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二重峠の石畳
- 2014/09/02(Tue) -
豊後街道で最大の難所は、阿蘇外輪山の西側の二重峠石畳といわれています。七里木と八里木の間です。
そしてこの石畳こそが、私のサイクリングにとっても、最も過酷なものとなりました。

これまでは山道でしたが、七里木を少し過ぎたあたりから、いかにも阿蘇らしい高原風景に変わります。
やがて大きな交差点。この交差点に接する4つのコーナーのうちの3つに、石碑が建てられています。
なぜ3カ所に石碑が別々に立っているのか。ひとつひとつチェックです。

進行方向右向こうにあるのは「西南の役戦跡」の石碑でした。豊後街道の難所も、戦地となったわけですね。
進行方向左向こうの石碑は「阿蘇北部広域農道記念碑」。ミルクロードそれ自体を記念するもの。必要?
進行方向左手前のいちばん立派な石碑は、地元の有力政治家だった藤田義光氏の「祈念碑」。でかすぎ。

おまけに二重峠は、もう少し先にありました。先ほどの交差点は、石碑を建てやすい立地だったのでしょう。

さて、峠から始まる石畳は、全長1.6kmで標高差200m。その数値の意味を、よく吟味しておくべきでした。
車両進入禁止とのことなので、自転車を押して、下ることにしましたが、これが、地獄でした。
はじめはまだ、高原風景も見えて爽快でしたが、やがて森の中に入り、傾斜もどんどんきつくなります。
薄暗く湿っていて、石畳には苔が生えて滑りやすく、石も平坦ではなくゴツゴツしてて、すごく歩きにくい。
下まで落ちて行きそうな自転車を必死に制御しつつ、ずいぶん時間をかけて、その難所を下ったのでした。
もちろん帰り道は、別のルートにしました。自転車を押して石畳を登るなんて、絶対不可能。

参勤交代では、この石畳を駕籠を担いで上り下りしてたなんて、想像できません。きっと地獄です。

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