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牛乳街道をゆく
- 2015/03/20(Fri) -
阿蘇外輪山の北側の尾根付近を走る県道が、通称「ミルクロード」です。
見渡す限り草原が広がる、絶好のドライブコースですが、自転車で走れば、天国と地獄の入り交じる道です。

今日は久しぶりに、車でミルクロードを走りました。目指すはジャージー牛乳の産地、小国町です。
自家製ヨーグルトを作るのであれば、その原料たる牛乳は、産地で直接買うべきだと、そう考えたのです。

ミルクロードの最初の方は、豊後街道と一部重なります。沿線にハイテク工場が点在する、普通の山道です。
その豊後街道に離れを告げる二重峠のあたりから、いきなり視界が開けます。森が草原に変わります。

ただし今日の阿蘇は、ちょうど野焼きの後だったので、周囲一面、焼け野が原の真っ黒けでした。
「黒阿蘇」とでも表現しましょうか。独特の寒々しさを感じる、今だけの景色。私は嫌いじゃありません。

ミルクロードというぐらいですから、周囲には牧場が多く、よく見ると遠くにたたずむ牛の姿があります。
これは乳牛ではなく、肉牛のあか牛と思われますが、乳牛のジャージー牛は、外見があか牛と似ています。

外輪山をぐるっと4分の1周ほど回ったところで、南北に走る国道と交差します。
そこを左に曲がってミルクロードに別れを告げ、国道を北に進むとすぐ、南小国町。その北が小国町です。

戦後の畜産振興計画によって、一時は国内に3万頭近くいたジャージー牛ですが、高度成長期に激減しました。
ホルスタイン牛に比べて、乳量が少ないからです。質(乳脂肪率)よりも量の時代だったのです。

それでもかたくなにジャージー酪農を続けたのが、熊本の小国と岡山の蒜山(ひるぜん)だそうです。
いま小国と蒜山が、日本のジャージー牛乳の2大主要産地です。
同業者が次々に撤退していく事業を、創意工夫しながらあえて続けた経営判断が、実を結んだわけですね。

小国は北里柴三郎の生誕地。ジャージー牛乳を買ったあとで、北里柴三郎記念館にも立ち寄りました。
その話はまたいつか。

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