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石臼を回るラクダ
- 2015/03/23(Mon) -
「ごま油をしぼるために、石臼のまわりをグルグル回るラクダは、なぜ目隠しされているのか」
という質問をいただきました。日ごろブログのネタに困っている私としては、うれしさ3割、困惑7割です。

そのようなラクダの存在など知らないし、ましてやラクダが目隠しされているなど、思いもよらぬことです。
ネット検索するとたしかに、目隠しをされたラクダが石臼を回している画像があります。初めて見ました。

(1)「動揺病を防ぐため」これが最初に思いついた答です。
動揺病というのは、乗り物酔いのような、からだの動きに伴う病的な自律神経症状のことです。

内耳にある、半規管や耳石器などの加速度センサーによって、体の動きが感知されます。
体の空間認知は、その内耳からの加速度情報と、視覚情報と、体性感覚などを照合して行われています。
それらの情報が一致しないと、脳は異変を感じて、自律神経を刺激することになります。

石臼をグルグル回していると、目の前の景色は横に流れるのに、内耳は回転加速度を感知し続けます。
そのギャップによって脳は混乱し、異常事態を宣言し、ついに嘔吐中枢を刺激する。
これを回避するためには、視覚情報を遮断すればいい。だからラクダは目隠し。そんな理屈でどうでしょう。

(2)「同じ場所をグルグル回ることに嫌気が差すのを防ぐため」これは、とんち回答。
ラクダでも人間でも、単純労働はつらいもの。どこか目的地に向かって歩いていると思わせる作戦です。

(3)「悲しみに満ちた瞳を人間が見たくないから」というのが出題者の模範解答。
ひどく狭い部屋で、休憩もなく10時間以上グルグル回り続けるとか。動物愛護の精神からも疑問です。
でもそんなに長時間、回り続けることができるのだから、(1)も(2)も正解かもしれません。

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