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感染と初期対応
- 2015/06/18(Thu) -
韓国では、MERSの感染が拡大し、感染者165人、死者23人となりました。日本への上陸も心配です。
MERSは感染力が比較的弱いので、患者との濃厚接触を避ければ、感染するリスクは少ないと考えられます。

しかし逆に言えば、患者と濃厚接触した者を、どれだけ確実・迅速に隔離できるかが、とても重要です。

最初の患者と2次感染者が転院した、サムスンソウル病院での院内感染が、感染拡大の最大の要因でしょう。
この失敗を他山の石として、MERSが万一日本に上陸した際には、的確な初期対応をしなければなりません。

潜伏期の長い感染症なので、水際対策の効果は限定的です。発病後の初動が、何よりも重要です。
われわれ医療従事者は、受診者の病状と生活歴(韓国滞在歴等)には、とくに気を配らなければなりません。

日本でいま、MERS以上に問題となっているウイルス感染と言えば、日本年金機構の情報流出問題でしょう。

最初のパソコンの「感染」が確認された際に、特別な対策を取らなかったことが、初動の最大の問題でした。
その10日後ごろになって感染が拡大し、ついにウイルスが「発病」、つまり個人情報が流出したわけです。
警視庁から連絡を受け、年金機構がパソコンをネットから「隔離」したのは、最初の感染の21日後でした。

年金機構だけでなく、厚労省内部の報告態勢の不備も、問題視されています。とにかく初動が甘いのです。
もしもMERSが上陸したとき、厚労省の初期対応は大丈夫なのでしょうか。

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