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世界史と日本史
- 2014/08/18(Mon) -
日本学術会議は3年前から、日本史と世界史を統合した「歴史基礎」の創設を提言しています。
今年そのカリキュラム試案が公表されたそうですが、歴史が好きになるような教科にしてほしいものです。

「縄文弥生は詳しく、中世から急ぎ始め、現代史はプリント配り終了。そんな授業を小中高と3回繰り返す」
ちょうど1年前に日経のコラムが、日本史教育の問題点をこのように表現していました。座布団1枚です。

思えば、大化の改新とか鎌倉幕府とか、情報の少ない古い時代なのに、細かく習ったのでよく覚えています。
また、戦国時代や幕末は、著名な人物が数多く登場してドラマチックなので、興味深く学んだ気がします。
しかし、授業に時間を費やしたのはせいぜい明治維新まで。大正・昭和の歴史は、ほんとに駆け足でした。

イデオロギー的な問題があって、教えにくいから「はしょった」のか、と思いたくもなります。

世界史は、あっちこっちで物語が同時進行しながらも、それらが密接に絡み合う群像劇のように思えます。
このさい日本史も、この群像劇に組み込んでしまえと、そのような発想は悪くありません。
日本が世界と無関係であった時代はなく、両方を同時に学ぶことで理解が深まることは多いです。

たとえば古代史において、日本と同時代の中国の、その圧倒的先進性には脱帽するしかありません。

なにしろ日本が縄文時代から弥生時代に移り変わる紀元前500年頃、中国では孔子が仁を説いていました。
邪馬台国以前の、日本がまだ乱れていた時代、中国は秦が統一し、次いでが建国されました。
その邪馬台国ですら、魏志倭人伝に記述がなければ、ほとんど神話に近い存在です。

中世・近世になると、日本と中国との関係もまた変わりますが、近代・現代はさらに、複雑です。
日本の内外から同時に歴史を見ていく教育は、隣国との関係改善のためにも有意義だと思います。

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