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どうしてピロリか
- 2015/06/17(Wed) -
ピロリ除菌治療、続けてますよ。もちろん断酒も。
胃がんの原因につながる細菌なので、除菌した方が良いのですが、どうにも危機感を抱きにくい感染症です。
もしかするとそれは、菌の名前「ピロリ」からくる、可愛らしい印象が原因かもしれません。
凶悪な病原体のはずなのに、ピロリと聞くと、なぜか力が抜けてしまいます。

NHKの幼児番組「にこにこぷん」の弱虫キャラクター「ぽろり」にも似た、おとぼけイメージです。

生後2,3週の赤ちゃんが、哺乳するたびに勢いよく嘔吐する、「肥厚性幽門狭窄症」という病気があります。
胃の出口を「幽門」といいますが、その部分の筋肉が厚くなって狭くなる病気です。
胃の入口は「噴門」といいますが、その部分を逆流して胃の内容物がまさに、噴水のように出てきます。

肥厚性幽門狭窄症は、第1子の男の子に多い病気です。点滴で応急処置し、手術で幽門の筋肉を切り広げます。

幽門のことを、ラテン語で「ピロルス(pylorus)」といい、ここから発見されたので、ピロリ菌だそうです。
さらに「ピロルス」の語源は、ギリシア語の「ピロロス(πυλωρός)」で、元々は門番の意味だとか。
その門番が、異常にムキムキになった病気が、肥厚性幽門狭窄症というわけです。
なお、「ぽろり」の本名を調べたら、「ぽろり・カジリアッチIII世」でした。

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