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技術的自転車操業
- 2011/11/08(Tue) -
iPhone4Sのバーチャル秘書機能「Siri」については、以前も触れましたが、昨日の日経では、
「まだ未熟な段階だがAppleはあえて投入した」と分析されていました。

なるほどその通りだと思います。
画期的な技術であればあるほど、たとえ未熟でも、ともかく誰よりも早く市場に送り出し、最初にトップシェアを獲得することで、当面の優位性を保つ戦略なのでしょう。
AppleがiPodやiTunes、iPhone、iPadでやってきたことと同じです。

しかしどんなに新しい技術やシステムも、やがて世界中の企業が真似して、最終的には、安価なものが市場を制します。
まさにAppleの歴史がそれを物語っています。

Windowsが登場したとき、Macの模倣じゃないかとAppleファンは憤慨しましたが、結局Windowsのシェアは圧倒的なものとなりました。
iPhoneですらAndroidスマートフォンにシェアを奪われ、やがてiPadも同じ道をたどるでしょう。

Appleは、革新的な製品やサービスを次々と打ち出し続けるしかなく、立ち止まったら追い越されます。
そんなことを考えていて、「技術的自転車操業」という言葉を思いつき、ちょっと悦にいってます。

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