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ジャパンワクチン解散
- 2018/11/14(Wed) -
「ジャパンワクチン株式会社」が解散することが、突然今日、発表されました。
第一三共とGSKの合弁会社として、小児用ワクチンの普及を目指して6年半前に設立されたばかりだったのに。

両社はこのたび、「それぞれの事業を通じてワクチンの普及を図ることが最善と判断」したようです。
硬直化した日本のワクチン行政の下では合弁の価値なしと、たぶんGSKが考えたのでしょう。

ジャパンワクチンが扱うのは、ヒブ、4種混合、B型肝炎、MR、2種混合、HPVといった、定期接種ワクチン。
さらに、ロタ、おたふくなどの任意接種ワクチンがあるし、いま接種者急増中の風疹ワクチンもあります。
もちろん、インフルエンザワクチンも販売してます。
以上のどれもが、当院でも毎日のように接種を行っている、とても重要なワクチンばかりです。

あ、いやいや、HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)は、事実上ほとんど接種は中断状態でしたね。
ロタウイルスワクチンやおたふくかぜワクチンも、何度も言ってきた通り、なかなか定期接種になりません。

インフルエンザワクチンは、この会社の製品に限り、0歳児には接種できないという条件がついています。
これは、0歳児の治験で十分な有効性を出せなかったためで、ちょっとした差なのですが、ケチがつきました。

実際にワクチンを製造しているメーカーを考えたとき、この合弁会社の存在理由が私にはよくわかりません。
ヒブワクチンの製造はサノフィだし、B型肝炎ワクチンはKMB(旧化血研)。
それ以外の、ヒブ、ロタ、HPVはGSK製で、4種混合、2種混合、MR、風疹は北里第一三共が製造してます。
ワクチンの製造と販売の系列って、ホント複雑です。

定期接種ワクチンというのは、子どもの数(出生数)に比例して、毎年一定数の需要があるワクチンです。
ということは、今後の少子化を考えれば厳しい市場だとも言えます。
ワクチン業界は今後、大規模な再編に動き出すのかもしれませんね。

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二度観の感動もある
- 2018/11/13(Tue) -
「感動した」「泣けた」と話題沸騰中の大ヒット映画といえば、『ボヘミアン・ラプソディ』ですね。
封切り日に観に行った話を書いたのはつい4日前の事ですが、今日もまた、映画館に行ってしまいました。

感動がさめ始めた頃に再び観ることによって、感動を再燃・持続させようという「ブースター効果」狙いです。
ていうか、2度目ならではの発見や感動がまたあるだろうという目論見です。そして、また観て良かった。
それどころか、1回目よりもずっと深い感動がありました。展開がわかるからこそのカタルシスなのでしょう。
そしてまた、ドラマよりも音楽の要素が大きい映画だからこそ、何度も観たくなるのでしょう。

ジョン・ディーコン役やEMIのオッサン役の俳優が誰かなど、小ネタも仕込んでから観るとまた楽しめますね。
サントラはもちろん、Apple Musicでダウンロードして毎日聴いてます。本編のBlu-rayが出たら買います。
これはもう、公開期間が終わる前にもう一度(3回目!)観るしかありません。

これだけ話題になっているのに、今日の観客数は封切り日よりも少し多い15人程度でした。まあいいけど。

この映画の内容に批判的な方もいます。フレディ・マーキュリーの描き方が不正確だという意見もあります。
小説ならそうかもしれませんが、圧倒的な映像と音楽・音響でつくられる映画というのは、また別物です。
その意味で、いつか自宅でBlu-rayで鑑賞する場合には、近隣から苦情が出るぐらいの音量が必要ですね。

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起動は寝て待て?
- 2018/11/12(Mon) -
「必要悪」としての使用を余儀なくされている「Windowsパソコン」ですが、どうしても好きになれません。
職場に3台と自宅に1台あるWindows機は、Macでは動かないソフトを使うため「だけ」に、存在しています。
院内で多数派のMacのうちの3台にも、じつはWindowsをインストールしています。これも同様の理由です。

自宅での経理作業用に使っているN社製のWindowsPCが、最近不調です。たしかに古い機種です。
しかし買い替えようにも、Macにしか興味の無い私なので、どの機種を選べば良いのか見当がつきません。

N社製なら間違いなかろうと、「N社 Direct」という通販サイトで機種を選んで発注しました。
これが第一の間違い。一般的な機種を注文したのに、2週間たっても届かない。
電話で問い合わせたら、通常の納期は4週間だと。そんなの待ってられません。キャンセル。
あとになってネット検索したら、不評ばかり目立つ通販業者じゃないですか。

こんな時に頼れるのは、やっぱりAmazon。売れ筋の某社の商品を選んで発注。なんと2日後には届きました。
その翌日。さっそく「開封の儀」を執り行いました。要所要所で写真撮影をしながらの開封作業です。

電源ON。メーカーのロゴが現れ、Windowsが起動・・・しません。ず〜っと「お待ちください」のまま。
気長に30分以上待っても何も変わらないので、メーカーのサポートに電話すると、驚きの回答が。

「お客様が購入された機種には、そのような事象が起きることが確認されております」
「長ければ2日ほどお待ちいただく場合がございますが、いったん立ち上がれば、その後は問題ありません」

はぁ?、電源入れてWindowsが立ち上がるまで2日待てと?、2回寝て起きて、やっと起動するわけ?
さすがに私もそこまで気が長くないので、商品は返品しました。もう、Windowsにはこりごりです。
でも必要なので買いますけどね。明日は、近所の家電量販店にでも行きますか。

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アクティベーション
- 2018/11/11(Sun) -
最近、某銀行のスマホアプリを導入しようと説明画面を見ていたら、次のような記述に出くわしました。
「アカウント登録画面にて活性化した『メールで認証コードを受け取る』ボタンを押す」
普通なら「アクティベートした」と書くところを「活性化した」ですよ。なんとも古風というか、むしろ新鮮。

一般にPCソフトやスマホアプリの初期登録段階では、「アクティベーション」が必要になることがあります。
正規ユーザとしての認証を受けて初めて、そのソフトウェアが使えるようになる仕組みです。
ネット接続下にソフトを起動して、シリアル番号などを入力すると、利用制限が解除されます。

90年代頃までは、そのような巧妙で実効性のあるライセンス認証の仕組みがありませんでした。
ソフトなど、そのシリアル番号さえわかれば、何台のパソコンにでもインストールすることができました。
なので基幹病院でも大学病院でも、廻りを見回せばパソコンソフトはコピーだらけでした。

ところが私には妙に潔癖症なところがあって、使うソフトは必ず正規購入していました。もちろん自腹です。
「Photoshop」も「Illustrator」も、その他いろいろ全部買いました。所有欲を満たすためかもしれません。

ソフトを入手するのに金を払うのは今では当たり前のことですが、当時は一部の奇特な人間のすることでした。

とは言え、自分だけ出費がかさむのも不愉快で、ある時、PCソフトの著作権管理団体にメールしたのです。
「インストールしたソフトは、ネット接続してメーカー認証を受けて初めて使える仕組みにしたらどうか」と。
まさにこれこそ、今で言う「アクティベーション」の概念です。

その2,3年後ごろからでしょうか、PCソフトやOSに軒並み、アクティベーションが導入され始めたのは。
もしや私のメールのアイデアをパクったのだとしたら、私はこう言いたい。「ライセンス料よこせ」と。
過去20年間の、世界中のPCソフトの売上の1%でよいです。たぶん、1兆円。

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軽減税率適用の解釈
- 2018/11/10(Sat) -
国税庁は、「消費税の軽減税率制度に関するQ&A」の改訂版を出しました。
卑近な具体例をあげて軽減税率の適用対象を説明するものですが、目的とは裏腹に事態は複雑化する一方です。

お役人らしい「定義」を元に、統一理論で突破しようとしていますが、元々が無理筋なのです。
残念ながら、どのような理屈で説明しようとも、解釈の難しい局面はいくらでも出てきます。

たとえば「食品」とは、人の飲用又は食用に供されるものだと定義されています。
なので活魚は軽減税率の適用対象ですが、熱帯魚は「食品」に該当しないので軽減税率の対象外(問3)。
同様に、ペットフードは軽減税率の適用対象とはならないことも明記されています(問4)。

その理屈で言うなら、熱帯魚を食べるつもりだと主張して買えば、軽減税率が適用されるのでしょう。
同様に、購入時に自分はペットフードを食べる嗜好がある旨を表明すれば、軽減税率が適用されるはずです。

飲食料品の販売に際し使用される容器は、通常必要なものであれば、軽減税率の適用対象に含まれるようです。
その飲食料品が費消された場合に不要となるような容器が対象となる、というのがポイント(問24)。
果実を入れた桐の箱も、商品名を直接印刷して専用容器とした体裁であれば、認められるとのこと(問25)。

その理屈で言うなら、秋の味覚を詰め込んだ桐のタンスも、工夫次第では軽減税率の適用対象になりそうです。

最も議論の余地があるのが、「食事の提供」(外食)と「飲食料品の譲渡」(持ち帰り)の区別でしょうね。
そのうち、コンビニのイート・インコーナー等の利用は、実情に応じたやや緩い解釈となりそうです(問45)。
ただし、スーパー等の休憩スペースで、実態として飲食が行われていたら外食扱い(問46)、とは厳しい。

テーブルもイスもない、カウンターのみの立食形式の飲食店でも、もちろん外食扱いです(問55)。
ところが、テーブルもイスも、カウンターすら無ければ、軽減税率の適用対象とあります(問44)。

とりあえず、設備に触れずに立って食べればよさそうですね。日本中で、行儀が悪くなるかもしれません。

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『ボヘミアン・ラプソディ』
- 2018/11/09(Fri) -
映画『ボヘミアン・ラプソディ』が、本日から劇場公開されているので、さっそく観に行きました。
「クイーン」ファンとしては、初日に観るのがマナーでしょう。そして、観に行って良かった。

最近の映画は金曜日に封切られることが多くて、金曜日が休日(休診日)の私には都合が良いですね。
M:I』も『インフェルノ』も『スティーブ・ジョブズ』も『天使と悪魔』も、みな封切り日に観ました。
客の入りは『M:I』よりもだいぶ少なく、ほぼ『スティーブ・ジョブズ』並みといったところか。

映画の内容に関連したことを書くので、いちおう「ネタバレ注意」と前置きしておきます。
ただし、ストーリーはすでに知られている事実だし、音楽もよく知っている曲ばかりですけどね。

中学3年の冬、アルバム『オペラ座の夜』でクイーンファンになり、高1のときはそればかり聴いてました。
自分で買ったレコードとしてもクラシック以外では2枚目でした(1枚目はビートルズのホワイトアルバム)。

クイーン最高傑作のひとつ『ボヘミアン・ラプソディ』も、このアルバムに含まれています。
この曲の演奏時間6分という長さが、当時のラジオ放送のネックでしたが、『預言者の唄』の方がもっと長い。
どちらの曲も、中間部のオペラ部分が特徴的で、友達とよく口ずさんでいたものです。とくに後者の方を。

フレディ・マーキュリー役のラミ・マレックは、決して、フレディのそっくりさんじゃありません。
しかしその、ステージ上のカラダの動きが、極めて似ています。ていうか、似せています。
歌声はフレディ本人の声を使っているそうなので、その点は完璧。音楽の使い方や編集も上手いですね。
音楽総指揮はブライアン・メイとロジャー・テイラーだし、ファンなら観て間違いのない映画でしょう。

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映画『MMRワクチン告発』
- 2018/11/08(Thu) -
映画『MMRワクチン告発』は、劇場公開直前になって、日本での公開を中止することが昨日発表されました。
製作者に重大な誤解があることが判明したため、この映画の公開が適切でないと配給会社が判断したようです。

「MMRワクチン」というのは、麻疹・おたふくかぜ・風疹の混合ワクチンのことです。
映画では、「MMRワクチンと自閉症に因果関係が疑われる」ということを、訴えようとしているようです。

この問題には少々複雑な経緯がありますが、ごくおおざっぱに書くなら、こうです。
(1)MMRワクチンと自閉症の関連性についての研究が、有名な医学雑誌に掲載された(1998年)
(2)それがまったくのねつ造論文であったことが判明し、撤回された(2010年)
(3)米CDCがMMRワクチンと自閉症との関連データを隠蔽していた、とする論文が発表された(2014年)
(4)その告発論文もまた、ねつ造と判明した(同年)

このうち(1)や(3)に大きなインパクトがあったので、その部分がひとり歩きしたということでしょうか。
「反ワクチン」を主張したければ、故意に(1)や(3)だけを引用・喧伝する手法もあるのでしょう。

センセーショナルな記事や報道は、それが後に撤回されても、その印象はもう完全には打ち消せないものです。

報道番組で何度も放映された「HPVワクチンの副作用に苦しむ女性」の映像が、まさにそれです。
科学的な立証もせず、まず映像のインパクトで印象を植え付けてしまうやり方は、おおいに問題だと思います。

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風疹対策の進次郎節
- 2018/11/07(Wed) -
わが国のワクチン行政の不備や遅れの問題については、以前から何度も書いてきたところです。
ワクチン後進国」という汚名を返上すべく、ここ数年、いくつかのワクチンの定期接種が始まりました。

しかし、何年たっても議論が続くばかりで定期接種になってないのが、おたふくかぜとロタウイルスワクチン。
さらにHPVワクチンも、わが国では事実上止まっており、諸外国からおおいに非難されています。

日本の後進性がとくに問題だった麻疹・風疹の予防接種は、2006年から第1・2期定期接種が始まりました。
さらに2008年からは第3・4期定期接種が、5年間の時限措置として、中高生に対して実施されました。

しかし、その対象年齢を超える者(1989年度生まれ以上)に対しては、何の配慮もなされませんでした。
つまり、現在おおむね28歳7カ月以上の方々は、ワクチンの接種回数が足りない世代です。
さらに39歳7カ月以上の男性と56歳7カ月以上の女性は、定期接種の機会がまったくなかった世代です。

風疹にかかって問題となるのは妊婦ですが、その感染源としては30代以上の、とくに男性が危険な存在です。
したがって、先天性風疹症候群を減らすためには、30〜50代男性へのワクチン接種が必要とされています。

「風疹をなくそうの会『hand in hand』」の代表者らが一昨日、小泉進次郎氏に要望書を手渡しました。
自民党厚生労働部会長という、ワクチン行政に強い影響力のある立場にある小泉氏は、次のように述べました。

「風疹は排除できるにも関わらず、日本が実現できていないということは何かが足りないはずだ」

私に言わせれば、厚生官僚の科学的・客観的判断力、あるいは覚悟が足りなかったと言うことでしょう。
副反応を疑う事例に振り回され、大事な積極的勧奨をすぐ止めてしまうような弱腰が、もっとも問題なのです。

小泉氏が、過去の政策に疑問を呈し、風疹対策に取り組む姿勢を明言してくれたことは、大いに評価します。
他の議員たちとは異なり、リップサービスだけで終わらせるような人ではないと、期待もしています。

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全員野球内閣
- 2018/11/06(Tue) -
先月発足した「第4次安倍改造内閣」のことを、池上彰氏が今日の番組で触れていたので思い出しました。
首相が「明日の時代を切り開くための全員野球内閣だ」と明言したやつですね。
その日は本庶佑教授のノーベル賞受賞ニュースと重ってしまい、ツッコむ機会を逸していました。

で、遅ればせながら「全員野球内閣」ですが、これってオカシくないですか。「全員野球」を辞書で引くと、

(1)野球部員全員が心を一つにして試合に臨むこと
(2)(比喩的に)関係者全員が一致団結して対処すること

このうち(2)の使い方を辞書等で調べた限りでは、ほとんどが「全員野球で」という形で使われていました。
「経営危機を全員野球で乗り切る(大辞泉)」とか、「全員野球で政権交代だ(鳩山由紀夫氏)」などです。

比喩的な意味では、「全員野球をする野球部員と同じような気持ちで」を短縮して「全員野球で」でしょう。
そう考えると、「全員野球」のあとに名詞が来るのには、少し違和感がありますね。
ついでに言うと、「全員野球内閣」が許されるなら、「全員野球サッカー」だってありなのか?

「全員野球内閣」とは、リーダー不在内閣なのかとツッコむ向きもあるでしょう。
あるいは逆に、閣僚全員が一致団結するのは当たり前のこと。わざわざキャッチフレーズにすることじゃない。
どうせなら、改元や五輪を意識した言葉にして欲しかった。ま、どうでもいいけど。

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ほぼほぼ大丈夫
- 2018/11/05(Mon) -
聞いてて違和感のある言葉だった「ほぼほぼ」ですが、ほぼほぼ慣れましたね。
少々言いにくい言葉なのにどういうわけか広まっているのは、その語呂の面白さゆえでしょうか。

最初に聞いたときにはすぐ『ボボボーボ・ボーボボ』を思い出しましたが、この話は膨らませないでおきます。

「よろしかったですか」などの若者言葉にはいまだにムカつく私ですが、「ほぼほぼ」にはなぜか寛容です。
文法的に間違ってるわけじゃないし、なんなら自分でも使ってみたりもします。あくまで、わざと、ですけど。
わざと使ってるうちに自分の中で定着してしまうのは避けたいですが、ミイラ取りになるかもしれません。

似たような言葉でいうと、「まずまず」という表現が、「まず」と同様の意味で使われることがありますね。
このとき、「まず大丈夫」と「まずまず大丈夫」では、どっちがより大丈夫なのでしょう。
あるいは、「まあ元気」と「まあまあ元気」では、どっちが元気?

「まず大丈夫」=「90%大丈夫」ならば、「まずまず大丈夫」=「まず(まず大丈夫)」=「81%大丈夫」
数学的にはこのような感じで大丈夫でしょうか。

いやいやむしろ、繰り返すことで強調するというのが本来のはず。「まずまず大丈夫」の方が大丈夫なのです。
なので「ほぼほぼ」も、「慣れた」>「ほぼほぼ慣れた」>「ほぼ慣れた」、という順番ですかね。

「現代用語の基礎知識2018」にも「『ほぼほぼ』は『ほぼ』よりも確実性の高いときに使う」とありました。
ていうか、そんなことはほぼほぼ考えずに、ほぼほぼ「ノリ」で使ってると思いますけどね、世の人々は。

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高齢者ワクチン継続へ
- 2018/11/04(Sun) -
高齢者の「肺炎球菌ワクチン」の定期接種は、来年度も継続されることになりました。当然のことです。

65歳以上の、5の倍数の年齢の高齢者を対象とした経過措置は、今が5年目の最終年度です。
理論的には、これで全高齢者に接種機会を与えたことになる、というのが当初の厚労省のもくろみでした。
ところが実際には、接種率は40%程度でした。このままでは、66歳以上の方の接種率は、永久に40%です。

ワクチン不足を恐れるあまりに接種対象を制限しすぎて失敗するという過ちを、厚労省は繰り返したのです。

もくろみの外れた厚労省は、このまま経過措置を終えて良いのか、再検討を始めています。
こうなることは、誰もが予想できていたことです。まず、経過措置のデザインが間違っていたのです。つまり、

(1)「5の倍数の年齢が対象」と聞いて、「5年後まで待って次の機会に接種しよう」と考える人もいた
(2)「接種機会は生涯一度だけ」と聞いてなおさら、「今ではなく5年後に接種しよう」と考えた

そのように誤解している方に、私は実際に何人も出会いました。とにかく、接種対象の規定がわかりにくい。
さらに、インフルエンザの定期接種の3倍以上もする、4600円の接種料金(熊本市の場合)も高いですね。
インフルエンザは毎年のこと、肺炎球菌ワクチンは1度っきりの接種とはいえ、負担感は大きいものです。

来年度以降どうするべきか、厚労省の審議会は年内に結論を出すとしていますが、気の利いた答えは出るのか。

公平のため、いまさら接種料金は変えられませんが、「満年齢で65歳以上全員」を対象とすべきでしょう。
60%の未接種者のうち何割の方が接種するかはわかりませんが、ワクチン不足になんか、なりゃしませんよ。

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BCGにヒ素混入
- 2018/11/03(Sat) -
BCGワクチンの溶解液(生理食塩液)から、基準を超えるヒ素が検出されたと報じられました。
出荷は停止されましたが、ヒ素が健康に問題無い量であるということで、ワクチンの回収には至っていません。
現在流通しているのは、薬品卸の在庫分であり、そのまま接種をしてもよいということになっています。

当院では、現時点で数名のBCG接種の予約が入っており、保護者によく説明した上で接種を続ける予定です。

問題は、わずかなヒ素が混入していたということよりも、それを厚労省が3カ月間公表してなかったことです。
安全性に問題が無いから、わざわざ発表するまでも無いだろうとタカをくくっていたのでしょう。
しかし、それこそが、危機管理意識の欠除の現れだと思います。

このような事実は、とにかく早めに公表すべきです。あとで情報が漏れたのでは、結果が大違いなのです。
これは、豊洲問題を見れば明らかです。都合の悪いデータを隠せば、メディアが飛びつき混乱するばかりです。
有害物質が検出されて大騒ぎした豊洲ですが、築地よりはずっと衛生的であることは誰にだってわかります。

これからBCGの接種を受けたり、すでに接種済のお子さんの保護者の方には、次の点を協調しておきます。
(1)検出されたヒ素は、健康に問題を起こす量よりもはるかに少ない量であり、医学的には問題ないこと
(2)だからこそ、薬の回収命令は出ておらず、現時点で流通しているBCGを接種しても、問題ないこと
(3)今月、新たなBCGが出荷される予定であり、ご心配な方は、新ロットの流通を待つこともできること

この3点を、厚労省が3カ月前に自主的に公表していたら、何も問題なかったはず。隠すのは、ダメですね。

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予防接種歴は国が管理を
- 2018/11/02(Fri) -
お子さんが予防接種をした際には、母子手帳にその詳細を記録する必要があります。
なので予防接種の日には必ず母子手帳を持ってきてもらうのですが、忘れて来る方がしばしばおられます。

このような場合の母子手帳の意義は、
(1)確認:これまでのワクチン接種歴をチェックして、本日のワクチン接種が適切であることを確認します
(2)記録:所定欄に、日付・ワクチン名・ロット・有効期限・医療機関名・接種部位・量などを記載します

母子手帳がなければ確実な確認ができず、過誤接種の元となります。本来なら接種を見合わせるべき状況です。
保護者の記憶に頼って接種したら同じワクチンを2度接種してしまったケースなどは、よくある話です。

定期予防接種の予診票は、月ごとにまとめて、翌月初めに医師会経由で保健所に提出します。
保健所は、市内のすべてのお子さんの予防接種データを管理しています。

母子手帳忘れの方の接種歴を確認したい場合、保健所に電話すれば接種歴等のデータを教えてくれます。
ところが、当院は土日祝日診療してるので、問い合わせたい日はしばしば、保健所が休みなのです。

ご近所の方なら、母子手帳を自宅に取りに戻ってもらうこともありますが、それが難しい場合もあります。
面倒なことをお願いして、それじゃあ今日の接種はやめときます、となることは避けなければなりません。
母子手帳の確認も大事ですが、ワクチンを早く接種して免疫を付けることもまた、重要だからです。

当院では独自の予防接種データベースを作成してはいますが、そのデータにも限界はあります。
新たに来院したお子さんや、たまに接種に来る程度の方には、まったく無力です。

もう何度も書いてきたように、子どもの予防接種歴については、国がそのデータを一元管理すべきです。
医療機関が国のデータベースにアクセスして、接種歴などがいつでも、日曜日でもわかるようにしてほしい。

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新型Mac等続々登場
- 2018/11/01(Thu) -
Appleの新製品、新型の「iPad Pro」「MacBook Air」「Mac mini」が発表されました。
来週の発売を前に、私なりの感想と展望(希望)を書いてみます。

(1)iPad Pro
8年前に発売された初代iPadは、当時患っていた腱鞘炎が改善した後に購入。以後計4台のiPadを買いました。
いま院内では2台のiPad miniを、診療予約とインフルエンザ予約システムの運用のために使っています。
今回の新型「iPad Pro」は、デザインが完全に一新されてフルスクリーン。もちろん顔認証(Face ID)対応。
何から何まで画期的なフルモデルチェンジ、というよりもほぼ、新製品に近いぐらいの勢いです。買うか?

(2)MacBook Air
ノート型のMacは、1991年に発売された初代「PowerBook 100」を購入して以来、これまでに約10台購入。
おもに学会出張用として、「iBook」や「MacBook Pro」の各世代のマシンなど使用してきました。
最近購入したのは12インチの「MacBook」。出張だけでなく、ちょっとした外出時にも持ち歩いています。
ところが今回発売の「MacBook Air」には、やられました。高性能なのに安い!悔しい!こうなりゃ買うか?

(3)Mac mini
現在院内で稼働中のデスクトップ型Macは、「MacPro」1台、「iMac」3台、「Mac mini」4台。
電子カルテ用のマシンとしては、トラブル対策として機器が簡単に入れ替えられることが重要です。
その意味で、コンパクトなMac miniは最適。その新型がついに、4年ぶりに登場しました。待ちが長かった。
性能は格段にアップし、もう、言うことなし。次のサーバー機としては、確実に買いでしょう。

9月に発売された新型iPhoneはパスした私ですが、今回の3機種については、真面目に購入を検討中です。
Apple史上数年ぶりの画期的新製品だと、私には思えるのです。

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