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紙幣の登場人物
- 2018/10/31(Wed) -
一般の小売店と同様に医療機関でも、現金払いの際に必要な十分量の釣り銭を、あらかじめ準備しています。
当院のレジには、5千円札と千円札と硬貨6種類を、それぞれ一定数、配置しています。
診療終了後に釣り銭の増減をきちんと確認し、必要なら補充し、それぞれを定数に揃え、翌朝に備えます。

毎晩毎晩そのような現金勘定をしていると、ひどく汚れた硬貨や、破れかけた紙幣に出くわします。
真っ二つにちぎれそうなお札や、一部欠損して面積が小さくなったものにも出会います。
ごくたまに、夏目漱石の千円札が登場します。色合いは野口英世に似ていますが、なんか間抜けな感じです。

子どもの頃の千円札は、伊藤博文でした。今の青っぽい札とは異なり、金色っぽかった思い出があります。

いまの一万円札は福沢諭吉ですが、昔は聖徳太子でした。当時「聖徳太子」と言えば一万円札と同義でしたね。
五千円札というのは微妙な立ち位置にある紙幣ですが、今の樋口一葉も、先代の新渡戸稲造も、微妙。

記憶に新しい発行停止紙幣は岩倉具視の五百円札で、小学生時代にいちばんよく使ったのは板垣退助の百円札。

なぜこんな話をするのかというと、きっかけは大河ドラマ『西郷どん』で笑福亭鶴瓶が演じる岩倉具視です。
私の中では、蝶ネクタイでキリッとした五百円札の肖像が岩倉具視なので、鶴瓶とはギャップがありすぎです。

ついでに言うならドラマの板垣は、あの百円札のギネスもののヒゲの印象が強い板垣退助とはまったく違う。
さらに言えば伊藤博文だって、千円札とはまるで別人。朝の連ドラ『まんぷく』の牧善之介にしか見えません。
たぶん、岩倉も板垣も伊藤も、紙幣はその晩年の姿なのでしょうけど、染みついた観念は変えられません。

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一度探した場所
- 2018/10/30(Tue) -
物忘れが激しくなると探し物が増えます。探すために時間を浪費し、見つかっても見つからなくても疲れます。
このようなことをテーマに、以前も書いたことがあります。調べたら6年半前のブログでした。

日頃の探し物で多いのは、最近ではスリッパです。
冬になると裸足でフローリングを歩くのが冷たくて履くのですが、脱いだスリッパをよく見失います。
脱ぎ捨てる場所は、ソファーかイスの周囲か、風呂か玄関に決まっていますが、それがなかなか見つからない。

理由は2つ。探し方が不十分か、愛犬・花ちゃんがどこかに持って行ってしまったか。
最近経験したのは前者。最初の探し方が悪いと、後に見つけるのがとても困難になるという典型例でした。

書斎の机の下に脱ぎ捨てたスリッパは、まさかと思いながらも2度目にそこを探したら、見つかりました。
すでにその場所は探したという記憶が邪魔をして、なかなか2回も探そうとは思わなかったのが、敗因。

一度捜索を受けた場所に死体を移し替えて隠すという完全犯罪も、似たような心理を応用したものでしょうか。
最近放送されたドラマ『相棒』(第1・2話)でも登場したトリックです。(すみません、ネタバレ展開中です)

死体が見つからない事件で、敢えて住宅の基礎を掘り返して捜索したのは、移し替えを誘導したものでした。
「いったん調べの入ったここ以上に安全な場所はない」
これは、トリックを見破った杉下警部が、犯人に告げたセリフです。

でも多くの視聴者が第1話の途中から、このトリックを予想してたんじゃないでしょうかね。
だって、刑事コロンボ『パイルD-3の壁』とまったく同じ展開ですから。あれも、基礎工事でした。

確認のため、録画してある刑事コロンボを観てみました。ラストでコロンボ警部が犯人に告げたセリフは、
「アンタに欲しいのは、間違っても見つからない場所だ。それには一度捜査を受けた所がうってつけだ」

ここに隠したら完璧、と思うような隠し場所が急に現れたら、まず、怪しむことですね(犯人目線)。

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睡眠剤の処方制限
- 2018/10/29(Mon) -
日頃の診療において、本当は止めたくてたまらないのが睡眠剤の処方です。その理由は、
(1)薬物依存を生じやすいので、処方は専門医にゆだねるべき(医学的な正論)
(2)診療報酬改定により、一般内科医等による睡眠剤の処方が制限されつつある(保険医療上の制約)
このほかにも、
(3)複数の医療機関からの処方により過剰量の内服をもくろむ人の手助けをしたくない
という側面もあります。

とくに今年度は「ベンゾジアゼピン受容体作動薬」という系統の睡眠剤処方に、見直しが迫られています。
「12月以上、連続して同一の用法・用量で処方されている場合」には、診療報酬が減額されるからです。

このようなペナルティーを考慮した場合に、一般内科医としての対応は、次の3つに分かれます。
(A)一定の研修を受講して、ペナルティーを回避する
(B)ペナルティーを甘受する
(C)睡眠剤の処方を可能な限り減らす・または中止する

研修を受けることは正当な対策ではありますが、突き詰めれば一種の抜け道です。
国が睡眠剤の処方について厳しく制限を付けようとする、その趣旨には反する様な気がします。
かといって、みすみす診療報酬が減額される状態を受け入れるのも、不愉快です。
熟慮の末、私が選択しようとしているのは(C)です。今後はなるべく睡眠剤は処方しないようにすること。

というわけで、年度末に向けて、すべての患者さんに対して、睡眠剤の処方を「整理」しはじめたところです。
もちろん、まったく処方しないわけではありません。必要に応じた最小限の処方は行いますので、ご安心を。

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風呂とユンケル
- 2018/10/28(Sun) -
昨夕は突然、ひどい寒気に見舞われましたが、このような場合の私の対処法は、ほぼ定着しています。
(1)熱い風呂
(2)ユンケル黄帝液

発熱の不快感は、熱が上がりきったときの暑さではなく、発熱直前から熱の上昇中にかけて感じる悪寒です。
そしてその発熱の目的は、免疫系を活性化することです。
ならば、早く熱を上げてしまえばいい。だから寒気がしたらすぐに、熱い(かなり熱い)風呂に浸かるのです。
そうして体温が上がれば、体はそれ以上熱を上げる必要がなくなり、寒気も消え、気分が改善します。

ユンケル黄帝液と言えば、値段が高いぶん効果がありそうなドリンク剤ですね。私の経験上、効きます。
中国古代の「黄帝」にちなんで「黄帝液」です。「皇帝液」じゃありません。「口蹄疫」でもない。

黄帝というのは、私の好きな古代中国史に出てくる「夏・殷・周」王朝時代よりも前の、神話時代の帝王です。
「殷」は、20世紀になってその実在が証明された王朝であり、中国の最初の王朝だと私は学校で習いました。
今では「夏」が実在したことも証明されつつありますが、さすがに黄帝の時代はどうなのでしょう。

「黄帝を実在の人物と考えている人は、神武天皇を実在の人物と考えている人よりも少ないのではないか」
陳舜臣氏がそのように書いていました。
そんな伝説中の存在ですが、文字・衣服・家屋・暦・医学などの人類文化を創造した人物とされています。

東洋医学において、黄帝は始祖的な位置付けであり、ユンケルに名を冠する理由はそれでしょう。
ちなみに西洋医学の父といえば「ヒポクラテス」です。
ヒポクラテスは紀元前400年ごろの人ですが、黄帝はそれより2千年前の人物。そこが中国のすごさですね。

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インフルぼちぼち
- 2018/10/27(Sat) -
インフルエンザは、まだ大流行とは言えないものの、今日も2名の来院がありました。
このような事を書くと、インフルがうつるとイヤだから軽い風邪で医者にかかるのは控えとこう、となります。
それが正解。もともと、軽い風邪でいちいち医者にかかるべきではないのです。

高熱が出た患者さんなどは、隔離のできる部屋(当院では4部屋設定可能)で診察します。
裏口からその部屋に入るまでの間に、別の患者さんと接触しないように、その動線には気を配ります。
こっちが入ったらあっちを出す、みたいな、なかなかアクロバティックな誘導が、毎回繰り広げられています。

インフルエンザの迅速検査は、2種類の検査キットを使い分けています。
発症して間もない場合は高感度の検査装置、24時間以上を経過したような方なら従来のキットで検査します。
今年はまだ高感度の方で陽性が出たためしがなく、出るのはいつも従来の方式。まったく期待外れです。

今シーズンこれまでに処方した抗インフルエンザ薬は、タミフルかイナビル。ゾフルーザの出番はまだです。
「1回飲むだけで効く新薬が出てますよ」と提案しても、どの方も慣れた薬を選ばれます。
今後流行期に入れば、ゾフルーザも全国でそれなりに処方されるようになり、その評価が定まることでしょう。

1日2回で5日間飲むタミフルとは異なり、ゾフルーザは薬が余ることがありません。最初の1回で終了です。
薬が余らなければ、使い回すことができません。実はこれは重要なことだと思います。

「妻のタミフルを2日間飲んだので、あと3日分処方して欲しい」などという方にときどき遭遇します。
しかしそのようなケースでは、副作用が出た場合の責任の所在が曖昧だし、保険診療としても問題です。
その意味でも私は、1日1回のゾフルーザには大いに期待しているところです。

ちなみに、「旦那も使うので湿布は多めに下さい」と真顔でおっしゃる方もいます。たぶん悪気はないのです。

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都城市の閉店セール
- 2018/10/26(Fri) -
ふるさと納税で毎年お世話になっている(?)都城市から、「返礼品見直し」を通知するメールが来ました。
過去に一度でも都城市に寄付したことがある方全員に、このメールが届いているのでしょう。

「平成30年11月1日(木)返礼品見直し」と、赤地に白抜きで、激しく通告しています。
11月1日午前0時から、「すべての寄附受付を一時停止」するそうですが、さて、これをどう読むか。

「10月いっぱいは、従来通りのオトクな返礼品ですよ。駆け込むなら、今ですよ」
私はそのように理解しました。
総務省の圧力に対する都城市の精一杯の抵抗と、それにかこつけた「閉店セール」なのでしょう。
「新装開店」は11月7日だそうですが、事情が事情ですから、返礼品は確実に「劣化」してるでしょうね。

そう考えると私は、いてもたってもいられなくなり、さっそく都城市に寄付活動を行いました。
あらためて返礼品の一覧を眺めてみると、肉と焼酎のオンパレードですね。
焼酎は自宅では飲まないので、パス。となると肉しかありません。

すでに都城市には先日、豚肉の定期便を発注しており、この上でまた豚肉というわけにもいきません。
では牛肉か。ステーキ用の黒毛和牛は間違いなく旨いでしょうけど、最近はあまり気が進みませんね。
消化機能が低下しているからでしょうか、和牛を食べると必ず、夜寝苦しいほどに胃がもたれてしまいます。
美味しいところをちょっとだけ食べればいいのでしょうけど、それができない(卑しい)性分なのです。

というわけで、今日はまず「みやざき地頭鶏」をチョイス。
「地頭鶏」を「じとっこ」と読むことを、恥ずかしながら今日知りました。
さらに、「じとっこ」でかな漢字変換できることに、今日はいちばん驚きました。

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罹って免疫をつける
- 2018/10/25(Thu) -
「感染症は、罹って免疫をつけるもの」という考え方は矛盾していると、昨日書きました。
すると今日、そのことについて、もう少し詳しく説明して欲しいとのご意見を頂戴しました。
では、おたふくかぜを例にとって、想定問答をしてみます。

「おたふくかぜに罹って免疫をつけたいとお考えのようですが、その理由は何ですか?」
「実際に罹ったほうが、ワクチンを接種するよりも強い免疫がつくからです」
「では、強い免疫を付ける目的は何ですか?」

もしもその目的が、「2度目のおたふくかぜに罹らないようにするため」なら、おかしな話です。
2度目に罹らないために、1回罹っておくなど、本末転倒と言わざるを得ません。
難聴や髄膜炎や精巣炎などの合併症が心配なら、おたふくかぜには最初から罹らないようにすべきなのです。

毎年100万人が罹患するありきたりの感染症だった水痘は、定期予防接種によって発生数が激減しています。
「罹って免疫を付ける」派の方は、今後は水痘に感染しにくくなって免疫を獲得しにくい時代を迎えます。
幼稚園や学校で水痘に感染する機会を逃し、ついには水痘に罹らないまま成人になる方も増えることでしょう。

成人の水痘って、けっこう重症です。発疹がやたら多いし、肺炎になることもあります。
妊婦さんが感染するともっと大変で、とくに周産期の感染では、新生児の致死率がかなり高くなります。

おたふくかぜも水痘も患者数が減っており、「罹って免疫を付ける」こと自体がもう現実的ではないのです。

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予防接種の誤解
- 2018/10/24(Wed) -
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)問題を筆頭に、予防接種にはさまざまな誤解が蔓延しています。
医療者の説明不足と、一部の人たちによる非科学的扇動と、国のことなかれ主義が災いしたものです。

いまでは当たり前になった複数のワクチンの同時接種も、数年前まではその都度保護者の説得が必要でした。
市内の某小児科は「同時接種など相成らん」的な姿勢だったため、当院での説明との齟齬も生じていました。

「同時接種の方がお子さんのリスクが少ないです」というのが、いまの私の決まり文句です。その理由は明確。
(1)接種計画が進めやすいので、早く免疫が獲得でき、その分、感染症予防のためには有益である
(2)紛れ込み(=濡れ衣)による副反応(の疑い)のリスクは、接種機会(日数)が多いほど大きくなる

説明に使うのは(1)です。(2)には直接言及しませんが、日本人にとって、実は重大なポイントです。
ワクチン接種の直後に乳幼児突然死症候群を発症する確率は、同時接種でも単独接種でも同じはず。
ならば、突然死のリスクは、ワクチンを接種するために医療機関を受診する回数に比例する、とも言えます。

「感染症は、罹って免疫をつけるもの」という前近代的な発想も、いまだにくすぶっています。
でもそれを、日本脳炎やポリオで言えますか?
水痘とかおたふくかぜのような、生命の危険の少なそうな感染症だから、そのように甘く考えるのです。
それらは少ない確率で、重大な合併症(ムンプス難聴など)を引き起こします。

今日はしかし、感染症の怖さをよく理解しているのに、ワクチンの接種には消極的な方に出会いました。
感染症が怖いからこそ、罹患して強い免疫を付けたい、というのがその親御さんの言い分です。
気持ちはわかりますが、その理屈は矛盾しています。最初の感染こそが全てです。それがいちばん怖いのです。

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ゾフルーザ出番待ち
- 2018/10/23(Tue) -
「新しいインフルエンザ治療薬『ゾフルーザ』って、よく効きますか?」
最近そのように尋ねられたのですが、申し訳ありません、まだ一度も処方したことがないのでわかりません。
理屈や前評判ではなく、自分で処方してその効果を実感してみたいものですが、まだその機会がないのです。

医薬品の名称にはうるさい私ですが、「ゾフルーザ」は発音しやすいのに個性的で、ザ行の響きが良いですね。
「ノックアウト(XO)」+「インフルエンザ(influenza)」→「XOFLUZA」という命名法だそうです。

「XO」で「ゾ」と読ませるところがミソでしょうか。でも「XO」といえば、私がすぐに思い出すのは、

(1)ブランデー
XOとは「extra old」の意味。めっちゃ古い(=熟成年数がとても長い)、ってことですね。
VSOPよりもナポレオンよりも上のランクだと、私は理解しています。最近は、ほとんど飲まなくなりました。

(2)XO醤
この分野にうといので、解説不能です。名前の由来はブランデーのXOをまねたようですが。

(3)キサンチンオキシダーゼ(xanthine oxidase ; XO)
食物中の遺伝子成分に含まれるプリン塩基、アデニンとグアニンが代謝されると、キサンチンになります。
そのキサンチンを酸化して尿酸に変える酵素がXOで、そのXOをブロックする薬が「XO阻害薬」です。
高尿酸血症の方の多くが、XO阻害薬(商品名「ザイロリック」など)を飲んでいます。
ザイロリックは「ザ」で始まるので、「Xa」なのかと思えばそうじゃなくて「Zyloric」。つまらん。

そういえば、カトリック教会の聖フランシスコ・ザビエルは、「Xavier」ですね。
山口市の母校(中学校)の正門前の丘(亀山)の中腹に、ザビエル(サビエル)記念聖堂がありました。
90年代に火災で焼失し、その後再建された新聖堂を、実はまだ私は見たことがありません。
山口にはもう、だいぶ行って(帰って)ないってことですね。

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増税分ポイント還元
- 2018/10/22(Mon) -
消費税増税後の消費の冷え込みを防ぐために、政府はあれこれ対策を検討中のようですが、愚策ばかり。

最悪なのが、中小の小売店でキャッシュレス決済で買い物をした場合の、2%分のポイント還元。
前回の増税時には御法度だったのに、こんどは堂々と官製の「消費税還元セール」が行われるわけですか。

まさかすべての取引で2%還元したのでは、増税した意味がありません。
そこで、ポイント還元を中小の小売店に限定するという、一見「中小零細商店対策」を装ったところが姑息。

だいたい、増税に便乗して、キャッシュレス決済を推進しようという考え方も問題でしょう。
キャッシュレス決済率の少ない中小零細商店に対して、実際にどれほど有効な施策になるか不明です。
1年程度の暫定措置なのに、設備投資を考えたら導入に踏み切れるものでしょうか。

消費者も、カードやスマホ利用に慣れた層が得をして、ご高齢の方などが損をするという構図になりそうです。

かく言う私は、なるべく現金を持ち歩かない方なので、カード決済でポイント還元があるというのは朗報です。
少し前まではEdy払いも多かったですが、最近はApple Payか、Apple Pay以外のカード払いがほとんどです。

ちょっとした外出の際は、iPhoneのケースのポケットに運転免許証とクレジットカードを挟んで出かけます。
すごく残念なことは、いちばんよく使うカードがApple Payに対応してないことですが、それはまあ別問題。

いまどき、コンビニやスーパー等ではほとんどキャッシュレスですね。例外は「コスモス」ぐらいか。
いやホント。来年までにカード決済を導入しないとヤバイですよ、コスモスさん。

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個性的な医薬品名
- 2018/10/21(Sun) -
当院初診の高血圧の患者さんが、前医で「アテレック」という降圧剤の処方を受けていました。
私はこの薬を処方したことが過去に一度もなかったので、新鮮というか、どうにも違和感がぬぐえません。
なぜなら、日頃よく処方する抗アレルギー薬「アレロック」に、名前が似ているからです。

「アレロック」は、アレルギー症状をブロックする、という意味から命名されています。わかりやすい。
一方で「アテレック」は、「動脈硬化(arteriosclerosis)」が由来だそうですが、ちょっとピンときません。

それよりも、「無気肺(atelectasis)」の意味で、「アテレク」という言葉を医療現場ではよく使います。
なので「アテレック」という薬が、気管支拡張剤だったら、しっくりくるんですけどね。
そう言えば昔、「アロテック」という気管支拡張剤がありました(今は販売中止)。これも名前が似てます。

調べてみると実際に、「アレロック」と「アテレック」の処方の取り違え事例もあるようです。
単に「ア」と「レ」と「ク」が共通しているだけでなく、「ンンンック」ていう構造も似てますよね。

医薬品に限らず、世の中には「ンンンック」がずいぶん多い気がします。だから妙に落ち着くんですかね。
アイマック、クラシック、マニアック、エスニック、カトリック、SIMロック、紙パック、四苦八苦・・・

薬の取り違えでは、薬剤名の冒頭の2文字とか3文字が同じ場合などが問題にされます。
とくに「一般名」は似た名称だらけです。同一系統の薬物はみな、似たような一般名なのでしかたありません。
たとえば抗生剤「セフカペンピボキシル」と「セフジトレンピボキシル」は、ややこしい上に似ています。
でもそれらを商品名(先発品名)にすれば、「フロモックス」と「メイアクト」です。個性的で覚えやすい。

後発医薬品が増える中で、先発品のネーミングセンスこそが、取り違え事故を防ぐための要かもしれません。

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適度なストレス
- 2018/10/20(Sat) -
人間は生きている限り、何らかのストレスを、しかも複数のストレスを受けていると感じているはずです。
それは自分自身の内面的な部分であったり、明らかに外的なモノ、人や物事であったりします。
家族や、知人友人、同僚、近隣住民、それ以外の多くの人物からも、ストレスを受けるでしょう。
地域や国、他国、地球、宇宙の何かからも、ストレスを感じている人がいるかもしれません。

最近ある人から、「毎日ブログを続けるって、ストレスじゃないですか?」と尋ねられたので、驚きました。
いや、もちろんそれは、ストレスかもしれませんが、そう感じていない自分に驚いたのです。
いや、そうじゃなくて、たぶんストレスを感じているのでしょうけど、悪い意味のストレスじゃないのです。

肩のマッサージを受けていると、少々痛くて苦痛なんだけど気持ちいい、「イタキモ」な気分になりますね。
あれと同じです。ギリギリの痛さといいましょうか、ギリギリのストレスなのです。

高血圧の治療をしている方には、朝晩の血圧を自宅で測って、専用の手帳に記録してもらっています。
それを折れ線グラフに描いて持ってきていただければ、月に1回の診療の際に、大いに役立ちます。

もちろん、グラフ化どころか、月に1回か2回しか血圧を測らない方もいますが、まあ無理は言いません。
一方で、朝晩の血圧推移を、きちんと折れ線グラフに描いて来る方も、もちろん大勢いらっしゃいます。
なかには、1日3回以上の血圧測定を自らに課し、極めて精細なグラフに仕上げる方もいます。

いずれにせよ、血圧記録・測定にストレスを感じるのでは、高血圧治療にとっては逆効果。
どうか記録はほどほどに。大まかな経過がわかればいいので。もちろん、マニアックなグラフも歓迎しますが。

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高感度インフル検査
- 2018/10/19(Fri) -
インフルエンザがボチボチ出始めました。近隣の某中学校で流行しているとの情報もあります。
治療の前段階として、外来でインフルエンザかどうかを診断するための迅速検査法も、徐々に進化しています。

最近はとくに、発症(発熱)からの時間経過が短い方でも判定できる、高感度の検査法が広がりつつあります。
当院も遅ればせながら、高感度で判定できる新しい検査装置を購入しました。
これによって、「発熱したばかりなので明日また来てください」と言うことは、今後少なくなるはずです。
もちろん、病状や状況を考慮して、インフルエンザの可能性がある方しか、検査はしませんが。

「5秒で正確判定可能なインフルエンザ検査機器を発売」 先日、医師系サイトでこんな記事を目にしました。

大塚製薬とデンカ生研が発売した、読み取り装置「クイックナビリーダー」です。
5秒とは驚異的。これはインフルエンザ診療にパラダイムシフトを起こすのではないか、とさえ思いました。

ところが、違うのです。5分間待ってから読み取り装置に挿入したら、5秒後に表示が出るという意味でした。
装置の動作時間が5秒というだけであって、検査全体に要する時間は別です。これって誇大広告じゃないの?

新型インフル流行の頃からでしょうか、インフルエンザの検査がやや過剰で、世の中が神経質になっています。
幼稚園や学校のみならず一般企業までが、念のためのインフルエンザの検査を求めます。

これは、医療費の無駄遣いというだけにとどまりません。早すぎる検査には別の問題もあります。
陰性判定=インフルエンザではない、とのお墨付きを与えることになりかねないからです。
そのような、偽陰性問題を解消する意味でも、高感度検査装置には期待しているところです。

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免震装置データ改ざん
- 2018/10/18(Thu) -
大手油圧機器メーカー「KYB」による、免震・制振装置のデータ改ざん問題には、驚くばかりです。
「不正担当」社員の間で、秘密裏に改ざんが引き継がれていたようですが、経営陣の関与はあるのでしょうか。
シェアの大きい企業だけに、不適合品の使用範囲はきわめて広く、日本中の重要な建造物に及んでいます。

国交省は「震度7の地震でも倒壊の恐れはないので、安全性に問題はない」と表明し、無知を晒しています。

震度階級って7までしかないのですよ。熊本地震の震度7の、100万倍の強さの揺れでも、震度7ですよ。
「震度7の地震でも倒壊しない」というのは、どれほど巨大な揺れでも倒壊しないと言うことに等しいのです。
国交省所管の気象庁の地震担当者が聞いたら(もう聞いてるでしょうけど)、呆れますよ。

無知に加えて、この事件の対象が広すぎるためか、問題を矮小化したい意図があるのかもしれません。
東日本大震災のときもそうでしたが、危機的な大問題に対してお役所は、どういうわけか平静を装います。
監督責任逃れなのか、事なかれ主義なのか。それとも国家機関が、正常性バイアスに陥るものなのでしょうか。

東京オリンピックを誘致する際の、安倍首相の “under control” だという発言も、まさにそれでしょう。
言霊の国ですから、願望を口にすれば叶い、不吉な事を喋れば災いを呼ぶのです。

建設中の新しい熊本市民病院にも、KYBの不正な免震オイルダンパーが使われていることが判明しました。
熊本地震で事実上倒壊し、そこからの復興のシンボルとも言える新病院が、いい面の皮です。
市民病院のサイトには、「工事の進捗状況」として、写真が掲載されています。
そのうち6月30日撮影分の、「免震工事」と題した少々誇らしげな写真が、今となっては痛々しいばかりです。

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パスポート偽造で詐欺
- 2018/10/17(Wed) -
積水ハウスが55億円をだまし取られた「地面師詐欺」事件は、なかなか興味深い。まるで小説ですね。
その筋書きを、少しデフォルメして書いてみると、こんな感じですか。

・誰もがほしがる好立地だが、地主がどうしても売ろうとしない土地が、都会のど真ん中にあった
・その土地の売買話を、ひょんなところで知り合った仲介業者から持ちかけられ、前のめりに契約した
・地主が本人であることを証明する公正証書を持っていたので、多少おかしな点はあっても、疑わなかった

地主になりすましたのは、パスポート偽造→印鑑登録・印鑑証明取得→公正証書取得、という手口でした。
スパイ映画の世界では、偽造パスポートなど当たり前のツールですが、現実に国内でも使われてるんですね。

おりしも今日は、偽造しにくい「次世代パスポート」を外務省が導入する計画も、報じられていました。
もしかすると現在のパスポートは、プロの手にかかれば簡単に偽造できてしまうのかもしれません。

ただし今回の事件では、詐欺を疑う不審な点がいくつも見過ごされており、むしろそっちの方が問題でしょう。

・本当の地主からの連絡(内容証明郵便)は、「怪文書」と見なして無視した。
・警察に相談した本当の地主の行為を、「取引を妨害しようとしている人の仕業」と判断した。

地主が本人であると最初に信じ込んだら、それからはもう、多少不自然なことがあっても疑わなくなるのか。
そこが詐欺グループの狙いであり、巧妙さなんでしょうね。これはホントに、映画になりそうです。

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自動運転車に追突
- 2018/10/16(Tue) -
自動車運転中には、自分がいくら安全運転を心がけても、自分に過失のないもらい事故に遭うことはあります。
昨日は、路地から出てきた車にぶつかりそうになり、ヒヤッとしました。

車が出てきそうな状況はわかっていましたが、当然、私の車が通り過ぎるのを待つだろうと思っていました。
ところがその車の運転手は、明らかに私の車に気付いていながら、私の前に割り込んできました。
無理に割り込めば、私が急減速するだろうと思っていたのでしょうか。現に、私は急ブレーキをかけました。
ただ、運転手はかなりご高齢の方のようで、単なる不注意または判断ミスだったのかもしれません。

もっと怖いのは、対向車線の右折待ちの車です。直進する私の前に飛び出されたら、大事故につながります。
相手の判断力、運動神経、覚醒状態、そして良心など、あらゆる状況が適正であることを願うしかありません。

最近、自動運転の実験車両が関連した交通事故が、しばしば報じられます。
自動運転技術が未完成だというのなら、まだわかりますが、人間との相性の問題もあるようです。

今年8月、Appleの自動運転実験車(レクサスRX450h)が、一般車に追突される事故がありました。
幹線道路に合流しようと時速1マイル以下で徐行中だった実験車両に、前方不注意の車が追突したようです。

実験車には落ち度のない、もらい事故だったわけですが、事故を誘発した可能性はないのかが気になります。
あまりにも極端な徐行運転が、後続車を運転していた人間の常識の範囲を超えていたのかもしれません。

やがて市中には、自動運転車が混じり始めるでしょうけど、その非人間的な運転には惑わされそうです。

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マックとミスド
- 2018/10/15(Mon) -
こんどこそ、消費税率が上がるのでしょうか。来年10月から、ついに10%になる方向のようです。
まあ、まだ確定じゃないですけどね。政治的駆け引きで、直前になってまた延期されるかもしれませんから。

今回は軽減税率が導入されるので、前にも書いた通り、けっこう面倒なことになりますよね。

テイクアウトは軽減税率で、イートインは標準税率」って規定の線引きには、ツッコミどころ満載です。
たとえばファストフード店で節税したいなら、とにかくいったん店の外に出ることでしょう。

「軽減税率が適用される取引かどうかの判定は、飲食物を提供する時点で行う」と国税庁のサイトにあります。
つまり、店員の「お持ち帰りですか」に対して「はい」と答えた時点で、軽減税率確定ってことでしょう。
そのあと気が変わって店内で食べたとしても、それは持ち帰りのバーガーをたまたま店内で食べたに過ぎない。

たぶん店内には、「お持ち帰りのバーガーは、店内では食べないでください」みたいな掲示が出るでしょうね。

だから商品を買ったら、いったん外に出るのです。となると、駐車場の車の中で食べる人が出てきますね。
すると「お持ち帰りのバーガーは、駐車場では食べないでください」という掲示が張り出されますね、きっと。

あるいは、モスのバーガーを買ってきて、マックの店内に持ち込んで食べるヤカラが現れるかもしれません。
こうなると、税率はともかくとして、迷惑行為ですね。

でも、店側が故意に他店の商品を持ち込ませ、食べる場所を提供するサービスなら、登場するかもしれません。
たとえばファストフード店が隣接している場合、両店が結託して、互いの店内で食べさせるという手もある。

当院の隣にあるサンピアンだと、マクドナルドとミスタードーナツの店舗がちょうど、向かい合ってます。
この場合、マックのバーガーをミスドで食べれば、当然、持ち帰り扱いなので軽減税率が適用されますよね。

「イートインの方は当店で、テイクアウトの方はあっちの店で食べてください」
店員がそのように案内し、客はゾロゾロと向かいの店に移動する。面白い風景ですね。

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太陽光発電の出力制御
- 2018/10/14(Sun) -
北海道胆振東部地震では、大規模停電「ブラックアウト」が起きました。
主力発電所の停止によって北海道全体で電力供給量が急減し、需給バランスが大きく崩れたのが原因でした。

九州電力は昨日と今日、大規模停電を防ぐために、太陽光発電の「出力制御」を実施しました。
北海道の件とは逆に、電力供給が多すぎて需給バランスが崩れるのを防ぐための措置だといいます。

土日で電力のオフィス需要が減るのに、好天で太陽光発電量が増える見込みだったからとか。
需要を増やせというなら、スマホとノートPCをフル充電するぐらいの協力はできますが、焼け石に水ですか。
なんなら家人を説得して、家中の衣類にアイロンがけをしてもらいますけど、それでも間に合いませんか。

理屈は理解できますが、太陽光がせっかく発電してくれるというのに、なんとももったいない話です。
原発は稼働させておきながら太陽光発電の方を先に止めるということも、わかっちゃいるけど複雑な心境。

発電量が需要を大きく上回りそうなとき、大規模なバッテリーに蓄電するようなシステムはないのでしょうか。
科学技術が進歩したというのに、いまだにそのような蓄電システムが作れないとはどういうことなのか。

さいわい、世の中が電気自動車にシフトしていけば、至る所に大容量の蓄電池が増えることになります。
バッテリーの単価もどんどん下がるでしょうから、加速度的に世界中の蓄電量が増えていくことでしょう。

太陽光発電の固定価格買取期間が、やがて終了します。いわゆる「2019年問題」です。
その後は九州電力に買いたたかれることになります。わが家の場合は2年後です。
この機会に、自宅に太陽光蓄電池システムを導入するのも手かもしれませんね。社会のためにもなるだろうし。

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風疹ワクチン同時接種
- 2018/10/13(Sat) -
首都圏を中心とした風疹の流行を受けて、ワクチンの接種を希望する若夫婦などが、ときどき来院されます。
生ワクチンなので、妊婦さんが接種することはできません。どうか、妊娠前に接種してください。
授乳中の方なら、むしろ最優先の接種対象です。もちろんその場合も、夫婦でどうぞ。

講談社の漫画アプリが、医療漫画『コウノドリ』の風疹エピソード部分を、緊急無料公開しました。
さっそく読んでみましたが、さすがです。読むとワクチンを接種したくなります(たぶん)。
単に漫画を使って学術的な解説をするのではなく、感動的なストーリーを作り上げているところがミソですね。

日々の診療で、口を酸っぱくしてワクチンの接種を勧めるよりも、漫画の方がはるかに説得力があります。
でも本来こういうことは、国や自治体が、強力に推し進めるべきですよね。テレビでも使えばいいのに。

当院としては、人気漫画のような強力な啓蒙力はありませんが、当院なりにやれることを考えました。
それは、インフルエンザワクチンと風疹ワクチン(またはMRワクチン)の同時接種です。
健康な成人が医療機関を訪れるこの機会を利用して、一気に風疹対策を進めようという作戦です。

通常の同時接種は前もって予約していただく必要がありますが、風疹対策に限っては予約不要とします。
希望すれば全員、インフルエンザワクチンとの同時接種ができることにしました。
ただし、風疹ワクチンは流通量が少ないので、MRワクチンでの接種になる場合が多いことをご了承ください。

風疹ワクチンやMRワクチンはしばしば品不足になります。ご希望の方には早めの接種をお勧めします。

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弁護士ドラマ
- 2018/10/12(Fri) -
弁護士モノのドラマが2つ始まったので、観てみました。
月曜がフジテレビの『SUITS/スーツ』で、昨日はテレビ朝日の『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子』。
小鳥が遊ぶところには鷹は居ない、ということで「小鳥遊」と書いて「たかなし」と読むのですか。へぇ。

『スーツ』は視聴率14.2%。そこそこの数字だと言いますが、評判は必ずしも芳しくありません。
たしかに、海外ドラマの『SUITS』と比べたら少しガッカリする完成度ですが、今後に期待しましょう。
できれば、もっと徹底的にオシャレに、キザに、そしてストーリーはもっと重厚にしてもらいたい。

一方の『リーガルVは』は、視聴率の15%こそ拮抗していますが、わりと好評価ですね。私も賛同します。
医者モノの『ドクターX』の弁護士版なわけですが、カタルシスの得られるストーリー展開も悪くない。
癖のあるキャラがあちこちに居て、伏線も十分です。来週も観たくなりました。

初回の印象はどうしても、前評判や期待とのギャップに影響を受ける嫌いがあります。
シリアスで重厚な展開を期待した『スーツ』と、破天荒な主人公の活躍を期待した『リーガルV』の違いか。

医者モノのドラマを観てガッカリするのとは違って、畑違いの弁護士モノは単純に楽しめますね。
少々説明調なセリフが出てきても許せるし、ディテールのあら探しをすることもないですから。

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1歳以上のRSV検査
- 2018/10/11(Thu) -
乳幼児の「RSウイルス (RSV) 感染症」が流行中です。先月下旬あたりから全国で急増中で、当院でも目立ちます。

高熱・ひどい咳・周囲でRSウイルス感染が流行中、と揃えば、疑いは濃厚です。
診察して喘鳴を聴取したら鼻腔のRSウイルス抗原検査を行い、それが陽性なら診断は確定です。

乳幼児がこれに感染すると症状が重く、しばしば喘息性気管支炎、場合により細気管支炎や肺炎になります。
RSウイルス感染症は繰り返し何度もかかる場合がありますが、2度目3度目となるほど、症状は軽くなります。

保育園・幼稚園等で流行しており、RSウイルスの検査を希望して来院する方も増えています。
園から調べるように言われた、と来院する方もいますが、医学的観点から必要性がなければ検査はしません。

この検査は、1歳以上のお子さんでは保険がききません。これがじつに微妙な問題をはらんでいるのです。

(1)0歳児の場合
検査に保険がききますが、3歳未満は包括診療(小児科外来診療料)なので、個別の検査料は算定しません。
どっちみち熊本市では、3歳未満は窓口負担ゼロです。

(2)1歳以上の場合
検査に保険がきかないので、自由診療(自費)となります。当然、保険診療と併用(混合診療)はできません。
お子さんの医療費は全部、自由診療の扱いとなります。自由診療なので、熊本市の助成対象にもなりません。
しかし実際には、通常の保険診療のみ行っています。検査は当院がサービスで行ったという形にするのです。

医学的に少しでも必要性があれば、1歳以上でも(サービスで)検査をしますが、必要性がなければしません。
ご納得いただけない方には、全額自費診療となる事情をご説明して、諦めていただくことも(稀に)あります。

RSウイルス感染かどうかを調べるよりも、その子の病状に応じた治療を行うことの方が、よほど大事です。

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元「体育の日」
- 2018/10/10(Wed) -
10月10日といえば、私などはどうしても「体育の日」のイメージです。
それは1月1日が元日であり、3月3日がひなまつり、5月5日がこどもの日であることと、ほぼ同レベルでした。

ところが2000年から、体育の日は10月第2月曜日という、まったく特別感のない日付の祝日になりました。
それが「ハッピーマンデー制度」。現在、4つの国民の祝日に対して、この制度が適用されています。

年に何回か3連休を作って、国民には余暇を過ごしやすくしてもらおう、というのがこの制度の趣旨です。
たしかにそれは、暦通りに休みが取れる人には嬉しいかもしれませんが、休日に働いている人には逆効果です。

土日祝日診療(休診日は火金)の当院は、ハッピーマンデーのの3連休はいつも、アンハッピーな気分です。
当院に限らず、サービス業の事業所の多くの従業員が、ハッピーマンデーを苦々しく思っていることでしょう。

お役所や銀行は暦通りにまるっと休むので、サービスを享受する一般市民にとって、3連休は不便な期間です。
たいていの医療機関は日曜や祝日には休診するので(当院を除く)、連休は患者にとって不安な期間です。

そういった不便は、連休が長ければ長いほど増幅します。不安の強い患者さんは、ますます不安になります。
日頃は落ち着いているのに、土曜日になると具合が悪くなる、という方もよくいます。

新天皇が即位する来年の5月1日を祝日にして、大型連休を10連休にしようという驚くべき動きがあります。
その臨時の祝日に異論はありませんが、10連休にしてしまって市民サービスに混乱は起きないのでしょうか。
とくに休日診療体勢が不安ですね。当番医で足りるのか、救急病院の勤務医の先生方の体も心配です。

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佐薬のもどかしさ
- 2018/10/09(Tue) -
子どもに抗生剤を投与するときには、たいていは整腸剤を混ぜた形で処方します。
抗生剤を飲むことで下痢をする可能性があるので、その予防のために、最初から整腸剤を加えておくわけです。

副作用を防ぐために、あらかじめ胃薬や整腸剤を処方しておくことは、保険診療上も認められています。
このように同時投与しておく薬を「佐薬(さやく)」といいます。「佐」は「助ける」の意味です。

佐薬と似て非なるものに、ていうか私には厳密には区別がつきませんが、消炎鎮痛剤と胃薬の問題があります。

アスピリンとかロキソニンとかイブなどの薬を、非ステロイド消炎鎮痛剤(NSAIDs)といいます。
これらの薬は胃粘膜の血流を障害し、胃潰瘍を引き起こす場合があります。
なのですでに胃潰瘍がある方には、熱や頭痛があっても、NSAIDsを処方できないキマリ(禁忌)です。

NSAIDsを飲み過ぎてひとたび胃潰瘍になった方は、胃潰瘍が治るまでは頭痛薬の処方はストップです。
いやいや、NSAIDsと一緒に胃潰瘍の薬を飲めばいいんじゃないの、って思いますよね。
私もそう思いますが、ダメなんです。いったんNSAIDsを中止して、胃潰瘍を治さなければなりません。

そののちNSAIDsの処方を再開したとき、胃潰瘍が再発するのを防ぐためなら、胃潰瘍治療薬を処方できます。
しかし、もしも胃潰瘍がぶり返してきたら、またNSAIDsの処方ができなくなります。この繰り返しです。
それぞれが必要な薬なのだから、用法用量を調節しながらでも同時処方させてもらえると助かるんですけどね。

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毒キノコ
- 2018/10/08(Mon) -
この時期は毒キノコによる食中毒が多いそうで、先日も5年ぶりに死者が出ました。でもその方は、
(1)食用キノコだと確信して食べた
(2)たぶん食用だろうと思って食べた
(3)食用かどうか不明だが食べた
(4)毒キノコとわかってたので少量だけ食べた
のうち、どれだったのでしょうね。

滅多に山に入らないような私のようなド素人には、キノコを見つけても食べようという発想は皆無です。
誰か知人が山で採って来たキノコを持ってきてくれたとしても、それを食べる勇気はありません(松茸は別)。

自分で見つけたキノコを持ち帰って食べる方には、それなりの知識と経験と自信があるのだろうと思います。
それでも死亡事故があるということは、それだけキノコの見分け方が難しいということなのでしょうね。

キノコは太古の昔から地球上にあるはずで、見つけやすいし採りやすい。格好の食材です。だけど毒がある。
食べて死んだ人の話が伝わり、あのキノコは危ないとか大丈夫だとか、そんな情報が蓄積していくのでしょう。

食用キノコには、それによく似た毒キノコもあって、よく区別しなければ事故に遭うことになります。
今回死亡した男性は、「クロハツ」のつもりで、猛毒の「ニセクロハツ」を食べたとのこと。
図鑑等には、両者の見分け方が書かれていますが、微妙なケースもありそうで、鑑別が容易とは思えません。

かつて食用だったクロハツですら、最近では毒キノコに分類されていて、食べる人も減っているとか。
しかし逆に、その微妙な毒性を知りながら敢えて食べることも、キノコ食の魅力のひとつなのかもしれません。
食べた時に毒になるか珍味(快楽?)になるかは、結局のところ、その摂取量できまるわけですからね。

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北海道に寄附と出資
- 2018/10/07(Sun) -
ふるさと納税をどこにしようかと(昨日の続き)考えていて、思いつきました。北海道厚真町にしようと。
地震被害については、他人事ではありません。熊本地震以来、私の考え方も価値観も、たしかに変わりました。

さっそく、ふるさと納税サイトで厚真町を探すと、「北海道胆振東部地震災害支援緊急寄附受付」の文字あり。
そこには、「お礼の品はございません」という注意書きがあります。望むところです。それこそ寄附です。

ただし、これでイイコトした気になってはいけません。なぜなら、自分の懐はまったく痛めてないからです。

私の居住地である菊陽町に納めるべき住民税を、寄附金として流用しただけです。菊陽町には申し訳ないです。
強いて言うなら、菊陽町の財政を厚真町への寄付に振り替える権利を行使したと、言えなくもないですかね。

北海道と言えばこれまでに、余市町と大樹町(たいきちょう)に、ふるさと納税をしたことがあります。
余市町からの返礼品はご想像にお任せしますが、大樹町は十勝南部の町。返礼品はチーズでした。

北海道大樹町といえば、堀江貴文氏が創業した「インターステラテクノロジズ」社の所在地でもあります。
昨年、民間単独開発のロケット「MOMO(モモ)2号機」を打ち上げて失敗した、あの会社です。

いまちょうど、「MOMO3号機」打ち上げのための、クラウドファンディングが行われています。
締め切り日の10/29までの目標額2,700万円に対して、現時点で集まっているのは1,080万9千円。

出資額に応じて、自分の名前が彫られた銘板がMOMO3号機に搭載されたり、さまざまグッズがもらえます。
さらに、1千万円出せば「発射ボタンを押す権利」が与えられるそうです。う〜ん、無理。

というわけで、インターステラテクノロジズ社に対して、ほどほどの額の出資手続を、本日行ったところです。
もはや、寄附でもなければ納税でもなく、出資です。パトロンになったのです。夢を買ったのです。

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ふるさと納税の趣旨
- 2018/10/06(Sat) -
だいぶ涼しくなってきました。今年も残すところあと3カ月弱。こうなると、いろいろと焦ってきます。
気が付けば、ふるさと納税額がまだ不十分でした。限度一杯まで寄付しなければ、損した気がしてしまいます。

どの町の果物や肉を選ぼうかと、専用サイトで探すことにしましょう。これはこれで、楽しい作業ですよね。

総務省は、返礼品は地場産品であるべきだと言いますが、まったく浅はかな考えだと思います。
地場産品に限定すればするほど、返礼品目当てに寄付先を選ぶ傾向が強まることに気付かないのでしょうか。

まず寄付先を決め、ついでその町の特産品の中から返礼品を選ぶ、などという考え方は絵に描いた餅です。
同程度に思い入れのある町があれば、どちらに寄附するかは、返礼品の好みで決めてしまうのは当然のこと。
まして、どこに寄附すべきか明確な目的がない場合には、最初にまず返礼品を決めるしかないのです。

となれば、魅力的な農畜産物や水産物といった特産品がある自治体が、圧倒的に有利です。
返礼品を地場産品に限定するというのは、寄付先は特産品で選びなさいよ、と言ってるようなものです。

ふるさと納税が返礼品競争に陥っている現状には、たしかに問題があると私も思います。
だからこそ、すべての自治体がどんな返礼品でも準備できるとした方が、逆に競争は鎮静化すると思うのです。

私も本当は、縁もゆかりも聞いたこともない町に、黒毛和牛だけのために寄附したくはありません。
しかし、国に逆らってダイソンの製品やドンペリを送ってくれる自治体には、なんとなく好感がもてます。
創意工夫で頑張る町を、応援したくもなります。その意味では、ふるさと納税の趣旨にも合致してますよね。

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空から投稿します
- 2018/10/05(Fri) -
某芸人のコトバを借りるなら、「なんて年だ」でしょうね。台風のことです。

今年はできうる限り多くの学会に参加するつもりで、これまでに7つの学会に参加してきました。
それらのほとんどが休診日の日帰りでしたが、今日は今年最後となるであろう7回目。
勤務医時代の私のメイン学会「日本胸部外科学会」に参加してきました。

東京での学会は、たいてい東京国際フォーラムで開催されますが、今日は珍しく、品川のホテルでした。
これが意外と、羽田空港からのアクセスが良くて、田舎者には便利。今後も品川でお願いしたいものです。
ただし、雨です。傘の取り回しは面倒だし、新調したばかりの靴もズボンも濡れる。

学会のことはさておき、今日の問題は台風です。飛行機って、台風に弱いのです。
これまで、無事着陸できるかヒヤヒヤしたり、潔く学会出張を取りやめたりしたこともありました。
今朝は台風25号が接近する中、なんとか行けそうな気がしたので熊本を出発しました。

往路は大丈夫でしたが、問題は復路です。案の定、「天候調査」がかかりました。
熊本空港に着陸できない場合は、福岡空港に降りるか羽田空港に引き返しますとの、いや〜なアナウンス。
これは困りました。万一、羽田に戻ることになると、明日の、少なくとも午前中の診療は難しくなります。
なんとか福岡には降りてもらいたい。あとは地を這ってでも、熊本にたどり着きましょう。
そんな、祈るような気持ちで搭乗。定刻lよりも50分も遅れて出発。
うまくいっても、熊本着は21時。羽田に引き返したら22時は過ぎるでしょう。最悪。

機長には、なんとか頑張って熊本に降りていただきたい。一乗客として、心より応援しています。
ちぇすとー。きばれやー。

いくら気をもんでも、機内で私ができることは限られています。
羽田や福岡に着陸したら、そのあとバタバタしそうなので、安定飛行してるうちにブログを投稿しておきます。
その後の顛末(どこに着陸したか、等)は、追記しますので・・・

(追記)無事、熊本空港に着陸できました。ていうか、熊本雨すら降ってないし。

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名簿の変遷(退化)
- 2018/10/04(Thu) -
出身大学から同窓会名簿が届きました。同級生や知人の最新情報を知るために、毎回購入しているものです。
よく見ると裏表紙の下の方に、シリアル番号が印字されています。
私はいつも2冊購入するのですが、シリアル番号は連番になっていました。
誰が購入した名簿かがトレースできるようにして、流出や転売を防ごうというのでしょう。

そう思いながら2年前の名簿を見たら、それにもシリアルが入ってました。ありゃ、気付いてなかったですね。
ただ、そのシリアル番号のケタ数が妙に少なくて、なんかウソっぽいんですよね。もしかして、ダミー?

同級生の中には、どこかの医学部の教授や大病院の病院長になった者が散見されます。
そのような地位に就き、かつそれを維持することの大変さに思いをいたしつつ、ページを繰っていきます。

大学の連中はほぼ、同業者ばかりですが、高校の同窓会名簿を見ると、これはかなり面白くなってきます。
中学校の同窓会名簿に至っては、その名前からすでに懐かしく、住所や勤務先を見ては感慨にふけります。
女子の大半は姓が変わっており、カッコ内に旧姓が記されています。元の姓のままの女子もいます。

こういった住所や勤務先や電話番号や姓の変化などの個人情報が、同窓会名簿には遠慮なく記載されています。

一方で企業や官公庁などの職員名簿からは、たぶん、ほとんどの個人情報が消されているようです。
たとえば、比較的最近の熊本市の職員名簿には所属と名前しか記載されておらず、名簿自体が薄っぺらです。

ところが平成12年の名簿を見てみると、熊本市全職員の自宅住所や電話番号がきっちりと記載されています。
当時はそれが当たり前でした。年賀状を書くときに役立つことが、名簿の第一の存在価値だったのです。
私は物持ちがいいので、古い名簿類は全部保管しています。何か、おかしいですか?

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半分、リコール
- 2018/10/03(Wed) -
バルミューダから一昨日、「バルミューダ ザ・トースター」の、無償製品交換プログラムの連絡が来ました。
つまりリコールです。不具合により漏電の可能性があるとのこと。その対象となるのは、初期の製品。

なにしろ新しモノ好きの私は、トースターも発売されて間もなく購入したので、ばっちりリコール対象でした。
3年以上使い込んで薄汚れた製品が新品に交換してもらえるので、家人は喜んでいます。

バルミューダと言えば、連ドラ『半分、青い。』の扇風機のモデルにもなった「グリーンファン」が有名です。
あの扇風機も、比較的初期のうちに私は購入したのですが、熊本地震のときに破損してしまいました。
オフシーズンなので書斎の片隅に保管していたところ、地震で倒れて首がポッキリと折れてしまったのです。
相当な衝撃だったのだろうと諦めて、そのまま廃棄しました。

ところがその後、私の持っていたモデルが、無償交換修理の対象となりました。
通常の使用の範囲でも、扇風機のヘッドを支える部品が破損して折れる可能性があるとのこと。
まさに私のグリーンファンは、その部分が折れたのです。地震のせいではなく、製品の問題だったのか?

さっそくバルミューダに電話。
「破損した扇風機をすでに廃棄してしまいましたが、どうしたらよいですか」
「交換修理なので、破損した製品を当社までお送りいただく必要がございます」

らちがあかないだろうと早々に諦めましたが、通常の使用の範囲で首が折れるなど、かなりヤバイですね。

バルミューダ製品は、そのコンセプトやデザイン性などには優れていますが、どうも作りが甘い気がします。
長年消費者と向き合ってきた大手メーカーとは、そこが違うのかもしれません。

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本庶先生ノーベル賞
- 2018/10/02(Tue) -
ノーベル医学生理学賞を、本庶佑・京大名誉教授が受賞しました。
去年おととしも、本庶先生がノーベル賞を逃した話を書きましたが、今度こそ、三度目の正直でした。

報道番組では、「PD-1」のことを少しは理解してる人が解説してほしいものですが、それはさておき。
本庶先生の発言は、含蓄があってしかも面白い。今後発刊される「本庶本(ほんじょぼん)」が楽しみです。

「より多くの人を救いたいから、弁護士ではなく医師を選び、臨床医ではなく研究者を選んだ」
発言をまとめると、このような進路選択だったようです。付け加えるなら、臨床研究ではなく基礎研究です。

「ネイチャー、サイエンスに出ているものの9割は嘘」
研究をかじったことのある者にとっては、雲の上にある雑誌ですが、まあ「STAP細胞」もありますしね。

「『不思議だな』と思う心を大切にすること」
誰にでも言えそうなことですが、疑問の解決を諦めないかどうかが肝要なのでしょう。常人は妥協します。

「いちばんしたいことは『エイジシュート』」
驚くしかありません。39歳のときにゴルフをやめた私は、年齢の3倍近いスコアしか出せませんでしたから。

安倍首相がさっそく、本庶先生にお祝いの電話をかけてましたが、安倍首相には危機感を持っていただきたい。
大隅良典氏の言葉をもういちど借りるなら、
「日本の近年のノーベル賞ラッシュは、過去の遺産を食いつぶしたものに過ぎない」

ノーベル賞がすべてじゃないけど、ノーベル賞を目指せるような基礎研究こそが、未来の世界を変えます。

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開院11周年
- 2018/10/01(Mon) -
本日、つるはらクリニックは、開院11周年を迎えました。
これもひとえに、皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます(と、まずは恒例の挨拶から)。

昨年の10周年に比べると、今日は地味な記念日でしたが、やはり節目の感慨はあります。
診療上の悩みや、喜びや、苦労や、笑いや、創意工夫や、トラブルや、さまざまなことが思い出されます。

震災からはすっかり立ち直り、以前と同様の忙しさに戻ったかと思いきや、最近は少し落ち着いてきました。
夕方の診療終了時刻をある程度きちんと守るようにして以来、当然ですが受診者総数は減っています。
国が「働き方改革」を推進している昨今、当院も常識的な労働時間(=診療時間)にしなければなりません。

この1年間はとくに、多くの学会に参加しました。たぶん、勤務医時代に近い頻度で、あちこちに行きました。
ただし、それもほとんどは休診日を利用した日帰り。なので実質的な学会参加時間は長くても半日です。
学術活動というよりは、刺激を受けに行ったようなものかもしれません。いろんな意味で刺激にはなりました。

今後もときに臨時休診を作ってでも、刺激を求めて外の空気を吸いに行きますので、どうかご了承ください。

土日祝日診療は今後も続けますが、開院当初の目的は、土日に急病になった患者さんを診療することでした。
ところが最近の土日には、生活習慣病の方が目立ちます。休日に受診できるのが便利だからです。
そのようなニーズが思いのほか多くて、急病患者の診療との時間配分には、今後工夫が必要になりますね。

救急病院を受診した患者さんが、日頃の病歴を説明するために、当院の「ミニカルテ」を差し出すそうです。
これが便利らしいです。病歴が全部書いてあるから、紹介状要らず。救急担当医も驚くとか。
そのミニカルテも12年目を迎えました。このシステムのユニークさは、自分でもくろんだ以上のものでした。

何か急に目新しいことを始めるわけではありませんが、また初心にかえって、誠実な診療に臨んでまいります。
今後もこれまで同様に、温かいご支援と叱咤激励をたまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。

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