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パイル業界の壁
- 2015/11/15(Sun) -
杭打ち不正問題では、同業他社のデータ流用も判明し、この業界全体の問題であることが明らかになりました。
業界団体の会長も務める、ジャパンパイルの黒瀬社長の発言で、すべてが飲み込めてきました。

記者「記録・報告用のデータが取得できないと流用するのか」
社長「そうだ。業界全体で行われているだろうが、工事はしっかりやっているはずだ」
  「杭が想定より短ければ元請けに必ず報告し対処する。未到達を知りながら放置することはあり得ない」

ここですね。元請けや一次下請けレベルの言うことは、建前なのです。
孫請け以下の不正を、うすうす感じていたとしても、見て見ぬ振りをして責任を回避し、納期だけは守らせる。

阪神・淡路大震災のとき、倒壊した建物に、多くの手抜き工事(欠陥住宅)が見つかりました。
倒壊さえしなければ発覚しなかった問題点も多く、見つからなければ何でもアリとも言える様相でした。
まして基礎工事は、横浜のマンションのように、建物全体の傾斜でも生じない限り、永久にバレません。

ジャパンパイルと聞いて思い出したのは、「パイルD-3の壁」という、ドラマ「刑事コロンボ」の一話です。
(以下、ネタバレあります)

基礎工事で打ち込んだ杭(パイル)というものは、いちど打ち込むと、めったに抜くことがありません。
そこで、パイル打ち込み場所の深い穴の底に死体を隠せば、永久に見つからない、ということになります。
真犯人に墓穴を掘らせるために、コロンボが仕組んだワナとしては、とくに秀逸な部類に入るものでした。

杭打ちデータ偽装も、絶対に発覚しないと思うからこそ、つい手抜きや不正に手を染めてしまうのかも。

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