ジョン・ナッシュ氏死去
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- 2015/05/25(Mon) -
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「ゲーム理論」。と言っても、モンストとかパズドラとかの、攻略法の話ではありません。
経済分析に使われる理論で、これを突き詰めたジョン・ナッシュは、94年にノーベル賞を受賞しました。 そのナッシュ氏が昨日(日本時間)、死亡したとのこと。タクシー乗車中の事故というのが、残念です。 統合失調症と闘いながら、ついにノーベル賞を受賞したナッシュ氏の半生は、映画にも描かれました。 2001年のアカデミー作品賞などを受賞した「ビューティフル・マインド」は、私の大好きな映画です。 主演のラッセル・クロウも良かったけど、奥さん役のジェニファー・コネリーもまた、良かった。 人生ドラマの中に、私の好きな要素「スパイ」「暗号」「数学」が盛り込まれているところもポイント。 では「ゲーム理論」とはなんぞや。この機会に、ちょこっと勉強したので、私なりの解釈を書いてみます。 個人間でも企業間でも国家間でも、二者間でも三者間でもそれ以上でも、駆け引きというものがあります。 それぞれが自分の利益を考慮しつつも、相手の出方を想定し、裏をかかれないように、熟慮します。 メンバーがすべて、同様に合理的戦略を練ると、一定の均衡「ナッシュ均衡」に落ち着くというわけです。 一人勝ちすることよりも、一人負けしないことを重視する意思決定法、というのが私の理解です。違うかな。 違うかもしれないので、人に言わないでください。 そんなわけで今夜、ナッシュ氏追悼の意味で、急遽、「ビューティフル・マインド」を鑑賞しました。 精神的に病的な個性を持つ天才が、さまざまな苦悩の末、ついに大事を成し遂げて社会から賞賛される。 その天才を支え続けた奥さん。その2人が同時に事故で亡くなったというのが、なんともいたたまれません。 |
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