腹腔鏡手術問題
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- 2015/04/30(Thu) -
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東京女子医科大学病院と群馬大学医学部附属病院は、「特定機能病院」の承認が取り消されるようです。
女子医大の取り消し理由は、昨年の「プロポフォール問題」です。この件は、前に書きました。 プロポフォールを小児の集中治療で使うことが、本当に責められるべきものなのか、私には疑問です。 それよりも、平成13年の、心臓手術での執刀医のミスを、別の医師になすりつけてカルテを改ざんした問題。 あのときの特定機能病院取り消しこそ、永久取り消しにしてもいいほどの、大問題だったと思います。 群馬大学の取り消し理由は、最近話題の「腹腔鏡手術問題」です。 これはしかし、1人の執刀医の問題と、病院としての問題の2つに分けて考えなければなりません。 そして後者(病院)の問題が大きいとの判断から、特定機能病院取り消しになるわけです。 このニュースを聞くたびに私は、「腹腔鏡」を「ふくくうきょう」と発音していることが気になります。 でもこれはマシな方。なにしろ何年か前までは「ふくこうきょう」と言ってましたから。 医療従事者は「ふっくうきょう」と言います。それ以外の言い方を、医療現場で聞いたことがありません。 考えてみて下さい。「腹筋」は、「ふくきん」ではなくて、「ふっきん」と促音で読むのが普通です。 であるならば当然、「腹腔」は、「ふくくう」ではなくて、「ふっくう」と促音で読むのが自然です。 メディアはどうしてそんなことが、わからないのでしょうね。
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