ぽんぽこぽ〜んの是非
- 2017/08/31(Thu) -
「お好み焼 道とん堀」では、「ぽんぽこぽ〜ん」という、おかしなフレーズが飛び交ってますよね。

「庄やグループ」の合い言葉「ハイ!よろこんで」の方が、まだマシです。なんなら好感すら持てます。
それに比べて「ぽんぽこぽ〜ん」の違和感はどうですか。一般人なら一生に2,3回しか使わない言葉ですよ。

「道とん堀」に行くとまず、「いらっしゃいませ、ぽんぽこぽ〜ん」という元気な声に出迎えられます。
初めて行った時は、聞き間違いかと思いました。ところが、他の客が来ても「ぽんぽこぽ〜ん」と言ってる。
何かを注文しても「ぽんぽこぽ〜ん」。そこでようやく私は悟りました。変な店に来てしまったと。

店員さんは恥ずかしくないのでしょうか。私が学生だったら、絶対にこの店ではバイトしたくありません。

さて先日、久しぶりに近所の「道とん堀」に行って驚きました。出迎えの「ぽんぽこぽ〜ん」が無いのです。
お好み焼きを注文しても、無ぽんぽこ。結局一度も「ぽんぽこぽ〜ん」の声を聞くことができませんでした。

帰宅後、Googleで「道とん堀 ぽ」まで入力した時点で、「道とん堀 ぽんぽこぽん 言わない」と出ました。
なるほどそうか。「ぽんぽこぽ〜ん」は、言わなくなったのか。そりゃそうでしょう、だって、オカシイもん。

確認のため「道とん堀」のサイトを見ましたが、「ぽんぽこぽ〜ん」についての記載が見当たりません。
しょうがないので、株式会社道とん堀に、メールで尋ねてみました。

私「ぽんぽこぽんは、言うのをやめたのでしょうか。全社的な方針なのでしょうか」
社「本部からは掛け声指導をしておりますが、任意のため、店舗によっては掛け声をしない場合もございます」

近所の道とん堀の店長さんって、きっと常識的で正直な人なんでしょうね。メールには続きがありました。

社「お客様のご来店された店舗名を教えて頂くことはできますか? 店舗責任者に指導して参りますので」

それは教えられません。

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抗生剤使用法の反省
- 2017/08/30(Wed) -
「安易に抗生剤を処方しない」「普通の風邪に抗生剤は効かない
このことは当ブログにも何度か書いてきました。しかし最近、あらためて反省させられる出来事がありました。

他院の先生から、当院を含めた医療機関における抗生剤の使い方への、疑問の声を頂戴したのです。
そのことを、当院かかりつけの患者さんが、匿名の手紙で知らせてくれました。ありがたいことです。

安易な抗生剤の使用がもたらす耐性菌の増加という弊害は、感染症治療においてきわめて憂慮すべき問題です。
抗生剤使用の是非は、病状経過を慎重に観察し、血液検査やその他の検査を踏まえて判断するのが本来です。
とくに、小児用としては最強の抗生剤オゼックスは、その安易な使用は厳に慎むべき薬です。

しかしながら、目の前の患者さんの病状によっては、やや見切り発車的に抗生剤を選択するケースもあります。
前にも書いたように、従来からマイコプラズマ肺炎によく使う抗生剤が、今年はほとんど効きませんでした。
そんな時、切り札としてオゼックスに切り替えたところ劇的に著効したケースを、何度も経験しました。

やがて、しつこい咳と高熱が続いたら、ついつい最初からオゼックスを選択するようになったかもしれません。
このような処方のやり方は、科学的ではありません。おおいに反省しなければなりません。

そこで今後は、以前よりも我慢強く病状経過を観察し、必要な検査があれば繰り返し行う方針としました。
抗生剤を処方する場合にも、耐性菌を考慮した薬剤選択を意識しなければなりません。

開業しておよそ10年になりますが、順調な経過よりも、手こずった患者さんの記憶の方が強く残っています。
早く抗生剤を出しとけばよかったと、後悔したケースも多数あります。
病態を正しく判断して適切な抗生剤を良いタイミングで使うということが、実はとても難しいのです。

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パニックの日
- 2017/08/29(Tue) -
今朝のテレビニュースは、NHKも民放も、北朝鮮のミサイル発射ニュース一色でした。
他の話題は報じず、天気予報もそこそこに、ミサイルのニュースばかり。まさに8月29日は「パニックの日」。

「日本上空を通過した」ことをもって、「これまでにない深刻かつ重大な脅威」だと安倍首相は語りました。
「失敗すれば日本に落下する危機もあり、許しがたい暴挙だ」と、民進党の前原氏も同じことを言ってます。

でも、よく考えてみると、少なくとも日本にとって著しい重大事が起きたとは思えません。
もしも北朝鮮が日本を攻撃する気なら、弾道ミサイルなんて使わず、もっと短距離のミサイルを使うはず。
弾道ミサイルは本来、日本への直接的な脅威ではないでしょう。せいぜい、部品落下の危険があるぐらい。
それなのに、日本上空を飛び越えたから日本への脅威が強まったと騒ぐことには、違和感があります。

グアム近海や韓国上空を飛んだわけでもないので、とりあえず日本が反応するしかなかったのかもしれません。
しかし、米韓合同軍事演習が今日のミサイル発射を誘発したのだとすれば、日本にはとんだとばっちりです。

北朝鮮がいきなり日本をミサイル攻撃する理由なんてないはず。もしも攻撃するなら、米国か韓国でしょう。
しかし、米朝間などで万一戦争が始まったら、きっと日本も巻き込まれる。それが最悪のシナリオです。

緊張が高まったり鎮まったりしながら、全体としてジワジワ悪い方向に向かってる気がする北朝鮮問題。
今日のような出来事で、危機感を新たにして平和ボケから目覚めておくことは、まあ悪くはありません。
「オオカミが来た」みたいな、慣れにつながらなければ良いのですが。

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ふるさと納税改革
- 2017/08/28(Mon) -
ふるさと納税でいつもお世話になっている佐世保市から、「ふるさと納税制度変更のお知らせ」が届きました。
市長の顔写真付きの「ごあいさつ」によると、今年4月の総務省の通知に従って、制度を見直すとのこと。

その総務省の通知ってのを、私なりに要約すると、こうなります。
(1)返礼品送付がふるさと納税の対価であるような誤解を招く表示をせず、返礼品送付を強調しないこと
(2)地域の実情に応じたふるさと納税の使途を、創意工夫して周知すること
(3)金銭類似性の高いもの、資産性の高いもの、価格が高額のものは、送付しないこと
(4)寄附額に対する返礼品の調達価格の割合(返礼割合)は、3割以下とすること

おかしな話です。返礼品があるからこそ寄附をするのに、それを「誤解」と言い放つ建前論にはあきれます。
この通知のおかげで、自治体はそれなりの対策を強いられ、ふるさと納税の仕組みがややこしくなりました。

たとえば多くの自治体が、寄附金額に応じたポイントを付与する「ポイント制度」を導入しています。
ふるさと納税で与えるのはあくまでポイントであり、直接返礼品を送付したりしませんよ、という形式です。
あとでそのポイントを使って、返礼品を選ぶことができるシステムなので、制度がややこしくなっただけです。

寄附金をどのように使ってもらうか、よくわからないのに何か目的を指定しなければならない仕組みも、面倒。

佐世保市から届いたお知らせには、10月から返礼割合を引き下げる旨が記載されています。
でも一方で、9月30日までは従来の返礼割合であることを強調し、「急がなきゃ!」とまで書いてます。
これってどう考えても、返礼品目的の寄附を、しかも駆け込み納税を、露骨にあおってますよね。

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Apple Payで苦労
- 2017/08/27(Sun) -
熊本ではまだ、Apple Payを使っている人は少ないのでしょうか。店によってはだいぶ待たされ、不便です。
おまけにおとといは、某古本屋でトラブルが発生しました。

その店のレジには「Suica」と「iD」の表示あり。つまり交通系とiD系のApple Payが使えるということです。
「Suicaで」と店員に告げると、その若い女性は「スイカ何デスカ?」見たいな顔をします。
「ああSUGOCAで」と言い直す私。九州で交通系カードと言えば、Suicaと互換性のある「SUGOCA」です。

九州弁の「すごか!」から考えた名称なのでしょうけど、どうせなら「SUGOCA-BUY」にしてほしかった。

ところでその古本屋ですが、読み取り装置がSuicaにうまく反応しません。店員は焦り、私はイラつきます。
店長が来ましたが、ドタバタするばかり。もう、何してんの?。スマートなはずのApple Payが、台無しです。
「じゃあiDに変えますので」と、ブチ切れ寸前の私。iD系の紀伊國屋カードで対処したのでした。

ちょうどその頃、SuicaやLINEやニコ動やメルカリなどで、全国的にトラブルが起きていたことが後に判明。
原因はGoogleではないかとの見方が浮上し、ついに原因が特定され、昨日Googleが謝罪しました。
「GoogleがNTTコミュニケーションに誤った経路情報を送信し、多くの通信が行き場を失ったため」だとか。

もしかして古本屋でのトラブルは、Googleが引き起こしたネットワーク障害が原因だったのかもしれません。
Googleのおかげで私は、良心的な古本屋の店長を責めてしまったのか。

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インフル1回接種でOK
- 2017/08/26(Sat) -
今シーズンのインフルエンザワクチンの製造量が、昨シーズンよりもまた、格段に減りそうだとのこと。
厚労省の「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会」で昨日、その見通しが示されました。

この数年、インフルエンザワクチンの接種者数はほぼ横ばいなのに、製造量は毎年約1割ずつ減っています。

一昨年は、ワクチンが4価になることに伴って値上げされたため、需要が減ることを見込んで減産されました。
そこに化血研の不祥事による出荷停止が重なってしまい、現場は混乱しました。

昨年は、その化血研が熊本地震で被災して、ワクチンの製造が出来なくなり、さらに大混乱です。
供給(製造)量と需要(使用)量との差が200万本を切り、11年ぶりに余裕の少ない年だと騒がれました。

それでも昨年までは、もともとワクチン作りすぎじゃないの?、と揶揄されるぐらい余裕があったのです。

ところが今年はついに、製造量が需要見込みを下回るというから一大事です。
ワクチンの製造株(今シーズンの流行を予想して選ぶウイルスの遺伝子型)の決定が遅れたのが原因です。
国立感染症研究所が当初示した株に問題があり、株を選定しなおしたためです。おかげで製造が遅れています。

そこで、厚労省が言い始めたのが「13歳以上は1人1回の接種にしてほしい」という「お願い」。
本来、13歳から64歳は、1回または2回の接種というのが規定です。希望があれば2回接種できるのです。
当院はこれまで、医療従事者や受験生とか赤ちゃんのご両親には、2回の接種をお勧めしてきました。

なのに今年は「13歳以上の人は1回の接種で十分な効果がありますよ」と強調する厚労省。
まったく、ご都合主義としか言えませんが、ワクチンが本当に足りないのなら仕方ありません。
というわけで、今年の当院のインフルエンザワクチンは、13歳以上では原則1回接種とさせていただきます。

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ジェットストリーム化
- 2017/08/25(Fri) -
文字を手書きすることが減りましたが、もし書くことがあれば、たいていボールペンを使っています。
鉛筆やシャーペンを使う機会は少なく、万年筆などもう何年も握ったことがありません。

かつて私は、ボールペンは消耗品と思っていました。製薬メーカーの3色ペンばかり使っていました。
ボールペンに高価なブランド品を使う同僚がいましたが、私には彼の神経がわかりませんでした。
なぜなら、ボールペンの書き味が嫌いだったので、ボールペンにこだわる気がしなかったのです。
油性インクだと、書き始めの「ダマ」や「かすれ」が不愉快だし、水性インクでも「にじみ」がイヤです。

ところが、インクが進化してきて、書き味が格段に良くなってきたので状況が変わります。
とくに好きなのが、三菱鉛筆の「ジェットストリーム」です。油性なのにサラサラです。
なのでいま仕事中に使っているのは、ジェットストリームの黒のスタンダードと、3色のプライムです。

問題があるとすれば、高級バージョンの「プライム」ですら、事務的でデザインがダサいことですね。

と思ってたら、ボールペンの「ジェットストリーム化」という裏技が横行している事を知りました。
他社のボールペンの替芯を、ジェットストリームのものに差し替えてしまうわけです。

早速、デザインが気に入ってる「LAMY」社の4色ボールペンを、「ジェットストリーム化」しました。
これはもう、最高の組み合わせですね。ていうか三菱鉛筆は、もっとデザインにもこだわってほしい。

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Amazonパントリー
- 2017/08/24(Thu) -
「Amazonパントリー」というサービスがありますね。
複数の食品や日用品をまとめ買いして、ひとつの大箱に詰め込んで届けてもらう買い方です。
商品価格は少し安くしてあるけど、手数料がかかる(商品の選び方によっては無料になる)という微妙な設定。

ひと箱にまとめることで、少なくともAmazonが運送業者に支払う費用は、節約できていると思われます。

ためしに先日、実家宛に、保存の利く食品・飲料・菓子や洗剤などをまとめて送ったら、とても喜ばれました。
ひと箱に入れられる量は商品のサイズが基準のようで、空き容量を考えながら商品を選んでいきます。
商品サイズの合計が容量一杯になるように選ぶのはパズルみたいで楽しいけど、結局、余計なものを買います。

先日は、自分用に思い切ってウイスキー7本と、容量を100%にするために食料品の小物を多数買いました。
ところがです。Amazonのサイトで配送状況を確認したら「荷物に損傷がないか確認中」という不隠な表示。

すぐヤマトに問い合わせると、輸送中に箱の中身が破損したらしく、何か液体が漏れているとのこと。
何か液体って、それウイスキーでしょうよ。あ〜あ、スコッチのボトルが割れたんじゃないの?

だいたい、ヤマト運輸の厚木ゲートウェイベースの仕分けシステムって、ちょっと乱暴だと思いますよ。

破損した商品は再手配するとヤマトは言うのですが、いやいや、そんな箱の中身は総替えが必要でしょう。
結局、今回のパントリー発注はすべてキャンセルしました。Amazonからは、返金+お詫びの300円(微妙)。

それにしても、厚木から熊本までを輸送したトラックでは、スコッチ臭がひどく漂っていたことでしょうね。
震災時に、わが家のパントリー(食品庫)のスコッチ瓶が割れてひどく臭ったことを、また思い出しました。

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書棚の地震対策
- 2017/08/23(Wed) -
熊本地震では、自宅と職場の書棚が全部倒れ、本や置物がすべて床に散乱するという、悲惨な経験をしました。
地震後に突っ張り棒を何本か購入しましたが、どれほど役に立つのだろうかと、実は懐疑的です。
なぜなら、あの時と同程度の揺れに見舞われたら、突っ張り棒など何の役にも立たないと思うからです。
あの地震では、作り付けの棚でさえ、中身の本やファイルや置物が全部、床に落ちてしまいました。
つまり大きな揺れの時は、たとえ棚が倒れなくても、棚の中身は全部とび出すのです。

キッチンの棚から洋酒のボトルが落ちて割れ、家中にスコッチの香りが漂ったことは、忘れもしません。
そこでこのたび、最近なぜか増えてきたわが家の書斎の書棚の洋酒瓶の、地震対策処置を施しました。

本は落ちてもかまいません。割れないものは落ちてヨシ。割れては困るものだけを、徹底的に守りたい。

ショットバーなどに行くと、ナイロン糸などを張ってボトルの転落を防止している様子をよく目にします。
私に言わせれば、あんなので耐えられるのはせいぜい震度4まででしょう(根拠はない)。
目標は、昨年自宅で経験した震度6弱レベルです。あの揺れに絶えなければ、地震対策とは言えません。

私がとった方法は、アクリルの板でボトルの下部を支え、ボトル上部を糸で支える2段構えです。
そのために昨日はアクリル板を買い、それを切るノコギリを買い、断端を処理するヤスリも買いました。
こういう工作って、けっこう楽しいですね。自分の設計した通りに、精密に美しく仕上がれば、最高です。
となると欲しくなるのは、旋盤でしょうね。

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総菜の衛生管理
- 2017/08/22(Tue) -
スーパーの総菜売り場で買ったポテトサラダで、腸管出血性大腸菌O157に感染する食中毒が起きました。
感染者のうち1人が重体、2人が重症とのこと。客が自由にすくい取って、量り売りする方式だったようです。

製造工程における(従業員による)汚染なのか、売り場における(客からの)汚染だったのか。
不特定多数の客が、食品に自由にトングを入れたり出したりする販売方式に、問題があるのかもしれません。

O157に汚染された客が、その手でトングを持ち、持った部分がポテトに接触した可能性は、十分あります。
ポテトとトング、その清潔と不潔の境界部をつねに意識して扱っている客など、あまり多くはないでしょう。

このようなことは総菜売り場に限りません。たとえばレストランやホテルの、バイキング形式の食事。
料理の消費回転が速ければ、たとえ汚染されても病原体が増殖する時間はないかもしれません。
しかしそれでも私は、客の一人一人がつねに清潔な操作をしてくれているかどうかが、とても気になります。
できれば、厨房から運ばれてきたばかりの料理に、なるべく早めに手を付けたいと考えています。

ショーケースに、できあがったおかずが陳列されていて、それを自由に選ぶ形式の食堂も、私は気になります。
学生時代に、下宿近くに老夫婦が経営する食堂がありました。ショーケース方式の店でした。
おかずとサラダなどを選び、温かい御飯と味噌汁を椀にもらって、席に持ち帰って食べます。

それから20年ぐらいして、その店にまつわる驚くべき体験談を、先輩から聞かされました。
(以下、勇気と覚悟のある方だけが、読み進んでください)

焼き魚の皿を選んで、魚の片面を食べ終わり、魚をひっくり返すと、裏側はハエの幼虫だらけだった・・・
何十年も前の話ですが、その話を聞いてから私は、作り置きの総菜やバイキングには、どうしても慎重です。

(追記)
その後、他の店舗のポテトサラダ購入者からも感染者が出たと報じられました。製造工場が原因?
バイキング形式が悪いんじゃなくて、結局、いちばんよくあるパターンみたいですね。

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ジェネリック食料品
- 2017/08/21(Mon) -
「ふわころ」という、セブンイレブンのスイーツが、「ジェネリック萩の月」だと、ちょっと前から話題です。
仙台銘菓「萩の月」にソックリなことを、模倣品とかパクリとは言わずにジェネリックと表現するのが面白い。

各地の銘菓にも、似たようなものがありますが、この場合はあまりジェネリックなどとは言いませんね。
それぞれの販売地域はおおむね地方限定だし、どこがオリジナルかを詮索するなど無粋ってものでしょう。
鹿児島の「かすたどん」や福岡の「お月さま伝説」も「萩の月」に似てますが、まあそれぞれ名物ってことで。

ジェネリック」という言葉は、後発医薬品の名称が「一般名(generic name)」であることに由来します。
一般名というのは、言うなれば「成分名」みたいなもので、商品名としては無味乾燥だし語呂も悪い。
メーカー独自の名前が付いた「先発品」とは異なり、「後発品」では原則として独自名称を名乗れないのです。

たとえば「アムロジン錠5mg」という高血圧の薬には、30社を超えるジェネリックが出ています。
後発品は「アムロジピン錠5mg「サワイ」」のように、一般名の後にメーカー名の略称が付きます。
先発品名「アムロジン」と一般名の「アムロジピン」では名前が似てるので、これはまだマシな方です。

サノフィが発売している鼻炎薬「アレグラ錠60mg」も、20社以上が後発品を作っている大人気薬です。
しかしそのジェネリック名は、「フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「トーワ」」などと味気ないものです。

ジェネリック医薬品はすべてこのような、成分表記優先で個性の無い商品名になりつつあります。
ジェネリック食料品にも適用されたら「ふわころ」は、「カスタードクリームスポンジ「セブン」」ですかね。

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ジャックダニエル
- 2017/08/20(Sun) -
「スコッチ」「アイリッシュ」「アメリカン」「カナディアン」「ジャパニーズ」、さて何でしょう。
ていうか、最初のスコッチでバレバレですが、世界5大ウイスキーとよばれるもの(生産地)ですね。
よくもまあ、日本がここに入り込めたと思いますが、それもこれも、鳥井信治郎竹鶴政孝の二人おかげです。

「お前はこのごろ、ウイスキーの話ばかりじゃないか」という方へ、「ウイ、好きーなので」
という、つまらないダジャレはさておき、今日は珍しくアメリカンウイスキーの話。つまり、バーボンです。
銘柄でいうなら、「ジャックダニエル」とか「ワイルドターキー」です。水の江瀧子じゃないですね。

大好きなジャックダニエルは、昨年、蒸溜所創業150周年記念ボトルが発売されたので、即買いしました。
即買いしたのですが、買ったことを即忘れしてて、物置から発見したのはつい最近のことです。

バーボンはトウモロコシが主原料なので、スコッチとは少っち、どころかだいぶ香りや味わいが違います。
中でもジャックダニエルは、他のバーボンとは少し製法が異なり、テネシーウイスキーと呼んで区別します。

150周年ボトルばかり飲むのはもったいないので、標準のジャックダニエルを買っておくことにしました。
通常このような場合、Amazonか楽天で買うのですが、ところがです。近所のスーパーの方が安かった!

震災後の復旧(建て替え)がやっと終わって、つい最近開店したばかりの、近所の「ゆめマート龍田」です。
生鮮食品中心のスーパーなのに、なぜかジャックダニエルが、通販よりもずっと安いんです。
今日はチャリだったので持ち帰れず、明日の夜、車で買いに行くことにしました。売り切れませんように。

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真夏にRSウイルス感染
- 2017/08/19(Sat) -
寒くなってから出てくる「RSウイルス感染症」が、真夏のいま流行しています。当院でも最近目立ちます。

高熱、ひどい咳、ゼーゼーいう、ぐったり、2歳未満、このうちいくつかに該当すれば疑いは強いです。
顔色が悪く、お腹がへこむような呼吸をして、身近にRSウイルス感染者がいたともなれば、ほぼ確実です。

必要に応じて吸入や点滴を行い、風邪薬に気管支拡張剤や抗アレルギー薬も加えて処方します。
チアノーゼや喘鳴が吸入で改善しない赤ちゃんは、病院を受診してもらうことになります。
そのような重症例では、確定診断のために鼻腔ぬぐい液を採取して、迅速検査を行う場合があります。

逆にそれほど重症でもないお子さんでは、RSウイルス感染かどうかの検査は必要ありません。
RSウイルス感染であろうとなかろうと、治療方針には何の違いもないからです。

ところが、「保育園で検査するように言われたので、検査して欲しい」という方がとても多くて困ります。
明らかにRSウイルス感染症ではなさそうな方まで、「念のため」検査を希望するのです。

残念ながら、RSウイルスの検査が保険適応となるのは、外来診療においては原則として0歳児だけです。
1歳以上の方にこの検査を行うと、保険がきかないので、自由診療となります。
保険診療と自由診療を併用することを混合診療といい、混合診療は原則として禁じられています。
どうしてもRSウイルスの検査をするなら、一連の診療はすべて自由診療とみなされ、全額自費になります。
「そこまでして検査する必要はないと思いますよ、治療内容は同じですから」というのが私の説明です。

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患者調査ふたたび
- 2017/08/18(Fri) -
厚生労働省の患者調査の対象施設に、当院はまた、選定されました。
3年前に選ばれた際には、ちょっとした不満ブログを書きましたが、あれから3年ですか。
ていうか、この調査って、3年に1回行われているそうなので、当院は2回連続で選定されたことになります。

診療所では、全国約10万のうち6千施設が調査対象となるらしいので、2回連続の選定確率は0.36%です。
希といえば希ですが、考えてみると10万施設のうち360施設が同じ目に遭ってるわけですね。
3回連続のところも、22施設程度あるはず。確率的には、4回連続のところもありそうです。お疲れ様です。

それにしてもこの調査、3年前にも書きましたが、医療機関に面倒なことをさせるものです。
診療報酬請求時に提出するレセプトに含まれる情報を、あらためて提出させることのムダには呆れます。
厚労省は、医療機関にではなく、支払基金と国保連合にデータを照会すれば済むだけの話でしょう。
なんならサンプリング調査ではなく、全数調査だってできそうです。

ついでに言うなら、医療費の窓口負担(一部負担金)って、システムとしては洗練されてないですよね。
保険診療の患者窓口負担はゼロにして、医療費は保険者から医療機関に全額支払えばスッキリするのに。
患者の一部負担金は、保険者があとで保険料と一緒に請求すればいい。勤め人なら給料天引きでしょうか。

そもそも医療保険というのは、患者と保険者と国との間で、医療費の負担を一定の規則で分担する仕組みです。
その分担の配分には、医療機関は関係ありません。何割負担の患者であっても、診療内容は同じです。
医療機関にはただ、適切な診療と正しい請求をする責任があるだけです。

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サントリーオールド
- 2017/08/17(Thu) -
日経に連載中の『琥珀の夢』(伊集院静・作)は今日、「サントリーオールド」誕生の瞬間を描いていました。
昔からなじみのある「ダルマ」(または「タヌキ」)ですが、私が最後に飲んだのは学生時代かもしれません。
もちろん、二十歳(前)後の若造に、ウイスキーの味なんて、わかるはずもありませんけどね。

学生時代の飲み場所を大別するなら、仲間と行った焼き鳥屋か、コンパで使ったパブでしょうか。
後者ではたいてい、「サントリーホワイト」の薄〜い水割りを、旨いとも思わずにワイワイ飲むのが常でした。

よほど特別な場合に限り「オールド」を思い切ってキープしましたが、値段の高さを有り難がっただけです。
この手のサントリーのウイスキーは、もう30年以上は飲んでいません。今でも買って飲もうとは思いません。

「オールド」は、サントリー創業者の鳥井信治郎氏が、会心のブレンドとして世に出した超ヒット作です。
私が学生の頃、オールドは世界一売れているウイスキーだったようです。まさにお化け商品です。

しかしその原料に使われていた山崎のモルトはわずかで、それ以外の不可解な「まぜもの」が問題でした。
当時発売された『ほんものの酒を!』などの本にも影響を受けて、私はサントリー嫌いになりました。

いまではサントリーも、上質なウイスキーを作っていますが、ひどいウイスキーもまだ量産しています。
後者はちょうど、第3のビールを本物のビールだと偽って売っているようなものです。
そんな偽物を上手に味付けして、大々的に宣伝して売りまくるサントリーが、私はイヤなのです。

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靴の汚れと左右差
- 2017/08/16(Wed) -
その後、どうなったの?、という質問を受けたのが、8月1日のブログ
お気に入りの水色のスエードの靴に、黒い靴墨のスプレーをかけてしまった、あの忌まわしき事件ですね。

購入した靴店に相談したら、ブラッシングやら何やらしてくれましたが、結局、無理ですね、との結末。

そのとき、この靴を購入したときに使った某クレジットカードの「動産総合保険」を思い出したんですね。
購入後90日以内なら、破損に対して補償(場合によっては新品と交換)してくれるというサービスです。
さっそくカード会社に電話したところ、購入後92日経ってますねぇ、というきわめて冷徹な返答。
たった2日のオーバーなんだから何とかしてくれ、とねじ込みましたが、ムダな抵抗でした。

どうしても諦めきれず、自宅の近所の靴や鞄の修理をしてくれる店に、ダメ元で持ち込んでみました。

今よりも悪くならなければ何をしても良いから何とかしてくれ、と泣きつきいたら、やってみましょう、と。
で、1週間後に引き取りに行くと、これがまた予想外の裏技で、汚れが目立たなくなっていたのでした。

鮮やかな水色のスエードの、左側のつま先付近が真っ黒に染まってしまった靴を、いったいどうしたのか。
なんと、右の靴も黒く染めたんですねぇ。両方の靴が、あたかも最初からつま先が黒い靴だったかのように。

ダメ元でお願いした私に対して、店主は大胆な逆転の発想で対応してくれました。
元の状態よりも確実に汚れは広がりましたが、左右差が無くなったので、一見して汚れに気付かないのです。
オシャレは足元から、なんて言いますが、靴なんてそれほどジロジロ見るモノじゃないですしね。

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ムーミンのシール
- 2017/08/15(Tue) -
ムーミン』は、小学生時代にフジテレビ系のテレビ西日本で放送していた、私の大好きなアニメでした。
当時、日曜日の夕方からは、『サザエさん』『アタックNo.1』『ムーミン』とアニメが90分続いていました。
いずれも好きだった私には苦渋の決断でしたが、『アタックNo.1』の途中で風呂に入っていました。

『ムーミン』枠ではその後、『アルプスの少女ハイジ』や『フランダースの犬』という名作が続きました。

多感な少年期の私は、これらのアニメによって、人の悩みや苦しみや悲しみを教えられ、ときどき泣きました。
なかでも『ムーミン』は、ユニークで不思議なキャラクターが多かったので、いまでも好きな物語です。

最近、ゆめタウンで、ムーミン関係のグッズのキャンペーンを、やっていますね。
買い上げ額1,000円ごとにもらえるムーミンシールを集めると、以前は食器に交換できてました。
ただし無料で交換できるのではなく、優待価格で購入できるという、微妙にケチ臭いシステムです。
いまはムーミンのタオルとかエプロンに交換できるようで、わが家でもまた、シールの収集を始めています。

昨日も、本を買った時にシールを何枚かゲットしましたが、今日もまた買い物に出かけました。
ところが、コーヒー豆店のレジに並んで、支払を済ませたのに、店員さんがなかなかシールをくれません。
あなた、何か忘れていませんか、ほら、例のあれですよ、と言わんばかりの顔で、店員さんを見つめる私。
すると向こうは、何か?と言いたげな怪訝な顔。まあ私も、あまりみみっちい事は言いたかないですけどね。

私「ムーミンのシールください」
店「お買い上げが1000円未満ですので・・・」
私「あ・・・」

店員と、私の周囲にいた数名の客らはみな、笑いをこらえていたはずです。50オッサンがムーミンだって?
オッサンのムーミン好きですが、何か?

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影裏か星の子か
- 2017/08/14(Mon) -
お盆休みの2日目は読書の日。芥川賞受賞作、沼田真佑氏の『影裏(えいり)』を、遅ればせながら読みました。
いつものように、単行本ではなく受賞作全文掲載の文藝春秋を買うところが、ちょっとケチな私です。

内容には触れませんが、ひとことで言うなら「我慢の読書」。短編のわりに読み進むのに時間がかかりました。
なぜなら、情景描写や心理描写があまりにも上手く、「文学的」すぎるからです。私の苦手なジャンルです。

選考委員の村上龍氏や宮本輝氏の、「文章は上手いけれど、なに?」みたいな「選評」に、私も同意します。

芥川賞を沼田氏と最後まで争ったのは、今村夏子氏の『星の子』です。これはKindle版で読みました。
昨年の候補作『あひる』もそうですが、今村氏の文章って、子どもの作文みたいに平易でスイスイ読めます。
しかしまた、子どものように無邪気で不気味ですね。いや〜な雰囲気は、今回も健在でした。

本日の読書3つ目は、「文学界」9月号に収載された、沼田真佑氏の芥川賞受賞第一作『廃屋の眺め』です。
これは、読みやすかった。しかも短編で、あっという間に読めました。ただ、結末がなんとも微妙。

沼田氏って、毎日なにか文章を書くようにしているそうで、受賞後インタビューでこう言ってます。
「書かない日があると、書くのが嫌いになりそうなので怖くて、毎日筋トレのつもりで書いています」
あ、そうそう、それそれ。
私も毎日ブログ書いてて、その「苦行」を何て表現したらいいのかと思ってましたが、そうか、筋トレか。

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「なんなら」の用法
- 2017/08/13(Sun) -
朝からお墓参りをすませ、午前中は部屋の片付けなどして、なんなら午後から炎天下をサイクリングしました。
それもこれも、夕方のビールを旨くするための仕込みです。なんなら今年初めての鰻もいただきました。

こんな感じの「なんなら」の誤用を、ネットでよく目にしますね。誤用なんだけど、なんなら嫌いじゃない。

辞書で「なんなら」を引くと、その意味は2つ書いてあります。
(1)もしよければ。「なんなら私の方からお電話しましょうか」
(2)もしイヤなら。「ビールがなんなら日本酒にしましょうか」

面白いですね、正反対の気持ちを同じ「なんなら」で表すとは。外国人には聞き分けが難しそうです。
たとえば接待の酒席を始めるとき、「お飲み物はビールでよろしかったですか」などと店員に尋ねられた際に、

(1)相手が日本酒好きと知ってて、「なんなら日本酒にしましょうか」(日本酒から始めてよければ)
(2)相手がビール嫌いと知ってて、「なんなら日本酒にしましょうか」(ビールを飲むのがイヤなら)

冒頭に書いたような誤用は、それどころか、とか、さらに言うと、のような意味で使われているようです。
ネットから拾ってきた用例には、「彼女とは何でもないよ。なんなら手もつながなかったし」なんてのもある。

なんなら=もしよければ→もしよければさらに言わせていただきますが、みたいな変化なのかもしれません。
それにしても、ひつまぶしが旨かった。なんならビールも。

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北朝鮮のミサイル経路
- 2017/08/12(Sat) -
「朝鮮人民軍が発射する『火星12』は日本の島根県、広島県、高知県の上空を通過する」
この、朝鮮人民軍戦略軍司令官による発言をニュースで聞いて、最初の疑問。愛媛県はどこ行った?

案の定、日本中のネット民も同じところにツッ込んで、愛媛が無視された、などと盛り上がっているようです。

ミサイルの軌道が放物線だとすれば、島根・広島・高知を経由するのに愛媛を通らないなんて、あり得ません。
どうしても愛媛上空を回避したければ、よほどヘンテコリンな経路を飛ぶしかありません。
たとえば、広島を通過した後に瀬戸内海から豊後水道の上を通って、足摺岬をかすめるルート。んなアホな。

常識的に考えれば、朝鮮人民軍戦略軍司令官が、愛媛県のことを言い忘れただけでしょう。
でもどうして、日本上空を通過する、とだけ言わずに、具体的な県名を口にしたのでしょうね。脅し?
それとも、ミサイルの部品が落下する可能性が高いので、注意喚起をしたつもりなのか。恐ろしい話です。

北朝鮮がグアム島を狙ってミサイルを発射すれば、「存立危機事態」に該当すると小野寺防衛相は述べました。
つまり集団的自衛権を行使してミサイルの迎撃は可能というわけですが、実際にはしないと思います。
弾道ミサイルの迎撃は難しいうえに、日本が直接攻撃されていないのに反撃をする覚悟は、まだないでしょう。

結局日本は、ミサイルの上空通過を苦々しく見つめ、あとで厳重に抗議するというパターンになるのです。
北朝鮮のミサイルが、グアム島から離れた領海外に、正確に向かってくれることを今は祈るばかりです。

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ポカリで熱中症対策?
- 2017/08/11(Fri) -
川崎市内の工事現場の、「熱中症対策自動販売機」と張り紙がされた、ポカリ1本50円の自販機が話題です。
ポカリ代金の差額は大和ハウスが負担しているそうで、名目は「熱中症対策費用」だとか。

中学生の時、下校中に山口県庁に立ち寄り、職員用自販機で10円のファンタを買ってたことを思い出します。
県庁職員の福利厚生としての格安飲料だったのでしょうけど、私がとがめられることはありませんでした。

それはさておき、ポカリです。熱中症対策として推奨されていますが、場合によっては危険な飲料です。

先日、ひどい熱中症で、全身熱痙攣を起こしている方が来院されました。
作業でひどく汗をかいた後に、発症したようです。熱中症としては最重症のIII度です。
救急車を呼ぶ時間がもったいないので、当院ですぐ点滴しました。病状は劇的に改善しました。

ここまで熱中症がひどくなった原因は、ポカリの飲み過ぎです。

汗には塩分が含まれます。日頃あまり汗をかかない人が急に発汗すると、とくに塩分が出やすいといわれます。
塩分を多量に喪失した時には、塩分を摂らなければなりませんが、大事なのは飲料の水と塩のバランスです。

塩分を失った人が、体液よりも塩分濃度の低い飲料を飲めば、からだの塩分濃度はますます薄まります。
残念ながらポカリは、体液よりもずっと塩分濃度の低い飲料です。飲めば飲むほど体の塩分濃度は低下します。
塩分濃度が下がると、体は水分が過剰と判断して利尿作用が働き、ますます脱水になるおそれがあります。

普通の発汗のときはポカリでも良いですが、ひどい発汗時にポカリを過信しては危険です。塩が足りません。
熱中症対策として、その治療にポカリが最適であるかのようなメディアの扱い方には、問題があります。

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応召義務と過労死
- 2017/08/10(Thu) -
医師の過労死(過労自殺)がまた、報じられました。東京の病院に勤務する、産婦人科の研修医です。
月に170時間を超える残業と、半年で休日がわずか5日だけだったことから、過労と認定されました。

このような過酷な労働をする(させられる)背景には、何度も言うように、医師の「応召義務」があります。
患者の求めがあれば診療を拒めないという規定ですが、つまり医師は自己都合では仕事を休めないわけです。
そうでなくても使命感に燃える人間が多いので、肉体と精神の限界まで働き続けてしまうのでしょう。

そのようなひどい働かせ方をした、上司(指導医)や病院管理者に、第一の責任があります。
しかし、そうしなければ病院が回らず、結果的に患者の不利益につながります。ここが電通との違いです。
だから医師にだけは、過酷だとは承知の上で、違法な時間外労働が黙認されているのです。

亡くなった医師の父親は、今回の労災認定に際して、次のように述べました。
「現在、厚生労働省で推進されている『働き方改革』において、医師の応召義務の観点から医師への時間外労働規制の適用が5年先送りにされたことは、この間に同じような不幸が起きないかと懸念されます」

「働き方改革」では、体をこわすほど働かせてはならないということを、事業所の義務としました。
ところが、医師には応召義務があるという理由で、医師への規定の適用は先送りにされました。
患者が希望するなら、体をこわすほど医師を働かせることも当面はやむを得ない、ということです。

でも応召義務って、医師自身の健康よりも優先すべきものなんでしょうかね。
たしかに、自分の身よりも患者の診療を優先させる医師は多いと思いますが、義務じゃないでしょ。

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ブームの功罪
- 2017/08/09(Wed) -
日経の朝刊に連載中の、伊集院静氏の『琥珀の夢 ——小説、鳥井信治郎と末裔』に、はまっています。

主人公の鳥井信治郎は、言わずと知れた、サントリーの創業者です。
3年前に放送されたNHKの連続テレビ小説『マッサン』では、鴨居欣二郎という名で登場していました。
その役を演じたのが堤真一だったので、『琥珀の夢』を読んでると、主人公に堤真一のイメージが重なります。

『マッサン』では、豪快ゆえに繊細さに欠ける人物のように描かれていた鳥井氏が、小説では違います。
その反対に、ドラマではすばらしい人物として描かれていた竹鶴政孝氏が、小説では影の薄いチョイ役です。
誰を主人公にするかによって、こうも描かれ方が違うのかと驚きます。

鳥井氏は、空襲や進駐軍から山崎蒸溜所の原酒の樽を守り抜き、逆に進駐軍に売りつけて大儲けしたそうです。
また、飲み手の希望に添う味のウイスキーを作り、たくみに宣伝して売りさばくのが、サントリー流でした。

一方で竹鶴氏は、日本人ウケする商品を作ることをヨシとせず、本場のスコッチの味を再現しようとします。
ようやく日本人の方が「成熟」して、ニッカの良さがわかるようになったのは、比較的最近のことでしょう。

ところが、連ドラが巻き起こした「マッサンブーム」によって、ニッカの商品は製造が追いつかなくなります。
その結果、原酒不足によって代表的な商品が姿を消してしまうという、「悲劇」が起きてしまいました。
「鶴」は生産終了、「余市」は10年とか20年とかのエイジング商品が終売、今はノンエイジのみの販売です。

『マッサン』前は1万円台だった「余市20年」は、いまAmazonで買うと15万円を越えます。ひどい話です。
こんなことなら、ニッカの良さなど知られないままでも良かったのに。そう思うファンは多いかもしれません。

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啼泣
- 2017/08/08(Tue) -
子どもの診察で泣かれると聴診が不十分になるので、なるべく泣かせないように、あれこれ工夫します。
でも、こちらの顔を見たとたんに大声で激しく泣かれしまったら、まあ元気そうだなと諦めるしかありません。

赤ちゃんの、生まれて最初の「おぎゃー」のことを、「第一啼泣(だいいちていきゅう)」といいます。
大きな声で泣くことには、とても重要な意味があります。
最初の吸気で肺に初めて空気が入り、次に大泣きすることで、気道に圧力をかけて肺胞を膨らませるわけです。

「啼泣」は、赤ちゃんに限らず、声を上げて泣くことを意味します。
学生の時に初めてこの言葉を聞いたとき、なぜかピンときませんでした。
「ていきゅう」という読みから、「低級」とか「庭球」とか「定休」を連想するからでしょうか。

大声を上げて泣くなら、「号泣」をよく使いますね。たいていは、大げさに表現する場合です。
似たような言葉を調べたら、「叫泣(きょうきゅう)」とか「哭泣(こっきゅう)」があるようです。
どれがいちばん、強い表現なんでしょうね。

一方で、声を出さずに泣く表現は、「暗泣(あんきゅう)」「飲泣(いんきゅう)」だとか。知らんなあ。

大人になると私も、声を上げて泣くことは減りましたが、年のせいか涙もろくはなりました。
悲しいとか悔しいとかではなく、吉本新喜劇みたいな「いい話」で、つい、涙腺が緩むのです。
誰も見ていなければ、本当は声を上げて思いっきり泣きたいところです。

では、そのような、泣ける映画や芝居を見て回る大学のサークルがあるとしたら、何というクラブでしょう?

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シングルモルトの飲み方
- 2017/08/07(Mon) -
ブレンデッドウイスキーはともかく、シングルモルトをロックで飲むなど邪道だ、というのが常識のようです。
それならばと、最近はストレートを試すようになり、ついにシングルモルト専用のグラスも買いました。

そのグラスの特徴は、そのほどよい細さと、飲み口の広がり具合と、ガラスの薄さでしょうか。
余市(ウッディ&バニラ)とラフロイグ10年で試してみたところ、前者はフルーティーで、後者は刺激的。
アルコール度数55%の余市がむしろまろやかで、40%のラフロイグがひどく焦げ臭くノドを焼きます。

3分の1ほど飲んだところで、残りをワイングラス(ブルゴーニュタイプ)に移し替えてみて、驚きました。
揮発した成分が、目に刺さり鼻を突くほどに立ち込め、一つ一つの香りが分離して、分かり易くなったのです。

さらにその残りを、ロックグラスの氷の上に注ぐとこれがまた、変わるんですね。面白い。
低温によって香りが沈静化した分、香りに邪魔されていた味、とくに甘みやコクを感じやすくなりました。

このように、グラスを次々とせわしなく変えて、香りと味の変化を感じながら飲むのが、いまの私の流儀です。
シングルモルトは結局、自己流に楽しめばいいと思いました。
難を言うなら、私の方式では洗い物がやたらと増えます。洗うのはもちろん、私です。

ウイスキーを、とくにシングルモルトを飲まない方には、まったく興味の湧かない話でしょう。
でも、心配ご無用。私もほんの10年前まで、ウイスキーの美味しさを知らなかった人間ですから。

人類が初めて口にした酒は、果実か穀物が発酵してできたワインやビールのような醸造酒だといわれています。
ずっと後になって、その酒を加熱して蒸溜して飲んでみてはどうかと思いついた人の、その発想に感謝します。

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交代で後退
- 2017/08/06(Sun) -
「交代で後退」、あと「抗体」も盛り込もうと思いましたが、無理。

厚労相が、塩崎恭久氏から加藤勝信氏に交代しました。これによって、受動喫煙対策は後退しました。
厳しい飲食店規制を盛り込んだ厚労省案を進めてきた塩崎氏が去り、法案は自民党案寄りで進むことでしょう。

法案はやっと提出に向かうので、これを「前進」と報じるメディアもありますが、しかし内容は「後退」です。

厚労省案は、30平方メートル以下のバーやスナックに限り喫煙を認めるもので、私もこの案に賛同します。
自民党案は、150平方メートル以下の飲食店は「喫煙」か「分煙」かを表示すればよい規定であり、ザルです。

世界は禁煙に向かっているというのに、安倍政権は何を生ぬるいことをしてるのでしょう。
健全な国民からの支持よりも、愛煙家の票の方が大事なのか。

安倍首相は、来月には解散総選挙に打って出るのではないかと、ささやかれています。
内閣支持率は低迷していますが、いまなら民進党はガタガタだし、小池新党も準備不足だからです。

小池都知事は、屋内原則禁煙(罰則付)を掲げた受動喫煙防止条例案を、この秋にも提出しようとしています。
これが通れば、国のザル法など、都内ではまったく意味をなさなくなります。
安倍首相はこの際、小池氏よりも厳しい禁煙政策を公約して、小池氏の出鼻をくじいてはどうですか。

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永遠に生きる未来
- 2017/08/05(Sat) -
今日が楽しけりゃそれでいい、明日のことは知らん、という生き方は、あまりにも刹那的すぎます。
目標に向かって邁進していても、目標達成後のことを全く考えてないのなら、やはり同じことでしょう。
人生全体を俯瞰して計画的に生きても、まだ考慮が足りません。子や孫やひ孫への思いに欠けるからです。
100年後を見据えたとしても、500年後や1000年後を考えないなら、スケールは小さいと言うべきでしょう。

1000年に一度の大地震、数万年に一度の大噴火、地球に流れる時間はもっとずっと、悠大です。
オカシな話ですが、私は最近、数万年後や数億年先の地球と自分のかかわりについて、ときどき考えます。
私の存在は何年先まで記憶され、私のDNAは何年先までこの地球上に残るのか。残ったとしてその意義は?

この地球上に、ほんの一瞬だけ出現した人類など、何を成し遂げたところで、すぐに消え去る存在です。
厭世的になってるわけではありません。逆です。将来のためでなく、今を生きることこそ大事だと思うのです。

その意味では、今日のことしか考えてなくても100年先まで考えていても、地球的時間尺度では五十歩百歩。
「地球に優しく」などと、偉そうに言うこと自体がおこがましい。私がいちばん嫌いな言葉です。
人間自身が心地よく生きていけるための身勝手な環境が、地球に優しいと勘違いしているにすぎません。
どっちみち、この先数百年、せいぜい数千年の地球環境しか考えてないでしょう。

数万年単位で、いや永遠に人間が生きることが、科学技術によって可能になる日は来ないでしょうか。
病の克服ではありません。個人の人格・意識を、コンピュータに移植できないだろうかと思うのです。
肉体を持っていたときの人間がそのまま、肉体不要の状態で、コンピュータ内で生き続ける仕組みです。
外から見たらまるでゲームですが、チップの中の人間は、普通に人生を謳歌するというわけです。
そのようなチップ人間が、何億人もネットワークでつながり、社会を形成し、何万年も生き続ける。
病気も何にも無いです。医者も不要か。

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台風への備え、色々
- 2017/08/04(Fri) -
台風5号が九州に接近しています。日曜の夜ぐらいから、熊本は暴風・強風域に入りそうです。
皆さん、備えはできていますか。そういえば先ほどからもう、少し強い風が吹いてますね。

雨が降り出すと作業が面倒なので、今日のうちに庭やバルコニーの片付けをしておきました。
自転車や庭の諸物品をひもで固定し、車も洗いました。雨に濡れる前に泥汚れを落とすためです。
クリニックの樹木の剪定も、今日行いました。前から業者に依頼していたもので、ナイスタイミングでした。
もちろん散髪も、先週済ませています。夏なので短めにカットしてもらいました。強風に吹かれても大丈夫。

万一に備えて、食料備蓄も忘れません。「乃が美の『生』生食パン」を、今日も2斤ほど買っておきました。
糖質は体内にも蓄えておこうと、「雪氷(ソルビン)」タイプのかき氷も食べに行きました。食べ過ぎました。

アルコール分も、いまのうちに摂っておく必要があるかもしれません。
ちょうど今日、余市町からふるさと納税の返礼品が届きました。ニッカ余市蒸溜所限定のシングルモルトです。
通販じゃあ手に入らない品なんだろうと思って調べたら、Amazonでも楽天でも売ってました。なんだぁ。

シングルモルトをロックで飲んだら、香りが弱くて台無しなので、最近はたいていストレートで飲みます。
香りを味わうための、シングルモルト専用のグラスがないので、今日も白ワイン用のグラスで代用しました。

このように台風への備えは万全ですが、子どもの頃と違い、台風は来ないで欲しいと本心から願っています。

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そろそろMacへ
- 2017/08/03(Thu) -
バブルの頃、私も職場の同僚も、そしておそらく日本中の医者の多くが、Macを使っていたと思います。
Windowsはまだ発展途上だったので、Macの対抗馬はMS-DOSというOSの、まことに無味乾燥なPCでした。

ところが、最初はへなちょこだったWindowsが、90年代後半からだんだん改良されていきます。
Windowsがそこそこ使いモノになってくると、同僚の医者たちは雪崩を打ってMacから離れていきました。
なにしろ当時のMacよりもはるかに安いし、さらに重要なのは、安価な周辺機器が充実していたことです。

一方で、ジョブズを追い出した後のAppleは、Macのデザインがダサくなり、へなちょこ化します。
Windowsに負けたというより、Appleが自滅、没落していったのです。身売り話もささやかれました。

MicrosoftのExcelは、最初はMac版として開発・発売された、Mac専用の表計算ソフトでした。
でも今では、あとで発売されたWindows版が本家のような顔をしています。だから私はExcelが嫌いなのです。

ジョブズが復帰したAppleは奇跡の復興をとげ、ついに2011年に時価総額世界一となって現在に至ります。
ただしこの2,3年は、米国内IT企業や中国の新興勢力におされ続け、業績にも陰りがささやかれていました。

ところが、心配無用なんですね。需要は根強く業績は堅調で好決算。昨日の株価は上場来最高値となりました。
おかげでダウ平均が過去最高値となり、日経平均まで上がる。Appleが日本経済まで活気づけてくれました。

20年前の暗黒低迷期にもMacを見捨てず、Appleにお布施を続けてきた私にとっては、感慨もひとしおです。
Macを捨ててWindowsに走った皆さん。怒ってないですよ。いつでも戻ってらっしゃい。

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寝る時間がもったいない
- 2017/08/02(Wed) -
「寝る時間ももったいなく、胸を躍らせている。ワクワクするような時代に生まれてきたことを幸運に思う」
と、ここまで語れるとは、すごい充実度だと思います。ソフトバンクの孫正義社長の、最近の発言です。

比較にならないほどの小さな話ですが、私も休日には、時間がもったいなくて早起きするようになりました。

以前なら、休日は朝寝坊してました。どうかすると8時9時まで、ベッドでウダウダゴニョゴニョしてました。
目覚まし時計のスヌーズを無限に繰り返す間に、何度も何度も細切れの夢を見るのが好きだからです。
しかし、この頃はその朝方の夢よりも、早起きして何かすることの方が楽しいと感じるようになりました。

休日の朝、実際にやってることは、コーヒーを飲みながらTVを見ながらネットを見て回るぐらいです。
しかし、新着情報を入手して社会の流れをつかむと、その日を充実させるための作戦が見えてくる気がします。
それに、朝の情報収集は夜のそれと違って、すぐに行動につなげられるというメリットがあります。
書店に行くとか、街に出るとか、どこかにオープンした店に行くとか、したいことをすぐ行動に移せるのです。

睡眠時間が同じとすれば、夜型人間よりも朝型タイプの方が、より効率の良い行動パターンかもしれません。
だって、夜に思いついたアイデアをすぐに行動にも移せずに寝てしまうのって、もったいないでしょう。
あ、そうか。孫社長はそのことを言ってたのか。世界中を飛び回る彼は、一日中がビジネスアワーなわけだし。

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判断力と反射神経
- 2017/08/01(Tue) -
高齢者の交通事故は、最近とくに加害者(=運転者)としての自動車事故が、よく報じられます。
アクセルとブレーキを踏み間違えたように見えるケースも多く、車種はプリウスが多い印象があります。
プリウス自体に問題があるのか、販売台数が多いことや高齢者が選びやすいだけなのかは、わかりません。

加齢によって、判断力や反射神経が鈍ってくるのは避けられないので、車の安全性をもっと高めるべきです。
自動ブレーキ機能は、高齢者が運転する車では必須の要件でしょう。そのへんは法制化できないのでしょうか。

あっ、と思ってブレーキを踏もうとして、逆にアクセルを踏み込んでしまうなんてのは、あり得る話です。
パニック状態になると体が固まり、頭ではわかっていることでも、とっさには行動に移れなくなるのです。

実は私もつい最近、身をもって経験した「事故」があるので、その不幸な出来事を報告いたします。

言い訳にはなりませんが、その日はとても急いでいたのです。しかも天気が崩れそうな雲行きでした。
家を出るときに、イヤな予感はしてました。だからこそ、あえて落ち着いた行動を心がけたのです。

まず玄関口で、靴に撥水スプレーをかけることを忘れませんでした。なにしろお気に入りの革靴ですから。
その、まだ新しい水色のスエードの靴に勢いよくふりまいたスプレーはしかし、黒い靴墨でした。

鮮やかな水色のスエードが真っ黒に染まったその瞬間、何が起きたのか、理解できませんでした。
理解できないのだから、スプレーのボタンを押す指の力も緩みません。むしろ、力が入ったかもしれません。

その次の瞬間には事の重大さに気付きましたが、スプレーをふりかけている手の動きがまだ、止まりません。
見る見るうちに、靴の先から左側面全体が黒ずんでいきます。そこまできて、ようやく手が止まりました。
あわててスプレー缶を放り出し、玄関にへたり込んでしまったのでした。

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