4種混合ワクチン品不足
- 2015/11/17(Tue) -
4種混合ワクチンは、化学及血清療法研究所(化血研)と阪大微生物病研究所(阪大微研)の2社が製造しています。
国内シェアは、化血研が64.2%、阪大微研が35.8%。

このうち、化血研の4種混合ワクチン(商品名クアトロバック)が欠品となって、3週間ほどたちました。
日本中が、阪大微研のワクチン(商品名テトラビック)を求めているのですが、それもそろそろ品不足気味。
ワクチンというのは、簡単に増産できるものではないのです。

そんな折も折、救世主が登場します。北里第一三共の「スクエアキッズ」です。発売は12月14日。
ただ残念なことに、「スクエアキッズ」の製造量は、それほど多くはありません。
よもや化血研の「事件」など想定していなかったので、需要に見合った本数しか作っていないからです。

4種混合ワクチンは、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオの4つを予防するワクチンです。
子どもの頃にこのワクチンを接種した、いまの大人が、ときどき百日咳に罹ります。大学で流行したりします。

大人の百日咳は、咳が長引いて困る、ぐらいの症状のことが多いのですが、これが乳児にうつると一大事です。
乳児が百日咳に罹患すると、しばしば重症で、生命に関わることもあります。
だから、生後3カ月からすぐに、4種混合ワクチンの接種を始めるのです。

そのワクチンの供給がいきなり3分の1に減ってしまったいま、接種には優先順位を付けざるを得ません。
一度も接種をしていない乳児が最優先です。3回の接種を済ませた後の追加接種は、いちばん後回しです。

実害があまりに大きいので、化血研のワクチンをなんとか出荷できないか、各団体から要請が出始めています。
しかしまた、いくら緊急措置だとしても、化血研のワクチンは信頼できるのかと、危ぶむ声もあります。

化血研からワクチンが再出荷される場合、それは作り直したものではなく、出荷を止めていたワクチンです。
再出荷に際しては、万全の品質点検と徹底的な情報開示が、絶対条件でしょう。

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