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憂いがあるから備えるのか備えないのか
- 2021/02/27(Sat) -
いま10都府県に発令されている緊急事態宣言が、首都圏を除く6府県で明日、解除されることになりました。
これによって、感染防止対策が段階的に緩和されていくわけですが、感染再拡大の懸念はつねにあります。
今後は各自治体が臨機応変に、迅速に、その都度細かい対策を行うことになるのでしょう。

熊本県の新型コロナウイルス感染者は、今日も0人でした。過去1週間でわずか2人。ずいぶん減りましたね。
もちろん人は移動するので、首都圏などの感染者数がもっと減らない限り、まだまったく油断はできません。
とは言え、当院の発熱外来受診者も「激減」しており、肌感覚で、コロナ収束が見えてきた気がします。

一気呵成にワクチンを接種すべきなのは、まさにこういうタイミングなのですが、ワクチンが足りません。
GDP世界第3位の大国だというのに、自国でワクチンがまだ作れない。他の先進国に頼る始末です。

目の前の災難には、猛烈な集中力と協調性を発揮する日本人ですが、将来のために備えることが不得意です。

起きて欲しくないことは口にすることも忌み嫌う、「言霊の国」ゆえの特性なのでしょうか。
何かに備えること自体に憂いを感じてしまう。科学が指し示す予測よりも、情緒や人の和が大事なのです。

副作用っぽく報道された映像に恐怖を感じて、毎年3千人が亡くなる感染症を予防するのをためらう日本人。
もう、くどいように書き続けていますが、HPVワクチン、打ちましょう。
高1の方は、2回目までを定期接種(無料)にするためには、今月中の接種開始が必要。明日が最終日ですよ。

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新型コロナワクチンに限らず皆さまに知ってほしいこと
- 2021/02/26(Fri) -
「新型コロナワクチンについて皆さまに知ってほしいこと」
このようなタイトルの2ページのパンフレットを、首相官邸と厚労省が先週からサイトに掲示しています。
そこに記載された7つの項目をご紹介しつつ、ついでに厚労省に言いたいことなどを併記しておきます。

(1)「新型コロナワクチンは、発症を防ぐ効果が認められています」
2回接種の有効率が95%だと。そう書くならば、「1回接種でもOK」なんて妙なことは言いっこナシですよ。
それでなくても未知の部分があるワクチンですから、ともかく最初は、治験通りに接種することです。

(2)「新型コロナワクチンは(略)医療機関の負担を減らすための重要な手段にもなります」
重症者や死亡者を減らすと書くのはいいけど、医療機関云々は余計。まるで病院のためのワクチンに聞こえる。

(3)「どんなワクチンでも、副反応が起こる可能性があります」
HPVワクチンの副反応騒ぎを真に受けて、定期接種を事実上中止しておきながら、どの口がそう言いますか。

(4)「新型コロナワクチンの承認後も、継続的に安全性を確認します」
何が起きても、メディアが騒いでも、冷静に、客観的に、科学的に評価することを忘れないでくださいね。

(5)「新型コロナワクチンの接種には、優先順位があります」
接種現場としては、「基礎疾患を有する方」かどうかの確認で混乱しそうな予感。ま、だいぶ先の話ですが。

(6)「新型コロナワクチンは、誰もが全額公費(無料)で受けることができるようにします」
ついでに、高齢者への肺炎球菌ワクチンの接種も無料にすればいいのに。コロナの二次感染予防にもなります。

(7)「ワクチンについて、正しく知ったうえで、判断しましょう」
「ワクチン接種のメリットが、副反応といったデメリットよりも大きいことを確認しています」だと。

新型コロナワクチンよりもずっと厳密な治験を終えて、すでに世界中で接種されているのがHPVワクチンです。
無事コロナが終わったら、次は真面目に、HPVワクチンの接種を推進すべきでしょう。

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優先接種の対象者は、見直さなくても良いのか
- 2021/02/25(Thu) -
「高齢者へは4月12日開始」という菅首相の発言に続いて、河野大臣が接種スケジュールを明らかにしました。

まず4/5の週に、東京・神奈川・大阪に4箱ずつ、他の道府県には2箱ずつ、計100箱を発送する予定だと。
このワクチンの接種を4/12から接種すれば、高齢者5万人の2回分の接種に相当するという説明です。

翌週は全国に500箱、その次の週にも500箱、ここまでがおそらく「4月中」に接種できる数量となります。
全部で1,100箱。全国3,600万人の高齢者のうちの55万人の、2回分の接種に相当する量です。

ずっとこの調子だと、高齢者の接種だけで2年以上かかりますけどね。5月からのペースアップを期待します。

「年寄りよりも、若い人が先に打ったらどうなの」
そう言う高齢者の方が時々いますね。誰も大きな声では言いませんが、私もそれには一理あると思います。

高齢者への接種を優先する理由は、高齢者がコロナに罹ると重症化しやすく、死亡する確率も高いからです。
一方で若者は、どちらかと言えば軽症で死なない。そのかわり感染拡大への関与が大きいとされています。

ワクチンに「重症化予防」を求めるなら高齢者優先であり、それは病床ひっ迫を軽減する意義もあるでしょう。
一方で「コロナ収束」が目的なら、若者など行動半径の広い人から接種する方が効率が良いはずです。

たとえば、活動的な人に優先的に接種して、しっかり経済を回してもらうって考え方はどうでしょう。
飲食店をよく利用する人とか、人前で喋る人(?)とか、そんな人が真っ先に接種したらいいんじゃないの。
せっかく感染者が減ってきたんだから、この機にワクチンを感染再拡大を防ぐ切り札にしたいものです。

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少数限定接種なのに「4月12日開始」ってぶち上げる
- 2021/02/24(Wed) -
新型コロナワクチンについて、副反応は大丈夫か、自分の順番はいつになるのかなど、よく尋ねられます。
それに加えて、接種を実施する側としては、予約受付方法やワクチンの配送体制と接種の流れが心配です。

医療従事者が自分の勤務病院で同僚から接種を受ける形の先行接種は、おもに副反応を調べる意味があります。
次いで行われる予定の、医療従事者に対する優先接種も、まあ似たようなもので、スムーズにいくでしょう。
問題はその次。高齢者への優先接種です。ここからいきなり、問診の手間や所要時間が読めなくなります。

当院では日頃から、各種のワクチンを接種していますが、最近はHPVワクチンの筋肉内接種が増えています。
問診や聴診を終え、では接種しましょうという段になって、被接種者が袖をまくり始めます。
しかし今の時期の服装で、袖をまくって上腕の上の方の三角筋部分を露出することはほぼ、不可能です。
しょうがないので今度は、襟口を伸ばして肩を露出しようとしますが、それも無理。セーターが伸びるばかり。
結局、左腕をセーター等の袖から抜かなければなりません。ここまででだいぶ、若い人でも時間を要します。

セーターの下が下着だったりすると、あらかじめ肩を露出して順番を待つことはできません。
集団接種会場であればなおさら、片肌脱ぐなんて無理でしょう。接種には個室が必要になるかもしれません。
外国の女性の接種シーンをニュースで見かけますが、みなさん元々肌の露出が多いです。日本人とは違います。

そんなことを危惧しているところへ、菅首相は今日、高齢者への接種を4月12日に開始すると明言しました。
ワクチンの輸入計画も不透明だというのに、早々と予定通りの4月開始を確約するなんて、意地ですか。
「当初は、数量限定になる」と河野大臣もフォローしますけど、数量限定で開始して混乱を招きませんか。
これで明日からは、私も4月から接種できるんですかね、という質問に答えなければなりません。

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今日は例外的な「祝日なのに休診日」なのでした
- 2021/02/23(Tue) -
休診日なのに今日はネット予約の休止設定を忘れていて、受診予約を入れた方にはご迷惑をおかけしました。

当院は土曜・日曜・祝日診療を謳っており、定期休診日は火曜と金曜です。
では、火曜・金曜が祝日の場合はどうするのかというと、開院当初は診療していました。祝日診療優先でした。
当時は火曜半ドン・金曜休診だったのですが、その金曜が祝日なら診療したので、その週は週休0日でした。
しかし、たびたび週休0日になるような制度では、さすがに労務上も私の体力的にも厳しい。

ということである年、火曜の半ドンを全休(全ドン)に変え、火・金が祝日なら休診することに決めました。
これによって祝日に関係なく、火・金は必ず休診日、日・月・水・木・土は必ず診療日、となりました。

でも今なお、火曜・金曜日が祝日の時、当院を頼って予約を入れようとする方はいらっしゃいます。
わざわざ来院して、当院が休診であることに気付く方もおられるようです。ほんとに申し訳ありません。

今日はその「祝日なのに休診日」だったのに、私の設定ミスで、予約サイトが立ち上がっていたのです。

朝気付いて慌てて予約サイトを休診日モードに切り替えたのですが、すでに2名の予約が入っていました。
このお二人はおそらく、予約後に当院まで来院され、「あれ、休診じゃん」と帰宅されたのでしょう。
「ネット予約ができたのに休診って、どういうことよ」と思われたことでしょう。申し訳ありませんでした。
一方の方には電話連絡してお詫びしましたが、もうひと方への連絡ができませんでした。

今後このようなことでご迷惑をおかけすることのないよう、十分注意して確認を怠らないように致します。

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機窓からのガクブル光景
- 2021/02/22(Mon) -
新型コロナワクチン「コミナティ筋注」の第2便が昨日、ベルギーから成田に届きました。
運んだのは前回と同じANAの9648便で、機材も前回と同じJA891A(その後ジャカルタ往復したのも同じ)。

二度の重責を担うほどなので、よほど優秀な機材なんでしょう。B787-9 Dreamlinerの、まだ3歳。若手です。

一方で、飛行中にエンジンがバラけてしまったユナイテッド航空328便のB777-200は、26歳のご老体。
機窓から、火を噴きガクガク震えて壊れつつあるエンジンを見た人は、生きた心地がしなかったことでしょう。
それでも果敢に、動画撮影だけは忘れない乗客の根性はすばらしい。きっと事故原因究明にも役立つはずです。

ニュースを見ていて、以前当院で使っていた、ガクガク揺れながら激しく回る遠心分離機を思い出しました。
エンジンでなくても、高速回転中の機械は大きな運動エネルギーをもっています。破損したら大惨事です。
まして、あのガクブルエンジンが破裂爆発したら、機体もただでは済まないでしょう。

件のユナイテッドと同系列エンジンを搭載したB777-200は国内に32機あり、すべて運航停止となりました。
そのうちの1機(JA8978:23歳)は、昨年12月にエンジン破損を起こした前歴があります(JAL904便)。
記事を読み返すと、那覇空港離陸の9分後に緊急着陸を宣言し、その30分後に空港に戻って着陸したようです。
爆発音に続き、破損した半裸のエンジンを晒して飛ぶとは、乗客にとって怖すぎる30分間だったことでしょう。

飛行機は安全な乗物だといいますが、万一の事故の際は、被害が甚大だし恐怖の時間も長いのです。
ともかく、事故原因を究明して再発を防ぐしかありません。どっちみちB777は、やがて退役なんですけどね。
というわけで、コミナティ不足問題を書くつもりでしたが、話が脇道に逸れたまま戻ってきませんでした。

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接種後のアナフィラキシーには、ビビらないこと
- 2021/02/21(Sun) -
米国CDCは、1カ月間に接種された新型コロナワクチンの、「接種後の健康への影響」を報告しました。
それによると、約1,380万回の接種後に、死亡した人が113人、アナフィラキシーは62件あったとのこと。

この数値を見て、アナフィラキシーどころか、死ぬ人が多いじゃん、ヤバくね?、と思う人もいるでしょうか。
死因を分析した結果、ワクチンとの「因果関係」はないことが判明しているので、そこは安心してください。
つまり、ワクチンを接種したあとで、たまたま別の原因(持病?)で亡くなったと、そういうことでしょう。

しかし、「前後関係」があるだけで関連性もあるかのような報道をしてきたのが、日本のメディアです。

例えばHPVワクチンは、ワクチン接種後に起きた異常な事象の映像を、テレビが繰り返し報じ続けました。
そこに因果関係があるかどうかの検証など無く、前後関係だけを強調して誤った情報を植えつける手法です。

ついには厚労省までが及び腰になり、積極的勧奨を中止してしまいました。それからもうじき8年になります。
この「失われた8年間 (以上?)」のせいで、将来何万人が子宮頸がんで死ぬのかと思うと、残念でなりません。

新型コロナワクチン接種後のアナフィラキシー発生率は、冒頭のCDC報告では100万回あたり約4.5件です。
日本でもその発生率なら、3月には毎週2,3人程度、アナフィラキシーが出てくることになります。

副反応騒ぎにすぐビビる厚労省が、新型コロナワクチンの接種を完遂できるのか、正直なところ私は不安です。
メディアの非科学的な扇情報道に惑わされず、あくまで科学的に、粛々と接種を進めてほしいものです。

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いまのワクチン供給ペースでは、先が思いやられます
- 2021/02/20(Sat) -
新型コロナワクチンは各地で「先行接種」が始まり、次いで行われる「優先接種」への準備も進んでいます。

医療従事者に接種するワクチンは、来月第1週に500箱、第2週にも500箱ほど、全国に配分される予定だとか。
2週で1,000箱、1箱に195バイアル(瓶)、1バイアル6回分とすれば、2週で117万回接種できる皮算用です。

この供給ペースではしかし、470万人の医療従事者に1回ずつ接種するのに、約8週間かかる計算になります。
規定回数(2回)の接種を終えるまでには16週間(約4カ月)かかり、接種終了は6月末になってしまいます。

その次の優先順位の高齢者は3,600万人。同様に単純計算すれば、接種に2年以上もかかってしまいます。
はてさて、その次の基礎疾患を有する方や、さらにその次の一般国民は、いったい何年後に接種できるのか。

もちろん、他社製ワクチンも加わり、国内製造も始まれば、ワクチン供給量はぐっと増えることでしょう。
となるとこんどは、接種現場のキャパを考える必要があります。

季節性インフルエンザワクチンは例年、約6千万回分の接種が、10〜12月の3カ月で集中的に行われています。

新型コロナワクチンでこのペースが可能なら、約半年で日本人の半数に2回ずつ接種することができます。
実際には、インフルよりもずっと気を遣うし手順も面倒で、1回の接種に要する時間もだいぶ長いでしょう。
おおむね2倍の所要時間を想定すると、国民の半数が2回接種するのに、約1年ほどかかると推測できます。

必要数のワクチンを迅速に輸入できるかどうかはさておき、接種体制は十分に練り上げておくべきでしょう。
ワクチンが入手できたのに、流通過程や現場で接種が滞るようなことだけは、絶対に避けなければなりません。

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第一線病院の医療従事者へ、まずワクチンの恩恵を
- 2021/02/19(Fri) -
医療従事者に対する、新型コロナワクチンの先行接種が、今日から熊本でも始まりました。
注射シーンが報じられていたのは、熊本総合病院の島田院長。接種後には平然と「痛くなかった」とコメント。
そんな瞬間に取材を受けて、「あいたたた」なんて言うわけにもいきませんからね。

この病院は最近よくテレビに出ますが、熊本市では知名度が低いのか、患者さんからよく尋ねられます。
まるで熊本市の中心部に存在するかのような「熊本総合病院」ですが、元の名前は「八代総合病院」です。
八代の病院なのに「八代」総合病院から「熊本」総合病院へ名称変更するって、なかなか大胆ですよね。

この病院を運営するのは「地域医療機能推進機構(JCHO:ジェイコー)」。理事長はあの、尾身茂氏です。
ボスが尾身氏なので、JCHO傘下の病院には、コロナ診療に対するプレッシャーもあったことでしょう。

ちなみに「九州病院」という、これまた九州の中心みたいな名称のJCHO病院も、北九州市にあります。
これは元の「九州厚生年金病院」で、私は卒業後3年目と10〜12年目頃、その心臓外科に勤務していました。

九州厚生年金病院は1955年に開設され、日本の心臓外科の黎明期を担った施設のひとつでした。
私が最初に勤めた80年代は、リウマチ性僧帽弁膜症の患者さんが多く、いまではとても考えられないことです。
小児心臓外科症例も豊富で、若手心臓外科医にとっては多彩な臨床経験を積める、バランスの良い病院でした。

疾患は変遷し、手術法も医療機器も進化しています。私の勤務医時代はもう、過去のものになりました。
しかし、元同級生の多くは今もなお、大学病院や中核病院の重要ポジションで、奮闘・活躍しています。
コロナ禍での病院運営は、並大抵の苦労ではなかろうと思います。彼らの健闘と健康を祈ります。

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写真や動画の撮影には、あとで見る時間など考えてない
- 2021/02/18(Thu) -
孫や愛犬の可愛い姿は、つい写メしたくなりますね(ていうか、孫と犬を一緒にするのもアレですが)。

すばらしい風景、珍しい光景、面白い出来事、決定的な瞬間に出くわすと現代人は、すぐに撮影を開始します。

肉眼で見て、網膜に焼き付け、感動に浸り、記憶に留めて済ませる、ということが今の人にはできません。
大切なシーンをわざわざディスプレイ越しに見て、記憶することよりもまず、記録することに徹します。

しかし、山や海の絶景でプロの写真にかなうはずもなく、いくら上手く撮ったって絵はがきに負けます。
なのに自分の手で撮影をするのは、その時その場所でその光景を自分が見た証を残したいからかもしれません。
そしてその証を、SNS等を通してなるべく早く、できればリアルタイムでアピールしたくなるわけです。

本来は記録のための写真や動画の撮影だったのが、いまや、発信や共有に比重が移っています。

かく言う私も、記録媒体の容量がどんどん増えていることも手伝って、後先を考えず撮影をし続けています。
毎晩のブロッコリーの盛り付けや、愛犬・花ちゃんの寝相など、どうでもいいような写真も含まれます。
その結果、所有する画像や動画量が膨大になりすぎて、あとでまた全部を鑑賞する時間など、もうありません。

たまにiPhoneが、写真やビデオをピックアップして、勝手にアルバムを作って動画にしてくれたりしますよね。
余計なおせっかいだと以前は思ってましたが、最近はむしろ、その面白い「まとめ」動画がありがたいのです。

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新型コロナワクチンの接種、ついに日本でも始まる
- 2021/02/17(Wed) -
新型コロナワクチンの接種が、ついに始まりました。まずは、一部の医療機関における「先行接種」から。
日本の被接種者第1号として報じられたのは、「国立病院機構東京医療センター」の新木病院長。
彼は接種後に「これまで受けた予防接種で一番痛みがない」とコメント。過去の接種を全部覚えとるんかい。

よく見ると、ガスケットの先に飛び出しのある、ニプロの「ローデッド」シリンジ(青)1mlを使ってますね。
アスクルで買うと、100本で1,600円ぐらいのヤツです。針はオレンジなので太さ25G、長さは多分1インチ。

針の刺入角度は60度ぐらいでしょうか。根元まで刺入した後で、血液の逆流(逆血)がないかを確認。
その後、5ミリ程度針を抜いて浅くして薬液を注入していましたが、私には違和感がありました。
報道陣を前にした、熟練医師による上手な接種手技なのでしょうけど、標準的な筋注法ではないと思います。

三角筋への筋注では、シリンジをペンホールドにして、針は垂直に刺入するものと私は思っていましたから。
週に2,3人、HPVワクチンの接種を私は行っていますが、ペンホールドにしないと皮膚に垂直には刺せません。

ペンホールドは、一見すると乱暴に見えますが、そんなことはありません。むしろ感覚的には繊細です。
外国での接種映像を見ると、ペンホールドどころか、人差し指を押し子に乗せたままで刺入してますからね。
たぶんその方法が、もっとも素早く接種できる手技でしょう。もはや逆血の確認など、不要なのです。

今後日本中で、慣れない筋注が行われるわけですが、針が浅くて皮下注になる例が出てきそうな気もします。
今日報道された東京医療センターの手技が標準と思われると困ります。
厚労省は、筋注手技の動画(たぶん、垂直接種?)を準備中とのこと。早く公開してくださいね。

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みんなで「MacBook Pro M1」レビュー
- 2021/02/16(Tue) -
買うか、すぐ買うかで悩んでいた「M1チップ搭載 MacBook Pro」を、やっぱり買ってしまいました。

「M1チップ」と言っても、漫才機能に特化したCPUじゃないですからね。って、どんなCPUやねん。
Appleが新開発した集積回路「Apple Silicon」のことです。実際の製造を請け負ってるのは台湾TSMC。

Intelと決別してApple自身がCPUを作ると昨年発表したとき、驚きと同時に懐疑的な意見も出ていました。
ところがすぐにM1搭載機が実際に発売され、その「爆速」ぶりに業界は2度驚いたというわけです。
もう何年もかけて、秘密裏に開発・準備してたってことですよね、そのそぶりも見せずに(M1 知らんぷり)。

本当は、15インチMacBook Proの登場まで我慢するつもりでしたが、待ちきれずに13インチを買いました。
いつものようにMacの出荷元は上海。なので開封の儀は、念のためアルコール綿で拭きながら行いました。

さて、M1 Macの優れたところは山ほどありますが、ここは敢えて、ツッコミどころについて書いておきます。

まず、ソフトウェアの対応が途上です。実際に困るのは一部のソフトだけですが、たとえばATOKがそれ。
この点は時間の問題なので、待てば済む話でしょうけど、しばらくは快適性が損なわれます。

最新Macなのにデザインに変化がなさ過ぎる、という「苦情」も出ています。洗練の余地がないということか。
ヘッドフォンジャックの他には、ケーブルを差し込む穴(「USB 4」ポート)がたった2個だけという潔さ。
以前の機種よりも一層、シンプルさを追求しています。M1なのにツッコミどころが最小限なのです。

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新型コロナワクチン「コミナティ」見参
- 2021/02/15(Mon) -
新型コロナのワクチンの接種がついに、日本でも始まります。待ってました〜ぁ、というのが私の率直な感想。
ファイザーのベルギー工場で製造されたワクチンが、ANAのB787に乗って日本(成田)に届いたのは3日前。
輸送状況等の画像や動画をファイザーがアップしていますが、これが航空機ファンには、お宝ですね。

それがNH9648便で、その機材がJA891Aで次の日からジャカルタ3往復したこともチェックしておきます。

ワクチンの一般名は「コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2)」。瓜人?
その一般名とは打って変わって、ワクチンの商品名は「コミナティ筋注」。なんか急に親しみが持てますね。

「コミナティ」命名の由来はおそらく、「小湊」に現れた「マナティ」、だと思いますウソ。
本当は「COVID-19、mRNA、コミュニティ、免疫(immunity)という用語を組み合わせた」とか。ふ〜ん。

欧州人が「COMIRNATY」と命名したのを「日本語化」したわけですが、でもその発音でいいわけ?
ネットで外人の発音を聞いたら「コマーナティ」でした。ですよね、そのスペルなら。だれが小湊にしたの?
なかには「コマネチ」で良いという知人もいる。あー、たしかにその方がずっと原音に近いかも。

添付文書を見ると、薬剤容量は0.45ml。これを生理食塩液1.8mLにて希釈して0.3ml筋注せよ、とあります。
じゃあ合計2.25mlになるんですね。もしかすると、普通のシリンジでも6回分とれるような気がしてきました。

明後日には先行接種が始まります。6回分とれるのかどうかも含めて、色んな意味で大注目です。

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シャープのマスク、また当選したけれど
- 2021/02/14(Sun) -
シャープ製マスクの第41回抽選に当選したと、先週「シャープマスク抽選販売事務局」からメールが来ました。
一度応募すると抽選を受ける権利が自動的に続くので、前回の第22回に次いで、今回は2度目の当選です。
マスクは2箱まで購入できるようになっていました。

1箱だけ買う場合は以前と同じ価格で、税・送料込みで3,938円(1枚当たり約79円)と異常に高額です。
ところが、2箱買えば送料無料で税込5,500円(1枚当たり55円)。まだ高いにしても、大幅値引きです。

さらに「マスク定期便サービス」というのが始まっていました。毎月届いて送料無料。
1箱30枚で1,650円(1枚55円)なので、抽選で当たって2箱買うときと同じ価格で買えることになります。

つまり、誰でも買える定期便では1枚55円で売っておきながら、当選者には79円で売りつけているわけです。
もはや当選したメリットは全くないばかりか、逆に高い買い物をさせられることになります。
公平のためにいまさら価格改定ができないのであれば、もう、抽選販売はやめたらどうですか。

そもそも1枚55円だって、いまどき高すぎです。初期設定価格に引きずられて、身動き取れないのでしょうか。
上質なサージカルマスクを作ったのは良いですが、情勢変化への適応がどうも、シャープじゃないんですよね。

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「Clubhouse」始めたのに、ちっともハマらない
- 2021/02/13(Sat) -
音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」は、私も数日前から始めたのですが、ほぼ使いこなしていません。

ラジオのように聞き流すだけでも面白いと評判ですが、その面白い「ルーム」がなかなか見つからないのです。
有名人とか芸能人とかのしゃべりを聞いたりもしましたが、ガヤガヤしてるだけで、なんかつまんない。

自分と同じ趣味の人たちが深い話をしてたりすると、これは当たりです。ずっと聞き耳を立ててしまいます。
でもやがて、雑談の質が落ちて、どうでもいいダラダラモードになってきたら、そっと退室です。
放送ではなく、個人間のお喋りというテイなので、どうしても言葉遣いが乱暴になりがちなのもイヤですね。

Clubhouseの運営会社が、ルーム内の全ての会話を録音・保存していることが、いま問題になっています。
規約には書かれているとはいえ、なんか恐ろしい。自由にしゃべらせておいて全部録音するなんて。

利用者が録音するのは禁止されていますが、技術的には簡単なこと。そのうち流出騒ぎも出てくるでしょう。

文字ベースのSNS等では、保存や拡散をされるリスクがあるので、誰もがそれなりに注意して書いています。
しかし喋る内容なんて、ノリや弾みで失言や暴言も飛び出すわけで、それを録音されるのは厳しい話。
あとになって取り消したり弁解しても、問題発言の部分だけが切り取られて拡散しちゃうんでしょうね。
Clubhouseって、これからトラブルが噴出してきそうな気がします。

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チック・コリア死去
- 2021/02/12(Fri) -
チック・コリアさんが亡くなりました。79歳。
大好きなジャズピアニストでした。私が所有するジャズ系のレコードは、ほとんどがチックのものでした。

高校時代までは彼のことはまったく知りませんでしたが、大学時代に友人の影響を受けてファンになりました。
とくに、彼が弾くキーボード「Fender Rhodes」の音色に、どういうわけか私はハマってしまいました。

最初にチックのライブに行ったのは、1980年の夏の「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」です。
これは当時、世界のジャズマンが日本に集まって毎年開催されていたジャズフェスです。
東京・田園コロシアムなどのほかに、ときどき福岡公演もあったので、80年のそれを見に行きました。

福岡公演と言っても、熊本です。会場は三井グリーンランド(当時)でしたから。
良い席を取るために前日の夕方からゲート前に陣取って、友人らと宴会などしながら徹夜で開場を待ちました。

当時、チック・コリアがあまりにも好き過ぎていた頃なので、チック以外の参加者はほとんど覚えていません。
渡辺貞夫や日野皓正、ソニー・ロリンズやスタンリー・クラークとかも、来てたんじゃなかろうか。

会場で知り合ったチック・ファンの若者がいて、休憩中にステージに上がるという暴挙に付き合わされました。
でもおかげで私は、Tシャツの背中に、チックのサインをゲットしたのでした。
その記念のTシャツを、ずっと10年以上は愛用していたはずですが、気がつくと家人が処分していました。
たしかにくたびれていたし、背中のサインも「C〜」にしか見えませんでしたが、私には貴重品だったのに。

彼の音楽には、ジャズもフュージョンもクラシックやロック調もありますが、すべてにラテンが顔を出します。
そのギョロッとしたイタズラっぽい目を最後に見たのは、7年前にゲイリー・バートンと来日した公演でした。
場所はアクロス福岡。木曜日。なので白状しますが、その日臨時休診した理由は、そういうコトだったのです。
地域のみなさま、チックに免じてご勘弁を。そして、チック・コリア氏の、ご冥福をお祈りいたします。

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マスクはファッションではない、ってこと
- 2021/02/11(Thu) -
マスクの素材としては布よりも不織布の方が良い、という常識がようやく、公認されつつあります。

いつもオシャレな布マスクだった小池都知事が、今じゃサージカルマスクで記者会見に臨んでいますからね。
アベノマスクよりやや大型の布マスクをしていた菅首相も、今は白いサージカル。他の大臣らも同様です。
かつてマウスシールドを装着していた田村厚労相などは、2段階改善しています。
まあそこまではヨシとしても、残念ながら多くの方が着け方を間違えてますね。

一般に、濾過機能が優れているマスクほど空気抵抗が大きく、マスク周囲から空気が出入りしやすくなります。
したがって、サージカルマスク装着のキモは、マスクの周囲、とくに鼻の両側に隙間を作らないことです。
そのためには、内装されているワイヤーを曲げて、鼻と頬のラインにフィットさせなければなりません。
これが上手くいくと、隙間が埋まるだけでなく、ずり落ちにくくなるし、眼鏡も曇りにくくなります。

マスクを着けたら眼鏡が曇って困ると嘆いている人は、吐息が抜けていることを公言しているようなもの。
そのような人に近付く時は要注意です。
中川医師会会長を見ると、喋る時にマスクが口に吸い付いているのがわかります。フィットしている証拠です。

河野規制改革相は、オシャレにしたいのでしょうか、白いサージカルマスクの上に布マスクを重ねています。
有効性も高いとは思いますが、油断してしまったのか、ワイヤーの折り方が足りないようにも見えます。
コロナの予防は、手指消毒よりも何よりも、マスクが大事だとわかっています。マスクの装着法は大事です。

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計算通りに薬液を吸い出すのは無理だって、みんな思ってましたよ
- 2021/02/10(Wed) -
新型コロナワクチンの、1バイアル(瓶)当たりの接種回数が、6回から5回に減らされることになりそうです。
バイアル内の1.8mlの薬液を0.3mlずつ吸って6回接種するのが、シリンジ(注射器)の構造上難しいからです。

こう言っちゃナンですけど、そんなことは日本中の医療従事者が、だいぶ前からわかってましたよ。
分かってなかったのは厚労省です。接種できる人数が6分の5に減りますけど、接種計画はどうするんですか。

どのワクチンでも、そのバイアルから最大限の薬液を吸い出して使うように、内容量が設定されています。
たとえばインフルエンザワクチンの場合、メーカー差はありますが、1バイアルには1.1ml程度入っています。
通常は、シリンジに0.5ml+αを吸い出し、エア抜きして接種します。シリンジに少し、薬液が残ります。
もともと薬液量に余裕があるので、成人の接種量である0.5mlを2人分吸い出して接種することは可能です。
これがもしも、バイアルにワクチンが1.0mlちょうどしか入っていなかったら、2人分接種するのは無理です。

だからコロナワクチンでは1.8mlバイアルを0.3mlずつ6回分接種すると聞いて、すぐに思いました。無理だと。
報じられているようにシリンジの構造上の問題もありますが、エア抜きでロスできないのも難しいものです。

政治家や厚労省のお役人には、臨床現場の最前線で働いている人の声は、すぐには届かないんですかね。
現場の人間にはすぐにピンとくることが、こんなに時間がかかって伝わるとは、先行き思いやられます。

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「必要悪」Windowsパソコンを購入
- 2021/02/09(Tue) -
「 Office付きの」Windowsパソコンを買いました。たぶん、人生初のことです。
職場も自宅もMacばかり。何台か「業務用」のWindows機もあるのですが、Officeが入っていませんでした。
表計算は、通常はMacのNumbersか、どうしてもExcelが必要な場合はMac版Excelを使っていました。

ところが、厚労省の申請書に使うWindows版のExcel文書が、そのいずれのソフトでもうまく開けないのです。
枠がズレたり参照や関数やマクロが機能しなかったりして、申請書がまともに仕上がりません。
いや、Mac版Excelの方はうまくいってたかもしれませんが、本当に正しく仕上がったかどうかが心配です。

そんなわけで、今後もお役所の「Excel申請書」は続くのだろうと、ついに諦めての、今回のPC購入です。

富士通の、やたら軽くて異常に赤いノートPCが届きました。さっそく今日は、セッティングです。
電源を入れたら音声ガイダンスが流れ、それに従ってWi-Fiにつなぎ、設定を進めていきました。
途中で不明点があり、やおら「スタートガイド」を開くと、セットアップ中はネットに接続するな、とある。

いやいや、今頃それを言われてもね。「コルタナ」さんの言う通りに作業したら、この始末ですよ。
で、スタートガイドを無視して強行すると、結果的には初期設定はすぐに完了できました。良かった。

さて、厚労省の申請書をExcelで開いてみると、これが実に正しく開けるんですね(当たり前だけど)。
そのWindows版申請書にサクッと入力して、出てきた数字だけをMac版の申請書に転記すれば完成です。
これはいい。Windowsで作業してMacで仕上げる。ていうかMacユーザーって、こんなに苦労してるんです。

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データのクラウド保存は万全ではありません
- 2021/02/08(Mon) -
久々に、データを「紛失」してしまった話。
新型コロナの診療やワクチンがらみで、国や県や市や医師会などから、毎日のように文書が届きます。
ほとんどがFAXかメールです。すべてPDF化します。封書で来た書類なら、スキャンしてPDF化です。

そのPDFファイルを私は、以下の3つの形態で同時保存しています。
(1)Evernoteに格納、(2)パソコン内にフォルダ分けして保管、(3)印刷して紙ベースでもファイル

結局、印刷もするんですよね。決定通知書等の原本も含め、紙ベースのファイリングはまだ、必須なのです。
Evernoteは、検索性と閲覧性と柔軟性にすぐれているので、文書は基本的に全部、ココに入れます。
しかし、Evernoteに不具合が起きた場合を考慮して、PDFファイル自体もパソコンに保管しておきたいもの。
計4台のMacがDropboxで同期しているので、PDFファイルも4カ所で同時保存されることになります。
さらに各Macは、それぞれが外付HDDにTime Machineで自動バックアップされるという、念の入れようです。

このような、二重三重四重のバックアップ体制をとっていたはずなのに、魔が差すってことがあるんです。
とある、よく使うファイルを、ためしにMacの「iCloud Drive」だけで運用していたんです。ほんのためしに。

問題はそれが、ローカル(Mac)にはデータを保存せず、クラウドにのみファイルが存在する仕組みだってこと。
そのファイルをうっかり削除・上書きしてしまい、標準的な方法ではどうしても復元できなくなりました。
これがローカルにも保存されていれば、データの復元なんて、なんとでもできたんですけどね。

クラウドを唯一の保管場所にするストレージシステムは、人間の「うっかり」に対する配慮を欠いてます。
そんなわけで今後も、EvernoteとDropboxとTime Machineと紙ファイルの併用体制は続くのです。

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「麒麟」は結局、来たんですか?
- 2021/02/07(Sun) -
女優の交代とコロナ禍に翻弄されたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(全44回)は、今日が最終回でした。

そのクライマックスシーンはもちろん「本能寺の変」です。明智光秀が主人公なら、そうなるでしょう。
でも織田信長を描いた1992年の大河ドラマ『信長 KING OF ZIPANGU』も当然、最終回は本能寺の変でした。

二人の死亡日は11日以上異なりますが、歴史の大きな流れの中では、ほぼ同時期に没したような形です。
光秀の「三日天下」や、山崎の戦いで敗走したその姿には、もう描くべき点がないということなのでしょう。

さ〜て、来週の大河さんは〜?、というと『青天を衝け』が始まりますか。描かれるのは、渋沢栄一。
放送回数は未定とのことですが、年内に終わらせるなら、多くても46回ですね。
来年(2022年)の『鎌倉殿の13人』の、1月スタートの予定まではずらさないでしょう(個人の憶測です)。
ちなみに2023年は『どうする家康』。渋沢さんには申し訳ないですが、来年と再来年がすごく楽しみです。

いやいや、そんなことを言ってはいけません。『青天を衝け』は幕末から始まりますから、期待はしています。
ただ、近現代モノの大河はどうも、面白くない思い出が多々あって...

思うに、時代が新しくなるほど、記録が豊富で正確なので、面白く脚色する余地が少ないんじゃなかろうか。
これが戦国時代あたりだと、歴史上の人物などどうにでも描けるような、良い意味での情報不足がある。
ただし古代までさかのぼってしまうと、情報がなさ過ぎて、1年もたせるのは難しいのかもしれません。

かつてNHKが放送した「古代史ドラマスペシャル」は、私はとても好きだったし評価しています。
『聖徳太子』『大化改新』『大仏開眼』の3作品ですが、それぞれがわずか2話構成でした。
そこら辺の時代を少し長くつなげて、古代史群像劇みたいな大河ドラマって、どうですかね。
激しい内乱やクーデターなら、戦国時代にも引けを取らないと思いますけど。

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希望が見えました
- 2021/02/06(Sat) -
コロナ禍で世界が暗くなっているこの時期に、一筋の希望の光が見えた気がしました。
今夜6時半ごろ2階の窓から、北東の空を光りながら進む「きぼう」を目にして、私はそのように感じました。

正確には、見たのは国際宇宙ステーション(ISS)ですが、「きぼう」日本実験棟も当然、見えていたはず。
それは橙黄色に輝く意外に大きな光の点で、北の空から東に向かって、一直線に移動していきました。

たまに目にする飛行機よりも速い印象でしたが、もちろん、距離を考えたら速いなんてものじゃないでしょう。
調べてみたらISSは、地上400kmを秒速7.7km、地球1周を90分の速度で、毎日16周ほど回っているとのこと。

「きぼう」が6時半によく見える、との情報を得て夕方6時過ぎに職場を出たときは、まだ期待半分でした。
日没直後でまだ空が明るいし、こんなので見えるのだろうかと思っていました。
ところが家に帰り着く直前、不意に、進行方向の空に光る点を見つけたのでした(もちろん安全運転中)。

慌てて帰宅し、家人に何か叫びながら2階に駆け上がって北側の窓を開けると、光は東に向かっていました。
空はまだ、普通の星が見えない程度の少し明るい状態だったので、ISSが唯一の光る天体でした。

あとで考えてみたら、日没直後の絶妙のタイミングでなければ、ISSは見えないことに気付きました。
日が沈んで空が暗くなり、しかし上空のISSにはまだ太陽光が当たっている短い時間だけ、なんですよね。

そんな特別の瞬間を目にすることができ、しかも「きぼう」の光なのですから、そりゃ気分も上がります。
コロナ禍の収束とは何の科学的関連性もありませんが、そんな風に結びつけたくもなるでしょう。

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余人をもって代えがたい「失言王」
- 2021/02/05(Fri) -
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。女性は競争意識が強い(略)それでみんな発言する」
このような、東京五輪組織委員会の森喜朗会長の発言が、波紋を広げています。
発言に異を唱えなかったJOC委員らの姿勢も含めて、もはや日本全体が、欧米からの非難を浴びています。

森氏の女性蔑視が第一の問題ですが、民主主義(=理事会での活発な発言)も気に入らないのでしょう。

多くの「失言」がしばしば、その人の本音や価値観をそのまま(うっかり)吐露した結果です。
今回も、言い間違いや勘違いじゃないので、発言そのものを撤回したところで、発言の真意は消滅しまません。

とは言え多くの人間には、程度の差こそあれ「裏表」があると、私は思っています。
ですが、教育や経験によって醸成された常識や良心によって、発言をコントロールできるのが大人です。

酩酊時や、諜報機関に捕まって特殊な薬剤を盛られたときにだけ、そのコントロールが外れてしまうのです。
森氏のように、つねに言いたいことを言ってしまうのは、それが森氏の「裏」ではないからでしょう。
非常識な本音を「表」として放言する生き方をしてきたので、それを抑制しようという発想がないのです。
周囲の取り巻きには、彼に諌言する者がいなかったとも言えるでしょう。言うなれば裸の王様です。

それだけの批判を浴びながらも、「余人をもって代えがたい」ので会長職を続投する(してもらう)方向とか。
東京五輪という国家的プジョジェクトの中心人物として、代えられる余人がいないことがまた、問題ですね。

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なんとなく収束が見えてきた今が我慢のしどころ
- 2021/02/04(Thu) -
みんな知ってる「PCR検査」。もっと増やせとか、そんなの無意味だとか、巷でワイワイ言い合ってます。

PCR検査とは、「ピシャッとコロナがわかる(Pishatto Coronaga wakaRu)検査」の略称ですウソ。
独特の温度操作の下で酵素を作用させ、微量のDNAやRNAを倍々に増加させて検出する手法ですホント。

一般的な検査方法の名称なので、他のウイルスでも何でも、この方法で計測するなら全部、PCR検査です。
ですがいま「PCR検査」と言えば、「新型コロナウイルスを調べる検査」とほぼ同義になっていますね。

さいわい感染者数は全国的に減少しつつあり、とくに熊本では連日ひとけたに収まっています。
発熱外来では毎日PCR検査を行い、また時々PCRセンターに出動している私から見ても、変化は明らかです。
私の肌感覚では、1月中〜下旬をピークに、発熱外来受診者自体が減ってきたように感じます。

患者の重症化のピークはそれよりも遅れるので、重症者が減るのは今月上旬からでしょうか。
まだ病床はひっ迫しているので油断なりませんが、たしかにコロナは収束に向かっているような気がします。

発熱外来が暇になればようやく、私も安心してワクチンの接種に時間を割くことができるというもの。
ワクチンの接種開始まではもうしばらくかかりそうですから、いまが大事。我慢のしどころです。

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「ニギニギ」するだけで血圧が下がる
- 2021/02/03(Wed) -
NHK『ガッテン!』の今日のテーマは「一酸化窒素(NO)」でした。
たった2分間、手を「ニギニギ」するだけで血圧が下がるという、ガッテンらしい「触れ込み」です。

ああアレかと、「ニギニギ」によって血管拡張物質が出たんだろと、そう思った人は、すばらしい。その通り。
ならば、役人の子とサラリーマンの子の血圧にも違いがあるはずだと、私などはそう考えてしまいます。

さて、スタジオのゲスト3人が「ニギニギ」前後の血圧を測ってみたわけですが、そのクダリがいけません。
まず、ビフォア血圧を測ると、島崎和歌子118/86、大島麻衣180/125、木村祐一213/131って、高すぎ!
そして期待のアフター血圧が、島崎113/78、大島180/126、木村182/114。う〜ん、微妙。

ニギニギで血圧が下がることを実証してみせるつもりが、ほぼ放送事故レベルの結果ですよ。よく放送したね。
ところが番組では、島崎「下がりました」、大島「変わらないです」、木村「下がった下がった」と自己評価。
立川志の輔も、島崎には「わずかでも」、大島に「はいはいはい」、木村に「いやいやいや」と言うしかない。

初めから、ニギニギで血圧が下がるという結論ありきの番組なので、いまいちな結果が出ても押し通します。
そもそも、たった3人の1回限りの測定でニギニギ効果を検証しようということ自体に、無理があるのです。

血圧は、体動や緊張によって容易に変わるので、1回目の測定よりも2回目の方が低くなりがちです。
今回のゲストの測定でも「2回目効果」が加味されていた可能性まで考慮すると、ニギニギ効果は不明です。

何の説得力もない「実験」結果を、もっともらしくテーマに結びつけてしまうのが、この番組の問題点です。
「NO」が本来持つ、きわめて重要な生理学的・薬理学的作用が、むしろぼやけた気がしました。

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駆け込みHPVワクチン接種、好評受付中
- 2021/02/02(Tue) -
新型コロナウイルスワクチンの輸入について、ヤな予感はしてたけど、やはり暗雲が立ちこめてきました。
こんな大事なワクチンを、当面は自国で作れず海外に頼るということがそもそも、情けない話なのです。
国内での綿密な接種計画が絵に描いた餅にならなければよいですが、準備は粛々と進めていくしかありません。

テレビでは、接種準備の進捗状況や問題点、ワクチンについての科学的評価等について、連日報じています。
ただし、得てして掘り下げ不足のことが多いし、事実誤認や論点がズレたコメントなどはやめていただきたい。
コロナワクチンに絡めて日本のワクチン行政の問題点について触れたりもしますが、それもサラッと流す程度。

とくに、世界中で日本だけが事実上接種をストップしている「HPVワクチン」の取り上げ方なんて、浅い浅い。

ワクチンとの因果関係が不明の「副反応」を子宮頸がんよりも恐れ、HPVワクチンの接種をやめた日本人。
科学や統計を客観的に評価して、メリットとデメリットを天秤に掛けることができない国民性なのです。

同調圧力が強いのか、和を以て貴しとなすのか、ひとたびコトが起きたら、全国民一斉に引いてしまいます。
日本人の「ワクチンアレルギー」体質は、言うなれば、アナフィラキシーレベルでしょう。

そんな中、海外ではアナフィラキシーが起きても平然と、コロナワクチンの接種が続けられています。
もしも日本でそのようなことが起きたらどうなるのか。メディアの暴発と厚労省の弱腰が心配です。

でも最近、HPVワクチンの接種希望者が増えてきました。日本人も少しずつ客観性を身につけてきたのかも。
【お知らせ】接種を計画中の高1の方は、お急ぎください。今月中に接種を始めれば、2回目までは無料です。

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コロナ禍での恵方巻き
- 2021/02/01(Mon) -
今年はいつもより1日早く2月2日が節分なので、当ブログでは今夜のうちに、今年の「恵方巻き」注意点など。

方角を「十二支」で表す「十二方位」では、北の「子」から時計回りに12分割するので1分割あたり30度です。
さらにその30度を二等分して15度ずつに分割した「二十四方位」にするときに、「十干」が登場します。
十で足りるのか、なんて細かいコトは言いっこなしです。どうせ私も受け売りで書いてますから。

暦年にも十干と十二支が当てはめられ、十二支は12年で一巡し十干は10年周期なので、全部で60パターン。
今年の干支(えと)は「辛丑 (かのと・うし)」。「かのと」って何かのーと言えば「金(か)の弟(と)」らしい。
昨年は「庚子 (かのえ・ね)」。「かのえ」は「金(か)の兄(え)」ですか。兄弟は交互にやって来ます。

さて、恵方には4パターンしかないことは前にも書きましたが、理由は訊かないでください。
恵方は十干で決められます。10年で一巡する十干を4パターンに分けるのだから、「等分」はできません。

「兄」の年はその十干の方角がそのまま恵方、「弟」の年は5年前の恵方になるらしいですね。
というわけで、今年「辛(かのと)」の恵方は、5年前の「丙(ひのえ)=火(ひ)の兄(え)」の方向です。
「火」は南。「兄」は15度ほど手前(東側)なので、「巳」と「午」の中間、角度では165度に相当します。

「今年の恵方は南南東だ」と耳にしますが、南南東は南東(135度)と南(180度)の中間なので157.5度です。
正しい恵方の「丙」(165度)とは7.5度ずれているので、厳密な恵方を守りたい方は、要注意です。

なお、みんなで恵方巻きを食べる儀式が「会食」とはならないよう、必ず正式な流儀に従いましょう。
(1)途中でしゃべらず、黙々と食べること:飛沫を出さない
(2)口に頬張ったら、そのまま食べきる:飛沫が出る隙間を作らない
(3)ずっと恵方を向いたままで食べる:誰かと対面にならない

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