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闘犬かつ番犬
- 2019/05/31(Fri) -
闘犬の血が流れているわが家の「花」ちゃん(フレンチブルドッグ)は、何にでも噛みつくのが得意です。
幼犬の頃は家具調度を噛みかじっていましたが、3歳にもなると、かじることは減りました。

今なお激しく噛みつくのは、ダスキンモップです。これはもう定番ですね。TV-CM等でもおなじみです。
あんな風に、モフモフしたものには目がなくて、モップやブラシ類が大好物なのです。
あるいは、クロックスのサンダルのような、適度な弾力があるものにも好んで噛みつき、振り回します。

泥の付いた庭のサンダルを、まるで獲物を「採ったぞー」的に、口にくわえてリビングに駆け込んでできます。
目を剥いてブンブン振り回し、フローリングに激しく打ち付けます。
勢い余って口から離れたクロックスが床にバウンドすると、いっそう敵意を剥き出しにして飛びかかります。

そんなとき、興奮した花ちゃんを落ち着けるための秘密兵器が「いりこ」です。
いりこを見せると、クロックスなどほったらかして、こっちに来ます。闘争心よりも食欲優先です。

風呂場の脱衣室のドアを開けっぱなしにしていると、花ちゃんは下着をゲットして、口にくわえて出てきます。
口からむりやり引き剥がすと下着が破れかねないので、この場合にも「いりこ作戦」が適用されます。

最近の花ちゃんは、下着そのものにはあまり興味はなくて、ただ、いりこ欲しさに下着を持ってきます。

いりこが役に立たないほど興奮して暴れるのは、宅配業者が来たときです。狂ったように吠えまくります。
トラックやバイクが近所を通っただけで激しく吠え始め、チャイムが鳴ったらもう、手が付けられません。

番犬としては優秀です。強盗が来たときには頼みます。でもそんなときに限って、おじけ付くんでしょうね。

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かみ合わない会話
- 2019/05/30(Thu) -
ご高齢の方と会話すると、よくトンチンカンなことになりますが、かく言う私もすでにその域に達しています。

わが家でもしばしば、互いに思い違い・聞き間違いをしたまま、家人とそこそこ会話が成立したりします。
言いたいことだけ言って人の話は聞いてないという、一方通行の会話の応酬なのに、しばらく続いたりします。
「最近こんなことがあったらしい」「それはさっき私が話したけど」「知らん」となります。

実家の父からの電話は、途中で母が通訳に入り、父がまた繰り返すので、正味の2.5倍ほど時間を要します。
その正味の話も、3日前に聞いた話と9割方かぶります。

91歳だというのに、父はiPadを駆使してメールを送って来ます。
「朝早くからすまんが、」などと冒頭に書いてありますが、メールにその文言は不要です。

たまに実家に行くと、私のiPhoneから父のiPadへ、ひ孫の写真や動画をAirDropで受け渡します。便利です。
メールに添付して送ればいいようなものですが、実家のネット環境が弱いので(電話回線!)、こうなります。

iPadを持っているのに、父の携帯電話はガラケーです。スマホの必要性を見いだせないようです。
そのガラケーは当初、携帯されることがなく、いつも充電器にセットされて固定電話の横に並んでいました。

iPadはいまでも、最初に買った時の箱に収めてあり、使うたびに開封し、使い終わったら箱に収納します。
昭和ひとけた生まれの方々には、どのような物品であれ、使用後には必ず片付ける習慣があるのでしょう。

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史上最高額の医薬品登場
- 2019/05/29(Wed) -
3千万円を超える薬価の「キムリア」で先日は驚いたばかりですが、はるかに上を行く超高額薬が現れました。
1本が2億3千万円です。FDAに承認されたその薬は、脊髄性筋萎縮症(SMA)の治療薬「Zolgensma」です。

400万ドル以上になるという話もあった薬なので、今回決まった212万ドルはまさに「お値打ち価格」。
キムリアの時のように、日本で承認されたらかなり低価格になると思われますが、それでも億単位でしょう。

どうしてそこまで高額なのか、キムリアよりも10倍近くも高いのはなぜか。私にはよくわかりません。
キムリアは、患者の血液を原料にしてその中のT細胞の遺伝子を改変して増やし、それを体に戻す薬です。
高度な技術と手間ひまがかかることを考慮すれば、3千万円やむなし、みたいな気になります。

一方で今回のZolgensmaは、言ってみればただの注射薬です。静脈注射を1回するだけで、治療は完了します。

ただし、注射液の中身は「アデノ随伴ウイルス」というウイルスで、遺伝子の運び屋として使われています。
運ぶのは、SMAの異常遺伝子と置き換わるべく挿入された、正常な運動神経細胞生存遺伝子です。

このウイルスが病的な神経細胞に侵入して正常遺伝子を放出。それがDNAのしかるべき場所に入り込みます。
これによって、その病的細胞は正常な神経細胞となり、その働きも正常化するというわけです。

SMAのほか、さまざまな遺伝性疾患やがんの遺伝子治療が進みつつあります。医学の進歩には恐れ入ります。
でも、1本2億円のバイアル(薬瓶)って、うっかり落として割ったら大変ですね。私は扱いたくありません。

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電話番号認証が律速段階
- 2019/05/28(Tue) -
「カートにチケットを入れたまま、抽選申込受付が完了していないお客様へご案内いたします」

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から、本日そのようなメールが届きました。
公式チケット販売サイトで、カートに入れたまま申込忘れになっているチケットの、購入を促すものです。

ええ確かに、抽選申込が始まった5月9日に私が行った申込操作は、完了できないまま途中で止まっています。

じつはあの日、開会式のチケットを、つい勢いで申し込んでしまったのです。
万一チケットが入手できたら、クリニックを休診日にしてでも開会式に行こうと、そこまで考えていました。
ところが、申込操作が最終段階で行き詰まってしまいました。認証用の電話がつながらなかったからです。

何度かけてもつながらず、そうこうするうちに興ざめしてしまい、私はチケット申込をやめてしまいました。
熱が冷めた今となってはよく覚えていませんが、カートにチケットが残ったままだったかもしれません。

気がつけば今日は、当初のチケット抽選申込締め切り日でしたが、どうやら明日まで延長されるようですね。

「受付締め切り5月28日(火)23:59から5月29日(水)11:59まで受付を延長することといたしました」
とあるので、丸1日ほど延長するように勘違いする方がいるかもしれませんが、違います。半日延長です。

今日になって延長を発表したのは、急遽決定したことなのか、前々からそのつもりだったのかもしれません。
でも、延長幅が半日だけというのは、混雑回避への効果が疑問ですね。
それに、「電話番号認証」というある種アナログな手続きは、混雑をひどくするだけだと思います。

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赤ちゃん誕生
- 2019/05/27(Mon) -
2人目のが、今日生まれました。仕事のあとすぐ、産婦人科病院に向かいました。女の子です。可愛いです。
こんどは長女の里帰り出産なので、今後しばらくたいへんですが、そのかわり毎日孫を見ることができます。

予定日を5日過ぎてもさしたる兆候がなく、昨夜は遅くまで、長女と私はリビングでテレビを観ていました。
『チャングムの誓い』第24話です。ちょうど、ハン尚宮が最高尚宮になった直後のあたりです。

そのドラマを見終わった深夜0時半頃、「そういえば1時間ほど胎動が止まってる」と娘が言いました。
「でも、チャングムに集中してたから、胎動に気づかなかっただけかもしれん」とも。

しかし、胎動が止まったとすれば、胎児に何らかの異変が起きた可能性を考慮すべきだと思いました。
大げさかもしれませんが、こういうことは心配しすぎてもいいのです。後で笑い話になったっていいのです。

夜中の1時過ぎに、産婦人科病院に行ったところ、すでに少し破水していたことが判明。入院となりました。
それから約半日して、本日午後、無事出産。なんと3,736グラム。40週6日にしても、立派な体格です。

今日の診療中に、何人かの赤ちゃんが予防接種を受けに来ました。
どのお母さんも、付き添いのお父さんも、慣れない手つきで赤ちゃんを抱いています。
背中の聴診をするとき、新米ママやパパは、赤ちゃんをどのように支えたら良いか、まごついていました。

自分に血のつながった赤ちゃんがいると、ほかの赤ちゃんに対しても、以前よりも親身な気持ちになりますね。
それぞれのご家庭に、苦労と心配と幸せと喜びがあるのだということが、よくわかります。

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外科医の無力感
- 2019/05/26(Sun) -
5夜連続のドラマ『白い巨塔』が完結しました。ズッシリと重い最終回でした。

天才外科医が登場し、大学内の権力闘争を経て、医療過誤から裁判劇。昨日まではただ、面白いドラマでした。
ところが今日は打って変わって、人間味のある深いドラマになっていました。

すでにわかっているストーリーなのですが、全体を見終わってみると、良い作品だったと思います。
主人公が最後に、人の優しさと医師の良心を思い出してくれたことで、彼も周囲の者も救われました。

医療現場のリアリティーを完璧には求めてない点も、今となっては許せます。そんなこと重要じゃないのです。

よくある「医者モノ」のドラマと比べて、手術シーンは少なく、抑制的だけど効果的でした。
とくに試験開腹に終わった最後の手術は、私自身の昔の経験を思い出してしまう、ショッキングなものでした。

腹膜播種を目にした瞬間の無力感と悲しみは、本当にやりきれません。
外科医はしかし、そのようなケースにたびたび遭遇します。

だから私のように、すでに外科から離れて久しいと、色んな意味で手術が恐ろしく思えて仕方がありません。
自分が人の命を左右するという点と、外科医の力ではどうにもできない事があるという点においてです。

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泉佐野最終キャンペーン
- 2019/05/25(Sat) -
泉佐野市のふるさと納税サイトで、「泉佐野史上、最大で最後の大キャンペーン!」なるものが始まりました。

佐野史郎を思い出しながら詳細を読んでみると、これがひどい。
なんと「返礼率50%+Amazonギフト券20%」という、合計70%のあり得ない返礼率をぶちかましています。

前回の60%が「最後っ屁」だと思ってたのに、もっとヒドイのをひり出して来たって感じですね。
ただ、前回は「あっぱれ」と思ったのですが、今回はちょっと印象が違います。なんか、やな感じ。

泉佐野市を含む4つの自治体が、6月1日から、ふるさと納税の制度から除外されることが決まっています。
6月からは総務省に従うと言ってるのになぜ新制度の対象から外されたのかと、泉佐野市は息巻いています。
その理屈はわからないでもないですが、自分が蒔いた種でしょう。あなたは総務省に喧嘩を売ったのですよ。

泉佐野市は、この非常識とも思える「最終キャンペーン」の趣旨を2つ挙げています。
(1)住民税控除対象とならない除外期間に逸失するであろう寄附額の補填
(2)これまで泉佐野市のふるさと納税事業に参加してくれていた地元民間事業者の救済・雇用の維持

こんなこと言うから、やな感じがするのです。私は賛同できません。
さんざん荒稼ぎしてきたというのに、逸失益の補填を求め、市民ではなく返礼品調達業者を心配してやるとは。

こうなったら、泉佐野市への抗議の意味を込めて、泉佐野市から70%の返礼品をむしり取ってやるのみです。
さて、今度は肉にしますか。さっそく、ポチッと。

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ホヌ就航
- 2019/05/24(Fri) -
ANAの「フライングホヌ」(NH184便)が、成田からホノルルへ向かって飛び立ちました。本日就航です。

ホヌはこの1カ月半、慣熟飛行のために、おもに成田と関空の間を何度も飛んできました。
ときにはセントレアや、まれに新千歳や羽田にも離着陸してきました。ダイバートに備えたものでしょう。

さらに、ホノルルまでも2回、飛んでいます。現地での細かいチェックも兼ねた、予行演習ですね。
先週の飛行では、乗員22人に加えて、乗客役のANA社員が104人乗っていたといいます。役得だなあ。

航空オタク用アプリで確認してみると、ホヌは今、成田とミッドウェー島の中間あたりを順調に飛んでいます。
離陸した滑走路は、成田空港の「RWY16R」。西側の長い方の滑走路を、南向きに飛び立ったわけです。
この滑走路は4,000mの長さがあり、離陸滑走距離3,000mを要するエアバスA380でも、楽々離陸できます。

成田には、東側に並行してもう1本滑走路(RWY16L)がありますが、諸事情によりその長さは2,500mです。
これがもっと長ければどれだけ運用が楽だろうと思いますが、ここで掘り下げるのはやめておきましょう。

先日ホヌのことを「熊本に立ち寄るときは、早めに教えてください」と書きましたが、もちろん冗談です。
熊本空港の滑走路長は3,000m。もしもホヌが着陸できても(着陸滑走距離は2,100m)、離陸は不可能です。
いや、滑走路の突端から滑走を開始したら、計算上はギリで離陸できるのか?
念のため、東の農地側に1,000mほど、滑走路の延長工事しておくといいと思いますけどね、万一に備えて。

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医師自らの人体実験
- 2019/05/23(Thu) -
『Dr.夏秋の臨床図鑑 虫と皮膚炎』(夏秋優 著)という医学書を、何年か前に買いました。

そしたら、昨日のNHKの「ガッテン!」が、この本と夏秋先生を取り上げていたと聞きました。
さっそく録画を見てみましたが、夏秋先生って、自分でいろんな虫に刺されてその経過を撮影してたんですか。
どうりで、生々しい写真がたくさんあると思いました。まったく驚異的です。

そんな風に、自分が実験台になって病気になり、原因や病態や治療法を研究する人が、今でもいるんですね。

先日「日本住血吸虫症」に触れましたが、この病気の感染経路は、一人の医師が人体実験で証明しました。
ただし、皮膚感染を否定するために自己の体で実験したら、見事に感染してしまったという逆転劇でした。
動物実験も行われたのですが、それよりも自分で人体実験するところに、昔の医者の研究者魂を感じます。

野口英世が、研究していた「黄熱病」に罹って死亡したのは、91年前(1928年)の5月21日でした。
黄熱病の病原体をしばらくは誤認していた野口ですが、死亡する少し前に、その誤りに気づいたようです。
決して意図した感染ではないものの、感染を覚悟した研究であったことは間違いないでしょう。

野口英世の肖像を見ない日はありませんが、その千円札の肖像は北里柴三郎に変わることが決まっています。
北里柴三郎もかなりの偉人です。細菌学のみならず教育や実業にも携わり、医学界への貢献度は絶大です。

でも、子どもの頃に伝記で読んだ思い出が強く残っているのは、苦学して最後に殉死した野口英世の方ですね。

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『白い巨塔』始まる
- 2019/05/22(Wed) -
5夜連続ドラマスペシャル『白い巨塔』(テレビ朝日)が、今夜始まりました。
山崎豊子の原作刊行から50年を経て、内容はかなり今風にアレンジされているはずです。楽しみです。
ドラマとしての面白さは全体を見なければ評価できませんが、とりあえず「第一夜」の感想を書いておきます。

医者(とくに外科医)が主人公のドラマには、とくに厳しい視聴態度で臨むのが、いつもの私のスタンス。
その観点で言うと今日最もガッカリしたのは、主人公が「腹腔鏡」を「フククウキョウ」と発音した事です。

「フククウキョウ」なんて発音を、少なくとも私は医療現場で聞いたことがありません。
もう何度も何度も言ってきましたけど、「腹腔鏡」の現実的な発音は「フックウキョウ」なのです。

「腹腔」の読みは本来「フクコウ」が正しかったのですが、最近のメディアは「フククウ」を使い始めました。
さらに医療現場では、「フククウ」ではなく「フックウ」と促音化して発音するのが普通です。

よく使われる言葉は、発音しやすい方向に変化するもの。
「腹筋」の読みが「フクキン→フッキン」へと促音化したのは、この言葉がよく使われてきたからです。
「腹腔」の読みが「フククウ→フックウ」と変わるのも、この言葉をよく使う医療現場では自然な流れです。

NHKは、4年前の放送用語委員会でようやく、「フックウ」も許容することに決めました。
しかし、あくまで推奨する読み方は「フククウ」であり、放送で「フックウ」は登場しません。
民放もおおむね、NHKに準じて「フククウ」を使っているのだと思われます。

でも、私は異を唱えたい。これは報道番組でもなければ教育番組でもない、ドラマなのです。
医者や病院や医学部や医療現場をリアルに描くのであれば、臨床場面とくに手術シーンでは手抜き厳禁です。
だからこそ、ドラマで医者の口からは「フックウキョウ」としゃべらせて欲しかった。
どっちみち、「フックウキョウ」が一般的な言い方になるのは、時間の問題ですから。

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書類整理の最終形?
- 2019/05/21(Tue) -
まだ最終形ではないと思いますが、医者になって34年経過した私の書類整理法について、振り返ってみます。

若手医師であった80年台。パソコンはあったけど、ネットのない時代。
文書や文献はコピーして保存しており、それを必要時にいかに容易に見つけられるかが重要でした。
医学論文は著者名順にファイルに入れて管理していました。なかなか使い易い整理法だったと思っています。

文具にも試行錯誤をしましたが、「ファイルボックス+ハンギングフォルダ」の組み合わせが良かったですね。
プラスチックの箱に、二つ折りのフォルダを引っかけるように吊して並べ、その中に書類を入れる方式です。

今世紀に入り、世の中には文書整理の武器が出そろってきました。
「インターネット」と「ドキュメントスキャナ」と「PDFファイル」と「Evernote」です。

自由にネット検索ができるようになると、いちいち文献のコピーを手元に置く必要がなくなりました。
文書はスキャンしてEvernoteのようなソフトで管理すれば、文書の中身まで検索できるようになりました。

いまでは、職場や自宅のあちこちにスキャナを配置し、文書は何でもとりあえずその場でスキャンしています。
ドキュメントスキャナはさらに進化し、文書の内容を読み取って勝手にファイル名を付けてくれたりします。

システムトラブル等にも対応できるよう、スキャンしたファイルはEvernoteとDropboxで二重に管理します。
ペーパーレス化をめざしてはいますが、スキャンしてた文書の原本を、必ず捨てるとは限りません。
重要な文書や記念の品は、手元に残しておきたいからです。その考えが片付けの敵なのですが、しょうがない。

で、その重要書類や記念品等をどうやって保管するのかで、実は今なお試行錯誤が続いているのです。
分類作業はなるべく避けて、しかし容易に検索・閲覧ができるためには、どうすべきなのか。

実は昨日までは、クリアファイルを使っていたのですが、今日からハンギングフォルダに切り替えました。
奇しくも前世紀の管理法に戻ってしまいましたが、でもこのアナログな手法が、けっこう使いやすいのです。

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運転と高齢者
- 2019/05/20(Mon) -
池袋の母子死亡交通事故の加害者の「元院長」が、入院していた病院から退院する姿が報じられました。
上級国民だから逮捕されないのか、などと批判されていた方ですが、私としてはすっかりトーンダウンです。
元院長のあのひどくおぼつかない足取りを見たら、もう逮捕しなくていいです、って言いたくなりました。

ただし、あの状態でよく運転できていたものだ、運転が許されていたものだと、そっちの方ですよね、問題は。

ご本人は「ブレーキが利かなかった」と言ってますが、適切なペダル操作ができていたのかは、ちょっと疑問。
あの歩きぶりを見てしまうと、どうしても疑いの目になってしまいます。さて、真実はいかに。

自動車には人間の何百倍もの力があり、それを我々はわずかな右足の力で軽々とコントロールしています。
ブレーキもハンドルも、もはや運転者の脚力や腕力とはほぼ無関係に、容易に制御することができます。

運転操作に必要な筋力はどんどん小さくなり、その反対に車のパワーはどんどん大きくなります。
そのギャップ、すなわち人の力の増幅度が大きくなればなるほど、わずかなミスが大きな影響をもたらします。

筋力と反射神経と判断力が低下しても、今の車は易々と運転できてしまい、ある意味、凶器となり得ます。
今回の事故はその典型的な事例であり、大きな問題提起となりました。免許の自主返納も増えているとのこと。

たしかに高齢者の運転を制限することも大事ですが、急病や不可抗力による運転操作ミスだって起きるはず。
これからの時代、車自体の安全機構を充実・高度化する方向こそが、本筋でしょう。
自動運転車が普及する時代には、今回のような悲劇は起きなくなるのだろうと期待します。

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現実的な順番予約制
- 2019/05/19(Sun) -
「そちらは完全予約制なのでしょうか」と尋ねられることが時々ありますが、「完全」ではありません。
「原則として予約制ですが、病状に応じて順番が前後することもあります」というのがいつものお答え。

当院の場合、「時間予約制」ではなく「順番予約制」なので、診察時間(時刻)を保証することはできません。

でも、「午後の22番と言われたが、いったい何時頃になるのか?」という患者さんの疑問はよくわかります。
本来は、予約サイトで進捗状況を見ながら、自分の3番ぐらい前までに来院していただくのがベストです。
しかしスマホをお持ちでない方などはその方法が使えず、待ち時間が読みにくくて不便ですよね。

そこで当院としては、「22番なら、だいたい16時ごろになります」とお教えしています、親切のために。
私の診察時間は通常、1人平均5〜6分、1時間に10人程度なので、待ち時間はある程度予測できるわけです。

しかし現実には、ひとり当たりの診察時間がどのくらいになるのかはケースバイケースです。
重症患者や処置の必要な方が飛び込んでくると、以降の診察時間がすべて大きくずれることになります。
救急病院へ紹介するともなると、病院への連絡や診療情報提供書の準備のために、さらに時間がかかります。

その結果、診察の時間が当初の予測よりも1時間以上遅くなることさえ、しばしばあります。
「16時ごろになる」と伝えた方の順番が17時になれば、時刻を教えた親切がアダになります。

本来、地域医療に厳格な予約制はなじみません。一応予約制としているのは、あくまで便宜上のこと。
「最大多数の最大幸福」を意図した現実的でフレキシブルな運用に、ご理解をいただければさいわいです。

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安全ではありません
- 2019/05/18(Sat) -
「安全ではありません」
当ブログをご覧の方、アドレスバーに上のような表示が出ていますか。ブラウザによっては出てると思います。

これを見て、あわててページを閉じた方がいるかもしれません。
従来型の、いわゆる「非暗号ページ」をブラウザで開くと、そのような警告が出るようになり始めています。

このブログだけでなく、当院のホームページにも、「安全ではありません」と表示されています。
ためしに熊本市医師会のWebサイトを見ましたが、そこにも「安全ではありません」と出ていました。
なあんだと思いつつ熊本市のホームページを見たら、これまた「安全ではありません」ですからね。
面白いことに、熊本県のサイトは安全ではないのに、「熊本県庁」でググると安全なサイトにたどり着きます。

企業や組織のWebサイトの「暗号化(HTTPS化)」は、まだ過渡期のようです。

最近、ホームページサービス業者から、当院のWebサイトのHTTPS化を勧める電話がよくかかります。
もう少し様子をみますと、私はいつも返答するのですが、適当な時期には決断すべきなんでしょうね。
費用がそこそこかかるものだから、少しためらっているのです。基本的にケチなので。

でもあからさまに「安全ではありません」と表示されるのは、やはり不本意ですね。
表現を少々和らげていただくわけにはいきませんかね、「安全ではないかもしれません」ぐらいに。
だって、HTTPS化しても「絶対安全」とは言えないわけで、ハッカーの手にかかれば大差ないでしょう。

ていうか、そもそも当ブログをハッキングする酔狂なハッカーって、いるんですか?
もしいるのなら、お願いです。誤字脱字を見つけたら、早めに勝手に改ざん(校正)しといてくれますか。

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お好み焼きの鉄板
- 2019/05/17(Fri) -
今晩は外食しましたポンポコポ〜ン。さて、どこに行ったでしょうか。え、どうしてわかりましたか。

お察しの通り、久しぶりにお好み焼き「道とん堀」に行きました。夕方に行ったのはたぶん、初めてです。
食べたのは「ミックスお好み焼き」に決まってます。この店でそれ以外のメニューを選ぶ意味がありません。
ただし今日は、なじみの熊本インター店ではなく、麻生田店です。初めての店舗です。ある意味、冒険です。

いつものインター店に飽きて、何か目新しい店はないのか、「あ、そうだ!」と選んだとか選ばなかったとか。

インター店では既に「ポンポコポ〜ン」が廃止されて久しいのですが、麻生田店ではまだ生き残ってました。
でも店員の「いらっしゃいませポンポコポ〜ン」がひどく控えめで、もはや絶滅寸前の様相を呈していました。

ただし問題は、別にあります。鉄板の温度です。私の席の鉄板の温度が低くて、なかなか焼けないのです。
例によって、家人は普通に1枚ふっくら焼き、私は4分割して小さな薄いお好み焼きを4つ焼く方式です。
その結果、家人のお好み焼きはなかなか焼けず、でも私の方もなかなか焼けない。どっちもかい。

いつの頃からか、間違いのない定番のことを「鉄板」って言いますよね。
鉄板が「硬い(固い・堅い)」ことから、確かで手堅いことをそのように言うわけです。

その意味ではまさしく、お好み焼きでは道とん堀が鉄板のはずなのに、今日はいけませんでしたね。
たしかに鉄板は硬かったかもしれませんが、熱くなかったのが残念でした。
たいした原材料でもなく(失礼)焼くのは客なのに、あの鉄板であの値段はどうなの、って思いました。

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日本紅斑熱
- 2019/05/16(Thu) -
天草市で、マダニに噛まれて「日本紅斑熱」を発症した女性が亡くなったそうです。
マダニが関与する病気では、数年前に「SFTS」が問題になりましたが、昔からあるのが日本紅斑熱です。

SFTSはマダニが媒介するウイルス感染症ですが、日本紅斑熱の病原体は「リケッチア」です。
そしてリケッチアによる感染症と言えば、この日本紅斑熱と発疹チフスとツツガムシ病が有名どころですね。

子どもの頃、百科事典のあちこちを眺めるのが好きでしたが、とくに病気の項目をよく読みあさっていました。
当時(昭和40年代前半)の私(小学生)が興味を持った病気といえば、やはり伝染病です。
原因となる病原体があり、もしくは原因不明で、独特の病状経過をたどり、人にうつるので恐れられます。

昔は、多くの薬害や公害が当初は伝染病と疑われたりして、隔離や差別につながった歴史があります。
しかしその反対に、原因不明の風土病が、特定の病原体による感染症であることが判明したケースもあります。

伝染病の原因究明と治療法開発の苦労が描かれた科学読み物や医学者の伝記などは、たくさん読みました。
そうそう、Wikipediaをあまり好評価するのもナンですが、「日本住血吸虫症」の項は力作。よく書けてます。

熊本地震よりも前、私は豊後街道の痕跡を辿るべく、自転車で阿蘇の山中をバカみたいによく走ったものです。
現在豊後街道だとされている舗装道路は、実際には本来の豊後街道(旧道)とは少しズレています。
とくに阿蘇山中の旧道は、今では痕跡だけが残っているけもの道。その薄暗い道を進むのもまた楽しいのです。

石ころや滑りやすい落ち葉やコケや木の枝に注意しながら、時に転倒しつつ、マウンテンバイクで走ります。
でもあの時、露出したスネや腕や頭にマダニが取り付かなくて良かったと、後になって胸をなで下ろしました。
SFTSの話を聞いて以来、私は森には入らなくなりました。今ではサイクリング自体をほとんどしていません。
仕方ないこととはいえ、感染症やケガを恐れれば恐れるほど、冒険っぽいことができなくなりますね。

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「キムリア」3300万
- 2019/05/15(Wed) -
白血病などの治療薬「キムリア」の保険適用が了承され、薬価は過去最高の3,349万円に決まりました。
米国では5,000万円以上の薬なので、今日の中医協の決定額は少々安く感じましたが、それでも異常に高い。

「キムリア点滴静注」は、患者の免疫細胞に遺伝子操作を加えて体内に戻す「CAR-T」細胞療法の薬です。

患者血液からT細胞を分離増殖して「CAR遺伝子」を組み込む操作は、ノバルティス社の施設で行われます。
その、細胞加工操作の費用も込みで、今回の薬価なわけです。ただの高額な点滴薬ではないのです。

国民皆保険の日本における超高額薬の問題は、オプジーボの頃から議論されていますが、結論は出ません。

キムリアの投与対象者は216人と予測されており、人数が少ないので総額は73億円程度で済みそうです。
しかし同様の薬は今後いくらでも登場するでしょうから、超高額薬の総額はどんどん上がることでしょう。

これをすべて保険適用にすれば、医療財政が逼迫することは避けられません。
しかし自由診療(自費医療)にしてしまうと、金持ちしか受けられない治療になります。
薬価を大幅に引き下げたらメーカーの利益が出ず、日本での販売が中止されるかもしれません。

科学は加速度的に、しかも無限に進歩し、より高度な医療(高額な医薬品)が続々と登場することでしょう。
薬価はどんどん高騰するはずです。はたして国民皆保険の破綻を回避する方策はあるのでしょうか。

一方で、重粒子線治療などの「先進医療」は、極めて高額ですが保険適用外。全額自己負担です。
大金持ちでもない限り、患者はがん保険などの先進医療特約で備えるしかありません。

いずれも超高額医療なのに、一方は保険適用で、もう一方は適用外。どんな理屈をつけても納得はしかねます。

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独り立ちの試練
- 2019/05/14(Tue) -
NHKの『サラメシ』という番組で、今日は航空自衛隊静浜基地が紹介されていました。
番組の趣旨は「働くオトナの昼ご飯」なのですが、私が注目したのは候補生の訓練風景です。

ちょうどその時は、教官が後部座席に乗らず、候補生が初めて一人で飛行機を操縦する段階でした。
眼下には地域の町並みが広がり、万一墜落したら大惨事になりかねない、そんな究極の状況での訓練です。

そんな訓練は危険すぎるでしょうか。万一に備えて、いつも教官が後部座席に乗っておくべきでしょうか。
いや、それではダメです。訓練生が誰にも助けてもらえない状況に追い込まれるからこそ、意味があるのです。
千尋の谷に落とされた獅子のごとく、独り立ちのためには甘えのない試練が必要なのです。

前にも書いたことがあるように、このような訓練方法はちょうど、外科医の修練と似ています。
たとえば、外科手術の基本中の基本「虫垂切除術」をとってみても、次のような修練段階を私もたどりました。

(1)手術書(いまならビデオを含む)による勉強や手術見学
(2)助手(指導医や先輩医師が執刀)
(3)執刀(指導医が助手に付くか、指導医が手術室内にいて手術を監督)
(4)執刀(指導医不在)

この(2)から(3)への飛躍は大きいですが、指導医がそばにいるとどうしても、甘えが出てしまいます。
最高レベルの緊張は(4)のときです。これをクリアして初めて、自分が執刀したことを実感できるのです。

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泉佐野市の最後っ屁
- 2019/05/13(Mon) -
「同情するならネタをくれ」
ブログの執筆に苦悩する私をあきれ顔で見る家人に対して、今夜私が放った言葉です。名言でしょう。

とは言いましたが、今日は久々にふるさと納税をしたのでその話が書けます。よかった。

泉佐野市・小山町・高野町・みやき町の4市町が、来月からのふるさと納税新制度から除外されます。
私もこのうち3市町に、これまで何度か寄附をしてきました。なじみのある自治体です。

今回の件でさすがに意気消沈しているかと思いきや、泉佐野市などはむしろパワーアップしていますね。

「これからの『チョット残念』なふるさと納税に興味のある方のお申込みを是非お待ちしております」
そう言い放ち、「返礼率50%+Amazonギフト券10%」という、一層激しいコースを新設してしまいました。

今月いっぱい、ギリギリまでやり尽くそうというその心意気に打たれ、私はまた、寄附してしまいました。
今日は果物や野菜などの農産物をいくつか選びました。静岡や山梨や鹿児島など、全国各地の特産品です。
いちどに全部届くと大変なので、7月から11月の間に、順次配送されるように申し込みました。

「納税するから肉をくれ」
そんな感じでふるさと納税はすっかり「通販化」していますが、これは当初から予想できたことです。
泉佐野市などは、総務省が作った仕組みを生かし、創意工夫によって地域を活性化してきただけの話。

なのでこのたびの総務省の規制のしかたは、責任転嫁で理不尽だと思います。
対抗して、ハシゴを外される前にそのハシゴで登れるだけ登ってしまえという泉佐野市は、アッパレです。

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身近な生き物たち
- 2019/05/12(Sun) -
毎朝クリニックの外回りを掃除していると、さまざまな生き物に出くわします。
アスファルト上のミミズは、モゾモゾしていても干からびていても、ホウキで植込の方に掃き込みます。
イモムシ(たいていはセスジスズメの幼虫)も同様。土のあるところまで移動してやります。

クモには恨みはありませんが、クモの巣は見かけが悪いので、見つけたらホウキで除去します。
たまに、草の茎にビッシリとこびりついた無数のアブラムシを目にします。見なかったことにします。

今朝はアシナガバチの巣を見つけたので、専用の殺虫スプレーで駆除しました。
子どもを含む外来者の来るクリニックとしては、蜂だけは放ってはおけませんから、殺生をお許しください。

玄関付近をいつもうろついているのは、ダンゴムシです。善良で、ほのぼのする生き物ですね。

ダンゴムシには何かにぶつかったら左右交互に曲がる習性があり、「交替性転向反応」といわれています。
なので植込から玄関の方にいったん迷い込んだが最後、元の植込にUターンする可能性は低くなります。
その結果、彼らは自動ドアの溝にはまり込み、運が悪ければ溝の中で息絶え、運が良くても院内に向かいます。
そうならないように、私は毎朝数匹のダンゴムシを、ホウキで植込の方まで転がしてやるわけです。

「ANAの『ダンゴムシ』退治に見る、無駄な仕事の減らし方」
そんな見出しの記事を今朝見つけました。ダンゴムシは航空機にも侵入するのかと、驚いたけど違いました。
「システム化されていない非効率な部門・業務」のことを、「ダンゴムシ」と表現しているようです。
ANAのIT部門の責任者曰く、「石(抵抗勢力)をどかさなければ、ダンゴムシを見つけられない」のだと。

なんか、上手いこと言ったつもりでしょうけど、ダンゴムシがなぜ「非効率」なのか、その説明を求む。

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人情話に弱いです
- 2019/05/11(Sat) -
休日(休診日)の午前中、なんとなくテレビを見ていたら、あるご夫婦の苦労話を放送していました。
波瀾万丈の人生が、切々と綴られます。そんな苦労をどうやって乗り越えたんだろうな、と思っていたら、
「そんなときに出会ったのが、○○の青汁だったのです」

やられた。まんまと青汁のCM番組に見入ってました。なんなら感情移入してましたよ、不覚にも。
そのドキュメンタリー自体にウソは無いとしても、番組の作為的な構成に私は騙されてしまったのでした。

最近、某テレビ局が放送したある社労士事務所の広告番組内に、CMを流さなかったことが問題になりました。
ドキュメンタリー風の広告には、それが広告放送であることがわかるようにCMを挟む必要があるそうですね。
そいういうルールの存在は知りませんでしたが、そりゃ必要でしょう。

冒頭の青汁番組も、ドキュメンタリー部分だけ流してCM無しで終了したら、誤解を招きかねません。
CMが流れてはじめて、やっぱり青汁の宣伝番組かよ、と確信できるわけですから。

実はだいぶ前にも、休日に見ていた番組が青汁の広告放送と判明してガッカリしたことを思い出しました。
そのことをすっかり忘れていて、私は2度も青汁話に感情移入してしまったことに、愕然とします。

どうしても人情話には弱いのです。結末がわかっていても、吉本新喜劇では涙が出るのです。

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ゆさっと揺れました
- 2019/05/10(Fri) -
ブログネタが無いとき、「今日はネタが無い!」というテーマで書くのも、逆説的ですが有効な手法です。
ただしそのような場合は、どう考えても充実した内容は望めません。

「よく毎日ネタがありますね」とよく言われますが、世間の情報は、万人に等しい機会で与えられているはず。
新聞やネット記事はよく読みますが、かといって、特別なアンテナを張っているわけではありません。
要は、目にした事柄や耳にした話題を、いかにしてネタに昇華するか(=こじつけるか)ってとこでしょうね。

「よく毎日くだらないこと書けますね」とも言われますが、もちろん褒め言葉として受け取っています。
ブログ連続投稿を中断しないためなら何でもする、という強い意気込みを感じ取っていただければ幸いです。
ごくたまに、ためになる(と思われる)ブログを書く日もあるので、毎晩根気強くお読みください。

「よく毎日書く暇がありますね」と言われたためしがありませんが、実はいちばん苦労しているのがこれです。
毎日投稿するということは、毎日締め切りが来るということです。毎晩23時台はたいてい、必死こいてます。
外飲みすることがほとんどないのは救いですが、いいオッサンがそれもどうなのって話です。

いえ、ネタが無いわけじゃないのです。たとえば今日は、日向灘を震源とする地震が何度かありました。
最近も時々起きている熊本震源のそれとは異なり、今日の地震は少しゆったりと、長い間揺れた気がします。
震源からの距離が遠いからなのか、それとも地震のメカニズムの違いなのか。

気象庁の地震担当者が交代してましたが、島田洋七に似てるのが気になって、解説が入ってきません。

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五輪チケット申し込む?
- 2019/05/09(Thu) -
東京オリンピックの観戦チケットの抽選申込が、今日から始まりました。
(いま「観戦チケット」と入力しようとしたら「感染チケット」と変換されて、バカウケしたところです)

まずは、「TOKYO 2020 ID」への登録が必要とのこと。今日は昼休みに、その作業を行いました。
専用サイトから「仮登録」すると、「本登録手続きの案内メールを送信しました」との表示あり。
ところが待てど暮らせど、その肝心のメールが届きません。昼休みは終わり、午後の診療が始まります。

診療の合間にたびたびメールチェックしていると、90分ほどしてやっと、案内メールが届きました。
直ちに「本登録」。これで私のアカウントが「有効化」されました。

続いて「東京2020公式チケット販売サイト」に進むのですが、これが激混みの60万人待ち!。
診療の傍らときどき進捗状況を見ていると、1時間ぐらい経った頃にやっと、私の順番がきました!

サイトのページには、「チケット購入」のところをクリック!、これでやっと買えるのか、よしっ!
と思ったら、こんどは「チケット購入ページへ順番にご案内しています」との文言。あらためて9万人待ち!

どんだけ待たせるんですか。しかも今回の9万人待ちは、さっきの60万人待ちよりも進捗が遅いのはなぜ?
幸か不幸か、まるでチケット予約作業を見越していたかのように、今日の午後の診療はヒマでした。

やっとのこと、チケット購入ページが出現。競技別・日付別にチケットを選ぶ画面です。
何も考えずにここまで来ましたが、オリンピックを観戦する予定が無いことを思い出しました。これは痛い!

ところが、競技名が並ぶ画面を見ていると、不思議なことにチケットを買いたくなってしまうんですね〜
この機会を逃すと、一生2度とオリンピックを生で見ることはできなくなるという思いもこみ上げてきます。
当院のスタッフとあれこれ話すうちに、みんなでオリンピックを観に行こう!などと盛り上がってきます。
じゃあ、どの日のどの競技を観戦しようか。開会式とか閉会式もいいんじゃないの・・・
そんな風に想像すればするほど楽しくなりますね。たぶん今日は、日本中の人たちが同じような気分でしょう。

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右折車と対向車
- 2019/05/08(Wed) -
悲惨な交通事故がときどき起きますが、大津市で起きた今朝の事故は痛ましすぎてやりきれませんね。
交差点で車同士の衝突事故が起き、その弾みで飛び出した軽自動車が保育園児の列に突っ込んだようです。
2人の子どもが亡くなり、ほかにも重体・重傷の子どもが出ています。

ありがちな交差点事故なのですが、多くの子どもたちを巻き込んだことで、大惨事になってしまいました。
事故の詳細(真実)はわかりませんが、推測で書かせていただくなら、次のような可能性があると思います。

(1)直進車がスピードを出しすぎていて、右折車の飛び出しに対して安全な回避操作ができなかった
(2)右折車が直進車のスピードを過小評価し、先に曲がりきれると思って交差点に進入してしまった

事故の詳細は、今後明らかにされることでしょう。ドライブレコーダーは付いてたんでしょうかね。

私自身もこれまでに、対向車の無理な右折にヒヤッとさせられたことが何度かあります。
相手の判断ミスといえばそうなのですが、私のスピードが少々速かったのかと反省する余地はあります。

あるいはその反対に、私が右折しようとしてヒヤッとしたこともありました。これは多分、私の問題です。
右折する時は、対向車線の直進車が途切れるのを待ち、適切なタイミングで曲がるのが普通。
でもなかなか車が途切れない時、まれに、やや無理目に右折することもありますが、これが危険なんですね。

曲がった先の横断歩道に歩行者や自転車が出てきた場合、歩行者や自転車をひいてしまうかもしれません。
あるいは、その横断歩道の手前で急停止すれば、こんどは対向車が衝突してくる危険があります。

交差点では、絶対安全だと自分が確信できる状況でのみ右折する、ということに尽きますね。
右折レーンに並んでいてなかなか右折しきれない車が前にいても、イラついちゃダメなのです。

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反ワクチン対策
- 2019/05/07(Tue) -
海外旅行から帰国した人も多いでしょうけど、いま「伝染病」の持ち帰りによる流行が危惧されています。
麻疹(はしか)が流行している米国から日本へ持ち込まれる「輸入はしか」が、とくに問題になっています。
潜伏期を考慮すると、来週あたりから発病者が出現し始めるかもしれません。しばらくは要注意です。

日本よりもずっと「ワクチン先進国」のはずの米国で、実はワクチン接種率が低下しています。
国のワクチン行政は進んでいる一方で、ワクチンを接種しないという主義主張もまた、存在するわけです。
しかしそれが、「反ワクチン」のデマ情報に基づく誤解であれば、認識を改めてもらわなければなりません。

Facebookは最近、反ワクチンに関する投稿を、上位に表示されないようにするアルゴリズムを導入しました。
しかしそのFacebookこそが、反ワクチン情報を拡散して米国の麻疹流行を助長した張本人といわれています。
個人情報の漏洩問題で利用者が減りつつあるFacebookは、イイコトして挽回しようと躍起なのでしょうか。

医者や薬や医療全体に対する、批判的な言論は自由ですが、一般市民を誤った方向に煽動するのは問題です。
かつては、書籍や週刊誌がその「情報源」でしたが、いまはネットの時代。その情報拡散力は絶大です。
ワクチンの効果や安全性を科学的根拠なく否定し、恐怖まで煽るよう反ワクチンサイトも目立ちます。

Twitterはこのたび、「ワクチン」を含む検索を行うと、厚労省のページを案内する対策を始めたそうです。
簡単に、インチキサイトやデマ情報にアクセスすることができないような、「反ワクチン対策」の一環です。

でもね、科学的根拠のないデマ情報を流して最強の「反ワクチン」運動をしている張本人って、厚労省でしょ。
だって、HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の積極的勧奨接種を、ずっと止めてますからね。
「接種はオススメしません」と言うこと自体、HPVワクチンの危険性を煽ってることと同じじゃないですか。
麻疹の対策も大事だけど、それよりもずっと感染者と死亡者の多い感染症をまず予防しなきゃダメでしょう。

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10連休終了
- 2019/05/06(Mon) -
未曾有の大型連休も、今日が最終日。民族の大移動も終息したようです。
当院は今日も診療しましたが、明日の火曜日は定期休診日なので、疲れは明日癒やします。

成田空港は昨日が帰国のピークで、一日の入国者数が開港以来初めて6万人を超えたといいますが、当然です。
連休の初め頃には、毎日6万人が成田から出国してましたから。同じ人数が日本に帰って来ないと困ります。

私は4月前半に休暇を取りました。今回の報道を見て改めて、大型連休を外して正解だったと思いました。
来年は10連休ではないにしても、今年同様に、大型連休とは別の時に休暇を取るパターンにしたいですね。

月末や月初に定例作業が必要になる諸々の事柄において、このたびの10連休では大いに支障をきたしました。

例えば医療機関の場合は、レセプト集計です。
前月1カ月間に行った保険診療の報酬を、保険者(報酬を支払う組織)別に集計して、翌月請求するものです。
月末の診療終了後にしか作業が開始できず、締め切りは10日なので、どうしても月初にバタバタします。
今日までまるっと休んだ医療機関は、明日から作業を始めるのでしょうか。なかなか厳しいですね。

政府は「天皇の即位の日(略)を休日とする法律」によって、5月1日を「祝日扱いの休日」としました。
その結果、「祝日法」の規定(祝日に挟まれた平日は休日となる)によって、10連休が確定したわけです。
これは「天皇の即位に際し、国民こぞって祝意を表するため」だそうですが、考えが浅かったですね。

サービス業などに従事する国民が、こぞって10連休を取ることができるとは思えないからです。
私は個人的には、5月1日を「祝日扱いではない休日」とすべきだったと思います。
そうすれば、4月30日と5月2日は休日にはならず、役所や銀行等が10連休する異常事態は避けられたのに。
「3連休→平日→休日→平日→4連休」という大型飛び石連休だって、なかなか面白くて私は好きですけどね。

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バージンロードを歩く
- 2019/05/05(Sun) -
慶事に免じて、プライベートな話題をお許しください。
今日は父親として臨む、3回目の結婚披露宴でした。新婦の父親としては2度目です。

ご存じのように、とくにチャペルにおける挙式では、新婦の父親には、決められた「挙動」があります。
娘とバージンロードをゆっくり歩き、節目節目で立ち止まったり礼をしたり、もっとややこしい動きもします。

粗相があってはなりません。なのでリハーサルがありますが、どう考えても練習時間が短すぎます。
たとえば歩き方1つとっても、前回のチャペルでの挙式とは流儀が異なるので戸惑います。
前はこうだった、などと異を唱えるつもりはありませんが、不慣れな者にとっては緊張が高まるばかりです。

時間が許せば、3,4回リハをしたい気分ですがそんな時間はなく、リハ1回の後すぐに本番が始まるのです。

どうせ父親など脇役ですが、私の失敗が挙式の厳粛な雰囲気を失わせ、爆笑を誘うことだけは避けたい。
とくに私が心配するのは、横を歩く花嫁のウェディングドレスの裾を踏んでしまわないか、という点です。
それが原因で花嫁が転んでしまったら・・・などと最悪の事態を想像してしまいます。

幸い今日も失敗はなく、挙式が心にしみ、披露宴でも感動するという、良い意味で想像を超える展開でした。
ご列席のゲストの方々の心のこもった挨拶や余興、サプライズゲストの多い会でもありました。

そうそう。ホテルのスタッフもみな、それが仕事とはいえ、最高のもてなしを提供してくれました。
これはどの業種にも言えること。医業でも、できることなら心にしみるような診療を提供したいものです。

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ホリエモンついに成功
- 2019/05/04(Sat) -
「ホリエモンロケット」こと、観測ロケット「MOMO」3号機が、ついに今朝、打ち上げに成功しました。
1号機の失敗はしょうがないとしても、2号機の失敗には愕然としただけに、3度目の正直にはホッとしました。

しかしこの3号機も、何度も何度も打ち上げを延期してヒヤヒヤさせられました。というのも私は、
「続ける。宇宙への挑戦。みんなの力でMOMO3号機を飛ばそう!」プロジェクトに出資しているからです。

このクラウドファンディングの目標金額2,700万円に対して、集まったのは1,981万円余りでした。
足りない部分は、ホリエモンたちが自腹を切ったのでしょうかね。

ホリエモン曰く、「宇宙は遠かったけど、なんとか到達しました。高度約113km」。
ここでいう「宇宙」とは、高度100kmのことを指しています。これは大気がほとんど無くなる高さです。
水平に100kmなら熊本から福岡までの距離ですが、その距離を縦にするともう宇宙ですか。
大気なんてのは、直径12,700kmの地球の表面の、ごくごく薄っぺらな存在なんですね。

今回は「宇宙空間への到達」で目的を達成しました。次はの目標は「軌道投入」ですね。期待しています。

JAXAなどのロケット打ち上げ費用が数十億円かかるのに対して、MOMOは数千万円とされています。
この低コストはすごいことです。なにしろ、打ち上げ費用の1000分の1弱を私が負担できるぐらいですから。

MOMO3号機の打ち上げは、当初4月30日の予定でしたが、バルブの不具合のため延期されました。
ロケットにおいてバルブが大事であることは、「下町ロケット」で勉強したのでよく知っています。
しかしその後も、5月1日も2日も3日も、強風のために打ち上げ見送りとなりました。

慎重を期した延期なのでしょうけど、不安になりますよね。このまま打ち上げ中止にはならないだろうかと。
なので今朝の打ち上げ成功は、とにかく良かった。出資者向けの打上げ成功記念グッズにも、期待してます。

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風呂でのぼせないために
- 2019/05/03(Fri) -
某ホテルの大浴場で昨日、私の友人が入浴後に気分不良に陥り、しばらく介抱される出来事がありました。
先日は当院の患者さんが、温泉で気を失って溺れかけ、救急搬送されたという話も聞きました。

入浴中や入浴直後の体調不良は、元気な方にも起こり得ることです。
環境温度や体への水圧が急変動し、さらに多量に発汗するので、身体への負担は思いのほか大きいのでしょう。

入浴による血圧低下については以前にも書いた通りで、転倒による受傷や溺水の危険もあります。
溺死者数は毎年数千人で、その大半が浴槽で起きており、海や川やプールなどよりもずっと多いようです。
さらに、浴槽での溺死の多くが高齢者ですが、心臓や脳の異常がはっきりしないケースが多いとのこと。
つまり、単に一時的な低血圧・のぼせ・立ちくらみに近いものでも、浴槽内で起きるととても危険なのです。

かくいう私ですが、熱めの風呂に少し我慢して長時間浸かるような入浴が、実は好きです。
なので自分に課しているルールは、入浴前には少し水分を摂り、飲酒後には入浴しないということです。
また、浴槽から出るときには、ゆっくり慎重に立ち上がります。
うっかりしてスクッと起立した時に軽い立ちくらみを感じることは、月に1回ぐらいあります。

そういえば子どもの頃、浴槽に浸かったまま、蛇口から出てくる冷たい水を直接飲むのが好きでした。
ところが現在のわが家の浴室を改めてよく見たら、蛇口なんてないんですね。シャワーしかない。
そのかわり、浴槽の背もたれと反対側に、半身浴(腰湯)に使うような段があります。使ったことないけど。
風呂から上がる前に少し半身浴しながら、持ち込んでおいたお茶でも飲む、ってのが良いかもしれません。

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新幹線から投稿?
- 2019/05/02(Thu) -
大型連休恒例の博多どんたく、じゃなくて「研究会」に参加するため、仕事を終えて福岡に向かいます。
どうしても会合には遅れがちになりますが、そこは遠隔地からの参加ということで、ご容赦願ってます。

でもその前に、宿題(当ブログの執筆および投稿)を済ませておかなければならないのが、いつもの懸案。
診療を終え、着替えてタクシーに乗り、熊本駅から新幹線で博多駅に着くまでが勝負。福岡での執筆は、無理。

ならば今日のブログは、タクシーの車内で執筆を開始し、新幹線で仕上げて投稿するしかありません。

期待するのは、九州新幹線のWi-Fi環境。トンネルでも途切れないように工夫されているそうです。
ただし、Wi-Fiはまだ全車に導入されているわけではありません。
JR九州が保有するN700系、800系の全車両(136両)で、今年度末までに全編成に装備する計画とのこと。
果たして、私の乗る列車には装備されているのかどうなのか。もしもWi-Fiがなかったらどうする?

ただ幸いなことに、昨年6月から博多–新八代駅間では、トンネル内を含む全区間で電話の通話が可能です。
となれば、iPhoneとのテザリングでMacをネット接続できるじゃないですか。最悪の場合それでいくか?

などとあれこれ考えましたが、この件については、慎重の上にも慎重を期したいところ。
結局は、昼休みのうちに一応書き上げて、予定投稿をしておくことにしました。石橋は叩いておくのです。

そしてもしも、新幹線からの投稿がうまくいったなら、その件を追記すればいいじゃないですか。
というわけで、追記がなければ、うまくいかなかったとご理解ください。

(追記)タクシーで原稿がはかどり、熊本駅のJR-KYUSHU FREE Wi-Fiで無事投稿を完了しました。

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令和最初の日
- 2019/05/01(Wed) -
皆様、令和あけましておめでとうございます。
0時のカウントダウンはされたでしょうか。私は平成の疲れが溜まっていたのか、夜9時過ぎには寝てました。
今朝はいつも通り6時に起床(=令和初起床)しました。なので9時間近い睡眠時間でした(令和初長寝)。

まず、リビングのソファでぼんやりしていた花ちゃんに、令和初ヨシヨシです。
続いて、令和初排尿・令和初洗顔・令和初ひげ剃り・令和初オロナイン軟膏塗布と進みます。
何をやってもたいてい「令和初」が付くので、以下省略させていただきます(令和初省略)。

出勤してさっそく電子カルテを立ち上げましたが、とくに不審な点なし。日付は「令和」になってます。OK。
ただ、ウインドウの並び方や広げ幅など、設定のいくつかが初期化されていましたが、まあいいでしょう。

と思っていたら、実際の診療を開始すると問題発覚。日付関係のトラブルです。バグです。
保険証の有効期限が、電カル上では「平成」から「令和」に自動変換されていないのです。
平成のままにしておくとエラーが出ます。平成32年などが存在しないことは、電カルもご存じのようです。
でも自動的に令和には置き換えてくれない。そこが不親切。いちいち手入力で修正しなければなりません。

受診者全員に必ず修正作業が必要なので、受付は忙殺されて不満爆発です。令和初爆発です。
もしやと思いながら、電カルメーカーのサポートセンターに電話してみましたが、ダメでした。
留守電曰く、電話サポート受付は平日の9時からだそうです。あのね、こんな大事なタイミングで休む?
というわけで、令和の大爆発は5月6日まで続きそうです(泣)。

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