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帯状疱疹の予防
- 2015/07/08(Wed) -
今夜の「ためしてガッテン」のテーマは、「帯状疱疹!超早期発見SP」でした。

帯状疱疹は、いちど水痘に罹った後に、長い間体内に潜んでいた水痘ウイルスが、突然引き起こす病気です。
その予防ためには、子どもと大人へのワクチン接種が必要です。

(1)子どもへのワクチン接種
昨年始まった、1歳〜2歳の幼児を対象とする定期予防接種によって、やがて日本の水痘は激減するでしょう。
ただしそのためには、できるだけ高いワクチン接種率が必要です。どんどん宣伝すべきです。
特例措置として半年間だけ行われた、3歳〜4歳のお子さんへの接種助成も、もっと長く続けるべきでした。

定期接種によって、やがて帯状疱疹も激減するでしょう。しかし過渡期にはむしろ増えるのが問題なのです。

(2)大人へのワクチン接種
現時点では、ほとんどの大人が、過去に水痘に罹患して、すでに水痘の免疫を獲得しています。
その免疫は、水痘ウイルスに時々接触することによって、補強されます。これが「ブースター効果」です。
もしも世の中の水痘が激減すると、ブースター効果が失われ、免疫が補強されなくなってしまいます。
免疫が低下することが、帯状疱疹発症の原因となります。
だから、すでに水痘に罹患した大人に対しても、ワクチンを接種して、免疫を維持する必要があるのです。

ガッテンではむしろそのことを、もっと掘り下げて解説してほしかった。早期発見より予防の方が大事です。

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