ブログを本にして出版
|
- 2015/01/08(Thu) -
|
氾濫するネット情報とは異なり、書籍には、集積、統一性、重み、労力、時間、哲学を感じます。
しかしその本を、最近はあまり読みません。たとえ読んでも、なかなか最後まで読み進むことができません。 読んでいて気になった箇所があると、すぐに読書を中断し、ネット検索してしまいます。 検索があまりにも容易になったので、ついつい脇道にそれてしまうのです。 馴染みのない熟語とか表現、書いてある内容自体に興味が湧いた際にも、読書を中断することになります。 そしてひとたびネットに向かうと、元の本に戻る機会を逸してしまうのです。 ネットは混沌とした情報の海原であり、広く眺め回すことはできても、個々の情報の重みはどうしても軽い。 枝葉にも探りを入れるうちに、情報はいくらでも拡大・発散して、当初の目的をほとんど見失います。 しかもこのような作業で得られるのは、「へえ〜」か「ふ〜ん」だけ。ほとんど時間のムダです。 しかし、ほとんどムダだけど全部ではない。まれにチラッと、珠玉のページやお宝情報に遭遇します。 作りが良く、文章も読みやすく、主義主張が一貫していて、研究も奥深い。そのまま本にできそうなページ。 こういうサイトを作れる人が、どうして本を出さずに無料のブログを続けるのか。サービス精神? このようなことを思うのも、最近知人(後輩)が自身のブログを書籍化して、けっこう売れているからです。 でも考えてみれば私のブログには、統一性、重み、哲学が無い。無料だからギリギリ許容されるんでしょう。 いや、許されているかどうかもわかりません。まさか本にするなど、考えたこともありませんよ。
|
コメント |
コメントの投稿 |
| メイン |
|