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診療時間変更(第2報)
- 2019/03/31(Sun) -
明日は新元号の話題でもち吉じゃなくて持ちきりになるでしょうから、今日のうちに再度、告知しておきます。

当院は、4月1日から、診療時間が変わります。
平日(月・水・木)の診療を午後6時までに短縮し、土・日・祝日の診療時間を午後6時まで延長します。
つまりどの曜日も、診療終了時刻は午後6時になります。診療開始時刻は変わりません。朝9時からです。

休診日はこれまでと同様に、火曜日と金曜日です。それが祝日であっても、火・金の場合は休診します。

平日の診療時間を1時間ほど短縮することで、夕方遅くしか来院できない方には、ご不便をおかけします。
休日は診療時間を1時間ほど延長することで、できるだけ多くの方を休日診療できるように考えています。

もともと土日祝日は午後5時を超えて診療することが多かったので、実情に合わせて6時まで延長した形です。
一方で、職員の所定労働時間を週40時間におさえるためにも、平日の診療時間を短縮させていただきます。

「働き方改革」が叫ばれる昨今、時間外労働(残業)は、可能な限り減らす必要があります。
勤務医の残業は年間1,860時間までOKなどという厚労省の決定が、いかにバカげたものかと思うばかりです。

基本的には、働きたい人はいくら働いてもいいと私は思います。仕事が好きで楽しいなら、なおさらです。
街で飲んだり自宅でテレビを見たりする暇があったらガンガン仕事したい、なんて人もいるでしょう。
どっちみち1日は24時間ですから、どのような時間配分で過ごすかは、本来個人の自由です。
ただそれを、他人から強制されたくないだけの話。働き方改革というより、生き方改革の問題でしょうね。

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AirPowerが消えた
- 2019/03/30(Sat) -
iPhone X」と同時に1年半前に発表され、期待された商品が、ワイヤレス充電マット「AirPower」でした。

楕円形のマットに、iPhoneとAppleWatchとAirPodsを全部乗せて、同時に充電できるというスグレモノ。
マットの隅の方に乗せても充電できる仕組みがスゴいのだと、Appleは当時宣伝していました。

ところが、なかなか発売されません。でも私としては、待たされるとますます欲しくなるもの。
しょうがないので、他社製の安価なiPhone充電マットを買って、AirPowerの発売を気長に待っていました。

がしかし、待てど暮らせど発売されません。と思ってたら、今日になって発売中止が報じられてしまいました。
結局、マットの隅の方に乗せても充電できる技術は、すごく難しかったようですね。やれやれ。

もはや販売中止の報に接しても、ほとんど悲しい気持ちにはなりません。
ですが、あれだけ派手にぶち上げていた頃のAppleには、「勝算」ってなかったのでしょうか。
ほぼほぼコンセプトの状態で近日発売を謳っていたとしたら、その見切り発車ぶりには少々ガッカリします。

こうなると、先日大々的に発表した「Apple Card」も、ホントに大丈夫なのかと心配になります。
続報によると、チタン製のイカした物理カードは、発行手数料無料、紛失時の再発行も無料といいます。
いやあ、かなりのコストだと思いますけどね。タダならとりあえず作ろうみたいなヤカラも出てきそうです。
ま、それも狙いのうちかもしれません。まずはカードを作らせて、一気に普及を目指そうという作戦か。

いま思えば充電マットなんて、Apple製品が世の中を変える、ってほど画期的なモノじゃないですよね。

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1,860時間の衝撃
- 2019/03/29(Fri) -
医師は特例として、年1,900〜2,000時間の残業が認められる方向だと以前書きましたが、結論が出ました。
厚生労働省の有識者会議は、一部の医師には年間1,860時間まで認めるとする報告書を取りまとめました。 

年に1,860時間というのは、月に155時間。過労死水準である残業時間80時間の約2倍。異常な数値です。
それがわかっていながら、病院経営者は勤務医を1,860時間まで残業させてもかまわない、という話です。

この決定には、いろんな意味があります。
(1)とくに忙しい勤務医は、すでに極端な残業をしているので、せめて過労死レベルの2倍程度には抑えたい
(2)そんな残業時間を認めざるを得ないほど、現場では医師の残業が必要であることを厚労省が認めた

でもね、例えば航空機のパイロットで考えてみましょうよ。
フライトスケージュールをこなすために、過労死レベルの2倍残業してるパイロットの飛行機に、乗ります?
パイロットがそのぐらい働かないとスケジュールが回らないからと国交省が容認しても、賛同できます?

もしも年1,000時間以上の残業をしていた医師が死亡したとき、過労死と認められるのでしょうか。
一般の職種では過労死水準だが、医師なので過労死ではない、なんて理屈が通るのでしょうか。

長時間残業をしている医師の献身的な仕事ぶりは賞賛に値しますが、何かあったときの補償は大事です。
今回の決定が医師の長時間労働にお墨付きを与え、万一のときに補償を受けにくくなるとすれば、最悪です。

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ゾフルーザ耐性大問題
- 2019/03/28(Thu) -
新しいインフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」の耐性変異ウイルスの出現が、思いのほか大問題になっています。
なにしろ、ゾフルーザに耐性を持つウイルスが、この薬を服用していない患者から検出されたからです。
つまりこれは、耐性変異ウイルスがヒトからヒトへ感染したことを意味します。

耐性が出やすいことは発売前からわかってはいたのですが、半年前ごろの私は次のように理解していました。
(1)成人の場合、耐性ウイルス出現率は9%程度であり、それほど多くはない
(2)耐性ウイルスが出現したとしても、熱がやや遷延する程度だろう
(3)その耐性ウイルスは、他人に感染するとは言われていない

今シーズン中は、おもに成人患者に対して、しかもゾフルーザを希望する方にのみ、私は処方してきました。
感覚的には、わりとよく効いたと思いますが、たしかに一部の方は、やや治りが悪い印象でした。
ただしそれが、耐性ウイルスの出現によるものかどうかは不明です。
昨年までよく使われていた(私も使っている)イナビルだって、似たような経過をとることがありますから。

しかし、ここまで耐性変異ウイルスが出やすく、しかも感染力があるとなれば、話は別です。

当院では、いまでも毎日2,3人ほど、新たなインフルエンザ(全てA型)患者を診断しています。
今回の耐性ウイルス問題を受けて、今後しばらく私はゾフルーザを処方することはないでしょう。

とか言いながら、万一自分がインフルエンザに罹ったら、さて、どの薬で治療しましょうかね。
「ゾフルーザとタミフルの同時投与」なんて、実はちょっと魅力的なんですけどね(内服は自己責任で)。

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スマホを忘れただけなのに
- 2019/03/27(Wed) -
カギを置き忘れることが原理的になくなった、という話を3日前に書きました。
ところが、近所の美容室に出かけるときは手ぶらなのでカギは忘れない、という記載に質問が出ました。
手ぶらで出かけて、美容室での支払いはどうするのか、と。

はい。それにはiPhoneを使います。カギや財布は不携帯でも、スマホは携帯なのです。
現代人にとって、スマホだけ持って歩く状態ってのは、ほぼほぼ「手ぶら」と同義でしょう。

ApplePayじゃなくて、iPhoneのケースのポケットに入れたクレジットカードを使っています。
この方法だと、少なくとも美容室での支払い時点までは、iPhoneを置き忘れることはありません。
あとはiPhoneをポケットに入れるか手に持ったままで、真っ直ぐ帰宅すればいいわけです。道草厳禁です。

たまにiPhoneを職場に忘れて帰宅することはあります。たまに、です。
忘れたことに気づいた時点ですぐに、Macで「iPhoneをさがす」機能を使って、その所在を特定します。
するとクリニックにポツンと取り残されたiPhoneを、即座に見つけることができ、安心します。
もしもその所在が職場ではなく、屋外だったりどこかの店舗等だった場合には、かなり焦ることになります。

一度、飛行機のシート脇にiPhoneを置き忘れて、そのまま降りてしまったことがありました。
手荷物受取所で気がついて、空港スタッフに告げると、その方が機内まで取りに行ってくれました。
待っている間に私は、家人から厳しい叱責を受けました。注意力がいかに散漫かと、半ばののしられました。

しばらくして先ほどのスタッフが、「見つけました〜」と言わんばかりに、ニコニコしながら戻ってきました。
その手にあったのはしかし、家人が機内に置き忘れていたバッグでした。

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Apple Card登場
- 2019/03/26(Tue) -
Appleのスペシャルイベントが、本日未明(日本時間)に行われ、いくつかのサービスが発表されました。

(1)AppleNews+:雑誌購読サービス。iPhoneやiPadで多くの雑誌が読み放題。でも最初は欧米だけ・・・
(2)Apple Card:Apple純正のクレジットカード。年会費無料。日本でいつから使えるのかは、不明ですが。
(3)Apple Arcade:ゲーム購買サービス。すみません、私はちょっと興味なし。
(4)AppleTV channelsとAppleTV+:動画配信。Netflixみたいなやつですかね。コレ絶対やると思ってた。

最初に取り上げたいのは(2)ですね。決済はMasterCard。Apple Payでも使えるし物理カードもある。
そのカードを見て驚きます。カード番号も有効期限もセキュリティーコードも刻印されてないからです。
そんなモノいらねえ、ってわけです。なので超シンプルなデザインでオシャレ。しかもチタン製。欲しいです。

しかもApple PayでApple Cardを使うと、全商品で2%、Apple直販だと3%のキャッシュバックがあるとか。

でも最大の驚きは、いつどこでいくら払ったかなどカードの利用内容について、Appleは把握しないってこと。
購買情報や利用履歴はiPhone内部にのみ保存され、Appleはそのデータを収集する気がまったくないのです。

「GAFA」のうちGoogleやFacebookやAmazonなら、こんなにオイシイ情報を活用しないはずがありません。
彼らには情報こそが武器。その情報を統合して精度の高い広告に生かし、莫大な広告収入を得ているからです。
FacebookやAmazonを利用したり、ただブラウザを開いただけで現れるしつこい広告がまさに、それですね。

Googleの売上の8割以上、Facebookでは9割以上が広告収入であり、Amazonも広告収入を伸ばしています。

ところがAppleは、人々の生活を快適でオシャレにはするけどデータは集めない、という頑固な態度なのです。
嫌いじゃないけど、その愚直さが収益力を落とし、売上げがますます低迷するのではないかと心配になります。

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MR接種はお早めに
- 2019/03/25(Mon) -
あと1週間、新元号の発表が待ち遠しいですが、その前に、年度末の予防接種の期限も迫っています。
いま急を要するのは、接種対象が「学年」で規定されている定期予防接種の対象者で、未接種の方です。

(1)この春、小学校に入学予定のお子さんの「麻疹風疹混合(MR)ワクチン第2期」
(2)いま65歳以上で5の倍数の年齢の方、または、4/1までにその年齢になる方の「肺炎球菌ワクチン」

これらの方の接種機会は、今月いっぱいです。慌てて接種する方が、今日も何人か来院されました。

高齢者の肺炎球菌ワクチンは接種率があまりにも低かったため、来年度からまた5年間、延長されます
でも次のもう一巡で、これまでの未接種者がどれだけ心変わりするでしょうね。過度な期待はできません。

MRワクチンの第2期接種は、今月のかけこみ接種が終わると、4月からは新たな対象者の接種が始まります。
対象者(年長児)にはぜひ、4月のうちに接種を受けていただきたい。接種を遅らせるメリットはありません。

それどころか7月以降は、「風疹第5期定期接種」によるMRワクチン不足も懸念されます。
もちろん厚労省は、ワクチン不足など認めません。医療機関や薬品卸における配分の問題だと言い張ります。
しかし現実には、現場のワクチンが不足して接種計画に支障を来すことなど、過去に何度も経験しました。

第5期接種が始まるまでには、幸いなことにあと3カ月程度の猶予がありそうです。
子どものMRワクチンの接種を確実に行うために、この3カ月間は、願ってもないチャンスなのです。

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カギをなくさない方法
- 2019/03/24(Sun) -
カギの所在については、日頃から厳重に管理しなければなりませんが、私の場合、たぶん完璧です。
リール式のキーホルダーで、つねに通勤カバンに固定しているからです。

カバンを左手に提げ、右手でカギを引っ張ると、ワイヤーがビヨ〜ンと伸びてカギが扉まで届くシステムです。
あとは、カバンさえ置き忘れなければよいのです。

そのカバンの中に、車のキーを入れています。スマートキーなので、カバンから取り出す必要がありません。
ということは、車で通勤している限り、カバンと、それに付随したカギを紛失することはあり得ません。

実は自転車通勤の場合でも同じです。例のリール式キーホルダーを、自転車用バッグに装着するからです。
もちろん、自転車のチェーンロックのキーも、そのキーホルダーに付けています。

このようにして、カギをどこかに置き忘れることが、私には原理的に不可能になったということです。

とは言え、例外もあります。それは通勤以外の外出時ですね。
街に出る時などにリール式キーホルダーを持ち歩きたくないので、別のカギを持ち出すことになります。
そこで私の絶対的鉄則としては、カギは使ったらすぐにカバンの定位置に入れます。ポケットには入れません。

じゃあ、手ぶらで出かけるときはどうするんじゃい、と言うことになりますが、大丈夫。
私が手ぶらで外出するのは、近所の美容室に、ヘアカットに行く時だけだからです。
なるべく家人が在宅している時に、カギを携行せずに家を出ます。
帰宅した時に家人が施錠・外出してることがありますが、そんな時は秘密の方法で屋内に入ります(←極秘)。

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追突事故の傷跡
- 2019/03/23(Sat) -
おとといの夜、仕事から帰る途中の交差点で信号待ち中に、追突されました。幸い、けがはありませんでした。
追突してきたのは、軽乗用車。停車中にブレーキペダルから足が離れ、クリーピングでぶつかったようです。
なので衝撃は極小。むち打ちになど、なろうはずもありません。

交差点の少し先の停車しやすい場所に車を止めて、バンパーを点検します。キズは縦に2カ所。
やがてパトカーが来て、現場検証が始まりました。警察官は2名。

警「どこにぶつかりましたか?」
私「これですね、見えるでしょう、この2つ」

その2つのキズは、警察官の懐中電灯の光に反射して鈍く光りました。
警察官はしばらくの間、2台の車のバンパーを詳しく観察・計測などした後、驚いたことにこう言うのです。

警「このキズは違いますねぇ」

私は一瞬、意味がわかりませんでした。違うって、どーゆーこと?

警「このキズは、ペイントで補修した跡がありますよ」

・・・あっ!思い出した。それは何カ月も前に、私が自分でぶつけたキズを補修した跡でした。

その後の詳しい見分によって、バンパーには別の、横方向に広がったキズが見つかりました。あ、これか。
まったく軽微な衝突痕でした。修理はもちろんバンパー交換ではなく、塗装だけをお願いしました。

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接種基準に微妙な違い
- 2019/03/22(Fri) -
「風疹(風しん)の追加的対策」として、「風疹第5期定期接種」が始まることは、2月に書きました。

この第5期接種についてのポイントを列記してみます。
(1)昭和37(1962)年4月2日から昭和54(1979)年4月1日の間に生まれた男性が対象
(2)まず抗体検査(採血)を行い、定期接種の対象かどうかを判定する
(3)抗体価が一定基準を満たした場合に、麻疹風疹混合ワクチンを接種する
(4)抗体検査と予防接種には、市町村から送付されるクーポンが必須
(5)2019年度は、昭和47年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性に、クーポンが送付される

さあて、どこから書きましょうかね。なにしろツッコミどころ満載過ぎて・・・

2月1日には政令が施行されているのですが、準備に時間を要しており、4月1日にはまだ始まらないようです。
それどころか熊本市では、クーポン発送が7月以降にずれ込む公算です。多分全国的にもそのあたりでしょう。

抗体価の基準値は、例えば「HI法」では「8倍以下」です。「16倍以上」の場合は、接種対象外となります。
ところが、現在も行われている熊本市の「接種費用助成制度」では、「16倍以下」が助成の対象基準です。

よく遭遇する「16倍」ちょうどの方は、接種費用助成対象だけど定期接種は対象外、という立場になります。
もっと言うなら、「8倍以下」の方は、今すぐ接種したければ4千円、7月まで待てば無料、となるわけです。
これでは「接種控え」が起きかねません。一刻も早く日本から風疹をなくす趣旨にも反する事態です。

「8倍以下」という低い数値で接種の可否を判定するのには、それなりの理由があるようです。
接種対象者は予防接種歴がないので、風疹の罹患歴があるかないかで抗体価は両極端だろう、という理屈です。
たとえそうでも、従来の判定基準(16倍以下)に準じた方が、よほど混乱は少ないと思うんですけどね。

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ホヌ日本に到着
- 2019/03/21(Thu) -
ANAが新規に導入するエアバスA380型機「フライングホヌ」がようやく今日、日本に到着しました。

A380は、すでに製造中止が決まっています。今後納入されるのは、ANAとエミレーツ航空の2社だけです。
B747(ジャンボ)と同様に、エンジン4基の「4発機」は、燃費の悪さゆえに航空会社が敬遠するのです。
それでもA380を導入しようというANAには、A380の大きさを生かした空の旅を演出していただきたい。

ホヌの就航が決まって以来、私はずっとその初号機の完成を暖かく見守ってきました(ネットで)。
ちょうど1年前、フランス・トゥールーズにあるエアバス社の最終組み立て工場に、大型部品が集まりました。
胴体は分割して搬入され、翼も別。こういう巨大なパーツを接合して強度を維持するとは、恐れ入ります。

昨年4月に垂直尾翼が、5月には主翼が、8月にはエンジンが取り付けられました。さすがに時間がかかります。
機体が完成して、9月に初飛行。塗装や内装作業のために、今度はドイツ・ハンブルクの工場に向かました。

12月に初号機用の「ANAブルー」の塗装が完成し、これまで試験飛行等を繰り返してきました。
昨日、フランスで受け渡しの式典が行われ、ANA HDの社長らを乗せてトゥールーズを飛び立ちました。

私はそのフェリーフライトの状況を監視していましたが、ホヌは今日12:51、成田に無事着陸しました。
マニアの方たちが大ぜい成田に詰めかけて、いろんな角度から着陸シーンが撮影されています。いいなあ。
5月24日の就航までの2カ月間、飛行訓練が続くのでしょう。熊本に立ち寄るときは、早めに教えてください。

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溶連菌には抗生剤十分に
- 2019/03/20(Wed) -
「抗生剤の内服を2,3日でやめてしまうのは問題」と書いた昨日のブログについて、質問がありました。
「症状がすっかり改善してしまっても、抗生剤は処方された分だけ飲みきらなければならないのか」と。

申し訳ありません。昨日のブログの書き方が中途半端で説明不足でした。
諸般の事情により昨夜は、執筆するための時間と意識レベルが足りず、舌足らずな文章になってしまいました。

たいていの風邪はウイルス感染なので、そもそも抗生剤が必要ありません。抗生剤を飲んでも無効です。
しかし、普通感冒と似た症状であっても、細菌感染症の場合には抗生剤による治療が必要かつ有効です。
また、基礎疾患等によっては、予防的に抗生剤を飲む必要があるようなケースもあるでしょう。

一般の外来でよく遭遇する、必ず抗生剤による治療が必要な疾患のひとつが、昨日書いた「溶連菌感染」です。
たいていの細菌感染症では、病状が十分に改善したことが確認できれば、抗生剤の内服を終了するものです。
しかし溶連菌感染の場合は、1週間〜10日間抗生剤を飲んで、溶連菌を徹底的に退治する必要があります。

溶連菌は、さまざまな顔つき(多様な血清型)を持っているので、免疫が作用しにくく何度でも感染します。
おまけのその顔つきを、ヒトの心筋や神経や関節滑膜などの細胞に似せるという、トラップを仕掛けています。
これによって、溶連菌を攻撃するはずの抗体が、誤って心臓や神経を攻撃してしまうリスクが生じます。
これが「リウマチ熱」です。昭和の時代には大勢の方が、溶連菌感染が元で心臓病(弁膜症)になりました。

溶連菌感染に対する徹底した抗生剤治療が、リウマチ熱を激減させたことは言うまでもありません。
だからこそ、抗生剤を2,3日飲んだら治ったので内服をやめた、というのがいちばん怖いのです。

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溶連菌感染流行中
- 2019/03/19(Tue) -
春めいてきました。ていうか春です。インフルエンザの流行は、ほぼ終わったと思って間違いないでしょう。
まだ時々一部にインフルエンザが出ていますが、それもほぼわずか。
高熱が続いてぐったりの方も減ったので、念のため検査することもほぼ、なくなりました。

いま思えば、今シーズンのインフルエンザの流行はとても短期間でした。
しかも、ほとんどA型。B型の流行はごくわずかでした。
昨年の大流行で罹患した人が多かったので、今年の患者数が少なかったのかもしれません。

最近流行しているのは、溶連菌感染ですね。熱があるか、ノドが痛い場合は、いちどは疑ってください。
その咽頭所見は、かなり特徴的です。

まず、のどの「手前」が赤い。腫れてなくてもベタッと赤い。
あるいは、扁桃が腫れて赤い。アデノウイルス感染とは異なり、咽頭後壁はそれほど赤くない。

溶連菌感染は抗生剤がよく効きますが、しっかりと1週間以上は抗生剤を内服する必要があります。
その診断がついてない場合、抗生剤の内服を2,3日でやめてしまうことも多く、問題です。
咽頭痛があって妙に赤みが強い方は、自己判断で治療せず、必ずいちど医療機関を受診してください。

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知らぬ間に全裸
- 2019/03/18(Mon) -
他人(ひと)に見られたら(知られたら)困るものにも、いろいろあります。
絶対に隠しておきたいプライベートな情報もあれば、ただ恥ずかしいとか照れくさい程度のものもある。
家族だけの秘密もあれば、家族にだけは知られたくない事だってあるでしょう。

Amazonで何を買ったか、何を物色したかなんてのも、できれば全てを大っぴらにはしたくない情報です。
ところがそのAmazon自身は、私の購入歴や閲覧歴をすべて知っています。完璧に知り尽くしています。
そのおかげでAmazonから、オススメ商品の押し売りメール等がたびたび届きます。
しかも押し売りなんだけど、気持ち悪いぐらいに私の好みに合った商品だったりします。

そんな個人情報を利用したサービスが許されるのは、それを人ではなくコンピュータが実行しているからです。
他人に私の趣味嗜好を詮索されるのはイヤですが、AIが機械的に行うのであれば許容してしまうのです。

でもそれでいいのでしょうかね。
AIが得た個人情報は、他のシステムと統合されたり第三者に提供されたりして、どんどん拡散していきます。
それなのになぜ、我々は他人に個人情報を知られるのはイヤでも、AIに知られることは気にしないのか。

AIに「人格」がないからでしょうか。AIはひとの秘密を知って笑ったりしないからでしょうか。
いや、AIって人間じゃないけれど、知的能力という面では人間と同等以上。現代人はAIを信用しすぎです。

Facebookに投稿し、Googleで検索し、Amazonで買い物をしている私の情報は、もう向こうに筒抜けです。
個人の位置情報やメッセージやメールの内容までもがすべて掌握されていることは、周知の事実です。
向こうの世界ではすでに、私は丸裸にされているのでしょうね。私だけじゃない、みんなスッポンポンですよ。

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定年の無い仕事
- 2019/03/17(Sun) -
「殷墟」から「甲骨文字」が出土した話が、今朝の新聞のコラムに書いてありました。
そう聞くとすぐに、「隠居」から「恍惚」の流れを連想してしまう私です。

まだまだ働きますよ。働きますけども、じつは隠居生活には興味があります。むしろワクワクしています。
例のちりめん問屋の御隠居のように、全国を漫遊し、興味が湧けばちょっかいを出し、満足して高笑いをする。
その一方で悪党を成敗するなどの社会的貢献もできるのであれば、隠居生活としては理想的でしょうね。

一方で恍惚と聞けば当然、「恍惚の人」(有吉佐和子著)を思い出します。
小説で描かれたのは「痴呆老人」でした(今風に「認知症老人」と言ったのでは、あと一歩ピンときません)。
その小説の影響で、恍惚と痴呆が同義語のように以前の私は理解していましたが、もちろん違います。
本来「恍惚」は悪い意味ではなく、極度に感情が高揚して意識レベルが下がった状態のことだと思うので。

一般的な勤め人には「定年退職」というものがあります。しかし私のような自営業には定年がありません。
それじゃあ自分で定年を決めればいいじゃないかと言うでしょうけど、それが難しい。
医者に限らず人間には、働く体力と機会があるうちは働きたいという本能があるからです。
たとえ会社を定年退職した人でも、そのあと何かの仕事に就きたいと思う方は多いはずです。

当院に定期的に訪れる成人の患者さんの年齢層は、若い方から後期高齢者まで連続して分布しています。
定年退職した後、再就職した方もいれば、楽隠居を堪能している人もいます。
再就職して数年働いた後、完全にリタイアして、精力的に海外旅行を楽しみ始めた方もいます。

私の場合、「生涯現役」とまでは言いませんが、ある年齢でスパッと現役引退するなんて無理です。
年齢とともに徐々に仕事量を減らしていく、「ソフトランディング」を選択することになるのでしょうね。
隠居生活もたぶん、中途半端になりそうです。

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入試と採点ミス
- 2019/03/16(Sat) -
ちょうど40年前の今頃、大学入試で無事合格し、その発表の翌日、下宿探しに出かけたことを思い出します。
用事で同級生に電話したら、彼は不合格でした。その日は予備校に入校手続きに行くと言っていました。

長い目で見たら、浪人経験など人生の一コマかもしれませんが、不合格を知ったときの落胆はいかばかりか。
しかしそれは、現役合格した私が獲得しそこねた貴重な経験なのかもしれないと、この年になって思います。

入学試験とその合否は、受験生の人生に極めて大きな影響を及ぼす分岐点になります。
なので入試の出題ミスや採点ミスなどの報道を見るたびに、もっとしっかりやらんかいと、いつも思います。
裏口入学はまた次元の違う話ですが、合否に影響するような大学側の不注意や怠慢には、強い憤りを感じます。

福井大学が医学部の入試で、2度にわたってミスをした件が報じられています。
先月の試験では、問題を修正した出題者が採点用の正解表の修正を忘れ、採点ミスが起きました。
合格発表の翌日に、出題者が正解表を見直してミスに気づいたとのこと。おいおい、もっと早く見直せよ。
受験生は、名前や受験番号や解答の記載については、試験終了前に何度も何度も見直すというのに。

同じく福井大で昨年実施した医学部の編入試験では、前年度とまったく同じ問題を出題したという異常事態。
一字一句違わない問題だったといいますから、ミスならば大失態、手抜きとすればかなり大胆ですね。
前年度分が「良問」だったからそのまま出題した、という出題者側の間抜けな説明にはあきれます。
別の良問を考えつかなかった無能ぶりをさらけ出していることに、気づかないのでしょうか。

必死の思いで入試に臨む若い受験生たちの努力を、大人の不注意や手抜きで台無しにしてどうしますか。

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QRコードで新幹線
- 2019/03/15(Fri) -
スマホに表示したQRコードで、東海道新幹線に乗り降りできるようになるとのこと。
来年前半にも東京―新大阪間で導入するようで、これも「東京五輪効果」でしょうか。

そんな動きに異を唱えるつもりはありませんが、私は使わないと思います(←異を唱えてる)。
新幹線にはめったに乗りませんが、首都圏や近畿圏や福岡などのJRや私鉄や地下鉄やバスには時々乗ります。
それらのほとんどの乗り物で、Suicaが使えます。なので私はiPhoneのSuicaを使っています。

ただし沖縄では、「ゆいレール」がSuicaに対応してないので、専用の「OKICA」を使うことになります。
でもそのゆいレールでも、来年にはSuicaが使えるようになるという話が出ています。それはよかった。

Suicaを「エクスプレスカード」に設定しておけば、iPhoneがスリープしていても使えますよね。これが便利。
改札の数メートル前でポケットからiPhoneを取り出せばよく、フリップケースを開く必要すらありません。

それほど便利な生活に慣れている者にとっては、改札で「QRコード」を提示するのはひどく面倒でしょう。
ポケットから取り出したiPhoneの、場合によってはフリップを開き、スリープを解除しなければなりません。
さらにQRコード画面を出し、それをリーダーにきちんとかざさなければなりません。あ〜めんどくさ。
まあ導入するのは新幹線だし、Suica持ってない外国人がターゲットといいますから、目くじらは立てません。

QRコードで改札を通るのがいちばん浸透しているのは、空港の搭乗口でしょうね。
スマホをかざして搭乗する人は結構多い。紙の搭乗券と同程度に使われている印象です(個人の印象です)。
私も少し前までは、iPhoneのWalletのQRコードで搭乗していました。

Apple WatchにQRコードを表示させて搭乗したこともありますが、失敗して恥をかいたのでやめました。
時計は左手首なのにバーコードリーダーは右側ってのが、まず、操作しづらいのです。
うまく画面をかざせず、アラームが鳴る。やり直してもダメで、ついにiPhoneを使う羽目になりました。
格好つけて、当時まだ珍しいApple Watchを使ったのはいいけども、結局は使いこなせなかったわけです。

いまではもっぱらプラスチックのICカード(ANAカード)を使っています。これが一番便利な最終形です。
保安検査場で使った後、ポケットに入れて通過できるのがいい。スマホのQRコードだと、こうはいきません。

というわけで私の場合、空港ではICカード、電車ではSuica(iPhone)。QRコードの出番なしです。

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Facebookの不具合
- 2019/03/14(Thu) -
朝起きてトイレに行き、顔を洗ってヒゲ剃って、野菜ジュース飲んだら、その次にするのがパソコンです。
メールチェックして、ブラウザ開けて、真っ先に見るのがFacebookです。これがだいたい、6時15分。
そのあとで、コーヒーを飲みながら、おもに新聞系のサイトを見て回る、というのが私のルーチン。

ところが今朝は、Facebookでつまづきました。ブラウザ上にFacebookの画面が出ないのです。

真っ先に疑うのは自宅のネット環境(Wi-Fi)のトラブルですが、他のサイトは問題なく見られる様子。
次に考えるのは、ブラウザの問題。そこでキャッシュをクリアし、Safariを再起動してみる。でもダメ。
じゃあMacのシステムエラーか。Macそのものを再起動してみますが、やはりFacebookだけが開きません。
ならばFacebookに再ログインしてみたいところですが、そもそもログアウトすらできません。

ここまで来れば、Facebookのトラブルは私のMacだけの問題ではないのかも、と思うのが自然です。
ところがこの時点では、ネット上をいくら見て回ってもFacebookのトラブルの話題はどこにも出てきません。
これはもしや、ウイルス感染か、ハッキングか、乗っ取りか、などと不安をかかえて出勤したのでした。

クリニックに着いたらまず、建物周囲の清掃をして、それから着替えて、診察室のMacを立ち上げます。
すると、診察室のMacでもやはり、Facebookが立ち上がりません。予想していたこととはいえ驚きます。
ここに来てようやく、Facebookのトラブルは私だけの問題ではなことを確信しました。

皆様ご存じのように、今朝、世界中でFacebookに大規模な不具合が起きました。
ハッキングが原因ではないと信じたいですが、そりゃわかりません。個人情報がとても心配になります。
おかしな投稿はしてないつもりですが、メッセンジャーによる個人間の通信内容が漏洩するのは困ります。
今現在、Facebookは何事も無かったように平穏です。いまのうちにできることは・・・パスワードの変更!

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ハクビシン
- 2019/03/13(Wed) -
「ハクビシン」や「アライグマ」が民家の天井裏に棲みついたといった報道を、最近よく聞きます。
それらの動物はしばしば、都会のど真ん中で見つかったりするので、たぶん、日本中に居るのでしょう。

ハクビシンの顔は、鼻筋が白いのが特徴ですね。漢字で「白鼻芯」と書くだけの事はあります。
アライグマはその反対に、鼻筋が黒い。
前者は「ジャコウネコ」の仲間で大きく括ればネコの仲間、後者はクマの仲間で大きく括ればイヌの仲間。
両者の顔つきは、遠目にはよく似ていますが、じっくり見るとたしかにだいぶ違います。

ジャコウネコと聞けば、連想するのは「麝香(じゃこう)」。「大黒屋」が密輸していた「ご禁制品」です。
でもよく調べてみたら、本来の麝香の原料は、「ジャコウジカ」の「麝香嚢」なんですね。
ジャコウネコやジャコウアゲハも麝香と似た匂いを放つそうですが、嗅いだことないので違いはわかりません。

麝香は「ムスク(musk)」とも言い、「マスクメロン(muskmelon)」もその香りにちなんだ名称だとか。
そうか「maskmelon」じゃないのか。いま知った。
でも、ハクビシンの別名が「Masked musang(マスクを着けたジャコウネコ)」というのはまた奇遇。

動物から放たれる本来は「臭い物質」が、ほどよく希釈されると香料になるというのは、面白い話です。
たぶん、どのような悪臭もそうなのでしょう。
そしてまた、同じ匂いを悪臭と感じるか、かぐわしいと思うかには、個人差が大きいですよね。
発酵食品などがその代表例でしょう。
私はどちらかと言えば、悪臭閾値が低い(=悪臭に弱い)方です。なので台湾の「臭豆腐」なんて絶対無理。

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医薬部外品問題
- 2019/03/12(Tue) -
何年も前から、場合によっては子どもの頃から、ずっと疑問に感じていていることって、ありますよね。
その特徴を考えてみると、
・学校で習うとか、大人になれば自然とわかるという性質のものではない
・気になって仕方がないから調べよう、と思うほどの緊急性も必要性も感じない

ところが近年、ていうかだいぶ前から、ネット検索という強力な武器が出現し、疑問解決を容易にしています。
なので、いまだに未解決の疑問の特徴を考えてみると、(次のスライドをお願いします)のいずれかです。
(1)あれこれ工夫して検索しても、どうしても的確な答が見つからない(難問)
(2)ググるのも面倒に思えるほど、その疑問を解決する必要性を感じない(愚問)
(3)ネット検索ごときで簡単には解決したくない

たとえば前に書いた「ロール・ベール・ラップ・サイロ」は、安易な解決を望まない、まさしく(3)でした。

さて今日は「医薬部外品」です。その概念はわかります。「医薬品」と「化粧品」の中間なんでしょう?
ただ私の疑問は、どこで区切るのか、という点です。「医薬・部外品」なのか、「医薬部・外品」なのか。
この数十年間、折に触れて頭をもたげたものの、なんとか自力で答を導きたくて、悩み続けてきた疑問です。
いや、ウソです。(3)ではなくて多分(2)ですね。医薬・部外品でも医薬部・外品でも、どっちでもいい。

ところが長年そう思ってきたのに、今日突然、この問題を今すぐに解決せねばならない気分になりました。
悔しいですがこういう時、薬学部の先生に尋ねたり図書館に行くのではなく、まず頼るのはグーグル先生です。

「医薬 部外品です。薬では無いですよ〜という意味なので」
「医薬で区切るのがすっきりでしょう。医薬部なんてクラブ聞いたこともないし(以下略)」

すみません。怖いもの見たさに「YAHOO! 知恵袋」を覗いてみたら、このような軽快な回答集でした。
がしかし、知恵袋を笑ってはおれません。「医薬部外品区切り問題」は意外なほどの難問(1)だったのです。

業界や官公庁のサイトもあちこち見ましたが、区切り位置について解説してくれるものではありませんでした。
やむを得ず、最終手段に打って出ました。「独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)」に電話です。
「医薬品、医薬部外品、化粧品に関するご質問」を受け付けている部署の担当者の回答は、こうでした。
「医薬部外品で1つの言葉なんですが、しいて言えば、医薬で区切るんでしょうかね」←ほぼほぼ知恵袋と同じ

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誤変換カルテ
- 2019/03/11(Mon) -
電子カルテの本文の中に「誤変換」があるのに気づき、慌てて修正することがよくあります。
パソコンの変換ミスなのですが、手書きのカルテでもあり得ない話ではありません(脳内誤変換)。

当院の電子カルテはそのまま「ミニカルテ」の本文となるので、記載内容がかなり多く、文章は長くなります。
そのぶん、誤変換のリスクが増えますが、患者さんに渡す文章なので誤変換のままでは困ります。

「高熱が出たら早めに来院してください」→「高熱が出たら早めにラインしてください」
よくある誤変換です。その場ですぐ気づきますが、ひとりでウケます。残念ながら私はラインしてません。

「痒みにも効くようにしています」→「痒みにも菊陽にしています」
自分の住所をパソコンで入力した後などに、このような変換になることがあります。吹きます。

「次の接種は4週間後です」→「(次のスライドをお願いします)の接種は4週間後です」
最近ではあまり見かけませんが、以前はたびたびこうなっていました。これは私の単語登録の問題です。

現在私が使っているかな漢字変換システムは「ATOK」です。
使っているMacによってATOKのバージョンは異なりますが、ユーザー辞書はすべて同期させています。

私が所有してきたMacは、80年台の終わり頃からずっと、辞書の中身が脈々と受け継がれてきています。
医学用語はもちろんのこと、さまざまな専門用語を合併して、数万語を擁するユーザー辞書になっています。
私個人の住所録に登録している氏名も一括登録したので、知人友人親戚のフルネームはすぐに出てきます。

おかげで仕事中に突拍子もない変換候補が現れることがあり、それが誤変換の原因にもなるのでしょうね。
オカシな誤変換に気づかず、そのまま確定させてミニカルテに印刷してしまうと、恥ずかしいことになります。

患者さんが来院した際、ミニカルテの過去の恥ずかしい誤変換をこっそり「改ざん」することもよくあります。
電子カルテの本文は書き換えませんが(真正性確保の原則)、ミニカルテですから、どうかお許しを。

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不可抗力のドーピング
- 2019/03/10(Sun) -
ドーピング検査で禁止薬物が陽性だった男子レスリングの阪部創選手の資格停止処分は、取り消されました。
阪部選手に過失がないことが立証されたからですが、これまでに聞いたこともない顛末でした。

禁止薬物が含まれていないはずの胃腸薬に、メーカーの不手際で、禁止薬物が混入したというからです。
これはちょうど先日書いた、高血圧治療薬に発がん物質が混入していた事案と同様の経緯によります。

ドーピングが禁じられている理由は、おもに次の2つでしょう。
・スポーツのフェアプレー精神に反する
・競技者の健康を損ねる

しかしそのドーピングの「悪質度」には、いくつかの段階があり、明確に区別されるべきです。

(1)故意(ドーピングするつもりで、意図的に禁止薬物を摂取した)
(2)過失(薬剤や飲食物等の成分確認を怠り、あるいは勘違いして、うっかり摂取した)
(3)不可抗力(問題ないとされている薬に、メーカーの不手際等で禁止薬物が混入していた)
(4)冤罪(選手をドーピング違反に陥れるために、第三者が禁止薬物を飲食物に混入した)

このうち(1)はもちろん(2)も、明確にドーピング違反として、厳しく罰せられるのは当然です。
しかし、今回の阪部選手の場合は(3)でしょう。どれだけ注意しても避けようがなかったからです。

ただし、資格停止処分は取り消されたものの、選手権での準優勝という成績までは回復されませんでした。
たとえ本人に落ち度はなかったとしても、競技自体は「ドーピング下」で行われたという解釈でしょうか。

本件の責任は製薬会社にあると思いますが、失った競技の機会と成績を「賠償」することは不可能です。
オリンピックレベルの世界的な大会において、このようなアクシデントが起きたら、取り返しが付きません。

問題の胃薬は、田辺製薬が先発品を作っている胃薬のジェネリック(沢井製薬製)でした。
その原薬が問題なのでしょうけど、結果的には、ジェネリックへの信頼感をも失わせる事件となりました。
選手がどうしても薬を飲むときは、先発品を選ぶのが無難ということですかね。

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インチキ電話
- 2019/03/09(Sat) -
わが家の太陽光発電システムは、10年目に突入しました。売電価格48円/kwhが保証されるのは、あと1年。
固定買取期間が終了した後はどうしたらいいのか。頭の痛い、いわゆる「2019年問題」です。

そのことを知ってか知らずか(ていうか知ってる)、複数の業者から最近「蓄電池」セールス攻勢があります。
悪徳業者や、まして詐欺業者にだまされないよう慎重に、しかしお得な電力システムを導入せねばなりません。

それで言うなら以前から勧誘がしつこいのは、マンション業者を除けば、「光コラボ」業者でしょうか。
今日も職場にかかってきた電話は、「NTTフレッツ光の、○○受付センター」からでした。

絶対怪しいので問いただすと、NTTとは無関係の会社であることを認めました。「いちおう別会社」だと。
社名を尋ねたら「最初に言いましたけど」という態度。どうやら「○○受付センター」が社名のようです。

紛らわしい名称で勘違いを誘うこと自体は詐欺ではないと、その業者は思い込んでいるのでしょう。
昔で言うところの、「消防署の方から来ました」と同じ、古典的な手口です。

NTTのほかには、九州電力と勘違いさせようとする電話も、ひところ多かったですね。
その2社からの電話なら最初から疑ってかかればよいのですが、税務署や保健所や厚生局の場合が困ります。

「そちらが本当に厚生局だという証拠を示してください」などと強気で尋ねられるはずもありません。
「あとでこちらからかけ直しますので」と言って、いったん電話を切るぐらいですかね、できることは。

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ブログを止めるな!
- 2019/03/08(Fri) -
『カメラを止めるな!』という、少し前に話題になった映画を、テレビで観ながらいまこれを書いています。

休診日でしたが今日はやることが色々あって、気がつくと夜9時になっていました。
当ブログは、7年近く前から毎日連続投稿を続けています。その記録を止めるわけにはいきません。

投稿の締切は深夜0時まで。そこで、やおら執筆しようと思ったその時、ちょうどその映画が始まったのです。
録画して後日観るのが通常なのですが、あえて今日は、ブログを執筆しながら観てやろうと考えました。

誤解を招かないように言っておきますが、私が映画を観るときは集中して観ます。ながら視聴は普通しません。
しかし今日の映画『カメラを止めるな!』は、「ワンカットの生中継」という設定が売り。
ならば私も、映画の開始とともに執筆を開始し、映画が終わるまでに書き終わってやろうと考えたわけです。
言うなれば「ワンカットの生執筆」にチャレンジしようという、まさに実験的企画です。

と、たったここまで書くのに1時間半もかかったのは、映画から目がなかなか離せなかったからです。
ちょうどうまい具合にCMが入るので、その間にチョコチョコッと書いて、本編が始まったら鑑賞に戻ります。
上映時間96分の短めの映画なので、ノーカットで放送しても、11時までには終わりそうです。

さて、物語は終盤。どうやらスリラー映画じゃない雰囲気になってきました。むしろコメディ。
三谷幸喜を通り越して、吉本新喜劇に近いノリですね。伏線の回収具合が、わざとらしいまでに痛快です。
ていうか、今頃言うのもアレですが、今日のブログはネタバレ注意でしたね。視聴終了。

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透析中止で死亡
- 2019/03/07(Thu) -
東京都の病院で、人工透析治療の中止を選択した腎臓病患者の女性が死亡した件が、波紋を広げています。

事実上の延命治療であった透析の、その中止を患者が求め、医師がそれに従い、患者は死亡しました。
医師は事前に十分に説明し、女性は透析中止の意思確認書に署名し、その夫も透析中止に納得していました。

透析を中止すれば「死に直結する」という厳しい説明に対して、女性は文書で同意していたわけです。
しかし、説明によって「死」を選ばせることの是非は、今後議論を深めなければならない重要部分でしょう。

予想されたように、透析中止によって死に向かった女性は、体調が悪化して苦しみ出します。
その苦しみの中で、女性が透析再開を希望する意思を示し始めますが、主治医は透析を再開しませんでした。

医師は、患者が苦しみ始めてから表明した意思よりも、「正気のときの固い意思」を尊重したといいます。
その背景には、終末期の腎不全患者の透析は「無益で偏った延命措置」であるという考えがあったようです。

この考え方こそ偏っているというのが世間一般的な論調でしょうけど、個別にはそれぞれ苦悩があるはず。
私は専門医ではなく、透析治療を主導した経験もないので、ここでは一般論を述べますが、こう思います。

(1)どのような治療も、医師からの十分な説明を受けた上での患者の意思に基づくべきである
(2)その意思表示はいつでも撤回できるものであり、医師はつねに患者の「最新の意思」に従うべきである

とは言え、断末魔の苦しみに際しての患者の「翻意」が本当に「本意」なのか、その見極めは難しいでしょう。
女性や家族の長年の苦悩と、透析の再開をあえて決断しなかった医師の思いを、私はもっと知りたい。
メディアには、医師を単純に糾弾するような浅い論じ方だけはしないでいただきたいものです。

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Googleの隠しマイク
- 2019/03/06(Wed) -
Google系のホームセキュリティシステム端末「Nest Guard」に、こっそりとマイクが内蔵されていた件。
ユーザーには知らされていなかった隠しマイクの存在が、「ホームセキュリティ」上の大問題になっています。

まず、家庭内の会話や音声が、そのマイクによって「盗み聞き」されていたのではないかという疑惑です。
Googleは、仕様の記載漏れだと言いますが、仮にそうだとしたら、あまりに重大なミスでしょう。
デフォルトではマイクはオフになっているとGoogleは釈明しますが、そういう問題ではありません。
ハッカーがマイクをオンにして盗聴する危険もあるし、ともかく、隠しマイクがあること自体が問題なのです。

賃貸住宅で例えるなら、入居者には知らせずに、天井にカメラを仕込んでいるようなものです。
大丈夫です、カメラのスイッチはオフにしてますから、と言われても納得できないのは当然のこと。

今回のことでGoogleが非難されるのは、かまいません。お灸をすえてやりましょう。Appleの商売敵だし。

しかしよく考えてみると、盗聴するためには隠しマイクが必ずしも必要ではないことを思い出しました。
その機器にスピーカーが付いてさえいれば、それをマイクとして利用することが原理的には可能だからです。
現に、PCやスマホに接続したイヤホンから盗聴するマルウェアが現れたことを、以前書きました。

つまり、たとえ盗聴するためだとしても、Googleはマイクを内蔵しておく必要はなかったのです。
なので逆に考えれば、Googleに悪気がなかったことの現れだと言えるかもしれません。

あらゆるモノがネットにつながるIoTの時代、盗聴や盗撮を完全に防ぐことは諦めるしかないのでしょうか。

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壮大なワクチン実験
- 2019/03/05(Tue) -
インフルエンザがまだ、ちらほら出ています。いまごろ流行している幼稚園もあるようで、驚きます。
熊本市の定点あたり報告数も、第7週 ( 2/11-17 ) よりも第8週 ( 2/18-24 ) の方がわずかに増えていました。
ワクチンを接種していても罹ることはありますが、やはり未接種の人の方が感染しやすい印象です。

いま目立つのは溶連菌感染(咽頭炎)ですね。熱と咽頭痛と時に発疹を伴い、ノドが真っ赤になります。
高熱のお子さんにインフルエンザの検査をする前に、のどをよく観察しておかなければなりません。
溶連菌にワクチンができたらいいのですが、菌と人の組織との抗原性が近いので開発が難しいらしいですね。

当院ではまだお目にかかったことがありませんが、関西では麻疹、関東などでは風疹がいま流行しています。
これらを予防するために、麻疹風疹混合 ( MR ) ワクチンの接種を希望する方が、時々来院されます。
来年度からは風疹第5期接種が始まりますが、接種対象者には少々複雑な条件があるのが厄介です。
この問題については、後日あらためて書く予定です。

さて、毎年1万人が罹患し、毎年3千人が亡くなっている病気があります。子宮頸がんです。
ワクチンによって、7割程度は予防できるとされていますが、今ほとんど誰も接種をしていません。
積極的勧奨接種は差し控えられていますが、HPVワクチンは現在も定期接種。なのに接種率はほぼゼロです。
学会や国際機関が何を言っても、厚労省は動きません。
このままでは将来、先進国では日本だけが、子宮頸がんに苦しむ国として取り残される恐れがあります。

諸外国と比べるだけでなく国内でも、ワクチン接種者と未接種者で、発がん率に明確な違いが出るはずです。
これはある意味、壮大な臨床治験(または社会実験)と言えます。将来、厳しい結果が突きつけられるのです。

数十年後に、あのとき積極的勧奨接種を止めなきゃよかったね、と後悔するようなことだけは避けたい。
そのときになって国を責めても、どうしようもない。でもたぶんメディアは、こんどは国を責めるのです。

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動物性集合胚
- 2019/03/04(Mon) -
「動物性集合胚」とは、人以外の動物の受精杯(受精卵が成熟したもの)に、人の細胞を注入したものです。
その取り扱い指針がこのたび改定され、今後の研究では、動物への移植やその出産が可能となります。

注入する人の細胞というのは、「ES細胞」や「iPS細胞」といった「多能性幹細胞」です。
多能性幹細胞はこれまで、シャーレで培養したり動物組織に移植して、「分化能」の研究が行われてきました。
それが今後は、動物の胎仔の体内で分化させ、それを出産させて取り出す研究が可能となるわけです。

つまり、ブタの胎仔を使って人間の臓器を作製できるということです。そのような手法が解禁されたわけです。

病気の人のiPS細胞を元に臓器を作製すれば、病気の原因解明や薬の開発研究に役立てることができます。
健常人のiPS細胞から作られた臓器であれば、移植用臓器として使うことができるようになるのでしょう。

動物の体内で人間の臓器を作るという、映画の題材にもなりそうな世界が、現実のものとなるわけです。
しかし、移植用臓器の不足を解決する手段であったとしても、私には少なからず倫理的抵抗感があります。
いや、未来の世界では、それが当たり前の移植医療となっているのかもしれませんが。

どうせそのうちに、膵臓や肝臓ではなく、脳を作ろうとするヤカラが現れるような気がします。
その集合胚を移植された動物の赤ちゃんは、人間の脳を持って生まれてくるのでしょうか。
動物ではなく、人間の子宮に移植したらどうなるのか、もう考え出したらキリがないほどの恐怖です。

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『いだてん』
- 2019/03/03(Sun) -
NHK大河ドラマ『いだてん』について、私はこれまで一度も当ブログで書いたことがありません。
西郷どん』も『おんな城主 直虎』も『真田丸』も、初回放送日には必ず取り上げたというのに、です。

もしかすると、『西郷どん』最終回のラストの、壮絶な戦闘シーンがトラウマになったからかもしれません。

あのラストの描き方には批判も出ましたが、大河ドラマの締めくくりとしては迫力があったと私は思います。
難を言うなら、大久保利通の最期は唐突すぎましたね。咀嚼して西郷の死とのバランスをとる余裕がなかった。

そんな重苦しい最終回を引きずりながら、年が明けて見始めた『いだてん』はどうも、ノリが軽いのです。
いえ、三谷幸喜やジェームス三木のような調子の良いドラマは好きなのですが、それにしてもタイミングがね。

ただ決して、面白くないドラマではありません。むしろ面白い。宮藤官九郎だし。
キャスティングにしても、NHKが大河ドラマで見せる「遊び」が相変わらす健在で、楽しめます。
日曜劇場『陸王』で主人公に敵対していた靴会社の部長は、『いだてん』では主人公の靴を作ってますしね。

今日の放送では、ハルビン駅で射殺された伊藤博文が『西郷どん』の伊藤と同一キャスト(浜野謙太)でした。
ていうか、朝の連ドラ『まんぷく』の牧善之介でした。

このように2年連続で同じ役を大河ドラマで演じた俳優は、私の記憶では仲村トオルがいます。
そんな事が可能なのは、2つのドラマで描かれている時代が連続しているがゆえです。
しかし、近接した時代を2年連続で取り上げればマンネリを招きかねず、難しさもあろうかと思います。
それを面白くするのは、一にも二にも、脚本の力でしょうね。今後の展開に期待します。

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ラミ・マレック
- 2019/03/02(Sat) -
2日連続のアカデミー賞関連になりますが、やはり主演男優賞のラミ・マレックについて書かざるを得ません。
ボヘミアン・ラプソディ』では、フレディ・マーキュリーが憑依したのかと思うような演じぶりでした。

顔や喋り方をマネすることよりも、目や手足や体幹の動きを再現することに重点を置いていたようです。
モーションコーディネーターがラミに、フレディの体の動かし方を完璧にコピーさせたといいます。

そのラミ・マレックがいま主人公を演じている人気ドラマ『MR. ROBOT』を、今日初めて観てみました。
たぶんこっちの方が、彼らしい役柄なのでしょうね。ボヘミアンの方は、よほど特別なケースです。

次の『007シリーズ』の悪役にラミ・マレックが抜擢されるかも、という話がいま飛び出しています。
007の悪役といえば、容赦なくボンドを窮地に追い詰めるしぶとい存在ですが、必ず最後に成敗されます。

それで思い出すのは、ドラマ『24 –TWENTY FOUR–』(シーズン8)で見かけた、若い頃のラミです。
見た方も多いでしょうけど、テロリストの手下で、最後は爆弾ベストを着て自爆する下っ端の役でした。
その彼に、母親の声を聞かせるなどの説得が奏功し、彼はついに投降。バウアーが時限爆弾の解除を行います。

大抵の映画なら、このような場合は通常、残り時間1秒か2秒を残してギリギリで解除に成功するものです。
ですが24の場合は、そうはいきません。ついにバウアーは解除を諦め、爆発2秒前に彼を突き飛ばします。

そんな悲惨な最期を遂げた心の優しいテロリストが、ボヘミアンを観る前までの私のラミ・マレック像でした。
なので仮に007に悪役として登場しても、心底は憎めない哀れなキャラになりそうな予感がするのです。

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『グリーン ブック』
- 2019/03/01(Fri) -
『グリーンブック』が、アカデミー作品賞を受賞しましたが、この映画について、私はよく知りませんでした。
私の興味はもちろん、『ボヘミアン・ラプソディー』が何賞を受賞するかという、その点だけでした。

残念ながら作品賞は逃しましたが、ボヘミアンは主演男優賞などの4部門を受賞したので、一応満足です。

しかしそのボヘミアンに作品賞を受賞させなかったグリーン ブックは、やはり観ておかなけれなまりません。
ちょうど今日がその封切り日。というわけで、今朝の第1回上映を観に行ってきました。好きですね。

もちろん内容については、ネタバレになるので書きませんが、まあ良かった。しっとりと心にしみました。
日本人にはやや縁遠いテーマのようであっても、意識の底に通じるものは万国共通です。

スパイもテロリストも異星人も出てこないので、必ずしも映画館の大画面で観る必要はないかもしれません。
あ、そうそう、ボヘミアンのような音楽モノも、大画面・大音響がいいですね。じゃあグリーン ブックも?

鑑賞後、帰宅してネットを見てみたら、この映画の作品賞受賞には批判的な意見が多いことに驚きました。
観る前には、ネット記事は一切読まないで出かけたので、そのようなことはまったく知りませんでした。

詳細をぼかして書くので意味不明かもしれませんが、私はそのような批判的な気持ちにはなれません。
多くは「特殊な状況を描いただけだ」みたいな意見です。別の言い方だと「んなことあるかい」でしょうか。

でも私は、その意見は的外れだと思います。そもそも映画なんてのは、特殊な状況だからこそ描くのです。
誰もが普通に経験する当たり前の日常なんて、「それは描かんのよ」です。わざわざ映画にしないのです。

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