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感染者は減っても、発熱外来は必要です
- 2023/04/30(Sun) -
連休2日目。発熱外来受診者は31人。そのうちコロナ検査(NEAR法)実施者19人。陽性3人(16%)でした。

この3人の周囲にコロナ感染者はおらず、うち2人は、最初はコロナ検査をするつもりはなかった方です。
検査をしなかった12人の中にも、コロナかもと思う方が何人もいましたが、検査の無理強いはしませんでした。
「5類化」目前のいま、コロナの疑いがある人の診断を絶対確定させる必要性は、もはや無いかもしれません。

「インフルなら薬があるけど、コロナは知ってもしょうがない」と言い放つ方もいらっしゃいます。
「そんなことはありませんよ」と強く反論する根拠もなく、結果的に検査率が低下しているのが現状です。

「連休中までは検査料が無料ですよ」と甘くささやいても、もはや乗ってくる方はほとんどいません。
そんな具合ですから、連休後(検査料有料化後)の検査希望者はほとんどいなくなるかもしれません。

熊本県の今日の新規感染者数は29人でした。実数報告が5/8に終了しても気にならないほど、少ない人数です。
とは言え、自分が感染しているかどうか知りたい方は、今後もなくなることはないでしょう。
高齢者と同居している方などはとくに、気になるところです。

抗原検査よりも確実なPCR検査などの遺伝子検査は、今後もどこかの医療機関が実施を続ける必要があります。
結局は、これまでの発熱外来のノウハウと設備を有する医療機関が、今後も担うことになるのでしょうね。

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コロナ転換期の大型連休
- 2023/04/29(Sat) -
世間はすでに、ウィズコロナ(コロナと共存)ですね。なんならポストコロナ(コロナ終了)気分でしょう。

「5類」化は連休明けからですが、経済社会の実質的な転換点は連休初日、つまり今日かもしれません。
どうせこうなるのであれば、コロナ政策の転換自体がもっと早くても良かったと、私でさえ思います。

感染者はまた増える可能性がありますが、「気にしない」「調べない」「把握できない」となるのでしょう。
今日も多くの発熱者が受診しましたが、検査希望者が少ないですね。ですが検査すれば陽性者がまだ出ます。

コロナ禍渦中の行動制限が正しかったのか間違っていたのか、もはや批評してもしょうがないことです。
欧米と中国の中間ぐらいのやり方で、いかにも日本人らしく注意深く辿ってきた3年間だったと思います。

圧倒的にダメだと思ったのは、ワクチンの開発力ですね。その意味でも日本はまだ、ワクチン後進国です。

日本の官僚は、何をするにも目先の損得を計算し、コスパを真っ先に考えたがります。
あるワクチンの定期接種化を検討する時には、その接種によって医療費がどれほど減るかをすぐ概算します。
その机上の空論にはしばしば恣意的な面があり、GOサインを出したい時、コスパの良い数字を導き出します。

ワクチン開発のような将来への投資は、短期的メリットがなくコスパが悪いので、力が入らないんですかね。
官僚のみならず、首相は学術研究を深めるよりも実践的教育を求め、野党も先端研究に理解のない国ですから。

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「うな丼発言」など、どうでもいい
- 2023/04/28(Fri) -
首相に爆発物が投げられたとの連絡を受けたのに「うな丼」を食べた谷国家公安委員長が、批判されました。

「(警察庁から電話があったけど)楽しみにしていたうな丼はしっかり食べさせていただきました」との発言。
これに対して野党は「緊張感がない」と辞任を求め、メディアも批判的に(面白おかしく)取り上げています。

はっきり言って、そんな発言など、どうでもいいことです。あなた(=野党・メディア)たち、ヒマですか。

政治家によくある失言は、差別発言など日頃から思っている「本音」を、うっかり口にしたものです。
その人の本心・本性が露呈したものなので、発言を撤回しても意味がありません。責められるべきです。

一方で今回のうな丼発言は、責められるものではなく、単にリップサービスとして口が滑ったものでしょう。
谷氏があらためて弁明発言をするとすれば、次のような感じでいかがでしょう。

「首相の事件を聞き、私はコトの重大さに身震いし、ただちに臨戦態勢を覚悟しました」
「ただ、移動の準備が整うまでの間に、腹ごしらえとして、食べかけていたうな丼はしっかり頂きました」
「それだけのことです。楽しみにしていたうな丼ではありましたが、緊張のために味がわかりませんでした」
「私が冷静に行動したことを示すつもりで、うな丼発言をしたのですが、曲解されてしまい不本意であります」

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新型コロナの「5類化」が正式決定
- 2023/04/27(Thu) -
新型コロナの感染症法上の位置づけが、5月8日から「5類」に移行することが正式に決定しました。

さらに、空港等での水際対策の解除は、連休初日の4月29日に前倒しする方針のようです。
帰国時の混雑対策としてだけでなく、連休を利用して社会・経済の活性化を早めようという狙いでしょうか。

その一方で、おもに高齢者などを守るために、また来月からワクチン接種の新シリーズが始まります。
熊本市では先週から接種券の送付が始まり、今週は接種券を受け取った方からの予約が入り始めています。

当院では今回も、当院での接種歴がある方に限定して、電話か窓口で予約を受け付けています。
そのようにする理由は、ネット等での予約が不得手なかかりつけの方に、確実に当院で接種を行うためです。
ワクチンの供給量が限られているために、当初からずっとその方針で接種を行ってきました。

モデルナに限れば、ワクチンは十分に確保できるので何人にでも接種出来ますが、いまさら手は広げません。
当院での接種が初回の、それどころか来院自体が初めての方への接種は、受付や確認等に時間を要します。
その時間があったら、まず、かかりつけの接種希望の方全員に、ご希望の日時に接種をしたいのです。

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インフルはまだ、くすぶってます
- 2023/04/26(Wed) -
インフルエンザは、コロナ禍になってからの2シーズン、ほとんど流行りませんでした。
その原因はさまざまに説明されましたが、本当のところ、よくわかりません。
今度こそ大流行だと騒がれた今期も、例年の3分の1程度の小流行に終わりそうな気配です。

熊本でも、警報レベルに達しないままピークアウトし、いま定点あたりの報告数は2を切っています。

とは言え、近隣の小学校では、現時点でもまだ2つの学年でインフルエンザによる学級閉鎖が見られます。
しかも最近はB型も目立つそうで、当院でも今日は、A型もB型も出ました。
1月頃の流行でA型に罹った子どもたちが、こんどはB型に罹るケースもあることでしょう。

5月には定期学校検診を予定していますが、学級閉鎖や学年閉鎖ともなれば、日程調整が必要になります。

最近のコロナとは異なり、インフルエンザはたいてい高熱が出ます。
発症直後から39度以上の高熱になった方は、比較的早いうちにインフルエンザの抗原検査で陽性が出ます。
しかし38度程度の熱の場合、半日以上経過しないと陽性が出にくいことは、経験上わかっています。
ウイルス量やその活動性に相関して発熱するのでしょうから、この経験則は理論的にも説明がつきます。

大型連休中に発熱外来が混み合う可能性を考慮して、十分量の検査キットを確保して準備しています。
コロナの「第9波」のことばかり話題になりますが、その前に、インフルエンザがどうなるか、でしょうね。

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寒暖差が辛い日々です
- 2023/04/25(Tue) -
雨のしょぼ降る、肌寒い一日でした。つい先週、BBQをした日はかなり暑かったんですけどね。
その雨が降り止んだ合間に、黄砂で汚れた愛車を洗っていたら、途中から小雨が降り出して体が冷えました。
帰宅後すぐ、熱い風呂で体を温めたかと思えば、こんどは冷たいビールをいま飲んでいるところです。

「熱い、温かい、冷たい」と「暑い、暖かい、寒い」の使い分けは、いまさらここで書くまでもありません。
まとめるなら、体の部分や心で感じるのが前者、体全体で感じるのが後者だと、おおむね理解されています。

「熱い」人と言えばたいてい好意的な表現ですが、「暑い」だと逆のニュアンスがありますね。
「冷たい」言葉は人の心を刺しますが、オヤジギャグは受け手の全身に影響するので「寒い」のでしょう。

「このところ寒暖差が大きいから風邪を引いただけです」と、コロナやインフルの検査を拒む発熱者がいます。
たしかにそうでしょうとも。間違いじゃありませんが、少し説明をして理解を深めていただきます。

寒暖差で体力が奪われ、免疫力が低下したせいで、おそらくウイルス感染症に罹ったんじゃないですかと。
そのウイルスが風邪のウイルスかコロナのウイルスかは、もはや確率の問題です。症状では区別がつきません。

とは言え、ひと頃は8割を超えていた当院発熱外来のコロナ陽性率も、今は1割弱程度に下がっています。
高熱の子どもが多いですが、そのほとんどがコロナでもインフルでもアデノでもない、名も無い風邪です。

このように陽性率が低下し、しかも来月から検査の公費負担がなくなるなら、検査数自体が激減しそうです。
8月頃には「第9波」が来ると予測されていますが、「だから何?」みたいな世の中になるのかもしれません。

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フライト記録
- 2023/04/24(Mon) -
航空旅行ファンと自認するからには、自分が搭乗したフライトデータをきちんと記録しなければなりません。
ところがその保存方法で、実はまだ試行錯誤中なのです。

航空券の予約段階から、日時や便名や座席や支払い等のデータを記録しているのは、Macの表計算ソフトです。
搭乗時には、気付いたことや感想や機長の名前などを、iPhoneの「メモ」アプリに書き込んでいます。
空港や機窓からの写真はiPhone13 Proで、タイムラプス動画はiPhone11 Proで撮っています。
実際の出発/到着時刻や搭乗機材のデータや航空経路などは、あとで調べてMacのデータベースに記録します。

このように、様々なデータが複数のデバイスに別々に保存されていることが、実はずっと気になっていました。
そこで最近、ていうか今月から、データベースを効率的にリアルタイムで編集・構築するやり方に変えました。

まず、搭乗前までに「メモ」アプリの「フライト記録」フォルダ内に、日付と便名のメモを作っておきます。
撮った写真や書いた文章もすべて、機内にいるうちにiPhone上で編集して、「メモ」の中に格納していきます。
フライトの細かいデータ(機材の登録番号等)も、できる限り搭乗中に調べて記入します。
Flightradarの飛行経路画面は、いったんスクリーンショットを撮った後に、メモにコピーします。

あとは帰宅後に、または空港ラウンジで、メモの内容をすべてMacのデータベースに移植すれば完成です。
さて、このように構築したフライトデータベースが、いったい何の役に立つのか、ってのは言いっこ無しです。

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大型連休中の発熱外来
- 2023/04/23(Sun) -
連休中に発熱外来をしますか、みたいな調査依頼が、熊本市と熊本県から別々に届きました。
両者ほぼまったく同じことを聞いてきたので、いったいどういう了見なのかと、県に問い合わせてみました。
すると県の担当者は、ほう、市でも調査してるんですね、みたいにとぼけるので、確認をお願いしました。

実際には、市の調査に回答すればそれで良いのでしょうが、県の担当者の認識不足がどうも気になりました。

コロナ行政が転換期を迎え、お役所もたいへんです。全職員が全てを把握するのは困難なのかもしれません。
「5類」に変わるタイミングに合わせなくてもいいのに、いやそうだからか、ワクチンの接種も始まります。
幸いなことは、新規感染者数が、少なくともその報告数が、ひと頃よりは激減していることです。

連休中の発熱外来の混み具合がどうなるか予測は付きませんが、当院としてはこれまで通り診療するのみです。

むしろ気になるのは「5類化後」、つまり5月8日以降です。
なにしろこの日から、コロナ診療の公費負担が(一部を除いて)なくなります。自己負担が急に増えます。
支払いで揉めないためには、検査前いや受診前に、検査費用が3割負担であることを説明する必要があります。
予約の段階でこれを説明すれば、検査を断ったり受診自体をキャンセルする方も増えるかもしれません。
逆に言えば、連休中が公費負担のある最後の期間となります。まさか「駆け込み検査」ってないでしょうね。

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機内は忙しい
- 2023/04/22(Sat) -
飛行機に搭乗するや否や、すぐに窓から外の風景の写真を撮り始める、飛行機初心者みたいな人がいますね。
離陸前のタキシングの段階から動画撮影に入り、離陸して上空に達するまで、ずっと撮り続けていたりします。
上空でも、何が珍しいのか、機窓の風景を何枚も何枚も撮影して、ずっと忙しそうにしている人がいます。
すべて、私のことです。

数年前に、那覇空港で離陸前後の機窓の風景をタイムラプスで撮影したら、とてもよい動画が撮れました。
初めてのタイムラプスでしたが、いまだに、これを超える出来の動画が撮れません。ビギナーズラックです。
でも、もっと良い動画を撮ろうと、飛行機に乗るたびに、雨天と夜以外はタイムラプスしているのです。

離陸後しばらくは、その動画の編集作業に追われます。傾きを補正し、適宜トリミングして仕上げます。
なんならMacBookを立ち上げ、さらに精密な修正作業など追加したりします。

機窓には常に目を配り、形の良い雲でも現れたものなら、慌てて写します。真夏の入道雲が私の大好物です。
雲が途切れたと見れば、こんどは陸地や島の写真を撮り、それもまた編集したりと、休む暇がありません。

機内では、機長の次に忙しくしているのが私です。窓側席に乗ると、どうしてもこうなります。

眼下をウネウネと流れている川を撮影し、何川だろうかとFlightradarとGoogle Mapを駆使して調べます。
なるほど最上川か。写真を選んで加工作業。そうこうするうちに次の川。これは阿賀野川。作業は続きます。

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「快適な空だけの旅」
- 2023/04/21(Fri) -
所用を終えて、さらに諸事情も考慮しつつ、札幌から那覇経由で熊本に戻ってきました。
航空旅行ファンは、時間の許す限り空港または機内に居たいので、このような経由便を選ぶことになるのです。

ANAの機内誌「翼の王国」が、同社創立70周年を機に、昨年10月にリニューアルしました。
その中に、パラダイス山元氏の『快適な空だけの旅』というエッセイが連載されています。
テーマは「飛行機に乗ること」の楽しみで、色んなエピソードを交えて面白く語られています。たとえば、
・とくに用事が無くても、一日中延々と飛行機に乗る。
・誕生日には、ただひらすら離陸着陸を繰り返す旅に出て、浮遊感・高揚感を味わう。
・空港に着いてから、行き先を決める旅もあり。あえて悪天候の目的地を選んだりする。
・純粋に飛行機に乗りたいとき、羽田–新千歳を1日で3往復したりする。

「ただ飛行機に乗って、何が楽しいのですか?」という質問を受けることがあります。
ではお尋ねします。「ドライブが趣味の人って、何が楽しいのでしょう?」
ドライブで楽しいのは、第1に運転と移動そのものです。観光や買い物をしたとしても、それはオマケです。

飛行機を操縦しなくても、客席で感じる加速減速や揺れや振動や轟音は、パイロットとまったく同じでしょう。
チェックインから保安検査、搭乗手続きや特殊な機内環境など、独特の非日常的体験をすることにもなります。
航空旅行は、航空機の「後部座席」に乗ってフライトを楽しむ趣味として、認知されてもいいと思うのですが。

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北海道だけ寒い日
- 2023/04/20(Thu) -
所用により、札幌に来ています。こちらの気温はいま9度です。寒いです。今朝は4度だったそうです。

しかし北海道を除くと、今日は日本中が暑かったみたいですね。
事情により、熊本から沖縄→羽田を経由して札幌入りしたので、寒暖差に翻弄されています。自業自得です。
問題は服装です。夏用のシャツとジャケット(麻)を羽織って来たのは、正解のような、失敗のような。

さて、食レポです。
ラーメン。日頃九州では「とんこつ」が標準なので、たまに食べる北海道の味噌ラーメンは新鮮ですね。
海鮮丼。間違いなく美味い。ただし、時間が無いので空港内の店で済ませました。でも美味い。
ビール。熊本で飲むときでも、業務用の生ビールは「サッポロ」がいちばん旨い気がします。缶ビールは別。

今朝の熊本空港は人出が少なく、保安検査は行列ゼロでした。
制限区域内の(フードコート風の)店舗も、利用している人はほとんどいませんでした。
先月顔なじみになった店員さんも、実は本店からの応援だったらしく、今日はもういませんでした。

今後、旧国際線ターミナルのところに新たにビルができて、そこに制限区域外の飲食店ができるようです。
それまでは暫定的に、制限区域に到着客が入れるようにすれば、もう少し賑やかになると思うんですけどね。

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特典航空券の楽しみ
- 2023/04/19(Wed) -
航空会社の「マイル」と引き換えに入手できる航空券を「特典航空券」といいます。
座席数は限られますが、早めに予約すれば、好きな路線のチケットが「無料で」手に入ります。
ただし、国際線の燃油サーチャージは別料金。いまはそれが、かなり高くなっています。

国際線の方がマイルの「うま味」が大きいのですが、今日は国内線の話。ご存じの方も多いとは思いますが。

熊本から羽田までのANAの特典航空券に必要なのは、時季によって異なりますが、今は片道6000マイルです。
時々セールをやってて、たとえば昨日までの1週間は3000マイルでした。往復でも6000マイルです。

マイルは、1マイル1〜1.7円に換算した買い物も出来ますが、特典航空券に換えた方が圧倒的にオトクです。

面白いことに、ユナイテッド航空のマイルをANAの特典航空券に換えると、工夫によってはもっと楽しめます。
熊本–羽田は5500マイル必要ですが、たとえば伊丹を経由する乗継便でも、全行程5500マイルでOKなのです。
乗り継ぎ時間がちょうど良い便を選ぶと、大阪でお好み焼き食べてから東京に行く、なんてこともできます。
もちろん復路は名古屋経由にして、セントレアの「まるや本店」でひつまぶしを食べて帰ることも可能。

この「乗継技」を使うと、熊本から沖縄に行くのに羽田を経由することもできます。トータル5500マイルで。
あるいは、熊本から札幌まで、伊丹と羽田を経由して8800マイルという、乗継三昧の旅も選べます。
飛行時間も乗継の手間もかかりますが、むしろそれが楽しいという(私のような)方ならうってつけでしょう。

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BBQは野外焼肉ではない
- 2023/04/18(Tue) -
このやたら暑い日に、当院スタッフを自宅に招いて、数年ぶりに「つるクリBBQ」を行いました。

ただしBBQ自体は、個人的にはすでに今月3回目です。やり始めると止まらないんですよね。
8年前に庭を改造して、耐火タイルのコンロ置き場も作ったので、自宅でBBQをするハードルが低いのです。
それに加えて、Weberのコンロは片付けが簡単(ていうかほとんど片付け不要)なので楽チンです。

単なる「野外焼肉」ではなく、私のBBQでは大きな具材を丸ごと豪快に焼き、切り分けて食べるのが基本です。
今日の「丸ごと」は次の品々。
(1)牛:トマホーク(背中の肋骨付き肉、巨大で厚い)
(2)豚:ベビーバックリブ(豚の背中の肋骨12本分のかたまり、デカい)
(3)鶏:丸ごと(コストコのやつ)
(4)ピザ:直径41cm(コストコのやつ)
(5)その他:エビ・ピーマン・タマネギ・サツマイモ

ほとんどが以前に紹介したことのある具材ですが、コストコの鶏とピザは今回が初登場です。
参加者には、いろんな作業を分担してもらいました。BBQは、食べるだけじゃつまらないですからね。
牛も豚も鶏もピザもエビも美味でしたが、もっとも好評だったのは最後の焼き芋、っていうオチでした。

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コロナ感染者はジワジワ増えてますけど
- 2023/04/17(Mon) -
発熱外来の受診者はめっきり減りましたね、と書きたいところですが、このところ不気味に増えています。

3月1カ月間のコロナ陽性者(NEAR法)は、22人(検査数181人、陽性率12.2%)でした。
ところが、4月は今日までの17日間(実診療日13日)だけで陽性者は22人(検査数105人、陽性率20.0%)。
さらに、とくに昨日と今日では、26人検査して陽性6人(陽性率23%)と、ジワジワと増えている印象です。
この6人の年代は8〜43歳と、若い方が目立ちます。

最近のコロナは症状の軽い方が多い印象がありましたが、ここに来て、高熱の方が目立つようになっています。
4月の陽性者22人を見ても、熱が38度未満の方は5人だけでした。昨日・今日の6人は全員が38度以上でした。

ひところは、熱が低いからと言ってコロナじゃないとは限りませんよと言ってましたが、様相が変わりました。
今のコロナは逆に、また高熱が出やすくなってきたかもしれません。

最近の問題は、発熱していても処方のみを希望して、検査を希望しない方が多いことです。
おそらくこれは、世の中の感染者数が減っているし周囲に感染者がいない、というのがその理由でしょう。
ところが実際には、周囲にコロナがまったくいない、という方が検査して陽性が出ることが多いのです。
当院の4月の陽性者22人のうち、周囲にコロナ感染者がいた人は6人(27%)だけでした。

どこで感染したのか見当もつかないという人もいれば、そういえば同僚が熱を出していたという方もいます。
もはや発熱しても検査しない人が増えたため、感染ルートがわかりにくくなってきています。

このようにしてコロナは、ついに「普通の風邪」のように扱われていくのでしょうか。
当院のような発熱外来が、検査をして陽性者を一部あぶり出しても、社会的な意義は少ないのかもしれません。

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4月16日は「熊本地震の日」
- 2023/04/16(Sun) -
熊本市の防災基本条例によると、4月16日は「熊本地震の日」だそうです。
「災害の教訓等を次の世代に伝承するとともに、防災への関心及び理解を深めることを目的」としたものとか。
その条例が施行されたのが昨年なので、地震からずいぶんと「間」が空いたものですが、ま、いいでしょう。

7年前の今日、当ブログの冒頭で次のように書きました。
–––
「余震は、本震よりも規模が小さいのですね」と、昨日のニュース番組で、アナウンサーが尋ねたところ、
「もっと大きな地震が起きて、そっちの方が本震、前のが前震、ということもあり得ます」と某専門家が回答。
イヤなこと言うなぁ、と思ってたら、本当に、その通りになってしまいました。
本日未明の大地震は、熊本地域の全住民に、計り知れない恐怖をもたらしました。しかも余震が続きます。
–––

「前震」後も繰り返す余震に怯えながらも、いつかは収束するはずだと、当時の私たちは期待していました。
しかし「本震」の瞬間、その期待は打ち砕かれ、何かとてつもないコトが起き始めた恐怖を感じました。
気象庁や学者が「今回が本震だ」と説明しても、「それもまだ前震じゃないのか」と疑心暗鬼になりました。

日常を襲った前震もさることながら、避難と復旧の真っただ中を襲った本震には、一時は絶望すら感じました。
しかしそれでも前に向かうしかないと思い直し、余震もおさまり、平静を取り戻すことができたのでした。

規模だけでなく圧倒的な恐怖をもたらした意味で、本震の起きた4月16日こそ「熊本地震の日」なのでしょう。

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ブログ更新連続11年
- 2023/04/15(Sat) -
いわゆる「間の日」の今日、当ブログは連続投稿11年に到達。1日も欠かさず、11年間書き続けてきました。

もっと長期のブログも多数あると思いますが、写真無し文章のみの連続記録は、案外珍しいかもしれません。
誰かが新たに私の記録を追い抜こうとしても、私が書き続けている限りは誰にも抜くことはできません。
とは言え、当ブログもいつかは途切れることになるでしょう。その原因として想定されるのは、

(1)健康上の理由(病気、外傷、錯乱、昏睡、死亡など)
(2)技術的障害(Macの故障、通信障害、投稿サイトのシステム障害など)
(3)投稿不可能(拉致・監禁、天変地異、ミサイル直撃、日本沈没など)
(4)うっかり忘れ
(5)気力の喪失
(6)覚悟の上でのブログ終了

あり得るのは(2)で、怖いのは(4)です。いちばん正しい終わり方は(6)なのかもしれません。
そのためには、説得力のある理由を説明し、前もって終了日を告知する、いわゆる「出口戦略」が必要です。
たとえば、75歳になったらやめるとか(オイ、そこまでやるのか)。
なだいなだ氏の最終投稿は、亡くなったその日でした。そう考えると、(5)や(6)なんて甘いですかね。

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熊本地震から7年
- 2023/04/14(Fri) -
熊本地震から7年。
今朝、近所でサイレンが鳴り始めたのに合わせて、亡くなられた方々へ黙祷を捧げました。

記憶に深く刻まれた出来事でしたが、その後のコロナ禍によって、私の記憶の優先順位が少々ぼやけています。
医療従事者だからかもしれませんが、ひと言で言うなら、私の「喉元を過ぎた」ということなのでしょうね。

常に地震を「想定」して備える必要があることは、私だけでなくすべての日本人が肝に銘じているはずです。
ですが振り返ってみると、一度は備蓄を誓った水も非常食も、自宅にはいま何もないことに気付きました。

地震があと5,6年遅く起きていたら、コロナ禍とのダブルパンチの大災難に遭うところでした。
もしそうなら、避難所ではクラスターが相次ぎ、発熱外来の運営もままならなかったかもしれません。

明日地震が起きる可能性まで想定して準備できているのかと自問すれば、恥ずかしながら「否」です。
大地震が起きるたびにいつも、「まさかいま起きるとは思わなかった」と思ってしまうのでしょう。

最近買った電気自動車 (EV) は、そのバッテリーから自宅に電気を融通できるシステムにはなっていません。
もしも将来EVを買うなら非常用電源として使えるようにしようと、熊本地震の時には考えたんですけどね。

地震に対応した仕組みにしたことと言えば、自宅の洋酒を並べた棚に、念入りにチェーンを張ったぐらいです。
その棚を見るたびに、あの時の「熱さ」を忘れまいと反芻するのですが、そう思うだけなんですよね。

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「J-ALERT」の問題は空振りじゃない
- 2023/04/13(Thu) -
北朝鮮から今朝発射されたミサイルについて、「J-ALERT(全国瞬時警報システム)」が発出されました。

ミサイル発射を防衛省が発表したのは7時26分。J-ALERTが発出されたのは、その約30分後の7時55分。
今回はJ-ALERTで初めて、「日本の領土や領海への落下予測」が出されました。
その後、日本の領域への落下の可能性がなくなったので、約20分後に訂正(解除)されました。

この、J-ALERT発出から訂正までの顛末を野党は「正確性がないとオオカミ少年になる」と批判しています。
与党からも「本当にわが国の領土に落ちるような弾道の軌跡だったのか」と意見が出ました。

これに対して岸田首相は、「J-ALERTの役割を考えれば今回の判断は適切だった」と説明しています。
浜田防衛相も、「空振りに終わっても出し続けるのが絶対条件だ」と言っています。

私も、ある程度の空振りはしょうがないと思います。むしろ必要なら、果敢に発出してほしいと思っています。
でも問題はそこじゃない。そもそも、日本政府(官邸)は、J-ALERTの発出が遅いんです。

「ロフテッド軌道」の高高度ゆえレーダーから消失してしまい、確認に時間を要したといます。
しかしそうだとしても、発出まで約30分かけるのは遅すぎませんか。それで国民が守れるんですか。

政府は明らかに、空振りを恐れてますね。そのために、ムダな確認作業で時間を浪費しています。
こうなると、はたして本当のミサイル攻撃の時に、迅速にJ-ALERTを出しきれるのか心配です。
本番ではビビって声が出せなくなる、「逆オオカミ少年」になりそうな気がしてなりません。

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ヒノキ花粉と黄砂のダブルパンチ
- 2023/04/12(Wed) -
「黄砂に吹かれて」と題して黄砂の話を書いたのは、6年前の5月のこと。
今日は北海道から九州にかけての広い範囲で黄砂が観測され、明日は関東にも届くと予想されています。

中国内陸部の砂嵐が起源なので、広く拡散する前の中国国内では黄砂も高密度で、日本の比ではないでしょう。
北京では通常の大気汚染にこの激しい黄砂が加わって、悲惨な状況になっているようです。
しかしその汚染物質を加味した黄砂が日本に飛来してくるのですから、中国も余計なことをしてくれます。

確認のため、工藤静香の動画を見てみましたが、クセが強く音程が不安定だけど髪が長い、ていうのが印象。
その歌詞の、「あなたよりやさしい男も 砂の数よりいるのにね」という部分にも、引っかかります。
砂の数の方が多いに決まってるでしょう。ガンジス川の砂だけでも、恒河沙(10の52乗)といいますから。

いやそんなことよりも、黄砂の被害です。車が汚れるだの飛行機が飛べないだのよりも、まず、健康被害です。
そうでなくても、いまヒノキ花粉症の人がひどい病状に陥っています。喘息が出ている人も多いです。
そこへ黄砂が来ると大変。せっかく「脱マスク」が進行中ですが、今だけ少し、マスクを着けておきましょう。

などと書きながら、私が心配してるのは実は、車の汚れと飛行機の運航だったりします。
数年前、阿蘇山の噴火が原因で、航空便が多数欠航したことがありました。
私の搭乗便でも、「熊本に着陸できなければ福岡に向かうかも」とアナウンスされ、少々ドキドキしました。
たかが灰や砂でも、ジェットエンジンが吸い込むと大変なことになるとか。飛行機は「粉物」に弱いのです。

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コストコ通い
- 2023/04/11(Tue) -
「コストコ熊本御船倉庫店」に行きました。
オープンしたのは2年前。「3密」を避けるために行くのを我慢していたら、気が付けば2年経っていました。
もはや「3密回避」という言葉自体、あまり耳にしなくなりましたね。

実は、初めて行ったのは先週です。売り場の全体像がつかめず、パンだけ買って帰るという顛末でした。
今日は「経験者」と共に再チャレンジ。こんどは予定外にアレコレを買って買いすぎてしまいました。

ご存じのように、食品も日用品もすべてが「ビッグサイズ」。通販よりも安い商品も目立ちます。
割安だから買っとこう、この機会に買っとこう、せっかくだから買っとこう、そんな気持ちで買うんですね。

BBQ関連では、なんと言ってもビッグサイズの肉が豊富でしたが、冷凍肉が少なく、多くは冷蔵肉でした。
冷蔵肉の賞味期限を考えると、BBQ当日の朝か前夜に、買いに来るのがベストかもしれません。
私が愛用している「キングスフォード」の「チャコールブリケット(豆炭)」が、ドッサリとありました。
ただ残念なことに、BBQ関連グッズの品揃えがほとんどなく、その方面は明らかに手を抜いているようです。

というわけでコストコは、備品よりも消耗品を買いに行くところだという認識を新たにしたところです。
なのでこんどはBBQグッズの調達のために、コストコから帰ってからハンズマンに行く羽目になりました。

ハンズマンは、備品や小物の品揃えが豊富で繊細でしたが、肝心のキングスフォードがありません。
考えてみると、ハンズマンとコストコって、品揃えが意外とかぶってませんね。
なので当初計画(?)の通り、菊陽にコストコが出来てたら良かったのにと、今更のように思います。

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オンライン資格確認は、リアルタイム資格確認ではない
- 2023/04/10(Mon) -
「オンライン資格確認」を当院でも導入しましたが、これは「マイナ保険証」のためだけではありません。
従来の保険証でも、「オンライン」で被保険者の「資格」が有効かどうかを「確認」することができるのです。

このシステムによってたぶん、「資格喪失後受診」を防げるだろうと、私は期待していたのですが・・・

職場等が変わって被保険者資格を喪失している方が、うっかり、その保険証で当院を受診することがあります。
保険証に記載の有効期限の範囲内なら、医療機関としてはそれ以上疑わず、診療を受け入れることになります。
すると2,3カ月後に保険者から「資格喪失後受診のため診療報酬は払えません」という一方的な通告が来ます。

以前は、保険者の言いなりになって、診療報酬の再請求をしていましたが、今はそんなことしていません。
保険者からの理不尽な通告は拒絶しています。当院としては保険証の確認をしたのだから、当然でしょう。
すると今度は保険者が面倒な手続きを強いられることになりますが、そんなの私の知ったことではありません。

ある保険者は、マイナ保険証だと資格が有効かどうか確実にわかるんですけどね、と捨て台詞を吐きました。

ところが、です。オンライン資格確認では正確に資格確認ができないことが、本日判明してしまいました。
3月末で退職した方の旧保険証を、2日前にシステムで確認してみたら「有効」だと判定されたのです。
今日になってもう一度確認したら、こんどは「無効」でした。
つまり、保険証の有効性を判定する大元のデータが、退職の10日後になってやっと更新されたということです。

保険者に電話で尋ねると、職場から保険組合への連絡が遅れたようです、と他人事のような回答。
私はさほど驚きはしませんでした。リアルタイムで資格確認ができるなど、最初から期待してはいませんから。

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テレビの動物はみな外敵
- 2023/04/09(Sun) -
わが家の愛犬・花ちゃんは、何度も書いたように、とても優秀な番犬です。外敵を見つけると猛然と吠えます。

テレビに犬や猫が出てくると、タタタッと駆け寄り、両前脚をテレビボードに掛けて、激しく吠えかかります。
画面の生き物が、牛でも馬でもリスでもインコでも、分け隔てなく厳しく威嚇し、唸りながら吠えます。
なのでリビングのテレビには、花ちゃんの唾液が無数に付着しています。

散歩中に道で出会った犬に吠えることはなく、あくまで、自宅を守るためにのみ吠えるようです。
リビングの窓から屋外に向かって吠えるのと同様に、テレビの画面は窓だと思っているのでしょうか。

テレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』では、しばしば番組冒頭に犬や猫の動画のコーナーがあります。
なのでオープニングテーマが始まった途端にテレビに向かって犬が吠え始めて困る、という視聴者がいます。
テーマ曲のあとで、犬・猫の動画が始まることを、賢い犬はすでに予測しているのです。

花ちゃんに至っては、ひとつ前の番組の最後の林先生の『ことば検定』が始まった時点で、もう吠え始めます。
モーニングショーが始まると、さらに激しさを増して、外敵が画面に現れるのを吠えながら待ち続けます。
なので、動物動画よりも先にウクライナ情勢とかの速報ニュースが始まると、ガッカリして引き下がります。
プーチンとかトランプは、花ちゃん的には敵とは見なしていないようです。

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新しい9価HPVワクチン、好評接種中
- 2023/04/08(Sat) -
孫がたまに家に来て、みんなで食卓を囲むことがあります。
よだれかけ、じゃなくて「スタイ」を着けてます。撥水性のある素材なので、汁物もガードできます。
なので「シルガード」って聞くといつもスタイを連想してしまうんですけど、この前置き要りませんかね。

9価HPVワクチン・シルガード9」の接種を、今月から当院でも始めました。希望者は徐々に増えています。
新たに接種を始める方や、1,2回目まで済んでいる交互接種の方や、キャッチアップ接種の方もいます。

新型コロナワクチンは、熱狂的とも言える接種ブームは過ぎ去りましたが、来月から新制度が始まります。
このワクチンの「功罪」がさまざま言われる中で、私はHPVワクチン接種への好影響を挙げたいところです。

HPVワクチンに対して日本人は、官民ともに過剰なまでの拒否反応を示し、接種を事実上中断させていました。
副反応を疑った事象が科学的には「シロ」だと判明しても、「火のない所に煙は立たぬ」と忌み嫌ったのです。

そこへ、HPVワクチンよりも明確な副反応が報告されている、開発されたばかりの新型コロナワクチンが登場。
副反応よりもコロナの方が怖いという、至極真っ当な理屈が多数意見となり、人々は接種に殺到しました。

ついに日本人も、メリットとデメリットを天秤にかけ、科学的で客観的な選択をすることができたわけです。

となると、ほぼ世界中で長い間使われているHPVワクチンも、いまさら忌避する雰囲気ではなくなりました。
筋肉注射にも慣れたし、最近登場した9価ワクチンによって有効性もアップしました。
毎年3千人が亡くなる子宮頸がんの怖さだって、前から日本人にはわかっていたはずなのです。

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今年度の初フライト
- 2023/04/07(Fri) -
飛行機好き「元少年」なので、今日もまた熊本空港を訪問、そして今年度の「初フライト」を楽しみました。
新ターミナルは先日見た通りですが、早朝に来たので開店していない店舗もあって少し残念な雰囲気でした。

しかし空港自体はとても混雑して賑わっていました。朝の7時前だとというのに、保安検査場は大行列でした。
家族連れがとても多く、昼休み最後の行楽を楽しむ人たちのようでした。

前にも書いたように、4月から保安検査や搭乗時にクレカが使えなくなったのは、やはり現実なんですね。
今日の私はしかし、ANAが推奨する通りにスマホの「QRコード」を使ったかと言えば、そうではありません。
チェックインカウンターで紙の搭乗券を発行してもらい、それを使って各ゲートの認証を行ったのでした。

以前から、保存用に紙搭乗券をもらうのが私の流儀でしたが、今回からそれを実際に使うことにしたのです。

保安検査場には特段の変化はなく、入口の機械から出る黄色い紙はまだ、廃止されていませんでした。
金属探知機を通る際にスマホを持つわけにはいかないので、黄色い紙は今後も必要なのかもしれません。

搭乗ゲートのピンクの紙も、まだあっちから出てきます。これはもう廃止してもいいんじゃないですかね。

今日は手荷物の預け入れはありませんでしたが、チェックインカウンターには立ち寄りました。
前述したように、航空旅行の記念として紙の搭乗券を保存するためですが、省資源に反するのは問題ですね。

そもそも考えてみると私は、書類やパンフなどは可能な限り、スキャンしてデジタル化して保管するタチです。
あえて紙の搭乗券を集めて保存するって、デジタル保存の原則にも反する行為でした。そろそろやめよかな。

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新型コロナの「5類」化と、医師の「応招義務」
- 2023/04/06(Thu) -
新型コロナの「5類感染症」への「位置づけ変更」に伴って、最近よく聞くのが「応招義務」という言葉です。

「診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」
医師法19条のこの規定が、応招義務の根拠とされています。診療拒否には「正当な理由」が必要なのです。

新型コロナはこれまで、特定の医療機関での対応が制度上求められていたため、応招義務の例外扱いでした。
「うちは発熱外来してませんので」という理由で、発熱者の診療を断ることができたわけです。

しかし5月8日からは、「新型コロナに罹患またはその疑いのみを理由とした診療拒否」はできなくなります。
加藤厚労相は会見で、このことを明言しました。コロナ診療に参画する医療機関の増加を目指すためです。

一方で加藤氏は国会では、動線分離できないなど診療が不可能であれば他院紹介をお願いする、と述べました。

結局、コロナ診療はそれが可能な医療機関が担うという、これまでとあまり変わらない形になるのでしょうか。
あるいは、動線分離等を厳格には守れない(守らない)医療機関も、コロナ診療に加わっていくのか。
たぶん後者。マスク装着義務も撤廃されたことだし、院内感染のリスクも事実上許容されていくのでしょう。


メディアでは「応召義務」という記載をよく目にしますが、厚労省の文書では「応招義務」を使っています。
当ブログでは以前は「応召」と書いてきましたが、本稿からは「応招」に切り替えました。

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クレカ搭乗不可の悲劇
- 2023/04/05(Wed) -
ANAのシステム障害は収まりましたが、詳細な原因が不明とすれば、今後の再発も心配です。

ところで昨日は、「私は特殊な場合を除いて、クレカ1枚で、どこでも通過してきた」と書きました。
すると早速、「特殊な場合」とは何だ、というご質問がありました。

それって、説明してもいいですが、かなり特殊な場合なので、誰の参考にもなりませんが、よろしいですか。

たとえば、日帰りで熊本から札幌に行く急用が出来たと、そう考えてみてください。
早朝にバスで福岡空港に行くとか、前夜のうちに羽田まで行っておくとか、そういう工夫は除外して考えます。

となると、熊本を早朝に出発する、熊本→羽田→札幌→羽田→熊本、という航空券を予約するのが普通ですね。
そんな日帰り強行軍を「普通」と言えるのか、というご指摘は受け付けません。

当然、羽田での乗り継ぎ時間は短いので、乗継専用エレベーターを使って、到着階から出発階に移動します。
その乗継口で搭乗券等のチェックを受けるわけですが、前述した旅程の場合だとクレカが使えません。
そのため現場で足止めを食らい、係員に手数をかけさせてようやく通過できた経験が、じつは2度あります。

同一日に、同じ空港で、複数回の乗継を行うと、クレカではどの回の乗り継ぎかわからないのが原因とか。
なのでその場合は、搭乗券など、次に搭乗する便のQRコードが必要になるのだといいます。
クレカだってそれまでの搭乗情報がわかるはずなので、この理由には少々納得しかねますが、しょうがない。

というわけで最近は、熊本→羽田→札幌→伊丹→熊本、のように、同じ経由地を通らないようにしています。
逆に言うと、一筆書き経路で乗る場合は、最初から最後までクレカ1枚でいけるんです。これはスマート。

と思ってたのに、今月からクレカ搭乗が全面的にできなくなったので、ひどくガッカリしているのです。

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ANAのシステム刷新と大規模障害
- 2023/04/04(Tue) -
ANAのシステム障害によって、昨日は55便が欠航し、今日までに2万人以上に影響が及んだようです。
春休み時期だっただけに、ビジネス客だけでなく家族連れも予定が狂ってしまい、大迷惑な話です。

おりしもANAは、4月から国内線の旅客システムを大幅に刷新したばかりでした。
「ANA Smart Travel」とか「手のひらANAはじまる」と謳って、さかんにCMしているアレですね。
そのシステム改変が今回のトラブルの原因かと邪推する人もいますが、どうやら無関係とのこと。

しかし関連性はなくても、新しいシステムによって私は不便になったので、今日は苦言を呈しておきます。

新システムの要点は、「オンラインチェックイン」を原則とし、認証を「QRコード」へ統一したことです。
ANAの狙いは、自動チェックイン機を全廃し、認証システム等も簡素化して、コストダウンを図ること。

利用客は空港に行く前に、自宅で(空港でもいいけど)スマホでチェックインを済ませておく必要があります。

保安検査と搭乗口での認証ではQRコードしか使えず、FeliCa搭載の「ICカード」は使用不可となりました。
私は特殊な場合を除いて、ANAカード(クレカ)1枚で、どこでも通過してきたのですが、それができません。

QRコードを表示させるのには、スマホか紙の搭乗券を使います。もちろんApple WatchでもOKです。
保安検査では、使ったスマホを手に持ったままでは金属探知機を通れません。トレーに乗せる必要があります。
搭乗口でも、あらかじめスマホでQRコード画面(ウォレット)をいちいち表示させなければなりません。

そんな手間がすべて不要なのが、クレカだったんですけどね。4月からはその利便性と快適性を失いました。
ANAは、今回とても便利になった風に宣伝していますが、快適になったのは利用客ではなく会社側なのです。

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坂本龍一さん亡くなる
- 2023/04/03(Mon) -
坂本龍一さんが亡くなりました。

最初に知ったのはYMOのメンバーとしてでした。79年のコンサートで、その姿を見ることができました。
当時は、テクノポップやフュージョンのミュージシャンとして、ややコミカルな人物かと思っていました。
でも聞いていくうちに、ジャズもできるしクラシックもすごい。とても多才な人だとわかってきました。

それどころか、その後の活動の広さと深さと創造性には、常に感服してしまうものがありました。
映画音楽もそうですが、私は坂本氏の学術的・教育的活動もまた素晴らしい功績のひとつだと思っています。

だいぶ前にNHKで、『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』という、いま思えば奇跡のような番組が放送されました。
さまざまなジャンルの音楽を、歴史的・学術的に掘り下げるのが趣旨でしたが、その教育的手法が面白かった。
とくに坂本氏がバッハ音楽、とりわけ対位法を徹底的に分析する映像は、バッハ好きの私には刺さりました。
いやバッハに限らず、古典派や現代音楽や、もちろんジャズへの造詣もハンパなく深く、教育熱心なんですね。

ミュージシャンというくくりには収まらない、芸術家でもあり教育者でもあり、創造者かもしれません。
年齢を重ねてきたからこそできる、ある種の破壊をも、今後の楽しみにされていたようでもありました。

ご冥福をお祈りします。

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「ゴービック」でGO!
- 2023/04/02(Sun) -
4種混合ワクチン」の定期接種の開始時期が、今月から「生後2カ月」に早まりました。
この混合ワクチンは、百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオ、の4種の成分を含有しています。

国内製品には、「クアトロバック」( KMB / Meiji )と「テトラビック」(ビケン/田辺三菱)があります。
クアトロバックは、「4」を表すイタリア語「クアトロ」と、ワクチンを表す英語「Vaccine」が命名の由来。
テトラビックは、4を表すギリシア語「テトラ」と、ビケン( BIKEN )の語頭を合わせたものだといいます。

当院でも、昨日は2カ月の赤ちゃんが、4種混合を含む5つのワクチンで「ワクチンデビュー」しました。
4種混合のほかには、ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎ワクチンの皮下注射と、内服のロタウイルスワクチンです。
大泣きさせながらチクチクと注射を4本接種し、最後にロタウイルスワクチンを飲ませる手順となります。

その注射本数を1本でも減らすべく、このたび「5種混合ワクチン」の製造販売が承認されました。
「4種」混合ワクチンにヒブワクチンも混合して「5種」混合。その名も「ゴービック( GOBIK )」!

「5」を表す「ペンタ」を使って「ペンタビック」かと思いきや「ゴー」ですか。「ゴーです」(郷ひろみ)。

まあなんにせよ、注射が1本減らせるので、赤ちゃんが泣く時間(痛みと恐怖の時間)を短縮できるのは朗報。
医療従事者側からしても、接種時間とワクチンを準備する手間も減り、理論的には過誤接種の確率も減ります。
なので解せないのは、名称だけです。ゴービック。その和洋折衷な重箱読みには、ビックりしたなぁ、もう。

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マイナ保険証とウィズコロナへの診療報酬改定
- 2023/04/01(Sat) -
「四月馬鹿」って、最近あまり言いませんね。昭和の頃は「エイプリルフール」と同程度に聞く言葉でしたが。

「ウソついてもいい日」にお知らせするのもナンですが、今日から当院の医療費が値上がりしたのは本当です。

「マイナ保険証」を持って来なかった人からは、「6点」ほど余計に初診料を頂戴しています。今日からです。
再診料だって、容赦はしません(ていうか、ルールなので値引きできません)。「2点」ほど頂いてます。
たとえマイナ保険証を持って来て一定の承諾が得られた方でも、初診料は「2点」高くなっています。

「オンライン資格確認」システムの維持費は、この6点や2点の「チリツモ」で工面することになります。
「一般名処方」に関連した加算も「2点」ほど、今日から増えています。

一方で、コロナ関連の診療報酬上の「特例」は、「五類」化へ向けて大幅に削減されていく方向です。
外来でも算定できる「二類感染症患者入院診療加算」は、昨日で終了しました。まだ「二類」ですけど。
コロナ患者への療養指導を行った場合に算定する「救急医療管理加算」は、5月8日から大幅減額です。
発熱外来の基本報酬であるコロナ疑い患者の診療で算定する「院内トリアージ実施料」は、8月で終了の予定。

このように診療報酬を削減していく一方でコロナを診る医療機関を増やそうというのは、少々無理筋ですかね。

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