FC2ブログ
血液型検査
- 2014/10/23(Thu) -
お子さんの血液型の検査を希望する親御さんが、ときどきいらっしゃいます。
幼稚園等から調べるように言われたので、というケースが多いです。

何でもとりあえず調べさせる幼稚園や保育園の考え方には、疑問を感じます。
インフルエンザやRSウイルス感染症など、園に言われたので調べて欲しい、という方が多いです。
どのような検査も、それが医学的に必要性があるときに調べるものです。

では血液型検査は、何の意味があるのでしょうか。親子鑑定ならDNAで行うべきです。
「大けがで輸血するとき必要だから」などという理由は、失礼ながら時代錯誤と言わざるを得ません。

病院等では、患者本人や家族が申告した血液型を信じて、その型の血液を準備することなどあり得ません。
母子手帳に記載してあっても、献血手帳があっても、それを鵜呑みにはしません。

輸血用の血液を準備するとき、いくら急いでいても、必ずその医療機関で次の2つの確認をします。
(1)血液型などの検査
(2)患者血液と、準備した血液製剤とを掛け合わせて、異常反応が出ないか調べる(交差適合試験)

このような厳密な検査を行うので、あらかじめ血液型がわかっていようといまいと、何もかわりません。

今でこそ、血液型検査は検査室で臨床検査技師が行いますが、私が研修医の頃は、自分で検査したものです。
自分が担当する患者が入院すると、その日のうちにすることは、問診・診察・血液型検査などでした。
検査用シャーレの上でABO式血液型検査を行い、その証拠として、凝集した血液を濾紙に吸い込ませます。
その濾紙をそのままカルテに貼り付ければ、何よりも確実な血液型判定の証拠になったのです。
古い母子手帳にも、そのような濾紙が貼ってあるはず。血液感染など心配しない、おおらかな時代でした。

関連記事
この記事のURL | 医療 | CM(0) | ▲ top
<<何でも保存する癖 | メイン | 厚労省の患者調査>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
| メイン |