インフル接種料金値上げ
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- 2015/09/13(Sun) -
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インフルエンザワクチンの接種料金は、今シーズン、全国の医療機関で値上げされることになりそうです。
前に書いたように今回から、インフルエンザワクチンが「4価」になるのが、値上げの理由です。 「4価」とは、「4つの株のウイルスに有効」という意味。「価」は、有効成分のようなものです。 以前は「3価」だったので、「4価」になると、有効成分は1.33倍に増えることになります。 これに伴って、ワクチンメーカーは、ワクチン価格を値上げしました。しかも1.33倍どころではありません。 この機を逃すまいという、一種の便乗値上げです。しかも、各社一斉です。 まあしかし、過去何年もの間、ずっと値上げしてこなかったので、ある程度はしかたありません。 メーカーが値上げし、薬品卸が値上げするので、末端の医療機関も、接種料金を上げざるを得ません。 料金が高くなれば、今シーズンは、接種人数が減るかもしれません。 それを予測して、ワクチンメーカー各社は、製造量を昨シーズンよりも11%ほど減らしたそうです。 おりしも、インフルエンザワクチンの有効性を疑問視するような研究結果が、出ました。 前々シーズンのワクチン接種後の大規模調査で、乳児と中学生への接種効果が認められなかったとのこと。 これもまた、接種への逆風になるかもしれません。 これまで接種を推奨してきた当院としても、少々及び腰になりそうな、今年のワクチンシーズンです。 そんないきさつがあったもので、いまだに予約受付を開始できておらず、ご迷惑をおかけしております。
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