年度末の予防接種
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- 2015/03/24(Tue) -
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定期予防接種の規則等に変更があるとき、保健所が「予防接種説明会」を開催します。昨日がそれでした。
そのため当院は、通常よりも1時間早い午後6時に、診療を終了させていただきました。 年度末の予防接種説明会は、定期予防接種における、次年度からの変更点や注意点の周知徹底が中心です。 しかし、まだ今年度が1週間残っています。喫緊の課題は、残る1週間における注意点の周知徹底でしょう。 なので今日は、あと1週間で接種期限が切れる、いくつかのワクチンについて、注意喚起をしておきます。 (1)麻しん/風しん混合(MR)ワクチン 第2期定期接種 対象年齢は「5歳以上7歳未満の者であって小学校就学前の1年間の間にある者」、つまり「年長児」です。 いま、駆け込み接種の方がたいへん多いワクチンです。 昨日は「もう卒園したのですが」というご相談も受けましたが、3月末までは年長児扱いです。大丈夫。 (2)成人用肺炎球菌ワクチン 定期接種 対象年齢は、本年度に65、70、75、80、85、90、95歳および100歳以上の誕生日を迎える(迎えた)方。 この制度は、平成30年度までの5年間限定です。平成31年からの対象年齢は、その年度の65歳の方だけ。 今回はパスして、5年後に接種しようと考えている方はいませんか。5年後はありませんよ。 いま対象年齢の方は、あと1週間が、生涯にわたってのラストチャンスなのです。 (3)水痘ワクチン 定期接種 対象年齢は「生後12 月から36 月に至るまでの間にある者」、つまり1歳と2歳のお子さんです。 今年度に限り特別に、3歳と4歳のお子さんも接種対象です。この「経過措置」が、あと1週間で切れます。 期間限定で、しかも過去に水痘ワクチンを任意接種したことのない子ども限定の、ケチな経過措置です。 ともかく、水痘に罹ったことのない3歳4歳児は、ワクチン接種のラストチャンスです。急ぎましょう。
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