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Apple Music継続へ
- 2015/09/30(Wed) -
Apple Music」の3カ月無料トライアル期間が、私の場合、今日で切れます。
自動継続をオフにしていたので、Appleから連絡のメールが来ました。「自動継続をオンにしませんか」と。

おりしも、Googleの定額制音楽配信サービス「Google Play Music」が、今月から日本でも始まっています。
試用期間は1カ月。いま登録すると、試用期間終了後も、特別価格で利用を継続できるとのこと。

これはちょうど、Apple Musicの3カ月試用が終わるタイミングを狙った、乗換えキャンペーンなわけです。
もちろん私は乗り換えませんが、両者を比較した雑誌記事があったので、読んでみました。

それによると、Google Play Musicは「検索機能」が優れているそうです。さすが、検索のGoogle。
対するApple Musicの優れた点は「リコメンド機能」だとのこと。

たしかに、MacにiPhoneを接続するたびに、Apple Musicが立ち上がり、私に何かしら音楽を奨めてきます。
それは私が好きそうなジャンルやミュージシャン、作曲家の、しかし私がまだ聴いたことのない曲を含みます。
つまりApple Musicは、私が気に入りそうな新しい楽曲を、私に開拓させようとしてくるわけです。

素晴らしい機能だと思うのですが、お奨めに従って聴きまくるほど、時間が有り余ってるわけではありません。
結局私が選曲するのは、昔聴いたことのある曲だとか、いつも好んで聴く定番曲になってしまいます。

おそらくApple Musicが合うのは、聴く音楽の幅をどんどん広げようとする、若者かもしれません。

冒険するよりも懐古趣味に浸る中高年にとって、定額制の音楽配信サービスは、もてあますばかりです。
ですがApple信者なので、とりあえずApple Musicの自動契約を「オン」にしたのでした。

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聴診と真っ直ぐな心
- 2015/09/29(Tue) -
日ごろ聴診する音は、心音(心雑音含む)、呼吸音(肺雑音や喘鳴などを含む)や、腸蠕動音、血管雑音です。
そうそう、いつも水銀血圧計で血圧を測る時には「コロトコフ音」も聴いてました。

ただ聞こえてくる音を「聞く」のではなく、じっくりと耳を傾けて「聴く」ので、『聴』の字を使います。
「聞く」は受動的局面で使い、「聴く」は能動的局面で使うと、大ざっぱに言えるでしょうか。

「夜中に変な物音を聞いた」とか、「クリニックの悪評を聞いた」など、イヤなものなら「聞く」ですね。
音楽鑑賞なら「ピアノ曲を聴いた」ですが、それが不本意な場合には「ピアノを聞かされた」となります。

「耳できく感覚」は「聞覚」ではなく「聴覚」であり、その能力は「聴力」です。能動的な感覚なのです。
40代半ば頃から、視力はかなり悪くなってきましたが、聴力においてはまだ、支障を感じません。

人の話の場合にはたいてい「聞く」ですが、つつしんで聞くときは「拝聴する」などと言います。
心を傾けてきく場合に「聴く」を使うということでしょうか。

「十四の心で耳を傾けることを『聴く』といいます」などというのは、金八先生風の、作り話です。

『聴』の旁(つくり)は、『徳』と同じで、「直+心」だそうです。漢和辞典には、そう書いてあります。
「真っ直ぐな心で耳を傾けることを『聴く』といいます」と言えば、正しいウンチク話になるかもしれません。

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ビールごくごくCM禁止
- 2015/09/28(Mon) -
ビール業界は、テレビCMにおける「ごくごく」飲む効果音やのど元のアップを、やめることにするとのこと。
「アルコールを我慢している依存症の患者には苦痛」という声に配慮したといいます。そうかなあ。

ごくごく飲む音が苦痛なら、タンブラーに注がれた冷たいビールの映像だけでも、じゅうぶん苦痛でしょうに。
それに、ドラマや映画は飲酒シーンだらけなのに、CMだけ規制して、意味ありますか。
このような自主規制は、業界のアリバイ作りのようなものです。「言葉狩り」にも似た違和感も感じます。

「ビールごくごく」がダメなら、糖尿病で糖質制限をしている人に配慮して「ご飯パクパク」も規制しますか。

業界の今回の取組みは、先月行われた「第7回アルコール健康障害対策関係者会議」の意見に従うものです。
その会議が指摘した問題点のうち、酒類業界に関連するものは次の5つ。
(1)CMでの飲酒シーンの描写が飲酒欲求を煽(あお)る
(2)アルコール代謝に関する日本人の体質的な特徴を踏まえた、広告や注意表示等が今後必要ではないか
(3)女性がターゲットにされている
(4)ジュースと見間違えるような外観でアルコールが売られている
(5)日本でもラベルにアルコールの単位表示があると、飲酒量が把握できていい
このうち(4)(5)はともかく、(1)(3)は言いがかりのようなものです。(2)も疑問だし。

どのような食料品であれ、その飲食を煽るのがテレビCMだと思っていましたが、酒類は例外になりそうです。
ただ淡々と、そのビールの存在だけを告知せよというわけです。それが美味いと言ってはいけないのです。
チビチビと、無表情で、ノドが見えないようにタートルネックを着て飲むのなら、OKなのでしょうか。

タバコのCMと同じ道をたどるとすれば、酒類メーカーはそのうち、マナー広告しか打てなくなるでしょう。

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点滴してください
- 2015/09/27(Sun) -
「点滴してください」と来院される方がいます。しかし「わかりました」と即応するわけにはいきません。
特殊な治療薬の投与ならともかく、単純な補液(輸液)が必要なのは、あくまで脱水状態の場合だけです。

いくら点滴がご希望でも、脱水の心配がない方には点滴はしません。時間と医療費のムダです。
一方で、とくに小児では脱水になり易いので、補液が必要な状態かどうかを、迅速に判断する必要があります。

その判断基準は、検査所見よりもまず、口腔内の乾燥具合や、皮膚の性状や、何よりも顔色が大事です。
蒼白な顔色や冷たい手足だったら、脱水のために皮膚の末梢循環が悪くなっている証拠。ただちに点滴です。

不思議なのは「乾燥」の「燥」の字です。なにしろ「燥ぐ」と書いたら「はしゃぐ」です。
脱水でぐったりしている時に、はしゃぐ気にはなりません。そこのところが、どうしても引っかかります。

それはともかく、点滴を始めると、まず顔色が改善し、手足が温かくなり、だんだんと活気が出てきます。
子どもなら、絵本を読んだりゲームを始めたり、やたらにしゃべり出したりします。
点滴に飽きてぐずったり、少々暴れるほど元気が出てきたら、もう点滴は終了してもいい頃合いです。

「乾燥」していた体が「湿潤」状態になると、「燥(はしゃ)ぎ」始めるとはこれいかに、です。

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努力を惜しまない
- 2015/09/26(Sat) -
日ごろの医学分野の勉強は、教科書や医学雑誌よりも、ネットの方が圧倒的に便利です。
医学系の会員制サイトが、充実しているのです。とは言え、つまみ食い的に、好きな分野だけ閲覧してますが。

そう言えば学生時代も、興味のない分野は少し手を抜いて、好きな科目ばかり勉強していた思い出があります。
いかに最小限の勉強で試験を乗り切るか、そればかりを考えていました。
努力を惜しむな、とはいいますが、要領よく勉強する努力だけは、惜しんでいなかったのす。

日ごろはあまり読書などしないくせに、試験前になると、歴史小説などを読みふけったりしました。
気を取り直して医学参考書を読んでいるときにも、欄外のこぼれ話にばかり、目が行きます。
翌日が呼吸器の試験であれば、なぜか内分泌の参考書を精読し始め、しかもそれがすごく面白かったりします。

その時々で、いちばん必要なことを差し置いて、それ以外の何かに興味を見出すのが得意(?)でした。
現実逃避だったのでしょうか。あるいは、へそ曲がりだったのかもしれません。

最近は、試験と名の付くものからも遠ざかり、勉強はつねに興味本位でするのみ。これがいちばん楽しい。
いまでも何か、新しい興味を見つける努力は、惜しんでいません。

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iPhoneもう曲げません
- 2015/09/25(Fri) -
新型iPhoneが、本日発売されました。もちろん私も、予約していたiPhone 6s Plusを、今朝入手しました。

おまえ、iPhone 6 Plusを持ってるんじゃないのか?とおっしゃる記憶の良い方もいるでしょうか。その通り。
だから、Phone 6 Plusをまた買ったりはしませんよ。今日買ったのはiPhone 6s Plus。「s」が付くのです。

iPhoneは、西暦の偶数年には形が大きく変化し、奇数年には外見上の変化なし、というパターンが続きます。

2010年「4」:形が大幅に変わり、メタリックでシャープになりました。
2011年「4S」:発表の翌日にジョブズが死去。「4S」は “for Steve” の意味だ、などと言われたものです。
2012年「5」:画面が大きくなりました(いま思えばまだ小さいですが)。
2013年「5s」:「s」が小文字になったことに注意。「5c」も出ましたが、買ったのはもちろん「5s」です。
2014年「6」:さらに大型化。私はとくに大きな方のPlusを購入。その異様な大きさには、すぐ慣れました。
2015年「6s」:本体の素材が硬い合金になり、わずかに(0.2mm)厚く、曲がりにくくなりました。

奇数年の「s」は、マイナーアップデートのように見えますが、じつは中身が大きく変化しているのです。
たとえば、指紋認証システム「Touch ID」は「5s」からでした。
今回は、感圧ナビゲーション「3D Touch」と「Taptic Engine」が搭載されたのが、ウリの1つでしょうか。
Apple Watchと同じ装備ですが、不思議な触感が心地よく、機能的にも用途が広がりそうな気配です。

でも何よりも嬉しいのは硬くなったこと。なにしろ「6 Plus」は、お尻でグニャッと曲げてしまったのです。
ちょうど1年前には、そんなアホなこと自分はしないと書いたのに。もう、お尻のポケットには入れません。

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明日から予約開始です
- 2015/09/24(Thu) -
今シーズン、過去最高値になると思われるのは、インフルエンザワクチンの接種料金です。その理由は、

(1)ワクチンが「4価」になることに伴い、メーカーが価格を上げた
(2)それに便乗して、薬品卸が、メーカー価格の上げ幅以上に、卸値を上げた
(3)それに便乗して(?)、医療機関が、卸値の上げ幅以上に、接種料金を上げる(?)

もともとインフルエンザワクチンの接種料金は、ワクチンの価格だけで決まるものではありません。
「接種料金=ワクチン価格+注射器などの消耗品の価格+医療行為に対する報酬」だからです。
このうちの、いちばん大きな比重を占めているのは、医療行為に対する報酬の部分です。

それはオカシイじゃないか、などと思わないでください。
例えば、風邪をひいた人を診察したら、ワクチンも注射器も使わなくても、医療費が発生します。
これは医者の、診察代であり、技術料であり、手間賃なのです。
ワクチンを接種する場合にも、その際の診察と技術と手間に対して、それなりの報酬が生じます。

裏を返せば、ワクチン価格が少々値上がりしても、接種料金の上げ幅に対する影響は少ないはずなのです。

ところがこのたび、多くの医療機関の接種料金の値上げは、ワクチンの卸値の上げ幅を上回っています。
でもこれは、便乗値上げではありません。やっと適正な価格に近付ける、良い機会だったのです。

当院では、3歳未満の接種料金を2回分で2,000円、3歳以上だと1,500円ほど、値上げすることにしました。
この1,2週間、ずっと考え続けた末の、ギリギリの価格設定です。どうかご理解のほどお願い申し上げます。
なお、ネット予約の受付は、明日未明に開始します。当院ホームページより先に、この場でお知らせしました。

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来院の理由
- 2015/09/23(Wed) -
「来院の理由は何ですか」
これは、当院を受診された方に書いてもらう「問診票」の、最初の質問。いわゆる「主訴」を問うものです。
「咳」「熱」「腹痛」など、患者さんがお困りの症状のうちの1つ、またはいくつかを列挙してもらいます。

単語だけ書けば良いのですが、なかには、「熱が出たので」などという丁寧な回答も、しばしば目にします。
「理由は何ですか」という質問に対して、「熱」とぶっきらぼうに答えることが、ためらわれたのでしょう。

「熱が出たので来ました」と、きちんと文を完結される方も、たまにいらっしゃいます。恐れ入ります。

「かぜ」と書かれていることも多いです。「来院の理由は何ですか」「かぜ」です。
「かぜかどうかはワシが決める!」などと、昔の医者のように怒り出すことは、私の場合はありません。

来院の理由を「かぜ」と書くのは、「かぜだと思えるような自覚症状がある」という意思表示だからです。
私にとっては、それも重要な情報です。なぜ、かぜと思ったのか、その根拠を探りながら診察すればいい。

当院の初診用の問診票は、かなり細かい質問事項が多数並んでいます。けっこう面倒くさいと思います。
詳しく書いてもらえば、情報量が増えますが、患者さんにはご面倒をおかけします。
簡略化した問診票だと、結局あとで、あれこれ尋ねなければならず、診察時間が長くなるかもしれません。
どの程度詳しく書いてもらうのがちょうど良いのか、なかなか答が出ません。いまだに試行錯誤です。

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村上春樹と巨大書店
- 2015/09/22(Tue) -
村上春樹の『職業としての小説家』を買いました。紀伊國屋書店が、半ば独占的に販売している例の本です。

お彼岸なので、朝から墓参りをして、実家の仏壇もお参りして、その後に、チャリで紀伊國屋に赴きました。

最近、ときどき空想するのは、クリニック横のサンピアンの3階を全面改装して、巨大書店にする計画です。
サンピアンのワンフロアは、約8千平方メートル。全部書店なら、断トツで日本最大の売り場面積になります。
書棚のレイアウトは、2案に絞り込んでいます。恐ろしく長い書棚を何列も並べるか、円周状に配置するか。
構想はほぼ、固まりつつあります。あとは、資金繰りだけです。

祝日なので、今日は紀伊國屋店内が賑わっていました。目的の本は、入口付近に大量に平積みしてあります。
発売されたばかりの本なので、いきなり手に取り、そのまま購入しても恥ずかしくありません。

内容については触れませんが、じつに面白かった。あっという間に読了。小説を書きたくなりました。

サラサラっと書かれたように見えるエッセイですが、「鬼推敲」してあり、しかもそれを感じさせません。
村上氏の「文章的精度」の高さには、恐れ入るばかりです。

ああ、そうそう。サンピアンの3階が巨大書店なら、2階は国内最大級の巨大文具店にしてはどうでしょう。
1階はまだ決めていません。とりあえず生鮮食品売り場です。

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シルバーウィーク
- 2015/09/21(Mon) -
9月のこの時期、いつのまにか大型連休(シルバーウィーク)なんですよね。気がつきませんでした(うそ)。
うすうす気付いてはいましたが、5連休はひどくないですか。祝日が多すぎ。つなげすぎ、でしょう。
2連休で大喜びし、奇跡的に3連休になると日本中が驚喜した私の幼少期から考えると、隔世の感があります。

一般市民の方には嬉しい連休でも、サービス業に従業する者にとって、連休は繁忙期。休めません。
それから言えば、お役所だって銀行だって、前から言ってるように、年中無休でサービスをすべきです。

医療機関のほとんどは、日曜祝日を休診日としています。小売業よりは、お役所・銀行に近いスタンスです。

一方で当院は、9/19〜23の5連休のうち休診日は、明日9/22の火曜日だけです。
もちろん、日祝診療は自分で決めたことなので、世の中の連休ムードに恨み節を言うわけにもいきません。

その5連休のど真ん中、敬老の日の今日、当院は休日当番医でした。
いつもの日祝とは違って当番医の日は、市内一円だけでなく、周辺町村からも多くの来院者があります。
本日来院された患者さんのうちの85人が、当院を初めて受診する方でした。
そのような方に、当院がいつも日曜祝日診療をしていることを、今日は宣伝する日でもありました。

シルバーウィークで、次に5連休が訪れるのは、11年後の2026年だそうです。
国民の祝日(国民の休日を含む)は増えていく一方なので、11年後には5連休も珍しくないかもしれません。

祝日が増えれば増えるほど、当院の存在価値は高まるわけです。ますます責任重大です。

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風邪と辞書
- 2015/09/20(Sun) -
「インフルエンザに罹りました」と言う人はいても、「インフルエンザを引きました」と言う人はいません。
ところが風邪の場合は『引く』が普通で、「風邪に罹りました」と言われると、微妙に違和感があります。

インフルエンザとは異なり、風邪においては、何らかの感染症に罹患したという意識が希薄なのです。

「運動会で疲れた」とか「湯冷めした」とか「汗をかいたのに着替えなかった」ことで、人は風邪を引きます。
つまり風邪は感染症ではなく、体調の不具合だというニュアンスですが、あながち間違いでもありません。

ウイルスに感染して、それを排除する体力(免疫力)がないとき発病する、という意味では正しいでしょう。

『引く』つながりで言うなら、最近は、辞書を引くのがマイブームです。(強引な展開で、すみません)
辞書によると、風邪(の原因)を自分の体に吸い込み受け入れることが、「風邪を引く」ことだそうです。
また、辞書の中から、自分の探し求める事項をピックアップすることが、「辞書を引く」です。

「風邪を引く」と「辞書を引く」には、「自分の方に引き寄せる」という意味合いが共通しています。
真の意味で「辞書を引く」のであれば、辞書から引き出した事柄を、自分の中に取り込まなければなりません。
辞書の引きっぱなし、本の読みっぱなし、ではダメなんですね。肝に銘じます。

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安保関連法成立
- 2015/09/19(Sat) -
安全保障関連法が、ついに成立しました。賛否ありますが、誰も戦争をしたくはない気持ちは、同じです。
議論はまだ、尽くされていないとしても、近年まれに見るほど、世論は盛り上がりました。
良くも悪くも、安倍首相のリーダーシップが発揮されたわけです。さて支持率はどうなることやら。

その安倍首相が「吐血」したと、少し前に週刊文春がスクープしましたが、ガセだったようです、たぶん。
首相本人が、「血は吐いていません」「血を吐く思いで頑張っています」と、うまく切り返したとか。

それにしても、最近の安倍首相の硬い表情を見ていると、どうしても心配になります。
法案可決で、単純にストレスが和らぐとは思えません。持病がぶり返さないことを祈るばかりです。

「吐血」というのは、食道や胃などの「消化器」から出血したやや黒い血液を、口から吐きもどすことです。
一方で、気管支や肺などの「呼吸器」からの真っ赤な血液を、咳込みながら出すことを「喀血」といいます。
ついでに言うなら、大腸などからの出血が肛門から出るのが「下血」です。

また下血されましたと、昭和天皇の病状の詳細がいちいち報じられていた、昭和末期のあの頃を思い出します。

安倍首相の体調はどうなんでしょう。本当に頑張ってもらわなければならないのは、これからなのですが。

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0歳からの日本脳炎予防
- 2015/09/18(Fri) -
ついに0歳児が、日本脳炎を発病しました。先月、千葉県に住む乳児が発症し、今月診断が確定しました。
乳児でも蚊に刺されるし、刺されれば日本脳炎に罹ることもある、ってことです。

日本脳炎は、小さな子どもは発症しないというのが通説でした。医者も厚労省も、ずっとそう思って来ました。
だから0歳6カ月から接種できる日本脳炎ワクチンも、勧奨接種は3歳からでした。

ところが最近、高知と沖縄でそれぞれ1歳の子どもが発症し、あれっ?、という雰囲気になっていました。
3歳からの予防で間に合うのか、3歳まで待つ意味って何なのか、そのような疑問が医者の間に出てきました。

かつて副反応が問題となったワクチンも、製造法が変わって安全性が高まり、積極的勧奨接種に戻りました。
しかしいまなお、日本脳炎ワクチンの標準的な接種年齢は、3歳のままです。

日本脳炎は、世界中で毎年1万人以上が罹る病気ですが、さいわい、日本ではかなり減っています。
2013年の発病者はわずかに8人。地域別では、熊本2人の他に、6府県で各1人ずつ。熊本、多いです。
しかし、感染リスクのある地域は、日本全国に及びます。
ブタのウイルス抗体保有率が、定期的にチェックされていますが、東北・北海道でもしばしば陽性が出ます。

感染しても発病する率は低い病気ですが、もしも発病すれば、高い率で死亡または重い後遺症が残る疾患です。
それがワクチンで予防できるなら、おまけに無料なら、ぜひ接種を受けておくべきでしょう。

例外的に定期予防接種が実施されていなかった北海道でも、ようやく接種が始まることになりそうです。
接種対象年齢(月齢)である0歳6カ月になったら、できるだけ早めの接種を、当院ではオススメしています。
標準接種年齢を3歳とする理由は、ありません。それに3歳未満でも、いくらでも蚊に刺されます。

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初老とは何歳からか
- 2015/09/17(Thu) -
まず、「初老」の定義から。辞書によると、
「(1)老境に入りかけた年頃、(2)40歳の異称」『広辞苑(第5版)』
「(1)老境に入りかけの人。老化を自覚するようになる年頃。(2)四〇歳の異称。」『大辞林(第2版)』

だいたい「老境」などという、「初老」よりもなじみのない言葉を使うのは、説明として不適切・不親切です。
これらの辞書には、人に意味をわからせようという態度が、微塵も感じられません。とくに広辞苑はひどい。

では、座右の(辞)書、『日本国語大辞典(第2版)』を見てみましょう。初老とは、
「四〇歳の異称。また、老人の域にはいりかけた年頃。寿命がのびた現在では、五〇歳から六〇歳前後をさすことが多い。女性では月経閉止期、男性では作業能力が衰えはじめたときから老化現象が顕著になるまでの期間」

さらに、私の好きな『新明解国語辞典(第6版)』は、簡潔ながらも生々しい記述です。初老とは、
「肉体的な盛りを過ぎ、そろそろからだの各部に気をつける必要が感じられるおよその時期」
老境はおろか、老化や老人という言葉すら使わずに、初老を説明しているところが、実にすばらしい。

さて、「肉体的な盛り」はともかく、私も最近とくに、からだの各部には気をつける必要を感じています。

辞書の定義に照らせば、私はすでに初老かもしれません。しかしそれを認める気は、サラサラありません。
肉体はともかく、精神は充実しているつもりだからです。いや、記憶力はだいぶ低下しているかもしれません。
視力、聴力といった、知覚機能も、残念ながら低下していると言わざるを得ません。

しかし、好奇心とか想像力とか空想や妄想などの精神活動は、意外と維持できているか、むしろ旺盛です。

世の人々は、何歳からを初老と考えているのか。NHKの調査によると、平均値は57.0歳だったとか。
ただし、男性の初老は55.5歳、女性が58.4歳という、承伏しかねる較差があります。
とくに、10代の回答者の平均値は48.6歳だったようで、彼らから見れば、私などすっかり老人なのでしょう。
一方で、50代の回答者による初老の年齢は、59.1歳でした。自分らはまだ違うぞと、そういう意思表示です。

今日は私の、55歳の誕生日でした。四捨五入すると、やばいです。

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自分の趣味で選ぶ
- 2015/09/16(Wed) -
幼い子どもの持ち物は、親が選んで買って持たせます。やがて成長すると、自分で選びたがる時期が来ます。
思い出すのは、次女が小学6年生になって、修学旅行に持って行く物品を準備したときのこと。

旅行の前日、娘はお泊まりセット(歯ブラシと練り歯磨き)を買いに、近所のスーパーに行ったようです。
さんざん時間をかけ、選びに選び、自分が最高に気に入った物を買い、嬉々として帰宅してきたのでした。

細い円筒形の透明なケース、ファスナーがスムーズで、色が水色で、歯ブラシ先にカバーがあって・・・
買ってきたお泊まりセットは、全ての点において最高であると、私にじっくり披露してくれます。
初めて自分が自分のために選んだ物が、嬉しくてしかたないのでしょう。

お父さんも、お仕事に持って行くお泊まりセットを持っているよ、と私が言っても、娘は聞く耳を持ちません。
じゃあ、比べてみようか、と私は自分の歯ブラシセットをカバンから出して、娘の目の前に差し出しました。

それは、娘が買ってきた物とうりふたつ。色も同じ、形も同じ。つまり、同じ製品なのでした。
当直用に、以前近所のコンビニで私が買っていたものです。偶然にも、娘は同じものを買ってきたわけです。

ここまで趣味が同じだとは、私も驚きましたが、私以上に驚いたのは、いや落ち込んだのは、娘の方でしょう。
同じ物を持っていることなど、私の胸の内にとどめておけばよかったのに、私も大人気無いことをしました。

それ以来でしょうか、父娘の会話が減ったのは。でも会話は減っても、気持ちはみなわかっているつもりです。

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文系不要という暴論
- 2015/09/15(Tue) -
文科省の、いわゆる「文系廃止通知」が波紋を呼んでいます。
通知文が「舌足らず」だったため誤解を生んだと、文科省は弁解していますが、たぶん本音だったのでしょう。

その本音とは、理系は社会や生活に役に立つが、文系は(あまり)役に立たない、という暴論です。
笑ってしまいます。何をもって、役に立つというのでしょう。
生活を便利にするのは理系だとしても、その生活を豊かにしているのは、文学や芸術などの文系です。

だいいち、いま日本の社会を牛耳っているのは、文系(官僚)じゃないですか。
理系の人間など、文系にうまく使われているにすぎません。

たとえば過去30年間の、18人の歴代総理大臣の出身大学・学部を調べてみたら、理系はわずかに2人。
東大工学部出身の鳩山氏と、東工大理学部出身の菅氏だけ。他は全員、文系学部出身。
文系の首相がみな素晴らしいとは言いませんが、少なくとも理系出身者は、総理大臣には向かないようです。

その文系の安倍首相が、OECDの基調演説でこう語りました。
「学術研究を深めるのではなく、もっと社会のニーズを見据えた、もっと実践的な、職業教育を行う」と。

100年先を見なければならない国家の指導者が、つい目の前のニーズを見据えるとは、考えが浅いものです。
そう言えば医学部の定員にしても、増やして、減らして、また増やしたと思ったら、今度は減らそうという話。

安倍首相は、いったい何を焦っているのでしょう。もっとどっしりと構えてほしい。

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胃潰瘍とアスピリン
- 2015/09/14(Mon) -
脳梗塞や心筋梗塞等の既往がある方には、「アスピリン」を処方することがよくあります。
アスピリンには、血小板の働きを抑制して、血液をサラサラにする作用があるからです。

しかしアスピリンのような消炎剤は、胃粘膜を傷つけやすく、胃炎や胃潰瘍の原因になることがあります。
なので、胃潰瘍の人にアスピリンを処方することは、禁じられています。これを「禁忌薬」といいます。

では、脳梗塞や心筋梗塞等の既往がある方が、アスピリンが原因で胃潰瘍になったら、どうすべきでしょうか。

胃潰瘍は、「H2受容体拮抗薬」や「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」などの強い胃薬で治療します。
これらを処方する際は、「胃潰瘍」などの傷病名をレセプトに記載しなければなりません。
そしてひとたび胃潰瘍と診断すると、アスピリンは禁忌薬となり、処方を継続することができなくなります。

つまり脳梗塞や心筋梗塞等の既往がある方が、アスピリンで胃潰瘍になった場合、二者択一を迫られるのです。
保険診療上は、アスピリンを続けるか、胃潰瘍を治すか、どちらか一方しか選択できないということです。

アスピリンを続けつつ胃潰瘍も治療するという、当たり前のような診療が、保険では認められていません。

オカシな規則ですが、これはほんの一例に過ぎません。このような制約が、保険診療にはたくさんあります。
人のカラダの中では、色んな事が同時に起き得るのに、規則上、同時には治療できない疾患があるのです。

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インフル接種料金値上げ
- 2015/09/13(Sun) -
インフルエンザワクチンの接種料金は、今シーズン、全国の医療機関で値上げされることになりそうです。

前に書いたように今回から、インフルエンザワクチンが「4価」になるのが、値上げの理由です。
「4価」とは、「4つの株のウイルスに有効」という意味。「価」は、有効成分のようなものです。

以前は「3価」だったので、「4価」になると、有効成分は1.33倍に増えることになります。
これに伴って、ワクチンメーカーは、ワクチン価格を値上げしました。しかも1.33倍どころではありません。
この機を逃すまいという、一種の便乗値上げです。しかも、各社一斉です。
まあしかし、過去何年もの間、ずっと値上げしてこなかったので、ある程度はしかたありません。

メーカーが値上げし、薬品卸が値上げするので、末端の医療機関も、接種料金を上げざるを得ません。

料金が高くなれば、今シーズンは、接種人数が減るかもしれません。
それを予測して、ワクチンメーカー各社は、製造量を昨シーズンよりも11%ほど減らしたそうです。

おりしも、インフルエンザワクチンの有効性を疑問視するような研究結果が、出ました。
前々シーズンのワクチン接種後の大規模調査で、乳児と中学生への接種効果が認められなかったとのこと。
これもまた、接種への逆風になるかもしれません。

これまで接種を推奨してきた当院としても、少々及び腰になりそうな、今年のワクチンシーズンです。
そんないきさつがあったもので、いまだに予約受付を開始できておらず、ご迷惑をおかけしております。

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喫煙年齢引き下げの怪
- 2015/09/12(Sat) -
選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げるのにあわせて、飲酒・喫煙年齢も18歳に引き下げようという自民党。
自民党の「成年年齢に関する特命委員会」の、トンデモ提言案です。
「18歳から責任を持てるようにした方がいい」というのが、その理由とか。

まさか、飲酒・喫煙も、社会参加のひとつ、という理屈なのでしょうか。

たしかに、社会人でも大学生でも、違法な飲酒や喫煙が18歳ごろから始まることは、実態としてあります。
しかし、その悪しき現状に、法律の方を合わせることはないでしょう。とくに喫煙は大問題です。

党内外からの反発が強いため、委員会は当初案を撤回しました。そりゃそうでしょう。
ただし、「社会的なコンセンサスが得られるよう、国民にも広く意見を聞く」などと、諦めてはいない様子。

選挙権年齢の引き下げには、大きな社会的意義がありますが、飲酒・喫煙年齢の引き下げの意義は何ですか。
産業界の活性化でしょうか、税収増でしょうか。私には、健康被害促進ぐらいしか、思い当たりません。

先進国は揃って禁煙運動を進めているというのに、喫煙者の拡大につながるようなことをして、どうしますか。
依存性があり、健康を害することがわかっている喫煙を、わざわざ若者に広げる理由など、何もありません。

委員会は「医学的見地や社会的影響について、慎重な検討を加える」としています。
であるならば、喫煙可能年齢など、逆にもっと引き上げてはどうでしょう。25歳とか30歳とか、60歳とか。

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庭の芝生を一新
- 2015/09/11(Fri) -
以前住んでいた家の庭は、綺麗な芝生に覆われていましたが、手入れが行き届かず、枯らしてしまいました。
同じ轍を踏まないように、今の家の庭の芝生は、水やりや芝刈りや草取りなど、気をつけて管理してきました。

芝刈りがおっくうにならないように、電動芝刈り機も購入しました。
芝生を活性化するために、「ローンスパイク」でエアレーションしたり、肥料もまきました。

が、それも最初の1,2年。スパイクを使ったのはトータル2,3回。電動の芝刈りさえ、おっくうになりました。
当初は庭一面を覆っていた芝生も、ほぼ消失。緑色に見えるのは雑草だけという惨状。

心を入れ替えて庭を再生しようと、近所の造園店に行くと、眩しいほど美しい芝生が目に入ってきました。
雑草1本もなく、びっしりと均一に敷き詰められた芝生が、日に照らされて青青と輝いています。

「あのようによく管理された芝生って、美しいですね」と私がいうと、店員の意外な返事「人工芝ですよ」。

驚いて近づいて見ましたが、至近距離からでも、天然芝に見えます。最近の人工芝は、かなり精巧です。
けっこうな長さの、柔らかい緑色の芝の葉がフサフサして、その根元には枯れた芝までが再現してあります。
昔バルコニーに敷いていた、30cm四方で1枚100円弱の、裸足で歩くと痛い人工芝とは大違い。

といういきさつがあって、このたび、庭一面に人工芝を張りました。緑一色になりました。
もうこれで、芝刈りも草取りも不要です。庭の手入れや土いじりが好きな人には、邪道なんでしょうかね。

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iPhone硬くなります
- 2015/09/10(Thu) -
「Appleの新製品が、本日(日本時間)発表されました」。同じことを、昨年の9月10日にも書きました。
一昨年は9月11日、その前は9月13日、その前の2011年は10月5日に、発表会の話を書いています。
ちなみにその、2011年の発表会の翌日に、スティーブ・ジョブズが亡くなりました。

さて、今年の新製品の目玉は何だったのでしょう。小粒なものが多数、といった印象でした。羅列しますと、
(1)iPhone 6s/6s Plus。カメラとCPU性能向上。3D Touch搭載。新色登場。本体素材が硬くなりました。
(2)iPad Pro登場。でかい。画質もCPU性能も大幅アップ。ジョブズが嫌いだったスタイラスペンも登場。
(3)Apple Watchに新色登場。Watch OS 2でアプリが充実。個人的には、エルメス版がかなり好きです。
(4)Apple TVついにアップデート。待ってました。個人的には今回の目玉だと思います。詳細はまた後日。
(5)iOS 9とOS X El Capitanが相次いでリリース予定。

iPhone 6s/6s Plusの発売日は、9月25日に決まりました。いつものように金曜日、つまり当院の休診日です。
予約受付は、12日の16時01分。もちろんこれが「12:01 a.m. PDT」に一致することは、以前書いたとおり。

実は発売日については、以前から議論の的でした。少し前までは、18日発売と予想されていました。
しかも、日本での発売は1週間遅らせて、中国と同じ25日に合わせるなどという、残念な情報も出ていました。
昨年、中国よりも先に発売された日本に、転売目的の中国人がやってきて、爆買いした問題が起きたからです。

結局、欧米も日本も中国も、同時発売となったようです。さてそれにしても、今回は買うべきか否か。悩み中。

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情報漏洩と模範解答
- 2015/09/09(Wed) -
司法試験の漏洩事件が話題ですが、国家試験の漏洩といえば、かつては医師国家試験の独擅場でした。

医師国家試験は、出題範囲が広大で設問数が500問と多く、すべて選択肢問題(マークシート解答)です。
ある分野の出題委員が問題を漏洩したとしても、それが合否に直結するとは、とても思えません。

ところが司法試験は、平成24年度のもので、短答式(選択肢問題)が154問、論文式が8問(憲法が1問)。
この論文式というのがまた、シロウトの私には、最後まで読む気も失せるほど、設問自体がやたらに長い。

漏洩した教授は教え子に、自分の専門領域の憲法の出題内容のほか、短答式問題も教えた疑いがあるそうです。
とくに論文式は1問の比重が大きく、憲法の出題内容だけを知り得たとしても、圧倒的に有利になります。

教授から情報をもらった教え子は、A4で8ページ分の回答用紙を、模範解答と酷似した答案で埋めたとか。
その答案が完璧すぎて、情報漏洩が疑われてしまったというのは、まことに皮肉なことです。

つまり司法試験の考査委員は、受験者が完璧な答案を書けるはずがないと考えているわけです。

今後不正をされる方におかれてましては、完璧な答案を書くとバレるので、注意しなければなりません。
不正をしない優秀な受験者の皆様であっても、完璧な答案では怪しまれますので、少々手抜きが必要です。

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カランちゃんとブラ坊
- 2015/09/08(Tue) -
予告した通り、先日は珍奇植物を買いに、園芸店に行きました。
あらためて売場をよく見ると、珍奇植物(おもに、変わった外観の多肉植物)がたくさんあるじゃないですか。
何度か来たことのある店なのに、そのようなものが陳列してあるとは、まったく気付いていませんでした。

興味がなかった時には見えなかったものが、興味を持つと、どんどん目に飛び込んで来ます。

ネット検索では気づきませんでしたが、珍奇植物はほとんどが小ぶりなものでした。これは意外。
今回はリビングに置く、サイズの大きなものが目的だったので、大型のものを探し、2点購入しました。

「カランコエ・ベハレンシス(Kalanchoe berarensis)」。別名「仙女の舞」。一目惚れです。
その園芸店内でも、格別な珍奇度の、異様なオーラを放っていました。
ちょうど脊椎のように節くれだった幹がそそり立ち、キクラゲのような葉が、カゴ状に丸くまとまっています。

あー、こういう話って、画像が無いと、どうにもなりませんね。

「ブラッサイア(Schefflera actinophylla)」。「バッサイア」とも。
まっすぐ立ってたら何の変哲も無い観葉植物なのですが、異様に曲がりくねってひどく奇妙なので買いました。
人工的に曲げたのではありません。沖縄で、風雨にさらされて自然に曲がってしまったそうです。
その曲がりくねったへなちょこな植物も、うやうやしく設置すれば、まるで盆栽のように風格があるのです。

その2つの珍奇植物が、本日自宅に届きました。愛称は、カランちゃんとブラ坊に決定。
わが家のリビングの雰囲気が、かなり珍奇になってきました。

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発明王エジソン
- 2015/09/07(Mon) -
エジソンの生まれた日でもないのに、今朝の読売と日経のコラムがいずれも、エジソンにまつわる話でした。
ただし、両紙の内容がまったく違うのが面白い。

読売の編集手帳は、東芝とエジソンの関わりと、東芝の現状について書いています。
創業時代、エジソンに頼んで白熱電球を日本に送ってもらい、それがいまの東芝の基礎につながったという話。
その東芝が、利益を優先するあまり、経営体質が劣化しちゃいませんか、というのがコラムの主旨です。
「利益よりも、私は人類のために(略)働いている」というエジソンの言葉と対比させています。

日経の春秋は、エジソンのポジティブ・シンキングについてのエピソードを取り上げていました。
工場が火災で焼失したとき「これは、もっと良い設備に変えるチャンスだ」と言ったとか。
電球の試作で1万個失敗したら「うまくいかない方法を1万通り見つけ出しただけだ」とも。
一歩間違えると、負け惜しみにも聞こえます。その違いは、最終的に成功するかどうかなのでしょうね。

小学生の頃にエジソンの伝記を読んで、発明家になりたいと思ったことを覚えています。
そのノリで、6年生の時に科学クラブに入り、まず、アマチュア無線の免許取得のために勉強しました。
しかし長続きせず、ラジオを1つ、手作りしたのがせいぜいでした。根気が無いのです。
ちなみに中1では、アイデア開発クラブに所属しましたが、とりたてて良いアイデアは、出ませんでした。

大人になって、エジソンの実業家としての手腕(汚いところを含む)や、彼の業績の表と裏を知りました。
同業者を打ち負かすことに執念を燃やしたようなところなどは、のちのスティーブ・ジョブズもそっくりです。
温厚で争いごとの嫌いな人間では、発明を事業に結びつけることはできないのかもしれません。

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若い女性の盗撮
- 2015/09/06(Sun) -
「遊び心では許されない…若い女性の中高年盗撮」というニュースの見出しが目に留まり、驚きました。

私はてっきり、若い女性を中高年が盗撮したと思って記事を読んだら、若い女性が中高年を盗撮したのでした。
しかしそれなら「若い女性による、中高年の盗撮」とか「若い女性が中高年を盗撮」などの表記にしてほしい。

普通、「若い女性の盗撮」と言えば女性が被害者、「中高年の盗撮」と言えば中高年が加害者と考えます。
なんとも不公平な話ですが、この固定観念に反する記述をする場合には、特段の配慮が必要なのです。

そもそも、助詞の「の」の意味が、見出し程度の文脈ではわかりにくいのが問題です。
若い女性が加害者なら、「若い女性の盗撮」の「の」は、主格です。「が」で置き換えた方がよいでしょう。

ところで、若い女性が被害者なら「若い女性の盗撮」の「の」は所有格?自信が無いので、辞書を引きました。

その結果、ひとくちに所有格といっても、その中にも、さまざまな使われ方があることを再認識したのでした。
大辞泉の記載をそのまま紹介するのもアレなので、私なりの用例に置きかえて、書き並べてみます。

(1)所有「私の家」、(2)所属「家の庭」、(3)所在「庭の客」、(4)行為の場所「家のBBQ」、(5)時「秋のBBQ」、(6)作者・行為者「私のBBQ」、(7)関係・資格「趣味のBBQ」、(8)性質・状態「高温の炭」、(9)材料「樫の炭」、(10)名称・人名「BBQの神」、(11)数量・順序「多くの炭」、(12)対象「炭の着火」、(13)目標「行楽のBBQ」、(14)比喩「夢のBBQ」

というわけで、答は(12)でした。え、何の答かって?

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全角と半角
- 2015/09/05(Sat) -
通販サイトなどに住所を登録していると、「全角で入力してください」というエラー表示が出たりします。
よく見ると、全角で入力したはずの丁目番地が、半角になっているのです。
パソコンの日本語変換システムが、自動的に半角に変換し、私もそれに気がつかずに確定したのでしょう。

住所なんて、商品の送り先が間違わなければいいんだから、半角でも全角でも関係ないでしょうに。
おそらく、通販サイトのシステムが、半角文字に対応していないのです。その結果、利用者に不便を強いる。

最近また報じられた、特定健診のシステムの不具合も、それと似たような、低レベルの問題です。

健康保険証の番号が、特定健診では半角、診療報酬明細書では全角だったため、リンクできなかったとのこと。
この問題は、1年以上前にも書きました。いや問題化したのは、もっと前です。なのに放置されていました。

システム改修は、技術的に困難なのでしょうか(まさか)、それとも面倒くさいのでしょうか(たぶん)。
全角を半角に自動変換するプログラムぐらい、チャッチャと付け加えなさいよ。パソコンだってできるのに。

心配になるのは、導入が近づいてきたマイナンバー制度です。
まさか、マイナンバーの扱いが、役所によって半角だったり全角だったりしないでしょうね。
いま、厚労省とか国税庁の担当者が、うわっ、やばっ!、とか言ってたりして。

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夕食は野菜多め
- 2015/09/04(Fri) -
BBQのときなどを除き、夕食の最初の一口は、いつも必ずヨーグルトです。それに引き続いて、ビールです。
空きっ腹にビールが染み渡る爽快感を犠牲にしてでも、まず、ヨーグルトから口にします。

胃袋にヨーグルトが投入されると、胃の出口である「幽門」が閉じて、ヨーグルトは胃に留まります。
この時点では、まだ胃酸は出ていないので、ヨーグルトの乳酸菌は温存されます。これが大事です。

次いで流入してきたビールの炭酸とアルコールは、幽門を広げる作用があります。
これによって、ヨーグルトは生きた乳酸菌をふんだんに含んだまま、腸に送られていくのです。

このような理論に基づき、「空腹時にヨーグルトを食べて、すぐビールを飲む」のが、私の流儀です。

さて、その次に食べるのは、毎度おなじみ、ブロッコリーです。1株丸ごとなので、かなり時間がかかります。
次いで、オクラ山盛りか枝豆1枝丸ごと、それに冷や奴、というパターンが、夏はいちばん多かったですね。

それらをすっかり食べ終わった後、ようやく、家族と同じ夕食のメニューが始まります。すでに満腹気味です。
カボチャスープなどの汁物とか、グリーンサラダとか、肉じゃがとか、きんぴらゴボウが出てきたりします。

でもって、メインの料理がとんかつなら、千切りキャベツが山盛りです。どんだけ野菜食いなんでしょうね。
その反動なのか、食後には、甘い物をだいぶ食べます。

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チンキ植物
- 2015/09/03(Thu) -
新聞の下の方に、新刊本や雑誌の広告が出てますが、昨日は雑誌「BRUTUS」の広告が、目を引きました。

「珍奇植物」の4文字。BRUTUS最新号の特集が。なにそれ。恥ずかしながら、初耳でした。
その字面から、怪奇生物のような、何かおどろおどろしいものを想像してしまいました。
「チンキ」という読みにも、ヨードチンキとかタムシチンキを連想させる、変なイメージがあります。

「珍奇」を辞書で引けば、めずらしく奇妙なこと、と。珍奇=珍+奇、そのまんまじゃないですか。
「珍」は、元は宝の意味らしいですが、やがて異様なもの、という意味も加わったようです。
「奇」は、元は片寄るという意味でしたが、やがてあやしい、という意味などが加わります。
つまり珍奇植物とは、珍しいだけでなく異様で、しかも怪しい植物なのでしょう。

そんなことはともかく、さっそくBRUTUSを購入。いやそれも待ちきれず、ネット検索です。
まあ、面白い植物たちですね、珍奇植物。はまる人もいることが、うなずけます。
その詳細について、珍奇植物シロウトの私が、知った風なことを書いてもしょうがないので、書きません。

植物に限らず、動物でも鉱物でも、文学でも芸術でも、世の中には珍奇なモノが、たくさんあります。
でもそのうち、手元に置けて、逃げ出さず、しかも育てる楽しみがあるのが、植物なんでしょうね。

リビングの、当たり障りのない観葉植物よりも、バルコニーに珍奇植物を置く方が、面白味はありそうです。
少しだけ、はまってみます。明日は、買い出しです。

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五輪エンブレム白紙撤回
- 2015/09/02(Wed) -
東京五輪のエンブレムは、原作者・佐野研二郎氏の盗用・転用疑惑により、白紙撤回されることになりました。
新国立競技場に続き、またケチが付きました。次は何でしょう。二度あることは三度あると言いますが・・・

ベルギーの劇場ロゴとの類似が指摘され、盗用が疑われても、佐野氏は偶然の類似だと主張し続けました。
佐野氏のその他の疑惑も次々に露呈しましたが、五輪エンブレムとは別の話だと、突っぱねてきました。

ところが、盗用を否定する根拠として、組織委員会が佐野氏の「原案」を公表したのが、裏目に出ました。
ベルギーとは似ていないことを示すための原案開示でしたが、今度は、別の展覧会のものにソックリでした。

弁明のために出した証拠が、逆に疑惑を決定的に深めたわけです。こういうのを、墓穴を掘る、と言います。

さて、次のエンブレムは、誰が作って誰が選ぶにしても、あらゆる批判に耐える覚悟が必要です。
ひとたび候補作が発表されたら、一斉に、似たもの探しが始まるでしょうから。

シンプルな図案であればたいてい、似たようなデザインのものが、どこかで見つかるでしょう。
類似品が見つかる確率を減らすには、もっと複雑な図柄にするしかありません。
だいたい、プシンプルなデザインの方が優れているという雰囲気が、そもそも間違いの元です。

たとえば招致エンブレムの「桜のリース」は、そのまま正式エンブレムに格上げしてもいいぐらいです。
あるいは、屏風絵だとか浮世絵のような、よく知られた芸術作品を取り入れるのも、いいかもしれません。
私がデザインを任されたなら、北斎の富嶽三十六景をモチーフにしてみたい。赤富士なんか、いいですね。
北斎の著作権なら、もう切れているはずだし。

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大震災と大地震
- 2015/09/01(Tue) -
9月1日は、関東大震災の起きた日にちなんで「防災の日」、防災意識を高める日です。
しかし、阪神・淡路大震災は1月17日に、東日本大震災は3月11日に起きました。
日本列島においては一年中、防災意識を保ち続けなければなりません。

大地震に伴うさまざまな災害をひとまとめにして、「大震災」と呼びます。
「大震災」は「だいしんさい」と読み、「おおしんさい」と言う人はいません。
しかし「大地震」は、「だいじしん」と「おおじしん」の2つの読み方が、世の中に混在しています。

子どもの頃は「おおじしん」しか聞いたことがありませんでしたが、最近は「だいじしん」が主流のようです。
阪神・淡路の翌年にNHKが行った調査では、すでにその時点で「だい」を使う人が8割近かったとのこと。
それなのにNHKはまだ、放送では「おおじしん」と言う規定だそうです。

かく言う私も「おおじしん」派。「だいじしん」には違和感を感じます。考え方が古いのでしょうか。

ルールはあります。「大+漢語」では「だい」、「大+和語」では「おお」と読むのが原則とのこと。
なので「大御所」「大道具」「大所帯」「大騒動」等で「おお」と読むのは、例外的な慣用読みだそうです。

「大ピンチ」のような「大+外来語」でも「だい」と読むので、よそものには「だい」を付けるようですね。
逆に、漢語のうちでも、日本に入ってすっかり馴染んだものが、「おお」と慣用読みされるのかもしれません。

その「大地震」がまた「だい」に戻ってきたのは、なぜなのか。私は次のように推測します。

「大御所」「大道具」「大所帯」「大騒動」は、「おお」の方が「だい」よりも、発音しやすいからです。
「御所」「道具」「所帯」「騒動」の最初の母音が「オ」なので、「おお」につながった方が、楽に言えます。
一方で、「地震」は最初の母音が「イ」なので、「だい」につながった方が、口の動きが少なくて楽です。

では「大火事」はどうか。「火事」の最初の母音は「ア」です。「おお」の方が「だい」よりも少し楽かも。
今後「おおかじ」が「だいかじ」に変わる理由はなさそうです。
ただし「大火事」自体がすたれるかもしれません。やはり今風には、「大火災」でしょうから。

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