っているそうです。テプラの特許の実施許諾料です。
その支払期限が今年12月に終了すると、今日の日経が報じていました。

そのニュースで思いついて、このたび新たにテプラを購入しました。小物やファイルに貼るラベル用です。
キーボードが付いていない、パソコン接続専用のものにしました。
残念ながら、Macで使うと機能が限定されるようです。

Appleが世界最大の企業になった今でも、あいかわらずMacは肩身が狭いです。

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韓国大統領
- 2012/08/27(Mon) -
反日言動で日本人の総スカンを食らっている、イ・ミョンバク韓国大統領。
国民ウケするパフォーマンスを連発する裏には、任期切れの恐怖があるのでしょうか。
刑事訴追を免れている5年間の任期が、来年早々に満了します。再選はできません。

退任後には、在任中の不正や親族の犯罪等に対する厳しい捜査が待ち受けているといわれています。
だったら不正をしなければいいのに、とも思いますが、権力が強すぎて腐敗しやすいのでしょうね。


韓国歴代大統領の「悲惨な末路」については、よくいわれることですが、つくづく恐ろしい国です。
あらためて列挙してみると、

前大統領(ノ・ムヒョン)は、退任後に汚職の捜査を受けた後に自殺しました。
少し前の大統領(ノ・テウ)は、退任後に懲役刑。
その前の大統領(チョン・ドファン)は、退任後に死刑判決。
その前はクーデターにより辞任、その前は暗殺、その前は懲役、その前は亡命。


韓国に比べたら、とくに最近のわが国の総理大臣なんて、おとなしいもんです。
「1年交代制」なので、首相在任中に不正を行う暇なんてありません。政策を実行する暇もないぐらいです。

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台風の目
- 2012/08/26(Sun) -
過去最大級の勢力と言われる、台風15号が接近しています。
気象衛星の画像を見ると、くっきりと「目」が見えます。
遠心力のために、雲が存在できない領域が、目です。
だから目がはっきりしているほど、強い台風だといいます。

台風の目といえば、思い出すことがあります。
20年ぐらい前、福岡市を台風が直撃した、ある晩のことです。

帰宅しようにも、駐車場まで行くのも困難な暴風雨のため、大学の研究室で時間をつぶしていました。
ところが少しして、ウソのように、ピタッと風雨がやんだのです。
ヘンな気分になり、同僚と外に出てみて、異様な光景に驚きました。

自分たちを中心にして、周囲にぐるりと360度、不気味な雲の壁が立ちはだかっていたからです。
しかも上を見上げると、雲ひとつ無い黒い空が広がっています。
直感的に「台風の目に入った」と悟りました。周りにそびえるのは「目の壁」と呼ばれるものでした。

帰るなら今だ、とばかりに、同僚は一目散に帰宅。それが正解。
しかし私は、目の壁がだんだん迫ってくると、どんな感じなんだろうと思い、大学にとどまりました。
結局、あとで悔やむことになります。
当たり前のように、暴風雨が吹き荒れたのでした。

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Apple勝訴
- 2012/08/25(Sat) -
Appleとサムスンの訴訟問題では、先週書いた英国での判決の後も、注目の判決が続いています。


昨日、ソウル中央地裁で出たのは、ちょっと大岡裁きみたいな評決でした。
「両社ともに特許侵害しているので、両社とも販売差し止め」
韓国での訴訟なので心配していましたが、一応ケンカ両成敗という形に決着です。
iPhone4Sなどの最新機種の販売は認められるようなので、Apple信者としてもまずは一安心。


さらに日本時間の今日、カリフォルニアで言い渡された評決は、Appleの圧勝でした。
判事が韓国系米国人だったので、ちょっとヒヤヒヤしていましたが、杞憂に終わりました。
サムスン製のスマホやタブレットのほとんどが、Appleのマネと認定されました。
サムスンがAppleに支払うべき賠償額は、10億5000万ドル(約828億円)。
元々Appleが求めていたのはその3倍近くでしたが、それはまあいいでしょう。勝ったことが大事。

興味をひかれたのは、9人の陪審員が示した評決理由。
「サムスン側は何一つ反論に足る材料を提示できなかった」

この文の中の「サムスン」を「韓国」で置き換えてみましょう。
「韓国側は何一つ反論に足る材料を提示できなかった」
韓国が、国際司法裁判所での竹島問題決着を拒むのは、このような結末を恐れているのでしょうね、きっと。

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漢字小話
- 2012/08/24(Fri) -
漢字学者白川静氏の学説による「漢字の成り立ち」は、読んでも読んでも面白いですね。

例えば「人」という字は、立っている姿を横から見た形とのことだそうです。
だから「人という字は人と人が支え合ってできている」という金八先生の話は、間違いと言われています。
しかし、私はそうは思いません。
金八先生が伝えたかったのは、漢字学の学術的解説ではなく、たとえ話を用いた人生訓だからです。

つい最近も、漢字にまつわる「ちょっといい話」に出会いました。
コッシー・D・レンさんという人の、8/22のブログを一部抜粋してご紹介します。

 誰でも口から プラスのことも マイナスのことも吐く。
 だから【吐】という字は 口と+と−で出来ている。
 マイナスのことを 言わなくなると−が消えて、 【叶】という字になる。

いい話じゃないですか。
もちろん学問とは関係ありません。
大事なのは、伝えたいことが、気の利いた「小話」に仕上がっているかどうかです。

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クラウドパニック
- 2012/08/23(Thu) -
ストレージサービスのひとつDropboxは、いまや私にはなくてはならないクラウドシステムです。
ほとんど存在感も感じさせず、空気のように私のそばにいる大事な「お友達」とも言えます。

ところが昨日は、その友達に恐ろしい目に遭わされました。
クラウドでは一般に、セキュリティー上の問題が懸念されますが、もうひとつ大きな問題が存在します。
それはシステムの不具合。昨日突然、ファイルの同期速度が極端に低下したのです。

使っていたファイルがみな、同期待ちの状態になり、もはや何も作業ができなくなりました。
ネットで対処法を検索し、帯域設定を変更してアップロード速度を上げてみましたが、効果なし。
職場のネット環境の問題かとも思いましたが、帰宅して操作してもまったく同じ状況です。

クラウドサービスは本来、自分がどこにいても、仕事ができるためのシステムです。
ところがひとたび不具合が生じると、自分がどこにいても、仕事ができなくなってしまうのですね。

で、今朝起動してみると、これがウソのよう。「友達」はいつもの顔に戻り、サクサク仕事しています。
とりあえずよかったんだけど、なんだか素直には喜べない、ちょっと複雑な気持ちです。
少し慎重になって、顔色を見ながら、この友達と付き合っていくことにしよう。

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電力不足解決
- 2012/08/22(Wed) -
九州電力のホームページの「でんき予報」は、毎日チェックしています。
それを参照して、当院の「計画停電情報」のページを、毎日更新するためです。

でんき予報には、当日と翌日の電力需給の実測値と予測値などが掲載してあります。
とくに、当日の電力使用状況の推移を示したグラフに興味が湧きます。

電気使用量のピークは、14時台を中心とした、わずか数時間です。使用率は90%前後に達します。
一方で夜中の1時から朝の5時ごろまでは使用量が少なく、ピーク時の6割程度です。

そのデコボコした棒グラフを眺めていて、つくづく思います。
デコボコを平らにならしたら、電力使用率はせいぜい7割程度じゃあないか、と。
ところがデコボコしているものだから、一時的にでも、供給力を超える心配が出てくるのです。

深夜に発電した電力を、昼間に利用することができれば、このデコボコを少し平坦にすることができます。
現在これを部分的に解決しているのが「揚水発電」です。
しかし、日本の技術革新力に期待するなら、本命はやはり「蓄電」だと思います。

電気自動車や住宅レベルの蓄電システムは、すでに実用段階ですが、まだスケールが小さい。
これから日本が国を挙げてすべきことは、高効率蓄電池の開発と、大規模「蓄電所」の建設でしょう。

再生可能エネルギーによる発電推進も有意義ですが、蓄電技術で世界をリードする方が日本らしいと思う。

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血液型と輸血と献血
- 2012/08/21(Tue) -
先日、血液型について書いたあと思い出した「血液関連エピソード」がいくつかあります。

(1)血液型は変わるのか
あるおばあちゃんに血液型を尋ねたら「前はA型やった。今はわからん」とのお答え。
骨髄移植後などの特殊な場合を除いては、生まれたあとで血液型が変わることはありません。
しかし新生児期の検査ミス(判定間違い)や、本人の記憶違い(親の勘違い)は、しばしばあります。

(2)大手術時の血液準備
私が研修医の頃、心臓手術の当日の朝には、患者さんの家族や知人、同僚などに集まってもらっていました。
輸血用の新鮮血液を採取するためです。当時の血液供給事情と手術水準からは、それが日常的手法でした。
今でも「我が子の輸血は自分の血液で」と供血を希望される親御さんがおられますが、それはできません。
血縁が近いと、かえって重篤なアレルギー反応(移植片対宿主病)が起きやすいからです。

(3)献血するための条件
高血圧で薬(降圧剤)を飲んでいる方が献血できるのは、降圧剤が1種類であることが条件だそうです。
そのため「薬を1つに減らしてほしい」と希望される、献血ファンの方もいらっしゃいます。
2種類の薬を1錠にまとめた合剤に変えるという「秘策」もありますが、あまり正しい行いではないですね。

(4)輸血で何が変わるか
あるカーディーラーのお兄ちゃんと雑談をしてたら、以前、輸血したことがあるとのこと。
「輸血して何か体質が変わりましたか」と尋ねると
「髪の分け目が逆になりました」 メカニズムは不明。

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手洗い
- 2012/08/20(Mon) -
小学生の頃、私はトイレ(小)後に手を洗う習慣がありませんでした。
少なくとも、誰にも見られてなかったら、洗わなかったと思います。


時が流れ、やがて外科医になってからは、幼少期とは逆に、ひどく厳重に手を洗う日々が続きました。
外科医が「手洗いする」と言えば、手や腕を機械的かつ化学的に、洗浄・消毒するという意味です。
手洗いを終え、手袋をして、術衣を着た外科医は、滅菌されたモノにしか触れることができません。

ちょっとでも、何か無滅菌のモノに接触してしまったと感じたら、最低でも、術衣と手袋を取り替えます。
場合によっては、手洗いからやり直しです。
そんな職業経験もあって、私はどうも、中途半端に不潔恐怖症です。


トイレで時々、トイレットペーパーの先が三角に折りたたんであるのを目にします。
ペーパー使用後には、その先を折ることがエチケットだと、そう勘違いしている方がいるようです。
その方ははたして、トイレの後で自分の手を洗ってから、ペーパーを折りたたんでいるのでしょうか。

三角折りはもともと、トイレが清掃済みであることをアピールするためのものだと言われています。
しかしその清掃の方も、清掃用ゴム手袋をはずしてから、折りたたんでいるのかどうか。

そんなことは気になるのですが、自分の書斎の散らかし具合には無頓着です。

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左利き
- 2012/08/19(Sun) -
ワクチンは、左腕に接種することが多いです。
あとで痛むかもしれないので、利き手ではない方に接種しておくわけです。
ただし左利きの方は、右腕への接種を第一選択にします。

当院のワクチン接種台帳には、利き手を記載する欄を作っています。何かの役に立つかもしれないので。
右利きは「R」左利きは「L」をチェックします。
最近は「B」も作りました。「両利き」の意味です。

こどもの頃は、両利きにあこがれました。
きっかけは水森亜土。かつて一世を風靡した、イラストレーター(マルチタレント?)です。
両手で同時にイラストを描くのが彼女の特技でしたが、これはむしろ、脳の特性なのかもしれません。
いま何歳なんだろうと、失礼ながら調べてみたら、72歳でした。まだ(失礼)ご活躍中のようです。

世の中はおおむね、左利きには不便にできています。
外科手術に携わっている頃、右利きで良かったとつくづく思いました。道具が全部、右利き用だからです。
しかしまた、両利きであればもっといいのに、と思ったこともあります。
手術操作上、両手に器用さが求められる瞬間が時々あるからです。
あるいは、右向きに深く腕を挿入して何らかの操作を行う場合、その時だけは左利きが有利です。

お子さんの左利きを矯正する方には、くれぐれも、左手の器用さも保つようにお願いします。
将来きっと役に立ちます。

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マネられること
- 2012/08/18(Sat) -
Appleとサムスンの泥仕合が続いています。スマホやタブレットにおける訴訟合戦です。

争点は2つ。技術的な特許侵害と、意匠についての争いです。
とくに後者は、なかなか白黒つけにくいようです。
Appleにとっては、サムスンがAppleのデザインをマネようとした意図が証明できるかどうかがポイント。
一方でサムスンは、Appleのデザインがそれほど独創的ではないことを立証しようとしています。

Appleの方が原理的に有利な気がしますが、意外と苦労しているようです。

その典型例が、英国高等法院で先月下された判決。サムスンが勝訴しました。
サムスン製品は「シンプルさがなく」「クールではない」のでApple製品には似ていない、というのが理由。
Apple信者の私としては、「試合に負けて勝負に勝った」気分です。

最近のサムスンの、お得意の言い分はこうです。
「アップルだってソニーから着想を得ていたではないか」と。なるほど。

結局、良いものを突き詰めれば似てくる、ってことでしょうか。
先駆的で斬新なモノには「マネられる栄誉」が与えられるわけです。
マネられて目くじら立てるよりも、次の先駆的なモノを生み出すことを、Appleには期待します。

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ながら執筆
- 2012/08/17(Fri) -
「ブログをひとつ書くのに、どれぐらい時間がかかりますか」と、よく質問されます。

「平均で2,3日でしょうか」わざと、そう答えたりします。
「えっ、それじゃあ毎日は書けないでしょう」と、つっこんでもらうためです。
もちろんこれは、着想してから完成するまでの時間が平均2,3日ぐらい、という意味です。
その間ずっと書き続けているわけではありません。仕事もしてますし。

いくつかの書きかけのブログがあって、その推敲が同時進行しています。
あるいはホットな話題の場合は、思いついたその日のうちに掲載することも、しばしばあります。

実際の執筆は、書斎にこもって行うような集中作業ではありません。
たいていは、別のことをしながら書いてます。言ってみれば「ながら執筆」です。
TVを見ながら、本を読みながら、あるいはその両方をしながら、なんてことも多いです。

夕食中も例外ではありません。
口にモノを入れて、咀嚼している間は箸を置き、手がフリーになるので、ノートパソコンに触ります。
まったく行儀が悪いですが、時間の節約のためにはやむを得ません。モグモグしながら書いています。
どうしても咀嚼時間が長くなるので、健康のためにもきっと良いはず(言い訳)。

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遺憾の意
- 2012/08/16(Thu) -
韓国の大統領は、竹島訪問に次いで、天皇に対しても問題のある発言をしました。
これに対して野田首相が述べた言葉が「遺憾である」。

何ですか、この発言。弱い。弱すぎる。もっと激しく怒らないと。
だいたいこの「遺憾」という言葉を使うのが間違っているのです。
「残念」という意味ですが、怒ったときにも、怒られたときにも使う、実に妙な表現です。

「もう許さない」と言わずに「遺憾である」と言って、あからさまに怒らない。
「ごめんなさい」と言わずに「遺憾です」と言って、ちゃんと謝りもしない。

まるで他人事のようです。
和を重んじる日本人が、自己主張を押し殺した結果なのでしょうか。
政治家や役人は、こんな言葉遣いばかりしているものだから、いざ外国を怒ろうとしても、迫力がない。

もう「遺憾」の使用をやめませんか。

「遺憾」禁止。使ってはイカン。

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血液型と性格
- 2012/08/15(Wed) -
血液型と冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)の発生頻度には、関連があるそうです。
その発症頻度をO型と比べると、A型は1.06倍、B型は1.15倍、AB型は1.23倍だったとのこと。
約9万人を20年以上にわたって追跡調査した研究論文を、友人がFacebookで紹介していました。

これを読んで私は、血液型と性格との関連性も、あながち否定できないように思えてきました。
 A型=神経質=だから冠動脈疾患になりやすい
 B型=マイペース=だからまじめに健診を受けない
 AB型=両方の性格を併せ持つ=冠動脈疾患になりやすいくせに、健診を受けない
ま、これは冗談です。でも考えてみると、本当に何か科学的裏付けがありそうな気もします。

従来、血液型と性格の関連性には科学的根拠が無く、おおむね「迷信」と考えられてきました。
しかし科学的には、物事を完全否定するのは、肯定することよりも難しいはずです。

ABO式血液型を決定する遺伝子は、23対の染色体のうち、第9番染色体に存在します。
一方で性格は、遺伝と環境の2つの要因によって決まると言われています。
そしてその遺伝的要因も単純ではなく、複数の遺伝子が関与していると思われます。
性格に関わる遺伝子のうちの重要ないくつかが、第9番染色体上に存在する可能性もあります。
そうなると、血液型と性格が、ある程度相関する可能性が出てきます。
この遺伝子が解明されたら、「血液型別性格診断」は、もう「迷信」ではなく「科学」です。

さて、次は「星座」と「性格」の科学的関連性です。これを解明するのは、かなり難しそう。

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お盆休み
- 2012/08/14(Tue) -
開院して初めて、3連休のお盆休みをとりました。
昨年までは、せいぜい2連休だったので、われながら、ずいぶん思い切ったものです。

で、私がどのように過ごしているのかというと、「ドック入り」しております。
3連休の夏休みのうち2日を、人間ドックで過ごすことにしたのです。

2日間ドックの初日の今夜は「お泊まり」も選択できますが、私は現在帰宅しております。
「泊まってもよかったのに」と家人は言います。
もちろん帰宅しても、飲酒などの不摂生はしておりません。大人しく、ブログなどを書いております。

せっかくの夏休みなんだから、どこか旅行にでも行けばいいのに、とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
それがリフレッシュのためだというのなら、私の場合は少し違うのです。
火曜と金曜の休診が、ちょうどよい生活リズムを作り、適度にリフレッシュできているからです。
毎晩のブログ執筆も、その日のリズムを作っているかもしれません。

だから変に2,3日の連休があると、リフレッシュを通り越して、休みを持て余してしまうでしょう。
書斎の片付けをしたり、阿蘇をドライブしたり、芝生を刈ったり、多分全部が中途半端に終わりそうです。

そんなわけで、間違いのない「連休の過ごし方」として選択したのが、人間ドックなのでした。

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毎日書くこと
- 2012/08/13(Mon) -
ブログを毎日書くのはいかがなものか、とのご指摘を、たまに頂戴します。
無理して書くと、文章の質が落ちるのではないか、とのご意見です。

でも、たまに書いて、しかもつまらなかったら、それこそ目も当てられません。
更新の間隔があけばあくほど、どんどん敷居が高くなって、ますます書けなくなってしまいます。
毎日書けば、それほどの文章ではなくても、まあ毎日書いてるからね、と許してもらえそうな気がします。

更新が不定期だと、安定的読者(いるのなら)を失望させることになります。
長期間更新されなければ、読者のブックマークからも(登録してあるのなら)消えてしまうでしょう。

1回穴を開けると、やがて2日、3日、1週間、1カ月とズルズル穴を開けるのが平気になってしまいます。
もともと根気強い性格ではないので、自分を律するために、毎日のブログ更新を課題にしたわけです。

ネタが無くても何か書く。書くために考えたり、調べ物をしたり、それはそれなりに勉強になります。
休日にはしばしば、近所の紀伊國屋書店に行きます。買うのは新刊本とパソコン雑誌や科学雑誌など。
新聞の社説精読の苦行も続けています。もちろん全国紙5紙です。1紙だとイデオロギーが偏るので。

継続は力なり。
ていうか、何の力になるのやら。

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商標権
- 2012/08/12(Sun) -
Microsoftがこの秋にも発売する「Windows 8」の特徴は「メトロ」と呼ばれるインタフェースです。
アイコンではなく、タイルのようにボタンが並びます。
タイルなので面積が大きく、その内部にさまざまな情報を、リアルタイムに表示できます。
これを「ライブタイル」と呼ぶそうです。なかなか良いアイデアだと思います。

Appleがアイコンにこだわり、タイルに思い至らなかったのは、正直残念です。

ところでその「メトロ」に商標権の問題が生じ、今月あたりからその名称を使用しなくなったようです。
「開発上の仮名称だった」と、Microsoftは言っていますが、負け惜しみですね。


商標問題では、Appleも苦労しています。
中国国内での「iPad」の商標権を主張する中国企業に、Appleは48億円を支払うことで和解したばかり。
これはAppleが、何年か前に商標権を購入する際の手続きが、不完全だったことによるものでした。
最近では「iPhone」の商標権をめぐっても、中国企業とちょっとしたいさかいが起きています。
これはAppleが、商標権を取得する際に、商品区分を十分広くしておかなかったことによるものでした。

中国に進出する世界中の企業が、知的財産権をめぐって、これからも苦労し続けることでしょう。

日本でもAppleは、インターホン最大手の「アイホン」と商標権をめぐって交渉した経緯があります。
長らく隠されていたその商標使用料が、年間1億円だったことが、先月判明しました。
中国企業とは違って、わりと良心的な価格ですね。

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カードとハッキング
- 2012/08/11(Sat) -
いまネット上の話題と言えば、Amazonを利用してApple IDをハッキングした事件でしょう。
その手口はあまりにも稚拙で、容易で、しかもシステムの盲点を突いていました。

具体的方法を、アバウトに書いてみます。すべては、他人になりすましたイケナイ行為です。

(1)Amazonに電話し、新しいクレジットカードの追加登録を依頼する。
(2)Amazonにまた電話し、新しいメールアドレスの登録を依頼する。
(3)Amazonのサイトから、パスワード再発行手続きをする。
(4)Appleに電話し、パスワード再発行を依頼する。

まず(1)は、ターゲットとする他人の住所、氏名、メールアドレスを知っているだけで可能だそうです。
次に(2)は、(1)で登録したクレジットカード情報を言えばOKです。ここが第一の問題点でしょうね。
(3)では、(2)のアドレスで手続き用メールを受け取り、他人のAmazonアカウントに入ります。
アカウントサービス画面を見ると、そこには登録カード番号の「下4桁」が表示されます。これがミソです。
(4)で必要な情報は、Apple IDすなわちメールアドレスと、住所と、登録カード番号の下4桁です。

AmazonとAppleを同じカードで登録している人は、以上の手口で、Appleアカウントが乗っ取られます。
ポイントは、クレジットカード番号「下4桁」の扱いが、企業によって異なること。
Amazonでは機密度の低い扱いの「下4桁」が、Appleでは本人確認用の最高機密だったわけです。

さいわい、今週からこのハッキング手法は通用しなくなりました。
AmazonもAppleも、あわてて対策を講じたからです。ただし、あくまで暫定的です。

利用しているネットサービスには、すべて別のカードと別のアドレスを使うのが良いそうです。
現実的にはなかなか難しいですね・・・

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チャレンジ
- 2012/08/10(Fri) -
ロンドンオリンピック、女子サッカーは少し残念でしたが、女子レスリングは快挙を成し遂げました。
出場4選手のうち3人が金メダルを獲得。この2日間は、女子レスリングのおかげで寝不足です。

ビデオ判定が問題となる競技が目立つ本大会ですが、レスリングのビデオ判定システムは独特ですね。
その名も「チャレンジ」
北京オリンピック後に新たに導入されたルールのようです。今回初めて知りました。
選手のコーチが、判定を不服とした場合にただちに異議を唱え、ビデオチェックを求める仕組みです。
逆に言えば、チャレンジが要請されない限り、ビデオが判定に利用されることはありません。

チャレンジの権利は、1試合につき1回だけ。だから安易なクレームは付けられません。
ビデオチェックによって判定が覆れば、その選手側には、もう一度チャレンジする権利が与えられます。
逆に、チャレンジしたのに判定が覆られなかったときには、相手に1ポイントが与えられてしまいます。
つけたクレームが認められなかったらペナルティ、というのが面白い。「直訴は死罪」に似ています。

チャレンジの要請は、コーチがマットに「柔軟な物」を投げ込むことによって行う、と規定されています。
本大会では四角いスポンジが使われていましたが、「柔軟な物」なら何でもいいのでしょうか。
スイカのビーチボールとか、くまモンのぬいぐるみとかでもいいのでしょうか。

レスリングを見ていると、試合の流れがとてもスムーズで、1ピリオド2分がとても短く感じます。
たび重なるビデオ判定によって、試合が細切れになってしまっている柔道とは、ずいぶん違います。

ビデオという文明の利器は、レスリングのように限定的に使うのがいいですね。

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近いうち解散
- 2012/08/09(Thu) -
民自公があらためて、消費増税等の法案の早期成立に合意しました。
その見返りに、野田首相が谷垣総裁に口約束したのが、「近いうちに信を問う」でした。

「信を問う」が衆院解散を意味することは、疑いようもありません。
問題は「近いうち」の解釈です。いま日本国中に議論を巻き起こしています(大げさ)。

衆院解散時期を巡っての野田首相の表現は、だんだんと変わりました。
「しかるべき時期」から「近い将来」を経て「近いうち」に至り、ようやく谷垣氏が納得したワケです。
ということは、「近いうち」の方が「近い将来」よりも「より近い」表現と考えてよいでしょう。

「近いうち」ともなれば、きわめて不利なタイミングでの解散となります。
野田政権が終焉を迎えることが確定的であるばかりか、民主党政権の存続すらも危ぶまれています。

しかしここで野田首相が腹をくくれば、もはや失うものの無い、怖いモノなしの無敵状態にもなり得ます。
このさい野田首相には、スカッと「最後っ屁」をかましてもらいたいものです。
もう官僚の言いなりになる必要はありません。むしろ彼らに向けて、思いっきり臭い屁をかましましょう。
そうすれば政治不信が募る国民の、ガス抜きにもなるというものです。(屁シリーズ終わり)

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電力供給と停電
- 2012/08/08(Wed) -
インドで先週、人口の半数、つまり6億人に影響する停電があったそうです。
うかつにも、私は今日そのことを知りました。
かの国では毎日のように停電が起きているそうですが、7月31日のものは、世界最大級だったとのこと。

この停電の原因はインフラの問題であり、日本の電力事情とはかなり異なります。
しかし停電のニュースはつねに、原発推進議論への追い風になり得ます。
現に今朝の読売社説は、インドの停電を教訓として「日本の電力の安定供給の重要性」を論じています。


この夏の計画停電は、現在までのところ実施されていません。もちろんまだ、安心するわけにはいきません。
たとえこの夏、計画停電が行われずに済んだとしても、決して余裕のある電力事情ではありません。

今日の夕方、突然の雷鳴を聞いていちばん怖れたことは、突然の停電による診療の中断でした。
計画停電は、事前に準備のできる停電ではありますが、大きな不便を強いられることに違いはありません。
仕事や生活に及ぼす影響を考慮すれば、ギリギリの節電生活を続けることが賢い選択とは思えません。
節電は大切ですが、危機管理の観点からも、電力には余裕が必要です。

脱原発依存が正しい流れだとしても、原発即刻廃止を強硬に訴えるのは、冷静な考えではないと思います。
私の考え方も、この1年でだいぶ変わりました。

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超対称性粒子
- 2012/08/07(Tue) -
欧州合同原子核研究機関(CERN)が発見しようとしていたのは、ヒッグス粒子だけではなかったようです。
もうひとつのターゲットは「超対称性粒子」だそうです。

標準理論で予測されていた17種類の素粒子が、すべて見つかったと思ってたら、大間違いでした。
超対称性理論によれば、その17種類すべてに、「パートナー」となる粒子が「あるはず」だそうです。

見つかったばかりのヒッグス粒子のパートナーも、すでに名前は決まっています。ヒグシーノです。
ニュートリノのパートナーは、ニュートラリーノというそうです。
いま急にクラリーノを思い出しました。

ともかく、未発見の素粒子が、あと17種類あるというわけです。
CERNの加速性能が現在の2倍になれば、超対称性粒子のどれかが見つかる可能性があるとのこと。
これでしばらくの間、ノーベル物理学賞は素粒子物理学者の独擅場となるのでしょうか。

それにしても、17個でもどうかと思ってたのに、素粒子が全部で34種類だなんて、多すぎませんか。
たぶん、もっと小さい「ホントの素粒子」があるはず。

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Facebookの仕様
- 2012/08/06(Mon) -
9億5千万人といわれるFacebookのユーザー数のうち8.7%は、虚偽または重複したアカウントだそうです。
パスワードを忘れたユーザーが、また新規登録をする、なんてことは確かにありがちでしょう。
登録の敷居もコストも低いのです。
将来的には、私のクリニックのホームページやこのブログも、全部Facebookに一体化する計画です。

なにしろ、いま私が利用している状況においては、利用料金が完全に「無料」です。
画面右の方に自動的に広告が表示されますが、そんなものはまったく「無視」です。
スマホ等で撮影した写真をアップロードでき、その保存領域は事実上「無限」です。

登録者数は星の数ほど増えたけど、無料利用者ばかりで儲けを出しにくいのが、Facebook社の悩みです。

「9万人にハンバーガー無料クーポンを配ってみたら、ほとんど全員、クーポンの商品しか食べなかった」
ハンバーガーショップに例えれば、こんな感じでしょうか。しかもクーポンは今も配り続けてている。

こんなことで、経営は成り立つのか? 市場もそれを心配しているようで、株価も下落中です。
私も大いに心配しています。
なぜならば、Facebook社が儲かるための仕組みを、これからいきなり導入してくる可能性があるからです。

そうでなくても、Facebookの「仕様」はコロコロ変わります。強制的に、世界中一斉に変わります。
利用者はただ、それに従うしかありません。
怖いのは、そのような変化に翻弄される人間が、世界に9億人もいるということです。

ザッカーバーグCEOが狂気に走らないことを祈るのみです。

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コオロギ
- 2012/08/05(Sun) -
夏真っ盛りですが、早くもコオロギを見かけるようになりました。
クリニック周辺にもたくさんいて、ときどき院内を訪問してくれます。
ピョンピョン跳びはねるのを、素手で簡単に捕まえてみると、手の中でモゾモゾ動いてカワイイです。

似たような色ツヤなのに、ゴキブリとは大違いです。ゴキブリが手の中でモゾモゾされたらたまりません。

コオロギがバッタみたいに飛ぶのを、私は見たことがありません。
もしかすると飛べない虫なのか? ニワトリやペンギンが飛べない鳥であるように。

ネットで調べてみたところ・・・
「本来飛べる」「基本的に飛べない」「種類によっては飛ぶ」「育ち方による」「危険を感じたら飛ぶ」
残念ながら、一定の結論に到達することができず、私の疑問は未解決のままです。

少なくともオスの翅(はね)は、飛ぶことよりも鳴くために役立っているようです。

ちなみに、ゴキブリが飛ぶ目的は、間違いなく「人を恐怖におとしいれるため」です。
必ずこちらの顔をめがけて飛んで来ます。

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森本防衛相
- 2012/08/04(Sat) -
森本防衛相が、安全性の懸念されているオスプレイに1時間ほど乗って、こう語りました。
「たいへん安定していた。快適だった」

そんな「短時間の試乗」と森本氏の「個人的感想」で、不安が払拭できるとは、誰も思っていません。
岩国や沖縄の人たちは、みなさん怒っています。
しかし、そんなことは百も承知で試乗した森本氏の行動には、それなりの覚悟を感じます。


今回のニュースを聞いてすぐ思い出したのは、かつての大臣たちです。

菅厚生相は、O-157による安全性への風評被害が出ていたカイワレ大根を、「試食」してみせました。
坂口厚労相と武部農水相は、狂牛病問題で風評被害が出ていた牛肉を、「大いに食べて」みせました。


森本防衛相の防衛・軍事についての見識は、前任者の100万倍はあるでしょう。
一方で、政治家ではないので政治的決断ができないのが彼の弱点だと、就任当時には言われていました。

しかし、今回のオスプレイ試乗パフォーマンスを見ると、なかなかどうして、森本氏も政治家ですね。

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ミストシャワー
- 2012/08/03(Fri) -
この暑いのに、リビングのエアコンが故障しました。
オリンピックのTV観戦は、暑さとの戦いとなりました。
熱戦が繰り広げられ、不当な判定に熱くなり、松岡修造がまた暑苦しい。

日本でこの季節にオリンピックを開催したら、地獄でしょうね。

庭では、黒い毛皮を着たウチの犬が、暑さにあえいでいます。
そこで今日は、庭用のミストシャワーを買いに行きました。

ハンズマンに行くと、ちょうど「タカギ ガーデンクーラー」が売り出し中だったので、即買いしました。
帰宅後、念のため通販価格を確認。これは悪い癖です。さいわいアマゾンよりも3割も安い!

犬の居住区のそばには、シマトネリコがちょうど良い具合に枝を広げています。
その幹に、ガーデンクーラーのホースを固定。3カ所のミスト吹き出し口の方向を調整。
蛇口をひねって作動させてみると、これがちょうどイイ。さわやか。涼しい。ひんやり。

ただし地面がちょっとベタベタになります。ドライミストじゃないので、しょうがない。

水道代は1時間数円程度とのこと。
節水は、まあいいでしょう。雨もたくさん降ったし。

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生物収集
- 2012/08/02(Thu) -
クリニック周辺で、ダンゴムシをよく見かけます。
触ると丸くなって、じっと動かないので、つかまえるのはとても簡単です。

こどもの頃、ダンゴムシを見つけては、入れ物に「収集」していたことがあります。何百匹も。
でもやがて興味を失い、収集したダンゴムシのことは忘れてしまいました。
だからその顛末は、ここには書かないことにします。


ウシガエルの巨大なオタマジャクシも、たくさん集めたことがあります。
近所の用水路で捕まえてきては、自宅の勝手口の外に置いた大きな水槽に放り込んでいました。何十匹も。
やがて水槽はコケが付いて中が見えなくなり、私の興味もよそへ移っていました。

あるとき母が、大きなカエルがいる、と言うものだから勝手口に出てみてビックリ。
水槽から跳びだしたと思われるウシガエルが、そこに居たのです。
よく見ると、ほかにも数匹のウシガエルが、そこら辺を闊歩していました。


カマキリの卵は、道ばたで見つけたらすぐ自宅に持ち帰るもののひとつでした。
生まれて出てくるのを観察するためです。だから夜も枕元に置いて眺めていました。

ある朝、モゾモゾするので布団をはぐったら、無数のカマキリ(の赤ちゃん)が、そこに居ました。
何千匹ものカマキリたちが、生を受けた後、なぜか一斉に私のパジャマを目指したようです。


セミの話とトノサマバッタの話もありますが、今日は割愛しました。

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セミの声
- 2012/08/01(Wed) -
梅雨が明け、酷暑が続きます。

朝も早いうちから、クマゼミがワシワシ鳴いて、暑苦しさを倍増させてくれます。
この1週間の私の観測では、早い日は5時40分、遅い日でも6時20分までには、ワシワシが始まります。
鳴き始める時間の差は、おそらく気温の違いと推測しますが、いずれにしても7時には大合唱モードです。

そのクマゼミも、昼前までにはウソのように鳴きやみます。アブラゼミと交代するためです。
ちょうどその交代時間に戸外に出てみたら、違和感を感じるほど静かですね。
その静寂が余計に暑い。
それにしても、クマゼミは午前、アブラゼミは午後鳴くなんて、どういう理由なんでしょうね。

いまのアブラゼミはまだ、控えめにジリジリ鳴いてます。
これがもうじき、天ぷらを揚げる音のような、激しい鳴き声になるのでしょう。
アブラゼミの声に包まれると、からだが揚がりそうです。

そうは言っても、私は冬よりは夏が好きです。
だから夏の終わりを告げるツクツクボウシの鳴き声を聞くと、もの悲しい気持ちになります。
そんな気持ちでこどもの頃、「ツクツクボーシ」の繰り返し回数をずっと数えていたことを思い出します。

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