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生まれて初めての上京で、何がいちばん楽しかったか
- 2020/08/31(Mon) -
「としまえん」が今日、閉園しました。と書きましたが、一度も行ったことないので特段の感慨はありません。

ただ、思い出すのが「多摩川園」。としまえんよりずっと小ぶりの、かつて田園調布にあった遊園地です。
としまえんよりも少し前に開園し、もうだいぶ前に閉園しましたが、実は行ったことがあります。

それは小学5年生の時(昭和46年ごろ)。家族で東京の親戚の家に行き、東京見物をした時のことでした。
都内の観光地はもちろん、日光にも足を伸ばしましたが、たまたま多摩川園にも行ったのです。
せっかく訪れた東京でわざわざ、全国各地にありそうな、何の変哲もない小さな遊園地に行ったのです。

でも、私の思い出の中では、東京でいちばん楽しかったのが多摩川園でした。
なかでもジェットコースターが気に入って、その樽のような車体のコースターには何度も乗りました。

大人の感覚なら、せっかく東京に来て遊園地かよ、となるところです。
ですが私たち家族は結局、東京滞在中に2度も、多摩川園を訪れたのでした。
子どもにとって、そこが日本の首都であり、滅多に行けない遠い場所、なんてことはどうでもいいわけです。

佐賀市には90年代に3年間住んでいましたが、自宅近くの「神野公園こども遊園地」にはよく行ったものです。
子ども向けの小さなジェットコースターがありましたが、メンテは大丈夫か心配になるほど、よく揺れました。
多くの遊具を、ご高齢の方が操作していました。恐怖を煽るには、なかなか効果的な人材配置だと思います。

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ソーシャルディスタンスをとるのも、状況次第です
- 2020/08/30(Sun) -
「感染防止を意識した避難訓練」の様子が報じられていました。巨大地震に伴う大津波を想定したものです。
そこで紹介されていたのが、避難の際に他人と一定の距離を取るために「傘」を使うという手法。

傘を利用した接近回避は、すでにあちこちのイベントや集会などでも利用されています。
たしかにそのような、日常生活やレジャー等で傘を使うのなら、それも一つの面白い方法だとは思います。

しかし、大津波のような緊急避難を要する災害で、傘ですか。
大慌てで、命からがら高台まで逃げようと言うときに、傘を使うために片手が塞がるのはどうなんでしょう。
階段や坂道を登ったり、子どもや老人の手を引いたりする際には、両手が自由に使えた方が絶対有利です。
一方の手に、大事な荷物を抱えているかもしれません。そんなときに傘を持ったら、両手が塞がります。

まず、逃げることでしょ、大事なのは。大津波から逃げるときに、コロナもへったくれもないでしょうに。
3密を防ぐのは、安全な場所に着いてからでいいでしょう。感染防御はぜひ、避難所内で徹底しましょうよ。

あ、そうか。今回報じられた避難訓練を、私は勘違いしていたのかもしれません。
「感染防止を意識した避難」の訓練ではなく、感染防止を意識した「避難訓練」だったと考えれば納得。
「傘をさすのは訓練だからです。本番では邪魔なので使わないでくださいね」ってことですよね(希望)。

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インフルエンザワクチンの、増産幅がケチすぎる
- 2020/08/29(Sat) -
インフルエンザワクチンの、供給量と使用量の年次推移のグラフは、見れば見るほど興味深いですね。
とくにこの10年間、比較的安定している様に見えて実はそうでもない。現場の苦労がにじんできます。

平成22〜27年までの6年間(前期とする)は、供給量2900〜3300万本程度で、使用量は2400〜2600万本。
平成28年から昨年までの4年間(後期)は、供給量2600〜3000万本程度で、使用量は2500〜2800万本。

政策によって供給量が格段に減らされた後期に、ワクチン使用量はむしろ増えたことに注目すべきです。
供給は減ったけど需要はむしろ増えたので、医療現場では苦労してワクチンをかき集めて接種したのです。

ワクチン使用率を単純計算すると、前期の76〜86%に対し、後期は95〜96%と、まるで違います。
流通経路や全国の医療機関での不均等な在庫も考慮すれば、95%というのはほぼ限界に近い使用率でしょう。
実際昨シーズンは多くの医療現場で、ワクチンを接種し尽くして欠品騒ぎが起きました。

しかしそれでも、どこかに在庫が残っているので、フタを開けてみたら日本全体では接種率95%となりました。
厚労省はコレをみて、まだ5%も余ってるじゃないか、とうそぶくのです。現場での問題はわかってるのに。

今シーズンは、コロナとの兼ね合いも考慮してワクチンは増産させ、供給量3178万本が見込まれています。
しかし、昨年の2964万本と比べれば、わずかに7%増えた程度。ケチな増やし方です。
今年はインフルエンザをしっかり予防しましょう、というスタンスでありながら、増産幅はたったこの程度。
ちょうど良い需給バランスのはずだ、という厚労省の机上の空論に基づく政策なのです。
ワクチンは、余っても健康問題は起きませんが、足りないと健康被害が出るんですけどね。

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敬体と常体を混在させたっていい!(ぺこぱ風)
- 2020/08/28(Fri) -
休診日はたいてい、外出もせず(コロナ禍なので)、自宅か職場でデスクワークとか読書などしています。
TVのニュース番組はつけっぱで、昼間なら「ひるおび!」からの「ゴゴスマ」経由の「Nスタ」です。

そのひるおび!では五分五分視していた安倍首相の辞任は、ゴゴスマの冒頭から速報が出て驚きました。
Nスタではずっと安倍首相の会見を中継をしていましたが、CMが入るので結局、NHKに切り替えました。
なお「ミヤネ屋」は見ません。人の言うことをまったく聞かないで番組を進行させる某MCが嫌いだからです。

ひるおび!は、午前10時25分から3時間半の生放送ですが、熊本では「3分クッキング」が割り込んできます。
3分とは名ばかりで10分間の中断です。今日は「ガーリックシュリンプ」が美味しそうでした。

「くまもっと まなびたいム PLUS」という教育番組も、今日はひるおび!の時間帯に放送されていました。
「中3 夏の陣」シリーズだそうで、RKKは国語を担当。今日のテーマは「課題作文」でした。
解説の先生が「敬体と常体を混在させてはならない」と強調していましたが、これにはいつも疑問を感じます。
この原則はケースバイケースで判断すべきコト。常にそうすべきだという教育は、杓子定規で不自由です。

NHKのニュース原稿は敬体ですが、誰かの発言内容を引用するときには、たいてい常体が混在してきます。
放送用語委員会によれば、引用であることをわかりやすくするために、その部分だけ常体を用いるのだとか。
しかし、その引用文章中の最後の文末だけは敬体にする場合もあるようで、臨機応変ということでしょう。
最後だけ敬体に戻して、全体のニュース原稿のトーンを保ち、聞きやすくする効果があるかもしれません。

このような用法を広げるなら、聞き手(読み手)への効果を狙って、敬体・常体の混在はアリだと思います。
だいたい、作文の目的は何。課題作文なんて言ってますけど、何かを人に伝えることこそが文章の目的では?

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インフルエンザワクチンに妙な優先順位を規定するのはやめてほしい
- 2020/08/27(Thu) -
コロナ禍の渦中、今季のインフルエンザワクチンが不足せぬよう、接種の優先順位が提案されています。
インフルとコロナの区別が困難でもあり、インフルエンザワクチンの需要が高まる可能性があるからです。

厚労省の審議会(予防接種基本方針部会)で示された、優先的な接種対象者および接種を呼びかける時期は、
(1)65歳以上の高齢者(等)に対しては、10月前半から接種
(2)医療従事者、基礎疾患を有する方、妊婦、生後6カ月〜小学校2年生に対しては、10月後半から接種

この書きぶりだと、小学3年以上は11月以降に接種せよという風に読めますが、そんなバカな話はありません。

インフルワクチンの接種回数は、13歳未満は2回、13歳以上は原則1回、65歳以上は1回、という規定です。
1回目と2回目の接種間隔は、できれば4週間程度あけたほうが効果的だとされています。
なので12歳以下の子どもは、1回目を10月に、2回目の接種を11月にするよう、私は推奨してきました。

ところが今回、小学3年以上の接種開始を遅くするのなら、子どもたちの免疫獲得は確実に遅くなります。

前述の(2)は、日本感染症学会の提言に基づくものだといいますが、それは提言の趣旨とは異なります。
提言では、インフルでは年少児対策が重要だとしながらも、小児全体への予防接種を推奨しているからです。

インフルエンザの流行を少しでも阻止したいなら、小中学校での感染拡大を防がなければなりません。
高齢者はともかくとして、小児の優先対象を小学2年で区切るような中途半端なルールはやめていただきたい。

ワクチンの優先接種順位や供給量において、厚労省の机上の空論はしばしば、現場を混乱させるばかりです。

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隔離診察室が足りないし、屋外での診察もまた大変です
- 2020/08/26(Wed) -
「コロナじゃないですよね?」
毎日何度も、風邪症状や夏バテや熱中症の患者さんから、このように尋ねられます。

「たぶん違うと思いますが、でも絶対に違うとは言えません。念のため少し慎重に経過をみましょうね」
病状や状況から、新型コロナウイルス感染の可能性が低いと思った場合は、このように答えています。
しかしたとえ可能性は低いと思っても、このような病状の患者さんはすべて、当院の隔離室で診察しています。

さらに、少しでもコロナが疑わしいと思ったら、私もスタッフも完全防護した上で、駐車場で診察しています。
ほとんどの方は自家用車で来院されるので、患者さんは車内で待ってもらい、そのまま窓越しに診察します。
なかには自転車やバイクや徒歩で来る人もいて、屋外での診療はなかなかやりにくくなります。

炎天下で、マスク・キャップ・フェイスシールド・ガウン・手袋の装備で診察するのは、ほぼ猛暑地獄です。
また、にわか雨でも降ったものなら、屋外での診察は中断することになります。降り続けたらどうしよう。

やがて冬になれば、これまた屋外での診察は厳しいでしょうね。
この手の呼吸器感染症は真冬に大流行する可能性が高く、屋外での診察は極寒地獄になりそうです。

インフルや水痘患者などの隔離を考慮して設計したクリニックですが、このコロナ禍では部屋が足りません。
屋根付きのドライブスルー診察室があるといいですね。今後開業予定の先生には、ぜひオススメします。

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Windowsユーザーじゃなきゃ申請できないシステムって、どうなの
- 2020/08/25(Tue) -
新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金給付事業」への申請が、ようやく熊本県でも始まりました。
申請は、毎月15日から月末が締切。県の準備が間に合わず、制度開始よりも1カ月遅れです。

さて、医療機関が行う申請方法(手段)は4つ。
(1)オンライン請求システム
(2)WEB申請受付システム ←(1)が未導入の場合
(3)電子媒体(CD-R等) ←(2)が利用できない場合
(4)紙媒体 ←(3)も困難な場合

当院は(1)未導入なので、(2)のシステムが立ち上がるのを待っていたことは、前にも書きました。
ところがその、申請方法の詳細を熊本県のサイトで見て驚きました。申請様式がExcelファイルなのです。
ダウンロードしたExcelファイルに必要事項を記入した後、それを提出する手段が(1)〜(3)の違いです。

Excelは、特定のバージョン以上のWindows版が必要とされ、Mac版Excelでは提出できません。
つまりMacユーザーには、(1)〜(3)の方法による申請は不可能なのです。できるのは(4)の紙媒体だけ。

そこで紙媒体による提出をしようと、その申請様式をダウンロードしようと思ったら、これもExcelファイル!
紙で提出するためのダウンロード元ファイルが、どうしてpdfじゃなくてExcelファイルなんですか。
これじゃあMacユーザーは、(1)〜(4)全部ダメじゃないですか。

もうこの「Excel文書問題」は何度も書いてきましたけど、また書きますよ。
公的な申請書を、Excelファイル(しかもWindows版)で作るのは、いいかげんやめていただきたい。
もっとシンプルで動作環境を問わない、WEBフォーム入力形式にはできないんですかね。
世の中にはMacユーザーも、そこそこいるんです。
てことで、県の担当部署に連絡して、紙媒体提出用の様式を送ってもらうことにしました。

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タイヤの空気がパンパンの自転車は(自動車も?)気持ちいい
- 2020/08/24(Mon) -
自家用車で走ってたら、タイヤの空気圧が低下したのですぐに安全な場所に停車せよと、警告が出ました。

ランフラットタイヤなのでパンクしても気付きにくいため、空気圧センサーが取り付けられているようです。
ちょうどガソリンも不足気味だったので、近所のスタンドに向かいました。
空気圧をチェックすると、たしかに左後ろタイヤの空気圧が減っていたので、空気を入れて様子を見ることに。
それから1週間。日頃は自転車通勤していて車には乗ってないので、タイヤの現状はよくわかっていません。

そういえば少し前に、右前のタイヤがパンクしたときには、空気圧アラームがつきませんでした。
周期的に聞こえる異音が気になってディーラーに行くと、太いネジがタイヤに刺さっていました。

日頃いちばん気にしているのは、通勤用のチャリ(電動アシストMTB)のオフロード用ブロックタイヤです。
転がり抵抗が強いデコボコのブロックパターンのタイヤなので、電源OFFのときはひどく重く感じます。
さらにタイヤの空気が抜けてくると、負荷が著しく増えて、運動量をますます増やしてくれます。
なので、自転車のタイヤに空気を入れるのは少し面倒ですが、いつも空気圧は高めにパンパンに入れています。

それに後輪の空気が抜けてくると、段差で腰に固い衝撃が来るし、前輪の空気が抜けた場合には頭痛です。
MTBなので、少々の段差も平気で乗り越えてますが、そのたびに腰や頭に響くのでは困ります。

そういえば最近は、スプレー式の空気入れがありますね。あれって楽チンそうだけど、コスパどうなんですか。
と、人に訊く前に自分で試すべきでしょうね。早速明日、買ってみよう。

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夜間のエアコンつけっぱなしって、昔なら非常識だったはず
- 2020/08/23(Sun) -
熱中症対策としてメディアは、「夜間のエアコンつけっぱなし」を、さも当たり前のように推奨しています。
でもそんな話、私はつい最近になって聞いたような気がします。10年20年前からそう言ってましたっけ?
最近わかってきた知見を、さも昔からの常識のように上から解説するメディアには、辟易します。

私が子どもの頃(昭和40年代)は、自宅にエアコンなんてありませんでした。夜は窓全開で寝るのみです。
扇風機はつけてましたが、ずっと風に吹かれると疲れるので、首振りやタイマーを使っていました。
真っ昼間にも、扇風機の熱い風に当たりながら、蝉時雨の中で夏休みの宿題をしていたのを思い出します。

今と当時(50年前)とでは気温が違うと言う人もいるでしょうけど、平均気温でせいぜい、1℃の違いです。
どうして人はこんなに暑がるようになったのでしょう。何が違うんでしょうね。まさか、人間のこらえ性?

あるサイトには、夜間の室温は25〜26℃にせよと書いてありますが、これは賛同しかねます。寒すぎますよ。
私は27℃です。この室温なら、薄いタオルケットをかぶる程度で、ちょうど良い具合に眠れます。

でも去年までは26℃設定で、夜間に肌寒くなってエアコンを切ったり、またつけたり繰り返していました。
寝入りばなこそ少々涼しいぐらいがいいですが、深夜の良眠維持にはあまり涼し過ぎない方が良いですね。

理想的には、寝る前までにしっかり部屋を冷やしておき、寝るときには設定温度を上げるのが良いのでしょう。
たとえば、寝る1時間前から25℃設定でエアコンをつけておき、寝る段になったら27℃に上げる、とか。
でもね、何時に寝るかもわからないし、あらかじめエアコンをつけるのって、忘れるんですよね。

ONから2時間後に設定温度が1度上がるみたいに、温度をタイマー設定できるエアコンって、ないですかね。

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こんな時期だから、遊覧飛行だけでも楽しみたい
- 2020/08/22(Sat) -
ANAが今日、エアバスA380機「フライングホヌ」を使って遊覧飛行を行いました。みなさん楽しそうでした。

先日も書いたように、成田–ホノルルを飛ぶフライングホヌは、1号機も2号機も、3月以来運航していません。
ただし6月に、90日以上飛ばないと必要になる「重整備」を回避するために、成田付近を整備飛行しています。

そんな「無乗客」飛行をするぐらいなら、低料金で乗せてくれませんかという要望が多かったのでしょうか。
「チャーターフライト」が企画され、5万円から1万4千円のプランに、おおぜいの応募があったようです。
そして150倍以上の競争率を勝ち抜いた当選者たちが今日、約90分間の、至福の時を過ごしたわけです。

今日飛んだのは、私が昨年乗ったANAブルーのホヌ1号機(機体記号JA381A)、愛称「ラニ(Lani)」です。

飛行の詳細を「Flightradar24」で確認すると、14:27にA滑走路を南向きに(RWY16R)離陸しています。
それから右に180度旋回し、栃木・群馬上空を経て西に向かい、長野・岐阜・愛知県を経由して南下。
浜松上空で太平洋に出て、東に向きを変え、三宅島を回って15:53に成田(RWY16R)に着陸。
ちょうど、富士山を中心に、直径400kmで反時計回りに飛んだ感じです。

左の窓側席(A席)の方は、富士山を360度ぐるっと眺め続けるという、希有な体験ができたことでしょう。
右側の窓側(K席)の方は、北アルプスから伊勢湾、太平洋の眺望を楽しめたはず。中央席の人は知らん。

おそらくホヌ2号機(JA382A)、愛称「カイ(Kai)」でも、同様のフライトが企画されるはずです。
今日の1号機フライトは、仕事を考慮して私は応募しませんでしたが、さて2号機はどうしたもんですかね。

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「熊本市医師会PCRセンター」に初出動
- 2020/08/21(Fri) -
「熊本市医師会PCRセンター」に、本日午後、出動してまいりました。行きは炎天下、帰るときは豪雨でした。

センターの場所は公表されてないのでここには書きませんが、知らない人が見たら気が付かないでしょう。
早めに現地に到着。施設の名称は何も書かれていませんが「入口」とだけ書いてあり、そこが入口でした。

このPCRセンターは、完全紹介制で1日30名までのPCR検査が可能ですが、今日の受診者は20人でした。
お盆前ごろには1週間ほど待たされましたが、最近は検査数が減ったこともあり、即日検査も可能のようです。

今日の検査スタッフは、医師(私)1人、看護師2人、検査技師2人?、事務員2人?の、合計7〜8人ぐらい。

防護具をフル装備した看護師2名の活動場所は、サッシを取り外して開放的な猛暑部屋。室温は38.7度でした。
一方で、私は軽装で、エアコンが良く効いた隣の部屋で待機します。涼しくてほんと、申し訳ないぐらいです。

被検者の車が看護師の前に停まり、十分量の唾液が採取できればそれで終了。被検者はそのまま帰宅します。
もしも十分量の唾液が採れない場合、被検者は車から降り、私の部屋との境界部の壁際のイスに座ります。
私は、壁の穴から突き出した手袋に手を入れて、被検者の鼻腔に綿棒を入れて、拭い液を採取します。
これはインフルエンザの検査と同じやり方ですが、ゴツいゴム手をはめた壁越しの操作はなかなかやりにくい。
被検者が痛がってのけぞると(←インフルで時々ある)、壁のゴム手の長さでは届かなくなります。

検査の途中で雷鳴がとどろき始め、ついには豪雨となりました。
徒歩で来た被検者のうち3名が、部屋の片隅で雨宿りする羽目になり、感染対策の観点からは少し問題でした。
ドライブスルーPCR検査は簡便ですが、猛暑と豪雨の対策が難しいですね。看護師のお二人、お疲れ様でした。

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熱中症も夏風邪も胃腸炎も、コロナのせいで診療がやりにくい
- 2020/08/20(Thu) -
毎日の感染者数や重症者数が注目されている新型コロナですが、最も重要な数値は死亡者数かもしれません。
日本ではこれまでに、約1,100人が、新型コロナウイルス感染で亡くなっています。
しかしいま、コロナの10倍のペースで死者が出ている病気が注目されています。熱中症です。

東京都内だけでも、今月に入って131人が熱中症で死亡しているそうですが、ほとんどが高齢者とのこと。
多くが屋内、しかも夜間に亡くなっていて、エアコンの不使用が目立つようです。

先日も、夏バテ気味の高齢者が来院されましたが、もったいないので夜中はエアコンは使っていないとのこと。
昭和の気質の方はどうしても、エアコンのつけっぱなしには抵抗があるようです。

診療の合間に屋外にちょっと出てみたら、照りつける日差しとアスファルトからの熱気ででクラクラしました。
隣のサンピアン前の歩道を見るとしかし、マスクを着けて歩いている方がいます。
マスク着用が定着しすぎて、こまめに外すという発想が失われているのかもしれません。

連日猛暑日の熊本で、コロナ感染者も毎日出ているなか、夏風邪も多い上に熱中症も増えてきました。

今日は当院にも3人ほど、熱中症と思われる方が倦怠感を訴えて来院し、そのうち2人に点滴を行いました。
熱や咳の患者さんなら防護しながら短時間で診療できますが、点滴するとなると接触時間は長くなります。

骨折患者がコロナだったという事例もありますから、誰に対してもコロナの疑いを持たなければなりません。
今後、熱中症のようで実はコロナというケースが増えてくることでしょう。外来では難しい判断が迫られます。

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「第2波」の定義はどうでもいいけど、「重症者」の定義は明確に
- 2020/08/19(Wed) -
「いままさに第2波の真っただ中にいるわけです」という、日本感染症学会の舘田理事長の率直な発言に対し、
「どういうことをもって『波』と言うか、必ずしも定義があるわけではない」と、加藤厚労相はうそぶき、
「大きな波になっていることは間違いない」けれど「第2波の定義があるわけではない」と、西村経済再生相。

絶対に「第2波」とは認めない大臣らは、きわめて一貫した姿勢ですが、でも定義なんてどうでもいいのです。
国民の肌感覚で「また来たぞ」が「第2波」でいいじゃないですか。それよりも、今後どうするかです。

どうやら最近は、「感染者数よりも重症者数に注意すべきだ」という方向にシフトしつつあります。
冷静な考え方にも見えますが、感染者数の増加を矮小化しようという意図が潜んでないか、気になります。

大阪府はついに、重症者数だけでなく感染者数でも、東京都を超えてしまいました。
そんな中で、大阪と東京では、「重症者」の基準・定義が異なることが露見しました。
大阪府の基準は、人工呼吸器の装着・ECMO装着・気管内挿管・ICU入室の4つ。東京では前者2つのみ。
気管内挿管すればたいてい人工呼吸器をつなぐことになるので、大きな差は「ICU入室」の部分です。

東京都は、「感染対策や病床の関係で重症でなくてもICUに入っている人」の存在を考慮したとのこと。
これは確かにリーズナブル。ICUに入っているからといって、必ず重症だとは限らないのは、その通りです。

ただ、呼吸器を着けるかどうか悩ましい程度の重症患者を、早めにICUに入れておくことは、よくあります。
あるいは、呼吸器から離脱(気管内チューブを抜去)したばかりの患者もまだ、もうしばらくICUにいるはず。
病床の関係でたまたまICUに入れた患者と、実際に重症な患者は、明確に区別してカウントすべきでしょう。

それに東京都が、重症者が少なく見える方向にシレっと基準を変えたことにも、インチキ臭さを感じます。
東京都は国とは一線を画す態度だと思って来ましたが、体質はほぼ同じようです。

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こんな猛暑の中、コロナがどんどん増えるって、誰が予測できた?
- 2020/08/18(Tue) -
真っ昼間に果敢にも、気温37度の中をチャリに乗ったら、ほぼ誰も道を歩いていないことに気付き驚きました。
ていうか、今日みたいな日に好き好んで、昼の1時2時に外出する人なんて、いないのでしょう。
自転車では、とくに両腕がジリジリ焼けるのを感じます。アブラゼミの声がまた、油で揚がる様に暑いですね。

日本各地で気温が40度前後になっています。熱中症の死者数はコロナどころではなく、いま大問題です。
アメリカの「デスバレー」では、54度以上の高温記録が出たとのこと。50度越えって、意味がわかりません。

このカリフォルニアのデスバレーという土地の名前が、ビジネス用語として比喩的に使われることがあります。
基礎研究から製品化・事業化へと発展するための、難関や障壁や課題という意味ですね。
その由来は、ゴールドラッシュの際に、この谷に迷い込んだ人たちが死にそうな目に遭ったことだといいます。

単に、苦難の道とか険しい道のりというレベルではなく、命や財産の危機に瀕するほどの「谷」なのです。

堀江貴文氏が、巨費を投じてようやく「MOMO3号機」の打上げを成功させた時、次のように述べています。
・ロケット開発のデスバレーは想像以上に深かった。でも、越える方法が分かったのは大きい
・スペースXの「ファルコン1」は3回連続で失敗したけど、4回目で成功させて死の谷を越えた

コロナ禍の現状をデスバレーだと表現するのは、不謹慎・不適切かもしれませんが、私はそう捉えています。

それは単に、医学的・公衆衛生学的な課題だけでなく、経済・社会問題としての苦境でもあるからです。
医療従事者も研究者も、国民も事業主もお役人も政治家も、このデスバレーから抜け出す道を探っています。
ワクチンや治療薬や、通信や生活様式や事業や公共サービスのあり方が、きっと大きく飛躍するはずです。

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羽田の国際線新ターミナルは、もっぱらロケ用か
- 2020/08/17(Mon) -
口角泡を飛ばすドラマ『半沢直樹』は、昨日の放送分から、航空会社(と政治家?)が舞台になりました。
JALの再建が元ネタになっているようですが、「帝国航空」のカラーは青なのでANAっぽく見えます。

昨日の放送で一瞬、「フライングホヌ」の尾翼が見えました。「ANA」のロゴが白地に青い文字はホヌです。
となると、これは成田空港ですね。残念ながらホヌは2機とも、3月25日以降ずっと成田で長期休養中です。
ただし90日以上飛ばないと重整備が必要となるので、これを回避するため6月に成田付近を少し飛んでいます。

このドラマの主な舞台の一つである羽田空港でも、出発ロビーでかなり大々的にロケを行っていました。
こんなことができるのは、幸か不幸か現在閉鎖中の、羽田空港第2ターミナル(T2)の国際線エリアですね。

私は行ったことないですが、東京五輪をにらんで今年3月29日に供用を始めた、新しい国際線ターミナルです。
ANAの国内線ターミナルと直結、ていうか同じビルなので、乗り継ぎがとても便利・・・になるはずでした。

ところがコロナのせいで国際線は閑古鳥。ターミナルをT2とT3(旧国際線ターミナル)に分ける意味もない。
需要減に加えて検疫強化の目的もあり、4月11日から、国際線はすべてT3に一本化されてしまいました。

おかげで広大な新築ターミナルが、まるっと半沢のロケに使えてしまうという、奇跡的な状況になっています。
他のドラマも、なんならハリウッド映画でも、いまならロケし放題。ああ、エキストラで出演したい。

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航空機内は手術室並みにクリーンだというけれど
- 2020/08/16(Sun) -
旅客機内の座席が前後の乗客間で、新型コロナウイルスが感染したと疑われる事例が報じられました。

航空機は、列車やバスよりも優れた空調システムを有しているので、ウイルス感染はしにくいとされています。
高性能HEPAフィルターを通した空気を、一方向に循環させており、手術室並みにクリーンだともいわれます。
ANAやJALのサイトによると、客室内の空気は乗客の頭上から足元へ向かって流れているようです。

しかしそのような環境でも、真後ろの席の乗客が咳込むと、前の座席に飛沫が飛ぶ可能性は否定できません。
もちろん、前の席の乗客が急に立ち上がって後ろに向いて咳をした場合でも同様ですが、それは希な事例です。
いずれにせよ、乗客の頭上に放出された飛沫は、空気の流れに従って、乗客の頭から降り注ぐことになります。

つまりどんなに完璧な空調であっても、風上の空気が汚染されたら対処のしようが無いということです。

手術室では、一方の壁にHEPAフィルターを介した空気が出る送風口があり、反対側の壁に排出口があります。
従って、つねに一定の方向にクリーンな空気が流れており、空気がよどむことはありません。
唯一重要なことは、術野(手術操作が行われている場所)の風上に、不潔なモノを置かないこと。
ここで「不潔」というのは、滅菌されていない物品や、滅菌ガウンを着ていない人のことです。

一定方向に空気が流れる空気清浄システムで重要なのは、風上を常にクリーンに保つ必要があることです。
なので機内では、自分の頭上の空気を汚されたらアウトなのです。航空機の空調を過信してはなりません。
後ろの席の乗客がよく咳込むような場合は、自分の席の移動をCAさんにお願いするなどの自衛策が必要です。

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こんなお盆休みは、今年限りであってほしい
- 2020/08/15(Sat) -
お盆休みが終わり、当院は明日16日から診療を再開します。
移動や3密を最小限にすべく、墓参り以外は、私はもっぱら自宅近辺で過ごしました。

今日は自宅BBQの食材を買うために、午前中に近所のスーパーに出かけると、かなりの人出でした。
出入り口には手指消毒用のアルコール、レジにはパーテーション、客も店員も全員マスク装着。
そのような光景が日常であることは、めったにスーパーに行かない私にも、すんなり理解できます。
つまり、ありとあらゆる場所が、同様の状況ということです。

日頃はもっぱら自転車で通勤しています。誰と会って立ち話をするわけでもなく、マスクなど着けていません。
ところが通行人を見ると、3密でもないのに、多くの方がマスクを着けて歩道を歩いています。
歩道では良くても、やがて人が集まる場所に近づけば、その時点でマスクが必要となるからなのでしょう。

この夏、私はそこそこ日焼けしましたが、それは自宅の庭か墓参りか自転車通勤時の日焼けです。
4人の孫たちのうち、熊本市内に住んでいる1人とだけ、このお盆休みの間に会うことができました。
県外からの帰省はお預けとなりましたが、とても残念なことです。

人々の行動範囲はとても狭くなり、不要不急の代表格であるレジャーは、どうしても控えめになっています。
大人はともかく、まともに夏休みを堪能できない子どもたちが、かわいそうでなりません。
「ウィズ・コロナ」という、わかった風な言葉は嫌いです。こんな異常事態に慣れて良いはずがありません。

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屋外での食事は、コロナの心配は無いけど暑すぎます
- 2020/08/14(Fri) -
急に「ピザの口(←ろ、じゃなくて、くち)」になったので、今日はピザ店に宅配をオーダーして食べました。
この「○○の口になる」という言い方は、最近テレビ等でよく耳にしますね。「モナカの口になる」とか。

「口になる」なんて言葉、学校の国語で習った覚えはありませんが、いつのまにか使われるようになりました。
「他のモノではなく、どうしてもそれが食べたい気分」みたいな意味でしょうか。

しかし、一般的な辞書を引いても(私が調べた限りでは)、「口になる」の用例は見当たりませんでした。
「口」の意味のうち「飲食物を味わう感覚。飲食物の味の傾向」がいちばん近いか。用例は「飲める口」など。

ならば「口になる」は、「口の中に味が広がるように感じるほどまでに食べたくなっている状態」ですかね。

で、かかりつけ(頼みつけ)のピザ店に、ピザをネット注文しました。
カード決済なので、玄関口での現金とおつりのやりとりが不要。今どきこうでなくっちゃ。
配達時刻が指定できませんでしたが、「ただいま90分待ち」という待ち時間表示が参考になります。

私は午後6時ごろに食べようと思い、家人は7時半が希望と言いますが、時計を見るとまだ3時半。
でも待ちきれずに発注。90分後というと午後5時ですか。ちと早いけど、ま、いいでしょう。
と思っていたら、甘かった。配達のバイクは4時に来ました。そうか。90分とは、90分以内という意味か。

早く配達すればその分喜ばれるはず、というのが店側の発想なのでしょう。その配慮に文句は言えません。
というわけで、まだ日差しの強い午後4時から、あえて庭で、ビールと共にピザをいただきました。
私と一緒に庭に飛び出した愛犬・花ちゃんは、あまりにも暑すぎてすぐに室内に戻る始末。私も30分で退却。
皆さんも熱中症には注意しましょう。ビールでは脱水は防げませんので。て、どの口が言ってるのやら。

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シャープのバカ高いマスクがまだ大人気なのはなぜ?
- 2020/08/13(Thu) -
原材料費の高騰か、流通の問題か、あるいは単なる市場原理か、それとも何かの思惑が働いているのか。
マスクもアルコール消毒液も、ひと頃よりは入手しやすくなりましたが、まだ価格がかなり高いですね。

バカみたいに高額な「シャープ」のマスクは、いま思えば申し込まなくてよかった。
ところが世間的には、いまだにシャープ製マスクが大人気。毎週数万人の新規応募者があるそうで驚きます。

病院や店や学校や職場の入口だけでなく、自宅の玄関でも、手のアルコール消毒が当たり前になりました。
ただ、当院受診者にも多いのですが、農作業等を終えて帰宅した方は、まず、石けんで手を洗いましょう。
石けんでしっかり洗った後で、改めて手指をアルコール消毒する方もいますが、それは不要です。

ハンドソープや石けんなどの界面活性剤は、汚れを落とすだけでなく、新型コロナの除菌法としても有効です。
なので、脂や泥で汚れた手を石けんと流水でしっかり洗ったなら、もはやコロナの心配はありません。
それに、石けんで手洗いした後の、わずかでもぬれた手では、アルコール消毒の効果が減弱してしまいます。

最近購入した洗剤をよく見たら、「サラヤ ハンドソープ シャボネット石鹸液 ユ・ム 5kg」とありました。
国の「優先供給スキーム」で、法外な金額のアルコールをつかまされた記憶も新しい「サラヤ」の商品です。

今日の疑問は「ユ・ム」です。まるで列車の「モハ」とか「キハ」みたいな、何かの略号かと思わせます。
実際調べたら、「有色・無香料」を略して「ユ・ム」だと。その、略して分かり難くする意味って、何?
いやもしかすると、サラヤの社長は鉄道マニアなのか?

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オンライン帰省してリモート墓参り
- 2020/08/12(Wed) -
明日からお盆です。当院も明日から3日間、お休みします。近隣地域の皆様には、ご不便をおかけします。

今年は例年とはまったく様相の異なるお盆になりました。こんな事態を、誰がいったい予測できたでしょう。
いやもしかすると、ノストラダムスの大予言の「恐怖の大王」はコロナだったのか。誤差20年てことで。

おもに都会から地方への、県をまたぐ移動を制限すべく、今年は「オンライン帰省」が推奨されています。
今日来院した子ども(小学生)は、「じいちゃんとZoomでリモートする」と言ってました。
去年こんな子がいたら呆れるところですが、今年はいたって普通のこと。それが普通であることに驚きます。

インフラやお役所仕事のIT化の遅れが顕在化した日本ですが、図らずも、市民レベルでは挽回しつつあります。

私の場合さいわいにも、自宅の近くに実家があり、お墓もあるので、例年通りの帰省と墓参りが叶います。
しかし日本中の多くの方が、今年は帰省と同時に墓参りも断念することになるのでしょう。

その代わり、「リモート墓参り」とか「オンライン葬儀」などの、ハイテクな法要が注目されています。
親戚同士で工夫したり、専門業者や石材店等のサービスのほか、お寺が運営しているケースもあるようです。

新型コロナによって人々の生活は一変しましたが、抜け出してみると、社会は飛躍しているかもしれません。

テレビを見ていたら、築地本願寺のリモート墓参りシステムが紹介されていました。
通信機器などを操作しているのは、お坊さんです。使っている音響機器のメーカーはBOSEかもしれません。

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「Uber Eats」が熊本でも始まりました
- 2020/08/11(Tue) -
「Uber Eats」のサービスが今日から、熊本でも始まりました。
都会から順に広まってきて、熊本県は全都道府県中の25番目なので、ほぼ真ん中っちゅうことですかね。

こういうのは、利用するかどうかは別にして、とりあえず環境だけは整えたいのが私の性(さが)。
さっそくアプリをインストールしたら、「現在地周辺はサービス提供エリア外です。」と出ました。ありゃ。

Uber Eatsのサイトによると、サービス対象は熊本市内だけ。菊陽町は対象外でした。ガッカリです。
さらにサービスエリアのマップ(←見にくい)をよく見たら、当院付近は熊本市内なのに対象外。トホホです。

ま、日頃からほとんど毎晩家庭料理(旅行時を除けば外食は年に2,3回?)なので、さほど痛手はありません。
そもそもアプリをインストールする意味もありませんでした。

「Uber」は、つかまりにくいタクシーがヒントになって米国で10年前に始まったという、配車サービスです。
それが、オンラインフードデリバリーサービス「Uber Eats」に拡大したのは、つい5年前のこと。
この発想で行けば、さまざまな「Uber」ビジネスが、今後出てくるでしょうね。

真っ先に思いつくのは「Uber Clinic」。いつでも、最寄りの登録医師が往診してくれるサービスです。
アプリを立ち上げると最初の選択項目は、医者を呼ぶ理由。熱、咳、倦怠感、味覚障害などから選びます。
あと、医者のタイプの希望。イケメン、ベテラン、貫禄あり、温厚、むしろ怒鳴る、神経質、などを選べます。

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禍(わざわい)を転じて渦と為す
- 2020/08/10(Mon) -
「コロナ禍」という言葉を、最近はよく目にし、耳にもします。当ブログでも4月から使っています。
「舌禍」とか「災禍」とか「ワクチン禍」などの言葉で使われる「禍」(か、わざわい)を用いた表現です。

この言葉についてNHKは慎重で、7/1付でNHK放送文化研究所のサイトに、次のように書いてありました。
・「書きことば」としては効果的でも、「話しことば」としては、あまりなじまない
・聞き取りにくく、聞き取れたとしても最近使われ始めた新語であるため意味が伝わりにくい
・番組タイトルやニュースのテロップでの使用はあるが、読み原稿やスタジオトークでは使わない
・今後、新語の「コロナ禍」が世の中でどのように使われていくのか見極める必要がある

ネット上では、「コロナ渦」という間違いをしばしば目にします。「禍」のところが「渦」になっています。
前述したNHKのサイトにも、「『コロナ鍋』『コロナ渦』という表記も時々目にする」とありました。
「こうした間違いによって新たな『災い (禍)』を引き起こさないようにご注意」と、斜め上からのご意見も。

ところが、です。7月31日放送の「ニュース9」で、目を疑うような、次の様なテロップが登場しました。
「コロナ渦で失われる仕事 求められる人材とは」

どうしたんですか、NHK。見事に「コロナ渦」じゃないですか。自ら災いを起こしてるじゃないですか。
その数分後、「○コロナ禍 ×コロナ渦」とのテロップを出して、和久田麻由子アナが深々と頭を下げました。

局内のチェック体制の問題よりも、テロップ製作者が「渦」という漢字を使った経緯、その方が気になります。
「渦」という漢字は、「うず」から変換しなければ、なかなか出てきません。うっかり変換ミスは考えにくい。
つまり「コロナ渦」は変換間違いではなく、それで正しいと信じてテロップにしたのだろうと推測します。

人々が巻き込まれている(渦中にある)という意味からすれば、「コロナ渦」もあながち見当違いじゃない。
「コロナ禍」も「コロナ渦」も、少しニュアンスの異なる、それぞれ正しい表現だと思うべきかもしれません。

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「世田谷モデル」に難癖を付けるヒマがあったら・・・
- 2020/08/09(Sun) -
「世田谷モデル」なんてのが、脚光を浴びてますね。世田谷区の、PCR検査拡充プロジェクトのことです。
保坂展人区長の行動力と、ブレーンたる児玉龍彦名誉教授が打ち出した、もしかすると画期的な取り組みです。

まずは医療従事者などの無料定期検査を行い、最終的に「いつでも・だれでも・何度でも」を目指すとのこと。

それで思うんですけど、プロ野球選手らが定期的にPCR検査を受けられるのって、ちょっと不思議ですよね。
大きな資金力を持って独自の検査センターを構築したのだとしても、現状では不公平感がぬぐえません。
球団やJリーグの資金でできることなら、どうして国にできないのだろうと思ってしまいます。

世田谷モデルは、4月に立ち上げた、幅広く抗体検査を行う社会的検査プロジェクトに始まるようです。
ところが思いのほか第2波が早く来たので、研究的な抗体検査から実戦的なPCR検査へと切り替えたとのこと。

「プール方式」を利用することで、1日当たりの検査数を1桁増やし、2〜3千に引き上げようとしています。
何人分かの検体をまとめて検査し、もしも陰性なら全員陰性、陽性なら検体を個別に再検査するやり方ですね。
「天秤を2回だけ使って、8個の金貨の中の1個のニセモノを探せ」というパズルを、なぜか思い出します。

プール方式はたしかに、合理的です。手間と費用を節約でき、検査数を飛躍的に増やすことが出来ます。
しかし日本にはまだ、検査を増やしたら感染者が増えすぎて医療崩壊につながる、と言う人がいます。
また、検査数が増えれば偽陰性や偽陽性も増えます。そのことを問題視する方もいます。
でも偽陰性の問題を言うのなら、未検査の無症状感染者がおおぜい社会に出ている現状の方が問題です。
偽陽性もたしかに気になりますが、その率が高くないなら、やむを得ないでしょう。許容するしかありません。

日本人って、本来なすべき事よりも、その副作用の方を過大に捉え、懸念して動けなくなる傾向があります。
保坂区長のような、物事を合理的に考えられる政治家は日本では珍しいのですが、いま、求められています。

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懇親会なんて、不要不急の最たるモノでしょう
- 2020/08/08(Sat) -
熊本市医師会の会員懇談会(会務報告と懇親会)は、今月下旬に開催される予定でしたが中止になりました。

そりゃそうでしょ。参加者の中から1人でも、たった1人でも感染者が出たら、あとで大変なことになりますよ。
「医師が新型コロナウイルス感染 医師会懇親会に参加後に発症」そんな新聞見出しが目に浮かびます。
「こんな時期にお医者さんが懇親会するって、どうなんですかね」と、ワイドショーも食いつくでしょう。

しかしそんな非難よりも何よりも、クラスターの発生が懸念されます。医師会懇親会クラスターです。

クラスターの怖さは、それが発覚した時点ではすでに、感染がある程度拡大してしまっているということです。
市内のあちこちの医療機関の医師たちの感染が次々に発覚し、外来診療が次々に止まっていくなんて地獄です。
それに医師らは、感染しているとは知らずに何日間か診療を行っていたはず。最悪のパターンです。

他の職種・業種ならいざ知らず、医師会がそんなリスキーな会合を開いてどうしますか。
懇親会なんてまったく不要不急です。会務報告だけなら文書の配布で十分。
当初は、最大限に注意を払って懇談会を敢行する雰囲気でしたが、ギリギリのところで踏みとどまりました。

日本各地の感染状況を見ていると、市中感染も気にはなりますが、いまだにクラスターも大問題です。
この場所が、この施設が、この会合が、クラスターになりはしないかと、常に意識する行動が必要です。

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コロナのワクチンは待ち遠しいけど、よく効くヤツお願いします
- 2020/08/07(Fri) -
新型コロナウイルス感染者数がまた、過去最大値を更新しました。東京、沖縄、大阪のほか、福岡もヤバい。

そんなニュースの中で唯一の「朗報」は、ワクチンの国内供給についての見通し報道でしょうか。
日本政府とワクチンの供給について合意したメーカーは、米国の「ファイザー」と英国の「アストラゼネカ」。
前者からは1億2千万接種分、後者からも最初に3千万回、最終的には1億2千万回分が供給されるとのこと。

国と製薬会社(および英米政府)との間で、どのような買い取り条件を約束したのでしょうね。気になります。
喉から手が出るほど欲しいワクチンですから、かなりの高値だったことでしょう。まあ、効けばいいですけど。

加藤厚労相はこの件について、記者の前でメーカー名を「アストロゼネカ」と言いました。しかも2度も。
大事な交渉相手の名称ですが、うっかり言い間違えたと言うよりも、間違えて覚えてしまっているようです。
私が「アストラゼネカ」のCEOなら、ワクチン供給契約を破棄したくなりますね。

確保できたワクチンは、2社合わせて2億4千万回分(1億2千万人分)です。ほぼ日本人全員に接種できます。
いろんな理由で、ワクチンを接種したくない人もいるでしょうから、たぶん少し余るぐらいの本数です。

ただし、いちどに全部が供給されるわけではないので、接種には優先順位が付けられることになるはず。
「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の「特定接種」に準じるとすれば、優先的に接種を受けられるのは、
・医療の提供又は国民生活・国民経済の安定に寄与する業務 を行う事業者の従業員
・新型インフルエンザ等対策の実施に携わる公務員
ということになるかもしれません。

新型コロナ感染症は、インフルエンザよりも感染力がやや強く、また無症状の感染者が多いのが特徴です。
なので治療薬よりもワクチンの方が、社会のためには重要かもしれません。どっちにしても、早くしてくれ。

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保守点検料をケチったら、修理費が高い
- 2020/08/06(Thu) -
夏休みに入ったので、小中学生が心臓超音波(心エコー)検査を受けるために、三々五々やって来ます。
学校検診で心雑音を指摘された子どもたちの、精密検査の一環です。

開院以来使ってきた東芝メディカル(現キヤノンメディカル)製の超音波検査装置は、一昨年買い換えました。
ノートPC型のGE製の装置です。TVドラマでキムタクが使っているのを見て、決めたのです。いけませんか?

ところがこの装置、最近調子が悪かったのです。
記録ボタンを押すたびに画面が数秒間止まるので、検査もいちいち中断してしまいます。とてもストレス。
我慢してだましだまし使ってきましたが、もう耐えきれず、メーカーに修理を依頼しました。

するとどうやら、私が最近エコー装置をLANに接続するのを止めていたことが原因だと判明しました。
よく見ると、LAN経由でサーバーPCに送られるはずのスプールファイルが、記憶装置を占拠していました。
行き場を失った何百ものDICOM規格の画像や動画が、HDDの中に澱(おり)のように溜まっていたのです。

そういえば、行き場を失ったパケットがネットワーク上に溢れて障害が発生、なんてIT記事をよく目にします。
パケットがグルグル堂々巡りをしてトラブルを起こすなど、まるで心房細動のリエントリー回路のようです。

エコー装置も所詮、Windowsの上で動いています。少し知識があれば、自力で解決できたかもしれません。
そう思うと、とくに部品を交換するわけでもなかったのに、結構な修理費になったことが悔やまれます。
無料修理保証期間を、少し過ぎていただけで有償修理になったことも、釈然としない理由のひとつ。
滅多なことでは故障することも無かろうと思い、高額な保守点検契約を結んでなかったことが災いしました。
などと、スケールのちっちぇえ話を書いてますけど、コロナ禍のさなかでの修理費は痛いのです。

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イソジンがコロナに効くという発言の勇み足
- 2020/08/05(Wed) -
「イソジンうがいがコロナに効く」(※本稿では、簡便のためポビドンヨードを「イソジン」と記載します)
吉村大阪府知事が昨日発表した「うそみたいな本当の話」は、賛否両論の大きな波紋を呼んでいます。

大阪はびきの医療センターの研究によれば、イソジンうがいをしたら唾液のPCR検査陽性率が減ったとのこと。

そりゃあ消毒した唾液でPCR検査をしたら、陰性になるのが当たり前じゃね?、というのが私の第一印象。
しかし考えてみると、唾液中のウイルスを減らせば、結果的に感染力を減らす可能性は否定できません。
なので私としては、まとまった研究データを待とうかという、賛否で言えば「賛」寄りの立場でした。

件の「イソジンうがい推奨」会見によって、昨日から薬局はイソジンが品切れ騒ぎのようです。
知事の発言は勇み足というか、少々思慮を欠くものでした。すなわち、
(1)科学的検証が不十分な研究成果を、公的立場の人間が断定的に公表した
(2)その発言によって引き起こされる混乱を考慮してなかった(または甘く見た)

残念なことに、吉村知事は今日の釈明会見で次のように述べました。まさしく二枚舌としか言いようがない。
「予防効果があるということは一切ないし、そういうことも言ってない」

あのね、感染症の予防効果が「一切ない」としたら、イソジンうがい薬の存在価値って何ですか。

ちなみに当院では、うがい液にはアズノールという薬をもっぱら処方しています。消炎目的のうがい薬です。
イソジンうがい液を処方することがなくなったので、隣の薬局にも、ほとんど在庫は置いてないはず。
なので「コロナ予防」の目的で当院に来られても、イソジンの処方はできかねますので、ご了承ください。
そうでなくても、6年前からイソジンうがい液単独の処方は保険適用外になってますので、ご注意ください。

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帰省を規制する既成事実など規正したらどうかと藤井棋聖が言ったとか
- 2020/08/04(Tue) -
「自粛しろ 経済まわせ 家にいろ 旅行には行け 帰省はするな」

誰が詠んだかネットで出回っている短歌。上手い。上手いけど笑えない。チクハグな政策をディスる一句です。
ここに来て政権内からも、帰省は制限しないとの声が出始めましたが、人によって言うことがバラバラ。
新型コロナ感染では、誰にも予測できない展開が続いています。誰が担当しても政権運営は難しいのです。

「マスクしろ 隙間はなくせ 鼻出すな 二重顎なら 出してもいいよ」

いま作りました。ヘタですみません。例のアベノマスク。ご本人もついに、使うのやめちゃいましたね。
何をやっても、考えが足りない上に動きが遅い。アベノマスクのドタバタも、コロナ政策を象徴しています。
とは言え、熟慮して迅速にというのも無理な注文。ならば、毎日でも真摯に会見して、国民を味方にしなきゃ。

「過ちて改めざる、之を過ちと謂う」「過ちては改むるに憚ること勿れ」

結局これ。過ちそのものよりもむしろ、それを改めない硬直化した態度の方が問題。意地っ張りはダメ。
ただし、政策方針を転換・修正するときは、その都度誠実に丁寧に説明しないと、国民からは不信感が出ます。
このコロナ禍で、先々までずっと変更無く通用する政策などありません。朝令暮改は恥だが役に立つのです。

いまから言うのもアレですけど、今年の流行語大賞って、もう、候補が多すぎて選べませんね。

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新型コロナウイルス感染症に関して、やれる研究は全部やろう
- 2020/08/03(Mon) -
新型コロナウイルスに感染してしまうことは、誰にとっても悲劇です。好きこのんで感染する人などいません。
どんないきさつがあったにせよ、わずかでも反省点があったとしても、当人がいちばん苦しんでいます。

隔離は必要ですが、感染者を責めたり濃厚接触者を差別するような行為は言語道断。明日は我が身ですから。

よほど有効なワクチンでもできない限り、全国民の半数はやがて感染するでしょう。
「イノベーター理論」になぞらえて言うなら、いま感染している人はある種「イノベーター」かもしれません。
感染経路は未知数、検査態勢は不十分、特効薬もまだ無い中で、コロナの海に飛び込んだわけですから。
その人の行動や診療経過やすべての経験が、ほかの大多数の人々の感染予防や早期治療にきっと、役立つはず。

純粋な医学的観点から言うなら、すべての感染者の血液や唾液等を採取して保管することを、私は提案したい。
検体中に存在する、あらゆる物質や遺伝情報を、スパコン「富岳」あたりで徹底的に解析してほしい。
感染後に起きる体内変化や重症化しやすい因子などを究明すれば、治療や予防のためにきっと役立つはず。
たとえ今は何も突き止められなくても、数年後に何かを調べたいとき、検体保存の意義は絶大です。

ずいぶん前、私の患者に投与した血液製剤が、後になって薬害エイズの原因だと判明したことがありました。
さいわいにも、たまたま保管してあった患者血液検体を調べることで、HIV陰性であることが確定しました。

いま分かっていないことが、後になって解明されたり、逆に問題化することなど、いくらでもあり得ます。
人類が初めて遭遇した「コロナ危機」に、いまこそ英知を結集し、役に立ちそうなことは全部やりましょう。

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コロナ感染者数が「右肩上がり」の違和感
- 2020/08/02(Sun) -
新型コロナウイルスの感染者数は、多少ジグザグ増減しながらも、ここのところおおむね増え続けています。

大阪で200人越えした日に吉村知事は、「(感染者数は)右肩上がりで上がっている」と言いました。
その前には沖縄の玉城知事も、グラフを示しながら「右肩上がりになっている」と説明していました。
新聞でもテレビでも、今日もNHKで、コロナ関連の数字について「右肩上がり」を使っていました。

でも私は、コロナ感染者数という「悪い事」に「右肩上がり」を使うことには、どうしても抵抗があります。
感染者数が「伸びてきましたね」なんて言われると、なんかイヤですよね。それと似た違和感です。

辞書(大辞泉)には、「後になるほど数値が大きくなること。後になるほど状態がよくなること」とあります。
同義の「右上がり」も、「どんどん数値が上がっていくこと。後になるほど状態がよくなること」でした。

用例を見ても、業績とか売上とか成長率とかの「良い事」ばかりが登場します。「悪い事」は見当たりません。
つまりこの表現は、数値が増えることが好ましい事柄に用いるのが普通なのです。
であるなら、「右肩上がり」をわざわざコロナには使わないでほしい。そのような配慮がほしい。

ところで「肩」という言葉は、本来は人や動物の肩ですが、生物以外のモノの上部のかどの部分も指します。
なのでグラフの右上の角を「右肩」と呼び、グラフの右上が上がっていたら「右肩上がり」となるのでしょう。

でも、人を正面から見て、向かって右側の肩が上がっていたら、それは左肩です。左肩上がりです。
グラフの立場に立てば、「向かって右肩上がり」は、「グラフの左肩上がり」じゃないのかと思ったりします。
「肩」という解剖学用語を使うのであれば、左右を間違えないよう願います。私の違和感は、むしろそっちか。

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「同時接種」はOKなのに、「同日接種」はダメなのか?
- 2020/08/01(Sat) -
同時に複数のワクチンを接種する「同時接種」によって、何か特別な副反応が起きることはありません。

しかしつい最近まで、同時接種を嫌うのは被接種者(の保護者)の方だけでなく、そんな先生方もいました。
万一、接種後に副反応が起きた場合に、どのワクチンが原因かわからなくなるというのが、その理由のひとつ。
でもそれを言うなら、混合ワクチン(MRとか4種混合とか)だって同じこと。理由になりません。

とくに乳児に早く免疫を獲得させるためには、効率の良い同時接種が必要で、いまでは当たり前になりました。

今年10月からは、異なるワクチンどうしの接種間隔の規定が、原則として撤廃されます。
現行制度では、不活化ワクチンの接種後は1週間、生ワクチン後は4週間ほど、他のワクチンが接種できません。
しかし新しい規則では、注射生ワクチンどうしでなければ、接種間隔にはいっさいおかまいなく接種できます。
たとえば、今日、水痘ワクチンを接種して、明日、日本脳炎ワクチンを接種することも可能です。

接種間隔の制限撤廃で接種計画の自由度が格段に上がるので、これもまた速やかな免疫獲得のために有益です。

欧米ではワクチンの接種間隔に制限がないのに、日本ではずっと、接種間隔が厳しく制限されてきました。
ワクチンの副反応を確認するための期間が必要だ、というのがその理由。副反応が気になってしかたないのか。
病気を早めに予防することよりも副反応を減らすことの方を重要視する、いかにも日本流の考え方です。

さて、同じ日に別の医療機関等で複数のワクチンを接種する「同日接種」については、いまだにグレーです。
副反応が起きた時の責任の所在が曖昧になる、という理由もあるでしょう。しかし考えてみてください。
次の日に別の医療機関でワクチンを接種するのがOKになるのに、同日がダメな根拠なんてあるのでしょうか。

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