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運動不足をストレッチでごまかし中
- 2022/10/31(Mon) -
誰かに噛まれたわけでもないのに、数日前から小指が痛みます。左第5指の先端に、力を加えると疼きます。
この痛みはたまに起きます。当ブログ内を検索してみると、9年半前にも同じ症状のことを書いていますね。

おぼろげな記憶を頼りに過去の出来事を探し出せるので、捨てたものじゃないですね、私のブログ習慣は。
(いま「ブログ習慣」と書いた部分は、「シジミ習慣〜」のメロディーで読んでください)

以前悩まされていた手首の腱鞘炎(マウス腱鞘炎)は、トラックバッドを使うようになって改善しています。
ま、それ以前に、手首の腱鞘内に特殊なステロイドを注射したのですが、ともかくぶり返していません。
なのでいろんな人にトラックバッドを薦めるのですが、多くの方はマウスがお好きなようです。

ちなみに「腱鞘炎」で検索すると、過去20回ほどこのブログで書いてますね。だいぶ苦労したようです。
ついでに「ギックリ腰」で調べると、8件ヒットしました。ギックリ腰はともかく、腰痛はずっと続いてます。
「肩こり」は5件(自分の肩こりの話は4件)のみ。長い間毎日苦しんでいるので、もうネタにもなりません。

以前「初老」について書いたことがありますが、調べてみたら7年前の記事でした。そんなに前でしたっけ。
そのときにも書いた体力や記憶力や知覚機能の低下は、あれからさらに7年も進行してしまったわけですか。
どうりで、カラダのあちこちが悲鳴をあげるはず。とくに、腰痛と肩こりは完全に常態化しています。

と、納得してはダメなわけで、節々の不調の元凶が運動不足であることはわかってるんですけどね。
最近始めた寝る前のストレッチは、わずかながらも効果がありそうです。とりあえず、そのあたりから。

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間隔を気にせずインフル接種できるのは楽
- 2022/10/30(Sun) -
コロナとインフルのワクチン接種を進めていますが、接種を希望しない人も多く、その理由は様々ですね。

(1)新型コロナワクチンを接種したくない理由
・不信:もともと打ちたくない、途中から(副反応に懲りて)打つのをやめた、KMBのワクチンを待ちたい
・不要:自分はコロナには罹らない、もう罹った、どっちみち罹る
・誤解:オミクロン株対応ワクチンを打ちたい、え?、もう対応してますか

(2)インフルエンザワクチンを接種したくない理由
・不要:打ったことがないけど罹らない、打ったけど罹ったことがある、去年も打ったけど流行しなかった
・負担:(無料のコロナに比べると、インフルの料金が際立つ)

当院の現状では、新型コロナワクチンよりもインフルエンザワクチンの方を、圧倒的に多くの方に接種中です。

両者の接種間隔の規定が撤廃されたおかげで、インフルエンザワクチンの接種作業が本当に楽ですね。
もしもこの規則が継続していたら、予約時に確認するだけでは不十分で、接種前に再確認せねばなりません。
そして接種直前になって「ありゃ、今日はインフル接種できませんね」となるケースが続出するところでした。

コロナとインフル以外のワクチンは、従来通り2週間以上の接種間隔が必要というのも、実はオカシな話です。
必要に迫られて検討が行われたインフルだけが同時接種OKとなったのは、いかにもご都合主義。
とは言え、おかげで助かってます。できれば、他のすべてのワクチンへの適用拡大を願います。

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コロナの危機感は、あきらかに緩くなってます
- 2022/10/29(Sat) -
新型コロナ感染者の多くは、療養期間を自己管理しなければなりません。保健所が関知しなくなったためです。
そんな感染者からの相談で多いのは、発症7日後を過ぎたら本当にもう大丈夫なのか、という質問です。
「大丈夫」とはこの場合、もう他人への感染性はないのか、登校や出勤してもよいのか、という意味です。
私の回答は、「感染性はゼロではないので、高齢者などへの接触はあと数日は控えてください」となります。

国の「アドバイザリーボード」によれば、「発症後10日目までは感染リスクが残存する」と明記されています。
ただし「発症後7日目までが感染力が高い」ともあり、つまり「8日後以降の感染性は低い」のでしょう。

経過とともにウイルス排出量が減るので、マスクをしておけばほぼ感染性はないというのが、今の考え方です。
しかし逆に言えば、家庭内のような濃厚接触環境においては、やはり10日後までは要注意だということです。
つまり、療養解除となって通学・通勤を再開したとしても、自宅内での感染リスクはもう少し続くわけです。
ですが感染者の危機感は全般に低下気味で、家庭内での感染対策も以前よりも不徹底になっています。

自宅で行った抗原検査で陰性でも念のためにPCR検査を受けようという方も、今は少なくなりました。
なにしろ抗原陰性ならコロナ以外の疾患を考えることは、国が新たに示している方針にも則っています。
でもそのような、ずいぶんとゆるゆるのコロナ対策で、第8波をなんとなく乗り切ろうというのでしょうか。

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電子カルテの更新作業がようやく終了
- 2022/10/28(Fri) -
電子カルテの更新作業がすべて終わりました。開院以来最大の作業となりました。けっこう苦労しました
新バージョンにするためには、すべての端末のOSを更新せねばならず、端末自体の買い換えも必要でした。
サーバーと予備サーバーは既存のMacを使いましたが、6台のクライアント機のうち3台は、新規購入です。

その新しい3台のうち2台はMacです。OSは(ほぼ)最新の、「macOS 12 Monterey」です。
ところが更新作業後に電子カルテを立ち上げると、終了時に「予期しない理由で終了しました」と出ます。
電カルメーカーに訪ねたら、「OSが新しすぎると、そのようなアラートが出ます。問題はありません」だと。

たしかに電カルを最新OSで稼働させることは不安でしたが、新規購入したMacだとどうしようもないですね。

むしろ問題は、新しく買ったWindows機の方でした。こちらも最新OSの「Windows11」です。
初期設定から電カルソフトのインストールまでは順調でしたが、印刷がどうしてもうまくいきません。
ラベルプリンタをUSB接続、複合機をLAN接続したのですが、印刷時にプリンタが選択できないのです。
昨日からずっと試行錯誤した後、ようやく今日の午後に解決しました。問題は、OS(Windows11)でした。

環境設定の「Windowsで通常使うプリンターを管理する」のスイッチを、オフにする必要があったようです。

これがオンだと、Windowsが勝手に、よかれと思うプリンタを選んでしまうんですね。余計なお節介です。
Windowsユーザーなら難なく解決したかもしれませんが、Mac派の私が解決するまでには丸1日かかりました。
毛嫌いしてきたWindows機は、たまに作業をすると今回のようにトラブるので、やっぱり好きになれません。

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発熱外来とワクチン接種の、二兎を追えるのか
- 2022/10/27(Thu) -
「二類感染症患者入院診療加算」の、11月以降の再々々延長が決まりました。

新型コロナウイルス感染症の「発熱外来」に対する、診療報酬の加算措置の延長です。
前回はわずかに1カ月延長されただけでしたが、今回は大胆にも、2月末までの4カ月延長です。
さらに3月末までの、点数を減額した上での1カ月延長も決められました。
つまり、今後さらに延長を繰り返したとしても、減額された状態での延長となることだけは確実です。

今回の(11月の)延長には、発熱外来における一定の必要条件があります。
(1)今月新たに発熱外来を始めた
(2)発熱外来の対応時間を、以前よりも週に30分以上拡充した
(3)新たに、過去に通院歴の無い患者にも拡充した
(4)発熱外来枠を、週に8枠以上(=週に4日相当以上)確保している

なんかケチ臭い条件ですが、当院は元々(4)を満たしているので、なんの支障もありません。
しかし、発熱外来の対応時間には拡充を求める一方で診療報酬は減らすというのは、チグハグじゃないですか。

接種希望者が多いインフルエンザワクチンも、発熱外来との時間帯分離のために、接種枠が限られています。
最近では、土曜の午後は発熱外来を休止して、ワクチン接種専用にすることも増えました。
来月の2回の祝日を、コロナとインフルワクチンの接種専用日にする予定であることは、前に書いた通りです。
市民ニーズに応えようとすれば、いまは発熱外来にばかり時間を割いてはいられないのです。

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「必要悪」Windows機を買ってしまう
- 2022/10/26(Wed) -
私にとっては「必要悪」でしかないWindows機を、また一台買ってしまいました。だって必要だからです。

電子カルテ用の端末を「オールMac」にすると、先日決意表明したばかりでしたが、ここにきて断念しました。
当院の「ミニカルテ」を印刷するためのラベルプリンタが、どうしてもWindowsでなきゃ作動しないのです。
Macで「AirPrint」しようと考えていましたが、試してみるとオートカットがうまくいかないんです。
そのままでは印刷するたびにハサミで切る必要があり、事務の担当者には余計な作業を強いることになります。

世の中のPC周辺機器って、ことごとくWindows用に作られてます。だからMacで使える機器が少ないのです。
スマホやタブレットではApple製品がトップシェアなのに、パソコンではMacは今もマイナー勢力なのです。

お役所に提出する書類は、しばしばExcel文書。どうしてそういう風に、Mac利用者をいじめるんですかね。
Mac版Excelで作業しても、行ズレが起きたりマクロが働かなかったりと、けっこう苦労するんですよ。

いちおう言っておきますけど、Microsoft Excelは、元々はMac専用の(=Mac用だけの)ソフトですからね。
ところがそのMicrosoftがWindowsを開発してからは、Windows用Excelが本家になってしまいました。

ま、いいですよ。WindowsとMacの関係は、車で言うなら、国産車vsドイツ車、みたいなものですから。
そんな風に自分を慰めつつ、30年以上もMac一筋。特殊用途にのみ、Windowsを使っているのです。

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希釈するワクチンと希釈しないワクチン
- 2022/10/25(Tue) -
津奈木町の医療機関で、新型コロナワクチンを10歳以下の子どもに希釈せずに接種した事例が報じられました。
隣接する水俣市でも同様の過誤接種が報告されているとのこと。もちろん、この地域特有の話じゃありません。

オミクロン株対応ワクチンが出るまでの、従来株対応の新型コロナワクチンは、
(1)ファイザー:希釈して0.3ml接種
(2)モデルナ:希釈せずに0.25ml接種(初回接種は0.5ml)
(3)小児用ファイザー:希釈して0.2ml接種

これがオミクロン株対応の「二価ワクチン」になったことによる変化は、
(1)ファイザー:希釈して0.3ml接種 → 希釈せずに0.3ml接種
(2)モデルナ:希釈せずに0.25ml接種 → 希釈せずに0.5ml接種
(3)小児用ファイザー:希釈して0.2ml接種 (オミクロン株対応ワクチンなし)

さらに、0歳6カ月から4歳児専用のワクチンの接種も、やがて始まります。
(4)乳幼児用ファイザー:希釈して0.2ml

このように、ワクチンの種類・用量や調整の有無が、実に混沌とした設定になってます。もはやトラップです。
接種に従事している者なら誰もが、いつか何らかの形で過誤接種が起きると思っているはずです。

12歳以上用ファイザーが希釈不要になったことは歓迎しますが、ならば小児用も希釈不要にしてほしかった。
製造段階であらかじめ薄く作っておけばいいだけの話、じゃないんですかね。しらんけど。

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自宅ガレージの建築が佳境
- 2022/10/24(Mon) -
自宅のガレージを「改築」しています。いつか所有するであろう電気自動車(BEV)にも対応した設計です。

まずは、生垣やブロック塀を撤去して、それから、先週いっぱいで基礎工事が終わりました。
「このガレージ、狭いんじゃないの?」と感じたのは、その時点です。
「車、入るの?」「駐車するときに、支柱にぶつけない?」と心配になるぐらいに狭く感じました。

ところが今日、ガレージの骨格が建ち上がると、こんどはいきなり広く感じてきました。
「このガレージ、デカすぎないか?」「近所迷惑じゃないの?」と思うほど、巨大に見えてきたのです。

このような一種の錯覚は、一般の住宅建築の現場でも、よく感じることです。現にわが家がそうでしたから。
建物って、基礎工事の時点では間取りがとても小さく見えるようで、「基礎マジック」と言うそうです。
ところが外壁が出来上がると、こんどは豪邸にみえてくるから不思議です。
その後、内装がすべて完成した頃には、おおむね当初計画した通りの広さ(狭さ)に感じることになります。

たかがガレージと言うことなかれ。その実用面だけでなく、家の外観をも大きく左右する存在なのですから。
理想的には、家を設計する時点で最初から考慮すべきものですが、なかなか思い至らない部分なんですよね。

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迷信をわざわざ軽んじる必要はない
- 2022/10/23(Sun) -
休診日に院内で雑用をしていた時、突然訪ねてきたのは、高校から大学時代の友人の鹿嶋君でした。
長年勤めてきた会社を退職するにあたって、熊本の事業所に来たついでに、立ち寄ってくれたのでした。

彼は、焼き鳥屋で飲み食いしている最中でも、常に、その時点での会計金額を把握してるような人物でした。
「ズリ4、キモ4、ハツ6、つくね4、ビール4杯、白波4合やけん、いま3,820円」などと言ってのけます。
私にも似たような計算性癖がありますが、酩酊すると計算力が失われるため、彼のようなマネはできません。

彼は、新しいサンダルを買ったら、その裏を黒の油性マジックで塗りつぶすような人物でした。
夜に新しい靴をおろすのは縁起が悪いので靴底に墨を塗るとよい、という迷信を応用したものでしょう。

ヌサもとりあえずビール」と言ってたのも彼です。
たしか、大学入試か何かの大事な局面では、「方違え」を行っていたはずです。そんな古風な人間なのです。

私もいまだに、夜に爪を切ることができません。理論的には、風呂上がりに切りたいところですが、無理です。
いつも職場で爪を切ります。手をよく洗って、濡らして、爪をふやかしてから切るのが流儀です。
切った後は、専用のヤスリで研いで先端をなめらかにして、最後にもういちど手を洗います。

勤務医時代には、ほぼ毎朝、手術室で爪を切ってヤスリをかけていました。
もちろん第一には清潔のためですが、ゆっくり爪を切って丁寧に磨く作業って、精神が落ち着くんですよね。

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インフルワクチンと一緒に、日本脳炎ワクチンも接種しましょう
- 2022/10/22(Sat) -
熊本県内で先月死亡した70代の女性が日本脳炎に感染していたと、県が発表しました。
この女性が「日本脳炎で死亡した」と考えて良いのかどうかはわかりませんが、たぶんそうなのでしょう。

県内ではほかにも2人の感染者が出たようで、今年の現時点での国内患者5人の内3人が、熊本県内の症例です。
全国で毎年数人程度の希な発生ですが、西日本とくに九州に住んでいる者には、無視できない感染症です。

私の幼少期1960年代前半までは、毎年数千人レベルの患者が出て、しかも死亡率が高い恐怖の感染症でした。
当時の私は日本脳炎が本当に怖くて、蚊に刺されたらすぐキンカン(という薬)を塗っていました。
刺激の強いキンカンが、日本脳炎の「毒素」を中和してくれると信じていたからです。
もちろん、日本脳炎は蚊が媒介するウイルス感染症であり、刺された後でキンカンを塗っても無効です。

その後の国内環境の変化と我が国が開発したワクチンによって患者は激減し、現在に至っています。
しかしそのワクチンも、濡れ衣かもしれない副反応が原因で積極的勧奨接種が差し控えられた時期があります。

ひとたび副反応が起きると、感染症予防という本来の目的を忘れてワクチンを忌避するのが、日本人なのです。

ワクチンの製造法を変えてようやく接種の勧奨が再開し、未接種者を救済する特例接種制度もできました。
しかしそのようないきさつを知らず、ワクチン未接種のままで経過しているお子さんも、おおぜいいます。

インフルエンザワクチンを接種する今の時期、母子手帳の予防接種欄をチェックするのが私の仕事です。
そして日本脳炎ワクチンの未接種者・未完了者を見つけたら、なるべく同時接種をして帰っていただきます。
日本脳炎に限りませんが、定期接種が漏れているお子さんを、そのままでは放置できない性分なのです。

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返還は忘れた頃にやって来る
- 2022/10/21(Fri) -
厚労省から「不幸のメール」が届きました。だいぶ前に受け取った補助金の、一部の返還を求めるものです。

令和2年度インフルエンザ流行期に備えた発熱患者の外来診療・検査体制確保支援補助金」の返還です。
一見「インフルエンザ」という名前が付いていますが、もちろん新型コロナの発熱外来に対する補助金です。

「インフルの時期が来るけど、コロナの発熱外来のために時間を割くなら補助金出すよ」という制度でした。
発熱外来の時間を確保しておきながら実際はコロナ診療が行われなかったとき、その機会損失を補うものです。
したがって、実際にコロナ診療を行った場合には、補助金が差し引かれることになります。

当院は、目一杯「診療・検査体制」を確保すると概算請求し、請求した補助金の半額がまず交付されました。
残りの半額は、診療の実態に即した「事業実績報告書」を提出することで、精算されるはずでした。
ところが厚労省は、提出した報告書の精算額を無視して、当初の概算の残りの半額分を全額交付したのです。

きっと忙しかったのでしょうね、厚労省は。で、とりあえず多めに交付しときゃ文句は出ないだろうと考えた。
たしかに私にも不満はありませんでした。が、本来は返還すべき巨額な補助金が、宙ぶらりんになりました。
いつか急に返還しろという連絡が来るに違いないと、ずっと考えていましたが、それから1年以上たちました。

今日のメールは、「12/26までに返還してほしいけど、可能かどうかを10/26までに回答しろ」という内容。
さすがお役所。いくら時間がたっても、1円たりともウヤムヤにするはずがないですよね。
もちろん私は、「12/26までに返還可能」と回答しました。だって、早く精算して債務から逃れたいから。

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新型コロナワクチンの接種間隔が「3カ月以上」へ
- 2022/10/20(Thu) -
新型コロナワクチンの接種間隔の規定が、「3カ月以上」に短縮されることが決まりました。
厚労省のワクチン分科会がそのような結論に至った根拠は、
(1)有効性:臨床試験データで、接種間隔3〜6カ月での追加接種での中和抗体価の上昇が認められた
(2)安全性:臨床試験データで、接種間隔3〜6カ月での追加接種での有害事象は従来ワクチンと同様だった
(3)欧米での接種間隔は、米国では2カ月以上、欧州では3カ月以上と規定されている

高齢者らが年内に「5回目接種」を受けられるようにするのが目的だと、表向きは報じられています。
ですがその背景には、3回目や4回目の接種率の低迷があるのでしょう。そのためにワクチンも余っています。

当院かかりつけの方も、早く5回目を接種したい方と、もう接種しようとは思わない方とに二分されます。
概して、ご高齢の方ほど5回目を希望されるので、重症化予防が目的であるなら、それは理にかなっています。

私は5回目を接種するつもりですが、5カ月間隔なら来月中旬、3カ月間隔なら今すぐにでも接種可能です。
ですが結局は、オミクロン株(BA.4/5)対応ワクチンが接種できる来月中旬まで待つことにします。

来月は祝日が2回ありますが、いずれも、新型コロナワクチンとインフルワクチンの接種日にする計画です。
予約状況を見ると、コロナはボチボチですが、インフルの方はとても接種希望者が多くて枠がすぐ埋まります。
当初は気乗りしなかった「同時接種」も、むしろ積極的に推進しようかと、いま考えているところです。

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ジャーナリストか、コメンテーターか
- 2022/10/19(Wed) -
『羽鳥慎一モーニングショー』の玉川徹氏が、今日の放送で謝罪しました。降板はしないようです。
安倍元首相の国葬に電通が関与していると「事実に基づかない発言」を行った件による謹慎明けの発言です。

彼が今後どのように変わるのかは分かりませんが、たしかにこれまでは、憶測で語ることが多かったですね。
たとえば医療機関や医療従事者に関連して、怒りを覚えるような呆れたコメントを何度も耳にしました。
同番組を私は休診日(火・金)にたまに視聴する程度なのに、ほぼ毎回、無責任な発言にムカついていました。

かつては、疲弊した医療従事者を擁護する発言もありましたが、基本的には、理解が不足していますね。
少し聞きかじった情報を憶測で膨らませて、さも取材した事実のように声高に語るのが実に不愉快でした。

しかしそれで言うなら、もっとひどい政治ジャーナリストT崎氏がいますけどね。
彼が言うには、医療機関の「マイナ保険証」対応が進まないのは、過剰診療がバレてしまうからだと。
どのような取材に基づく発言かわかりませんが、医者全員がそうだと決めつける態度はとうてい許されません。

玉川氏は、「これからは現場に足を運び、取材をし、事実確認をして報告する」と述べました。
くれぐれも、都合の良い現場にだけ足を運び、都合の良い相手だけを取材することのないよう、お願いします。

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電カルソフト、絶賛更新中
- 2022/10/18(Tue) -
電子カルテの端末の、ソフトウェアの更新作業を進めています。
現有の、サーバー1台(Mac)、クライアント6台(Mac5,Windows1)のソフトをすべて、入れ替え中です。

2年前からの懸案でしたが、ここまで引っ張ってきたのは、旧バージョンのソフトでも困らなかったからです。
ところが電子カルテの業者から最近、そろそろ更新しないとサポートが難しくなると知らされました。
その期限は今月末。急な話です。大慌てです。

新バージョンにOSが追いつかないため、7台のうち4台は本体を更新します。残り3台は、OSのみ更新します。
新Macのうち2台は、実は令和2年度のコロナ対策の補助金で購入した物ですが、ずっと寝かせていました。
さらにもう1台、唯一のWindows機は、パステルカラーの新しいiMacに入れ替えることにしました。

プリンタとの関係でやむを得ずWindowsを1台だけ使ってきましたが、そんな不本意な状況ともおさらばです。
こんな風に、Apple製品を新たに買ったりOSを更新したりするのって、実は大好きな作業なのです。

そういえば、実家の母のガラケーも、サポート打ち切りを通告されています。スマホへの買い換えが必須です。
と思っていたら、大画面の「iPhone 14 Plus」が出ましたね。近いうちに母とショップに行ってみましょう。

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インフルエンザワクチンの集団接種
- 2022/10/17(Mon) -
インフルエンザワクチンの接種を、毎日粛々と行っているところです。これから来月一杯がピークでしょう。

当院で接種を行っている方を大別すると、
(1)専用サイトからネット予約をした方:これが大半です
(2)65歳以上の方の定期接種:多くの方が次の(3)の対象者と重なります
(3)生活習慣病等で毎月来院される方:定期受診のついでに接種を受けて帰ってもらいます
(4)定期接種で来院されるお子さん:希望者には、定期接種の際にインフルエンザワクチンも同時接種します
(5)近隣事業所の方への集団接種:当院に集団で来院していただきます

かつて当院では「出張接種」も行っていました。私とスタッフが近隣事業所に出向いて接種するものです。
しかしこれは、厳密には保健所に届出を出さなければならず、またスタッフには休日出勤を強いるものでした。
なので開院当初の数年感で出張接種はやめ、いまでは(5)のように集団を院内に受け入れるやり方です。

集団接種の良いところは、毎年ほぼ同じ顔ぶれなので、受付から接種の流れがスムーズであること。
接種料金は後日まとめての支払いにしているので、接種当日に金銭のやりとりがないこともメリットです。
近年、予防接種に積極的な企業も増えています。コロナ禍でなおさら、感染対策への意識が高まっています。

もう少し準備する期間があったら、コロナとインフルの集団同時接種を企画しても良かったと思っています。
よし、来年は同時接種作戦で行こう(もしも、来年もまだコロナワクチンを接種しているようであれば)。

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「義時=マイケル」的な展開
- 2022/10/16(Sun) -
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」はホントに、恐ろしいドラマです。
先週はひと休みして、共演者が裏話や見所を紹介していましたが、あんな特番はやめてほしい。
視聴者は、少なくとも私は、もうドラマの世界にどっぷりと入り込んでいるのですから。

劇中では敵同士なのに、プライベートでは仲良しなんですと談笑するのを見て、面白いはずがないでしょう。

北条義時が次々に敵を排除してくさまからは、『ゴッドファーザー』のマイケルの冷酷さを連想していました。
と思ってたら、三谷幸喜氏も義時をマイケル・コルレオーネとかぶらせたとNHKの番組サイトにありました。
私が三谷氏の記事をパクったんじゃないですからね。自分で思いついたんですよ、マイケルって。

それにしても今日の放送の、義時が実朝を屈服させたシーンには、ゾッとしましたね。
中国古代の秦の宦官・趙高が、二世皇帝の前に鹿を連れてきて馬だとして献じた場面を、思い出しました。
「いや鹿でしょう」と反論した廷臣らはみな、あとで粛正されます。

この先、義時が何をしていくのか、ある程度の予想はつくはずなのに、それでも想像を絶する恐怖を感じます。
まるで韓国王朝ドラマのように、きな臭くドロドロになっていくのか。大河にしては珍しい展開になるかも。

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いまのうちにインフルエンザワクチンを打ちましょう
- 2022/10/15(Sat) -
発熱外来の受診者は、明らかに減ってきています。
しかし日曜日に発熱外来をしている医療機関は少ないので、これまで通りに日曜の発熱外来は続けます。
そのかわり他の多くの医療機関も診療している土曜日を、できるだけワクチンの接種に充てることにしました。

というわけで今日は午前中に一般診療を、午後は約80人にインフルエンザワクチンなどを接種しました。
明日は午前中に一般診療を、昼休みにコロナワクチン、午後には発熱外来をすることになりそうです。

ちょっとした熱や風邪症状でも油断しないのが私の鉄則。これはコロナ禍で得た教訓です。
今日も、他院でインフルワクチンの接種を受けた後に発熱したお子さんに行った抗原検査が陽性でした。
ワクチンを接種した医療機関で感染した可能性を考えると、3密の回避はまだまだ重要だと思いました。

今シーズンはインフルエンザが大流行すると、専門家もメディアもみな、同じことを言っています。
さいわいワクチンの流通量が昨年よりもずっと多いので、接種予約の受け入れ数には余裕があります。

年明けには、インフルとコロナの同時流行が起きる懸念もあります。
コロナは自宅で診断し、インフルはオンライン診療を受けろと、国がまた無茶なことを言っています。
ですがたしかに、自宅でのスクリーニングをうまく使えば、一定の効果があるかもしれません。
でもそんなややこしい冬を迎える前に、まずはやれること=インフルワクチンの接種、でしょう。

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「マイナ保険証」で資格喪失後受診は防げる?
- 2022/10/14(Fri) -
報道番組は、「マイナ保険証」の話題で持ちきりです。
マイナンバーカードを普及させるために、国が保険証に狙いを定めたといいます。その側面はあるでしょう。
メリットは、利用者も医療機関もお役所も、全員が便利になるということ。まあ、コストを考えなきゃね。
デメリットだと思われているセキュリティの不安も、じつは思い込みにすぎないので大丈夫、という話。
つまりそんな具合にメディアにも、マイナ保険証への切り替えを後押しするような論調が目立ちます。

私がマイナ保険証の最大のメリットだと思うのは、保険証の資格喪失後受診を(たぶん)防げることです。

保険証には顔写真がないので、その保険証が本人の物かどうかを確認する手段がありません。
記載されている有効期限が適切であれば、もうそれ以上その人を疑うことはなく、診療を行います。

ところが、勤務状況や扶養関係等が変わって、実は被保険者資格を喪失している方が、時々いらっしゃいます。
うっかりなのか故意なのか、本来であれば使ってはならない無効な保険証を、そのまま提示されるわけです。
このような場合に医療機関は、資格喪失後受診かどうかを知るすべはなく、通常通り診療することになります。

そして2,3カ月後に保険者から「資格喪失後受診のため診療報酬は払えません」という主旨の通告が来ます。
性善説で保険証を信じて診療を行うと、時々こういう痛い目をみますが、ある程度は仕方ないと思っています。

マイナ保険証では、たぶん被保険者情報は随時更新されているので、資格喪失後受診はできなくなるはずです。
この点には期待しています。でもそれ以外の「便利になるところ」には、実はそれほど魅力を感じません。

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健康保険証は「マイナ保険証」へ
- 2022/10/13(Thu) -
健康保険証が廃止され、マイナンバーカードを用いた「マイナ保険証」に切り替えられることになりました。

かつてこのカードは、決して他人に番号を見せてはならぬと、厳しい管理を求められてきました。
ところがここに来てお役所は、マイナンバーカードは「持ち歩いても大丈夫!」と力説し始めています。
いまさら「マイナンバーを見られても悪用できない仕組みなのじゃ!」とは、いかにもご都合主義ですね。

医療機関はマイナ保険証専用のカードリーダーを設置しなければならず、その期限が来年3月に迫っています。
初期費用にはある程度の補助が出ますが、通信業者に払い続けるランニングコストは医療機関の負担です。
このシステムの普及率はまだ3割程度と言われています。かく言う当院も、やっとリーダーを発注した段階。

マイナ保険証は、患者さんが自分で受付のリーダーにカードを置き、顔認証か暗証番号で本人確認をします。
この仕組みだと、発熱外来での使用は不可能です。駐車場や隔離室での本人確認操作ができないからです。
駐車場や隔離室でマイナンバーカードをあずかり、さらに暗証番号まで尋ねることなどできません。
発熱外来でのマイナ保険証の運用はどうなるんだろうかと、私のいちばんの心配事はそれです。

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発生届と日次報告
- 2022/10/12(Wed) -
新型コロナの発生届は、数は減りましたが、今でもときどき届け出て(=HER-SYS入力して)います。
ところが入力後にしばしば、保健所から問い合わせが来ます。その症例は本当に発生届の対象なのかと。
まるで保健所が、私の発生届に難癖を付けて、なるべく届け出ないように指導してるように感じるほどです。

届出対象の4類型のうち、年齢(65歳以上)・入院の必要性・妊婦の場合は、何の問題もなく受理されます。
しかし基礎疾患を有する人の場合、コロナ治療薬か新たな酸素投与をしなければ届出の対象外です。
基礎疾患をいくつも抱えている方でも、64歳以下でラゲブリオ等の処方を希望してない方は対象外になります。

保健所から問い合わせが来るのは、私がラゲブリオ等を処方したことをHER-SYSに書き漏らした時です。
「先生の届け出たケース、発生届の4類型に入らないみたいだけど、どうなの?」
「あ、ラゲブリオ処方したことを書き漏らしてました〜」

発生届の制度は劇的に変わったというのに、HER-SYSの入力フォームがほとんど刷新されていません。
なぜ届け出たのか、4類型のどれに属するのか、それを明確にする入力欄がいちばん必要なのに、ありません。

届出対象外のケースの年齢別人数だけを報告する「日次報告」も、ここだけの話、うっかり忘れがちです。
毎日集計され発表されている新規感染者数は、以前ほどの正確さがなくなっていることは確実でしょう。

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「運転免許更新」か「運転免許証更新」か
- 2022/10/11(Tue) -
「運転免許証の更新」という言い方が普通かもしれませんが、果たして更新するのは「免許」か「免許証」か。

更新するのは免許であって、その証(あかし)たる免許証じゃないんじゃないかと、私は思ってきました。
しかしこのたび熊本県公安委員会から届いたハガキには、「運転免許証更新のお知らせ」とありました。

う〜ん、たしかに、「運転免許証」は新しいものに切り替えられるので、「証」の更新にも一理ある。

最近は、ていうかだいぶ前から、更新期限は誕生日の1カ月後までです。
私の誕生日の1カ月後から逆算して、免許証を更新しにいくヒマがある最後の休診日が、じつは今日でした。
なので午前中のデスクワーク等を終えたら、すぐに美容室に向かいました。免許証の写真うつりのためです。
そして満足のいくヘアスタイルにしてもらった後に、そのまま運転免許センターに向かいました。

最大の難所はもちろん、免許証用の写真撮影です。毎回必ず不本意な写真になってしまいますから。
「マスクを外してください」「イスにすわって頭を後ろに付けてください」「赤い光を見つめてください」
立て続けにこの3つの指令を受け、なすがままに従っていたのでは、確実に、間抜けな顔になります。

なので今日の私は、体位、表情、覚悟が決まるまで、正面を向かない作戦で臨みました。
これは名案だと思ったのです。完璧に準備してから顔を上げ、ベストタイミングで撮影が行われましたから。
なのに、受け取った新しい免許証には、いつもと同じような中途半端な顔が写っていたのはなぜでしょう。

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生垣も塀もフェンスもない庭は、じつに開けっ広げで間抜けです
- 2022/10/10(Mon) -
自宅の庭の生垣が、すべて撤去されてしまいました。わが家はいま、衣服を剥がされた丸裸の状態です。

ブラインドカーテンをキッチリ閉めておかなければ、周辺道路からわが家のリビングが丸見えになります。
逆に愛犬花ちゃんは、リビングのカーテンと窓の間に入り、座り込み、往来を厳しく監視し続けています。
そして道行くすべての歩行者、自転車、二輪車、自動車、散歩の犬猫に対して、猛然と吠えかかります。

ところが不思議なことに、花ちゃんを庭に出してみると、すぐそばの道路を誰が行き来しようと吠えません。
まだ生垣があった頃には、庭を縦横無尽に走り回って、往来の人や車に向かって吠えまくっていたのに、です。

そうなのです。花ちゃんにとって、生垣の無い庭はもう家の外。外敵から守るエリアではなくなったのです。
かわって、自宅の境界線はリビングのサッシ。そこが現在の防衛最前線となりました。

さて今後、屋敷の境界には角度付き格子のフェンスを設置する計画で、現在基礎工事中です。
この、私が考えに考え抜いたプランによって、屋外からはリビングの方向が一切見えなくなるはずです。
裏を返せば、リビングからは往来がまったく見えなくなるということです。
そうなると花ちゃんはもう、リビングでは吠えません。防衛・威嚇活動の場は、再び庭に移ります。
犬はやっぱり、庭駆け回る姿が似合っています。

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今日は「ワクチンサンデー」
- 2022/10/09(Sun) -
「ハッピーマンデー」の前日の日曜日である今日、当院は「ワクチンサンデー」となりました。

連休中の日曜日のPCR検査は、時間帯によってはその結果が出るのが連休明けになってしまいます。
なのでこのところ連休中のPCR検査は、月曜(祝日)にまとめて行うことが多くなりました。
感染者の療養期間は検査日とは無関係に発症日で決まるので、検査が遅れることのデメリットもありません。

そのような理由もあって、今日は診療時間の多くをワクチン接種に充てました。
案の定、インフルエンザワクチンの接種希望者が多く、新型コロナワクチンと併せて約80人に接種しました。
もちろん、診療とインフルワクチン接種とコロナワクチン接種は、それぞれ時間帯を分離して行いました。
インフルとコロナの同時接種は、コロナワクチンの接種時間帯にインフルも接種する形で行いました。
間違いのないように同時接種を行うためには、これが最も安全確実な方法だと考えています。

今日のような連休はそう多くはないですが、じつは毎週の土曜・日曜でも同じような状況になっています。
土曜のPCR検査のほとんどが、やはり検査センターの都合もあって、その結果が出るのが月曜になるからです。
ならばと、この時期なので土曜日にインフルエンザワクチンの予約枠を作ったところ、すぐに埋まりました。

今月後半から来月にかけての土曜日のネット予約枠は、作れば作るだけ埋まってしまう状況です。
たぶん日曜日に枠を作ればそれ以上の瞬殺でしょうけど、発熱外来を優先するためにまだ枠は作っていません。
このまま第7波が収束すれば、来月は(第8波が来るまでの間に)ワクチン接種に力を入れる月になりそうです。

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粛々とワクチンを接種しています
- 2022/10/08(Sat) -
インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの接種が、なかなか複雑なことになりつつあります。

日頃のかかりつけの方には、ほぼ毎日、ご希望に応じてインフルエンザワクチンの接種を行っています。
それに加えて、ネットでも予約を受け付けており、明日も多くの予約が入っています。

その明日は、一般診療とインフルエンザワクチンの接種のほかに、新型コロナワクチンの接種も行います。
ワクチン接種と発熱外来は時間帯を完全に分離する必要があるので、明日はやりくりに苦労しそうです。

いま接種している、そして明日も接種する新型コロナワクチンは、オミクロン株(BA.1)対応ワクチンです。
これが来月15日からは、オミクロン株(BA.4/5)対応に切り替わります。当院への配分量も決まりました。

来月まで待てばBA.5対応が打てるのに、今BA.1対応を打つのか、という疑問を感じている方もいるでしょう。
そんなこともあってか、BA.1対応ワクチンの人気はあと一歩です。接種控えがあるのかもしれません。

さらに来月からは、0歳6カ月〜4歳児への新型コロナワクチンの接種も始まる予定です。
そのワクチンを接種する気があるか、医療機関への意向調査が昨日来たので、接種する旨を回答しました。
積極的に接種を勧めるつもりはありませんが、もしも希望者がいたら接種できるようにしておくためです。

乳幼児の場合、定期接種ワクチンの日程も立て込んでいるので、接種計画はけっこう複雑になりそうです。
新型コロナワクチンとインフル以外のワクチンには、2周間以上の接種間隔をあけなければならないからです。

さてインフルは流行するのでしょうか。コロナ(第8波)とインフルの同時流行が来ないよう祈るばかりです。

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自宅庭の工事開始
- 2022/10/07(Fri) -
自宅の庭とガレージの改築工事が始まりました。
生垣をフェンスに変え、屋根付きカーポートをシャッター付きのガレージに変えることにしました。

プリペットの生垣は、生き生きとした緑が鮮やかで、近所迷惑なぐらいに伸びが早いのが特徴でした。
ところが、激しく伸びる割には、そこそこにスキマがあって、愛犬花ちゃんの逃亡を許していました。
また、その根本付近の枝のトゲの飛び出しがひどく、花ちゃんが何度か目を傷つけることもありました。
今後、庭で孫が遊ぶ機会が増えることを考えると、生垣は危険物なのです。

計画しているフェンスは、角度付きの格子によって、屋敷外からはリビングの方向が見えない仕様です。
そのかわり、逆方向は丸見えです。理論上は完璧な目隠しになると思っていますが、少々実験的ではあります。
なお今日の作業で、生垣がすべて撤去されました。今後しばらくは、わが家は丸見え状態です。

車庫には電気自動車(EV)用の充電器を取り付けます。将来を見据えた先進的なガレージなのです。
自宅用の普通充電器には8kWと3kWがありますが、可能な限り高出力な充電器を取り付けるべきでしょう。
こういうときに都会のマンション住まいの方は、充電で苦労すると聞きます。田舎の一軒家で良かった。

街中のあちこちに急速充電器が整備されていて、50kWや90kWから150kWへと移行しつつあります。
とは言え欧米諸国に比べると、日本の「充電インフラ」は遅れています。

カタログ上は満充電で500kmほど走れるEVでも、実際のドライブでは300kmと考えた方が安全です。
途中での充電が保証されなければ、片道150kmのドライブしかできないということです。
いまEVを買うのは、若干見切り発車的な冒険ともいえるのです。でも、未来の先取り感はありますよね。

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「コロナ陰性」=「インフル陽性」と見なす
- 2022/10/06(Thu) -
「コロナとインフルの同時流行期の発熱者は、『コロナ陰性』=『インフル陽性』とみなす」

こんなバカげた方針を厚労省が打ち出そうとしていると、メディアが報じています。とても信じられません。
首相や大臣の会見や厚労省からの一次情報を見ないうちは、メディアの飛ばし記事だと考えたいぐらいです。

具体的には、発熱外来のひっ迫対策として次のような分業が検討されているようです。
(1)抗原検査「陽性」→コロナと診断、必要なら「発熱外来」を受診
(2)抗原検査「陰性」→インフルと診断、必要なら「一般医療機関」を受診

ことしの冬は新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念される、ということに異論はありません。
しかし、抗原検査でコロナ陰性ならインフル陽性とみなしタミフルを処方せよ、というのはひどい話です。

まさか厚労省は、世の中の発熱疾患はコロナとインフルしか無いと考えているのでしょうか。
それに抗原検査の感度は低く、「偽陰性」が多いことは誰でも知っていることです。
その陰性者を医師は「オンライン診療」し、インフルと診断し、タミフルの処方まで求められるとは。

とは言え、コロナもインフルも、低リスクで軽症の感染者であれば療養方針に違いはありません。
いずれにせよ、高齢者や重症化因子を持つ家族等には近づかないように行動することだけが重要です。

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スマホへの「USB Type-Cポート」の搭載義務化へ
- 2022/10/05(Wed) -
「USB Type-Cポート」の、スマホやタブレットへの搭載を義務付ける法案が、欧州議会で可決されました。
端末の充電器を共通化することで、電子機器の無駄を減らし、消費者の生活を楽にしようという目論見です。

これでAppleはついに、「Lightning」を卒業しなければならなくなりました。個人的には歓迎します。
しかし、私もiPhoneのUSB-C搭載を待ち焦がれてはきましたが、このEUのようなやり口にはムッとします。
EUというのはどうも、欧州外の大企業に対して、何かと難癖を付けて服従させようとするタチのようです。

でも考えてみると、少なくとも私の場合、iPhoneを充電するのも音楽を聴くのも、すべてワイヤレスです。
なのでポートも不要。そう考えるとAppleは、USB-C時代は短命に終わると踏んでいるのかもしれません。
そんな時にUSB-Cポートの「搭載」が義務づけられるのであれば、ある意味で時代錯誤かもしれません。

AppleのノートPC(PowerBookシリーズ)からは、かなり早い時期にEthernetポートが消えました。
Wi-Fiがあればいいという考え方ですが、PCを薄くスタイリッシュにするために外す理由もあったわけです。
iPhoneでも同じで、Lightningよりも大きなUSB-Cポートは、薄型化した本体への搭載が難しいのです。

かように、思い切って先進的でデザイン重視のハードウェアには、ときどき余計な苦労を強いられます。
電子カルテのサーバー機にはUBS-Cポートしかなく、Ethernet接続するためには変換アダプタが必要です。
セキュリティと安定性を考慮してWi-Fiを使わない私の古い気質がたぶん、時代に逆行しているのでしょう。

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「9価HPVワクチン」の定期接種への導入決定
- 2022/10/04(Tue) -
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の定期接種にようやく、「9価ワクチン」の導入が決まりました。。

HPVというウイルスには多くの「型」があり、そのうち何種類の型に効くワクチンかを示すのが「価数」です。
現在、日本で定期接種として使われているのは、GSKの「サーバリックス」とMSDの「ガーダシル」です。

「サーバリックス」は2価ワクチン。国内では最初に発売されたので、当院でも最初はこれを使っていました。
子宮頸部を意味する「Cervix」と、GSKの拠点があるベルギーの地名「Rixensart」を組み合わせた命名です。
最近よく耳にするGSKの帯状疱疹ワクチン「シングリックス」も、同じ語尾です。

「ガーダシル」は4価ワクチン。予防できるHPVの型を2つ増やし、尖圭コンジローマなどにも有効です。
子宮頸部の扁平上皮内病変(Squamous Intraepithelial Lesion:SIL)からガードするという意味の命名です。
当院では現在、他院で1回目にサーバリックスを接種した方以外は、ガーダシルがデフォルトです。

これら2つよりも高い感染予防効果があると期待されるのが、9価ワクチンであるMSDの「シルガード」です。
ガーダシルをひっくり返した命名、というよりもこちらの方が自然(SIL+ガード)。本命登場って感じです。
昨年から任意接種は可能ですが、かなり高額(3回で約8万円)なこともあり、当院ではまだ導入していません。

より有効性の高いワクチンがもうじき定期接種になる、となると問題は「接種控え」ということになりますね。
定期接種の対象(小6〜高1)なら、私は来年まで待っても良いと思いますが、それ以上の年齢はダメです。

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毎晩ビールを2,3本飲む方へ
- 2022/10/03(Mon) -
「毎晩3本飲んでるビールを2本に減らしましょうか」と患者さんに提案。翌月尋ねてみたら、
「2本に減らしました、500mlですけど」というのはネタではなく実話です。
「50ml減りましたね」と苦笑いするしかありません。

「診察室ネタ」は、個人情報の問題もあるので、当ブログにはあまり書かないようにしてきました。
せいぜい、冒頭のような人畜無害なエピソードぐらいです。

「2本のうち1本を、糖質オフビールにしてみてはどうですか」と提案することもよくあります。
ていうか私自身もこのところ、訳あって糖質オフを飲んでいます。
普通のビールに比べたらマズイですが、それでも、「アルコールオフ」よりは格段に旨い。
そして、色々飲み比べて見ると、わりと「飲める」糖質オフがありますね。これは研究の価値ありです。

毎晩2本か3本飲みますが、その1本目は本物のビール、2本目以降は糖質オフ、というのが通常のパターン。
仕事から帰って風呂に入って、それから最初に口にするビールは、旨い方を飲みたいじゃないですか。
で、多少アルコールが回って味覚が衰えた頃合いに2本目、という流れです。

と思っていたのですが、「空腹は最大のご馳走」というように、1本目のビールは何を飲んでも旨いのです。
なので1本目を糖質オフ、2本目に普通のビール、という順番の方が適切ではなかろうかと昨夜思いつきました。
ですが結局今晩も、1本目は旨い方を選択。だって1本目のビールって、その日のささやかなご褒美ですから。

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家電ハッキングは、どうしても大喜利になります
- 2022/10/02(Sun) -
「三菱の炊飯器に脆弱性が発覚 凶悪ハッカーによりご飯の炊き方を玄米モードに変更される恐れも」
こういったネットニュースが時々出てきて、笑わせてくれます。
おそらく事実は「三菱の炊飯器に脆弱性」の部分なのでしょうけど、それをいかに楽しく膨らませるかがキモ。

この手の話は以前からあって、そのたびにネットでは家電ハッキング大喜利が始まるんですよね。

「食器洗い機に致命的な脆弱性! 第三者に皿を洗われる危険性」
5年前、ドイツMiele(ミーレ)社の消毒機に脆弱性が発見されたと報じられたことを受けての、ネット見出し。

「ウォシュレットをハッキングされて、不本意なタイミングで尻を洗われる危険性」
そのときに私が思いついたネタです。どうしても、こういう方向になります。

「冷蔵庫が迷惑メールを発信?」
冷蔵庫が不正侵入され、サイバー攻撃の踏み台として使われていたことが、以前報じられた際には驚きました。

そういえば去年買ったわが家の冷蔵庫も、扉に液晶タッチパネルがあって、ネット接続できるタイプです。
しかし幸か不幸か、無線ルーターの規格が合わないので接続できず、現在に至っています。
なのでわが家の冷蔵庫が不正アクセスやDDoS攻撃の踏み台にされる危険は、いまのところありません。

「乗るたびに体重および体組成情報を世界中に一斉発信。体重計が文字通り踏み台か」
いま思いついたのがコレ。この手の大喜利ネタは、深刻度の低い馬鹿げたものほど好まれますね。

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開院15周年
- 2022/10/01(Sat) -
つるはらクリニックは、開院15周年を迎えました。
これもひとえに、皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます。

当院はこのところ、日曜・祝日にも発熱外来を行っている熊本では希有な医療機関、という位置づけです。
そのために、以前からかかりつけの方々が受診しにくくなっていることは、本当に申し訳なく思っています。

コロナ禍を経て思ったことは山ほどありますが、今日は記念日ですから「建設的」な話(妄想)を。

「改築するんですか?」と私が尋ねますから、皆さんは気の利いたプランを答えてください。はい、円楽さん。

(1)ドライブスルーで受付や会計ができるような、「循環型」の駐車場構造にする
駐車場は入口と出口が別々で一方通行。スルー部分は全部屋根付き。なんなら駐車場全体が屋根付きでもいい。
門前薬局との間のフェンスをとっぱらえると、絶対便利なんですけどね。法的には可能なのか?

(2)小さくても多くの隔離診察室を作り、各部屋には屋外から直接出入りできるようにする
隔離や検査を要する受診者が何人も来院すると院内では処理できず、今は駐車場を活用しています。
しかし、真夏や真冬や雨の日には、ひどい目に遭います。診察室がたくさんあればいいのにと、いつも思う。

もちろん改築の予定などありません。現有の設備でどのように工夫できるか、日々考えているところです。
16年目のつるはらクリニックは、そろそろ「本業」の方へ軸足を戻したいですね。よろしくお願いします。

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