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多数決の原理
- 2015/03/26(Thu) -
大塚家具の株主総会は明日。どうでもいい話なんだけど、興味が無いわけでもありません。

株主総会に限らず、さまざまな重大局面で、多数決による決定が行われます。
最大多数が全体の意思を決定するのが、民主主義の大原則。なので少数意見が軽視される問題があります。

例外的に、ある少数意見を尊重しようということになったとしても、そのことを決定するのは多数の意見。
これは結局、少数意見がそのまま採用されたのではなく、多数派が考えを改めただけに過ぎません。

二者択一を迫られたとき、つねに少数意見の方に従う「少数決」という言葉を目にしたことがあります。
もちろんギャグです。よく考えてみれば、あり得ない設定です。
なぜなら、少数決の結果に誰かが異議を唱えたら、こんどはその意見に従わざるを得なくなるからです。
どのような少数決の判断も、つねに別の少数意見によって覆され、何も決定できません。

多数決で怖いのは、前にも書いたように、「悪」が多数になったときに「善」が挽回できないということ。
もう一つは、わずかに半数を超えただけで、その勢力が全体を制するということ。
衆院選の小選挙区でも、このことが問題になります。

最近の話題は、中国主導で設立準備が進んでいる「アジアインフラ投資銀行」でしょう。
中国が資金の50%超を出資すれば、議決権の過半数を手にして、思いのままで運営できる仕組みのようです。
半数を制すれば、全体を制するという、民主主義の原理を悪用したわけです。
とても民主的な国家とは言えない中国が、こういうところだけは、民主主義です。

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