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過重労働の解消
- 2014/10/11(Sat) -
当院の近所にある牛丼店「すき家」は、いまでも年中無休24時間営業ですが、これはまれなケース。
他の多くのすき家の店舗ではすでに、今月から深夜営業が休止されています。
劣悪な労働環境が問題となり、深夜の1人勤務体制を解消しようとしたら、人手が足りなくなったからです。
過重労働を前提とした、ゼンショーの低コスト運営が、当然のようにほころびたわけです。

小児科や産婦人科などの勤務医の、過重労働を前提とした低コスト運営も、多くの病院で行われています。
勤務医らの労働条件を改善しようとしたら、人手が足りずにまともな診療ができなくなるでしょう。

テレビ番組が時々、小児科医や救急医などをとりあげ、過酷な勤務をこなす医師の姿を紹介してくれます。
そのような特集番組はいつも、使命感に燃える勤務医の活躍ぶりを、格好良くポジティブに描きます。
たとえ勤務医がホントはヘトヘトでも、なにしろ患者と比べれば相対的に元気ハツラツなのです。

労働条件が悪いので医師を休ませよう、これでは医療水準が低下するぞ、という風には決して描かれません。

これが、牛丼店員の1人夜勤に密着して、そのハードな勤務を描いたら、どんな番組になるでしょう。
接客、衛生面、防犯上の観点からも、店員1人じゃムリだろう、という問題提起になること間違いなしです。

20年ほどの勤務医経験後に開業した私には、病院勤務医をムダに忙しくさせないようにする使命があります。
今日からの3連休。病院の救急外来受診者を少しでも減らすことに、当院が貢献できればよいのですが。

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