だれでも管理者
- 2017/11/30(Thu) -
Macの新OS「macOS High Sierra」が、だれからでも簡単に乗っ取られる仕様になっていたと、大騒ぎです。

所有者のパスワードを知る必要はなく、「root」と名乗れば管理者ログインできるという、驚くべき脆弱性。
セキュリティを回避した進入経路を「バックドア」と呼びますが、今回はそれとはレベルの違う話です。

玄関ドアは厳重に施錠できるけど、横の窓にはカギがかかってないですよ、みたいなものでしょうか。
いや、ちょっと違うな。

ともかく、このOSのMacが乗っ取られるのを防ぐには、他人に自分のMacを使わせないことしかありません。
ある専門家は、「root」というユーザー名を作成してパスワードを設定することを勧めています。なるほど。

Appleは大慌てで修正プログラムを作成して、配布を始めたようですが、前代未聞の大失態でしょう。
開発段階での暫定的な仕様が、最終チェックをスルーしてそのまま発売されたということなのでしょうか。

このバグを発見した人が、Appleに報告したようです。善良な人でよかった。たぶん、善良な人。
こういう人たちって、OSの脆弱性を見つけてやろうと、常にいじくり回しているのでしょうね。

幸か不幸か、使っているソフトとの兼ね合いで私はまだHigh Sierraを導入しておらず、難をを逃れました。
すぐ最新版に飛びつく癖のある私ですが、OSの場合はとくに、一呼吸おいてから導入すべきなのでしょうね。

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日馬富士引退
- 2017/11/29(Wed) -
横綱・日馬富士は、暴行問題の責任をとって、日本相撲協会からの処分を待たず、引退の道を選びました。

「弟弟子の礼儀と礼節がなっていないとき、それを正し、教えてあげるのは先輩横綱の義務だと思っている」
そう語る日馬富士の気持ちはわかりますが、やり方が悪かったのか運が悪かったのか、結果的にはNGでした。

貴乃花と相撲協会との確執が、事を荒立てた面もあるでしょう。
最終的に、貴ノ岩の頭の傷の写真が報じられてから、日馬富士の旗色が悪くなったような気がします。

しかし私は今回の報道を見て、暴行・傷害という人を傷つける行為の軽重については、疑問を感じました。
傷の写真にインパクトがあったとしたら、体表の裂創の大きさが、その暴行の重大さに比例するのでしょうか。

あんな傷よりもずっと辛くて陰湿ないじめや精神的暴力が、世の中にはいくらでもあるはずです。
それに比べたら今回は、ついカッとなって殴った的な、悪質度の低い事件に思えてきます。
白鵬に「もうあなたたちの時代じゃないでしょ」と言えるなんて、それほど悪い人間関係でもないと思います。

後輩へのひどい傷害でも表沙汰にならなかった事件が、相撲界には過去にもたくさんあったことでしょう。
そのような悪習を一掃することが、白鵬の言う「膿を出す」ことになるのか、今後を見守りたいところです。
ただ、暴力は悪いにしても、日馬富士の引退は惜しまれます。

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恐怖を煽る本の恐怖
- 2017/11/28(Tue) -
『ワクチン副作用の恐怖』という本が出ました。著者は『患者よ、がんと闘うな』等で有名な、近藤誠氏です。

タイトルを見ただけで批判的な気分になりましたが、正しく内容を判断するために、敢えて買って読みました。
そして、驚きました。内容が正しいとか正しくないとか言う以前に、とても読みやすかったからです。
平易な文章でありながら、論理展開がしっかりしているのて、近藤氏の持論がとてもよく理解できるのです。

だからこそ、その読みやすくて誠実に感じる文体で、科学的には誤った情報を書いている点が問題なのです。

持論を展開するために、インパクトのある事例や、統計学的には有意とはいえないデータを駆使しています。
これはちょうど、HPVワクチン問題で、メディアが衝撃的な映像を何度も何度も放送した手法と同じです。
科学的(医学的・統計学的)に正しくないことでも、それを信じ込ませるだけの文章に仕上がっています。

ただし、一部のワクチンや行政問題など、共感できる記述も混在しているので、この本を全否定はしません。

近藤氏の理論は、感染症そのものよりもワクチンの方を極端に怖がる、そのバランスの悪さが最大の欠点です。
現行のすべてのワクチンの必要性を否定するか、あるいは有害なので接種してはならないと言い切っています。

小児科医に予防接種を勧められたら、次のように言い返せば医者は沈黙するそうです。
「子どもに後遺症がでることはない、万一でたときは損害賠償をする、と一筆書いてください」

ワクチンを接種せずに感染症に罹って、死んだり後遺症が残ったお子さんへの賠償は、誰がするのでしょう。

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抗インフル薬注意喚起
- 2017/11/27(Mon) -
「抗インフルエンザウイルス薬の使用上の注意に関する注意喚起の徹底について」
厚労省は今日、このような通知を出しました。
以前から問題となっている、抗インフルエンザウイルス薬投与後の異常行動の発現についての、注意喚起です。

この異常行動は薬を服用していない子でも見られており、インフルエンザよる熱せん妄と考えられています。

そのことをわかっている厚労省ですが、自分たちがタミフルに濡れ衣を着せたことは認めません。そのかわり、
「抗インフルエンザウイルス薬の種類や服用の有無によらず」注意喚起を徹底せよと言っています。
タミフルは無実とは言わないけれど、タミフル以外にも原因を拡大して、なんとなくウヤムヤにする作戦です。

「具体的な注意喚起の例」として厚労省の通知では、転落防止等を考慮して、以下の2項目をあげています。
(1)高層階の住居においては(略)ベランダに面していない部屋で療養を行わせること
(2)一戸建てに住んでいる場合は(略)出来る限り1 階で療養を行わせること

どうでもいいとは言いませんが、なんかスケールの小さな、本質を見失った通知に思えてなりません。
もうそろそろ、異常行動はタミフルのせいではありませんでしたっ!、と明言してもらえませんかね。

なぜなら現実には、異常行動の原因はタミフルだと思い込んでいる患者さんが、いまだに多いのです。
裏を返せばそれが、タミフルさえ飲まなければ異常行動の心配はない、という誤解につながっています。
タミフルだけが10代への処方が禁止されていることが、問題の根源ですが、いつ解禁されるのでしょうね。

誤って止めてしまったタミフルを、まだ再開できずにいる厚労省の姿は、HPVワクチンの場合と同じです。

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国税納付でポイント?
- 2017/11/26(Sun) -
国税をクレジットカードで支払ったという話を一昨日書きましたが、実は微妙な懸念があります。
(税務署・国税庁関係の方は、この先を読み進まないよう、お願いいたします)

小心者なので、税金をカードで払って付いたポイントに課税されないだろうかと、心配しているのです。

カード決済で得たポイントは所得にならないのかという一般的な議論は、厳密には決着していないようです。
期待できる材料としては、ポイントは「値引き」に相当するので所得ではない、という理屈があります。
値引き方法の選択は販売業者の経営判断によるものであり、現金値引きもポイントも同じだという考え方です。

しかし昨今、ポイント制度が普及・発展し、あたかも現金のように(あるいはそれ以上に)便利に使われます。
当然、国税当局は、ポイントへの課税に目を付けているはず。近い将来、法整備がなされることでしょう。
それどころか当局は、現行法下でもポイントに課税できるように、理論武装しようとしています。

もしかすると、課税の最初のターゲットは、国税のカード払いで得たポイントかもしれません。
国税に値引きの概念はありません。そこが問題です。ただし、幸か不幸かカード払いには手数料がつきます。
その、トヨタファイナンスに支払う手数料分を、仲介したクレジット会社が値引きする、という理屈はどうか。

これがOKだとしても、手数料を超えたポイントは、問題になるかもしれません。
なので弱気な私は今回、0.5%という低いポイント率のカードを使い、手数料を超えない配慮をしました。

ふるさと納税では3割の返礼割合がまかり通っている現状ですから、ポイントぐらいは、お目こぼし願います。

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院外処方は3倍高い?
- 2017/11/25(Sat) -
院外処方の調剤技術料が院内処方の3倍であることが、最近急に問題視されています。
内閣官房行政改革推進本部が先週提出した、「調剤技術料」に関わる行政事業レビューシートが発端です。

「平均的な技術料」として例示された技術料の比較グラフが、なかなか衝撃的なのです。
院内処方では940円の診療報酬が、院外だと薬学管理用・調剤料・調剤基本料が上乗せされて、合計2,900円。

医療機関に厳しく調剤薬局に手厚い報酬は、医薬分業を進めるためのインセンティブでした。
しかし、医療機関による「薬漬け医療」を撲滅するための方策は、皮肉にも調剤医療費の膨張を招きました。
薬は減っても薬代は上がる。医療機関が儲からなくなったかわりに、調剤薬局が儲かるようになったわけです。

10年前はまだ、医薬分業が強く推奨されていた時期だったので、私は迷わず院外処方を選んで開業しました。
近隣に調剤薬局がなければどうしようもありませんが、さいわい某薬局がクリニックの隣に来てくれました。

その「門前薬局」とはもちろん、経営上のつながりはなく、当院の処方箋はどこの薬局でも使える建前です。
しかし事実上、当院の処方箋の多くがその薬局に持ち込まれるので、薬の品揃えは当院と相性バッチリです。
患者さんのデメリットは、院外処方なので全体の医療費が高いということ。これは、いかんともしがたい。

行革推進本部は、院内処方と院外処方のコスト差は妥当なのかと、いまさらのように疑問を呈しています。
そのうち、院内処方への回帰を推進する政策に転換するかもしれません。現場は振り回されっぱなしです。

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ネット納税あれこれ
- 2017/11/24(Fri) -
「ふるさと納税、返礼品見直しで『減少』6割 」
新聞の見出しを見て最初は、6割も減ったのかと驚いたのですが、ちょっと違う。
「6割減少」ではなくて「『減少』6割 」。前年よりも減ると予想する自治体が、6割だということ。なんだ。

返礼品競争の加熱に対して自粛を求めた総務省の通知によって、返礼品の内容はたしかに、渋くなっています。
毎年ふるさと納税している私から見ても明らかに、最近は質が落ちてますね。
かといって怒るわけにもいきません。本来のふるさと納税の趣旨からは、返礼品など関係ないはず、ですから。

そんなことを思いながら今日は、年末駆け込みのふるさと納税をしました。戦利品は、鶏肉と米とジュース。

納税と言えば、今年から国税のクレジットカード納付ができるようになってますね。
そこで今日は「国税クレジットカードお支払サイト」から、消費税と法人税などの納付もしてみました。

サイト自体は、トヨタファイナンスが運営するものなので、さすがに官製のものよりもソフトな仕上がりです。
しかし、詳しいマニュアルや見本がないのは不親切。記入しながら不安になりました。
税目ごとに最初から全部入力しなければならないシステムも、かなり面倒。来年以降の改善に期待します。

カード納付の最大の問題点は、決済手数料がやたらに高いことですね。
「手数料は国の収入になるものではありません」という国税庁。つまり、トヨタファイナンスに入るわけです。
その手数料の総額って、膨大でしょうね。それをトヨタファイナンスが独り占めですか。
トヨタといえば、自民党への政治献金のトップ企業。納税の手数料は、最終的に自民党に流れるのでしょう。

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座面が揺れるイス
- 2017/11/23(Thu) -
毎日「イス」に何時間座っているんだろうと、ふと思いました。
圧倒的に長時間座ってるのが診察室、次がダイニング、書斎、院長室、リビング、車、トイレ、風呂・・・

開業したときにこだわったのは、診察室のイスです。「デュオレスト」という、独特の形のイスを選びました。
背もたれが割れていて、腰背部をマッサージする効果のある優れものでしたが、何年も使ううちに壊れました。

院長室のイスは、開業した頃にテレビドラマで出てきたイス(重役室にあった)に一目惚れして買ったもの。
真っ白でゴージャスに見えますが、合皮なので意外と安い。いまも使ってますが、まったく古びていません。

自宅の書斎には、「エルゴヒューマン」の黒いオフィスチェアを、数年前に買いました。座り心地は普通です。
ダイニングのイスは、デザイン優先で「ヒュルスタ」を選んだのですが、長く座ってるとひどく疲れます。

診察室のイスを買い替えたのは数年前。「ヒューマンスケール」という、白くて上品なオフィスチェアです。
短時間なら問題無いのですが、何時間も座ってるとお尻の皮がヒリヒリしてきます。メッシュの欠点です。

「イング( ing )」という新しい発想のイスを、今月コクヨが発売したので、衝動買いしました。
座面が前後左右にグラインドする、ちょうどロデオのような乗り心地、じゃなくて座り心地です。面白い。
座っているだけで僧帽筋や脊柱起立筋が活動するので、4時間座れば1.5km歩行のカロリーを消費するとか。
診察の合間には、大きく体を揺らしながら座っています。まったく落ち着かないのに、なじむイスです。

1日の1/4〜1/3の時間を過ごすベッドは大切だと言いますが、診察室のイスに私は1日の半分も座っています。
そう考えるとイス選びは大事です。3台(脚)目でやっと、満足できるイスに出会ったような気がしてます。

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スマホの料金設定
- 2017/11/22(Wed) -
初めて買ったiPhone 3G以来、、9年間ずっとソフトバンクと契約を続けています。
6年前からauが、4年前からはドコモもiPhoneの販売に加わり、スマホの料金体系はとても戦略的で複雑です。

通話と通信とさまざまなオプションに対して、客はショップ店員から言われるがままに契約しがちです。
私は最近、ショップで買わずにネットで買うようになったので、新たなムダはなくなったと思っていました。
ところが先日、念のため説明を受けにソフトバンクショップに行ったら、ずいぶんムダをしていました。

とくに通信料。iPhone 7 Plusまでは20GB契約だったのを、今回5GBに変えたのですが、それでも多かった。
店員に調べてもらったら、私の通信量はなんと、月平均0.5GBでした。
じゃあ、契約は1GBでいいじゃん、て話。ところが1GBにすると本体の割引が利かなくなる、というのです。
じゃあ、2GBにしますと言うと、それでは通話料金プランが高くなりますと、どうしてもうまくいかない。

最終的に、料金総額が最低になるような、通話プランと通信プランとオプションを組み合わせて契約しました。
こういう工夫は、ネットで購入したのではなかなか難しい。

iPhoneが3社体制になってからは、乗換え優先の料金設定となり、機種変更の私は悔しい思いをしてきました。
渡り鳥のように、毎年別の会社に乗換えて儲けてやろうかと、そう思ったこともありました。
これだけスマホ市場が成熟した今ですから、そろそろ乗換えよりも機種変更の客を優遇してほしいものです。

最近は、各社が旧機種を数万円で「下取り」してくれる機種変更プランもありますけどね、アレはだめです。
旧機種は決して手放さず、折に触れて愛でるのがApple信者ですから。下取りなんて、論外です。

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診療と病名
- 2017/11/21(Tue) -
貴ノ岩のケガや診断書の件は、新情報が次々に出てくるので、真相がよくわからなくなってきました。
リアルタムでブログを書くと間違った論評になりそうなので、しばらく経過を見ることにします。

診断書を書く以前に、医師は患者の病状や診断等について、患者本人に十分に説明しなければなりません。
また同時に、病状や検査結果や診断や治療内容について、記録を残さなければなりません。それがカルテです。
さらに、保険者に対しては診療の要点を報告し、診療報酬を請求します。これがレセプトです。

「のどが痛い」という人を診察して咽頭発赤があれば、「急性咽頭炎」などの診断を付け、薬を処方します。
「のどが痛い」という人ののどが赤くなくても、痛いと言うのであれば何らかの薬を(控えめに)出します。
後者の場合、問診すなわち患者の訴えに応じた処方であり、現症つまり診察所見によるものではありません。

今朝頭痛があった、昨日下痢した、ときどきめまいがあるなど、今現在は無症状という方も、意外と多い。
このような方に、少し様子を見ましょうと無処方にしてもよいですが、それでは杓子定規な対応ともいえます。
軽い頭痛薬を少し出しておきます、整腸剤を飲んでみましょうなどと、念のための処方を行う方が親切です。

そして処方を行った場合には、その根拠となる「傷病名」が必要です。「頭痛」とか「胃腸炎」などです。
このような、保険診療上の暫定的な傷病名が「レセプト病名」であり、しばしば大げさになりがちです。
検査を行うための「疑い病名」も含むので、患者さんには見せられないほど盛りだくさんになってしまいます。

件の診断書に多くの病名が記載されているのも、あるいはそのような医者のクセが原因かもしれません。

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10針以上縫った
- 2017/11/20(Mon) -
横綱日馬富士が宴席で貴ノ岩に暴行した問題は、単純な話ではなくなってきましたね。
当初は、加害者の日馬富士は廃業だ、ぐらいの世論が巻き起こっていましたが、どうも被害者側も怪しい。

事件の4日後に警察に提出された診断書と、15日後に作成された診断書との、食い違いが問題視されています。
1通目は軽傷、2通目は重症の疑いもあるような記載です。
もちろん、時間が経って病状経過が明らかになり、その状況にあわせてあらためて診断したのかもしれません。

診断医の言い分としては、疑いや可能性のある病状を、念のため「○○の疑い」と診断したようです。
疑いがないと言い切れない以上、少しでも疑った事実は記載しておいた方が、危機管理上は適切な態度です。
同業者として、よくわかります。この点は、医者が責められるものではないと思います。

貴ノ岩の兄は、「弟は頭の10針以上縫った痕を見せてくれた」と証言し、その重傷度をアピールしています。
しかし10針縫ったと聞いたら大ケガに聞こえますが、「針数」などそれほど重要なものではありません。

10cmの傷を10針でザクザク縫ったのか、3cmの傷を細かく10針縫ったのか、それすらわかりません。
ていうか、傷の長さなんてどうでもいいことです。問題は、傷の深さや深部臓器への影響の有無ですから。

私が勤務医(心臓外科医)だった頃、手術が終わってご家族に説明をしたときに、驚いたことがあります。
その患者さんの親(=ご高齢の方)が開口一番、私に「手術は何針縫いましたか」と尋ねたからです。

心臓弁形成術か何かでした。針数など数えようもありません。皮膚縫合まで含めたら、数百針でしょうけど。
重要なのは、弁の病変の重症度や手術の仕上がりや心機能であって、縫った針数などまったく無意味です。

10針以上縫ったとことさらにアピールする貴ノ岩の兄の言葉が、どうもうさん臭く聞こえてしまうのです。

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フリーアクセス見直し
- 2017/11/19(Sun) -
紹介状なしで大病院を受診した場合、患者から追加料金を徴収する病院が、大幅に増えることになりそうです。

軽症患者の大病院受診を抑制するための制度ですが、これまでは期待したほどの効果が出ていませんでした。
お金で誘導しても受診行動がそれほど変わらなかったわけです。対象を拡大してはたしてうまくいくのか。

ところで、定額負担制度が定着して大病院の受診が抑制されたとしたら、その結果どうなるのでしょう。
紹介状を求める患者が、中小の医療機関に流れます。そこで医者が言うことは、次の2種類考えられます。
(1)病状が重いので、ご希望通り紹介状を書きましょう。
(2)病状が軽いので、紹介は不要です。当院で治療しましょう。

この(2)に対する患者さんの反応は、こうです。
(2– A )では、治療を願いします
(2– B )いえ、紹介状をお願いします

この(2– B )に対して、医者はどのように反応するでしょう。いや、私の場合ではなく、一般論として。
(2– B – ア)では、紹介状を書きましょう
(2– B – イ)いえ、紹介状は書けません

医師には診療を引き受ける義務(応召義務)があるとしても、不本意な紹介まで行う義務はあるのでしょうか。
もちろん私は、(2– B – イ)のような対応はしませんけどね。平和主義者なので。

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iPhone Xレビュー第2弾
- 2017/11/18(Sat) -
「iPhone Xを1週間使って分かったこと」みたいなタイトルのIT記事を、よく見かけます。
私も、iPhone Xを使い始めて1週間以上経ったので、とくに気に入った点をいくつか書いてみます。

(1)デザイン
サイズは手頃。手になじむ。今だから白状しますが、iPhone 7・6s・6のPlusは、ちょっと大きすぎました。
大きさの割にズシッと重いのも、意外と好き。細部の作りは精巧で、その完成度の高さはAppleならでは。

(2)ディスプレイ
有機ELディスプレイはとても綺麗。ですがこういうのは、慣れてしまいますね。すでに新鮮味なし。
ちなみにiPhoneのディスプレイには、決してフィルム等を貼らないのが私のポリシーです。

(3)顔認証
ストレスなし。スムーズ。アプリ等で認証が必要な場面でも、何事もなかったかのように認証が完了します。
兄弟で認証したとか、特殊な3Dマスクで偽装できた等の記事があり、少々心配ですが、指紋よりはマシかも。
毎日使ううちに、認証の精度がどんどん上がっていくらしいので、それに期待します。

(4)ワイヤレス充電
車には充電器があるので使ってます。便利。自宅や職場用には、純正充電器「AirPower」の発売を待ちます。

(5)ケース
Appleの純正品に、良い色のレザーフォリオケース(手帳型の革製ケース)が出たので速攻で購入。
iPadのスマートカバーのように、ケースを閉じるとスリープし、開けると復帰する機能は、なかなかいい。
裏に飛び出て不細工なカメラ部分が、ちょうどケースの厚みに収まってフラットになるのもGood。買いです。

これまでのiPhoneも、それぞれケースに入れていましたが、一度だけケースを買わなかった機種があります。
iPhone 6sです。ところが、路上で落として割りました。落とした経験は、過去にこの1度だけです。
唯一落としたiPhoneが、唯一ケースに入れてなかったiPhoneでした。まさにマーフィーの法則。

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受動喫煙防止ザル法案
- 2017/11/17(Fri) -
「モリカケ」問題がどう決着するのかと思ってたら、こんどは「ザル」ですか。

受動喫煙防止策は結局、店舗面積150平方メートル以下の飲食店での喫煙を認める法案に決着しそうですね。
「健康増進法」という名称が、ギャグにしか思えません。

当初の厚労省案の「30平方メートル以下」から比べると大幅な後退だ、なんて言う意見が出ています。
しかし私に言わせれば、30だって甘い。喫煙できるのは個人宅だけ、ぐらいの規制でもいいぐらいです。

国に対抗して、東京都がどのような条例をぶつけてくるのかが見物ですが、いまとなっては期待薄ですね。
小池都知事の勢いは、すっかり消沈してしまいました。都議会公明党の全面的協力を得るのも、難しそうです。
公明党は「知事とは一線を画し是々非々で判断する」と言っています。ここはぜひ「是」としてもらいたい。

東京都福祉保健局は今年9月に、「東京都受動喫煙防止条例(仮称)の基本的な考え方」を公表しました。
それによると、飲食店、百貨店、事業所、駅、空港なども原則屋内禁煙という、なかなか厳しい内容です。
例外は、面積30平方メートル以下のバー・スナックで、従業員が同意し、未成年を立ち入らせない場合だと。
また、一定要件を満たした「喫煙専用室」の設置は認めるようで、煙や臭いの流出がどのぐらい防げるのやら。

いっそのこと、街中のところどころに、「阿片窟」のような愛煙家専用バーを作ったらどうでしょう。
喫煙者を追いやらずに、むしろ集めるわけですよ。都営の「喫煙所」を、あちこちに配置してもいい。
なんなら、タバコを焚いて部屋中に煙を充満させた「受動喫煙所」なんてのを作ってもいいかもしれません。

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ホントに足りないワクチン
- 2017/11/16(Thu) -
インフルエンザワクチンが足りません。
当院では、可能な限りの本数のワクチンを確保してきましたが、ここにきて供給がほぼ途絶えかかっています。
接種希望者の方にはなかなかご意向に沿えず、ご迷惑をおかけしています。

ワクチンの供給が滞り始めてから、まず、電話や窓口での予約をすべてお断りすることにしました。
ネット予約の枠はすでにある程度埋まっていましたが、先週からは新規のネット予約の受付も中断しています。
すでに予約済みの方以外に、1人たりとも接種人数を増やせる余裕はありません。それほど厳しい状況です。

このようなことは、当院開院後10年間(11シーズン)で初めての異常事態です。
国はワクチンの検定頻度を増やすなどの配慮をしていますが、まだあと1カ月ほどは品薄が続きそうです。
来月には供給が改善するという話も、根拠のある予測なのか、単なるウワサなのかも区別がつきません。
少なくとも、いまは予約を拡大せず、じっと堪え忍ぶしかありません。

実を言いますと、12月後半以降の予約者のワクチンが、少し足りません。在庫の範囲では接種ができません。
もちろんその頃までには、流通が回復するだろうと期待はしています。
幸か不幸か、予約済の方の中には、接種をキャンセルする方が毎日1人か2人ぐらいいます。
そんなキャンセルの積み重ねで、なんとか12月後半の接種分もまかなえそうな、ギリギリの状況なのです。

発熱等の理由で接種を見合わせた方には、申し訳ありませんが次の予約をお受けすることができません。
1回目の接種ができても2回目の予約が取れない「2回目難民」の方も、大勢います。
「65歳以上の定期接種受付中」と掲示しておきながら予約を断っているないなんて、何か間違ってます。

ワクチン不足による接種率低下が、この冬のインフルエンザ大流行につながらなければよいのですが。

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サービスとコスパ
- 2017/11/15(Wed) -
ファミリーマートが、24時間営業の見直しに着手したと報じられました。
まず一部店舗で、深夜営業をやめたら売り上げはどれだけ減り、経費はどれほど浮くのかを検証すると。
どんな実験結果が出るのかわかりませんが、少々売り上げが減ったとしても、営業時間減に向かうでしょうね。

「開いててよかった」と喜ぶ客がいるのでやりがいはあっても、深夜はコスパの悪い時間帯だと思います。

なので従業員数は最小限のはず。だけど商品の搬入・陳列とか清掃で、深夜はけっこう忙しいらしいですね。
ファミマの某店の求人情報で時給を見ると、日中800円〜に対して、深夜は1250円〜とあります。
これだけ深夜割増して待遇を良くしても、人手不足なのかもしれません。

じつは医療機関にも、似たような側面があります。夜間や休日の診療態勢は、圧倒的に手薄です。
当院は、その休日や夕方の時間帯にも診療することで、微力ながら地域医療に貢献しているつもりです。

しかし、「開いててよかった」と喜ぶ患者さんがいるのでやりがいはありますが、苦労の多い診療です。

まず、休日に診療しようとすると職員のやりくりが大変。小規模な診療所なので、労務上かなり苦労します。
おまけに、休日診療を標榜している医療機関は休日加算が算定できない、という非道な規定があります。

このように苦労が多くてコスパの悪いままでは、休日診療に手を出す医療機関が増えるとは思えません。
そして残念ながら、休日診療を優遇・誘導するような診療報酬の改定は、今回も行われないようです。

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巧妙なフィッシング
- 2017/11/14(Tue) -
Apple Storeから来たように偽装したフィッシングメールが届いた件を、友人がFacebookに投稿してました。
最近、AppleやAmazonやGoogleがらみの怪しげなメールが増えましたね。

私もいろいろ設定してブロックしてますが、毎日20件程度はスパムメールが届きます。もちろん開きません。
以前は50件以上ありましたが、よく使っていたアドレスをひとつ削除したので、ずいぶん減った方です。
スパムっぽいメールは開かずに削除するので、スパムじゃないメールまで捨てている可能性もあります。

例えばAmazonからの配送通知メールだって、フィッシングにすり替わっている可能性を考えるべきでしょう。
まして、身に覚えのない商品に関するメールは絶対怪しい。メール中のURLはクリックしないことですね。

問題なのが、オススメ商品とか新製品のお知らせです。身に覚えのない商品だけど、興味が湧くものが多い。
でも、そこをぐっとこらえて、Amazonの公式サイトから、その商品を検索すべきなんでしょうね。

新聞社などのメディアサイトからはメルマガがわんさか届きますが、全部疑ってかかるべきなのでしょうか。
気になるニュースタイトルがあっても、そこはクリックせず、いちいち新聞社や出版社のサイトから入る?

銀行からは、入出金通知のメールが来ます。そこに閲覧用暗証番号を入力して、開いてもよいのでしょうか。
いや、危険回避のためには、銀行のサイトから見に行くべきなんでしょうね。かなり面倒だけど。

便利な世の中になったはずなのに、セキュリティ対策のために結構な不便を強いられています。

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無診察処方は御法度
- 2017/11/13(Mon) -
「薬だけください」という方がいます。時間が無いなどの理由で、処方箋だけ受け取りたいようです。
最大限に配慮してあげたい場合もありますが、そのまま応じると、違法行為になってしまいます。

医師法第20条に、「医師は、自ら診察しないで (略) 処方箋を交付 (略) してはならない」とあるからです。
無診察で「薬だけ出しときます」と言うのは、御法度なのです。ヘタしたら、手が後ろに回るのです。

ただし、病状の経過をよく聞いた上での処方であれば、聴診はしなくても「無診察」ではないかもしれません。
慢性疾患で落ち着いている方には、来院の2回に1回程度は、ごく簡単な問診のみで済ませることはあります。
あるいは、病状が安定している方に限り、電話やご家族からの病状聴取を元に、薬を処方することもあります。

しかし、問診も情報も無い方や、まして病状が不安定な方は、処方の前に必ず診察しなければなりません。

ところが、「薬だけもらえないんですか」と、少々キレ気味の方も、ときどきいらっしゃいます。
「診察はいらんから、薬を出してくれ」ぐらいの勢いの方もいます。
「申し訳ないですがうちは薬局じゃないんです。医者なんです」とまで言ったことも、何回かあります。

おかげで私は、診察費をとるためにあえて診察している、がめつい医者だと思われているフシがあります。
でも違うのです。ちゃんと責任を持って処方したいだけなのです。そこんとこ、ご了承ください。

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病魔と闘う
- 2017/11/12(Sun) -
年賀状の喪中欠礼はがきが届き始めるこの時期、思いがけぬ訃報に接して、少なからず動揺しています。

旧友の奥様がつい先日亡くなられたことを、その通知によって知りました。
ただ欠礼を伝えるだけの定型的な文章の中に、友の胸の奥にしまい込まれた深い悲しみを感じました。

「本年中賜りましたご厚情を深謝申し上げます」と言われても、私は何の気遣いも出来ていませんでした。

高齢の方が亡くなると、人々はその人の生き様を振り返り、悲しみの中にも安らぎを感じつつ送り出します。
しかし一方で、まだまだ若いと思える方の訃報を聞くと、驚きと悲しみと不条理と無念の思いを禁じ得ません。

病魔に倒れてもなお、懸命に最期まで生き抜いた人とそのご家族には、畏敬の念をおぼえるばかりです。

病気はどうして征圧できないのでしょうか。私は医者として、その疑問をずっと持ち続けています。
細胞の老化ならまだ納得できますが、感染症や癌や動脈硬化性疾患などが、なぜいまだにはびこるのでしょう。
すべての人が、細胞の寿命いっぱいまで生きられるような時代は来ないのでしょうか。

素粒子を研究したりAIを開発する前に、人類はまず、人体の生理と病理の究明に全力投球しなければ。

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顔認証は快適でした
- 2017/11/11(Sat) -
「 iPhone X 」の顔認証(Face ID)は、予想以上に迅速で快適。ストレスなく使えるものでした。

まず、初期登録が簡単。指紋登録の時よりも、ずっと短時間で終了。こんなんでいいわけ?と思うぐらい。
で、ロック画面から「スワイプ操作」したら、スッとホーム画面が立ち上がりました。「ん?」何かおかしい。

もう一度ロック画面に戻し、左手親指でチョイっとスワイプ。やはり瞬時にホーム画面が出ます。「ん?」
いったい、いつアンロックしたのでしょう。解除早すぎ。ていうか、ちゃんと顔認証してるの?

あらためてロック画面をよく見たら、上の方に錠のマークがあり、ロックの状態をアイコンで示していました。
どうやらロック画面を見た時点で、自動的に顔認証が行われ、こっそりアンロックされていたのでした。
しかも、ロックが解除されたのにもかかわらず、画面はロック画面のまま。そうか、秘密はこれか。

スワイプしたら瞬時にホーム画面に切り替わるのは当たり前。すでにロック解除されているからです。
つまり、スワイプ操作はロック解除ではなく、単なるホーム画面呼び出し操作だったのです。早いはずです。

以前のiPhoneの場合は、ホームボタンを押すことが、指紋認証とホーム画面呼び出しを兼ねていました。
ところがiPhone Xでは、スワイプ操作のために親指を手前に引いた頃には、顔認証が済んでいるわけです。

その顔認証自体もずいぶん高速ですが、それ以上に、認証時間を感じさせないカラクリがあるんですね。
こういうところが、Appleの巧みなところです。

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iPhone X 届く
- 2017/11/10(Fri) -
発売から1週間遅れで、ついに「 iPhone X 」が自宅に届きました。今日はまず、初期設定作業の苦労話を。

毎年iPhoneを買い替えているのに、いつも何かトラブるのが切替え作業です。大まかに言うならその手順は、
(1)旧iPhoneのデータをバックアップ
(2)USIMカードの移し替え
(3)新iPhoneの起動・設定、データの復元

旧iPhoneのデータをMacにバックアップするときは、パスワードを入力して、暗号化しておくのがミソです。
そうすれば、さまざまなアカウントパスワードなどを、新しいiPhoneに引き継ぐことができるからです。

さて、切り替え作業も終盤。バックアップしておいたデータを復元しようと思ったら・・・パスワード忘れた!
記憶力を過信して、どこにもメモってなかったパスワードを、案の定、忘れてしまいました。最悪の事態です。

これでもう、iPhone 7 Plusのデータは、復元できなくなりました。と落胆していたとき、ひらめいたのです。
iPhone 7 Plusの名称を変更して、新たなiPhoneとして、しれっともう一度Macにバックアップすればいい。
これが見事に当たり、iPhone Xでの復元が成功したのでした。

もうひとつ、準備不足で失敗したのは、Suicaの移し替えです。
旧機種でSuicaを削除しておくのを忘れたので、新機種でSuicaが登録できなくなってしまいました。
JR東日本のサイトで手続きをして、なんとか明日にはSuicaが登録できるようになりました。
毎日Suicaを使っている都会人だったら、とても不便なことになったでしょうね。私には支障ありませんけど。

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いいね!なりすまし
- 2017/11/09(Thu) -
昨日突然、Macの画面に、「トロイの木馬を検知した」と、アンチウイルスソフトの警告が表示されました。
あわててウイルススキャンを行いましたが、感染は特定できません。
ところが、その後にもまた「トロイの木馬が出た」とのアラートあり。今日もたびたび出ています。

どうやら、ブラウザを立ち上げると、その直後に警告が出るようです。考えられることは2つ。
(1)アンチウイルスソフトの過剰反応
(2)ブラウザで最初に開くFacebookに、トロイの木馬が仕込まれていた

調べてみると、最近「Faceliker」というトロイの木馬が問題となっているようですね。
これに感染すると、Facebookでの「いいね!」が、別のコンテンツへの「いいね!」になってしまうとか。
その結果、ユーザーの意図しない記事や投稿に対して、「いいね!」してしまうことになるようです。

もちろんその目的は、「いいね!」数を稼ぎ、狙ったコンテンツの評価を上げることです。

ヘタをすると、私のあずかり知らぬあちこちのサイトに、私が「いいね!」してしまっているかもしれません。
万一、お下劣なサイトに私が「いいね!」をしていたとしても、それは私の意図するものではありません。
その点をあらかじめ、お伝えしておきます。

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パラダイス文書
- 2017/11/08(Wed) -
「ようこそ〜ここへ〜♪」というフレーズが頭の中をグルグル回り始めたのは、昭和の人間ゆえでしょうか。

「パラダイス文書」と聞いて「パラダイス銀河」を思い出した方が、全国に何百万人もいると思います。
「パラダイス文書とパラダイス銀河とは何が違うのか?」などど、ネットも賑わっています。

相違点よりも前に類似点を言うなら、「文書」と「銀河」のイントネーションが似てますね。
前者は「tax haven」に関するもので、後者では「夢の島、heaven」を歌っています。

パナマ文書」とは異なり、今回はAppleもエリザベス女王も、文書に登場しているようです。
Appleよお前もか、と落胆した気持ちを、エリザベス女王が和らげてくれた感じです。

まあしかし、Appleが租税回避をしていることは、今に始まったことではありません。
「ダブル・アイリッシュ」とか「ダッチ・サンドイッチ」などの、巧妙で難解な手法を駆使してきました。
「我々は世界最大の納税者だ」というAppleの主張はそれ自体ウソではなくても、誠実には聞こえません。

トランプ大統領には早いとこ法人税率を引き下げてもらって、Appleが善良な納税者になってほしいものです。

納税は義務とはいえ、稼いだお金をごっそり持って行かれりゃ、しゃかりきコロンブスもやる気が失せます。
とくにお金持ちや大企業ほど所得税や法人税額が大きいので、納税で大損した気分になるのでしょう。
で、一部の個人や企業は合法的に節税する方法を探し、またそれを手助けしようとする国もあるわけです。

年末が近づき、ふるさと納税のオトクな返礼品を時間をかけて選んでいる私とは、次元の違う話でした。

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1時間弱とは
- 2017/11/07(Tue) -
「1時間弱」という言葉を、「1時間と少し」の意味だと思っている若い人が結構いると聞いて、驚きました。
NHKの調査によると、20代の4分の1、10代の3分の1が、「1時間弱」の意味を取り違えていたとのこと。

若い人の誤解の原因をNHKは分析していませんでしたが、私には思い当たる節があります。
それは「震度6弱」などの震度表現です。

1996年の震度階級改定によって、震度5と震度6が、それぞれ「弱」と「強」に細分化されました。
「震度5弱」は、従来の震度5よりも弱いのではなく、震度5のカテゴリーのうちの弱い方という意味です。
その「震度5弱」のノリで、「1時間弱」を「1時間台前半」のように感じる人がいるのかもしれません。

これは震度階級の命名法が悪いですね。改定の際には、「1時間弱」などの言葉の存在を考慮すべきでした。
「震度5」を細分化するならば、例えば「震度5」と「震度5強」の二つにするのでも良かったと思います。

「年若い者」の意味の「若年」を、「弱年」とも書きます。この場合の「弱」は、「若い」の意味です。
まだ若くて成熟していないという意味で、「1時間若(弱)」は「1時間足らず」を表すのかもしれません。

「1時間弱」と同様に、「半分弱」と聞けば、若い人には「半分より少し多い」と理解する人が多いそうです。
ちなみにオジサンは、「半分弱」と聞いたら「范文雀」を思い出します。

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まだ届かないiPhone X
- 2017/11/06(Mon) -
iPhone X」は、思いのほか売れ行き(予約数)が良いらしいですね。TV-CMでも、よく見かけます。
何しろ発売日に、Apple Store銀座で実機に触れたほどの私ですから、早く欲しいのですが、まだ届きません。

発売日に私に届いたのは、「11月6日に入荷時期の目安をご連絡します」という、1本のメールだけでした。
そして本日届いたメールは、「入荷日の目安は下記よりご確認ください」というリンクでした。
いったい、いつ届くんや、ソフトバンク!

そのリンクによると、iPhone Xのメモリとカラーによって、入荷日がだいぶ異なるようです。
予約日が10月29日までの場合(当然、私もこれですが)、入荷日の目安は、
・64GB シルバー :11月上旬以降
・64GB スペースグレイ :11月下旬以降
・256GB シルバー :11月下旬以降
・256GB スペースグレイ :未定(12月以降) ←私が予約している機種

だめじゃん。色なんてどうでも良かったのに、よりによって、一番人気の機種を予約してしまったのでした。
だけど、悔やんではいません。むしろ安堵してるぐらいです。2,3カ月待ったっていい、って気分。
毎年毎年、つねに最新モデルに機種変更し続けるというペースに、少々疲れてきたのかもしれません。

今回のiPhone Xはしかし、やはり記念モデルだけに購入は必須です。これはApple信者の務めでもあります。
書斎の書棚にずらっと陳列した歴代のiPhoneを眺めつつ、信者としての敬虔さに自己満足できるのです。
そうとうヤバいヤツだとは、わかってます。

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Wake Word
- 2017/11/05(Sun) -
ネット投稿が捜査機関に監視されていると昨日書きましたが、もっと恐ろしい事が起きそうな気がします。
それは、「Google Home」や「Amazon Echo」といったAIスピーカーを介しての「盗聴」です。

これらのAIスピーカーは、特定の呼びかけ言葉「Wake Word」によって「覚醒」し、「聴取」を開始します。
いったん覚醒したら、室内で聴いたことを全部、GoogleやAmazonのデータセンターに送信し始めます。

「Google Home」の場合、Wake Wordは、 “OK, Google” か “Hey, Google” だそうです。
さらに日本向けに「ねえGoogle」も追加されましたが、なんか「ねえムーミン」みたいで照れますね。

「Amazon Echo」だと、Wake Wordは、 “Alexa”、“Echo”、“Amazon”、“Computer” の4つ。
さらに博多向けに「Anoxa (あのくさ)」が追加されているかどうかは知りません。

「Wake Word」っていいますけど、その言葉で初めて機器が目覚めるのかというと、厳密には違いますよね。
呼びかけられたらすぐ対応できるように、常に聞き耳を立てているはずだからです。つまり寝てないのです。
リビングで、家族のさまざまな会話などのあらゆる音声を、AIスピーカーは黙ってずっと聞いています。
そして例えば「Alexa」という言葉を聞くやいなや、「なんでしょう?ご主人様」みたいに反応するわけです。

殿様が部屋で「十兵衛はおるか」とつぶやくと、即座にどこからか十兵衛が現れるみたいな感じですかね。

機器のバグによって、Google HomeがWake Wordなしでずっと起動していた事件も、最近起きました。
もうこれからのリビングでは、下品なことはしゃべれませんね。

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音声による広告
- 2017/11/04(Sat) -
パレスチナ人男性が、Facebookに「おはよう」と投稿したら、イスラエル警察に逮捕されたという事件。
Facebookの自動翻訳が、ヘブライ語で「攻撃する」と誤訳したのが原因でした。

この事件は極端としても、ネット翻訳の誤訳によるトラブルは、今後もいろんな局面で起こり得るでしょう。
しかしもっと問題なのは、そのネット上のやりとりを、捜査機関が常に監視(検閲)しているということです。
誤訳された結果、それが不穏な言葉になるやいなや検挙されるのではたまりませんね。

しかもテロリストたちは隠語を使って監視を逃れ、一般市民が誤訳によって誤認逮捕されるわけです。
私は日頃、毒にも薬にもならないような投稿をしてますが、ヘブライ語に誤訳されたらどうなるのでしょうか。

それにしてもFacebookは、最近やたらと広告が表示されるようになりました。ひどく目障りです。
ネット企業は広告収入で稼いでいるので、広告は増える一方でしょうね。
視界に入ってくる広告をかき分けかき分け、本来読むべき記事を探し出して読まなければなりません。

今後は、音声による広告が増えそうだといわれます。視覚よりも聴覚に訴えた方が、記憶に残るからだとか。
となると、「Google Home」とか「Amazon Echo」はきっと、余計な広告を入れ込んでくるでしょうね。

「OK Google、今日の天気は?」
「今日は晴天です。紫外線対策に、レイバンのサングラスはいかがですか」 あー耳障り。レイバンしつこい。

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Watchで搭乗
- 2017/11/03(Fri) -
「iPhone X」が、本日発売されました。しかし私が予約したiPhone Xは、まだ届く気配がありません。
しょうがないので今日は、当日販売で賑わっている(であろう)Apple Store銀座に行ってみました。
ていうのは半分ウソで、別の用件で上京(日帰り)したついでに、銀座にも立ち寄ってみたのです。

驚いたことに銀座界隈は、警察官と中国人でごった返してましたが、東京っていつもこうなんですかね。
トランプ大統領来日前だからなのか、イヴァンカさんが来日中だからなのか。

Apple Store銀座前には、100人ぐらい並んでいました。iPhone Xの受取待ちの人たちかもしれません。
私は店内でiPhone X実機をしばらく触りましたが、第一印象は、画面が大きいのにサイズが小さい。
ガラスなのですべりにくく、持ちやすいのもよかった。顔認証については試すことができませんでした。

今日は航空機で往復する際に、初めてiPhoneの「パス」を使いました。これまで使う機会がなかったのです。
準備としてANAのアプリからパスを入手して「Wallet」に追加する、その連携が実にうまくできてますね。
空港に着いたら、保安検査場でiPhoneのパスをかざし、搭乗口の改札機でもiPhoneをかざせばよいわけです。

と思ってたら、なんと、自動的にApple WatchのWalletにもパスが転送されていました。
つまり保安検査場も搭乗口も、Watchをかざせばよいのです。これは先進的。ほかに使ってる人はいるのか?

熊本空港の搭乗口で観察すると、チケットや印刷物やカードを使う人が3分の2程度、残りはスマホでした。
Watchをかざして保安検査場や搭乗口を通る人間は、私以外には確認できませんでした。
私が腕時計でピッとタッチして通過する姿は、実にスマートで先進的で、周囲の人々を驚かせていたはずです。

と調子に乗っていたら、帰りの羽田空港で大失態。
Watchで搭乗する人は羽田でも見かけなかったので、田舎者のくせに私はちょっと格好付けたのです。
さりげなく腕をかざして、スマートにピッとタッチしたのですがうまくいきません。あれっ?
やり直しても失敗。あれれ。行列の後ろの人たちがイラついているなかで、こともあろうに3度目も失敗。
周囲の大ブーイングを背中に感じつつ、よく見ると、シャツの袖がWatchを半分隠しているのです。これか!
Apple Watchを使う時は、袖に気を付けましょう。あと、格好付けすぎると恥をかきます。

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順番待ちもほどほどに
- 2017/11/02(Thu) -
明日は「iPhone X」の発売日です。原則予約制ですが、Apple Storeでは当日販売も行われるようです。
各国の現地時間の午前8時から、「予約注文なしで早めに来店されるお客様に対して」販売するとのこと。
となると、店舗前に行列ができることになります。あ、行列できますかね。むしろそれが心配だったりして。

そもそも、発売日の混乱を避けるために導入されたのが、予約制のはず。なのになぜ、当日販売をするのか。
「予約レース」で出遅れた人に挽回の機会を与える趣旨なのか、それとも急に欲しくなった人向けなのか。
あるいはAppleが、発売日のお祭り騒ぎを演出したいのかもしれません。
だって、予約済の方々が三々五々来店してiPhoneを受け取っていく様子って、あまり絵になりませんよね。

思い出すのは9年前。日本では最初に発売された「iPhone 3G」を、私は発売日に店頭に並んで買いました。
近所のデオデオ(今はエディオン)の前に朝早くから並んだのは、わずかに2人。私が1番。
デオデオの当日販売予定数は3台だったので、二人とも目的の品を手にすることができました。

iPhone Xの当日発売数は限られているはずなので、きっとApple Store前には行列ができるでしょう。
このとき単純に「早い者勝ち」ルールにすると、前夜から店舗前に泊まり込む者が出てくるかもしれません。
それは健康上の問題や、路上占拠による迷惑にもつながります。そんなことのないように、工夫してほしい。

たとえば、朝8時までに来た客を全員集めて、ジャンケン大会で購入順位を決めたら、盛り上がりそうです。
7時までに来た者にはジャンケン1勝分、6時までに来たら2勝のアドバンテージぐらい与えてもいいけど。

(11/3追記)
けっこう並んでましたね、Apple Store銀座前。しかも2日前から。
ブログ執筆時にはすでに並んでたわけですね。失礼しました。

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ヒルドイド問題
- 2017/11/01(Wed) -
最近話題の「ヒルドイド問題」。今日は、中央社会保険医療協議会(中医協)総会でも取り上げられました。

乾燥肌(皮脂欠乏症)のひどいお子さんに対して、「ヒルドイド」は当院でもよく処方する保湿剤です。
これを、本来保険が適用されない美容用に使うことを、雑誌やネットが推奨してしているのが、問題なのです。
小児用に処方されたものを、親が美容目的で使っている例もあると、中医協も注目しているようです。
適用外使用による医療費増加に怒った健保連は、ヒルドイドを保険適用から除外せよと、息巻いています。

ヒルドイドは「ヘパリン類似物質」という一般名で呼ばれます。洋名は「Heparinoid」です。
“Heparinoid” = “heparin”(ヘパリン)+ “oid”(の様なもの)です。 “Android” と同じ語尾です。

商品名の「ヒルドイド」は、 “Hirudo” + “oid” から命名されたとのこと。 
“Hirudo” というのは、ドイツ語で「チスイビル(血吸蛭)」という、蛭(ヒル)の一種の名前です。
つまり「ヒルドイド」とは、「血吸蛭の様なもの」というシュールな意味なのです。

最近私は見かけませんが、子どもの頃、湿地や川を歩くと足や首に張り付いてきた、あの蛭のことでしょう。
蛭は皮膚から血を吸うので、打撲等でうっ血した場所に吸い付かせて、治療に用いることもあります。

ドイツ語の “Hirudo” が日本の「蛭」の一種だと聞けば、「ヒル」は元々外来語なのかと思ってしまいます。
しかし辞書をみると、「世中にあやしき物は雨ふれと大原河のひるにそありける」という用例がありました。
11世紀の拾遺和歌集のものです。ドイツ語の “Hirudo” と日本語の「ヒル」は、偶然の一致なのでしょう。

よく「ヒルロイドを処方してください」と言う上品な人がいますが、違います。「ヒルドイド」です。
ワセリンや市販薬では改善しない乾燥肌が、ヒルドイドで改善する方が多く、とくに冬場には大人気の薬です。
美容用に流用され易いから保険適用から外す、なんてのは筋違いもいいところ。乱暴な対応だと思います。

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