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農薬混入
- 2013/12/31(Tue) -
冷凍食品の農薬混入問題。メーカーが今朝の記者会見で、コロッケを食べて中毒を起こす量を訂正しました。
「1度に60個食べたら発症」としていたものを、「1度に8分の1個を食べると発症」に、大幅修正です。

まず、1度に60個食べたら、誰でもおなかをこわします。その表現自体が、問題を軽視させるものでした。
不都合なことを過小評価して問題を矮小化するのは、東電の得意芸ですが、食品メーカーでも同じです。

製造ラインも原料も異なる複数の商品から農薬が検出されたので、意図的混入の可能性が指摘されています。
犯行がどの時点で行われたのかは不明ですが、手作業による混入であれば、濃度にムラが出るでしょう。
これまでに検出された農薬の最高濃度は15,000PPMですが、それが本当に最高だという保証はありません。
もっと高濃度のコロッケがもしあれば、一口食べただけで健康被害をもたらすかもしれません。

出荷停止・自主回収となるのは、マルハニチロの子会社「アクリフーズ」群馬工場が製造した冷凍食品。
マルハニチロブランドだけでなく、イオンなどのプレイベートブランドで販売したものも対象だそうです。
「トップバリュ」ブランドの4商品も含まれているじゃないですか。これは確認しておく必要があります。

そこで日頃はめったに開けることのない、わが家の冷蔵庫の冷凍庫を覗いてみました。
いやあ、予想以上に冷凍食品があることに、まずビックリ。お菓子やアイスも。
弁当のおかず用や、最近話題のマルハニチロの「あおり炒めの焼豚炒飯」もありました。
あと、日清食品の「どん兵衛 鴨南蛮そば」を多数発見。今夜の「年越しそば」はコレになりそうです。

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年賀状投函済み
- 2013/12/30(Mon) -
どうしてあと一週間早くできないのか。毎年そう思うのが、年賀状の準備です。
まとまった時間が無いとやる気が出なくて、結局、年末休みに入ってからの作業となってしまいます。

年賀状の「裏面」は、結婚後からこどもが小さい頃までは、写真入りはがきを写真店に発注していました。
ある時期から家族写真はやめ、年賀状ソフトを利用して、自分でイラストを印刷するようになりました。
しかしそれもストレスに感じるようになって、数年前からは、印刷業者に依頼するようになりました。

年賀状の「表面」つまり宛名の印刷は、「宛名職人」というMacのソフトをずっと使っています。
このソフトの問題点は、多機能なんだけどMacっぽくないことでした。とにかく、使いにくいのです。

それでも使い続けている理由は、年々だんだん使いやすくなって、その成長ぶりに好感が持てるからです。

今年も11月には、最新版の「宛名職人Ver.20」を購入して、準備万端の状態でした。
ところがそんなに早くから準備していたというのに、実際にMacにインストールしたのは、今朝10時ごろ。
しかも、こんな時に限ってトラブル発生。年末特別受付中のサポートセンターに電話してもつながらず。
大慌てで再度インストール。なぜかこんどは成功。成功した理由もわからず、釈然としません。

印刷の前段階で、かなり体力を消耗しましたが、その後の作業はスムーズでした。
ていうか、どうしてもっと早く準備できないのでしょうね。

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後出しじゃんけん
- 2013/12/29(Sun) -
東京都知事選で、マスコミが問題視しているのが「後出しじゃんけん」。
選挙戦の終盤になって出馬表明をすることで、有利に戦おうというわけです。

本来、後出しじゃんけんとは、相手の出方を見て自分が有利になるように手を変える、ずるい戦法です。

しかし選挙戦における後出しじゃんけんには、別のメリットがあります。すなわち、
(1)新鮮味があり、有権者に強い印象を残す
(2)マスコミや他陣営から批判を受ける時間が短い

つまり、有権者と候補者に問題があるから後出しじゃんけんが横行するのだと、マスコミは言うのです。
(1)有権者の問題:印象(人気)に左右されて投票する
(2)候補者の問題:堂々と政策を示して戦おうとしない

しかし、遅れて出馬表明した候補者を、いちいち大きく報道するマスコミこそ問題だと、私は思います。
後出しじゃんけんの、その効力を高めているのは、他ならぬマスコミ自身です。

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安倍首相靖国参拝
- 2013/12/28(Sat) -
安倍首相が、電撃的に靖国を参拝しました。これを受けて、メディアが大いに盛り上がっています。
主要各紙を比較すると、イデオロギーの違いが鮮明で面白いですね。社説のタイトルを左から並べてみると、

朝日「首相と靖国神社 独りよがりの不毛な参拝」
毎日「安倍首相が靖国参拝 外交孤立招く誤った道」
日経「靖国参拝がもたらす無用なあつれき」
読売「首相靖国参拝 外交立て直しに全力を挙げよ」
産経「首相靖国参拝 国民との約束果たした 平和の維持に必要な行為だ」

左右の順序は、いつもだいたいこの通りですが、朝日と毎日は、ときどき順位が入れ替わります。
産経の一貫したスタンスに比べると、読売には時々ふらつきが見られ、今回はやや批判的ですね。

中国・韓国からの反発必至の参拝を強行した安倍首相には、もちろん深遠なる理由があるのでしょう。

「参拝しなくても批判され続けているのだから、参拝しても同じことだ」という考え方もあります。
しかしそのようなけんか腰では、中韓と同じ土俵に上がることになります。

安倍首相はあくまで冷静に、中韓に対しては誠実に説明しようとする態度をとっているのが大人ですね。
もう病弱宰相の面影はありません。病気が治って良かった。

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うがい薬は自費で
- 2013/12/27(Fri) -
来年度から、うがい薬だけを処方した場合、保険がきかなくなりそうです。つまり、自費診療になるのです。
「市販品と成分や効能が変わらないのに、保険適用のため価格が安い」のが問題だといいます。

前政権の行政刷新会議は「公的医療保険を持続可能にするために患者負担を増やすべき」という方針でした。
現政権の行政改革推進会議でも「市販品と同一成分の薬は保険の対象外とすべき」と、考え方は同じです。

うがい薬単独処方を保険適用から外すことは、先週の診療報酬改定率の大臣折衝の際に決められたようです。
しかし一昨日行われた「中央社会保険医療協議会(中医協)」は、この決定を了承しませんでした。
まず中医協が先に審議して、そのような方針を出したかったからです。これは単に、メンツによる反発です。

医師会などはもちろん反対していますが、来年度から保険がきかなくなることは、ほぼ間違いなさそうです。
そして今後、医療費削減のために、政府は軽めの薬から順次、保険適用外に指定していくようです。

医療現場からはむしろ、逆効果ではないかとの声もあがっています。
うがい薬だけでよい場合でも、保険適用のために、別の薬も加えて処方するようなことになるからです。
こうして、最小限の医療で済ませることができなくなっていきます。まったく、本末転倒な話でしょう。

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メモアプリ
- 2013/12/26(Thu) -
Dropbox」と「Evernote」をどのように使い分けるべきか。
前者でファイル、後者で文書を保管するのが、私の流儀ですが、そう単純な話ではありません。
両者の守備範囲はオーバーラップしているので、明確に使い分けようと思わない方がよさそうです。

保存容量をケチる努力だけは無駄だと悟ったので、DropboxもEvernoteも、有料会員になりました。

Evernoteのようなメモアプリ(と言うのも正確な表現ではないですが)は、ほかにもいくつかあります。
私は使ったことがないですが、「Catch notes」というのが、軽くて人気があったようです。
過去形で書いたのは、今年8月30日をもって、Catch notesはサービス終了となったからです。

そんな風に、世界中に多数の利用者がいるサービスが、突然一方的に終了することって、悲劇ですね。

そう思っていたら、AppleがCatchを買収したというニュースが飛び込んできたので、謎が解けました。
Appleはどうやら、Catchをたたき台にして、Evernoteみたいなアプリを作ろうとしているのでしょう。

Evernote自体、Macには親和性が高くてとても便利なのですが、Apple純正品となれば別次元。
MacとiPhoneとiPadの間で、縦横無尽に文書・ファイル管理ができそうです。
じゃあ私は、速攻でEvernoteから足を洗うのかと問われれば、そうでもないのがつらいところ。
だって、Appleの新作アプリって、最初は不具合が多くて、イマイチなのです。

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診療報酬改定
- 2013/12/25(Wed) -
来年度からの診療報酬の改定率が、0.1%の「微増」で決着しました。
まあそれにしても、一連の報道を見ると、実に面白いですね。
今回の改定を「増額」とみるか「減額」とみるか、メディアによって報じ方がまるで異なるのです。

改定率0.1%の中には、消費税増税による医療機関の負担増への「手当」が、1.36%含まれています。
増税分を1.36%増やしたけど、そのあと1.26%減額したので、最終的に0.1%の増額に落ち着いたわけです。

表面的には、診療報酬はごくわずかに増額ですが、実質的には1.26%の減額なのです。
今回の改定は「増税で仕入れ値が上がった分は、医療機関がかぶりなさいよ」と言ってるようなものです。

一部メディアは、消費税増税に加えて診療報酬まで上がると、また国民負担が増えると怒っています。
それは違うでしょう。診療報酬が上がるのではなく、増税によって医療コストが増えるだけの話です。
しかも、最終消費者である国民ではなく、小売業者である医療機関が増税分を負担することにしたのです。

この仕組みって、消費税還元セールを禁止した法律の趣旨に反していませんかねえ。

この理不尽な仕打ちにに少しでも対抗すべく、増税前にまとめ買いをするのは、誰でも考えることでしょう。
そんなわけで今、新型Macなどを、あわてて購入しているのです。

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クリスマス・イブ
- 2013/12/24(Tue) -
わが家の近くのケーキ屋さんの前を今夜通りかかりましたが、イルミネーションがとても綺麗でした。
「木いちご」の前には警備員が出るほどの大混雑で、「かしの季」も珍しく(失礼)賑わっていました。

正式には「イブ」ではなくて「イヴ」らしいですけど、どっちみち、日本人が発音するときは「イブ」です。
「evening」と同義で、「夜」を意味します。つまり「クリスマス前夜」ってことです。

本来、クリスマスのメインはクリスマスの当日(12/25)であって、イブではないはず。
なのに日本では、イブがいちばん盛り上がり、翌日のクリスマス当日はもはや、盛り下がってしまいます。
まるで、王より飛車をかわいがる、へぼ将棋みたいなものじゃないか、以前はそう思っていました。

ところがキリスト教会暦では、日没から次の日が始まるそうなので、イブはクリスマスの始まりです。
ならば日本の盛り上がりは、あながち間違いでもなさそうです。

ところで、本物のモミの木を植えて、クリスマスに電飾するのが昔からの夢でした。
4年前に、庭に大きなモミの木を植えましたが、まだ電飾はしてません。その前に、ハトが巣を作りました。

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流行語大賞
- 2013/12/23(Mon) -
「史上最多、大賞が4つ」とか言ってますが、突出したものがなくて絞り込めなかっただけの話でしょう。
発表されて3週間過ぎた今頃になって、「新語・流行語大賞」を話題にするのも間が抜けていますが・・・

今でしょ!
使いやすいです。同じ予備校講師(古文担当)の「今日何度も言っておきます」も、私は好きです。

「お・も・て・な・し」
気恥ずかしい。ていうか、最後のあの合掌には違和感があります。日本人はあんな挨拶しませんけどね。

「じぇじぇじぇ」
連ドラ見てませんでした。なので意味不明。

「倍返し」
半沢は続編にも期待してますが、原作がバカ売れしたため続編の結末がバレて、制作側も困っているとか。

私が選ぶなら「バナメイエビ」。早口言葉みたいに響きが面白いので。

流行語大賞は「現代用語の基礎知識」の読者アンケートを参考に、選考が行われるそうです。
現代用語の基礎知識と言えば、中学時代には、友達と図書室に行ってよく読んでました。
ある特定の用語のページ部分が、読み込まれてボロボロになっていたのを思い出します。

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水痘ワクチン定期接種へ
- 2013/12/22(Sun) -
「水ぼうそう定期接種に」 今朝の読売新聞が、一面トップで報じました。
寝耳に水でしたが、どうやら水痘と成人用肺炎球菌ワクチンの定期接種化が決まったのは、本当のようです。
ただしその記事を、読売がこれほど大々的に扱った理由は不明です。ま、いいですけど。

現在、定期接種化が検討されているワクチンは、水痘、おたふく、成人用肺炎球菌、B型肝炎ワクチンの4つ。
実現が先行き不透明だったところ、ここに来て唐突に、2ワクチンの先行定期接種化が決まったのです。

水痘は、死亡率の低い感染症です。しかし日本では毎年100万人が罹患するので、20名ほどの死者が出ます。
一方、すでに水痘ワクチンの定期接種を導入している「先進国」では、罹患者も死亡数も激減しています。
水痘ワクチンは副作用も少なく、導入を躊躇する理由などありません。

皮肉なことに、現在世界中で使われている水痘ワクチンは、日本で1970年代に開発された「岡株」です。
「岡」という姓の患児から分離されたウイルスを元に、阪大微研の高橋理明博士がワクチン化しました。
いまならそのような名称は使いにくいですが、当時は個人情報保護をうるさく言う時代ではなかったのです。

岡株は80年代から海外で幅広く使われるようになり、90年代以降には欧米諸国で定期接種化が進みました。
一方日本は、自国が開発したワクチンを、自国民への定期接種として導入するのに、40年かかったわけです。
高橋博士は、定期接種化の決定を聞かれたでしょうか。それと引き替えるかのように先週亡くなられました。

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年末年始の休診日
- 2013/12/21(Sat) -
多くの事業所は、12月29日から1月3日までを「年末年始」と称して、休業するようです。
これに土日の休業が加わると、12月28日(土)から1月5日(日)までの9連休となります。

病院では、病棟での診療がストップするわけにはいかないので、年末年始には特別の当番体勢が敷かれます。
勤務医の頃は、各診療科ごとのくじ引き等によって、年末年始の回診当番または当直が決められていました。
しかし私は、いつも病棟に重症患者を何人も抱えていたので、年末年始も休まず出勤するのが通例でした。

そのような年末年始の過ごし方を20年以上続けていると、正月が休みという感覚が薄れていきます。

なので2007年にクリニックを開業した当初は、年末年始に連続して休診することには抵抗がありました。
ほとんどの診療所や病院が外来を休診するときこそ、当院の出番だと、そのような気持ちでした。

そこで最初の年末年始には、ほとんどのスタッフを出勤させて、12月30日と1月3日に診療を行いました。
ところが、年末はまだしも、1月3日はほとんど開店休業状態でした。
やっぱり正月から医者にはかかりたくないのでしょうか。
翌年も懲りずに、正月は3日から診療を開始しましたが、やはり受診者は少ない。

そんな経験もあって、正月三が日は休診することにしました。年末の休みも含めると、今年も5連休です。
ご迷惑をおかけしますが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。

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手軽にスパコン
- 2013/12/20(Fri) -
昨日発注した「新型MacPro」ですが、今日AppleStoreを見てみると、もう納期は2月になっていました。
購入予定の方、急ぎましょう。

この数年、私がMacを買うのはAppleStore(ネット)と決めています。
その最大の理由は、仕様をカスタマイズできること。いわゆる「CTO;注文仕様生産方式」です。
メモリや記憶装置のサイズはおろか、CPUやGPUの処理速度まで、いくつかのグレードから選択できます。

ためしにMacPro最強の仕様で会計してみたら、合計額は103万円ナリ。ディスプレイ抜きでこの価格。
間違って購入ボタンを押したらオオゴトですな。

その最強仕様のMacProの演算能力はなんと、7テラFLOPS。これが高性能すぎて、話題になっています。
スパコン「京」の能力は、名前の由来でもある1京FLOPS。テラで言えば、なんと10000テラFLOPS。
しかし、スパコン「地球シミュレータ」が2002年に世界一となった時の性能は、35.86テラFLOPSでした。

だからMacProは、10年ぐらい前のスパコンに匹敵する演算能力があるわけですが、これが問題のようです。

国は、政府機関等へのスパコン導入に際しては、競争的手続きを特別に厳しく規定しているからです。
そしてそのスパコンの定義は「1.5テラFLOPS以上の性能を有するコンピューター」と定められています。
もちろんこれは、政府調達のルールに縛られる機関に導入する場合であって、私には関係ありません。
しかし、国立の大学や研究所のMacファンの方々にとっては、大問題のようです。

基準の1.5テラFLOPSが、8年前から変更されてないものだから、完全に実勢に合わなくなっているのです。

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MacPro本日発売
- 2013/12/19(Thu) -
世界中のMacファン待望の「新型MacPro」が、ようやく本日、発売されました。いやあ、待ちました。

ゴミ箱と見まごうばかりの、この奇抜な外観のMacが発表されたのは、今年6月のこと。
10年先を見据えたという、超ハイスペック。価格未定。年内発売予定。

8月になると、その発売が「Fall 2013」と告知され、いやが上にも期待が高まりました。
ところが秋になってみると、「In December」という表現に変わりました。12月は秋ではないけど。

いよいよその12月に入り、Mac情報関連サイトを朝晩チェックするのが私の日課となりました。
なのにAppleは、12月中旬になっても動きがありません。もしや、来年にずれ込むのか。

と心配していたら昨夜遅く、何の前触れもなく「12月19日に発売開始」のニュースが飛び込んできました。
それからというもの、何度もAppleStoreにアクセスしましたが、購入できる状態にはなっていません。

もしや、米国時間の12月19日なのか。となると、太平洋時間。日本との時差17時間じゃないですか。
頻繁にチェックしていると、16時ごろから、AppleStoreはアップデートモードに突入。いよいよです。
そしてついに! 17時20分ごろ(20分遅刻!)、MacProの発売(受注)が始まりました。

もう、大あわてで、発注ボタンをクリック! 納期は1月。待ちきれません。

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無線LANの速度
- 2013/12/18(Wed) -
インターネットって、通信速度は速くなっているはずなのに、イライラすることが多いです。

動画の再生がスムーズにできることなど、一昔前では考えられないことでした。
しかしその環境に慣れてしまうと、より高画質の動画を再生しようとして、その結果、イラつくわけです。

通信速度が速くなった分以上に、扱うデータ量がものすごく増えてしまっています。
何も意識していなくても、メールの受信や、クラウドとのデータ同期作業が、常に進行しています。

だからたとえば無線LANは、なるべく最新の、高速通信の規格にしたいものです。

いまの主流は「IEEE 802.11n」ですが、最新・最速の規格は「IEEE 802.11ac」です。
「n」の速度がだいたい100Mbpsであるのに対して、「ac」は1Gbps以上だといわれています。
「ac」の通信速度を達成するためには、ルーターとパソコンの両方が「ac」対応でなければなりません。

当然私も、できるだけ速いLAN環境を目指して、「ac」のルーターとパソコンを導入しました。
ただし、「ac」のルーター(AirMac Time Capsule)を置く職場のメインのMacは、「ac」非対応です。
一方で、「ac」対応のパソコン(MacBook Pro)を使う自宅では、ルーターが「ac」対応ではありません。

悲しいかな結局、職場も自宅も通信速度は、旧規格に甘んじている状態です。
いろいろ考えて設備投資してはいるんですが、少しケチるもんだから、結末がちぐはぐなんです。

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年末大掃除
- 2013/12/17(Tue) -
今日はクリニックの大掃除でした。毎年この時期の、恒例行事です。
スタッフの皆さんに休日(休診日)出勤していただき、院内全域を清掃します。
業者による床のワックスがけとエアコンの洗浄も、同時に行いました。
あいにくの雨天だったので、外回り(草取りなど)は割愛です。

例年通り私の担当は、診察机周りと、院長室と、院内全体のパソコンなどの電子機器全般です。
そのなかでも面倒くさいのが、パソコン周辺ですが、私はむしろ、その配線を一新する作業が好きです。
とくにネットワーク関係などは、複雑であればあるほど、頭の体操みたいで楽しい。

つなぎ間違いが無いように、以前はケーブルにシールを貼ったりしてましたが、今はスマホで撮影ですね。
プラグの位置関係だけでなく、いろんな物品の元の位置を、私の代わりにスマホが覚えてくれます。

大掃除の途中、昼の休憩はみんなで集まって、オードブルなどをつまみ、自家製ぜんざいを食べます。
このとき、ぜんざいを食べれない(食べられない)人が、必ず1人か2人います。もったいない人生です。
逆に私などは、大好物なので3杯食べました。

その後また、清掃作業に戻るのですが、食事を摂ると、一気に掃除のテンションが下がりますね。
血糖値と作業効率は逆相関しているようです。とくにぜんざいが影響したかもしれません。

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引っかけ問題
- 2013/12/16(Mon) -
夜明け三時、ドアベルが鳴る。あなたの両親が朝食にやってきた。
家にあるのはイチゴジャム、蜂蜜、ワイン、パン、そしてチーズ。さあ、あなたが最初に開けるのは何?

ある方がFacebookで、このような「なぞなぞ」を出題しておられました。面白い引っかけ問題です。
間違えた回答者が多数いたなかで、私はわりと即座に、正解を思いつきました。

なぞなぞの「ひねり具合」と、私の「ひねくれ具合」が、ちょうど合致したのかもしれません。
私は物事を真正面からとらえるよりも、その側面とか、裏側とか、違う部分に目が行く性格なのです。

それはともかく、冒頭のなぞなぞについて調べてみると、ネットではけっこう有名な設問みたいです。

なぞなぞというのは「ひとひねり」してあって当たり前。いやもの足りない。
現代人には、冒頭のなぞなぞのように「2ひねり」してあるぐらいが、ちょうどいいのかもしれません。

しかし、多くのネット住人たちは、それでも満足しないようです。
まず、午前3時に朝食とはどういうことなのか。その設定自体を問題視する人がいます。
なぜ両親が来たとわかったのか。その部分にかみついて、答えにたどり着かない人もいます。
そういった「重箱の隅をつつく」ようなことは、私もけっして嫌いではありません。ていうか好きです。

「仏壇を開ける」とか「心を開く」なんてふざけた回答もあるようですが、これも意外と好きです。

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冷却ゲルシート
- 2013/12/15(Sun) -
「熱さまシート」とか「冷えピタ」とかの冷却ゲルシートを、額に貼っているお子さんをよく見かけます。
診察時に触ってみると、当然のことながら、体温と同じ暖かさのシートになっています。
もはや、額からの放熱に役立っていないばかりか、放熱を阻害する「保温シート」の状態です。

このような「冷却ゲルシート」問題は、何年も前から話題に上っていますが、結論は出ていません。
問題は複雑です。論点を整理してみましょう。

(1)本当に冷えるのか
貼ったときのヒンヤリ感は否定しません。体温よりも冷たいモノを接触させれば、当然、熱を奪います。

(2)冷却効果は持続するのか
メーカーは、シートが温かくなっていても冷却効果が続くと説明していますが、私には理解できません。

(3)額を冷やして解熱効果があるのか
太い血管に近い部分、ワキや首やそけい部を冷やさなければ、解熱効果はあまり期待できないと思います。

(4)そもそも解熱すべきなのか
熱が上がると病原体の活動は低下し、逆に免疫細胞の活動は活発になります。つまり熱が高い方が有利です。
病原体の侵入を受けると、体温調節中枢(視床下部)が設定温度を変えて、体温を上げるのはそのためです。

だから本当は、なるべく熱は下げたくない。でも、ぐったりしている子どもを、少しでも楽にしてやりたい。
ならば、解熱効果は少なく、しかし涼感があって心地よいことをすればいい。
逆説的ですが、それが冷却ゲルシートの役割かもしれません。ちょっと皮肉すぎましたか。

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iPS臓器移植
- 2013/12/14(Sat) -
熊大の研究チームが、ヒトiPS細胞から腎臓組織を作成することに成功したと、報じられました。
少し前には、肝臓組織の作成に、横浜市立大が成功したというニュースもありました。
いずれiPS細胞から作った臓器で、移植が可能になるかもしれません。

臓器移植とくれば心臓移植。ここで少し歴史を振り返ってみます。

20世紀の初めから、仔牛やイヌなどを用いた、動物どうしの心臓移植実験が繰り返されました。
思い切って、チンパンジーの心臓をヒトに移植したのが「ハーディー移植」。1964年のこと。
その3年後、世界初のヒトからヒトへの心臓移植「バーナード移植」が南アフリカで行われました。
そのわずか3日後から、堰を切ったように世界中で心臓移植が始まり、翌1968年には約100例行われました。

本邦初の心臓移植「和田移植」もその1968年に行われ、しかし失敗し、日本では移植医療が停滞しました。
ちなみに和田寿郎先生とは以前、学会の懇親会場で数分間、世間話をしたことがあります。それだけですが。

30年以上のブランクの後、日本でもようやく、法の下の脳死心臓移植が1999年から始まりました。
つい先週は、脳死判定された10代前半の男の子の心臓が、拡張型心筋症の10代女性に移植されました。

ヒトからヒトへの移植を「同種移植」といい、他の動物から移植した場合は「異種移植」といいます。
移植による拒絶反応は、異種移植ではもちろん論外ですが、同種移植でも大きな問題です。
ところが、自分の組織(細胞)の移植、すなわち「自家移植」なら、拒絶反応の心配がありません。

その意味でiPS細胞は、脳死問題も拒絶反応もない、夢の臓器移植をかなえてくれる技術だと期待します。

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松迎え
- 2013/12/13(Fri) -
お正月が近づいてきました。いろいろと準備することが多く、気ぜわしいですね。
大掃除年賀状など、私には気の重い作業が残っていますが、一方で今年は楽しみがあります。門松です。

昔から、それこそ子どもの頃から、なんとなく門松にはあこがれがありました。
大人になったら、玄関の両脇に門松を飾りたい。そう思い続けて気がつけば、いい大人になっていました。

昨年、年末になって急にその気になり、ネットで調べると、門松を飾るのは12月28日まで。まだ間に合う。
あわてて「サンコー」グリーン館に行きましたが、売り切れ。そりゃそうでしょう、その日が28日だったし。

そこで今年。「サンコー」改め「ダイキ」に行ったのは、なますを吹いて12月10日。
各サイズの門松の中から、初めてなので中サイズのものを発注。翌日にはもう届きました。

じゃあ、いつ飾るのか。「いまでしょう」と言いたいところですが、早すぎてもおかしい。
ネットで調べると、門松用の松を山から切り出してくる日とされる「松迎え」というものを知りました。
御神酒などを準備して、山に入って、一定の作法に従って松の木を切るのです。

松迎えを行うのは、12月13日またはそれ以降とされています。
となると11日に配達されたうちの門松は、少なくとも正式な作法に従って作成されたものではなさそうです。

いま門松は、箱に入れたまま屋内で保管しています。早めに飾るとしても、クリスマス後でしょうね。

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ランドサット
- 2013/12/12(Thu) -
地球上の史上最低気温は何℃か、考えたこともなかったですが、マイナス93.2℃だそうです。
このたびNASAが発表したのは、3年前の南極での気温です。
「ランドサット8号」の観測データから解析したそうですが、それにしてもだいぶ時間がかかったものです。

ランドサットは、NASAが開発した地球観測衛星です。地球をぐるぐると周回してくまなく撮影しています。
このデータは、防災や環境監視や農林水産業に活用することができます。

日本の産業技術総合研究所(産総研)は、日本上空通過時のランドサットのデータを受信しています。
受信したデータは先月から、リアルタイム(2時間以内)で、ネット上に無料で公開されているようです。

ランドサットのデータを直接受信するのは、熊本の東海大学宇宙情報センターのパラボラアンテナです。
これが高速ネットワーク回線を介して産総研に送信され、画像処理されて、ネット公開される仕組みです。

また出ましたね、東海大のパラボラアンテナ。地球外知的生命探査(SETI)にも参画している、あの施設です。
宇宙人との交信という突拍子もない研究だけでなく、もっと普通に社会に役立つ仕事もしているみたいです。

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薬の取り違え
- 2013/12/11(Wed) -
乳がん治療薬「ノルバデックス」と高血圧治療薬「ノルバスク」は、名前が似ていて紛らわしい薬です。
これらを取り違えて処方しないように、最近、メーカーがあらためて注意喚起を呼びかけています。

手書きの処方箋なら、両者の取り違えはまず起きないでしょう。薬の名前そのものを勘違いしていなければ。
ところが、電子カルテなどのIT化したシステムでは、これが問題となります。

薬剤は頭文字の五十音別に分類されていたり、最初の何文字かを入力して検索するようになっています。
医師は候補薬剤一覧の中から、目的の薬をクリック等で選択し、用法用量などの情報を加えて処方します。
名前が似ていると、うっかり別の薬を選択してしまうことがあり得ます。これが取り違えにつながります。

システムをどのように改良したところで、間違えて別の薬を処方するリスクはつきまといます。
抜本的には、薬の名前を変えてしまうしかありません。実際に昨年、そのような事例がありました。

高血圧治療薬「アルマール」と糖尿病治療薬「アマリール」の問題は、名称変更によって決着しました。
これはたしかに、紛らわしかった。いくら注意しても間違いそうなので、私は処方したくない薬でした。

結局、取り違えが原因で死亡例も出てしまい、市場規模の小さいアルマールの方が、名称を変えました。
ポピュラーな商品だったのに、潔く名前を変えた大日本住友製薬の英断が、評価されました。

しかし、高血圧治療薬のつもりで、間違えてアマリールを処方してしまうリスクは、今も残っています。
こういった場合本来は、間違えて内服するとリスクの大きいアマリールの方を、名称変更すべきでした。
あるいはいっそのこと、薬剤名を両方とも変更してもよかったと思います。ケンカ両成敗じゃないけど。
良い薬は、名前が変わったぐらいで売れ行きが落ちるものではないはずです。

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気色ばむ
- 2013/12/10(Tue) -
「猪瀬都知事が気色ばむ一幕もありました」と報道キャスターが冒頭に言うので、どれどれと見てみました。
たしかに、いつも努めて冷静に釈明している猪瀬氏にしては、思わず地が出たか、少しイラついていました。

しかしこれを「気色ばむ」などと表現するのなら、世の政治家の大半は、いつも気色ばんでいます。
それどころか、委員会の野党議員などはみな、激おこぷんぷん丸です(若者言葉を使ってみました)。

ところで「気色ばむ」の読み方ですが、標準の「けしきばむ」よりは「きしょくばむ」の方が私は好きです。

まず耳で聞いたとき、「けしき」からは「景色」をイメージしてしまい、「気色ばむ」の意味に合わない。
逆に「きしょく」からは「気色が悪い」を連想するので、ネガティブなイメージが「気色ばむ」に合います。

文字を読む場合でも、一字目の「気」を見た瞬間に「き」と読めてしまう。「け」ではなくて。

こういう風に、最初の漢字の読みに引きずられてしまう他の例を、ひとつ思いつきます。「重複」です。
「ちょうふく」が標準なのですが、放送以外の実生活では「じゅうふく」の方をよく聞きます。
おそらく、一文字目の「重」を見た瞬間、「じゅう」の方をイメージしやすいからでしょう、たぶん。

もっと気になるのは「気色ばむ」の「ばむ」の方です。またいつか、じっくり考えてみます。

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背水の陣
- 2013/12/09(Mon) -
テレビの中国歴史ドラマ「項羽と劉邦(全80話)」の今回、第64話は「背水の陣」を描いていました。
こういった故事成語が登場するたびに、中国の歴史の奥深さを感じます。

言うまでもなく「背水の陣」とは、川を背に布陣し退却できない形にして、決死の覚悟で戦うことです。

漢軍の韓信は、10万を超える趙軍との戦いにおいて、わずか1万の兵を、川を背に必死で戦わせました。
実はその裏で別働隊が、趙軍の幟を漢の幟に差し替えて、城を占領したかに見せるという裏工作をしました。
つまり背水の陣には、2つの意味があるわけです。
(1)自軍が必死に戦う
(2)敵軍を油断させる
さらに、後の時代に諸葛孔明は、敵に「何か策がある」と思わせるために、背水の陣を敷きました。つまり
(3)敵軍を牽制する
という新たな活用法を見いだしたわけです。これは韓信の故事を利用したハッタリです。さすが孔明です。

韓信が圧倒的に不利な布陣を敷いたのは(2)の意味があればこそ。(1)だけなら、ただのヤケクソです。
ところが現代の「背水の陣」は、(1)だけの薄っぺらな意味になってしまっています。

故事成語では、得てして表面的なところだけが受け継がれて、本質を見失っているようなことがあります。
じゃあ、ほかにどんな例があるのか、と聞かれると困りますが、調べときます。

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入浴中の低血圧
- 2013/12/08(Sun) -
患者さんの血圧記録手帳を見ると、とくに寒かった朝などは、血圧が跳ね上がっています。
逆に、夜の血圧が驚くほど低い日があります。尋ねるとたいていは、入浴後や飲酒後に測った血圧です。

湯船でからだが温まると、末梢血管が拡張するので血圧が下がるのです。
しかし一方で、浴槽の水圧によって静脈圧が上がり、これは血圧を上げる方向に作用します。

この状況で湯船から立ち上がると、静脈圧が下がって血圧が急降下し、立ちくらみを起こすことがあります。
とくに高齢者では、起立時に血圧を調整する自律神経の働きが鈍っているので、失神する場合もあります。

湯船でじっくり温まっているだけでも、血圧がだんだん下がり、のぼせて気が遠くなることがあります。
のぼせて脱力して水没したとき、とっさに姿勢を立て直す動きが、高齢者では鈍っているかもしれません。

立ちくらみでものぼせでも、それが浴槽の中で起きると、とくに高齢者では溺れてしまいかねません。

統計によると、入浴中の死亡の約半数は、急病(心筋梗塞や脳卒中など)ですが、残りの半分は溺死です。
欧米では、入浴中の死亡が極めて少ないそうです。シャワー浴だからです。
一方で日本は、湯船に浸かる入浴スタイルが血圧を大きく変動させるので、実は危ないのです。

入浴中の事故を防ぎ、また万一の場合の発見率・救命率を上げるための対策を、考えてみました。
(1)「飲酒後の入浴禁止」 飲酒後には血管が拡張して、ますます血圧が下がるので、入浴は危険です。
(2)「入浴前の水分摂取」 発汗による脱水で血圧が下がるのと、血液がドロドロになるのも防ぎます。
(3)「家族に通告し入浴」 なかなか風呂からあがってこないとき、家族に発見・蘇生してもらうため。

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コネクタの向き
- 2013/12/07(Sat) -
USBコネクタの次世代規格「Type-C」は、デザインを一新して「リバーシブル」になるそうです。
つまり、差し込むときに、表裏どちら向きでもいいような、形状になるわけです。これはうれしいですね。

いまノートパソコンの場合、USBコネクタのマークが見えるように上向きに差し込めば、たいていOKです。
しかしコネクタが縦向きの場合、無造作に差し込んで、それが正しい向きかどうかは「五分五分」です。
いや経験的には、間違い率8割といったところでしょうか。なぜかたいてい、逆向きになってしまいます。

Apple製品では、最近のiPhoneなどのLightningケーブルが表裏のない形状なので、とても便利です。

電源のコンセントも、一見リバーシブル形状の縦2本の溝ですが、実は微妙に左右差があります。
交流でも「極性」があるのです。壁のコンセントでは通常、左側の溝の方が少し長くしてあります。
長い方が「アース」で、短い方は「ホット」というそうです。アースの方は、安全のため接地されています。

このことは、オーディオマニアにとっては常識でしょう。私も多少こだわり派なので、知っています。
アンプなどの音響機器には必ず電源極性の指定があり、コンセントを差し込む方向が決まっているのです。
オーディオ関係のサイトをみると、電源極性を合わせるだけで音質が劇的に良くなる、と書いてあります。
私も当然、その原則を守ってコンセントに差し込んでいるのですが、音質がどうかと言われても、困ります。

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舌腫瘍
- 2013/12/06(Fri) -
甘利明・経済再生・TPP担当大臣が、早期の舌がんと診断され、手術を行う予定とのこと。
安倍首相は、甘利氏の辞意を慰留しました。自らが病気から復帰した過去がある、安倍氏ならではでしょう。

テレビで甘利氏を見るとき、いつもは額が気になっていましたが、今日は口元ばかり見てしまいました。
まあ何にしても、手術がうまくいって、早く復帰して、TPP交渉をキチッとやってもらいたいところです。

もう一人、ギタリストの村治佳織さんが舌腫瘍で療養中だということを、少し前に知りました。
そういえばもう何年も聞いていなかったと思い出し、彼女のCDを、この頃よく聴いています。
闘病中の彼女を感じるからか、もの悲しい響きに聞こえます。

ルネサンスからバロックの、やや古い曲が、とくに好きです。なかでも、ダウランドの曲がいいですね。
ジョン・ダウランドは、16世紀から17世紀の、イギリスの作曲家・リュート奏者です。
村治佳織の奏でる、中世ヨーロッパ独特の和声を聴くと、ますます悲しい気分になります。

回復を祈っています。お二人とも。

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アーモンド
- 2013/12/05(Thu) -
アデノウイルスや溶連菌による咽頭炎や扁桃炎の患者さんが、最近多いです。
その医学的考察は後回しにさせていただいて、今日は「扁桃」について考えてみました。

のどの奥の、のどちんこの両側に張り出した組織を「口蓋扁桃」といいます。いわゆる「扁桃腺」です。

その名の由来は、アーモンドの種子に似ていることだそうです。アーモンドの和名が「扁桃」なのです。
でも、どう見ても、日頃食べる流線型のアーモンドには似ていません。そのことが長年の私の疑問でした。
どちらかと言えば、梅干しの種子の方が、よっぽど似ています。

急に気になって調べてみると、我々が口にしているアーモンドは、その種子そのものではありませんでした。
種子の殻の内部の軟らかい中身、すなわち「仁」の部分のみを、アーモンドと称して食べているようです。

仁ではなく、アーモンドの種子全体の写真を探して見てみると、なんと、肥大した口蓋扁桃にそっくり。
アーモンドに近い植物の杏(あんず)の種子もまた、口蓋扁桃によく似ています。梅干しのタネも同様です。

そして杏の仁(杏仁)も、梅干しのタネの仁(天神様)も、どちらもアーモンド(の仁)にそっくりです。
これらに共通するのは形だけではありません。新鮮な状態では、青酸配糖体を含むので毒性があるそうです。

ところで、アーモンドと聞いて私が連想するのは、ヤマザキの菓子パン「アーモンドスペシャル」です。
マーガリンたっぷりで、塩味が利いてて、大好きですが健康には悪そうです。ある意味、毒性があります。

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「デサキ」開店
- 2013/12/04(Wed) -
「デサキ」熊本菊陽店が先週開店したので、昨日、さっそく行ってみました。
前にも書いた、東京エレクトロン菊陽事業所跡地に新設された、いくつかの大型店舗のうちのひとつです。

ネットで調べてみるとデサキは、延岡の「出先紙店」から始まった、創業60年の文具・雑貨店だそうです。
大型文具店というので、私はけっこう期待していました。
あれだけの建物がもしも全部文具売り場なら、東急ハンズもしのぐ、マニアックな店かもしれないからです。

が、しかし、実際には文具売り場はその一角に過ぎず、どちらかと言えば生活雑貨店でした。
2代目社長の出先秀樹氏によれば、少子化で文具の売り上げが頭打ちのため、コンセプトを変えたそうです。
それに残念ながら、地方都市熊本のそのまた郊外で、文具専門の大型店というのも、無理な話でしょう。

昨日は手ぶらで帰るのもアレなので、雑貨売り場でいくつか買い物をしました。
懐かしい「ムーミン」のグッズを見つけ、「ミイ」のマグカップと「ニョロニョロ」のノートを購入。
気持ち悪い「こびどづかん」のぬいぐるみが目に入ったので、「カクレモモジリ」を購入しました。
ミイは意地悪なので、私の嫌いなキャラです。通販なら、まず買わないところです。
カクレモモジリは・・・それ自体、買うのがためらわれるキャラです。買いましたけど。

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「花燃ゆ」
- 2013/12/03(Tue) -
2015年のNHK大河ドラマが、吉田松陰の妹・文(ふみ)の生涯を描く「花燃ゆ」に決まったそうですね。
長州出身の私には、また楽しみなドラマが始まりそうです、再来年ですが。

まあそれにしても日本人は、ていうか少なくともNHKは、幕末が好きですね。
調べてみると、大河ドラマ全52作品のうち幕末モノは12回。幕末率23%。過去10年間に限れば40%です。
そしてまた再来年も幕末。2008年の「篤姫」から2015年までの8年間では、幕末率はなんと50%。
最近の幕末志向は、ちょっと異様ですね。安倍政権の影響もあるのでしょうか。

いやこれは冗談ではなく、長州出身の安倍首相は、間違いなく幕末の長州には思い入れがあるはずです。
その証拠に、いま放送中の「八重の桜」に対しての安倍首相の発言については、前にも書いた通りです。
「吉田松陰の描き方は失敗だったよね。荒っぽすぎる。」
「久坂玄瑞もちょっと軽く描きすぎ。あれじゃ長州をバカにしすぎだよ」

この発言を重く見たNHK幹部が、吉田松陰と久坂玄瑞を重厚に描いたドラマを作ることにしたのかも。
なにしろ「花燃ゆ」の主人公は、吉田松陰の妹であり、久坂玄瑞の結婚相手ですから。

NHKの経営委員にはこのたび、安倍首相と親交のある、作家の百田尚樹氏が選ばれました。
百田氏は以前から、幕末については開国論者、現代では改憲論者。安倍首相と同じイデオロギーです。
今後の大河ドラマの幕末率は、ますます高まるでしょう。ちょっと飽きるかも。

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テレビがまた故障
- 2013/12/02(Mon) -
数日前からまた故障です、うちのテレビ君。
画面の明るさが、左半分と右半分で違うのです。だからちょうど、中央に縦線が入ってるように見えます。
わかりやすく言うなら、つねに2画面モードで、同じ番組の左半分と右半分を映しているような状態です。
わかりにくいですかね。

うちのテレビ君の病歴(故障歴)はもう、ハンパじゃないです。
なにしろ熱に弱く、しばしば画面に警告が出たのち、電源が切れます。
小さな不具合がたびたび起きるので、システムのリスタートやファームウェアの更新でしのいでいます。

重要な部品を交換したことは、これまでに3回。3度Koukanしたので、3Kテレビと言ってもいいでしょう。

まず、リモコンが効かなくなり、交換しました。電波式なので、もともと使いづらいリモコンなのです。
またあるときは、ディスプレイがまったく映らなくってしまい、液晶パネルとその制御基盤を交換しました。
そしてつい最近、本体のメイン基盤まで交換する羽目になったことは、先日書いた通りです。

これで手足(リモコン)も顔(ディスプレイ)も頭脳(基盤)も、すべて入れ替わってしまいました。
もはやうちのテレビ君は、以前のテレビ君ではないのです。
それなのに、完全に刷新されたはずのテレビ君が今回また故障というのは、けっこうショックです。
これ以上、何か交換するものがあるのか。修理は明日以降。不安と期待が高まります。

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Retinaと4K
- 2013/12/01(Sun) -
Retinaディスプレイ」と「4Kディスプレイ」は、どちらが高解像度なのかと、ある人に尋ねられました。
「まったく比較になりません」と言い切ることもできますが、池上さん風に「いい質問です」とも言えます。

そもそも、「Retina」は画素の密度を表現し、「4K」は画素の絶対数を示すものです。

最初にRetinaを搭載したiPhone4(3.5インチ、960x640画素)で、1インチあたり画素数をdとすると、
ピタゴラスの定理により、3.5の2乗 = (960/d)の2乗 + (640/d)の2乗、となります。
これを解くと、d=330。これはAppleの公称値326ppi(pixels per inch)とほぼ一致します。
iPhone5からは、縦に伸びて対角線の長さは4インチとなり、1136x640画素。計算するとちょうど326ppi。

つまり、iPhone4から5になって、画面が拡大したのに解像度はまったく同じ。画素数が増えたからです。

一方テレビは、その画面が何インチであろうと画素数は一定。ハイビジョンの場合は1920x1080画素です。
なので大画面になればなるほど、画素密度は低下してしまいます。
55インチの場合でピタゴラスしてみると、その解像度はなんと40ppi。Retinaの1/8しかありません。
しかし、テレビまでの距離がスマホを見る時の距離の8倍(2.4mぐらい?)なら、見かけは同じです。

ところが4Kテレビになると、画素数は3840x2160なので、55インチの場合の解像度は80ppiとなります。
1メートルぐらいの近距離から見ても、Retinaディスプレイ並に見えるということです。これはすごい。

シャープなど一部のメーカーが、パソコン用の4Kディスプレイを発売していますが、驚くほど高額です。
今月発売予定のMacProにあわせて、Appleもついに4Kを発売するというウワサ(と期待)もあります。
27インチの4Kは、計算すると163ppiです。デスク上の距離で見ても、ほぼRetina並でしょう。
これはもう、すごく楽しみですが、値段が怖いので、即買い宣言はしないでおきます。

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