「火花」を読む
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- 2015/06/19(Fri) -
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又吉直樹の小説「火花」が、芥川賞の候補に選ばれたと、今朝から報じられています。
つい昨夜、テレビ番組の「アメトーーク」で、その又吉氏の「読書芸人」ぶりを見たばかりでした。 そういうわけで、これはタイミングなんだろうと思い、休診日の今日、「火花」を読むことにしました。 さて、読みたい本があるとき、入手経路はおもに、(1)通販、(2)書店、(3)電子書籍です。 電子書籍であれば、AppleのiBook版や、AmazonのKindle版を、価格1,000円ですぐ入手できます。 しかし今回は、せっかくなので、実体のある単行本を買おうと決意しました。 通販の悪い所は、本が届いた時にはしばしば、読みたい気分のピークを過ぎていることです。 ここは、気分が変わらないうちに書店に直行です。近所の紀伊國屋書店に、朝一番で行くことにしました。 紀伊國屋書店が入っているゆめタウンに、9時半の開店と同時に突入し、2階の紀伊國屋へ向かうと・・・ あらら、まだ準備中。どうやら書店は10時開店らしい。1階の喫茶店で、30分ほど時間をつぶします。 10時入店。店頭の目立つ場所に「火花」を発見。新刊本コーナーにも、平積みの「火花」を確認。 ここですぐに、「火花」を手に取ってレジに持って行くような、恥ずかしいことをしてはなりません。 それではいかにも、今朝のニュースを見て慌てて買いに来た客だと、見透かされてしまうからです。 まずは、付近の新刊本をひと通り見て回り、何冊か手に取り、ほほう、などという表情を浮かべてみせます。 そしておもむろに、おや「火花」ですか、最近話題ですね、ちょっと読んでみますか、という風に演じます。 そのような私の一連の仕草を、カウンターの中から店長が、ずっと見ていました。
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