触覚を刺激する
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- 2015/05/18(Mon) -
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Apple Watchを使ってみて、明らかに「新しい」と感じたこと。それは「触覚」です。
さまざまな情報が、独特の振動によって通知されます。これが、経験したことのない感触なのです。 ちょうど、iPhoneで最初に自分の指紋を登録するときに、指先に奇妙な振動を感じる、あれに似ています。 リズムは多彩です。ある時は「トトン」、またある時は「トゥトゥトゥッ」、あるいは「トゥクトゥク」。 ともかく「ト」で始まる感触なのです。「手首を軽く叩く」という言葉では、うまく表現しきれません。 しいて言うなら「消しゴム付き鉛筆の消しゴムの部分でリズミカルに叩く感じ」とでも言いましょうか。 ケータイやスマホのように、振動音が周囲に聞こえるようなことは、ありません。とにかく微振動なのです。 Apple Watchを装着している本人だけに、こっそり、心地よく伝わるところがミソです。 この絶妙な振動を起こすメカが、「Taptic Engine」とよばれる、「リニアアクチュエータ」です。 リニアアクチュエータとは、小さなリニアモーターによる往復運動で、小刻みな振動を生じさせる装置です。 スマートウォッチは、単に身近にあるだけではなく、常に手首に密着するデバイスです。 人の触覚を刺激するApple Watchは、その特徴を生かした点が、私は新しいと感じました。
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