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出生数増加に転じる?
- 2016/01/02(Sat) -
厚生労働省の人口動態統計の年間推計は、なぜか毎年、元日に公表されます。今年はめでたいニュースでした。
注目されていた出生数は、過去最低の前年を4千人上回り、100万人を切ることは避けられたようです。

「年間推計数」とは、1〜10月までの速報値をもとにして、推計した数値とのこと。その計算式はおおむね、

平成27年の推計数 = 平成26年の確定数 x ( (平成27年1〜10月の速報値) / (平成26年1〜10月の速報値) )

なるほど、単純に1〜10月分の数値を10分の12倍して1年分、という推計ではなかったようです。

厚労省の資料では「平均発生間隔」に目が留まります。学術的な必要性は疑問ですが、インパクトはあります。
出生だと31秒。31秒に1人生まれているということです。ところが死亡は24秒に1人。
医学がいくら進歩しても、あるいは進歩したからこそ、高齢者数がとても多く、死亡数はしばらく減りません。

婚姻件数は、戦後最少値を更新したようです。年間数十万組しかない婚姻数が、9千も減るとは激減でしょう。
その前年も1万6千組減っています。婚外子の少ない日本では、このままでは子どもがますます減りそうです。
今回の出生数の増加が、ぬか喜びに終わらないように、抜本的な少子化対策をお願いします、安倍首相。

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