投票のYES/NO
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- 2015/07/03(Fri) -
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ギリシャの国民投票が近づいてきました。
「EUやIMFなどが提示した財政緊縮策を、受け入れるべきかどうか」という選択肢への投票です。 チプラス政権は「ノー」に投票するように呼びかけています。 投票用紙には、チェック欄が2つ。上が「OXI」(ノー)、下が「NAI」(イエス)。 緊縮策に反対の意思表示をするために、首相が呼びかけた国民投票ですから、当然「ノー」がメインです。 私がまず驚いたのは、スペルが「NO」に似てるのに、「NAI」が「YES」の意味だというところ。 たぶんギリシャ人は、そのことには驚かないと思います。 でも発音は「ナイ」なのに、意味は「YES」ですよ。それって「アリ」ですか、「ナイ」(by ギリシャ人)。 思い出すのは先週の、米国議会下院での法案可決のニュース映像。 TPP交渉妥結に必要なTPA法案と一括法案とされながら否決され、分離されていたTAA法案の、再可決です。 ていうか、こんな略号ばかり使っていては教育上問題ありと、PTAから叱られそう。 米下院は電子投票です。その掲示板に表示されたのは、「YEA」(賛成)286、「NAY」(反対)138。 議場内では、議員らが「YEA(イエイ)」を連呼していましたが、なんか「イエーイ!」にも聞こえました。 「YES/NO」ではなく「YEA/NAY」だとは、なんとも儀式めいた、古風な感じがします。 おそらく、英国議会ゆかりの言葉なんだろうなと思って調べたら、しかしこれがまた違います。 英下院では「AYE/NO」だそうですね。 「AYE」の発音は「アイ」。議員たちが「アーイ!」と連呼していたら、笑えます。
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