仕事はすぐ済ませるのがいちばん楽、ってことは分かってます
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- 2021/09/30(Thu) -
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「今日できることを明日に延ばすな」よりは「明日できることを今日やるな」の方が、本当は好きな私です。
急ぐ「紹介状」はその場ですぐに書きますが、急がない「御返事」はどうしても後回しにしてしまいます。 ところが、このコロナ禍で私は、少しスタイルが変わりました。 なにしろ書類が多いのです。何かの登録とか届出とか、申請や請求や報告など、必要書類が山ほどあります。 月末が提出期限のものもあれば、明後日の15時までにFAXせよ、みたいにひどく急ぐモノもある。 従来の私なら、これらの書類は急ぐ順に済ませていました。逆に言えば、急がない書類は後回しでした。 でも今は、申請期間が始まったらすぐ申請し、書類が届いたらすぐ記入する、瞬殺スタイルに切り替えました。 この方法だと締切に遅れる心配がないし、いかにもサクサク仕事がさばけているようで気分もいい。 申請書類は、最初に手にして読んだ勢いでそのまま仕上げてしまうのが、結局いちばん楽なんですよね。 それらの書類は提出前にスキャンとコピーをして、データと紙で2重に保存しておきます。 このように、昨年以来のコロナ関連のモロモロは、すべて最速で手続を終え、整然と整理してきました。 その代わり、コロナ関連以外にはだいぶしわ寄せが来てますね。やっぱり、急がないものは後回しなのです。 |
岸田文雄氏が自民党新総裁
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- 2021/09/29(Wed) -
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自民党総裁選では、岸田文雄氏が新総裁に選ばれ、河野太郎氏は敗れました。
国会議員票と党員・党友票で捻れがあり、最初の投票では河野氏が1位かと思っていましたが、違いました。 岸田氏が最初から1位だったので、シコリの残る「決選投票での逆転」にならなくて良かったと思います。 党員・党友票のある自民党総裁選は奇しくも、日本の総理大臣を直接選挙で選ぶような側面があります。 それを意識して、党内の選挙なのに、候補者らは国民に聞こえるように政策アピールをしていました。 この点が今回の総裁選の良い面だったと思います。これまでには経験したことの無い斬新なイベントでした。 さて、岸田氏です。悪い人には見えません。温厚で常識的で、ユーモアも分かるような方のようです。 とは言え、自他共に認める「聞き上手」ですから、あちこちと衝突するような改革ができるとも思えません。 党役員人事や組閣では、「中堅・若手の思い切った登用」と「老壮青のバランス」を重視するとのこと。 結局、「老」を切り捨て切れないということですか。そこでしょうかね、議員票がトップな理由は。 まずは明日の人事がどうなるのか。お手並み拝見というところですが、良い意味でサプライズが欲しいです。 |
医療用抗原検査キット、薬局で販売へ
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- 2021/09/28(Tue) -
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「研究用」ではなく、正式な「医療用」新型コロナウイルス抗原検査キットが、薬局で買えるようになります。
ニュース画面に出ている大塚製薬の「クイックナビ-COVID19 Ag」はまさに、当院が日頃使ってる製品です。 10回分で定価66,000円(税込)と高額ですが、販売量が増えることで、今後の値下がりを期待しています。 検査キットの販売拡大はしかし、感染の早期発見には有用でも、陰性証明としての利用が増えるなら問題です。 今朝の北村先生(日大の)は、抗原の自己採取方法が重要だと、次のように発言していました。 「(綿棒は)できるだけ鼻の奥の方にしっかりと、オエッとなるぐらい入れる必要がある」 あー、困りますねえ。北村先生は、発熱外来の現場、とくに抗原検査の実際をよくご存じないのでしょうか。 昨年10月、「鼻腔ぬぐい液」が検体として認められ、厚労省のガイドラインには次のように記載されました。 ・鼻孔から2cm 程度スワブ(=綿棒のこと)を挿入し、挿入後スワブを5回程度回転させ、十分湿らせる ・被検者自身が採取する際は、鼻出血が起こりやすい部位である点にも配慮し、医療従事者の管理下で実施する ・検体採取に当たり、医療従事者に一定の曝露があるため、個人防護具の装着による感染 防御を要する ・被検者自身による自己採取による場合においては、サージカルマスク及び手袋を着用することで対応が可能 このガイドラインは、第2版では次のような記載に変わっており、最新版(第4版)でも同じ内容です。 ・鼻腔に沿って2cm程度スワブを挿入し、挿入後スワブを5回程度開店させ、5秒程度静置し湿らせる。 当院では、マスクとフェイスガードと手袋を着けた私が被検者に綿棒を手渡して、次の説明を行っています。 「その綿棒を、鼻に2cmほど入れて、ゆっくり5回ほど回して、5秒ほど待ってから、抜いてください」と。 「患者にやらせて大丈夫なのか」というクレームも時々頂戴しますが、正式な方法なのだと説明しています。 北村先生の言うようなオエッとなるまで綿棒を入れ込む方法は、医療機関での自己採取法では用いていません。 厚労省も、「検出感度には引き続き検討が必要だが、実用性と医療者の感染予防の面から有用」としています。 というわけで今後も、当院の抗原検査では、鼻腔ぬぐい液の自己採取を原則としますので、ご理解のほどを。 |
高齢者の運転は、ただ制限するだけでよいのか
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- 2021/09/27(Mon) -
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男に熱湯をかけられ、3歳の子どもが亡くなった事件が、先日報じられました。
この子の苦しみや無念さを思うと、私は、涙が止まりません。 残虐非道な殺人を犯した男は、最大限に厳しく罰せられなければなりません。 私など、人間ができてないものですから、この男にはハムラビ法典的な刑罰を求めてしまいます。 もちろん日本は法治国家なので、某独裁国家のような非人道的なことはできません。 被害者の人権よりも加害者の人権に配慮せざるを得ないのは、いつも感じる先進国のジレンマですね。 池袋の暴走車による母子死亡事故も、市民感情的には、厳罰でなければ納得できない雰囲気になっていました。 しかしあの事故は、熱湯男の犯行とはまったく異なり、故意に起こしたものではありません。 加齢による運転能力と判断能力と記憶力の低下が原因なのですが、加害者にはその自覚がなかったのでしょう。 そのような状況でありながら、日常的に車を運転していたことが、そもそもの問題です。 アクセルを踏んだ力の何百倍、何千倍もの力で、車はグイグイ動きます。ものすごい倍力装置です。 ヨロヨロ歩くような高齢者でも、ひとたび運転席に座れば、その車のフルパワーを引き出して走れます。 そこが怖いところですが、しかし身体能力が低下した方にとっては、むしろ車は手放せない移動ツールです。 運転能力に乏しい人ほど運転で恩恵を受けるという、これは自動車の抱えるジレンマかもしれません。 高齢者の運転を制限するよりも、誰もが安全に乗れる仕組みを備えた車の開発に、世の中は向かうべきです。 |
インフルワクチン、予約受付まもなく開始
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- 2021/09/26(Sun) -
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9月も最終週となりましたが、ようやく明日、インフルエンザワクチンの予約受付を始めます。
こんなに遅くなったのは、開院以来初めてかもしれません。以前は、9月1日に開始した年もありました。 ネット予約サイトの受付は、明日午前3時〜6時の間(詳細未定)に、自動的に始まるように設定されています。 なのでこれは、当ブログの読者にだけ先行告知する、耳寄りな情報。「ネット予約は明日の早朝からですよ」 ところで、今シーズンのインフルエンザワクチンに関しては、懸念が何点かあります。 (1)新型コロナワクチンとの接種間隔の規定に関連して、予約トラブルや接種ミスが起きないか (2)インフルエンザワクチンの供給量は昨シーズンよりもかなり少ないが、足りるのか (3)ていうか、今年インフルエンザは流行するのか (4)そもそも予約が埋まるのか、接種希望者激減ってことはないのか (5)結果的に、準備したワクチンが大余りにならないか 厚労省などはいつも、「ワクチンは予約の数だけ発注するように」と警告してきます。 ですが、ワクチンの確保にメドが立たないうちから、予約を受け付けることなど到底できません。 つまり、薬品卸との口約束(=発注)→接種予約の受付→実際のワクチン納入、という流れが現実です。 予約が先か発注が先かで言うなら確実に、発注の方が先なのです。厚労省は無理難題を言うのをやめて欲しい。 |
「四十九日」の法要
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- 2021/09/25(Sat) -
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「四十九日」の法要を、行いました。
命日から49日目は、厳密には来週木曜日ですが、参列者の都合などを考慮して5日早い法要としました。 仏教では、生前の殺生や盗みなど様々な罪などに対して、死去後七日ごとに裁判が行われるらしいですね。 その都度、いわば裁判官の心証を良くするために、初七日から始まって七日ごと法要を行うことになります。 輪廻転生の判決が下されるのが、七回目の七日、つまり四十九日。とても大事な節目の法要です。 という話です。 四十九日の法要に引き続いて「納骨式」も執り行い、今日から父はお墓に入りました。 熊本空港にほど近いところに、その霊園はあります。西から着陸するときに、上空からよく見えます。 去年の10月、両親と墓参りしている時に、頭上の低いところを旅客機が轟音を立てて飛ぶことがありました。 「こりゃあ、うるさくて、ゆっくり寝られんねぇ」 将来自分が墓に入ったときの事を心配する、父の冗談です。ほんの1年前のことでした。 補聴器も棺桶に入れちゃいましたからね。少々うるさいかもしれません。 |
市販の抗原検査キットを使う方が増えています
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- 2021/09/24(Fri) -
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新型コロナの抗原検査に関しては何度か書きましたが、誤解の無いように、あらためて整理しておきます。
(1)抗原検査は、PCR検査に比べると感度が低い(このこと自体は、ある程度知られています) (2)抗原検査には、「定量検査」と「定性検査」がある(両者は感度がまるで違います。これが問題) (3)空港等で用いられている定量検査に比べると、診療所等で行っているのは定性検査なので感度は低い (4)市販の抗原検査キットには、医療用レベルのものもあれば、粗悪品もある イメージとしては、新型コロナウイルスの検出感度は、 PCR検査 >= 抗原定量検査 > 抗原定性検査(医療機関) >= 市販キット >> 粗悪品 当院で行った抗原検査で陰性でも、念のため同時に行ったPCR検査では陽性だった方が、何人もいます。 まして、市販キットで陰性だったとしても、その方が感染していないとはまったく言えません。 その代わり、それほどに感度の低い検査で陽性が出た場合には、ほぼ間違いなく、感染しています。 以前、抗原検査が陽性であることに納得できない方など数名に、同時にPCR検査をしたことがあります。 全員、PCRも陽性でした。つまり、抗原検査に「偽陽性」はないと考えてよいでしょう。 市販の抗原検査キットで陽性が出たので、再検査をしてほしい、と言って来院される方が時々います。 この場合、PCR検査をしてもよいのですが、早期診断・早期対処のために、抗原検査を行うのが普通です。 そのような方は必ず、医療用の抗原検査キットでも、陽性です。 実はいちばんよく出会うのが、市販のキットで陰性だったのでもう検査しなくても大丈夫、という方です。 先ほどから書いているように、抗原検査は、まして市販キットでは、陰性証明にはなりませんからね。 |
Amazon歴20年
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- 2021/09/23(Thu) -
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Amazonの、何も入っていないカートをクリックすると、「あとで買う」に入っている商品が表示されます。
買うつもりでカートに入れたけど、確定する直前になって何らかの理由で購入を取りやめた商品のリストです。 そこまでじゃないでど、購入の候補になった商品はとりあえず、「ほしい物リスト」に入れることになります。 今日はふとそのリストを見て驚きました。私の興味・趣味・嗜好の変遷が、ズバリわかるからです。例えば、 「コクヨ 収納ボックス」(2019年5月に追加) 書斎を抜本的に片付けようと思い、ならば収納グッズを買おうと考えたのですが、そこで止まっています。 「ボウモア 23年 [並行輸入品]」(2017年7月に追加) アイラモルト(ウイスキー)に凝っていた頃ですね。当時の願望の頂点、まさに「ほしいボトル」のひとつ。 「豪快バーベキューレシピ(本)」(2015年12月に追加) 他にもたくさんのBBQ関連品が、その頃のリストに残っています。もう長いことBBQやってませんね。 「ダウランド:リュート作品全集(CD)」(2014年8月に追加) 中世からバロックのメランコリー音楽に、妙に惹かれていた時期ですね。いまでも時々聴くジャンルです。 Amazonの「注文履歴」には、私の購入歴が全部、残っています。自動的には消去されないのですね。 「ヨーデル食べ放題 桂雀三郎withまんぷくブラザース(CD-SINGLE)」(2001年7月注文) 記念すべき私の「初Amazon」は、このふざけたCDでした。それから20年、Amazonへの依存は続きます。 |
「まず、隗より始めよ」
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- 2021/09/22(Wed) -
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誰か政治家(誰か忘れた)が先日、「隗より始めよだ」なんて言ってましたが、いつも引っかかる言葉です。
だいぶ前にも書きましたが(なんと、熊本地震の前日!)、また書きます。 彼は「まず、やれるコトからやれ」という意味で使っていました。それは決して誤用ではありません。 でも元々の故事では、「まずは優秀でない者を優遇すれば、賢人が続々と集まってくる」という意味でした。 単に「手近な」ところに手を付けるのではなく、「とるに足らない」ところから始めるのが、キモのはず。 その意味では、「下位より始めよ」と書いたっていいぐらいですよね。 私は中学時代にこの言葉を習ったとき、「まず私を厚遇せよ」と王に進言した隗の厚かましさに呆れました。 そしてこの考え方は、日本人の奥ゆかしさとは相容れないだろうなと感じました。 だから日本では、「手近なところから一歩一歩やれ」みたいな、実直なことわざに変化したのでしょうね。 「情けは人のためならず」が、「その人のためにならない」の意味で誤用されることが多いのも、同様です。 日本人は、誠実・謙虚を尊ぶので、自分の利益を期待して他人に情けを掛けることなど、ヨシとしないのです。 何かを説得したい時に、無機質な「理詰め」だけではうまくいきません。「情緒」がとても大事です。 新型コロナワクチンを恐れる人には無理強いせず、自ら接種したくなるように丁寧に説明をしてきました。 「北風と太陽」にならった作戦です。「ジャパネットと夢グループ」と言い換えてもよいでしょう(違うか)。 |
コロナ禍も「一段落」か?
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- 2021/09/21(Tue) -
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第5波の山を乗り超え、ワクチン接種率も50%を超え、新型コロナは「一段落」しつつあるように見えます。
昨日当院でPCR検査をした17名は、全員陰性でした。かなり珍しいことですが、そういうことなのでしょう。 コロナ禍はまだ「道半ば」、誰も油断などしてませんが、今後はもう大きな波が来ないことを願います。 という前置きから無理くり繋げますけど、今日は映画『ミッドウェイ』を鑑賞しました。すみません。 真珠湾攻撃から勢いに乗る日本軍の流れが一転、米軍優位に変わる転機となった海戦を描いたものです。 日本ではちょうど1年前に公開された映画ですが、映画館に行く勇気がなくて、ようやくテレビで観た次第。 内容はもちろん、俳優も良かったですが、CG映像が多すぎて逆に迫力を感じにくい戦闘シーンでした。 「ミッドウェー海戦」で暗号を解読されて日本は負けたと、幼い頃に何度も、父から聞かされたものです。 実は1976年にも同名・同題材の映画が封切られました。その時は叔父と一緒に観に行った思い出があります。 海兵上がりの叔父と当時高1の私とでは、同じ映画を観ながらも、思いがまったく異なっていたでしょう。 しかも私は内容よりも、「センサラウンド方式」という音響(低周波?)の振動の迫力に気を取られてたし。 というわけで、コロナ禍もミッドウェイだけどそろそろ転機かも、というこじつけでしたが容赦願います。 |
乳幼児の感染判明者は氷山の一角かも
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- 2021/09/20(Mon) -
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「敬老の日」の今日、意外に発熱外来受診者が少なく、熊本のコロナ収束も見えた気がしました。
熊本に限らず、福岡も東京も全国も、新規感染者数はかなり減っています。この傾向はホンモノだと思いたい。 とは言え、近隣の保育園ではクラスターも出ています。当院でも最近は、園児の感染者が出始めています。 今日の発熱外来にも保育園児が多く、PCR検査のためにみんな頑張って唾液を出してくれました。 園児や児童の感染者の一部はぐったりですが、大半は元気です。見た目、風邪です。なんなら風邪以下です。 全国的に感染者は減っていますが、低年齢層の感染者は顕在化していないだけかもしれません。 そういう世代が感染源となって、いつまでたってもコロナが収束しにくい可能性もあります。 PCR検査に余裕ができたら、国や自治体には、幼稚園・保育園児や児童の全員PCR検査を考えていただきたい。 マスクやディスタンスが徹底しにくいこの世代には、今後とくにコロナ対策を投入すべきだと思います。 ところで少し前、PCR陽性だった若者に、同居している高齢者はいないかと尋ねたときの会話。 「あ、高齢者います」「どなた?」「父が高齢です」「おいくつ?」「60か61か・・・」(ショック!) かつて敬老の日は9月15日(固定)でした。 中学校の同級生の古田君はこの日が誕生日だったので、当時はそのことを茶化して遊んでいました。 それからすでに40年以上経ち、いまや互いに還暦を過ぎてしまいました。 もちろん、まだまだ「敬老」の対象にはされたくはないですね。 |
インフルワクチンの予約受付方法は、いまだに検討中です
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- 2021/09/19(Sun) -
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世間は3連休のようですが、当院は3連診です。
中日(なかび)の今日は、午後から新型コロナウイルスワクチンの小規模集団接種を行いました。今日は54人。 PCR検査を希望する方からの電話問い合わせが朝から相次ぎましたが、今日は抗原検査のみ行いました。 検査センターの都合等もあって、当院では「休前日」のPCR検査は行ってないのです。 そのかわり明日の祝日は、目一杯発熱外来をさせていただきますので、ご勘弁願います。 PCR検査をやらない日曜日をどう生かすか、と考えて今日は、ワクチンの接種に半日充てた次第です。 なお、本日1回目の接種をした方の2回目は、10月9日(土)に設定しています。 ん?、と思われた方は鋭いです。1回目と2回目の曜日が違います。接種間隔が3週間じゃないってことです。 1日早い20日間隔です。ファイザーのワクチン(コミナティ)の場合、19日間隔以上ならOKなので。 いまだに悩んでいるのは、来月から始める予定のインフルエンザワクチンの予約受付方法です。 新型コロナワクチンとインフルなど他のワクチンの接種は、2週間以上の間隔を開けなければなりません。 ネット予約ではその厳密な確認ができず、予約者の申告に頼るしかありませんが、たぶん、トラブルの元です。 米英仏などはすでに、新型コロナワクチンと他のワクチンの接種間隔を制限しないことを表明しています。 厚労省はこの点について検討を始めたばかり。来月からのインフルワクチン接種には、間に合わないですね。 |
ワクチンの3回接種でコロナ収束を目指せるか
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- 2021/09/18(Sat) -
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新型コロナワクチンは、日本でも3回目の接種を行うことが正式に決まりそうです。歓迎します。
米国にならって、接種時期は2回目から8カ月後以降。私の場合は早くても来年1月ですか。 ブレークスルー感染が心配なので、3回目の接種で格段に抗体価が上がるという報告には、そそられます。 抗体価だけが免疫力の指標ではありませんが、私はもう、3回目を打つ気まんまんです。なぜなら、 ・発熱外来をしており感染のリスクが高い(発熱者の一部が実際に感染者であるが、診療中にはわからない) ・自分の感染が周囲に及ぼす影響が大きい(発症前の無症状で感染力のある時期に、一般診療をしてしまう) ・ワクチンの接種を推進している立場でもある(副反応の心配よりも、感染防御の方が大事と力説している) ・3回接種率が高くなって初めて、集団免疫が成立すると信じている(つまりコロナが収束する有力な手段) 考え方は人それぞれで誰にも強制はしませんが、ワクチン接種には一定の公共性があると、私は思っています。 ニューヨークフィルの公演では、いかなる理由があっても未接種者は入場できないとしたことも理解できます。 医学的理由や思想信条の自由はあっても、感染予防のためには制限される人権もあるのです。少なくとも今は。 もちろん、接種していない人でも分け隔て無く社会活動ができる日が、一日も早く来て欲しいと願っています。 |
iPhone 13 Pro、なんとか予約発注
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- 2021/09/17(Fri) -
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新しい「iPhone」の予約受付が本日21時から始まるというので、パソコンの前に張り付いて臨みました。
さて、21時になってもAppleのサイトには「まもなくです。」と表示されたまま、なかなか始まりません。 「最後の仕上げをすれば、Apple Storeの準備は完了です。お会いできるのを楽しみにしています。」とも。 何の仕上げか知りませんけど、できれば21時より前に仕上げておいて欲しかったです。 ページの再読み込みを何度も繰り返しながら待ってると、10分ぐらいして突然、画面が変わりました。来たっ! 「iPhone 13 Pro」→「グラファイト」→「512GB」→「下取りなし」→「Apple Care 2年」と選択します。 次の画面で「サインイン」。ここで痛恨のエラー表示。え、ここまで来てやり直しかよ。タイムロス痛すぎ。 「iPhone 13 Pro」→「グラファイト」→「512GB」→「下取りなし」→「Apple Care 2年」とまた進む。 次の画面で「サインイン」。やった、通った。と思ったら、バッグにiPhoneが2台入ってるじゃん! 最初の発注も生きていたようです。もしや2台買わせる罠なのか。さすがに2台買うわけにはいかんでしょう。 念のため、あっちでTV見ていた家人に声を掛け、2人で同じiPhoneを買うかと打診してみましたが、即却下。 慎重にバッグから1台削除し、カード決済して完了。という最終場面でまた、エラー表示。なんとも脱力。 サインインからやり直し。ところが注文履歴を見てみてたら、iPhoneは発注済になってるじゃないですか。 注文操作は正常に完了していたようです。確認して良かった。また2台買いの罠にはまるところでした。 毎度の事ですけど、予約受付の開始直後に発注すると、だいたいこんな感じでハラハラさせられますね。 あと2,3日待てば、なんのエラーもなくサクッと発注できるんでしょうけどね。それが待てない性格なのです。 (蛇足)今日は私の、61回目の誕生日でした。 |
往診で「抗体カクテル療法」を
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- 2021/09/16(Thu) -
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新型コロナウイルス感染症の「抗体カクテル療法」について、厚労省は往診での使用を認める方向のようです。
この療法は重症化予防に有効で、当初は発症早期の軽症・中等症の入院患者にだけ使うことになっていました。 これが宿泊療養施設や外来での使用に拡大され、さらに今回、往診でも使えるようにしようというわけです。 自宅療養者への往診投与は、早期治療・重症化予防のためにはとても有用だと思います。 しかしこのようなとき必ず問題となるのは、自宅で副作用が起きたらどうするのかという懸念です。 実際に、数千人に投与した中の1%程度で、副作用が疑われる発熱や嘔吐等の症状が報告されています。 このような体調変化に、誰がどのように気付き、適切な対処が出来るのか、ということが心配になるのです。 でもそれを言うなら、そもそも自宅療養中の軽症中等症患者の体調変化こそ、もっと心配すべきでしょう。 重症化しても誰も気づかずに自宅で亡くなるような事例が、各地で起きています。 自宅療養者のフォロー自体が不十分なのに、治療後の副作用ばかり心配するのは本末転倒でしょう。 軽症中等症の患者を自宅療養と称してほったらかすほどなら、有効性のある治療をする方がよっぽどマシです。 治療薬の有益性よりも、その副作用の方を過剰に心配するのは、とりわけ日本人に特有のものかもしれません。 これはちょうど、感染症よりもワクチンの副反応を恐れる体質と同じです。 往診投与後の経過観察に懸念はありますが、コロナの場合、治療の有益性の方がずっと優先すると思います。 |
新しいiPhone13が発表されたけど
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- 2021/09/15(Wed) -
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新しいiPhoneとiPadとApple Watchが、発表されました。
今回は、iPhone13 Proを買おうかと思っています。理由は、私の購入歴でおわかりいただけますでしょうか。 (1)2008年7月:iPhone3G:発売日に家電量販店に並んで購入。 (2)2010年8月:iPhone4:先代を買って2年経ったので、順当な機種変更です。 (3)2011年10月:iPhone4S:ジョブズ追悼(4S=for Steve)の思いで、発売日に購入。 (4)2012年9月:iPhone5:フルモデルチェンジして、大きく薄く軽くなったので、つい。 (5)2013年9月:iPhone5s:指紋認証機能「Touch ID」が搭載されました。これは買うしかない。 (6)2014年9月:iPhone6 Plus:フルモデルチェンジなので買いました。Plusはめっちゃデカイ。 (7)2015年9月:iPhone6s Plus:本体素材が硬くなったので(6 Plusは曲げてしまった)。でも落とした。 (8)2016年10月:iPhone 7 Plus:「Apple Pay」搭載。当然、買いでしょ。 (9)2017年11月:iPhone X:全面有機ELスクリーンに顔認証 (Face ID)。買わない理由が見つからない。 (10)2019年12月:iPhone11Pro:2018年のiPhone XSを買わなかったので2年間隔です。カメラが良い。 すみません。(1)から(9)までは3年前に書いたブログからのコピペです。手抜きしました。 私のiPhone熱も以前ほどではありませんが、前回の購入から2年たったので今年は買いの年です。 前面ノッチが小さくなり、CPU/GPUも進化したけど、Lightningケーブルが残ったのにはガッカリですね。 結局、今回のウリもまた、カメラですか。もっとずっと革新的・飛躍的な「何か」が欲しいのですけど。 |
年金事務所に行ったけど
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- 2021/09/14(Tue) -
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雨が降る中、熊本東年金事務所に母と一緒に行きました。
「未支給年金」と「遺族年金」の請求手続のためです。 あらかじめ1週間以上前に電話で予約して、戸籍謄本とマイナンバーカードと通帳などを準備して臨みました。 担当者の手元には、父と母の年金情報などの資料が準備されており、手続はスムーズに行われました。 とは言え、それぞれの請求書に記入する項目は多く、担当者に促されるままに、ひたすら書き込みました。 個人番号(マイナンバー)を記入する12桁の欄には、10桁の基礎年金番号を記入するように求められました。 年金関係の事務作業においては、基礎年金番号を書いた方が、作業がやりやすいのでしょう。 両親の氏名・生年月日・住所・銀行口座の名義や番号等を、何枚もの書類のあちこちに何度も記入しました。 担当者がそれを、「手元の資料」と突き合わせ、整合性を確認し、最後に大きな受付印が押されました。 それと引き換えに、未支給年金と遺族年金の支給額の資料が手渡されました。 よく考えたらそれらの資料は、私たちが年金事務所に行く前からすでに、出来上がっていたようです。 そりゃそうでしょう。父の死亡届が出た時点で、年金額などは本来、全部自動的に定まることですから。 今日、年金事務所ががどうしても知りたかったものを突き詰めれば、母の銀行口座情報だけです。 それなのにお役所の横のつながりが悪いものだから、似たような書類を何度も書かされます。 |
アホな脳内旅行ほど楽しい
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- 2021/09/13(Mon) -
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いまはほとんど鉄道(列車・電車)に乗りませんが、かつては鉄道ファンでした。
実際にはお金もヒマも無く、時刻表を眺めて鉄道旅行の構想(妄想)にふける、一種の「スジ鉄」でした。 医者になって学会出張することがあると、飛行機で行くべきところを新幹線や夜行列車で移動したりしました。 ひたすら車窓の風景を見続けるだけで、もう大満足です。その意味では「乗り鉄」でもありました。 一転して近年では航空旅行が趣味になりましたが、コロナ禍のいまは妄想、つまり「脳内旅行」ばかりです。 さて、脳内旅行で欠かせないのも時刻表ですが、最近は紙ベースの航空時刻表がなくなってしまいましたね。 パソコン画面で見る「オンライン時刻表」は、残念ながらまことに使い勝手が悪いです。 たとえば、規定の乗り継ぎ時間を保って、熊本空港を起点に1日で何便乗れるか、という遊びができません。 いや、できないことはないけど、パソコン画面ではやりにくい。 紙ベースだと、あちこちのページに指を挟んで見比べながら、時刻順にフライトをつなげていけるのですが。 でも最近、ていうか先週、ついに発見しました。特定の機材に注目して連続フライトすればいいではないかと。 たとえば、今朝熊本を出発したANA522便のプロペラ機DH8D(JA460A)の、フライトを追って見ると、 熊本(7:35発)→大阪→大分→大阪→松山→大阪→熊本(17:49着)という、楽しげなジグザク飛行でした。 これを全部乗ると乗員も一部同じなので、搭乗の際に「お帰りなさいませ」と恥ずかしい言葉をかけられます。 コロナ禍ではこんなアホな旅程は「脳内」限定ですが、来年にはリアルな航空旅行を楽しみたいものです。 |
コロナ対策「担当相」の役割分担ってどうなってるの
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- 2021/09/12(Sun) -
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「ワクチン2回接種が5割超」と西村担当相。「今月末には6割を超えて英国やフランス並みの水準になる」
ニュースの見出しの「担当相」に引っかかります。ワクチン担当って、河野太郎氏じゃありませんでしたっけ? 西村康稔氏:経済再生担当相、新型コロナウイルス感染症対策担当相 河野太郎氏:行政改革担当相、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種推進担当相 少なくとも、西村氏がワクチン接種の実績について発言した際に「担当相」と呼ぶのは、正確ではありません。 ていうか、西村・河野両氏に田村憲久厚労相も加えた3人の大臣の役割分担が、いまだによく分かりません。 違いがあるとすれば、河野氏は目立ってるし、田村氏は変なこと言うし、西村氏は影が薄いですね。 自民党総裁選に際して、厚労省改革についての議論が活発になっています。 河野氏は、厚生省と労働省の分割案も提示しています。でしょう。もともと両者の統合に無理があったのです。 職員を雇用したら、似たような書類を年金機構とハローワークの両方に出さなければなりません。 いずれの書類にも、いまや個人番号を記入してるんだから、役所内部で情報を融通すればいいのに。 社会保険と労働保険って、今後もずっと別立てで続けるつもりなんですかね。 厚生省と労働省を統合して20年も経つというのに、いまだに本当の意味では統合できてませんけど。 |
同時多発テロから20年
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- 2021/09/11(Sat) -
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アメリカ同時多発テロ事件が起きたのは、ちょうど20年前のことでした。
その日私は、市民病院で2例目の手術を終えて、ICUの休憩室のテレビで事件を知りました。 NHKはまだ、旅客機が世界貿易センタービル北棟に衝突した事故として報じ、生中継映像を映していました。 ところが、そのままテレビを見ていたら、あろうことか、2機目が隣の南棟ビルに突っ込みました。 この瞬間、旅客機が故意にビルに突入したこと、すなわちテロであることに気付かされ、戦慄したのでした。 それでもまだ、燃えている階層は限られていたので、ほとんどの人は逃げられると願って見ていました。 しかし願いもむなしく、突然、2棟のビルが相次いで崩壊。とても信じられない光景に言葉を失いました。 その時点でビルから避難できていなかった方の、ほぼ全員の死亡が予想される大惨事となりました。 最初に被害に遭った北棟と比べて、後で被害を受けながら先に崩壊した南棟の方が、被害者は少数でした。 南棟にいた人たちが、北棟の惨事を見て対岸の火事で済ませず、早めに避難を始めていたからです。 「事故」であるならば、慌てて逃げる必要はなかったのに、念のため逃げて助かったのです。 これは、日本の豪雨や地震、津波、噴火などの自然災害の被害を小さくするためにも、とても重要な教訓です。 念のため避難することは、臆病でも恥ずかしいことでもない、勇気ある賢明な行動なのです。 避難訓練やイメージトレーニングなど、すぐに体が動くような日頃からの準備が大事なんでしょうね。 |
ワクチンは、確かに効いてます
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- 2021/09/10(Fri) -
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新型コロナワクチンの2回接種完了者が、全人口のほぼ50%に達しました。やっとここまで来ましたね。
ワクチン接種歴別の新規感染者(陽性者)数を見ると、ワクチンの効果は歴然としています。 人口10万人当たり新規陽性者数は、未接種者が59.9人に対し、1回接種のみ20.5人、2回接種済4.5人でした。 「ブレイクスルー感染」も気にはなりますが、それよりも圧倒的に多いのは、やはり未接種者の感染です。 そしてその感染者から多くの飛沫を浴びれば(ウイルス曝露が多ければ)、接種者でも感染し発症するのです。 デルタ株では、7,8割程度の接種率では集団免疫の成立は難しいと言われています。 しかし、接種できない(したくない)人を除くと、接種希望者が全人口の8割以上いるとは思えません。。 いくらワクチンが有効でも、接種しない人が一定数いる限り、新型コロナの収束には時間がかかりそうです。 mRNAワクチンよりも抵抗感の少ない不活化ワクチンが開発されて、接種率が少しでも上がることを願います。 とりあえず当院で今できることは、せっせとワクチンを接種することですかね。 昨日までの接種回数は、1回目477、2回目411、合計888回でした。明日も54人ほど接種する予定です。 来月はインフルエンザワクチンの接種を始める予定ですが、コロナとの兼ね合いがとても難しくなりそうです。 ていうか、インフルワクチン、いつから何人ぐらいの予約枠を作るべきなのか、まだ決めかねています。 |
バースデーフライトは、お預けです
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- 2021/09/09(Thu) -
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来週、61回目の誕生日が来ます。その日が金曜で休診日なので、実はバースデーフライトを計画していました。
9月頃にはコロナも収束してるだろうとタカをくくって、半年以上前に予約購入しておいた航空券です。 ところがその後、強烈な第5波が襲来し、のんきに飛行機に乗っている場合ではなくなりました。 いくら機内は十分に換気されているとしても、隣や後ろの席に感染者がいたら、飛沫を吸うリスクはあります。 他県の人たちが集合する閉鎖空間に長時間滞在することは、私にしてみれば無謀以外の何物でもありません。 そもそもバースデーフライトなんて、目的地よりも搭乗に意味があるわけで、つまり不要不急の典型ですよね。 そんなわけで今日は、バースデーフライトチケットの解約をしました。残念ですが仕方ありません。 ところで、通常の航空券は、搭乗までの日数が迫ってくるとそれなりの取消手数料がかかります。 ANAの場合、出発まで13日前以降から出発時刻前までの解約だと、運賃の60%相当という高額の手数料です。 それがイヤで今回は、取消手数料のかからない「株主優待割引」で購入していたのでした。 ちなみに株主優待割引券(正確には「株主優待番号ご案内書」)は、誰でもネット等で買えます。 株主でなくても、合法的に使うことが出来ます。しかもコロナ禍で、割引券は値崩れして激安です。 では、株主優待割引で購入したチケットの解約には、一切の手数料がかからないのかというと、違います。 「払戻手数料」が1便あたり440円ほどかかります。しかしこの手数料も払わずに済ませる方法が、あります。 発着空港のある地域に緊急事態宣言が出されると、「払戻手数料」も無料になるんです。 なのでケチな私は、緊急事態宣言の延長が決定される今日まで、航空券の解約をせずに待っていたのでした。 そんな感じでコロナ禍では、航空券を買ったり解約したりしながら、ギリギリの脳内旅行を楽しんでおります。 |
もはや「集団免疫」の成立は無理なのか
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- 2021/09/08(Wed) -
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緊急事態宣言は、多くの都道府県で今月30日まで延長されることになりました。熊本のマンボウも延長です。
新規感染者数は減少傾向があっても重症者数が多く、医療体制の厳しい状況が続いているという判断でしょう。 そんな中で、ワクチンの接種による「集団免疫」の獲得は難しいと指摘され始めています。 従来言われてきた人口の6,7割の接種率では、デルタ株の感染力には太刀打ち出来ないとわかったからです。 「8,9割接種しても大丈夫か分からない」と専門家会議の脇田座長。じゃあ実質的に無理じゃん、て話です。 「やがて集団免疫が成立したら、あなたは周囲の人から守られますから、接種しなくても心配要りませんよ」 私はこれまでに、どうしてもワクチンを接種したくない方には無理強いせず、そのように説明してきました。 しかしどうやら、集団免疫に過度な期待はできないようです。自分の身を守るためには接種が必要なのです。 もちろん、何らかの理由でワクチンをどうしても接種したくない(できない)方もいるでしょう。 もしも可能なら、その方の家族や職場など、すぐ周囲の方のワクチン接種を強く推奨する手もあります。 周囲の社会での接種率が十分に高ければ、局所的には集団免疫が機能するでしょうから。 接種可能な年齢の家族がみな接種をすることで、接種のできない小さなお子さんを守ることもできるわけです。 |
第5波は収束しつつあると思っていいですよね
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- 2021/09/07(Tue) -
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新型コロナとか自民党総裁選よりも、私のホットニュースは、先週5人目の孫が生まれたことです。
コロナ禍のまっただ中、感染の危険と隣り合わせのこの世に生を受けた赤ん坊です。 なにより、健やかに育ってくれることを願うのみです。 赤ちゃんのいるご家庭、あるいは妊婦やそのご家族は、赤ちゃんを守るためにもワクチンを接種しましょう。 副反応を気にして接種をためらう方も多いですが、ワクチンはコロナの危険を避けるための有効な手段です。 人流がそれほど減っていないのに第5波が収束しつつある(たぶん)のは、おそらくワクチンの効果でしょう。 HPVワクチンでもわかるように、日本人にはワクチンの効果を期待するより副作用を懸念する体質があります。 健常人に投与する医薬薬なのだから、副作用はあってはならないものというのが基本的な考え方なのです。 有効性と安全性は両立しなければならず、効果と副作用を天秤に掛けることなど本来は考えたくもないのです。 そんな背景があって、新型コロナワクチンの研究開発では、欧米諸国に比べると大きくおくれを取っています。 輸入頼みで接種開始も出遅れ、途中では混乱もありましたが、いまでは国民のほぼ半数が接種を終えています。 凄い勢いでここまで挽回できたのは、半ば意固地になって接種を進めた菅首相の功績なんでしょうね。 |
危機管理としての機器管理
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- 2021/09/06(Mon) -
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大型複合機が、今朝から急に不調です。プリンタとFAXとスキャナを兼ねた、当院の主力事務機です。
処方箋や領収証のほかに、問診票や院内掲示物などを印刷するのにも使っています。 その重要な機器なのに、「電源を入れ直してください」というアラートが、今朝の立ち上げ時に出現しました。 しかも電源を入れ直しても「電源を入れ直してください」と出ます。電源プラグを抜き差ししても同じです。 何度電源を入れ直しても以下同文です。このまま繰り返していたのでは、年が明けます。鬼が笑います。 保守サービスセンターに電話しましたが、担当者が到着して解決するまでには時間がかかりそうです。 では、どうするか。少なくとも、処方箋だけは印刷しなければなりません。できれば領収証も。 まずひらめいたのは、院長室で使っているインクジェットプリンタを持ってくること。 さっそく、電子カルテの端末(Mac)に接続。ドライバは自動的にネットから取り込みます。 これによって、処方箋が印刷できないという危機は回避できました。 実はこのような事態は以前から予測していたので、緊急用のレーザープリンタを買おうと思っていました。 思ってはいましたが、買ってなかった。いつか買おうと思っただけ。これは危機管理としては愚の骨頂ですね。 自戒を込めて早速、小型レーザープリンタをAmazonでポチりました。その頃、複合機の修理も終わりました。 修理の終了を待たずにポチったのは、一歩前進と考えるべきでしょう。こういうのは無駄遣いではないのです。 |
ほぼほぼ発熱外来の休日当番医でした
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- 2021/09/05(Sun) -
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休日当番医でした。前回はコロナ「第3波」終盤の2月7日でしたが、今回は「第5波」の終盤(?)です。
波の大きさがまるで違うためか、今回の方が一層、コロナ色の強い当番医でした。 受診者数自体は49人と、予想をかなり下回る数で、そのほとんどが発熱者でした。 予約サイト等で発熱外来を前面に押し出していたこともあり、非発熱者の方が受診しにくかったのでしょうか。 高血圧や心房細動の初診の方もいましたが、みなさん内服薬が切れていて、切羽詰まっての受診でした。 小児の受診者の多くは、夏風邪か手足口病か胃腸炎でした。 ただしその「夏風邪」の中に、コロナが隠れている可能性は否定できません。 状況により、子どもでもPCR検査か抗原検査を行う方針ですが、今日はそのようなケースはありませんでした。 他院を受診したけどPCR検査をしてもらえなかったと、当院に来た発熱者が何人もいました。 当院はまるで「休日PCR検査センター」みたいになってます。今日のPCR件数は32人でした。 多くの方が、昨日は他院を「普通に受診」していたりします。後でコロナとわかればゾッとする話です。 「味覚障害がないので大丈夫と思います」という方がよくいますが、それは大いなる誤解です。 嗅覚・味覚障害があればコロナの可能性は高いですが、コロナに嗅覚・味覚障害が出るのは比較的少数です。 「熱がないので大丈夫」というのも間違い。熱などまったくアテにはなりません。 若い方の感染が増え、診察時の症状が軽い方がとても多く、まったく油断なりません。感染防御は絶対です。 |
接種へ心変わりする人が増えてます
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- 2021/09/04(Sat) -
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新型コロナの診療(検査)を行いつつ、別の時間帯にはワクチンを接種するという、並行診療を続けています。
副反応を懸念してワクチンの接種に消極的だった方が、ここにきて接種に傾き始めたりしています。 東京や熊本の感染者数という「数字」ではなく、身近に感染者が出てきて現実味を帯びてきたからでしょうか。 「やはり接種をした方がよいのでしょうか」と、まだ決断しきれずにお尋ねになる方が、最近増えています。 そのような方に私は諸手を挙げて、「そりゃ接種した方が良いですよ。ぜひ接種しましょう」とは言いません。 背中を押して欲しいのだとしても、私に押されて決断するのではなく、ご自分で決めていただくためです。 まずは、新型コロナウイルス感染症の重症化の怖さや家庭内感染の問題などについて、おさらいします。 感染率だけでなく、重症化を抑えられることこそがこのワクチンのメリットだと、持論を述べます。 しかし一方で、因果関係が必ずしもはっきりしていない多くの副反応が報じられていることも認めます。 そのようにワクチンのメリットとデメリットをよく説明して、あらためて両者を天秤にかけていただきます。 背中を押して欲しい人の背中は敢えて押さず、押さなくても自ら歩き出すのを待つ「太陽政策」です。 少々消極的な手法なので、やっぱり悩み続けることになる方もいますが、まあそれは、しょうがないのです。 |
菅首相が突然、もう総理大臣やめたっ!
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- 2021/09/03(Fri) -
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菅首相が突然、自民党総裁選に立候補しないことを表明しました。つまり総理大臣を退任すると。
これまで菅政権の政策を批判し続けて来た野党などは、こんどはこの時期の退陣は無責任だと批判しています。 でもコロナ対策に専念したいっていうんだから、仕事を投げ出すわけじゃないし、ま、いいじゃないですか。 誰がやっても難しい時期の政権でしたが、それにしても菅氏には、国民に訴え伝える力が足りませんでしたね。 質問には、まともに答えずはぐらかす。まっ直ぐで誠実な発言など、菅氏の口からは聞いたことがありません。 コロナ禍という国難のなか、最悪の政権支持率で首相を入れ替え、そして総選挙に向かうことになります。 このタイミングでの政権交代は、私は望みません。野党だって、いま政権を運営できる力はないでしょう。 自民党の中の、誰か行動力・発信力のある方が、前例の踏襲にこだわらない政策を断行していただきたい。 また次の首相にはぜひ、真摯な態度で国民に向き合い、自分の考えを自分の口で誠実に伝えて欲しいものです。 パンデミックにおいてはまた、科学的な態度が大事です。専門家の意見やデータをないがしろにしないこと。 こんな特殊な状況下では、たまには理系の頭を持つ人もいいと思うんですけど、誰かいますかね。 調べてみたら、岸田・石破・河野・高市・野田・茂木・小泉・下村、全員文系大学出身でした。やっぱり。 |
赤影(赤い冷蔵庫)参上!
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- 2021/09/02(Thu) -
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冷蔵庫を買い換えました。
わが家のLDKでは十年来の同僚であったテレビ君が先日引退し、ついに冷蔵庫にも世代交代の時が来たのです。 以前から、野菜室の気密性が悪くて低温が保てず、そこはもっぱらビール室になっていました。 製氷機も故障して使えないので、毎度毎度、スーパーのロックアイスを購入しなければなりませんでした。 ドアの締まりが悪くて、最後まで手を添えて扉を締めなければ、しばしば半ドアになってしまいました。 どの不具合も致命的ではありませんが、この際、最新式の(?)冷蔵庫に買い換えることにしたのです。 電器店に行くと、1台の赤い冷蔵庫が目にとまりました。売り場では、赤いのはそのシャープ製だけでした。 他の製品のカラバリもチェックして回りましたが、なぜか他社は赤い冷蔵庫を作っていないようです。 そして家人は、性能よりも機能よりも、ただ色が赤いというだけで、その冷蔵庫に即決したのでした。 幸いその冷蔵庫のドアは、軽々と閉じます。これでもう半ドアなしです。それどころか、電動で開きます。 扉には液晶画面がついていて、ネットにもつながり、大声で色々と喋ります。なかなか面倒くさそうです。 他の家電とも連携し、たとえば洗濯が終わったことを冷蔵庫が教えてくれるそうです。意味不明です。 どのメーカーも冷蔵庫には、機能や容量や操作性のほか、エコやネットワークにも力を入れています。 しかし何よりも、赤い外観にこだわる人間がいることを知っているシャープの、目の付け所はさすがです。 |
この機会に「名古屋スタディ」を取り上げるメディアはあるか
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- 2021/09/01(Wed) -
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名古屋市の河村たかし市長が新型コロナウイルスに感染したことが、今夜の話題です。
東京五輪で金メダルを獲得した選手の、その輝かしい金メダルに「ガブリ」とかみついた、無神経な御仁です。 あと1カ月時間がずれていたら、ウイルスだらけの唾液が金メダルに付着したのかと思うと、ゾッとします。 性格的にだいぶヤバい人だと私は思いますが、その河村氏で思い出すのは、「名古屋スタディ」でしょう。 HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)について6年前に行われた、国内初の大規模調査研究のことです。 名古屋市の、小学6年から高校3年までの女子に対するアンケート調査で、約3万人のデータが解析されました。 この調査の目的は、ワクチンの接種後に起きた「副反応」とワクチンとの因果関係を立証するためでした。 「薬害問題」に関心のある河村氏が、「ワクチン被害者団体」からの要望を受けて行ったものです。 被害者団体から提示された24の症状について、接種を受けた人と受けていない人での比較が行われました。 その結果、ワクチン接種の有無とそれらの「症状」とは無関係である、ということが明らかになりました。 当時私は、その結果を聞いて驚きましたが、いちばん驚いたのは被害者団体と河村市長本人でしょう。 画期的なその調査速報は、いったん名古屋市のサイトで公開されましたが、すぐに削除されました。 不都合な結果を認めたくない方面からの圧力によって、科学的な研究結果が事実上もみ消されたわけです。 結果の「生データ」は現時点でも掲載されていますが、それを踏まえた「考察」はなされていません。 さいわい、研究を主導した学者が独自に論文発表したので、名古屋スタディは日の目を見ることになりました。 それと同時に、河村市長や被害者団体の理不尽で非科学的な態度が、明らかになったのでした。 |
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