4種混合ワクチンも欠品
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- 2015/10/28(Wed) -
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化血研のインフルエンザワクチンが、やっと出荷再開になったと思ったら、こんどは「4種混合ワクチン」。
乳幼児に接種する、化血研の4種混合ワクチンが、出荷停止からついに欠品となりました。 4種混合ワクチンとは、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオの、4つの混合ワクチンです。 インフルエンザワクチンでは化血研の国内シェアは29%でしたが、4種混合ワクチンは64.2%と圧倒的。 化血研欠品のあおりを受けて、他社製の4種混合ワクチンも、すでに今朝から入手が困難になりつつあります。 4種混合ワクチンの1期初回接種は、0歳3カ月から5カ月までに3回行うのが標準です。 欠品で接種できないようなことがあると、乳児の予防接種プラン全体にもかかわる、大問題です。 問題は単純ではなく、化血研の不始末が厚労省の怒りを買い、厳しい罰を受けている構図にも見えます。 「欠品のお詫び」という化血研の文書を見ると、ワクチン類を出荷停止している理由はこれまで同様に、 「承認書と製造実態の齟齬等について厚生労働省への報告が適切に行われていないことが判明したことから」 としています。 「製造実態」が問題なのではなく、手続き上の不備なのだと言わんばかりなのは、いかにも無責任な態度です。 またこの製造の問題は「もう10年以上前に起こっておりました」と、化血研の理事長が言うのにも驚きます。 毎日のように乳幼児に接種している、大事なワクチンです。 このさい化血研の膿を徹底的に絞り出して、信頼を取り戻してもらいたいものです。
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