透明な氷を作る
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- 2014/07/07(Mon) -
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たまには自宅で、スコッチのロックグラスを傾けてみたい。最近急にそんな気分になり、行動開始です。
準備すべきものは「好きなお酒」「素敵なグラス」「透明な氷」「旨い料理」「良い雰囲気」でしょうか。 このうち「透明で大きなロックアイスの作り方」について、今日は私の試行錯誤を披露しましょう。 あちこちのサイトを見て回ると、そのポイントは、おおむね次の2つに集約されるようです。 (1)不純物の少ない水を使う (2)ゆっくり凍らせる まず(1)。浄水器を通した水を煮沸させ、冷ましてから凍らせてみましたが、あと一歩、うまくいかない。 ならば、市販の「純水」を使えば良いのでは? さっそくAmazonで購入。PETボトル500mlで約100円。 問題は(2)です。家庭用冷凍庫のー20℃は温度が低すぎて、急激に凍ってしまうのが良くないそうです。 水の中に残っている不純物や空気が、氷結の過程で氷の中に残り、濁りの原因となるらしいですね。 製氷業者が大きくて透明な氷を作るときは、ー10℃ぐらいでゆっくり凍らせるとのこと。 では、透明で大きな氷を家庭で作ることはできないのかと言うと、方法はあるようです。 ネットで調べた限り、唯一と思われるそのやり方とは、水が全部凍ってしまう前に取り出す方法です。 凍り始めの部分には不純物や空気が含まれておらず、部分的に透明な氷ができる性質を利用するものです。 さっそく試しました。なるほどたしかに部分的には透明な氷ができます。しかし、何かスマートじゃない。 容器内の水をすべて、完全に透明な氷にしてしまいたい。そんな思いでこの数日、実験してきました。 そしてついに、ひらめいたのです。凝固点降下を応用すれば、容器をー10℃で冷却できるんじゃないか! 具体的にはこうです。 凝固点がー10℃になるように計算して塩水を作り、大きな容器に入れ、冷凍庫で凍り始めるまで冷やします。 これがまさに、ー10℃のプールとなります。その中に、氷にしたい純水のPETボトルを入れて冷やすのです。 どうです。アイデアでしょう。え、その結果はどうなったかって? 実はまさに今、実験中なのです。つい先ほど始めたばかり。結果が出るのは明日。また報告します。
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