書籍の所有欲
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- 2015/10/23(Fri) -
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Amazonで本を検索するとたいてい、「Kindle版」「単行本」「文庫」という三択が、提示されます。
単行本と文庫にはそれぞれ、「新品」「中古品」「コレクター商品」という選択肢があります。 多くの場合私は、単行本の中古品を、しかもいちばん安いもの、もし1円のものがあればそれを選びます。 ただし配送料が257円かかることが多く、実質の値段は最も安くて258円ということになります。 単行本を選ぶのは、装丁が凝っているからです。本棚に並べたときに、文庫本の背表紙は面白味がありません。 どんな本でも、読みたいと思った瞬間から時間が経てば経つほど、私が実際に読了する確率は低下します。 書店でふと発見した面白そうな本を、その場で買って帰るのが、いちばん読了率の高いケースです。 通販の場合、朝発注して夕方には本を入手できたとしても、もう、かなり読書意欲が失われています。 だから私には、電子書籍がいちばん適しているのです。 もちろんAmazonの「Kindle版」ではなく、私はAppleの「iBook版」を選びます。両者の値段はほぼ同じ。 そうは言いながらも実際には、私が電子書籍を買うことはまれです。所有欲が満たされないからです。 これは音楽と同じ。私はどうしても、目に見える「モノ」を手元に置きたいタチなのです。 パソコンソフトの中には、ダウンロード版を買うと、あとでパッケージ版も送ってくるものがあります。 すぐにソフトを使い始めることができ、しかも手元には、ディスクと紙のマニュアルと箱が残ります。 こういう気遣いは、大歓迎です。 書籍の場合にも、紙の本と電子書籍の「ハイブリッド版」をぜひ、販売してもらいたいものです。 読みたい瞬間にすぐに読めるし、所有欲も満たされます。書籍の購入目的は、読むことだけじゃないのです。
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