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家に帰るまでが遠足です
- 2015/03/05(Thu) -
「DOCTORS3 最強の名医」が最終回でした。このドラマではいつも、終盤に大きな手術が行われます。
手術中にたいていトラブルが起きますが、それを乗り越えて、手術は成功。術後にいつも聞かれる会話は、

外科医「では、あとはケアをよろしく」
看護師「お任せください」

違うなぁ。少なくとも私が勤務医の頃は、術後管理も他人任せにはせず、外科医主体で行ったものです。

手術がたとえ数時間で終わっても、その後の管理はしばしば「長期戦」でした。
何時間もベッドサイドに張り付き、術後経過がよくても、主治医のうち一人が必ず病院に泊まり込みました。
状態が落ち着かないケースでは、執刀医も助手も全員、泊まり込みです。

手術が成功したと思えるのは、手術終了時ではなく、患者が術後の不安定期を脱したときなのです。

夜中過ぎまでかかるような大手術だった場合、その後の管理は先の見えない「持久戦」です。
病院に2連泊することも珍しくなく、しかも連泊中に別の手術を手がけたり、病棟も外来もこなすわけです。

市民病院時代に3連泊したとき、ひげを剃ることができず、ひげボウボウになってしまったことがあります。
いい感じのひげ面になったものだから、そのまま伸ばすことに決定。以後退職まで顔中がひげモジャでした。

ドラマで描かれるような華やかな部分の裏で、外科医はもっとずっと泥臭いことをしています。
そういう部分をドラマでもしっかりと、それが無理でも少しぐらいは、描いてほしいものです。

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