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タミフルの使い回し
- 2014/12/17(Wed) -
インフルエンザ治療薬のタミフルは、1回1カプセル、1日2回、5日間内服するのが通常です。
そのため、インフルエンザと診断した日に、5日分処方し、基本的には5日分飲みきってもらいます。
しかし、あまりにも軽症ならば、2,3日の内服で終了しても良いでしょう。そこはケースバイケースです。

さて、最近目に付くのは、家族内などで見られるタミフルの融通(使い回し)。
先にインフルエンザに罹った者が、遅れて発症した者に、手持ちのタミフルを与えるケースです。問題点は、

(1)インフルエンザであるかどうか、医師の診断を受けないまま、治療を開始すること。
(2)1人分のタミフルで2人が治療を行うので、両者ともに内服日数が不足すること。
(3)タミフル内服後に医療機関を受診した場合、検査で陽性反応が出にくく、確定診断がつかないこと。
(4)原則として処方が禁じられている10歳代のお子さんに、タミフルを飲ませる場合があり得ること。

自己判断の誤りやタミフルの副作用などを考慮すれば、原則はこの通りです。しかし私の本音を言えば、

(1)状況証拠でもインフルエンザの疑いが強ければ、できるだけ早くタミフル内服を開始するのは有意義。
(2)5日間飲む必要があるかどうかは、経過次第。内服開始のタイミングが良ければ、短くて良いかも。
(3)家族内発症の場合、検査をしなくても、病状と状況でインフルエンザと診断できることが多い。
(4)10歳代への処方は控えることになっているけど、絶対禁止ではない。そもそも、その根拠も疑わしい。

もちろん、高熱の原因が本当にインフルエンザなのかどうか、それを判断するのが医者の役割です。
時間をムダにしないよう、早めの受診をお願いします。タミフルの使い回しは、緊急時限定ですので。

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