ハイタタキ
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- 2015/10/02(Fri) -
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NHKは定期的に、有識者を交えて「放送用語委員会」なるものを開催し、「用語の決定」をします。
6月の委員会における、放送表記と読みの決定事項が、昨日、NHKのサイトに公開されていました。例えば、 【十把一からげ】 「ジッパヒトカラゲ」を推奨、「ジュッパヒトカラゲ」も許容 これまでは、両者には優先順位は付いてなかったのに、今回から「ジッパヒトカラゲ」が優先です。 同様に、【十中八九】は「ジッチューハック」が推奨されています。伝統的読みを優先させる方針とのこと。 【蠅】 「ハエ」のみ(「ハイ」は認めない) これまでは「ハイ」も認められていたことに、逆に驚きます。東京下町では「ハイ」と言う人が多いとか。 さらに驚くのは【蠅叩き】。今回から「ハエタタキ」推奨ですが、従来は「ハイタタキ」限定だったようです。 「ゆれ」のある言葉は、必ずしもすべてを許容せず、伝統や語源も考慮するのがNHKの姿勢のようです。 しかし次のように、実情をようやく反映してくれた決定もありました。 【腹腔】 「フククー」を推奨、「フックー」も許容、「フクコー」は使わない(医学用語以外でのみ使う) これまでは「フクコー」だけが認められていたので、【腹腔鏡】の「フククーキョー」と食い違っていました。 今後は「フククー」も「フックー」も「フククーキョー」も「フックーキョー」も堂々と使うことができます。 少なくとも、「フクコーキョー」というオカシな読みは、もうなくなるはずです。
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