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ラジウムとラドン
- 2011/11/11(Fri) -
世田谷で相次いで発見されたホットスポットの原因は、ラジウムと報道されました。

ラジウムと言えば、キュリー夫妻が発見した、由緒ある放射性元素です。
自然界のウランが放射線を出しながら崩壊して、ラジウムに変わります。
そのラジウムがアルファ線を出すと、ラドンという気体に変わります。
地球上の自然放射線の大半が、ラドンによるものだそうです。

ラジウムもラドンも、温泉(放射能泉)でおなじみの元素です。
放射線は、ごく微量であればむしろ生体に有益である、との考え方があり、ホルミシス効果といわれています。
それが放射能泉の効能でもあるわけですが、議論の余地のある学説です。

それにしても、今のご時世、ラジウム温泉の客の入りはどうなんでしょうか。

ついでに、ラドンで思い出すのは「大怪獣ラドン」。ご当地熊本阿蘇出身(?)の怪獣です。
名前からして、その誕生に際しては放射能が関係しているのかと推測したのですが、ネットで調べてもはっきりしません。

検証のために、「空の大怪獣ラドン」(1956年, 東宝)のDVDをAmazonで購入して、観てみました。
カギは、平田昭彦演じる古生物学者の柏木博士が握っていました。
博士は怪獣を、白亜紀の翼竜プテラノドンが現代によみがえったものと断定し、その略称として「ラドン」と呼び始めました。

しかしなぜプテラノドンが復活したのかと問われて博士は、原水爆実験が関係している可能性がある、と答えています。
ゴジラ同様、怪獣という突拍子もないモノを登場させる要因としては、核実験がうってつけだったようです。

結論。怪獣ラドンは、元素ラドンとは無関係だけど、放射能とは関係があるかも。

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